JP2008501224A - 多重rf周波数に応答する電極を有するプラズマプロセッサ - Google Patents

多重rf周波数に応答する電極を有するプラズマプロセッサ Download PDF

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Abstract

ワークピースを加工するプラズマプロセッサが、ワークピースを含む真空室において、3つの整合ネットワークによって電極に加えられる周波数2MHz、27MHz、および60MHzを有する源を含む。代替として、60MHzが、第4整合ネットワークによって第2電極に加えられる。整合ネットワークは、それらを駆動する源の周波数にほぼ同調され、2MHzのインダクタンスが27MHzのネットワークインダクタンスを超え、27MHzネットワークインダクタンスが60MHzのネットワークのインダクタンスを超えるように、直列インダクタンスを含む。整合ネットワークは、それらを駆動しない源の周波数を少なくとも26DBだけ減衰させる。27MHzと60MHzの源の間のシャントインダクタが、27MHzおよび60MHzから2MHzをデカップリングする。直列共振回路(約5MHzに共振する)が、2MHzの源を電極に整合させるのを補助するために、2MHzのネットワークおよび電極を分路する。

Description

同時係属出願との関係
本発明は、Dhindsa等によって発明され2003年8月22日に出願された同時係属で共通譲渡の米国出願10/645665「Multiple Frequency Plasma Etch Reactor」において開示されている発明に対する改良である。本発明は、同時に行われた共通譲渡のDhindsa等の出願「VACUUM PLASMA PROCESSOR INCLUDING CONTROL IN RESPONSE TO DC BIAS VOLTAGE」、Lowe Hauptoman Gilman and Bernerの整理番号2328−065において開示されている発明にも関連する。本発明は、発明がなされたとき、同時係属出願の所有者によって所有されていた。
本発明は、一般的には、プラズマ加工室においてプラズマでワークピースを加工するための装置に関し、より具体的には、いくつかの周波数において(すなわち、3つを超えるが、多くはない)電気エネルギーに応答するように接続された単一の電極を有するプロセッサに関する。
ワークピースを加工するプラズマについて2つの異なる周波数のプラズマ励起場を真空室の一領域に加えることが知られており、領域は場が加工プラズマに変換するガスに結合される。ワークピースは、通常、半導体ウエハまたは誘電体プレートであり、プラズマはワークピースの上に集積回路フィーチャを形成することに関与する。高周波数RF電力(約10MHzを超える周波数を有する)が、通常、プラズマの密度、すなわちプラズマフラックスを制御し、一方、低から中間の周波数(100kHzから約10MHzの範囲にある)を有するRF電力が、通常、プラズマにおいてワークピースに入るイオンのエネルギーを制御する。これらのプロセッサにおける励起プラズマは、通常、ワークピースを乾燥エッチングするが、いくつかの場合、材料はワークピースの上に付着することになる。通常、ACプラズマ励起場は、室の1対の間隔をおいた電極または室の1つの電極ならびに室の外部に位置するコイルによって領域に供給される(「リアクタンス」という用語は、真空プラズマ加工室と関連して本文書において使用されるとき、ACプラズマ励起場を室のプラズマに供給するための電極またはコイルを指すことを理解されたい)。
2002年6月27日に出願されたVahedi等の共通譲渡で同時係属の出願10/180978は、2つの異なる周波数が真空プラズマ加工室の底部電極(すなわち、加工されているワークピースが上において明らかにされる電極)に同時に加えられ、一方、室の上部電極が接地されるプロセッサを開示している。
フィーチャのサイズが減少し続けるにつれ、ワークピースを加工するプラズマの様々なパラメータを精確に制御する必要性が増大した。プラズマのパラメータの中でも、プラズマの化学的性質(すなわち、イオン種およびラジカル種のタイプ)、プラズマフラックス、および基板に入るプラズマのイオンエネルギーは、精確な制御を必要とする。フィーチャのサイズが収縮し、新しい材料が集積回路の製作に使用されることにより、ワークピースの加工に関与するウィンドウは、サイズが減少し、一方、現在利用可能なプラズマプロセッサ、特にエッチングのためのプロセッサに対する制限を課している。フィーチャサイズの収縮および新しい材料に対する要求は、異なるエッチング用途について同じ反応器、すなわち真空加工室を使用することを限定する。
同時係属のDhindsa等の出願は、いくつかの周波数によってプラズマを励起することにより、いくつかの異なる現象がプラズマにおいて同時に起きるように、いくつかの周波数の電気エネルギーでプラズマを励起することによってこれらの結果を提供する。約2MHz、27MHz、および60MHzなど、3つの異なる周波数の電気エネルギーでプラズマを励起することによって、ワークピースを加工するプラズマの化学的性質、密度、およびイオンエネルギーの精確な制御が提供される。同時係属のDhindsa等の出願の一実施形態では、プラズマ励起源構成が、いくつかの周波数を底部電極に加え、一方、底部電極と対向する上部電極は接地される。同時係属のDhindsa等の出願のプラズマ励起源構成は、(1)周波数の源とプラズマとの間のインピーダンス整合を提供し、(2)互いに異なる源に関連付けられた周波数を減結合するための回路の広範な開示を含む。同時係属のDhindsa等の出願の源構成から得られるプラズマは、少なくとも1つの可変周波数RF源、少なくとも1つの固定周波数RF源、および少なくとも1つの可変電力RF源を含むことができる。
本発明の一態様によれば、ワークピースのための真空プラズマプロセッサが、電極を含む真空プラズマ加工室を備える。室は、リアクタンスに関連付けられる。電極およびリアクタンスは、ワークピースを所持するように構成される室のガスにプラズマ励起場を結合するように構成される。プロセッサは、Nを少なくとも3の値を有する整数とする無線周波数電力のNの源を含み、源のそれぞれは異なる無線周波数を導出するように構成される。プロセッサは、無線周波数電力のNの源から電極およびリアクタンスにNの周波数の電力を供給するための回路をも含む。Nの周波数、Nの周波数のそれぞれにおける電力、電極、リアクタンス、および回路は、(a)プラズマがNの周波数のそれぞれに励起され(b)源の特定の無線周波数に関連付けられた周波数以外の周波数においてNの源のそれぞれに電力を実質的に結合するのをほぼ防止するように構成される。Nの周波数および回路は、源の特定の無線周波数に関連付けられた周波数以外の周波数において、Nの源のそれぞれに電力を実質的に結合するのを防止するために、少なくとも26DBの電力減衰が回路によって挿入されるように構成される。
我々は、実験により、少なくとも26DBの電力減衰が、他の源の周波数から源のそれぞれの望ましいデカップリングを可能にするために提供されることが好ましいことを認識した。26DBの電力減衰は、プラズマの非線形性による高調波成分および相互変調成分(すなわち、様々な異なる周波数源の和および差の周波数)が、源の出力インピーダンスに後方結合されるのを防止する。
本発明の他の態様は、電極を含む真空プラズマ加工室を備えるワークピースのための真空プラズマプロセッサに関する。室は、リアクタンスに関連付けられる。電極およびリアクタンスは、ワークピースを所持するように構成される室のガスにプラズマ励起場を結合するように構成される。プロセッサは、Nを少なくとも3の値を有する整数とする無線周波数電力のNの源を含む。源のそれぞれは異なる無線周波数を導出するように構成され、源iが無線周波数Fiを導出するように構成され、iは1からNの連続する各整数であり、F1はFNより小さく、iは1からNまで単調に増加する。プロセッサは、無線周波数電力のNの源から電極およびリアクタンスにNの周波数の電力を供給するための回路をも含む。Nの周波数、Nの周波数のそれぞれにおける電力、電極、リアクタンス、および回路は、(a)プラズマがNの周波数のそれぞれに励起され(b)特定の無線周波数源に関連付けられた周波数以外の周波数において電力がNの源のそれぞれに実質的に結合されるのを防止するように構成される。回路はNのインピーダンス整合ネットワークを含み、それぞれは源の1つに関連付けられ、(a)それぞれが電極に関連付けられる源の周波数においてプラズマ励起電力を電極に結合し(b)整合ネットワークに関連付けられた源に他の源の周波数の電力を実質的に結合するのを防止するために他の源の周波数の電力を十分に減衰させるように構成される。各インピーダンス整合ネットワークは、直列インダクタンスを有する。源iに関連付けられたインピーダンス整合ネットワークの直列インダクタンスは、インピーダンス整合ネットワーク1から(i−1)のそれぞれの直列インダクタンスより小さい。Nの整合ネットワークの直列インダクタンスのそのような関係は、他の源の周波数から源のそれぞれの望ましい脱係合を提供するのを補助する。
本発明の他の態様は、電極を含む真空プラズマ加工室を備えるワークピースのための真空プラズマプロセッサに関する。室は、リアクタンスに関連付けられる。電極およびリアクタンスは、ワークピースを所持するように構成される室のガスにプラズマ励起源を結合するように構成される。プロセッサは、Nを少なくとも3の値を有する整数とする無線周波数電力のNの源を含む。源のそれぞれは異なる無線周波数を導出するように構成され、源iが無線周波数Fiを導出するように構成され、iは1からNの連続する各整数であり、F1はFNより小さく、iは1からNまで単調に増加する。プロセッサは、無線周波数電力のNの源から電極およびリアクタンスにNの周波数の電力を供給するための回路をも含む。Nの周波数、Nの周波数のそれぞれにおける電力、電極、リアクタンス、および回路は、(a)プラズマがNの周波数のそれぞれに励起され(b)特定の無線周波数源に関連付けられた周波数以外の周波数において電力がNの源のそれぞれに実質的に結合されるのを防止するように構成される。回路はNのインピーダンス整合ネットワークを含み、それぞれは源の1つに関連付けられ、(a)それぞれが関連付けられる源の周波数のプラズマ励起場を電極に結合し(b)他の源の周波数の電力が整合ネットワークに関連付けられた源に実質的に結合されるのを防止するために他の源の周波数の電力を十分に減衰させるように構成される。電力を供給するための回路は、電極と、周波数F1を有する源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークとの間に分路して接続された直列共振回路を含む。直列共振回路は、F1より大きい周波数のいずれかにおいてプラズマに結合された電力に対して大きな影響を有さず、一方、周波数F1を有する源のインピーダンスを電極に関連付けられた寄生インピーダンスに整合させるのを補助するためにF1とF2との間の周波数を有する。
本発明の追加の態様は、電極を含む真空プラズマ加工室を備えるワークピースのための真空プラズマプロセッサに関する。室は、リアクタンスに関連付けられる。電極およびリアクタンスは、ワークピースを所持するように構成される室のガスにプラズマ励起場を結合するように構成される。プロセッサは、Nを少なくとも3の値を有する整数とする無線周波数電力のNの源を含む。源のそれぞれは異なる無線周波数を導出するように構成され、源iが無線周波数Fiを導出するように構成され、iは1からNの連続する整数であり、F1はFNより小さく、iは1からNまで単調に増加する。プロセッサは、無線周波数電力のNの源から電極およびリアクタンスにNの周波数の電力を供給するための回路をも含む。Nの周波数、Nの周波数のそれぞれにおける電力、電極、リアクタンス、および回路は、(a)プラズマがNの周波数のそれぞれに励起され(b)特定の無線周波数源に関連付けられた周波数以外の周波数において電力がNの源のそれぞれに実質的に結合されるのを防止するように構成される。回路はNのインピーダンス整合ネットワークを含み、それぞれは源の1つに関連付けられ、(a)それぞれが関連付けられる源の周波数のプラズマ励起場を電極に結合し(b)他の源の周波数の電力が整合ネットワークに関連付けられた源に実質的に結合されるのを防止するために他の源の周波数の電力を十分に減衰させるように構成される。電力を供給するための回路は、源2からNにそれぞれ関連付けられた(N−1)のフィルタを含む。(N−1)のフィルタはそれぞれ源2からNの電力が大きく減衰されずに電極またはリアクタンスに結合されるのを可能にし、一方、源1からの電力を大きく減衰させ、源1からの電力が源2からNに結合されるのを防止するように構成される。
本発明の他の態様は、電極を含む真空プラズマ加工室を備えるワークピースのための真空プラズマプロセッサに関する。室は、リアクタンスに関連付けられる。電極およびリアクタンスは、ワークピースを所持するように構成される室のガスにプラズマ励起場を結合するように構成される。プロセッサは、Nを少なくとも3の値を有する整数とする無線周波数電力のNの源を含む。源のそれぞれは、源iが無線周波数Fiを導出するように構成されるように、異なる無線周波数を導出するように構成される。iは1からNの連続する整数であり、F1はFNより小さく、iは1からNまで単調に増加する。プロセッサは、無線周波数電力のNの源から電極およびリアクタンスにNの周波数の電力を供給するための回路をも含む。Nの周波数、Nの周波数のそれぞれにおける電力、電極、リアクタンス、および回路は、(a)プラズマがNの周波数のそれぞれに励起され(b)特定の無線周波数源に関連付けられた周波数以外の周波数において電力がNの源のそれぞれに実質的に結合されるのを防止するように構成される。回路は、kをNより小さい整数とする(N+k)のインピーダンス整合ネットワークを含む。Nの整合ネットワークのそれぞれは源の1つに関連付けられ、(a)それぞれが電極に関連付けられる源の周波数においてプラズマ励起電力を電極に結合し(b)他の源の周波数の電力を整合ネットワークに関連付けられた源に実質的に結合するのを防止するために他の源の周波数の電力を十分に減衰させるように構成される。kのインピーダンス整合ネットワークのそれぞれは源のkの1つに関連付けられ、(a)それぞれが関連付けられる源の周波数のプラズマ励起電力がリアクタンスに結合され(b)他の(k−1)の源の周波数の電力を整合ネットワークに関連付けられた特定の源に実質的に結合するのを防止するために他の(k−1)の源の周波数の電力を十分に減衰させるように構成される。切替え構成が、(1)Nの源からNの整合ネットワークを介して電極に、または(2)(a)kの源のjから整合ネットワークのjを介してリアクタンスに、および(b)源のmから整合ネットワークのmを介して電極に電力を供給する。jは1からkの任意の整数、mは1から(N−k)の任意の整数である。
回路は、Nの周波数の少なくとも3つを電極に供給するように構成することができる。
N=3であり、F1が最低周波数、F3が最高周波数、F2がF1とF3との間にあるように、第1、第2、および第3周波数(F1、F2、およびF3)が存在することが好ましい。F1、F2、およびF3は、他の源の周波数から源のそれぞれの望ましいデカップリングを提供するのを補助するために、第1、第2、および第3周波数の隣接対間に少なくとも1オクターブの差が存在するようなものである。さらに、第2周波数は、第1周波数より少なくとも10高いことが好ましいが、その理由は、第1周波数における電力は、通常、第2周波数における電力よりかなり大きいからである。好ましい実施形態では(N=3)、j=k=1、m=2である。
(N+k)の整合ネットワークを使用することは、Nの整合ネットワークの使用より有利である。(N+k)の整合ネットワークにより、源が第1環境下において第1整合ネットワークを介して電極を駆動し、第2環境下において第2整合ネットワークを介してリアクタンスを駆動するのが可能になる。そのような構成により、源はNの整合ネットワークのみが使用され、源が同じ整合ネットワークを介して電極およびリアクタンスを交互に駆動する場合、より容易かつ迅速に整合させることができる。
インピーダンス整合ネットワークのそれぞれは、キャパシタンス構成、および整合ネットワークの特定の1つに関連付けられた源の周波数にほぼ同調されたインダクタンスを含むことが好ましい。具体的には、インピーダンス整合ネットワークのそれぞれは、シャントキャパシタ、直列キャパシタ、およびインダクタンスを含むことが好ましい。比較的低い周波数の源に関連付けられた整合ネットワークのインダクタンスは、集中パラメータインダクタであり、一方、より高い周波数の源に関連付けられた整合ネットワークのインダクタンスは、通常、分散寄生インダクタンスである。
好ましい実施形態では、源は、約2MHz、27MHz、および60MHzの周波数を有する。この場合、直列共振回路は、27MHzまたは60MHzのプラズマに結合された電力に対して大きな影響を有さず、一方、2MHzのインピーダンスを電極に関連付けられた寄生インピーダンスに整合させるのを補助するように約5MHzの共振周波数を有する。
源は、一実施形態では、比較的狭い範囲内において可変周波数を有する。そのような実施形態では、関連付けられたインピーダンス整合ネットワークのシャントキャパシタは、望ましいワークピース加工結果を提供するようにある範囲において可変である。可変周波数は、(1)インピーダンス整合ネットワークに関連付けられた源の出力インピーダンスと、(2)源によって駆動されるインピーダンスとの間におけるインピーダンス整合の程度を決定するためのセンサを含むコントローラによって制御される。各源は、通常、そのようなコントローラを含む。第2実施形態では、源は固定周波数を有し、この場合、関連付けられたインピーダンス整合ネットワークのシャントキャパシタおよび直列キャパシタは可変であり、(1)インピーダンス整合ネットワークに関連付けられた源の出力インピーダンスと、(2)源によって駆動されるインピーダンスとの間におけるインピーダンス整合の程度を決定するためのセンサを含むコントローラによって制御される。
フィルタのそれぞれは、フィルタに関連付けられた源と源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークとの間に分路して接続されたインダクタを含む。
好ましい実施形態では、切替え機構が、源の少なくとも1つから最初に述べられた電極またはリアクタンス、好ましくは最初に述べられた電極から間隔をおいて位置する第2電極に電力を選択的に供給する。
本発明の上記および他の目的、特徴、および利点は、特に添付の図面と関連して取入れられるとき、特定の実施形態の以下の詳細な記述を考慮する際に明らかになるであろう。
本発明の態様を含む真空プラズマプロセッサの部分ブロックおよび部分電気外略図である。 本発明の態様を含む真空プラズマプロセッサの部分ブロックおよび部分電気外略図である。 プロセッサが3つの可変周波数RF源および3つの整合ネットワークを含む、図1に示されたプロセッサの一部の第1の好ましい実施形態の回路図である。 プロセッサが3つの固定周波数RF源およびそれぞれが2つの可変キャパシタを含む3つの整合ネットワークを含む、図1に示されたプロセッサの一部の第2の好ましい実施形態の回路図である。 図1の真空プラズマプロセッサの一部の回路図である。
ここで、縦軸11(すなわち中心線)を有するプラズマプロセッサ真空室10が、導電性金属壁12、底部電極アセンブリ13、および上部電極アセンブリ14を含むとして示されている図面の図1を参照する。壁12は、軸11と同軸状の円形内部周囲を有する。壁12は接地され、すなわち、DCおよびRF基準電位にある。真空ポンプ9が、加工中、0.001から500トールの大きさの真空において室10の内部を維持する。室10の内部は、底部電極アセンブリ13の上面に近い底部境界と、上部電極アセンブリ14の底面に近い上部境界との間に閉込めプラズマ領域8を含む。閉込めプラズマ領域8の側方境界は、壁12から間隔をおいて位置する。
底部電極アセンブリ13は、底部電極としばしば呼ばれ、軸11と同軸状であり、電気絶縁性リング17に固定され、このリングは室10の金属の接地されたベース19に固定される。電極アセンブリ13は円形の中央金属電極16を含み、この電極は軸11と同軸状であり、金属電極16の直径にほぼ等しい直径を有する通常は半導体ウエハである円形ワークピース18を受けるための上面を有する。ワークピース18が適所にあるとき、その中心は軸11と一致する。電極16は、静電力を使用してワークピース18を電極16にクランプするために、DCチャッキング電圧源(図示せず)に接続することができる。電極16およびワークピース18の温度は、コントローラ24が(1)設定点源25によって示されたコントローラに供給された温度設定点、および(2)電極16に埋め込まれている温度モニタ26によって導出された信号によって示される電極の温度測定値に応答して導出する電気信号に基づいて導管21およびバルブ22を介して電極16の領域(図示せず)にヘリウム源20を接続する既知の方式で制御される。
底部電極アセンブリ13は、通常は石英で作成される電気絶縁体リング28をも含む。リング28は絶縁体リング17の上面に固定され、軸11と同軸状であり、ワークピース18の直径とほぼ等しい内径を有し、ワークピース18の周囲はワークピースが適所にあるときリング28の内周にほぼ隣接する。リング28の外側のリング17の上面部分およびリング17の側壁は、それぞれ、絶縁体リング33および接地された金属リング32によって覆われる。絶縁リング33には、誘電体材料または導電性材料の層(図示せず)で覆う、またはコーティングすることができる金属電極リング34が重なる。導電性リング34、およびそれを覆う、またはコーティングする層は、領域8のプラズマの化学的性質を損なわない材料で作成される。そのような材料は、真性シリコンなど、適切な比較的高い導電性の半導体である。代替として、リング34は、適切な損なわない材料によって覆われた金属である。リング34は、リング34が接地されるように、金属ストラップ(図示せず)によって接地リング32に電気的に接続される。リング33および34は、軸11と同軸状であり、底部電極アセンブリ13の外縁とリング28との間において水平に延びる。リング34は、ワークピースに入るプラズマの的確なイオンエネルギーを有するのを補助するために、電極16の領域と等しいか、またはそれ以上の領域を領域8に面して有することが好ましい。
上部電極アセンブリ14は、軸11と同軸状であり、かつ領域8のプラズマの化学的性質を損なわない導電性真性シリコンで作成された底面36aを有する中央電極36を含む。電極36は内部通路(図示せず)および多くのシャワーヘッド開口(図示せず)を含み、両方ともワークピース18を加工するプラズマにガスが変換される領域8の中へシャワーヘッド開口を通って流れるプロセスガスの適切な源37と流体流れ関係において接続される。電極36は、加熱および/または冷却構成45を含み、この構成は、設定点源25によってコントローラに供給された設定点信号に応答して、コントローラ24がリード35を介して構成45に供給する電気信号、ならびにアセンブリ14に埋め込まれている温度ゲージ39によって導出される電極36の温度を表す信号に応答する。
アセンブリ14は、絶縁体リング38および金属リング40をも含む。リング38は、軸11と同軸状であり、好ましくは石英で作成され、リング28とほぼ位置合わせされる。リング38は、中央電極36の外周に隣接する内周を有する。金属リング40は、軸11と同軸状であり、絶縁体リング38の外周および側壁12の内周とそれぞれ隣接する内周および外周を有し、リング40はRFおよびDC接地電位にある。金属リング40の下方内面は、導電性電極リング42を所持する電気絶縁性リング41によって覆われる。電極リング42は、領域8のプラズマの化学的性質を損なわない導電性または絶縁性の材料の層(図示せず)でコーティングされる、または覆われる。リング42は、リング42が接地されるように、金属ストラップ(図示せず)によってリング40および壁12に電気的に接続される。リング42の領域が電極36の領域と同じであるか、またはそれより大きくなるように、領域8に面する電極16および35の領域は同じであり、接地されたリング34および42の領域は同じであることが好ましい。電極16および36、ならびにリング34および42は、軸11と同軸状である。
以上から、閉込めプラズマ領域8は、(1)電極36の底面36a、(2)絶縁体リング38の底面、および(3)電極リング42の底面によって決定された上部境界と、(1)ワークピース18の上面(ワークピースが適所にあるとき)、(2)絶縁体リング28の上面、および(3)電極リング34の上面によって決定された底部境界とを有する。モータ43は、上部電極アセンブリ14の底面を底部電極アセンブリ13の上面に対して上下に移動させることによって、領域8の上部境界と底部境界との間の間隔を制御する。モータ43は、ワークピース18を加工するプラズマを励起する特定の周波数について実験的に決定された最適値において電極アセンブリ13と14の面間の間隔を設定するためにコントローラ24からの信号に応答する。
閉込めプラズマ領域8の側面は、領域8のプラズマの化学的性質を損なわない材料で作成され間隔をおいて垂直に積み重ねられたルーバー44によって境界を画定される。ルーバー44は、ルーバーが電気的に給電される、または電気により浮遊する、あるいは電気的に接地されるように、電気絶縁性(好ましくは石英などの誘電体)、またはいくらか導電性(たとえば、シリコンカーバイド)の材料で作成される。ルーバー44は、大量のプラズマがルーバー44間のスロットを通って流れないようなものである。しかし、領域8の非イオン化ガスは、ルーバー44間のスロットを通って壁12とリング32との間の室10の領域46に逃げ、ベース19の適切な開口を経てポンプ9によって室10の内部からポンピングされる。
ルーバー44は、閉込めプラズマ領域8の圧力を制御するために、適切な間隔構成(図示せず)によって垂直方向において互いから間隔をおいて固定して配置され、モータ47によって互いにおよび底部アセンブリ13に対して上下に駆動される。領域8の圧力は、設定点源25がコントローラ24に供給する圧力設定点、および領域8の圧力ゲージ48の出力信号によって制御される。コントローラ24は、モータ47を制御し、最低ルーバー44の底面と電極アセンブリ13の上面との間の間隔を変化させるために、圧力設定点および圧力ゲージ48の出力信号に応答する。その結果、領域8の圧力は、圧力設定点に維持される。ルーバー44は、ルーバーがモータ43の作動に応答して移動せず、閉込めプラズマ領域8の圧力が電極アセンブリ13と14との間の間隔とは関係なく制御されるように構成される。
いくつかのRF源が、電極14を介していくつかの異なる周波数を領域8に供給する。具体的には、固定または可変周波数とすることができるRF源50.1…50.i…50.Nはそれぞれ、整合ネットワーク52.1…52.i…52.Nに供給されるプラズマ励起電力を導出する。iが1からNまで単調に増加するように、Nは2より大きい整数、iは1からNの連続する各整数である(以下の記述では、源50.2および50.(N−1)、ならびにそれらに関連付けられた回路を参照することがある。源50.2は、源50.1の次の最高周波数を有し、源50.(N−1)は、源50.Nの次の最低周波数を有するが、図面はそのような源および関係する回路を含んでいないことを理解されたい)。コンバイナ回路53が、出力電力整合ネットワーク52.1…52.Nを組合せ、組み合わされた電力をリード58を介して電極14に供給する。
kのRF源50.p…50.Nは、それぞれ、kの整合ネットワーク55.p…55.Nに接続される。kはNより小さく、pは1を含む整数である。pが1より大きい整数である場合、pはその最小値からNまで単調に増加する。整合ネットワーク55.p…55.Nは、電力をコンバイナ回路57に供給し、コンバイナ回路57は、ネットワーク55.p…55.Nからの出力電力をリード60を介して電極36に供給する(多くの場合、最高周波数を有する源50.Nのみが電力を電極36に供給する。そのような場合、コンバイナ回路57は排除される)。
通常、単一源からの電力は、電極14および36の両方に供給されない。源50.P…50.Nから電極14および36に互いに排他的に電力を供給するために、スイッチ行列59が、源50.p…50.Nと整合ネットワーク52.p…50.Nおよび整合ネットワーク55.p…55.Nとの間に接続される。スイッチ行列59は、源50.p…50.N、整合ネットワーク52.p…52.N、および整合ネットワーク55.p…55.Nにそれぞれ関連付けられた2つの位置共軸スイッチ59.p…59.Nを含む。第1位置において、行列59の共軸スイッチ59.qは、源50.qから整合ネットワーク52.qに電力を供給し、第2位置において、共軸スイッチ59.qは、源50.qから整合ネットワーク55.2に電力を供給する。qは、p…Nのいずれか1つである。
整合ネットワーク52.1…52.i…52.Nおよび55.p…55.Nのそれぞれは、少なくとも1つの可変リアクタンスを含む。RF源が固定周波数を有する場合、整合ネットワークは、2つの可変リアクタンスを含む。RF源が可変周波数を有する場合、整合ネットワークのそれぞれは、単一の可変リアクタンスを有する。
コントローラ24は、整合ネットワーク52.1…52.Nおよび整合ネットワーク55.p…55.Nの可変リアクタンスの値、ならびに源50.1…50.Nのそれぞれの出力電力の値を制御する。可変周波数の実施形態では、(1)源50.1…50.Nのそれぞれは、組込み公称中心周波数と、特定の源の出力インピーダンス間の不整合の程度を検出するための回路、および整合を達成するために特定の源の周波数を制御するための回路とを有し、(2)コントローラ24は、ワークピース18を加工するレシピに基づいて、整合ネットワーク52.1…52.Nおよびネットワーク55.p…55.Nの可変リアクタンスの値を開ループ方式で設定する。
固定周波数の実施形態では、整合ネットワーク52.1…52.Nおよびネットワーク55.p…55.Nのそれぞれは、特定の整合ネットワークに関連付けられた源に反映されるように、RF電圧、電流、およびそれらの間の位相角度を特定の源の周波数において検出するためのセンサ回路(図1では示さず)に接続される。コントローラ24は、当業者には周知の方式で各整合ネットワークの可変シャントおよび直列キャパシタを制御するために、検出された電圧、電流、および位相角度に応答し、出力端子においてRF源のそれぞれによって認識されるインピーダンスは、源の周波数において、源のそれぞれの出力インピーダンスにほぼ等しい。
整合条件下において、整合ネットワーク52.1…52.i…52.Nのインピーダンスは、整合ネットワークが源50.1…50.i…50.Nの周波数にそれぞれ同調され、一方、整合ネットワーク55.p…55.Nは、源50.P…50.Nの周波数にそれぞれ同調されるようなものである。整合ネットワークは、また、特定の整合ネットワークを直接は駆動しないRF源の電力について大きな減衰を導入するように構成される。整合ネットワーク52.1…52.i…52.Nおよび55.p…55.Nのそれぞれは、RF源の周波数について少なくとも26DBの電力減衰を導入するが、整合ネットワークを直接駆動する特定のRF源の周波数は除く。特定の整合ネットワークを直接駆動しない周波数について少なくとも26DBの電力減衰を導入することによって、特定の整合ネットワークを駆動するRF源は、特定のRF源の出力端子に後方結合された他の源からの電力によって悪影響を受けない。たとえば、整合ネットワーク52.1は、RF源50.2…50.i…50.Nのそれぞれの出力電力について少なくとも26DBの電力減衰を導入するので、RF源50.2…50.Nからの電力は、RF源50.1の動作に悪影響を与えない。
整合ネットワーク52.r…52.N(rはpからNの任意の整数である)の出力電力が電極36に結合されるように、スイッチ行列59が作動されるとき、電極16に供給され、かつプラズマによって電極36に結合される源50.1…50.(r−1)の周波数における電力は、閉鎖スイッチ68によってローパスフィルタ66をグランドに接続することによって、電極36から整合ネットワーク50.1…50.(r−1)に後方結合されるのが防止される。フィルタ66が、源50.(r−1)と50.rの周波数との間のカットオフ周波数を有し、源50.1…50.(r−1)からの電力は、フィルタ66によってグランドに結合され、したがって、整合ネットワーク52.1…52.(N−1)の出力端子からデカップリングされ、一方、源50.r…50.Nからの電力は、それぞれ整合ネットワーク52.r…52.Nを介して電極36に結合される。反対に、スイッチ68は、源50.Nからの電力を整合ネットワーク52.Nを介して電極16に結合するスイッチ55.Nに応答して開かれる。コントローラ24は、電極16および36に結合される源の関数として、フィルタ66のカットオフ周波数を変化させる。したがって、源50.1…50.sからの電力が電極16に結合され、源50.(s+1)…50.Nからの電力が電極36に結合されるように、スイッチ行列59が作動される場合、コントローラ24により、フィルタ66のカットオフ周波数は、源50.sと50.(s+1)の周波数との間にある。
底部アセンブリ13と上部アセンブリ14の電極間の電場に対する制御、したがって、ワークピース18に入るプラズマに対する制御は、とりわけ、DCバイアスディテクター70および71で電極16および36のDCバイアス電圧を検出することによって提供される。ディテクター70および71は、それぞれ、DC回路において電極16および36に接続され、それぞれ、電極アセンブリ13および14によって領域8のプラズマに結合されたRF電場に応答して、電極16および36に対して誘導されるDCバイアス電圧をそれぞれ検出する。
ディテクター70および71は、それぞれ、電極16および36のDCバイアス電圧を表す信号をコントローラ24に供給する。コントローラ24は、それぞれ、接地回路72および73の可変インピーダンスを制御するために、DCバイアスディテクター70および71が導出する信号に応答する。接地回路72および73のそれぞれは、接地回路が接続される電極と対向する電極を駆動するRF源の1つの周波数に公証的にはほぼ等しい共振周波数を有する別の直列共振回路を含む。たとえば、源50.Nが電極36を駆動する場合、電極16に接続された接地ネットワーク70の公称共振周波数は、源50.Nの周波数に等しい。コントローラ24は、接地回路72および73のそれぞれにおいて直接共振回路の可変リアクタンス(インダクタンスまたはキャパシタ)を制御するために、(1)ディテクター70および71が導出するDCバイアス電圧の指示、および(2)DCバイアス電圧の設定点に応答する。アセンブリ13と14の電極間の電場線の強度および形状、ならびにワークピース18に入るプラズマの特性は制御される。具体的には、電極16と36、電極16と42、および電極16と34との間の電場線は、ディテクター70および71が感知するDCバイアス電圧、およびこれらのDCバイアス電圧のDCバイアス電圧設定点に応答して制御される。
特定のRF源から導出されない周波数の望ましい減衰程度を提供するのを補助するために、RF源50.2…50.Nの出力端子は、それぞれ、シャントインダクタ80.2…80.Nに接続される。インダクタ80.2…80.Nは、ローパスフィルタとして機能し、インダクタ80.2…80.Nのそれぞれは、電力が最低周波数RF源50.1からグランドに分路される。したがって、整合ネットワーク52.2…52.Nを経て結合される源50.1からのあらゆる電力は、それぞれ、RF源50.2…50.Nに作用するのが防止される。同様に、インダクタ80.3…80.Nは、RF源50.1および50.2からの電力をグランドに結合し、RF源50.3…50.Nの出力端子が、それらに結合されている源50.1および50.2からの電力を有するのを防止する。
通常の真空プラズマ加工室では、著しい量の分散キャパシタが底部アセンブリ13の電極16とグランドとの間に存在する。電極16とグランドとの間の分散キャパシタは、最低周波数を有する源50.1…50.tの出力インピーダンスを整合させることに対して悪影響を有することが判明している。グランドと整合ネットワーク52.1…52.tの出力との間において分路されて接続されている直列共振回路82.1…82.tは、源に反映されたインピーダンスに源50.1…50.tの出力端子を整合させるのを補助する。直列共振回路82.1…82.tは、それぞれ、固定インダクタ84.1…84.tおよび固定キャパシタ86.1…86.tを含む。回路82.uは、RF源50.uと50.(u+1)の周波数間の共振周波数を有する。一例では、RF源50.1および50.2は、2.0MHzおよび27MHzの周波数を有する。整合ネットワーク52.1および52.2の出力電力に悪影響を与えずに、適切なインピーダンス整合を達成するために、インダクタ84.1およびキャパシタ86.1は、以上の例において約5.0MHzの周波数において共振するような値を有する。インダクタ84.1…84.uの品質ファクタ(Q)は、分路共振回路82.1…82.uが、整合ネットワーク52.1…52.tがそれぞれ電極16に供給する電力の大きな減衰を生じないように十分高い。
源50.Nが整合ネットワーク52.Nを介して電力を電極36に供給するように、スイッチ行列59が作動されるとき、電極36に入る源50.1…50.(N−1)の周波数における電力は、閉鎖スイッチ68によってローパスフィルタ66をグランドに接続することによって、コンバイナ回路56および整合ネットワーク50.1…50.Nに後方結合されることが防止される。フィルタ66は、源50.(N−1)と50.Nの周波数との間のカットオフ周波数を有し、回路56からデカップリングされ、一方、源50.Nからの電力は、回路56から電極36に結合される。スイッチ68は、スイッチ59.Nと一まとめにされ、スイッチ68は、源50.Nからの電力を整合ネットワーク52.Nに結合するスイッチ59.Nに応答して開回路となる。反対に、スイッチ68は、源50.Nからの電力を整合ネットワーク55.Nに結合するスイッチ59.Nに応答して閉じられる。
ここで、電極16または電極16および36に電力を供給するための特定の回路の部分ブロックおよび部分電気外略図である図面の図2を参照する。図2の回路では、N=3であり、2MHz、27MHz、および60MHzの中心周波数をそれぞれ有する3つの可変周波数RF源91、92、および93が存在する。源91、92、および93は、その中心周波数から約±5%だけ周波数を変化させるための回路を含む。源91、92、および93は、源の出力インピーダンスと、源が駆動するインピーダンスとの間のインピーダンス不整合を感知することによって、源の周波数を制御する。源91および92の出力電力は、それぞれ、直接接続を介して整合ネットワーク101および102に加えられる。源93の出力電力は、共軸状スイッチ105によって整合ネットワーク103または104に選択的に供給される。コンバイナ回路118が、整合ネットワーク101、102、および103の出力端子における電力を組合せ、組み合わされた電力をリード58を介して電極16に供給し、電極16は、源93からの電力を整合ネットワーク103に供給するようにスイッチ105を作動させるコントローラ24に応答して、源力源91、92、および93によって駆動される。これらの条件下において、源91、92、および93、ならびに整合ネットワーク101、102、および103は、電力を電極36に直接供給しない。源93からの電力が、ネットワーク103を除いて整合ネットワーク104に供給されるようにスイッチ105を作動させるコントローラ24に応答して、電極36は、ネットワーク104を介して源93からの電力によって駆動され、一方、源91および92は、それぞれ、ネットワーク101および102ならびにコンバイナ118を介して電極16を駆動する。
整合ネットワーク101、102、103、および104は、それぞれ、源91、92、93、および93の周波数においてリード106、107、108、および109に電力を供給する。以上に基づいて、源91、92、および93の周波数におけるリード106、107、および108のそれぞれに対する電力は、第1シナリオでは電極16のみに供給される。代替として、第2シナリオでは、リード106および107に対する電力は、電極16に供給され、リード109に対する電力は、電極36に供給される。
コントローラ24は、メモリ(図示せず)に記憶されている信号に応答する。記憶されている信号は、開ループ方式において整合ネットワーク101、102、および103の可変シャントキャパシタを制御するために、ワークピース18の望ましい特性に依拠する。
特定の整合ネットワークを駆動するエネルギーと同じ周波数にはないエネルギーの26DB電力減衰を達成するために、整合ネットワーク101、102、103、および104のそれぞれは、可変シャントキャパシタ、固定直列キャパシタ、および固定インダクタを含む。整合ネットワーク101は、固定直列キャパシタ122と固定直列インダクタ126との間に接続される可変シャントキャパシタ124を含む。整合ネットワーク102は、シャントキャパシタ128と固定直接インダクタ132との間に接続される固定直列キャパシタ130を含む。整合ネットワーク103は、可変シャントキャパシタ134、固定直列キャパシタ136、および直列インダクタ138によって図2に示される分散インダクタンスの形態にある固定既知量の直列インダクタンスを含む。整合ネットワーク104は、可変シャントキャパシタ135、固定直列キャパシタ137、および直列インダクタ139によって図2において示される分散インダクタンスの形態にある固定既知量の直列インダクタンスを含む。
コントローラ24は、可変シャントキャパシタ124、128、および134の値を制御するために、記憶されているレシピ決定信号に応答する。DCモータ(図示せず)が、通常、キャパシタ124、128、134、および135の値を変化させるために使用される、または、可変キャパシタのそれぞれが、スイッチによって回路において接続される多くの固定値を有することができることを理解されたい。コントローラ24は、源91、92、93のインピーダンス整合を達成するのを補助するために、キャパシタ124、128、134、および135の値をそれぞれ変化させる。
キャパシタ122、130、136、および137の通常値は、それぞれ、600ピコファラド、110ピコファラド、および40ピコファラド、ならびに100ピコファラドである。固定インダクタ126の通常値は、15〜20マイクロヘンリーの範囲にあり、一方、インダクタ132の通常値は、50〜100ナノヘンリーの範囲にあり、インダクタ138および139によって示されるように、整合ネットワーク103および104のそれぞれの通常の分散インダクタンスは、50ナノヘンリーより小さい。インダクタ126および132を可変インダクタとしないと必要な整合効果を達成することができない場合、インダクタ126および132は可変インダクタとすることができることを理解されたい。可変シャントキャパシタ124の通常値は、300〜600ピコファラドの範囲にあり、可変シャントキャパシタ128の通常値は、50〜1000ピコファラドの範囲にあり、可変シャントキャパシタ134の通常値は、20〜330ピコファラドの範囲にあり、可変シャントキャパシタ135の通常値は、20〜300ピコファラドの範囲にある。整合ネットワーク101、102、103、および104の構成要素の以上の値により、整合ネットワークは、特定の整合ネットワークを駆動する源に望ましくない周波数が後方結合されるのを防止するために、望ましい電力減衰を提供することが可能になる。さらに、以上の値により、整合ネットワーク101、102、103、および104のそれぞれは、源91、92、および93の周波数にそれぞれほぼ同調される(すなわち、共振する)ことが可能になる。したがって、整合ネットワーク101、102、103、および104は、それぞれ、源91、92、93、および93の周波数について低いインピーダンスを有する。しかし、整合ネットワーク101は、源92および93の周波数について少なくとも26DBの電力減衰を挿入し、整合ネットワーク102は、源91および93の周波数について少なくとも26DBの電力減衰を挿入し、整合ネットワーク103および104のそれぞれは、源91および92の周波数について少なくとも26DBの電力減衰を挿入する。
低周波数源91の比較的高い電力が源92および93の出力端子に後方結合されるのを防止するために、シャントインダクタ140および142が、それぞれ源92および93の出力端子の両端に接続される。インダクタ140および142は、源92および93の周波数に対して高いインピーダンスを有するが、源91の周波数に対して低いインピーダンスを有する。したがって、整合ネットワーク102、103、および104を経て源92、93、および93に向かって結合することが可能である源91からのあらゆる電力が、シャントインダクタ140および142によってこれらの源に到達するのが防止される。シャントインダクタ140および142は、源92および93の周波数において高いインピーダンスを有するので、源92および93からの電力は、事実上、それぞれインダクタ140および142を経てグランドに結合されない。
底部電極16は、グランドに対して大きな寄生キャパシタンス、すなわち分散キャパシタンスを有する。源91と電極16のインピーダンスとの間のインピーダンス整合を提供するのを補助するために、直列共振回路144が、リード104とグランドとの間に接続される。回路144は、直列接続されたインダクタ146とキャパシタ148を含む。回路144は、約5MHzの共振周波数、すなわち、源91の周波数より約1オクターブ高く、源92の周波数より約2オクターブ半低い共振周波数を有する。インダクタ146は、比較的高いQを有し、直列共振回路144は、比較的狭い帯域幅を有し、源91または源92からグランドに著しい電力を分路しない。
図2の回路の全体的な作用は、電極16または電極16および36を駆動する源91、92、および93について望ましい低いインピーダンスを提供し、一方、源91、92、および93に対する損傷を防止し、かつ望ましいインピーダンス整合を達成するために、十分な減衰を導入することである。
ここで、電極16および36を駆動するための回路のブロック図である図面の図3を参照する。源91、92、および93は、それぞれ、2MHz、27MHz、および60MHzの固定周波数を有し、インピーダンス整合が、固定キャパシタ122、130、および136を可変キャパシタに変更することによって達成される。図3の回路は、センサ111、112、および113を含み、それぞれ、源91、92、および93の出力端子に直接接続される。センサ111、112、および113は、それぞれ、源91、92、および93に反映される電圧および電流の大きさ(特定の源を直接駆動する特定の源の周波数における)、ならびに反映された電圧と電流との間の位相角度を検出する。コントローラ24は、望ましいインピーダンス整合を達成するために、可変直列キャパシタ122、130、136、および137の値を制御するように、ディテクター111、112、および113からの信号に応答する。望ましいインピーダンス整合を達成するために、キャパシタ122は、通常、50〜1000ピコファラドの範囲の値を有し、キャパシタ130は、通常、50〜1000ピコファラドの範囲の値を有し、キャパシタ136および137のそれぞれは、通常、20〜330ピコファラドの範囲の値を有する。モータ(図示せず)が、キャパシタ122、130、136、および137の値を変化させるために、コントローラ24からの信号に応答する。キャパシタ122、130、136、および137について述べられた値の範囲により、インピーダンス整合を達成するのが可能になる。さらに、整合ネットワーク101、102、103、および104は、それぞれ、源91、92、93、および93の周波数にほぼ等しい共振周波数を有する。整合ネットワーク101、102、103、および104は、整合ネットワークを直接駆動しない周波数について望ましい減衰をも提供する。
ここで、ルーバー44を含む真空プラズマ加工室10において電極16、34、36、および42間の電場線を制御するための回路の概略図である図面の図4を参照する。図4の回路は、図2または図3の源によって駆動される。図4に概略的に示されるように、電極16および36は、中央電極であり、電極16は、ワークピースを所持するように配置される。電極16および36は、互いに同軸状であり、室10において中央に配置され、一方、電極34は、リングとして形成され、電極16の周囲を囲み、電極16から間隔をおいて配置される。電極16および34の上面は、同一平面上にある。電極36は、電極16の直径より約3分の1大きい直径を有し、リング電極42によって囲まれ、リング電極42から間隔をおいて配置される。電極34および42は接地される。電極36に関連付けられた大きな寄生キャパシタンスのために、特に源92の周波数について、電極36を接地するのは難しい。電極16に関連付けられた大きな寄生キャパシタンスのために、源93の周波数について電極16を接地するのは難しい。整合ネットワーク104を駆動するためにスイッチ105によって源93が接続される直接的な結果として、源93が電極36を駆動するとき、源93の周波数について電極16を接地することがしばしば望ましい。
接地回路72は、DCバイアスディテクター70によってコントローラ24に結合された、電極16のDCバイアス電圧に応答する。接地回路72は、電極16、34、36、および42間の電場を60MHzにおいて制御するために、電極16のDCバイアス電圧によって制御される可変インピーダンスを含む。具体的には、回路72は、約60MHzを中心とする可変共振周波数を有する直列共振回路を有する。直列共振回路は、電極16とグランドとの間に接続される。
接地回路73は、DCバイアス電圧71によってコントローラ24に結合された、電極36のDCバイアス電圧に応答する。接地回路73は、電極36、34、16、および42の間の電場を27MHzにおいて制御するために、電極16のDCバイアス電圧によって制御される可変インピーダンスを含む。具体的には、回路73は、約27MHzを中心とする可変共振周波数を有する直列共振回路を有する。直列共振回路は、電極36とグランドとの間に接続される。
DCバイアスディテクター70は、通常は10メガオームおよび10キロオームの値をそれぞれ有する抵抗162および164を含めて、抵抗電圧分割器160を含む。抵抗162と164との間のタップ166が、キャパシタ168によってグランドに接続され、キャパシタ168は、タップ166における電圧が実質的なAC成分を含まず、領域8における閉込めプラズマの励起に応答して電極16において発生されたDCバイアス電圧の精確な指示であるように、通常、約1マイクロファラドの値を有する。タップ166におけるDC電圧は、コントローラ24に結合される。
接地回路72は、電極16とグランドとの間に接続されたシャント回路170を含む。シャント回路170は、受動素子からなり、すべて互いに直列に接続されている固定インダクタ172、固定キャパシタ174、および可変キャパシタ176を含む。インダクタ172ならびにキャパシタ174および176の値は、回路170が源91および92の2MHzおよび27MHzの周波数について比較的固定されたインピーダンスを有するが、源93の60MHzの周波数の周波数について可変インピーダンスを有するようなものである。通常、キャパシタ174は、約100ピコファラドの値を有し、一方、キャパシタ176は、タップ166におけるDCバイアス電圧およびDCバイアス電圧の設定点値に応じて、20〜400ピコファラドの範囲の値を有する。コントローラ24は、DCバイアス電圧の設定点値を達成することを可能にするために、キャパシタ176の値を変化させるようにタップ166における電圧に応答する。コントローラ24は、キャパシタ176の値を変化させるために、モータ(図示せず)を駆動する。
DCバイアス電圧の設定点値は、電極16、34、36、および42間の電場線についての望ましい関係によって決定される。60MHzにおける電場線が主に電極16と36との間にあることが望ましい場合、DCバイアス設定点は、回路170が60MHzに等しい共振周波数を有する直列共振回路であるようなものである。非常に低いインピーダンスが、電極16とグランドとの間に存在し、60MHzにおける電流のかなりのパーセンテージが、電極36から電極16に流れ、次いで回路170を経てグランドに流れ、強い60MHzの電場線が、電極36と16との間に存在する。これらの条件下において、比較的弱い60MHzの電場線が、電極16と42との間、および電極16と34との間に存在し、いくらかより強い60MHzの電場線が、電極36と34との間に存在する。しかし、電極36と42との間の60MHzの電場線が、電極36と16との間の電場線より強いことが望ましい場合、DCバイアス電圧の設定点は、回路170が源93の60MHzの周波数に共振するとき、回路170のインピーダンスと比較して、60MHzにおける回路170のインピーダンスが相対的に高くなるように、キャパシタ176が変化される値にある。キャパシタ176の値により、回路170が源93の60MHzの出力に対して高いインピーダンスを有するようにキャパシタ176が駆動されるのに応答して、電極36と電極34との間の電場線と同様であるが、電極36と16との間の電場線は比較的弱く、一方、電極36と電極34との間の電場線は比較的強い。
DCバイアスディテクター71は、通常は10メガオームおよび10キロオームの値をそれぞれ有する抵抗163および165を含めて、抵抗電圧分割器161を含む。抵抗163と165との間のタップ167が、キャパシタ169によってグランドに接続され、キャパシタ169は、通常、タップ167における電圧が実質的なAC成分を含まず、領域8の閉込めプラズマの励起に応答して電極36において発生されたDCバイアス電圧の精確な指示であるように、約1マイクロファラドの値を有する。タップ167におけるDC電圧は、コントローラ24に結合される。
接地回路73は、電極36とグランドとの間に接続されたシャント回路171を含む。シャント回路171は、受動素子からなり、すべて互いに直列に接続されている固定インダクタ173、固定キャパシタ175、および可変キャパシタ177を含む。インダクタ173、ならびにキャパシタ175および177の値は、回路171が、源91および93の2MHzおよび60MHzについて比較的固定されたインピーダンスを有するが、源92の27MHzの周波数について可変インピーダンスを有するようなものである。通常、キャパシタ175は、約120ピコファラドの値を有し、一方、キャパシタ177は、タップ167におけるDCバイアス電圧およびそのDCバイアス電圧の設定点値に応じて、50〜1000ピコファラドの範囲の値を有する。コントローラ24は、DCバイアス電圧の設定点を達成することを可能にするために、キャパシタ177の値を変化させるようにタップ167における電圧に応答する。コントローラ24は、キャパシタ167の値を変化させるために、モータ(図示せず)を駆動する。
DCバイアス電圧の設定点値は、電極36、34、16、および42間の電場線についての望ましい関係によって決定される。27MHzにおける電場線が、電極36と16との間に主にあることが望ましい場合、DCバイアス設定点は、回路171が27MHzに等しい共振周波数を有する直列共振回路であるようなものである。非常に低いインピーダンスが、電極36とグランドとの間に存在し、27MHzにおける電流のかなりのパーセンテージが、電極16から電極36に流れ、次いで回路171を経てグランドに流れ、強い27MHzの電場線が、電極16と36との間に存在する。これらの条件下において、比較的弱い27MHzの電場線が、電極36と42との間、および電極36と34との間に存在し、いくらかより強い27MHzの電場線が、電極16と34との間に存在する。しかし、電極16と42の間の27MHzの電場線が電極16と36との間の電場線より強いことが望ましい場合、DCバイアス電圧の設定点は、回路171が源92の27MHzの周波数に共振するとき、回路171のインピーダンスと比較して、27MHzにおける回路171のインピーダンスが相対的に高くなるように、キャパシタ177が変化される値にある。キャパシタ177の値により、回路171が源92の27MHzの出力に対して高いインピーダンスを有するように、キャパシタ177が駆動されるのに応答して、電極16と34との間の電場線と同様であるが、電極16と36との間の電場線は比較的弱く、一方、電極16と34との間の電場線は比較的強い。
電極36に入る2MHzおよび27MHzのエネルギーをデカップリングし、一方、源92の60MHzの出力が電極36に結合されるように、スイッチおよびコンバイナ回路118が作動されるのをさらに補助するために、フィルタ66が、継電器68によって電極36と分路して接続される。図4に示されるように、フィルタ66は、高周波数源93の出力がリード60を介して電極36に結合されるように、回路118のスイッチを作動するのと同時にコントローラ24が作動させる電極36に接続されるインダクタ180を備える。インダクタ180は、60MHzエネルギーがグランドに結合されるのを防止するために、源93の60MHz周波数において十分に高い値および大きなインピーダンスを有する。しかし、インダクタ180の値は、電極36に入る2MHzおよび27MHzのエネルギーが回路118に後方結合されるのを防止するために、源91および92の2MHzおよび27MHzの周波数に対して比較的低いインピーダンスを呈示するようなものである。
本発明の特定の実施形態を記述し図示したが、添付の請求項において特定される本発明の真の精神および範囲から逸脱せずに具体的に図示および記述された実施形態の詳細について変更を行うことは可能であることが明らかであろう。

Claims (44)

  1. ワークピースを加工するための真空プラズマプロセッサであって、
    電極を含み、リアクタンスに関連付けられ、電極およびリアクタンスがプラズマ励起場を室内のガスに結合するように構成され、ワークピースを所持するように構成される真空プラズマ加工室と、
    Nを少なくとも3の値を有する整数としそれぞれが異なる無線周波数を導出するように構成される無線周波数電力のNの源と、
    Nの周波数における電力を無線周波数電力のNの源から電極およびリアクタンスに供給するための回路とを備え、
    Nの周波数、Nの周波数のそれぞれにおける電力、電極、リアクタンス、および回路が(a)プラズマがNの周波数のそれぞれに励起され(b)特定の源の無線周波数に関連付けられた周波数以外の周波数においてNの源のそれぞれに電力を実質的に結合するのを防止するように構成され、
    特定の源の無線周波数に関連付けられた周波数以外の周波数においてNの源のそれぞれに電力を実質的に結合するのを防止するために、少なくとも26DBの電力減衰が回路によって挿入されるようにNの周波数および回路が構成される。
  2. 請求項1の真空プラズマプロセッサにおいて、
    回路がNの周波数の少なくとも3つを電極に供給するように構成される。
  3. 請求項2の真空プラズマプロセッサにおいて、
    回路がNのインピーダンス整合ネットワークを含み、
    各インピーダンス整合ネットワークが源の1つに関連付けられ、各インピーダンス整合ネットワークが(a)関連付けられる源の周波数におけるプラズマ励起電力を電極に結合し(b)他の源の周波数における電力が整合ネットワークに関連付けられた源に実質的に結合するのを防止するために他の源の周波数における電力を十分に減衰するように構成される。
  4. 請求項3の真空プラズマプロセッサにおいて、
    N=3であり、周波数がF1、F2、およびF3であり、F1が最低周波数、F3が最高周波数で、F2がF1とF3との間にあり、第1、第2、および第3周波数がF1、F2、およびF3の隣接対間に少なくとも1オクターブの差があるようなものである。
  5. 請求項4の真空プラズマプロセッサにおいて、
    F2が、F1より少なくとも10高い。
  6. 請求項1の真空プラズマプロセッサにおいて、
    回路がNのインピーダンス整合ネットワークを含み、
    各インピーダンス整合ネットワークが源の1つに関連付けられ、各インピーダンス整合ネットワークが(a)関連付けられる源の周波数におけるプラズマ励起電力を電極に結合し(b)他の源の周波数における電力が整合ネットワークに関連付けられた源に実質的に結合するのを防止するために他の源の周波数における電力を十分に減衰させるように構成される。
  7. 請求項6の真空プラズマプロセッサにおいて、
    インピーダンス整合ネットワークのそれぞれがキャパシタンス構成、および整合ネットワークの特定の1つに関連付けられた源の周波数にほぼ同調されたインダクタンスを含む。
  8. 請求項7の真空プラズマプロセッサにおいて、
    無線周波数電力の源が周波数の隣接対の周波数間に少なくとも1オクターブの差が存在するようにある範囲内に可変周波数を有し、さらに、
    源の周波数のコントローラを含み、
    コントローラが源の周波数において源のそれぞれの出力インピーダンスと源によって駆動されたインピーダンスとの間のインピーダンス整合の程度を源の周波数において決定するためのセンサを含み、
    コントローラが周波数のそれぞれにおいて決定されたインピーダンス整合の程度に応答して源の周波数を制御するように構成される。
  9. 請求項8の真空プラズマプロセッサにおいて、
    インピーダンス整合ネットワークのそれぞれが固定直列キャパシタ、可変シャントキャパシタ、およびインダクタンスを含み、
    コントローラが周波数のそれぞれにおいて決定されたインピーダンス整合の程度に応答して可変シャントキャパシタの値を制御するように構成される。
  10. 請求項9の真空プラズマプロセッサにおいて、
    N=3であり、周波数が約2MHz、27MHz、および60MHzであり、
    2MHzおよび27MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークがそれぞれの源および電極と直列に接続されたインダクタを含み、
    60MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークが分散インダクタンスを備え、
    2MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークのインダクタが27MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークのインダクタよりかなり大きいインダクタンスを有し、
    27MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークのインダクタが60MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークの分散インダクタンスよりかなり大きいインダクタンスを有する。
  11. 請求項10の真空プラズマプロセッサにおいて、
    電力を供給するための回路が27MHzおよび60MHzの源にそれぞれ関連付けられた第1フィルタおよび第2フィルタを含み、
    第1フィルタおよび第2フィルタがそれぞれ27MHzの源および60MHzの源からの電力が大きく減衰されて電極に結合されるのを可能にし、一方、2MHzの源からの電力を大きく減衰させ2MHzの源からの電力が27MHzの源および60MHzの源に結合されるのを防止するように構成される。
  12. 請求項7の真空プラズマプロセッサにおいて、
    無線周波数電力の源が固定周波数を有し、インピーダンス整合ネットワークのそれぞれが可変直列キャパシタ、可変シャントキャパシタ、およびインダクタンスを含み、さらに、
    可変キャパシタのコントローラをさらに含み、
    コントローラが源の周波数において源のそれぞれの出力インピーダンスと源によって駆動されるインピーダンスとの間のインピーダンス整合の程度を源の周波数において決定するためのセンサを含み、
    コントローラが周波数のそれぞれにおいて決定されたインピーダンス整合の程度に応答して可変キャパシタを制御するように構成される。
  13. 請求項12の真空プラズマプロセッサにおいて、
    N=3であり、周波数が約2MHz、27MHz、および60MHzであり、
    2MHzおよび27MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークがそれぞれの源および電極と直列に接続されたインダクタを含み、
    60MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークが分散インダクタンスを含み、
    2MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークのインダクタが27MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークのインダクタよりかなり大きいインダクタンスを有し、
    27MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークのインダクタが60MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークの分散インダクタンスよりかなり大きいインダクタンスを有する。
  14. 請求項13の真空プラズマプロセッサにおいて、
    電力を供給するための回路が27MHzおよび60MHzの源にそれぞれ関連付けられた第1フィルタおよび第2フィルタを含み、
    第1フィルタおよび第2フィルタがそれぞれ27MHzの源および60MHzの源からの電力が大きく減衰されて電極に結合されるのを可能にし、一方、2MHzの源からの電力を大きく減衰させ2MHzからの電力が27MHzの源および60MHzの源に結合されるのを防止するように構成される。
  15. 請求項7の真空プラズマプロセッサにおいて、
    N=3であり、周波数が約2MHz、27MHz、および60MHzであり、
    2MHzおよび27MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークがそれぞれの源および電極と直列に接続されたインダクタを含み、
    60MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークが分散インダクタンスを含み、
    2MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークのインダクタが27MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークのインダクタよりかなり大きいインダクタンスを有し、
    27MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークのインダクタが60MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークの分散インダクタンスよりかなり大きいインダクタンスを有する。
  16. 請求項15の真空プラズマプロセッサにおいて、
    電力を供給するための回路が27MHzおよび60MHzの源にそれぞれ関連付けられた第1フィルタおよび第2フィルタを含み、
    第1フィルタおよび第2フィルタがそれぞれ27MHzの源および60MHzの源からの電力が大きく減衰されずに電極に結合されるのを可能にし、一方、2MHzの源からの電力を大きく減衰させ2MHzからの電力を27MHzの源および60MHzの源に実質的に結合するのを防止するように構成される。
  17. 請求項16の真空プラズマプロセッサにおいて、
    電力を供給するための回路が2MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークと電極との間に分路して接続された直列共振回路を含み、
    直列共振回路が、27MHzおよび60MHzにおいて電極に結合された電力に対して大きな影響を有さず、一方、2MHzの源のインピーダンスを電極に関連付けられた寄生インピーダンスに整合させるのを補助するように、2MHzと27MHzとの間に共振周波数を有する。
  18. 請求項16の真空プラズマプロセッサにおいて、
    電力を供給するための回路が2MHzの源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークと電極との間に分路して接続された直列共振回路を含み、
    直列共振回路が約5MHzの共振周波数を有する。
  19. 請求項7の真空プラズマプロセッサにおいて、
    N=3であり、第1、第2、および第3源がそれぞれ第1、第2、および第3周波数を導出するように構成され、
    第3周波数が第2周波数より大きく、第2周波数が第1周波数より大きく、
    第1、第2、および第3源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークが第1、第2、および第3源および電極にそれぞれ直列結合された第1、第2、および第3インダクタンスを含み、
    第1源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークのインダクタンスが第2源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークのインダクタンスよりかなり大きいインダクタンスを有し、
    第2源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークのインダクタンスが第3源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークのインダクタンスよりかなり大きいインダクタンスを有する。
  20. 請求項19の真空プラズマプロセッサにおいて、
    電力を供給するための回路がそれぞれ第2源および第3源に関連付けられた第1フィルタおよび第2フィルタを含み、
    第1フィルタおよび第2フィルタがそれぞれ第2源および第3源からの電力が大きく減衰されずに電極に結合されるのを可能にし、一方、第1源からの電力を大きく減衰させ第1源からの電力が第2源および第3源に結合されるのを防止するように構成される。
  21. 請求項20の真空プラズマプロセッサにおいて、
    電力を供給するための回路が電極と第1周波数に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークとの間に分路して接続された直列共振回路を含み、
    直列共振回路が、第2周波数および第3周波数において電極に結合された電力に対して大きな影響を有さず、一方、第1周波数のインピーダンスを電極に関連付けられた寄生インピーダンスに整合させるのを補助するように、第1周波数と第2周波数との間に共振周波数を有する。
  22. 請求項19の真空プラズマプロセッサにおいて、
    電力を供給するための回路が第1周波数に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークと電極との間に分路して接続された直列共振回路を含み、
    直列共振回路が、第2周波数および第3周波数において電極に結合された電力に対して大きな影響を有さず、一方、第1周波数のインピーダンスを電極に関連付けられた寄生インピーダンスに整合させるのを補助するように、第1周波数と第2周波数との間に共振周波数を有する。
  23. 請求項1の真空プラズマプロセッサにおいて、
    N=3であり、第1、第2、および第3源がそれぞれ第1、第2、および第3周波数を導出するように構成され、
    第3周波数が第2周波数より大きく、第2周波数が第1周波数より大きく、
    電力を供給するための回路が第2源および第3源にそれぞれ関連付けられた第1フィルタおよび第2フィルタを含み、
    第1フィルタおよび第2フィルタがそれぞれ第2源および第3源からの電力が大きく減衰されずに電極に結合されるのを可能にし、一方、第1源からの電力を大きく減衰させ第1源からの電力を第2源および第3源に実質的に結合するのを防止するように構成される。
  24. 請求項23の真空プラズマプロセッサにおいて、
    回路が第1、第2、および第3源にそれぞれ関連付けられる第1、第2、および第3インピーダンス整合ネットワークを含み、回路が(a)関連付けられる源の周波数におけるプラズマ励起電力を電極に結合し(b)他の源の周波数における電力が整合ネットワークに関連付けられた源に結合されるのを防止するために他の源の周波数における電力を十分に減衰させるように構成され、
    第1フィルタが第2源と第2インピーダンス整合ネットワークとの間に分路して接続された第1インダクタを含み、
    第2フィルタが第3源と第3インピーダンス整合ネットワークとの間に分路して接続された第2インダクタを含む。
  25. 請求項24の真空プラズマプロセッサにおいて、
    電力を供給するための回路が第1周波数源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークと電極との間に分路して接続された直列共振回路を含み、
    直列共振回路が、第2周波数および第3周波数においてプラズマに結合された電力に対して大きな影響を有さず、一方、第1周波数のインピーダンスを電極に関連付けられた寄生インピーダンスに整合させるのを補助するように、第1周波数と第2周波数との間に共振周波数を有する。
  26. 請求項1の真空プラズマプロセッサにおいて、
    回路がNのインピーダンス整合ネットワークを含み、
    各インピーダンス整合ネットワークが源の1つに関連付けられ、各インピーダンス整合ネットワークが(a)関連付けられる源の周波数におけるプラズマ励起電力を電極またはリアクタンスに結合し(b)他の源の周波数における電力が整合ネットワークに関連付けられた源に実質的に結合するのを防止するために他の源の周波数における電力を十分に減衰させるように構成される。
  27. 請求項26の真空プラズマプロセッサにおいて、
    電力を供給するための回路が最低周波数源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークと電極との間に分路して接続された直列共振回路を含み、
    直列共振回路が、最低周波数より大きい周波数のいずれかにおいてプラズマに結合された電極に対して大きな影響を有さず、一方、最低周波数のインピーダンスを電極に関連付けられた寄生インピーダンスに整合させるのを補助するように、最低周波数と次の最低周波数との間に共振周波数を有する。
  28. 請求項27の真空プラズマプロセッサにおいて、
    iを1からNの連続する各整数とする源iが無線周波数Fiを導出するように構成され、
    各インピーダンス整合ネットワークが直列インダクタンスを含み、
    源iに関連付けられたインピーダンス整合ネットワークの直列インダクタンスがインピーダンス整合ネットワーク1から(i−1)のそれぞれの直列インダクタンスより小さい。
  29. 請求項26の真空プラズマプロセッサにおいて、
    iを1からNの連続する各整数とする源iが無線周波数Fiを導出するように構成され、
    各インピーダンス整合ネットワークが直列インダクタンスを含み、
    源iに関連付けられたインピーダンス整合ネットワークの直列インダクタンスがインピーダンス整合ネットワーク1から(i−1)のそれぞれの直列インダクタンスより小さい。
  30. 請求項1の真空プラズマプロセッサにおいて、
    リアクタンスが第1という名称の電極から間隔をおいて位置する第2電極を備え、
    回路が源の少なくとも1つから第1という名称の電極または第2電極に電力を選択的に供給するための切替え構成を含む。
  31. ワークピースを加工するための真空プラズマプロセッサであって、
    電極を含み、リアクタンスに関連付けられ、電極およびリアクタンスがプラズマ励起場を室内のガスに結合するように構成され、ワークピースを所持するように構成される真空プラズマ加工室と、
    Nを少なくとも3の値を有する整数としそれぞれが異なる無線周波数を導出するように構成され、iを1からNの連続する各整数とする源iが無線周波数Fiを導出するように構成され、周波数F1が最低周波数、周波数FNが最高周波数であり、周波数がF1からFNまで順番に増加する無線周波数電力のNの源と、
    Nの周波数の電力を無線周波数電力のNの源から電極およびリアクタンスに供給するための回路とを備え、
    Nの周波数、Nの周波数のそれぞれにおける電力、電極、リアクタンス、および回路が(a)プラズマがNの周波数のそれぞれに励起され(b)特定の源に関連付けられた周波数以外の周波数においてNの源のそれぞれに電力を実質的に結合するのを防止するように構成され、
    回路がNのインピーダンス整合ネットワークを含み、各インピーダンス整合ネットワークが源の1つに関連付けられ、各インピーダンス整合ネットワークが(a)関連付けられる源の周波数におけるプラズマ励起電力を電極に結合し(b)他の源の周波数における電力が整合ネットワークに関連付けられた源に実質的に結合するのを防止するために他の源の周波数における電力を十分に減衰させるように構成され、各インピーダンス整合ネットワークが直列インダクタンスを含み、源iに関連付けられたインピーダンス整合ネットワークの直列インダクタンスがインピーダンス整合ネットワーク1から(i−1)のそれぞれの直列インダクタンスより小さい。
  32. 請求項31の真空プラズマプロセッサにおいて、
    電力を供給するための回路が周波数F1を有する源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークと電極との間に分路して接続された直列共振回路を含み、
    直列共振回路が、F1より大きい周波数のいずれかにおいてプラズマに結合された電力に対して大きな影響を有さず、一方、F1のインピーダンスを電極に関連付けられた寄生インピーダンスに整合させるのを補助するように、F1とF2との間の周波数を有する。
  33. 請求項32の真空プラズマプロセッサにおいて、
    インピーダンス整合ネットワークのそれぞれが直列キャパシタおよびシャントキャパシタを含む。
  34. 請求項33の真空プラズマプロセッサにおいて、
    電力を供給するための回路が源2からNにそれぞれ関連付けられた(N−1)のフィルタを含み、
    (N−1)のフィルタがそれぞれ源2からNの電力が大きく減衰されずに電極またはリアクタンスに結合されるのを可能にし、一方、源1からの電力を大きく減衰させ、源1からの電力が源2からNに結合されるのを防止するように構成される。
  35. 請求項31の真空プラズマプロセッサにおいて、
    電力を供給するための回路が源2からNにそれぞれ関連付けられた(N−1)のフィルタを含み、
    (N−1)のフィルタがそれぞれ源2からNの電力が大きく減衰されずに電極またはリアクタンスに結合されるのを可能にし、一方、源1からの電力を大きく減衰させ、源1からの電力が源2からNに結合されるのを防止するように構成される。
  36. 請求項35の真空プラズマプロセッサにおいて、
    フィルタのそれぞれがフィルタに関連付けられた源と源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークとの間に分路して接続されたインダクタを含む。
  37. 請求項31の真空プラズマプロセッサにおいて、
    リアクタンスが第1という名称の電極から間隔をおいて位置する第2電極を備え、
    回路が源の少なくとも1つから第1という名称の電極または第2電極に電力を選択的に供給するための切替え構成を含む。
  38. ワークピースを加工するための真空プラズマプロセッサであって、
    電極を含み、リアクタンスに関連付けられ、電極およびリアクタンスがプラズマ励起場を室内のガスに結合するように構成され、ワークピースを所持するように構成される真空プラズマ加工室と、
    Nを少なくとも3の値を有する整数としそれぞれが異なる無線周波数を導出するように構成され、iを1からNの連続する各整数とする源iが無線周波数Fiを導出するように構成され、周波数F1が最低周波数、周波数FNが最高周波数であり、周波数がF1からFNまで順番に増加する、無線周波数電力のNの源と、
    Nの周波数の電力を無線周波数電力のNの源から電極およびリアクタンスに供給するための回路とを備え、
    Nの周波数、Nの周波数のそれぞれにおける電力、電極、リアクタンス、および回路が(a)プラズマがNの周波数のそれぞれに励起され(b)特定の源に関連付けられた周波数以外の周波数においてNの源のそれぞれに電力を実質的に結合するのを防止するように構成され、
    回路がNのインピーダンス整合ネットワークを含み、各インピーダンス整合ネットワークが源の1つに関連付けられ、各インピーダンス整合ネットワークが(a)関連付けられる源の周波数におけるプラズマ励起電力を電極に結合し(b)他の源の周波数における電力が整合ネットワークに関連付けられた源に実質的に結合するのを防止するために他の源の周波数における電力を十分に減衰させるように構成され、
    電力を供給するための回路が電極と周波数F1を有する源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークとの間に分路して接続された直列共振回路を含み、直列共振回路が、F1より大きい周波数のいずれかにおいてプラズマに結合された電力に対して大きな影響を有さず、一方、周波数F1を有する源のインピーダンスを電極に関連付けられた寄生インピーダンスに整合させるのを補助するように、F1とF2との間の周波数を有する。
  39. 請求項38の真空プラズマプロセッサにおいて、
    電力を供給するための回路が源2からNにそれぞれ関連付けられた(N−1)のフィルタを含み、
    (N−1)のフィルタがそれぞれ源2からNの電力が大きく減衰されずに電極またはリアクタンスに結合されるのを可能にし、一方、源1からの電力を大きく減衰させ、源1からの電力が源2からNに結合されるのを防止するようにそれぞれ構成される。
  40. 請求項38の真空プラズマプロセッサにおいて、
    フィルタのそれぞれがフィルタに関連付けられた源と源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークとの間に分路して接続されたインダクタを含む。
  41. ワークピースを加工するための真空プラズマプロセッサであって、
    電極を含み、リアクタンスに関連付けられ、電極およびリアクタンスがプラズマ励起場を室内のガスに結合するように構成され、ワークピースを所持するように構成される真空プラズマ加工室と、
    Nを少なくとも3の値を有する整数としそれぞれが異なる無線周波数を導出するように構成され、iを1からNの連続する各整数とする源iが無線周波数Fiを導出するように構成され、周波数F1が最低周波数、周波数FNが最高周波数であり、周波数がF1からFNまで順番に増大する無線周波数電力のNの源と、
    Nの周波数の電力を無線周波数電力のNの源から電極およびリアクタンスに供給するための回路とを備え、
    Nの周波数、Nの周波数のそれぞれにおける電力、電極、リアクタンス、および回路が(a)プラズマがNの周波数のそれぞれに励起され(b)特定の無線周波数電力源に関連付けられた周波数以外の周波数においてNの源のそれぞれに電力を実質的に結合するのを防止するように構成され、
    回路がNのインピーダンス整合ネットワークを含み、各インピーダンス整合ネットワークが源の1つに関連付けられ、各インピーダンス整合ネットワークが(a)関連付けられる源の周波数におけるプラズマ励起電力を電極に結合し(b)整合ネットワークに関連付けられた源に結合された他の源の周波数における電力を実質的に結合するのを防止するために他の源の周波数における電力を十分に減衰させるように構成され、
    電力を供給するための回路が源2からNにそれぞれ関連付けられた(N−1)のフィルタを含み、(N−1)のフィルタが源2からNの電力が大きく減衰されずに電極またはリアクタンスに結合されるのを可能にし、一方、源1からの電力を大きく減衰させ、源1からの電力が源2からNに結合されるのを防止するように構成される。
  42. 請求項41の真空プラズマプロセッサにおいて、
    フィルタのそれぞれがフィルタに関連付けられた源と源に関連付けられたインピーダンス整合ネットワークとの間に分路して接続されたインダクタを含む。
  43. ワークピースを加工するための真空プラズマプロセッサであって、
    電極を含み、リアクタンスに関連付けられ、電極およびリアクタンスがプラズマ励起場を室内のガスに結合するように構成され、ワークピースを所持するように構成される真空プラズマ加工室と、
    Nを少なくとも3の値を有する整数としそれぞれが異なる無線周波数を導出するように構成され、iを1からNの連続する各整数とする源iが無線周波数Fiを導出するように構成され、周波数F1が最低周波数、周波数FNが最高周波数であり、周波数がF1からFNまで順番に増加する無線周波数電力のNの源と、
    Nの周波数の電力を無線周波数電力のNの源から電極およびリアクタンスに供給するための回路と、
    (a)Nの源からNの整合ネットワークを介して電極に、または、(b)jを1からkの任意の整数およびmを1から(N−k)の任意の整数として(i)kの源のjから整合ネットワークのjを介してリアクタンスに、および(ii)源のmから整合ネットワークのmを介して電極に電力を供給するための切替え構成とを備え、
    Nの周波数、Nの周波数のそれぞれにおける電力、電極、リアクタンス、および回路が(a)プラズマがNの周波数のそれぞれに励起され(b)特定の無線周波数電力源に関連付けられた周波数以外の周波数において電力をNの源のそれぞれに実質的に結合するのを防止するように構成され、
    回路がkをNより小さい整数とする(N+k)のインピーダンス整合ネットワークを含み、Nのインピーダンス整合ネットワークのそれぞれが源の1つに関連付けられ、Nのインピーダンス整合ネットワークのそれぞれが(a)関連付けられる源の周波数におけるプラズマ励起電力を電極に結合し(b)他の源の周波数における電力を実質的に結合するのを防止するために他の源の周波数における電力を十分に減衰させるように構成され、kのインピーダンス整合ネットワークのそれぞれが源のkの1つに関連付けられ、kのインピーダンス整合ネットワークのそれぞれが(a)関連付けられる周波数のプラズマ励起電力をリアクタンスに結合し(b)他の(k−1)の源の周波数における電力を整合ネットワークに関連付けられた源に実質的に結合するのを防止するために他の(k−1)の源の周波数の電力を十分に減衰させるように構成される。
  44. 請求項43の真空プラズマプロセッサにおいて、
    N=3、j=k=1、m=2である。
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