JP2008505178A - アルカンの不飽和カルボン酸への選択的転化法 - Google Patents

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Abstract

開示された発明は、一般化学式:MoVaNbbTecSbdexを有し、Mは随意的であり、銀、ケイ素、硫黄、ジルコニウム、チタン、アルミニウム、銅、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、ガリウム、リン、鉄、レニウム、コバルト、クロム、マンガン、ヒ素、インジウム、タリウム、ビスマス、ゲルマニウム、スズ、セリウム、またはランタンから選択された1つ以上であってよい、混合金属酸化物触媒組成物による、アルカンの不飽和カルボン酸への一段法での選択的転化方法である。この触媒は、混合金属酸化物触媒を形成するようにか焼される、金属化合物の共沈により調製されるであろう。

Description

本発明は、混合金属酸化物触媒を用いてアルカンから不飽和カルボン酸を製造する方法に関する。本発明は、特に、テルルおよびアンチモンを含有する混合モリブドバナジウム酸塩触媒による一段気相酸化反応によりプロパンからアクリル酸を製造する方法に関する。
アクリル酸またはメタクリル酸などの不飽和カルボン酸の商業生産は、後に酸素と触媒反応される、アクロレインまたはメタクロレインなどのアルケニルアルデヒドを形成するための、プロピレンまたはイソブチレンなどのオレフィンの酸素との触媒反応によるものである。プロパンなどのアルカンには、オレフィンよりも優れた費用と入手可能性の利点がある。さらに、一段法には、現在の商業プロセスよりも優れた利点があるであろう。
一段気相触媒酸化反応でプロパンおよび他のアルカンからアクリル酸および他の不飽和カルボン酸を製造する実例がある。特許文献1には、モリブデンと、バナジウムと、テルルと、ニオブ、タンタル、タングステン、チタン、アルミニウム、ジルコニウム、クロム、マンガン、鉄、ルテニウム、コバルト、ロジウム、ニッケル、パラジウム、白金、アンチモン、ビスマス、ホウ素、インジウムまたはセリウムから選択される元素との酸化物の触媒が開示されている。
特許文献2には、モリブデンと、バナジウムと、アンチモンと、ニオブ、タンタル、スズ、タングステン、チタン、ニッケル、鉄、クロムまたはコバルトの内の少なくとも1つとを含有する触媒を用いて、プロパンおよび酸素からアクリル酸を製造する方法が開示されている。
特許文献3には、モリブデン、バナジウム、テルルおよび/またはアンチモンと、ニオブ、タンタル、タングステン、チタン、アルミニウム、ジルコニウム、クロム、マンガン、鉄、ルテニウム、コバルト、ロジウム、ニッケル、パラジウム、白金、ビスマス、ホウ素、インジウム、リン、希土類元素、アルカリ金属、アルカリ土類金属から選択される元素との金属酸化物触媒が開示されている。
特許文献4には、モリブデンと、バナジウムと、アンチモンと、ニオブ、タンタル、タングステン、チタン、ジルコニウム、クロム、鉄、マンガン、ルテニウム、コバルト、ロジウム、ニッケル、パラジウム、白金、ホウ素、インジウム、アルカリ金属、アルカリ土類金属および希土類元素から選択される元素との酸化物の触媒が開示されている。
特許文献5には、アルカンまたはアルカンとアルケンの混合物の気相酸化により不飽和カルボン酸を製造するための触媒が開示されている。この触媒は、モリブデンと、バナジウムと、テルル、アンチモンまたはニオブの内の1つと、スカンジウム、イットリウム、ランタン、レニウム、イリジウム、銅、銀、金、亜鉛、ガリウム、ケイ素、ゲルマニウム、ヒ素、鉛、硫黄、セレニウム、スズ、ビスマス、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素の内の1つとの混合金属酸化物である。テルル、アンチモンおよびニオブを含有するモリブドバナジウム酸塩触媒の開示はない。
一段気相触媒酸化反応でプロパンおよび他のアルカンからアクリル酸および他の不飽和カルボン酸を製造する方法以外の方法に、同様の組成を持つ触媒が用いられてきた。
特許文献6には、モリブデンと、バナジウムと、テルルと、ニオブと、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、アルミニウム、ガリウム、タリウム、インジウム、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、タンタル、クロム、マンガン、タングステン、鉄、ルテニウム、コバルト、ロジウム、ニッケル、パラジウム、亜鉛、スズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、ランタンまたはセリウムの内の少なくとも1つとを含有する触媒の存在下でアルカンおよびアンモニアからニトリルを製造する方法が開示されている。ある実施例(実施例12)には、組成MoV0.4Te0.2Sb0.1nの触媒が開示された。
特許文献7には、モリブデンと、バナジウムと、テルルと、ニオブ、タンタル、タングステン、チタン、アルミニウム、ジルコニウム、クロム、マンガン、鉄、ルテニウム、コバルト、ロジウム、ニッケル、パラジウム、白金、アンチモン、ビスマス、ホウ素またはセリウムの内の少なくとも1つとを含有し、特定のX線回折パターンを持つ触媒の存在下でアルカンおよびアンモニアからニトリルを製造する方法が開示されている。ある実施例(実施例4)および比較例(比較例4)には、組成MoV0.4Te0.2Sb0.1nの触媒が開示された。
特許文献8には、モリブデンと、バナジウムと、ニオブと、テルルおよびアンチモンの内の少なくとも1つと、必要に応じて、タンタル、タングステン、クロム、チタン、ジルコニウム、ビスマス、スズ、ハフニウム、マンガン、レニウム、鉄、ルテニウム、コバルト、ロジウム、ニッケル、パラジウム、白金、銀、亜鉛、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、ゲルマニウム、鉛およびリンの内の少なくとも1つとを含有し、特定のX線回折パターンを持つアモキシデーション触媒が開示されている。
テルルは、プロパンのアクリル酸への酸化に用いられる温度(350〜425℃)で揮発性になり得る。触媒性能は、テルルの損失によって影響を受けることがある。さらに、テルルは、全体のプロセスの費用を増加させる手段によって、制御しなければならない、または封じ込めなければならない環境の危険である。
米国特許第5380933号明細書 米国特許第5994580号明細書 特開平10−57813号公報 特開平10−45664号公報 米国特許第6746983号明細書 米国特許第5231214号明細書 米国特許第5281745号明細書 米国特許第6063728号明細書
本発明は、混合金属酸化物触媒により、プロパンまたはイソブタンなどのアルカンから、アクリル酸またはメタクリル酸などの不飽和カルボン酸を製造する方法である。この触媒は、MoVaNbbTecSbdexの組成を有し、ここで、随意的元素であるMは、銀、ケイ素、硫黄、ジルコニウム、チタン、アルミニウム、銅、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、ガリウム、リン、鉄、レニウム、コバルト、クロム、マンガン、ヒ素、インジウム、タリウム、ビスマス、ゲルマニウム、スズ、セリウム、またはランタンから選択された1つ以上の元素であり、aは0.05から0.99、好ましくは0.1から0.5、最も好ましくは0.3であり、bは0.01から0.99、好ましくは0.05から0.2、最も好ましくは0.05から0.12であり、cは0.01から0.15、好ましくは0.01から0.12、最も好ましくは0.01から0.10であり、dは0.01から0.2、好ましくは0.01から0.15、最も好ましくは0.03から0.1であり、eは0から0.5、好ましくは0.01から0.25、最も好ましくは0.02から0.1であり、xは、触媒組成の他の成分の価数の要件により決定される。
本発明は、広く混合金属酸化物触媒に関し、より詳しくは、モリブドバナジウム酸塩触媒に関する。本発明の触媒は、モリブデン、バナジウム、ニオブ、テルルおよびアンチモンの酸化物の混合物である。この触媒は、追加に、銀、ケイ素、硫黄、ジルコニウム、チタン、アルミニウム、銅、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、ガリウム、リン、鉄、レニウム、コバルト、クロム、マンガン、ヒ素、インジウム、タリウム、ビスマス、ゲルマニウム、スズ、セリウムまたはランタンなどのほかの金属の酸化物を含有してもよい。本発明の触媒に含まれるテルルは、通常含まれる量よりも少ない。アンチモンが存在するので、触媒に使用されるテルルは少量でよい。
本発明の触媒は、以下の化学式に記載された組成を有する:
MoVaNbbTecSbdex
ここで、随意的な元素Mは、銀、ケイ素、硫黄、ジルコニウム、チタン、アルミニウム、銅、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、ガリウム、リン、鉄、レニウム、コバルト、クロム、マンガン、ヒ素、インジウム、タリウム、ビスマス、ゲルマニウム、スズ、セリウムまたはランタンから選択される一つ以上の元素であってよく、aは0.05から0.99、好ましくは0.1から0.5、最も好ましくは0.3であり;bは0.01から0.99、好ましくは0.05から0.2、最も好ましくは0.05から0.12であり;cは0.01から0.15、好ましくは0.01から0.12、最も好ましくは0.01から0.10であり;dは0.01から0.2、好ましくは0.01から0.15、最も好ましくは0.03から0.1であり;eは0から0.5、好ましくは0.01から0.25、最も好ましくは0.02から0.1であり;xは、触媒組成のほかの成分の価数要件により決まる。
この触媒は、プロパンまたはイソブタンなどのアルカンから、アクリル酸またはメタクリル酸などの不飽和カルボン酸を製造する一段プロセスに用いられるであろう。アルカンは、3から8の炭素原子を持つものであることが好ましく、プロパンまたはイソブタンであることが最も好ましい。このプロセスは、触媒がアルカンおよび酸素と接触されられる気相反応であることが好ましい。アルカン:酸素のモル比は、0.05:1から10:1の範囲にあることが好ましい。反応対に接触時間は、0.1から10秒の範囲、好ましくは0.1から5秒の範囲にある。反応ガスに蒸気を加えてもよい。蒸気を使用する場合、アルカン:蒸気のモル比は、0.05:1から10:1の範囲の範囲にある。さらに、窒素、アルゴンまたはヘリウムなどの不活性ガスをキャリヤ媒体として用いてもよい。キャリア媒体を使用する場合、アルカン:キャリヤのモル比は、0.1:1から10:1の範囲にあることが好ましい。
本発明を使用する方法の反応温度は、320〜450℃、好ましくは350〜400℃である。反応圧力は、ゲージ圧で、0から75psi(0から約517kPa)、好ましくは5から50psi(約34から345kPa)である。
本発明を使用する方法は、不飽和カルボン酸以外に、オレフィンを含む副生成物を生成する。例えば、アルカンがプロパンである場合、一酸化炭素、二酸化炭素、酢酸およびプロピレンという副生成物が生成される。プロピレンなどのオレフィンは、他の副生成物から分離し、供給蒸気で再利用してもよい。本発明の触媒および方法は、オレフィンを不飽和カルボン酸に、例えば、プロピレンをアクリル酸に転化できる。代わりの例において、オレフィンを他の副生成物から分離し、オレフィンを不飽和カルボン酸に転化するための公知の触媒を用いて別のプロセスで不飽和カルボン酸に転化しても、または他の生成物を生成するための他のプロセスに用いてもよい。
本発明の触媒は、担持されていない触媒または担持された触媒として用いてもよい。担持されている場合、担体は、触媒の活性成分のいずれとも化学的に非反応性である不活性固体であるべきであり、シリカ、アルミナ、ニオビア、チタニア、ジルコニアまたはそれらの混合物であることが好ましい。この触媒は、初期の湿潤性、スラリー反応および噴霧乾燥を含む当該技術分野で公知の方法により担体に固定してよい。その触媒は、形状、サイズまたは粒子分布によって制限されず、プロセスにおける反応容器に適するように形成してよい。その例としては、粉末、顆粒、球体、シリンダ、サドルなどが挙げられる。
触媒は、金属成分の各々の水溶性化合物の溶液から調製されることが好ましい。化合物が水に不溶性である場合、スラリーまたは懸濁液を調製し、完全に分散または混合してもよい。代わりの例において、酸またはアルカリなどの、水以外の溶媒を用いてもよい。熱を加えて、溶媒中の溶解を促進させてもよい。一般に、適切な所望のグラム原子比の、塩または他の錯体などの元素の化合物の混合物を溶解させて、溶液を調製する。液体溶媒を除去し、得られた触媒組成物を乾燥させ、次いで、か焼させる。
適切な前駆体モリブデン化合物は、パラモリブデン酸アンモニウム、酸化モリブデン、モリブデン酸または塩化モリブデンなどのモリブデンの塩類である。適切な前駆体バナジウム化合物は、メタバナジウム酸アンモニウム、酸化バナジウム、シュウ酸バナジウムまたは硫酸バナジウムなどのバナジウムの塩類である。
適切な前駆体ニオブ化合物は、シュウ酸ニオブ、ニオブのシュウ酸アンモニウム、酸化ニオブ、含水酸化ニオブまたはニオブ酸である。シュウ酸およびニオブ酸を水中に溶解させて、溶液を得てもよい。得られた溶液に関して、シュウ酸対ニオブのモル比が、1:1から12:1、好ましくは3:1から6:1の範囲にあることが好ましい。マロン酸、コハク酸、グルタル酸およびアジピン酸などの、シュウ酸以外のジカルボン酸、またはクエン酸などのトリカルボン酸を、ニオブ酸の有無にかからわずに、用いて溶液を調製してもよい。
適切な前駆体テルル化合物は、テルル酸、二酸化テルルおよび塩化テルルである。
適切な前駆体アンチモン化合物は、酸化アンチモン、塩化アンチモン、酢酸アンチモン、酒石酸アンチモンおよび硫酸アンチモンである。
銀、ケイ素、硫黄、ジルコニウム、チタン、アルミニウム、銅、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、ガリウム、鉄、レニウム、コバルト、クロム、マンガン、インジウム、タリウム、ビスマス、ゲルマニウム、スズ、セリウムまたはランタンなどの、他の金属の適切な前駆体化合物は、シュウ酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、硝酸塩、ハロゲン化物、炭酸塩、重炭酸塩、水酸化物、酸化物などの塩であり、硝酸塩およびシュウ酸塩が好ましい。リンおよびヒ素については、適切な前駆体化合物としては、リン酸水素アンモニウム、リン酸アンモニウム、六酸化リン、リン酸、亜リン酸、ヒ酸および酸化ヒ素が挙げられるであろう。
液体溶媒は、濾過、蒸発または遠心分離によって除去してもよい。液体の除去中に熱を使用する場合、その温度が40から100℃の範囲にあることが好ましい。触媒組成物の乾燥は、当該技術分野で公知の方法により行われる。一つの操作で液体溶媒を除去し、触媒を乾燥させるための手段として噴霧乾燥を用いてもよい。触媒組成物を乾燥させた後、1から10時間に亘り250〜350℃の範囲の温度で空気中においてその組成物を熱処理することが好ましい。触媒組成物のか焼は、1から10時間に亘り550〜650℃の範囲の温度で、アルゴンまたは窒素などの不活性ガス中で行われることが好ましい。
固体触媒は、所望の結晶子サイズ、粒径、粒子の形状および/または粒径分布を得るために、遊星ボールミルによる高エネルギーボールミル粉砕または低エネルギー粉砕または破砕手段によりさらに調製してもよい。
アルカンの不飽和カルボン酸への酸化に有用な触媒に寄与する要因が2つある。第一の要因は、アルカンが転化される程度(転化率%)である。第二の要因は、所望の生成物が得られる程度(選択率%)である。これら2つの要因の積は、転じて、アルカンの不飽和カルボン酸への酸化における触媒の全体的な収率を決定する。本発明の触媒は、80%のプロパン添加率および52%のアクリル酸への選択率を達成し、42%の全体の収率を達成できる。
本発明を一般的に説明してきたが、以下の実施例は、本発明の特定の実施の形態として与えられ、その実施と利点を説明するためのものである。これらの実施例は、説明のために与えられたものであって、明細書または特許請求の範囲をいかようにも制限することを意図したものではない。
実施例1:
Mo10.3Nb0.05Sb0.15Te0.06xの公称組成を持つ混合金属酸化物を以下のように調製した:
溶液A: 165mlの水中に90℃でバナジウム酸アンモニウム(7.95g)を溶解させた。この溶液に窒素をパージした。酸化アンチモン(III)(4.92g)を加え、その混合物を約4時間に亘り91℃で加熱した。加熱を停止し、混合物を氷浴中で19℃まで冷却した。パラモリブデン酸アンモニウム(40.0g)を加え、その混合物を、窒素をパージしながら、一晩撹拌した。
溶液B: 40mlの水中でシュウ酸ニオブモノシュウ酸塩(Niobium oxalate mono oxalate)(7.12g)を一晩撹拌した。
溶液C: 40mlの水中にテルル酸(3.12g)を加熱しながら溶解させた。
溶液Cを室温まで冷却した。溶液Bを溶液Aに加え、続いて、溶液Cを加えた。得られた混合物を噴霧乾燥して、固体の触媒前駆体を得た。この触媒前駆体を1時間に亘り120℃で空気中において加熱し、次いで、5時間に亘り300℃で分解し、次いで、2時間に亘り600℃でアルゴン中においてか焼した。得られた粉末を粉砕し、加圧し、18/35メッシュで篩い分けした。この触媒2.7gを、1/2/18/15.3のプロパン/O2/N2/水の比を持つ供給物に関するプロパン酸化について試験した。その結果が表1に示されている。
実施例2:
実施例1で調製した触媒2.7gを、1/1.6/14.4/15のプロパン/O2/N2/水の比を持つ供給物によるプロパン酸化について試験した。その結果が表1に示されている。
実施例3:
Mo10.3Nb0.12Sb0.09Te0.09xの公称組成を持つ混合金属酸化物を以下のように調製した:
溶液A: 165mlの水中に90℃でバナジウム酸アンモニウム(7.95g)を溶解させた。この溶液に窒素をパージした。酸化アンチモン(III)(4.92g)を加え、その混合物を約4時間に亘り92℃で加熱した。加熱を停止し、混合物を窒素下で一晩冷却した。
溶液B: 100mlの水中にパラモリブデン酸アンモニウム(40.0g)を加熱しながら溶解させた。溶液Bにテルル酸(4.7g)を加え、溶解させた。溶液Bを室温まで冷却させた。
溶液C: 暖かい水(165ml)にシュウ酸二水和物(20.6g)を溶解させた。ニオブ酸(4.7g)を加え、その混合物を1時間に亘り90℃〜100℃まで加熱して、透明な溶液を得た。溶液Cを室温まで冷却した。溶液Bを溶液Aに加え、次いで、溶液Cを加えた。得られた混合物を噴霧乾燥して、固体の触媒前駆体を得た。この触媒前駆体を1時間に亘り120℃で空気中において加熱し、次いで、5時間に亘り300℃で分解し、次いで、2時間に亘り600℃でアルゴン中においてか焼した。得られた粉末を粉砕し、加圧し、18/35メッシュで篩い分けした。この触媒2.7gを、1/3.0/27/14のプロパン/O2/N2/水の比を持つ供給物に関するプロパン酸化について試験した。その結果が表1に示されている。
実施例4:
実施例3で調製した触媒2.7gを、1/3.0/27/14のプロパン/O2/N2/水の比を持つ供給物によるプロパン酸化について試験した。その結果が表1に示されている。
実施例5:
実施例3で調製した触媒1gを、1/3.0/27/14のプロパン/O2/N2/水の比を持つ供給物によるプロパン酸化について試験した。その結果が表1に示されている。
実施例6:
実施例3で調製した触媒2.7gを、1/1.6/14.4/15のプロパン/O2/N2/水の比を持つ供給物によるプロパン酸化について試験した。その結果が表1に示されている。
比較例1:
Mo10.3Nb0.12Te0.09xの公称組成を持つ混合金属酸化物を以下のように調製した:
溶液A: 水(400ml)中にパラモリブデン酸アンモニウム(40.1g)を、わずかに加熱(70℃)しながら溶解させた。次にバナジウム酸アンモニウム(7.97g)を加え、溶解させた。次にテルル酸二水和物(4.7g)を溶解させた。その混合物を室温まで冷却した。
溶液B: 暖かい水(165ml)中にシュウ酸二水和物(20.6g)を溶解させた。ニオブ酸(4.7g)を加え、その混合物を1時間に亘り95℃に加熱し、透明な溶液を得た。この溶液を室温まで冷却した。
溶液Bを溶液Aに加えた。その混合物は、一晩撹拌し、噴霧乾燥して、固体の触媒前駆体を得た。この触媒前駆体を1時間に亘り120℃で空気中において加熱し、次いで、5時間に亘り300℃で分解し、次いで、2時間に亘り600℃でアルゴン中においてか焼した。得られた粉末を粉砕し、加圧し、18/35メッシュで篩い分けした。この触媒1gを、1/3.0/27/14のプロパン/O2/N2/水の比を持つ供給物によるプロパン酸化について試験した。その結果が表1に示されている。
比較例2:
比較例1で調製した触媒1gを、1/3.0/27/14のプロパン/O2/N2/水の比を持つ供給物によるプロパン酸化について試験した。その結果が表1に示されている。
比較例3:
比較例1で調製した触媒1gを、1/1.6/14.4/15のプロパン/O2/N2/水の比を持つ供給物によるプロパン酸化について試験した。その結果が表1に示されている。
比較例4:
Mo10.3Nb0.05Te0.09xの公称組成を持つ混合金属酸化物を以下のように調製した:
溶液A: 水(400ml)中にパラモリブデン酸アンモニウム(40.1g)を、わずかに加熱(70℃)しながら溶解させた。次にバナジウム酸アンモニウム(7.97g)を加え、溶解させた。次にテルル酸二水和物(4.7g)を溶解させた。その混合物を室温まで冷却した。
溶液B: 暖かい水(100ml)中にシュウ酸二水和物(8.6g)を溶解させた。ニオブ酸(1.9g)を加え、その混合物を1時間に亘り95℃に加熱し、透明な溶液を得た。この溶液を室温まで冷却した。
溶液Bを溶液Aに加えた。その混合物は、一晩撹拌し、噴霧乾燥して、固体の触媒前駆体を得た。この触媒前駆体を1時間に亘り120℃で空気中において加熱し、次いで、5時間に亘り300℃で分解し、次いで、2時間に亘り600℃でアルゴン中においてか焼した。得られた粉末を粉砕し、加圧し、18/35メッシュで篩い分けした。この触媒2gを、1/3.0/27/14のプロパン/O2/N2/水の比を持つ供給物によるプロパン酸化について試験した。その結果が表1に示されている。
比較例5:
比較例1で調製した触媒2gを、1/3.0/27/14のプロパン/O2/N2/水の比を持つ供給物によるプロパン酸化について試験した。その結果が表1に示されている。
比較例6:
比較例1で調製した触媒2gを、1/1.6/14.4/15のプロパン/O2/N2/水の比を持つ供給物によるプロパン酸化について試験した。その結果が表1に示されている。
比較例7:
Mo10.3Nb0.05Sb0.15xの公称組成を持つ混合金属酸化物を以下のように調製した:
溶液A: 165mlの水中にバナジウム酸アンモニウム(7.95g)を90℃で溶解させた。酸化アンチモン(III)(4.92g)を加え、この混合物に窒素をパージして、約4.5時間に亘り92℃で加熱した。加熱を停止し、その混合物を窒素下で一晩冷却した。回転蒸発により水(105ml)を除去した。パラモリブデン酸アンモニウム(40.0g)を加え、この混合物を窒素下で4.5時間に亘り撹拌した。
溶液B: 40mlの水中でシュウ酸ニオブモノシュウ酸塩(7.12g)を5時間に亘り撹拌した。溶液Bを溶液Aに加え、得られた混合物を噴霧乾燥して、固体の触媒前駆体を得た。この触媒前駆体を1時間に亘り120℃で空気中において加熱し、次いで、5時間に亘り300℃で分解し、次いで、2時間に亘り600℃でアルゴン中においてか焼した。得られた粉末を粉砕し、加圧し、18/35メッシュで篩い分けした。この触媒1gを、1/1.6/14.4/15のプロパン/O2/N2/水の比を持つ供給物によるプロパン酸化について試験した。その結果が表1に示されている。
比較例8:
比較例7で調製した混合金属酸化物1gを、1/1.6/14.4/15のプロパン/O2/N2/水の比を持つ供給物によるプロパン酸化について試験した。その結果が表1に示されている。
比較例9:
比較例7で調製した混合金属酸化物1gを、1/1.6/14.4/15のプロパン/O2/N2/水の比を持つ供給物によるプロパン酸化について試験した。その結果が表1に示されている。
比較例10:
Mo10.5Te0.5xの公称組成を持つ混合金属酸化物を以下のように調製した:
溶液A: 水(200ml)中にパラモリブデン酸アンモニウム(20.1g)を、わずかに加熱(70℃)しながら溶解させた。次に、バナジウム酸アンモニウム(36.6g)を加え、溶解させた。次に、テルル酸二水和物(13.0g)を溶解させた。この混合物を室温まで冷却し、一晩撹拌した。水を回転蒸発により50℃で除去した。このペーストを数日間に亘り50℃でオーブン内で乾燥させた。この触媒前駆体を1時間に亘り120℃で空気中において加熱し、次いで、5時間に亘り300℃で分解し、次いで、2時間に亘り600℃でアルゴン中においてか焼した。得られた粉末を粉砕し、加圧し、18/35メッシュで篩い分けした。この触媒4.6gを、1/3.0/27/14のプロパン/O2/N2/水の比を持つ供給物によるプロパン酸化について試験した。その結果が表1に示されている。
上記具体例からの各触媒について、特定の量の触媒を石英片と混合して、5ccの触媒床を作製し、これをダウンフロー式充填床反応器内に配置した。この反応器を表1に特定した温度に加熱した。プロパン、酸素、窒素および上記の混合物を、各具体例に特定した体積パーセントおよび速度で反応器に供給した。反応は、表1に特定した圧力で少なくとも3時間に亘り続けた。転化率%および選択率%を計算し、それらが表1に報告されている。
Figure 2008505178
上記具体例は、一段プロセスにおけるアルカンの不飽和カルボン酸への転化における、混合金属酸化物のモリブドバナジウム酸塩触媒中のテルルおよびアンチモンの存在の利点を示している。実施例5と比較例2および比較例9との比較により示されるように、モリブドバナジウム酸塩触媒中にテルルとアンチモンの両方が存在する(実施例5)と、アンチモンを含まずにテルルを含む(比較例2)またはテルルを含まずにアンチモンを含む(比較例9)モリブドバナジウム酸塩触媒に関するよりも、アクリル酸への選択率が良好になる。
上記教示に鑑みて、本発明への様々な改変および変更が可能であるのが明らかである。したがって、添付の特許請求の範囲内で、本発明を、ここに具体的に説明したものとは他の様式で実施してもよいことが理解されよう。
本発明の触媒は、触媒の合成に用いてもよい同じ化合物、例えば、パラモリブデン酸アンモニウム、酸化モリブデン、モリブデン酸または塩化モリブデンなどのモリブデンの塩類;メタバナジウム酸アンモニウム、酸化バナジウムまたは硫酸バナジウムなどのバナジウムの塩類;シュウ酸ニオブ、シュウ酸ニオブアンモニウム、酸化ニオブ、含水酸化ニオブまたはニオブ酸;銀、ケイ素、硫黄、ジルコニウム、チタン、アルミニウム、銅、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、ガリウム、鉄、レニウム、コバルト、クロム、マンガン、インジウム、タリウム、ビスマス、ゲルマニウム、スズ、セリウムまたはランタンなどの金属の酸化物;リン酸水素アンモニウム、リン酸アンモニウム、六酸化リン、リン酸、亜リン酸、ヒ酸および酸化ヒ素を加えることによって、活性を取り戻すことができる。水溶性であれば、所望の化合物を水と共に、触媒を収容する容器に加えても差し支えない。
本発明の触媒およびプロセスは、固定床、移動床および流動床の反応器などの異なる反応系に適用できる。触媒の粒径およびプロセス条件は、所望の反応系のために変更して差し支えない。

Claims (28)

  1. アルカンから不飽和カルボン酸を製造する方法であって、
    アルカンおよび酸素分子を、以下の化学式の触媒組成物:
    MoVaNbbTecSbdex
    ここで、Moはモリブデンであり、Vはバナジウムであり、Nbはニオブであり、Teはテルルであり、Sbはアンチモンであり、Mは、銀、ケイ素、硫黄、ジルコニウム、チタン、アルミニウム、銅、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、ガリウム、リン、鉄、レニウム、コバルト、クロム、マンガン、ヒ素、インジウム、タリウム、ビスマス、ゲルマニウム、スズ、セリウムおよびランタンからなる群より選択される一つ以上の元素であり、aは0.05から0.99であり;bは0.01から0.99であり;cは0.01から0.15であり;dは0.01から0.2であり;eは0から0.5であり;xは、前記触媒組成物の他の成分の価数要件により決まるものである触媒組成物と接触させる工程を有してなる方法。
  2. aが0.1から0.5であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. aが0.3であることを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. bが0.05から0.2であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. bが0.05から0.12であることを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. cが0.01から0.12であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. cが0.01から0.10であることを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. dが0.01から0.15であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. dが0.03から0.1であることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. eが0.01から0.25であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  11. eが0.02から0.1であることを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 前記触媒が不活性担体上に担持された触媒であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  13. 前記不活性担体が、シリカ、アルミナ、ニオビア、チタニア、ジルコニアまたはそれらの混合物であることを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 前記触媒組成物が、粉末、顆粒、球体、シリンダまたはサドルの形態にあることを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 前記触媒が、MoV0.3Nb0.05Te0.06Sb0.15xおよびMoV0.3Nb0.12Te0.09Sb0.09xからなる群より選択されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  16. プロパンからアクリル酸を製造する方法であって、
    プロパンおよび酸素分子を、以下の化学式の触媒組成物:
    MoVaNbbTecSbdex
    ここで、Moはモリブデンであり、Vはバナジウムであり、Nbはニオブであり、Teはテルルであり、Sbはアンチモンであり、Mは、銀、ケイ素、硫黄、ジルコニウム、チタン、アルミニウム、銅、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、ガリウム、リン、鉄、レニウム、コバルト、クロム、マンガン、ヒ素、インジウム、タリウム、ビスマス、ゲルマニウム、スズ、セリウムおよびランタンからなる群より選択される一つ以上の元素であり、aは0.05から0.99であり;bは0.01から0.99であり;cは0.01から0.15であり;dは0.01から0.2であり;eは0から0.5であり;xは、前記触媒組成物の他の成分の価数要件により決まるものである触媒組成物と接触させる工程を有してなる方法。
  17. aが0.1から0.5であることを特徴とする請求項16記載の方法。
  18. aが0.3であることを特徴とする請求項17記載の方法。
  19. bが0.05から0.2であることを特徴とする請求項16記載の方法。
  20. bが0.05から0.12であることを特徴とする請求項19記載の方法。
  21. cが0.01から0.12であることを特徴とする請求項16記載の方法。
  22. cが0.01から0.10であることを特徴とする請求項21記載の方法。
  23. dが0.01から0.15であることを特徴とする請求項16記載の方法。
  24. dが0.03から0.1であることを特徴とする請求項23記載の方法。
  25. eが0.01から0.25であることを特徴とする請求項16記載の方法。
  26. eが0.02から0.1であることを特徴とする請求項25記載の方法。
  27. 前記触媒が、MoV0.3Nb0.05Te0.06Sb0.15xおよびMoV0.3Nb0.12Te0.09Sb0.09xからなる群より選択されることを特徴とする請求項16記載の方法。
  28. プロパン:酸素のモル比が1:1から2:1の範囲にあることを特徴とする請求項16記載の方法。
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