JP2008501818A - 放射源及び蛍光材料を有する照明装置 - Google Patents

放射源及び蛍光材料を有する照明装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、放射源と、少なくとも1つの蛍光体を含む蛍光材料とを有する照明装置であって、この蛍光体は、前記放射源により放射される光の一部を吸収して、この吸収された光と異なる波長の光を放射しうる蛍光体である照明装置において、前記少なくとも1つの蛍光体は、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euzabで表わされる黄色から赤色で発光するユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートであり、式中、1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択した少なくとも1種のハロゲンである照明装置に関するものである。本発明はまた、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euzabで表わされる黄色から赤色で発光するユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートであって、式中、1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択した少なくとも1種のハロゲンである当該ユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカート及びその製造方法にも関するものである。

Description

本発明は、広くは、蛍光体を含む蛍光材料と放射源とを有する照明装置に関するものである。本発明は、このような照明装置に用いる蛍光体及びこのような蛍光体の製造方法にも関するものである。
本発明は、より詳細には、紫外線若しくは青色放射源に基づく加法混色及びルミネセンスダウンコンバージョンにより、白色光を含む特定色の光を発生させる蛍光体を有する蛍光材料及び照明装置に関するものである。放射源としてはLEDを使用することが特に想定されている。
近年、発光ダイオードを放射源として利用して白色光を発生させようという様々な試みがなされてきた。赤色、緑色及び青色の発光ダイオードを配置することにより白色光を発生させようとした場合、発光ダイオードの色調、輝度及びその他の要素が変動するため所望の色調の白色光を発生させることができないという問題があった。
この問題を解決するために、蛍光体を含む蛍光材料により発光ダイオードの色を変えて可視白色光を発生させる種々の照明装置がこれまで開発されてきた。
従来の白色光照明装置は、具体的には、赤色、緑色及び青色の3色を混合させる3色性(RGB)のアプローチ(この場合、これらの発光成分は蛍光体によって得ることもできるし、LEDの1次放射によりによって得ることもできる)か、或いは、次なる簡便な方法として、黄色及び青色を混合する2色性(BY)のプローチ(この場合、黄色の2次発光成分は黄色の蛍光体により得ることができ、青色の発光成分は、蛍光体によって又は青色LEDの1次放射によって得ることができる)に基づくものであった。
具体的には、例えば米国特許第5998925号明細書に開示された2色性のアプローチでは、InGaN半導体の青色発光ダイオードと、Y3Al512:Ce(YAG−Ce)蛍光体とを組合わせて使用している。このYAG−Ce蛍光体は、InGaN半導体のLED上に被着されており、この蛍光体によって、LEDから発される青色光の一部が黄色光に変わる。LEDからの他の青色光はこの蛍光体を透過する。従って、この装置では、LEDから放射された青色光と、蛍光体から発された黄色光との双方が放出される。この青色及び黄色の混合光の発光バンドは、白色光として知覚され、70台半ばの代表的なCRIと、約6000K〜約8000Kの色温度Tcと有する。
この米国特許第5998925号明細書によるLEDには、「白色」出力光のカラーバランスが真の演色性を得るには望ましいものでないという問題がある。
真の演色性については演色評価数(CRI)が評価の指標になる。演色評価数(CRI)の測定は、照明装置の演色性が黒体放射体の演色性とどの程度近いものであるかを相対的に測定するものである。照明装置により照射されている1組の試験色片の色座標と、黒体放射体により照射を受けている同じ試験色片の色座標とが同じである場合に、CRIは100となる。
一般に色は視覚環境に関する種々の情報を与えるよう働くので、真の演色性は重要なものである。色は、路上又はトンネル内を運転している車のドライバに対して視覚情報を提供するものとして特に大きな役割を果たす。例えば、トンネル内では白色及び黄色のレーンマークを見分けうることが極めて重要である。その理由は、車線変更が可能であるか否かを知ることは極めて重要だからである。しかし、低いCRIのランプで照射される路上やトンネル内において、路上の白色及び黄色のレーンマークを区別するのは難しい。
色認識における他の重要な観点は、赤の表面色が、赤色として認識されるようにすることである。なぜなら、特に、赤色は、危険、禁止、停止及び消防活動のような重要な意味が与えられるためである。従って、視覚環境を安全性の観点から改善するあたり重要なのは、赤の表面色を強める照明を得ることである。
このような状況ににおいて上述した2色性の(BY)に基づく光源を使用すると、可視スペクトル中の赤色領域(647〜700nmの範囲)が不足するため、危険を示すのに重要な色である赤色の認識可能性が低くなってしまうという問題がある。出力白色光に赤色が不足することにより、照射された赤色の対象物は、良好なカラーバランスの色特性を有する白色光の下にある場合より色の強度が弱く見えてしまう。
2つの発光バンド、すなわち590〜630nmの赤色及び420〜480nmの青色を有する(BY)アプローチによる2色性ランプのスペクトルにより効率及び演色性を向上させることができる。これらの波長は、色を規定するのに利用されるCIEの3刺激関数のピークに近いものである。
残念ながら、この590〜630nmの波長の放射ピークを有する赤色発光蛍光体であって、充分な効率及び安定性を有し且つ製造も容易なものは、これまでのところ知られていない。
従って、近紫外〜青色の範囲の放射源により励起されうる、可視の黄色〜赤色の範囲で発光する新規な蛍光体を提供する必要がある。
経済的な費用での高輝度発光も一般的な照明装置に関して望ましい特性である。
本発明は、放射源と、少なくとも1つの蛍光体を含む蛍光材料とを有する照明装置であって、この蛍光体は、前記放射源により放射される光の一部を吸収し、この吸収された光と異なる波長の光を放射する蛍光体である照明装置において、前記少なくとも1つの蛍光体は、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートであり、式中、1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択した少なくとも1種のハロゲンである照明装置を提供するものである。
本発明による照明装置は、色に関して良好なバランスの複合白色出力光を提供しうるものである。特に、この複合白色出力光は、通常のランプより赤色範囲の放射量が多い。この特徴により、この照明装置は真の演色性が必要とされる用途に対して理想的なものとなる。
本発明のこのような用途としは、特に、交通照明、街路照明、セキュリティ照明、オートメーション工場の照明及び車両用の信号照明がある。放射源として使用することを特に想定しているのは発光ダイオードである。
本発明の第1の態様によれば、白色光照明装置は、放射源として420〜480nmの範囲のピーク発光波長を有する青色発光ダイオードと、少なくとも1つの蛍光体を含む蛍光材料とを有しており、この少なくとも1つの蛍光体は、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートであり、式中、1≦x≦2、3≦y≦7、0.03<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択した少なくとも1種のハロゲンである。
このような照明装置は、操作中白色光を発光する。LEDによって発された青色光が蛍光体を励起し、それにより黄色光が発光する。LEDによって発された青色光は、蛍光体を透過し、蛍光体から放出された黄色光と混ざりあう。この青色光と黄色光との混合が白色光として知覚される。
ユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカート型の黄色から赤色の蛍光体が、全スペクトル領域にわたる放射割合を充分なものとする広い発光バンドを有することが重要な特徴である。
本発明の他の態様によれば、放射源として420〜480nmの範囲のピーク発光波長を有する青色発光ダイオードと、蛍光材料とを有する白色光照明装置であって、この蛍光材料は、第2蛍光体と、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートとを有しており、上記式中、1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択した少なくとも1種のハロゲンである当該白色光照明装置が提供される。
蛍光材料が、ユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカート型の蛍光体と、少なくとも1つの第2蛍光体との蛍光体混合物を有する場合には、本発明による白色光照明装置の演色性を更に向上させることができる。
特に、この蛍光材料は、赤色蛍光体と、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートとを有する蛍光体混合物であって、上記式中、1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択した少なくとも1種のハロゲンである当該蛍光体混合物とすることができる。このような赤色蛍光体は、ユウロピウム(II)付活蛍光体と、(Ca1-xSrx)S:Euであって式中0≦x≦1である蛍光体と、(Sr1-x-yBaxCay2-zSi5-aAla8-aa:Euであって式中0≦a<5、0<x≦1、0≦y≦1及び0<z≦0.09である蛍光体とかなる群から選択することができる。
或いは又、この蛍光材料は、黄色から緑色の蛍光体と、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートとの蛍光体混合物であって、上記式中、1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択される少なくとも1種のハロゲンである当該蛍光体混合物とすることができる。このような黄色から緑色の蛍光体は、(Ba1-xSrx2SiO4:Eu(式中0≦x≦1)と、SrGa24:Euと、SrSi222:Euと、Ln3Al512:Ceと、YAG−Ceとからなる群から選択することができる。
追加的な蛍光体を含むこのような蛍光材料の発光スペクトルは、LEDの青色光と、本発明によるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカート型の蛍光体による黄色から赤色の光と共に用いて、必要な色温度において良好な演色性を具える高品質の白色光を得るのに適した波長を有する。
本発明の更に他の態様によれば、放射源が200〜420nmのUV範囲のピーク発光波長を有する発光ダイオードから選択されたものであり、蛍光材料が少なくとも1つの蛍光体と、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートである少なくとも1つの蛍光体とを有しており、上記式中、1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムの群から選択される少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択される少なくとも1種のハロゲンである白色光照明装置が提供される。
特に、この蛍光材料は、青色蛍光体と、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートとを有する白色発光蛍光体混合物であって、上記式中、1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムの群から選択される少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択される少なくとも1種のハロゲンである当該白色発光蛍光体混合物とすることができる。
このような青色蛍光体は、BaMgAl1017:Euと、Ba5SiO4(Cl,Br)6:Euと、CaLn24:Ceと、(Sr,Ba,Ca)5(PO43Cl:Euと、LaSi3N5:Ceとからなる群から選択することができる。
本発明の第2の態様は、赤色から黄色の光を発光する照明装置を提供するものである。本発明の用途には、セキュリティの照明や車両及び交通用の信号照明が含まれる。
特に想定しているのは黄色から赤色で発光する照明装置であって、放射源が400〜480nmの範囲のピーク発光波長を有する青色発光ダイオードから選択したものであり、蛍光材料が少なくとも1つの蛍光体を含み、この少なくとも1つの蛍光体が、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートであり、式中、1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択した少なくとも1種のハロゲンである照明装置である。
この他に想定しているのは、黄色から赤色で発光する照明装置であって、放射源が200〜420nmのUV範囲のピーク発光波長を有する発光ダイオードから選択したものであり、蛍光材料が少なくとも1つの蛍光体を含み、この少なくとも1つの蛍光体が、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートであり、式中1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択した少なくとも1種のハロゲンである照明装置である。
本発明の更に別の態様は、放射源により放射される光の一部を吸収して、この吸収された光と異なる波長の光を放射しうる蛍光体であって、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euzabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートであり、式中1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択した少なくとも1種のハロゲンである蛍光体を提供するものである。
この蛍光材料は、200nm〜420nmの波長を有するUVA輝線により励起されうるものであるが、約400〜480nmの波長を有する青色LEDが発光する青色光よればより高い効率で励起される。従って、この蛍光材料は、窒化物半導体発光素子により発生された青色光を白色光に変換するのに理想的な特性を有する。
これらの蛍光体は広いバンドで放射するもので、可視放射のバンドが広いため、可視放射が主として位置する80nm波長バンドが存在しない。これらのユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカート型蛍光体は、可視スペクトルの赤色から黄色のスペクトル範囲の広いバンドの光を放射し、総変換効率が非常に高く90%にもなりうる。
ユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカート型蛍光体の他の重要な特徴としては、
1)代表的な装置操作温度(例えば80℃)におけるルミネセンスの熱クエンチングに耐性があること、
2)デバイスの製造に使用されるカプセル化樹脂との妨害反応性がないこと、
3)可視スペクトル中での無効吸収を最小にする好適な吸収プロファイルを有すること、
4)装置の動作寿命を通じての光出力が時間的に安定していること、
5)蛍光体の励起及び放射特性を組成により制御して調整できること
がある。
これらのユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカート型蛍光体には、活性化補助因子として、イッテルビウム、サマリウム及びカチオンの混合物を含む他のカチオン類を含ませることができる。
特に、本発明は、一般式Ea2Si58:Euabで表わされる所定の蛍光体組成物であって、式中0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、80〜90%の高い量子効率を呈し、370nm〜470nmの範囲において60〜80%の高い吸収率を有し、約590nmのピーク波長の発光スペクトルを具え、熱クエンチングによる室温〜100℃の温度でのルミネセンス出力の損失が10%より低い当該蛍光体組成物に関するものである。
一般式Ea2Si58:Euzabで表わされ、式中0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属である所定の蛍光体組成物は特に有用なものであるが、その理由は、450nmの付近の青色スペクトル(LED)と、580nmの近近の黄色スペクトル(蛍光体)との混色光は、真の演色性の観点から2色性放射を最適化するのに最も高い効率を示す白色光源であると考えられているためである。
これらの蛍光体は、アルミニウム、スカンジウム、イットリウム、ランタン、ガドリニウム及びルテチウムのフッ化物並びにオルトリン酸塩と、アルミニウム、イットリウム及びランタンの酸化物と、アルミニウムの窒化物とからなる群から選択した被膜を有するものとしうる。
本発明の更に別の態様により、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euzabで表わされ、式中1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択した少なくとも1種のハロゲンであるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートの調製方法であって、a)少なくとも1種の酸素含有アルカリ土金属前駆体化合物と、窒化ケイ素及びケイ素ジイミドからなる群から選択した少なくとも1種の窒化ケイ素化合物と、フッ化ユーロピウム、塩化ユーロピウム、臭化ユウロピウム及びヨウ化ユウロピウムからなる群から選択した少なくとも1種のハロゲン化ユーロピウムと、炭素及びケイ素からなる群から選択した還元性化合物とを含む出発材料を混合し、混合物を調製する工程と、b)得られた混合物を閉じた反応器内に移して、この混合物を、窒素及び水素からなる混合ガスの還元性雰囲気下で熱処理する工程とを有する調整方法を提供する。
このような製造方法によれば、結晶寸法の増大した蛍光体が得られる。上述したようなフラックスを用いて製造された蛍光材料により、優れたルミネセンス特性が得られる。この蛍光材料を用いる照明装置では、ルミネセンス効率が向上する。
本発明は、放射源を有する任意の構成の照明装置における蛍光体としてのユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートに主たる特徴を有するものであり、このような照明装置としては、放電ランプ、蛍光放電ランプ、LED、LD及びX線管があるが、これらに限定されるものではない。ここで使用する「放射」の用語は、電磁スペクトルのUV、IR及び可視領域の放射を含むものである。
本発明の蛍光体は広い範囲の照明に用いることを想定しているが、本発明の説明は、発光ダイオード、特にUV及び青色のLEDを参照して行い、またその用途も特にはこのような発光ダイオードに見出されるものである。
本発明による蛍光材料は、蛍光体として、ユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートを含むものである。この蛍光体は、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euzabで表わされるもので、式中、1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択した少なくとも1種のハロゲンである。
この種の蛍光材料は、酸素及びハロゲン置換ニトリドシリケートの活性化ルミネセンスに基づくものである。
一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされ、式中1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3である蛍光体は、ケイ素及び窒素を主な構成様子とするホスト格子を有する。このホスト格子は、酸素及びハロゲンも含んでいる。このホスト格子は、酸素若しくはハロゲンと窒素とによりケイ素がテトラヘドリカルに包囲された(N−Si−N)及び(O−Si−N)を単位とする三次元網状構造を有すると考えられている。
ホスト格子に酸素及びハロゲンを組み込むことにより、共有結合及び配位子場分裂の割合が増える。その結果、基本的なニトリドシリケート格子と比べて励起及び発光バンドがより長い波長にシフトされる。
この三次元網状構造内には、アルカリ土類金属やユウロピウム(II)のような金属イオン及び最終的には活性化補助因子が組み込まれる。アルカリ土類金属は、カルシウム、ストロンチウム及びバリウムから選択するのが好ましい。
これら材料に対するホスト格子は、6つの元素(2つのカチオン)のハロゲノオキソニトリドシリカート、例えばユウロピウム(II)付活ストロンチウムフルオロオキソニトリドシリカート、Sr2Si58:Eu,O,Fとすることができ、或いは、6つより多い元素を含むユウロピウム(II)付活ストロンチウムカルシウムフルオロオキソニトリドシリカート、例えば(Ca,Sr)2Si58:Eu,O,Fとすることもできる。
特に、基本ホスト格子内の活性化補助因子として、2価のアルカリ土類金属を3価の希土類金属イオンで置換することができる。アルカリ土類金属Eaを、サマリウム及びイッテルビウムのような希土類金属Reで置換する場合、その比率は0.2:0.8〜0.8:0.2の範囲内にあるようにするのが好ましい。
ユウロピウム(II)の割合zは、0.001<z<0.09の範囲とするのが好ましい。Eu(II)の割合zが0.001以下であると、ユウロピウム(II)−カチオンによるホトルミネセンスの励起発光中心の数が減るため輝度は低くなってしまい、この割合zが0.09を超えると密度クエンチングが生じる。密度クエンチングとは、蛍光材料の輝度を増すために添加した活性化剤の濃度が最適レベルを越えた場合に起こる発光強度の低下を意味する。
これらのユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体は、電磁スペクトルのうちの単なる可視部分よりもエネルギー性の部分に応答する。
本発明によるこの蛍光材料は、特に200nm〜420nmの波長を有するUV輝線により励起されうるものであるが、400〜480nmの波長を有する青色発光成分を放射するLEDによればより高い効率で励起する。従って、この蛍光材料は、窒化物半導体発光装置の青色発光成分を白色光に変換するのに理想的な特性を有する。
本発明のユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体をの製造方法は特に限定されるものでなく、ユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体となる金属化合物の混合物を焼成することにより得ることができる。
ただし、これら蛍光体の特に好ましい製造方法は、a)少なくとも1種の酸素含有アルカリ土金属前駆体化合物と、窒化ケイ素及びケイ素ジイミドからなる群から選択した少なくとも1種の窒化ケイ素化合物と、フッ化ユーロピウム、塩化ユーロピウム、臭化ユウロピウム及びヨウ化ユウロピウムからなる群から選択した少なくとも1種のハロゲン化ユーロピウムと、炭素及びケイ素からなる群から選択した還元性化合物とを含む出発材料を混合し、混合物を調製する工程と、b)得られた混合物を閉じた反応器内に移して、この混合物を、窒素及び水素からなる混合ガスの還元性雰囲気下で熱処理する工程とを有するものである。
酸素含有アルカリ土金属前駆体化合物は、CaCO3、SrCO3及びBaCO3のような炭酸塩とするのが好ましい。
99.9%以上の高い純度を有し、平均粒径が100nm以下の微粉末の形態の出発材料を好適に使用することができる。
結晶寸法を大きくするために、出発材料粉末にフラックス成分を入れることができる。フラックスは固相反応における溶剤として作用するもので、目標とする酸化物とは反応しないが、極めて少量の溶融物を形成することにより物質の移動を促進し反応性を向上させる。このために、ハロゲン化アルカリ金属やアルカリ土属ハロゲン化金属のような通常のフラックス、例えば、フッ化カルシウム、フッ化ストロンチウム又はフッ化バリウムを用いることができる。これらの化合物は、出発材料粉末の各粒子内に導入するか、又は出発材料の粉末上に被着するのが好ましい。
上述のフラックス成分を出発材料粉末内に導入すると、このフラックスが反応増進剤として作用することにより、同じ加熱条件下でも高い結晶性の酸化物粉末を得ることができる。これらフラックス成分は、酸化物粉末を生成した後に、洗浄などの通常の方法で取り除くことができる。
まず、出発材料、すなわち少なくとも1種の酸素含有アルカリ土金属前駆体化合物と、少なくとも1種のケイ素窒素化合物と、少なくとも1種のハロゲン化ユーロピウムと、還元性化合物とを、ボールミル、V型ミキサー及び撹拌器などの任意の既知の混合方法を利用して乾式及び湿式プロセスの双方又はいずれか一方により充分に混合する。
或いは又、最初に、少なくとも1種の酸素含有アルカリ土金属前駆体化合物と、少なくとも1種のユウロピウム前駆体化合物とを、水性溶媒中に溶解してもよい。その後、溶解した前駆体化合物を乾燥及び焼成して、ユウロピウムドープト酸素含有アルカリ土金属前駆体化合物を含む粉末を形成することができる。
例えば、沈殿する粉末が、(Sr,Ba)CO3:Eu(III)を有するようにして、その後これを例えば1000℃の好適な温度において元素状炭素の存在下で脱炭酸分解して、(Sr,Ba)O:Eu(III)を形成することができる。次に、この粉末を、アルカリ土類金属ハロゲン化物と、少なくとも1種のケイ素窒素化合物と、少なくとも1種のハロゲン化ユーロピウムと、還元性化合物とを有する粉末と混合して、第1複合粉末混合物を形成する。所望に応じて、この第1複合粉末混合物に他の出発化合物を加えることもできる。また、所望に応じて、他の組合せの出発材料を使用することもできる。例えば、水酸化物の出発材料が析出されるようにし、その後分解して出発材料の酸化物を形成し、更にこれをAlF3と混合して混合第1粉末を形成することができる。
その後、この混合第1粉末を適切な容器に入れて、1000〜1600℃で約2〜10時間、好ましくは1500℃で6時間に亘り焼成又は焼結して焼結体又はケーキを形成する。容器はアルミナるつぼとするのが好ましい。本発明の好ましい態様によれば、このアルミナるつぼを、より大きなるつぼ又は他種の容器などの第2容器内に配置し、この他の容器には、活性炭のような炭素を主成分とする燃料を入れておく。その場合、双方の容器をそれぞれ封止して、炉内又は他の任意の好適な熱源に隣接して配置し、これら容器の温度を1000〜1600℃に上昇させて、少なく一部の燃料を蒸発させ、二酸化炭素及び一酸化炭素の双方又はいずれか一方のような炭素を含む弱い還元雰囲気を発生させる。この還元性雰囲気は、第1るつぼが封止されている場合でもこれを通過し、それにより還元処理が促進される。炭の量は臨界的なものではなく、第2容器の容積の1/10から1/2までの量にすることができる。
所望に応じて、上述したステップの順序は変えることができる。
出発材料を混合する方法は通常はボールミル法であるが、これに限定されるものではない。出発材料が均一に混合されるような方法であれば、手での混合や任意の形態の乾式混合法を含む他の混合方法を利用することができる。
得られた混合物を、アルミナるつぼ又はタングステンボートのような耐熱性容器内に配置し、その後、高周波炉又はマイクロ波炉のような電気炉で焼成する。熱処理温度は1300〜1700℃の範囲とするのが好ましい。
焼成時の雰囲気は特に限定されないが、例えば、窒素及びアルゴンなどの希ガスと0.1〜10容積%の水素とを含む雰囲気のように還元性雰囲気で焼成を行うのが好ましい。追加的な還元剤として炭素を出発材料に加えることもできる。焼成時間は、種々の条件、例えば容器に入れた混合物の量や、焼成温度や、製品を炉から取出す際の温度などに応じて決定するが、通常は6〜14時間の範囲とする。
上述のようにして得られた蛍光材料を、例えばボールミル、ジェットミルなどを用いて磨りつぶす。さらに、洗浄及び分級を行うことができる。得られた粒状蛍光体の結晶性を更に向上させるために、再焼成を行うことも想定される。
例えば、Sr2Si58:Eu,O,Fで表される好ましい化合物は、出発材料としての炭酸ストロンチウムと、炭素と、ケイ素ジイミドと、フッ化ユウロピウム(III)とを秤量して、Sr:Si:N:O:F:Euのモル比が2:2:5:8:0.05:0.27:0.09となるように混ぜ合わせ、その後焼成する。
本発明の熱処理は、窒素及び水素からなる還元性雰囲気下で行うべきであり、これによりEu(III)がEu(II)に還元される。
本発明の熱処理では、熱処理の温度を1300〜1700℃の範囲とする。熱処理の温度が1300℃より低いと、必要とされる固相反応が完全に起こらないか、又は得られる蛍光体の粒径が小さくなりすぎてしまう。これに対して、反応温度が1700℃より高いと、反応は完全になるが、得られる蛍光体の粒径がLEDに利用するにはあまりに大きいものとなってしまう。熱処理工程の最も好ましい温度は1550〜1650℃の範囲である。
1.227molの炭酸カルシウムと、5.018molの窒化ケイ素と、2.456molの炭素と、0.025molのフッ化ユーロピウムとを有する粉末をエタノール中に分散させることにより、一連のユウロピウム付活カルシウムフルオロオキソニトリドシリカート粉末を調製した。このような比率で粉末を混合することにより、一般式Ca2Si58:Eu,O,Fに相当する蛍光体を調製した。スラリーを乾燥させ、この混合粉末をプレスして、直径が1.3センチメートルで高さが0.75センチメートルの円筒状ペレットを形成した。このペレットをタングステンボートに入れて、高周波炉を用いて、1600℃のピーク温度の温度プロフィルにより窒素/水素(95:5)下で約120分に亘り焼結した。
1.394molの炭酸ストロンチウムと、5.816molの窒化ケイ素と、2.789molの活性炭と、0.058molのフッ化ユーロピウムとを含む粉末をエタノール中に分散させることにより、一連のユウロピウム付活ストロンチウムフルオロオキソニトリドシリカート粉末を調製した。このような比率で粉末を混合することにより一般式Sr2Si58:Eu,O,Fに相当する蛍光体を調製した。スラリーを乾燥させ、この混合粉末をプレスして、直径が1.3センチメートルで高さが0.75センチメートルの円筒状ペレットを形成した。このペレットをタングステンボートに入れて、高周波炉を用いて、1600℃のピーク温度の温度プロフィルにより窒素/水素(95:5)下で約120分に亘り焼結した。
これら蛍光体Ea2Si58:Eu,O,Fは、ハロゲノオキソニトリドシリカートの構造を有するため、熱、光及び水分に耐性があるものとなる。
これら蛍光体粉末の特性を、粉末X線回折法(CuKα線)により調べたところ、全ての化合物が形成されたことが示された。図3は、Sr2Si58:Eu,O,FのX線回折のデータを示す。
焼結した蛍光体を、365ナノメートルのピーク波長を有する紫外光を発生する水銀ランプを用いて励起させた。蛍光体のホトルミネセンスは、ミノルタ社の型番CS−100Aの光度計を用いて測定した。
ユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカート型の各蛍光体は、UVA又は青色の範囲の電磁スペクトルの照射により励起されると、黄色から赤色の蛍光を発する。
添付の図面の図3にSr2Si58:Eu,O,Fの励起及び発光スペクトルを示す。
468nmの波長の放射で励起させると、これらのユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体は、ピーク波長が625nmでテイル放射が750nmまである広範囲の放射をなすことが確かめられた。
この励起スペクトルから、これらユウロピウム付活ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体は、約468nmだけでなく約325nmの波長の放射でも同様に効率的に励起させうることが分かる。
本発明によるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカート型蛍光体は、アルミニウム、スカンジウム、イットリウム、ランタン、ガドリニウム及びルテチウムのフッ化物及びオルトリン酸塩と、アルミニウム、イットリウム及びランタンの酸化物と、アルミニウムの窒化物とからなる群から選択した1種以上の化合物の均一な薄肉保護層で被覆することができる。
この保護層の厚さは、通常0.001〜0.2μmの範囲とし、放射源からの放射が、実質的なエネルギー損失を伴うことなく透過しうるような薄さにする。これら材料の被膜は、例えば、ウェットコーティング処理を用いた気相からの堆積により蛍光体粒子上に形成することができる。
本発明は、一般式(RE1-z2-aEAaSi46+a1-a:Ceで表わされ、式中1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaがカルシウム、ストロンチウム及びバリウムから選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属である少なくとも1種のユウロピウム付活ハロゲノオキソニトリドシリカートを含む蛍光材料と、放射源とを有する照明装置にも関するものである。
放射源には、電気励起に応答して光学的放射を発生する半導体光学放射体及びその他の装置がある。半導体光学放射体には、発光ダイオード(LED)チップ、発光ポリマー(LEP)、有機発光装置(OLED)、ポリマー発光装置(PLED)などがある。
さらに、水銀低圧放電ランプ及び高圧放電ランプや、硫黄放電ランプや、分子ラジエータに基づく放電ランプのような放電ランプ及び蛍光ランプといった発光素子も、本発明の蛍光体組成物のための放射源として使用することが想定されている。
本発明の好適例では、放射源を発光ダイオードとする。
本発明では、LED及びユウロピウム付活ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体組成物を有するいかなる構成の照明装置も想定されており、好ましくは他の周知の蛍光体も追加的に組合わせて、上述したように主にUV又は青色光を発するLEDにより照射された場合に、特定の色又は白色光が得られるようにすることができる。
図1に示すような、放射源及び蛍光材料を有するこのような照明装置の詳細な構造を説明する。
図1は、蛍光材料を含む被膜を有するチップ型LEDを示す線図である。この装置は、放射源としてチップ型発光ダイオード(LED)1を有する。発光ダイオードのダイスは、リフレクタカップのリードフレーム2に配置されている。このダイス1は、結合ワイヤ7を介して第1端子6に接続されており、また第2端子6には直接接続されている。リフレクタカップの凹部は、本発明による蛍光材料4、5を含む被膜材料で充填されており、リフレクタカップに埋め込まれた被膜層が形成されている。これら蛍光体は、別々に被着するか、又は混合物として被着する。
この被膜材料は、代表的には、蛍光体又は蛍光体混合物をカプセル化するためのポリマー3を含んでいる。本例では、蛍光体又は蛍光体混合は、カプセル化に対して高い安定性を呈する必要がある。ポリマーは、光の散乱が大きくなるのを防止するため光学的に透明なものとするのが好ましい。LED業界ではLEDランプを形成するための種々のポリマーが知られている。
一例として、ポリマーは、エポキシ及びシリコーン樹脂からなる群から選択する。蛍光体混合をポリマー前駆体の液体に加えることにより、カプセル化することができる。例えば、蛍光体混合は、粒状粉末とすることができる。蛍光体粒子をポリマー前駆体の液体に入れることにより、スラリー(すなわち粒子の懸濁液)が形成される。ポリマーの重合時にこの蛍光体混合物は、カプセル化により適所に強固に固定される。一例においては、蛍光材料及びLEDダイスの双方をポリマー中にカプセル化する。
この透明な被膜材料には、ディフューザと称される光を拡散する粒子を加えることができる。このようなディフューザの例は、鉱物質の充填剤であり、特に、CaF2、TiO2、SiO2、CaCO3又はBaSO4あるいは他の有機顔料がある。これらの材料は、上述した樹脂に簡単に加えることができる。
操作時には、ダイスに電力を供給することでこれらを駆動する。ダイスが駆動すると、ダイスは原色光、例えば青色光を発する。放出された原色光の一部が、被膜層の蛍光材料により完全に又は一部吸収される。これにより、この蛍光材料は、第2次光、すなわちよりピーク波長の長い変換光を発する。この第2次光は主に黄色であり、原色光の吸収に応答して十分に広いバンド(特には重要な赤色部分)の光を放射する。放出された原色光のうちの残りの未吸収部分は、この第2次光と共に蛍光体層を透過する。カプセル部分により、未吸収の原色光及び第2次光が出力光として全方位に向けられる。従って、出力光は、ダイスから発された原色光と、蛍光体層から発せられた第2次光との複合光となる。
種々の温度の黒体に対応する色点は、黒体位置(BBL)により与えられる。黒体から放出される色は白色であると考えられており、且つ白色光は一般にランプについて望ましいものであるため、蛍光ランプの発光材料から放出される光の色点は、Commission international de I'Eclairage(「CIE」)の色度図のBBL上又はその付近に存在するのが通常好ましいとされる。
白色発光LEDに対応するBBLに強調した5つの色温度点を有する色度図を図5に示す。この白色発光LEDは、その発光スペクトルが図4に示されているものである。
本発明による照明装置の出力光の色温度又は色点は、第2次光のスペクトル分布及び強度により原色光と比べて変化する。
第1に、原色光の色温度又は色点は、発光ダイオードを適切に選択することより変化させることができる。
第2に、第2次光の色温度又は色点は、発光材料の蛍光体、蛍光体の粒径及び濃度を適切に選択することにより変化させることができる。更に、これらを選択することにより、発光材料の蛍光体を有利に混合して用いることができ、それにより所望の色相をより正確に設定することができ有利である。
本発明の一例では、出力光が「白色」光に見えるようなスペクトル分布を有するものとしうる。
第1の例においては、本発明による白色光を発生する照明装置は、青色発光ダイオードにより発される青色放射が相補的な波長範囲に変換されて2色性の白色光が得られるような発光材料を選択することにより有利に製造することができる。この場合、ユウロピウム付活ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体を含む発光材料により黄色光を発生させる。また、第2赤色蛍光材料を追加的に使用して、この照明装置の演色性を向上させることができる。
最大発光波長が400〜480nmの青色LEDにより特に良好な結果が達成される。ユウロピウム付活ハロゲノオキソニトリドシリカートの励起スペクトルを特に考慮すると、最適条件は445〜468nmに存在することを確かめた。
本発明による白色光を発生する照明装置は、特に好ましくは、無機発光材料(Ba,Sr)2Si58:Eu,O,Fを、ルミネセンス変換カプセル部又は層を得るのに用いるシリコン樹脂と混合することにより実現することができる。
468nmのInGaN発光ダイオードにより発せられた青色放射の一部は、無機発光材料(Ba,Sr)2Si58:Eu,O,Fにより黄色のスペクトル領域へ変換され、その結果、青色に対して相補的な波長範囲の色になる。青色の原色光と黄色を発する蛍光体の第2次光との組合せが白色光として知覚される。
この場合、このようにして得られる白色光の色相(CIE色度図の色点)は、蛍光体の混合及び濃度を適切に選択することにより多様に変化させることができる。表2を参照されたい。
表1は、青色を発生するダイス(462nm)と黄色蛍光体(Sr2Si58:Eu,O,F)とを有する白色LEDの色点x、y及び演色性(Ra8)を、色温度Tの関数として示す表である。
Figure 2008501818
この白色光の照明装置は、図2に示すようにCIE色度図のほぼ黒体位置に色座標を有する。
図5、6及び7は、1次放射が462nmである青色発光InGaNダイスと蛍光材料としてSr2Si58:Eu,O,Fとを有するこのような照明装置の発光スペクトルを示すものであり、これらのスペクトルが相俟って高品質の白色感覚をもたらす全体スペクトルを構成する。種々の被覆厚さにおける関連する色点は、Tc=2960ケルビンの色温度においてx=0.454、y=0.433、CRI=76であり、Tc=3720ケルビンの色温度においてx=0.382、y=0.349、CRI=84であり、5490ケルビンの色温度においてx=0.332、y=0.290、CRI=80である。
Shimizu氏等の従来の技術のLEDにより発生した白色出力光のスペクトル分布(図8)と比べると、スペクトル分布が明らかに相違しており、ピーク波長が可視スペクトルの赤色領域にシフトしている。従って、Shimizu氏等の従来の技術のLEDにより発生した白色出力光と比較すると、本発明による照明装置から発生された白色出力光では赤色の量が著しく付加されている。
第2の例においては、本発明による白色光を発生する照明装置は、青色発光ダイオードにより発される青色放射が相補的な波長範囲に変換されて多色性の白色光が得られるような発光材料を選択することにより有利に製造することができる。この場合、ユウロピウム付活ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体と第2蛍光体との混合物を含む発光材料により黄色光を発生させる。
演色性のより高い白色光は、スペクトル範囲全体をカバーする赤色及び緑色の広範囲の発光バンドを有する蛍光体を、青色発光LED及び黄色から赤色を発するユウロピウム付活ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体と共に用いることで得られる。
これら有用な第2蛍光体及びその光学特性を表2にまとめる。
Figure 2008501818
これら発光材料は、2種の蛍光体の混合物、すなわち黄色から赤色のユウロピウム付活ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体と、(Ca1-xSrx)S:Euであって式中0≦x≦1である蛍光体と、(Sr1-x-yBaxCay2-zSi5-aAla8-aa:Euであって式中0≦a<5、0<x≦1、0≦y≦1及び0<z≦0.09である蛍光体とかなる群から選択した赤色蛍光体との混合物とすることができる。
これら発光材料は、2種の蛍光体の混合物、すなわち黄色から赤色のユウロピウム付活ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体と、(Ba1-xSrx2SiO4:Eu(式中0≦x≦1)、SrGa24:Eu、SrSi222:Eu、Ln3Al512:Ce及びYAG−Ceからなる群から選択した黄色から緑色蛍光体との混合物とすることができる。
これら発光材料は、3種の蛍光体の混合物、すなわち黄色から赤色のユウロピウム付活ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体と、(Ca1-xSrx)S:Euであって式中0≦x≦1である蛍光体及び(Sr1-x-yBaxCay2-zSi5-aAla8-aa:Euであって式中0≦a<5、0<x≦1、0≦y≦1且つ0<z≦0.09である蛍光体かなる群から選択した赤色蛍光体と、(Ba1-xSrx2SiO4:Eu(式中0≦x≦1)、SrGa24:Eu、SrSi222:Eu、Ln3Al512:Ce及びYAG−Ceからなる群から選択した緑色蛍光体との混合物とすることができる。
本例では、本発明による白色光を発生する照明装置は、特に好ましくは、3種の蛍光体の混合物を含む無機発光材料を、発光変換カプセル部又は層を得るために用いるシリコン樹脂と混合することにより実現することができる。第1蛍光体(1)は、黄色を発光するハロゲノオキソニトリドシリカートSr2Si58:Eu,O,Fとし、第2蛍光体(2)は、赤色を発光するCaS:Euとし、第3蛍光体(3)を緑色を発光するSrSi222:Eu型の蛍光体とする。
462nmのInGaN発光ダイオードにより発生した青色放射の一部は、無機発光材料Sr2Si58:Eu,O,Fにより黄色のスペクトル領域にシフトされ、結果として、青色に対して相補的な波長範囲の色となる。462nmのInGaN発光ダイオードにより発生した青色放射の他の部分は、無機発光材料CaS:Euにより赤色のスペクトル領域にシフトされる。462nmのInGaN発光ダイオードにより発生した青色放射の更に他の部分は、無機発光材料SrSi222:Euにより緑色のスペクトル領域にシフトされる。青色の原色光と、蛍光体混合物の多色性の第2次光との組合せが白色光として知覚される。
この場合、このようにして得られる白色光の色相(CIE色度図の色点)を、蛍光体の混合及び濃度を適切に選択することにより多様に変化させることができる。
第3の例においては、本発明による白色光を発生する照明装置は、UV発光ダイオードにより発されるUV放射が相補的な波長範囲に変換されて2色性の白色光が得られるような発光材料を選択することにより有利に製造することができる。この場合、蛍光材料により黄色光及び青色光を発生させる。黄色光は、ユウロピウム付活ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体を含む発光材料により発生させる。青色光は、BaMgAl1017:Eu、Ba5SiO4(Cl,Br)6:Eu、CaLn24:Ce、(Sr,Ba,Ca)5(PO43Cl:Eu及びLaSi35:Ceからなる群から選択した青色蛍光体を含む発光材料により発生させる。
最大発光波長が300〜420nmに位置するUVA発光ダイオードにより特に良好な結果が達成される。ハロゲノオキソニトリドシリカートの励起スペクトルを特に考慮すると、最適条件は365nmに存在することが確かめられた。
第4の例においては、本発明による白色光を発生する照明装置は、UV発光ダイオードにより発されるUV放射が相補的な波長範囲に変換されて、例えば青色、緑色及び赤色の追加的なカラートライアドにより多色性の白色光が得られるような発光材料を選択することにより有利に製造することができる。
この場合、黄色から赤色光と、緑色光と、青色光とは蛍光材料により発生させる。
また、第2赤色蛍光材料を追加的に使用して、この照明装置の演色性を向上させることもできる。
演色性のより高い白色光は、スペクトル範囲全体をカバーする青色及び緑色の広範囲の発光バンドを有する蛍光体を、UV発光LED及び黄色から赤色で発光するユウロピウム付活ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体と共に用いることで得られる。
発光材料は、3種の蛍光体の混合物、すなわち黄色から赤色のユウロピウム活性ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体と、BaMgAl1017:Eu、Ba5SiO4(Cl,Br)6:Eu、CaLn24:Ce、(Sr,Ba,Ca)5(PO43Cl:Eu及びLaSi35:Ceからなる群から選択した青色蛍光体と、(Ba1-xSrx)2SiO4:Eu(式中0≦x≦1)、SrGa24:Eu、SrSi222:Eu、Ln3Al512:Ce及びYAG:Ceからなる群から選択した黄色から緑色の蛍光体との混合物とすることができる。
この場合、このようにして得られる白色光の色相(CIE色度図の色点)は、蛍光体の混合及び濃度を適切に選択することにより多様に変化させることができる。
本発明の他の態様では、「黄色から赤色」光に見えるようなスペクトル分布の出力光を発する照明装置も想定している。
蛍光体としてユウロピウム付活ハロゲノオキソニトリドシリカートを含む蛍光材料は、例えばUVA発光LED又は青色発光LEDのような1次UVA又は青色放射源による刺激に対して黄色成分を発生するものとして特によく適している。
この場合、電磁スペクトルの黄色から赤色の領域で発光する照明装置を得ることができる。
第5の例において、本発明による黄色光を発生する照明装置は、青色発光ダイオードにより発される青色放射が相補的な波長範囲に変換されて2色性の黄色光が得られるような発光材料を選択することにより有利に製造することができる。
この場合、ユウロピウム付活ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体を含む発光材料により黄色光を発生させる。
最大発光波長が400〜480nmに位置する青色LEDにより特に良好な結果が達成される。ハロゲノオキソニトリドシリカートの励起スペクトルを特に考慮すると、最適条件は445〜465nmに存在することを確かめた。
本発明による黄色光を発生する照明装置は、特に好ましくは、多量の無機発光材料Sr2Si58:Eu,O,Fを、ルミネセンス変換カプセル部又は層を得るのに用いるシリコン樹脂と混合することにより実現することができる。462nmのInGaN発光ダイオードにより発生した青色放射の一部は、無機発光材料Sr2Si58:Eu,O,Fにより黄色のスペクトル領域にシフトされ、結果として、青色に対して相補的な波長範囲の色となる。青色の原色光と黄色を発する蛍光体の多量の第2次光との組合せが黄色光として知覚される。
LED−蛍光体装置の色出力は、蛍光層の厚さの影響を極めて受けやすい。すなわち、蛍光層が厚肉で、黄色のユウロピウム活性ハロゲノオキソニトリドシリカート蛍光体を多量に含む場合には、厚肉の蛍光層を通過する青色LEDの光量がより少なくなる。この場合、蛍光体の黄色から赤色の第2次光が支配的になるため、複合LED−蛍光体装置は黄色から赤色に見える。従って、蛍光層の厚さは、装置の色出力に影響を及ぼする臨界的な変数である。
この場合、このようにして得られる黄色光の色相(CIE色度図の色点)は、蛍光体の混合及び濃度を適切に選択することにより多様に変化させることができる。
第6の例においては、本発明による白色光を発生する照明装置は、UV発光ダイオードにより発されるUV放射の全体が単一色の黄色から赤色光に変換される発光材料を選択することにより有利に製造することができる。この場合、黄色から赤色光は蛍光材料により発生させる。
本発明による黄色光を発生する照明装置は、特に好ましくは、無機発光材料Sr2Si58:Eu,O,Fを、ルミネセンス変換カプセル部又は層を得るのに用いるシリコン樹脂と混合することにより実現することができる。462nmのInGaN発光ダイオードにより発生した青色放射の一部は、無機発光材料Sr2Si58:Eu,O,Fにより黄色のスペクトル領域にシフトされる。UVAの原放射と黄色を発する蛍光体の第2次光との組合せが黄色光として知覚される。
この場合、このようにして得られる白色光の色相(CIE色度図の色点)は、蛍光体の混合及び濃度を適切に選択することにより多様に変化させることができる。
図1は、本発明による蛍光体を有する2色性の白色LEDランプであって、この蛍光体がLED構造体により発生する光の経路に配置されている当該白色LEDランプを示す線図である。 図2は、CuKα放射により測定したSr2Si58:Eu,O,FのXRDパターンを示すグラフである。 図3は、Sr2Si58:Eu,O,Fの励起及び発光スペクトルを示すグラフである。 図4は、青色LEDと、蛍光材料として(Ba,Sr)Si58:Eu,O,F及びYAG−Ceとを有する照明装置のスペクトル放射を示すグラフである。 図5は、468nmの青色LEDと、蛍光材料としてBa2Si58:Eu,O,F及びSrSi222:Euとを有する白色LEDの、Commission International de I'Eclairage(「CIE」)色度図における座標を示すグラフである。 図6は、照明装置のスペクトル放射を示すグラフである。 図7は、CIE色度図における座標を示すグラフである。

Claims (21)

  1. 放射源と、少なくとも1つの蛍光体を含む蛍光材料とを有する照明装置であって、この蛍光体は、前記放射源により放射される光の一部を吸収し、この吸収された光と異なる波長の光を放射する蛍光体である照明装置において、
    前記少なくとも1つの蛍光体は、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートであり、式中、1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択した少なくとも1種のハロゲンである照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記放射源が発光ダイオードである照明装置。
  3. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記放射源は、400〜480nmの範囲のピーク発光波長を有する発光ダイオードから選択されたものであり、
    前記蛍光材料は、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートを有しており、式中1≦x≦2、3≦y≦7、0.01≦z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択した少なくとも1種のハロゲンである照明装置。
  4. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記放射源は、400〜480nmの範囲のピーク発光波長を有する発光ダイオードから選択されたものであり、
    前記蛍光材料は、少なくとも1つの第2蛍光体と、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートとを有しており、上記式中、1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択した少なくとも1種のハロゲンである照明装置。
  5. 請求項4に記載の照明装置において、
    前記第2蛍光体が、(Ca1-xSrx)S:Euであって式中0≦x≦1である蛍光体と、(Sr1-x-yBaxCay2-zSi5-aAla8-aa:Euであって式中0≦a<5、0<x≦1、0≦y≦1及び0<z≦0.09である蛍光体とかなる群から選択した赤色蛍光体である照明装置。
  6. 請求項4に記載の照明装置において、
    前記第2蛍光体が、(Ba1-xSrx2SiO4:Eu(式中0≦x≦1)と、SrGa24:Euと、SrSi222:Euと、Ln3Al512:Ceと、YAG−Ceとからなる群から選択した緑色蛍光体である照明装置。
  7. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記放射源は、200〜420nmのUV範囲のピーク発光波長を有する発光ダイオードから選択されたものであり、
    前記蛍光材料は、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートを有しており、式中、1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択される少なくとも1種のハロゲンである照明装置。
  8. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記放射源は、200〜420nmのUV範囲のピーク発光波長を有する発光ダイオードから選択されたものであり、
    前記蛍光材料は、第2蛍光体と、一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートとを有しており、前記式中、1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択される少なくとも1種のハロゲンである照明装置。
  9. 請求項8に記載の照明装置において、
    前記第2蛍光体は、BaMgAllo17:Euと、Ba5SiO4(Cl,Br)6:Euと、CaLn24:Ceと、(Sr,Ba,Ca)5(PO43Cl:Euと、LaSi35:Ceとからなる群から選択した青色蛍光体である照明装置。
  10. 請求項8に記載の照明装置において、
    前記第2蛍光体は、Ca1-xSrx)S:Eu(式中0≦x≦1)と、(Sr1-x-yBaxCay2-zSi5-aAla8-aa:Eu(式中0≦a<5、0<x≦1、0≦y≦1、0<z≦0.09)とからなる群から選択した赤色蛍光体である照明装置。
  11. 請求項8に記載の照明装置において、
    前記第2蛍光体は、(Ba1-xSrx2SiO4:Eu(式中0≦x≦1)と、SrGa24:Euと、SrSi222:Euと、Ln3Al512:Ceと、YAG−Ceとからなる群から選択した緑色蛍光体である照明装置。
  12. 放射源により放射される光の一部を吸収して、この吸収された光と異なる波長の光を放射しうる蛍光体であって、
    一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートであり、式中1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、EAはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択した少なくとも1種のハロゲンである蛍光体。
  13. 請求項12に記載の蛍光体において、
    この蛍光体は、イッテルビウム及びサマリウムからなる群から選択した活性化補助因子を更に有する蛍光体。
  14. 請求項12に記載の蛍光体において、
    この蛍光体は、一般式Ea2Si58:Euzabで表わされるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートであって、式中0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属である蛍光体。
  15. 請求項12に記載の蛍光体において、
    前記蛍光体は、アルミニウム、スカンジウム、イットリウム、ランタン、ガドリニウム及びルテチウムのフッ化物並びにオルトリン酸塩と、アルミニウム、イットリウム及びランタンの酸化物と、アルミニウムの窒化物とからなる群から選択した被膜を有する蛍光体。
  16. 一般式EaxSiy2/3x+4/3y:Euabで表わされ、式中1≦x≦2、3≦y≦7、0.001<z≦0.09、0.005<a≦0.05、0.01<b≦0.3であり、Eaはカルシウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属であり、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素からなる群から選択した少なくとも1種のハロゲンであるユウロピウム(II)付活ハロゲノオキソニトリドシリカートの調製方法において、
    a)少なくとも1種の酸素含有アルカリ土金属前駆体化合物と、窒化ケイ素及びケイ素ジイミドからなる群から選択した少なくとも1種の窒化ケイ素化合物と、少なくとも1種のユーロピウム前駆体化合物と、炭素及びケイ素からなる群から選択した還元性化合物とを含む出発材料を混合し、混合物を調製する工程と、
    b)得られた混合物を閉じた反応器内に移して、この混合物を、窒素及び水素からなる混合ガスの還元性雰囲気下で熱処理する工程と
    を有する調整方法。
  17. 請求項16に記載の調整方法において、
    前記酸素含有アルカリ土金属前駆体化合物を、炭酸塩とする調整方法。
  18. 請求項16に記載の調整方法において、
    前記出発材料は、アルカリ土類金属のハロゲン化物から選択したフラックスも含むものとする調整方法。
  19. 請求項16に記載の調整方法において、
    前記ユウロピウム前駆体化合物は、フッ化ユーロピウム、塩化ユーロピウム、臭化ユウロピウム及びヨウ化ユウロピウムからなる群から選択したハロゲン化物である調整方法。
  20. 請求項16に記載の調整方法において、
    ユウロピウム前駆体化合物は、酸化ユウロピウム(II)ドープトアルカリ土類金属酸化物である調整方法。
  21. 請求項16に記載の調整方法において、
    前記熱処理の温度を、1300〜1700℃の範囲とする調整方法。
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