JP2008312023A - ネットワーク管理プログラム及びネットワーク管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】SANの運用管理の負担を軽減するネットワーク管理プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】管理サーバコンピュータに、ネットワークを構成する機能部位をエレメントとして構成図を表示する構成図表示手順と、前記機能部位の障害発生に応じて、該機能部位に相当するエレメントを前記選択エレメントとして設定する第二選択エレメント設定手順と、エレメント毎に障害によって影響を与えるエレメントを示す障害範囲情報を対応付けて格納した障害経路情報テーブルから前記選択エレメントの該障害範囲情報を取得して障害範囲にあるエレメントを前記経路リストに格納する第二経路探索手順と、前記経路リストに格納された前記エレメントのリンクによる経路を影響範囲として第二表示方法によって前記構成図上に表示させる第二影響経路表示手順とを実行させることにより達成される。
【選択図】図7

Description

本発明は、SAN(Storage Area Network)の管理処理をコンピュータに実行させるためのネットワーク管理プログラム及びネットワーク管理方法に関し、特に、SANの運用管理の負担を軽減するネットワーク管理プログラム及びネットワーク管理方法に関する。
従来より、発生したシステム障害に対して、業務影響を特定するために、リソースがいずれの作業テーマに利用されるのかを定義するリソース・テーマ定義情報と、障害発生要因リソースとに基づいて、システム障害の影響範囲を出力することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−258501号公報
しかしながら、従来のSANの運用を管理する技術を用いて、SAN上のエレメント間の接続関係を見る場合、その接続関係に基づく経路が表示された画面上で確認したい接続関係を目視で追いかけていた。また、故障による影響範囲や保守による交換対象となるエレメント(装置)を調べる場合、正常時の経路表示から目視で影響範囲を判断したり、構成設計図やSAN管理画面から調べていた。
よって、本発明の目的は、ユーザが指定した部位、障害が発生した部位などを起点として影響を与える経路及びエレメントを視覚的に容易に判断可能とする画面表示をすることによって、SANの運用管理の負担を軽減する運用管理処理をコンピュータに実行させるための運用管理プログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、複数のサーバ装置と複数の外部記憶装置とが接続されるネットワークを管理する処理を管理サーバコンピュータに実行させるネットワーク管理プログラムであって、該管理サーバコンピュータに、前記ネットワークを構成する機能部位をエレメントとして構成図を表示する構成図表示手順と、前記機能部位の障害発生に応じて、該機能部位に相当するエレメントを前記選択エレメントとして設定する第二選択エレメント設定手順と、エレメント毎に障害によって影響を与えるエレメントを示す障害範囲情報を対応付けて格納した障害経路情報テーブルから前記選択エレメントの該障害範囲情報を取得して障害範囲にあるエレメントを前記経路リストに格納する第二経路探索手順と、前記経路リストに格納された前記エレメントのリンクによる経路を影響範囲として第二表示方法によって前記構成図上に表示させる第二影響経路表示手順とを実行させるように構成される。
上記課題を解決するための手段として、本発明は、上記手順によるネットワーク管理方法、上記プログラムを実行することによって実現される管理サーバコンピュータ、及び、上記プログラムを記憶した記憶媒体とすることもできる。
本願発明は、経路探索処理では影響範囲に基づいた経路探索を行うため、障害発生時の影響範囲を視覚的に用意に把握することができるため、調査時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、SAN運用管理システムによるネットワーク構成例を示す図である。図1に示すSAN運用管理システム100では、複数のサーバ50と、1以上のFC(Fiber Channel)スイッチ52と、RAID(Redundant Array of Independent Disks)装置54と、運用管理クライアント30と、運用管理サーバ40とがLAN(Local Area Network)2で互いに接続されている。複数のサーバ50と、1以上のFC(Fiber Channel)スイッチ52と、RAID装置54とによって、SAN(Storage Area Network)6が構成される。
各サーバ50は、所定業務処理を実行するためのサーバコンピュータである。FCスイッチ52は、複数のサーバ50とRAID装置54との高速データ転送を制御する装置である。RAID装置54は、複数のハードディスクを各サーバ50からは1台の大きなハードディスクとして管理するコンピュータ装置である。
運用管理クライアント30は、運用管理サーバ40から必要な情報を取得して、SAN6による運用を管理するためのコンピュータ端末である。運用管理サーバ40は、SAN6を構成する各エレメントの固有情報とエレメント間の接続情報などをSAN6から取得して、エレメント接続情報DB42に格納して管理するサーバ装置である。
エレメントとは、サーバ50、FCスイッチ52、及びRAID装置54を構成する機能部位の1つ1つを示す。エレメント接続情報DB42で管理されるエレメントは、例えば、図2に示すようなエレメントがある。サーバ50のエレメントとしては、Raw(Raw Device)00から03と、HP(HBA Port)00及び01と、HBA(Host Bus Adapter)00及び01とが管理される。Raw(Raw Device)00から03より下位には、アプリケーション、ファイルシステム、データベース等が接続される。
RAID装置54のエレメントとしては、CP(CA Port)00及び01と、CA00及び01と、AG00及び01と、LUN(Logical UNit)00から03と、RG(RAID Group)00と、Disk00から03等とが管理される。また、FCスイッチ52もエレメントとして管理される。これらSAN6のエレメントのうち必要なエレメントだけを管理するようにしてもよい。
後述される経路探索処理では、主に、経路(I)と経路(II)とに分岐して処理がなされる。
図1に示すSAN運用管理システム100では、LAN2を経由して各サーバ50、各FCスイッチ52、RAID装置54のエレメント接続情報が、運用管理サーバ40に収集され、エレメント接続情報DB42に格納されて監視される(A1)。エレメント接続情報DB42に管理されているエレメント接続情報に基づいて、運用管理クライアント30にSAN6の構成が表示される(A2)。また、運用管理クライアント30から運用管理サーバ40に操作要求を発行することにより(A3)、運用管理サーバ40による制御によってSAN6の各エレメントの設定を変更することもできる(A4)。
エレメント接続情報によって示されるエレメントの関係を図3及び図4で説明する。図3は、エレメント接続情報によって示される外部エレメントとの関連の例を示す図である。図3において、エレメント接続情報DB42では、各エレメントにユニークなID(自ID)が設定されており、Raw03とLUN03との間のエレメント関係では、関連エレメントとしてエレメントIDを経路ID情報として保持している。関連エレメントとは、例えば、サーバ50が所定処理を実行する際に必要とされる(所定処理の実行の際に経路となる)エレメントである。
例えば、エレメント「Raw03」に対して「自ID:0001 経路ID:0002、aaaa、aaab、aaac」、エレメント「HP01」に対して「自ID:0002 経路ID:aaaa、aaab」、エレメント「CP00」に対して「自ID:aaaa」、エレメント「AG(Affinity Group)01」に対して「自ID:aaab 経路ID:0002、aaaa」、そして、LUN03に対して「自ID:aaac 経路ID:0001、0002、aaaa」がエレメント接続情報DB42で管理されている。
サーバ50側のエレメントに対して関連するRAID装置54側のエレメントが経路として指定され、RAID装置54側のエレメントに対して関連するサーバ50側のエレメントが経路として指定される。
図4は、エレメント接続情報によって示される内部エレメントとの関連の例を示す図である。図4において、階層構造で示されるエレメント間の上下を示す情報として、SAN構成図を表示する表示領域での位置を表す位置情報(GraphicalLocation)、上位エレメントへのリンクID(ParentLinkID)、同レベルのエレメントへのリンクID(RerativeLinkID)、下位エレメントへのリンクID(ChildLinkID)などの内部関連情報が、エレメント毎にエレメントIDに関連付けてエレメント接続情報DB42で管理されている。
例えば、エレメント「AG01」に対しては「自ID:aaab ParentLinkID:aaaaaaab ChildLinkID:aaabaaac GraphicalLocation:12345678」のようにエレメント接続情報DB42で管理される。
エレメント接続情報DB42では、エレメントID又は特定可能なエレメント名などの識別情報に対応づけて経路ID情報と内部関連情報とがエレメント接続情報として管理される。
以下、エレメント接続情報DB42を用いたSAN6におけるエレメントの接続関係を示す図をSAN構成図という。SNA構成図は、運用管理クライアント30に画面表示される。
ユーザがサーバ50側のエレメント又はエレメント間の接続を示すリンクを選択することによって、上述したようなエレメント接続情報DB42を用いて、選択された部位が関連するRAID装置54側のエレメントまでの経路を画面表示することができる。
図5は、ユーザによって選択されたサーバ側の部位に関連するRAID側の部位までの経路の表示例を示す図である。図5において、ユーザがエレメント「Raw03」を選択すると、エレメント「Raw03」がRAID装置54の所定の記憶領域をアクセスする際のエレメント「Raw03」からエレメント「LUN03」までの経路が容易に把握できるように強調して表示される。ユーザがエレメント「Raw03」とエレメント「HP01」との接続を示すリンクを選択しても、同様の表示がなされる。
次に、障害発生時の影響範囲を表示するための障害経路情報テーブルについて図6で説明する。図6は、障害経路情報テーブルの構成例を示す図である。
図6において、障害経路情報テーブル43には、装置A、B等の装置毎に、更にその装置を構成するエレメント毎に障害発生によって影響される障害範囲が設定されている。装置Aにおいて、エレメント「A1」に障害が発生した場合はエレメント「A1」自身とエレメント「A2」及び「A3」とが障害範囲として定義され、エレメント「A2」に障害が発生した場合はエレメント「A2」自身のみが障害範囲であることが設定されている。
また、装置Bにおいて、エレメント「B1」に障害が発生した場合はエレメント「B1」自身とエレメント「B2」とが障害範囲として定義され、エレメント「B2」に障害が発生した場合はエレメント「B2」自身とエレメント「B3」及び「B4」とが障害範囲として定義さている。
このようなデータ構成による障害経路情報テーブル43を用いた障害発生時の影響範囲について図7で説明する。図7は、障害発生時の影響範囲を決定する方法を説明するための図である。
図7において、障害経路情報テーブル43では、装置Aに関して、少なくとも、エレメント「Router01」の障害範囲として、エレメント「Router01」自身とエレメント「IOB01」、「CA01」及び「CP01」とが設定され、エレメント「IOB01」の障害範囲として、エレメント「IOB01」自身とエレメント「CA01」及び「CP01」とが設定され、エレメント「CA01」の障害範囲として、エレメント「CA01」自身とエレメント「CP01」とが設定されている。以下、障害範囲としてエレメントを示す情報を障害範囲情報という。
図7に示すSAN構成図のエレメント「Router01」に相当する装置に障害が発生したことを運用管理サーバ40がLAN2を介して検知すると、エレメント「Router01」を障害発生エレメントとして設定し、障害経路情報テーブル43を参照して「Router01」を用いてエレメント「Router01」の障害範囲としてエレメント「IOB01」、「CA01」及び「CP01」を示す障害範囲情報を取得し、エレメント「Router01」に関連付けて障害範囲情報を格納する。
運用管理サーバ40は、この障害範囲情報から、エレメント「IOB01」の障害範囲、エレメント「CA01」の障害範囲、エレメント「CP01」の障害範囲となるエレメントを示す障害範囲情報を夫々取得して、同様に、エレメント「IOB01」、「CA01」、「CP01」夫々に関連付けて格納する。
そして、運用管理サーバ40は、各エレメントに関連付けて格納した障害範囲情報とエレメント接続情報DB42とを用いて、障害発生を示すエレメント「Router01」を選択された部位として設定することによって、RAID装置54側で影響する経路を決定する。したがって、運用管理サーバ40は、RAID装置54側でエレメント「Router01」の障害による影響範囲は、エレメント「IOB01」、「CA01」及び「CP01」であると判断する。
図8は、障害範囲となるエレメントに関連付けて格納された障害範囲情報の例を示す図である。運用管理サーバ40は、エレメント接続情報DB42を用いた障害発生の「Router01」からの経路探索処理において、エレメントに関連付けられた障害範囲情報によって影響範囲として表示対象となるエレメントを選択する。
障害範囲とは、エレメントに障害が発生した場合及び他エレメントの障害の影響を受けた場合に、自身と更に影響を及ぼすエレメントとを含み、障害範囲情報とは、それらエレメントを示す情報である。順次、影響を受けるエレメントから障害範囲となるエレメントが示され、これら障害範囲のエレメントのセットが影響範囲となり、影響範囲情報となる。
一方で、運用管理サーバ40は、エレメント接続情報DB42を参照することによって、影響されるエレメント「CP01」からの論理接続先となるサーバ50側のエレメント「HP01」、「Raw02」及び「Raw03」も影響を受けると判断し、これらエレメントも影響範囲に含めて障害によって影響を受ける経路表示の対象とする。
運用管理サーバ40は、このようにして決定した影響範囲に含まれるエレメントとエレメント間のリンクとを他のエレメント及びリンクとは区別して容易に判断できる表示方法を用いてSAN構成図を運用管理クライアント30に表示させる。更に、障害発生エレメントとして設定されているエレメント「Router01」は障害発生を示す表示方法で表示される。
他に影響を及ぼさない装置に障害が発生した場合について図9で説明する。図9は、他エレメントが障害範囲として設定されていない場合を示す図である。図9に示すSAN構成図のエレメント「DA01」に相当する装置に障害が発生したことを運用管理サーバ40がLAN2を介して検知すると、エレメント「DA01」を障害発生エレメントとして設定し、障害経路情報テーブル43を参照して「DA01」を用いてエレメント「DA01」の障害範囲情報を取得し、エレメント「DA01」に関連付けて格納する。
この場合、エレメント「DA01」の障害範囲情報には、エレメント「DA01」自身しか示されていないため、影響範囲はエレメント「DA01」自身のみであると判断され、障害によって影響を受ける経路表示の対象はエレメント「DA01」のみとなる。
上述したような障害範囲情報に従って障害によって影響される経路を決定する経路探索処理において、装置内のステータス情報を獲得可能なエレメントに対しては、ステータス情報に応じて障害範囲情報に示されるエレメントへの影響の有無を判断することによって、より確実な影響範囲による経路表示を行うことができる。
障害の影響を受けるとされるエレメントのステータス情報に基づいて、接続されている上位、下位、又は同レベルのエレメント(以下、隣接エレメントと言う)への影響範囲の拡大を決定するために、隣接エレメントへ影響を与えるステータスをエレメント毎に管理した影響ステータス情報テーブルを予め用意しておく。
影響ステータス情報テーブルについて図10及び図11で説明する。図10は、隣接エレメントに影響するステータスを示す影響ステータス情報テーブルの例を示す図である。図10に示す影響ステータス情報テーブル44aでは、エレメント毎に隣接エレメントに影響するステータスを1以上示すステータス情報が管理される。影響ステータス情報テーブル44aで管理されるエレメントは、装置内のステータス情報を獲得可能なエレメントのみでよい。
経路探索処理において、エレメントのステータス情報が影響ステータス情報テーブル44aに格納されているそのエレメントの影響ステータス情報と一致する場合、次のエレメントを検索する。一致しない場合、次のエレメントは検索しない。
図11は、隣接エレメントに影響しないステータスを示す影響ステータス情報テーブルの例を示す図である。図11に示す影響ステータス情報テーブル44bでは、エレメント毎に隣接エレメントに影響しないステータスを1以上示すステータス情報が管理される。影響ステータス情報テーブル44bで管理されるエレメントは、装置内のステータス情報を獲得可能なエレメントのみでよい。
経路探索処理において、エレメントのステータス情報が影響ステータス情報テーブル44bに格納されているそのエレメントの影響ステータス情報と一致する場合、次のエレメントは検索しない。一致しない場合、次のエレメントを検索する。
このようなステータス情報が影響ステータス情報テーブル44a又はステータス情報が影響ステータス情報テーブル44bを用いて影響ステータス情報を考慮して経路探索をする例について図12で説明する。
図12は、影響ステータス情報テーブルを用いた経路探索処理の例を説明するための図である。図12中、LAN2を介して運用管理サーバ40が取得したステータス情報によってSAN6の装置のステータスが異常を示す場合、次のエレメントを検索し、装置のステータスが警告を示す場合、次のエレメントを検索しないものとして経路探索処理が行われ、その結果が運用管理クライアント30に表示される。
図12(A)において、運用管理サーバ40は、LAN2を介して取得したステータス情報がDisk04のステータスが異常である場合、エレメント「Disk04」を選択された部位とし、エレメント接続情報DB42と、障害経路情報テーブル43と、影響ステータス情報テーブル44a又は44bを参照してエレメント「Disk04」からエレメント「RG(Raid Group)」とそのリンクを影響範囲とする。
運用管理サーバ40は、LAN2を介して取得したステータス情報がRGのステータスが警告であるため、エレメント「RG」から以降のエレメント及びリンクを影響範囲としない。この場合、たとえ障害経路情報テーブル43にエレメント「RG」から次以降のエレメントが障害範囲として設定されていたとしても、エレメント「RG(Raid Group)」以降のエレメント及びリンクを影響範囲には含めない。
経路探索処理によるSAN構成のうち影響範囲が容易に判断できるような表示方法にて、運用管理クライアント30に、例えば、図12(B)のように表示される。図12(B)に表示されるSAN構成図において、エレメント「Disk04」及び「RG」とそれらエレメント間のリンクとが強調されて表示され、他エレメント及び他リンクは通常表示で示される。強調表示は、目立つ色、輝度の強さなどへの調整によってなされる。
上述したような経路探索処理は、装置を保守する際の影響範囲を表示する場合にも適応できる。保守による影響範囲を表示する場合について図13、図14、図15、及び図16で説明する。
図13は、保守経路情報テーブルの構成例を示す図である。図13に示す保守経路情報テーブル45には、装置A、B等の装置毎に、更にその装置を構成するエレメント毎に保守することによって影響される保守範囲が設定されている。装置Aにおいて、エレメント「A1」の保守で部品交換などにより停止する必要がある場合はエレメント「A1」自身とエレメント「A2」及び「A3」とが保守範囲として定義され、エレメント「A2」の保守により停止する必要がある場合はエレメント「A2」自身のみが保守範囲であることが設定されている。
また、装置Bにおいて、エレメント「B1」の保守により停止する必要がある場合はエレメント「B1」自身とエレメント「B2」とが保守範囲として定義され、エレメント「B2」の保守により停止する必要がある場合はエレメント「B2」自身とエレメント「B3」及び「B4」とが保守範囲として定義さている。
このようなデータ構成による保守経路情報テーブル45を用いた保守時の影響範囲について図14で説明する。図14は、保守時の影響範囲を決定する方法を説明するための図である。
図14において、保守経路情報テーブル45では、装置Aに関して、少なくとも、エレメント「CM01」の保守範囲として、エレメント「CM01」自身のみ設定されている。以下、保守範囲としてエレメントを示す情報を保守範囲情報という。
図14に示すSAN構成図のエレメント「CM01」に相当する装置の保守で交換する場合に利用者が運用管理クライアント30に表示されるSAN構成図上でエレメント「CM01」を選択すると、運用管理サーバ40は、エレメント「CM01」を保守交換エレメントとして設定し、保守経路情報テーブル45を参照して「CM01」を用いてエレメント「CM01」自信のみを示す保守範囲情報を取得し、エレメント「CM01」に関連付けて保守範囲情報を格納する。
図15は、保守範囲となるエレメントに関連付けて格納された保守範囲情報の例を示す図である。運用管理サーバ40は、エレメント接続情報DB42を用いた保守対象の「CM01」からの経路探索処理において、エレメントに関連付けられた保守範囲情報によって影響範囲として表示対象となるエレメントを選択する。
保守範囲とは、エレメントが保守交換の対象となった場合及び他エレメントの保守交換による影響を受けた場合に、自身と更に影響を及ぼすエレメントとを含み、保守範囲情報とは、それらエレメントを示す情報である。順次、影響を受けるエレメントから保守範囲となるエレメントが示され、これら保守範囲のエレメントのセットが影響範囲となり、保守範囲情報となる。
この場合、エレメント「CM01」から次に影響を受けるエレメントがないため、エレメント「CM01」がこのSAN構成図における保守範囲情報として設定される。そして、エレメント「CM01」のみが強調表示されたSAN構成図が、運用管理クライアント30に表示される。
運用管理クライアント30に表示される画面例について図16で説明する。図16は、SAN構成図を表示する画面例を示す図である。図16に示す画面G70は、SAN構成図を表示する表示域71と、障害に関する情報を表示する表示域72とを備える。
SAN構成図を表示する表示域71では、最近発生したエレメント「CA01」によって影響される経路が影響範囲71aで示され、以前に障害が発生して未だ復旧していない経路が影響範囲71b及び影響範囲71cで示されている。影響範囲71aから71cは、障害が発生したエレメント「CA01」、「Disk00」及び「Raw00」の夫々が復旧すると、自動で通常表示に切り替えられる。
影響範囲71aにおいて、障害が発生したエレメント「CA01」の経路ID情報にエレメント「CP01」に接続されるエレメント「AG01」以降が関連エレメントとして含まれていないことにより、影響範囲としての表示がなされない。
障害に関する情報を表示する表示域72では、最近発生した障害を先頭に発生順に、障害発生単位毎に障害エレメントと影響のあるエレメントとを含む情報を表示する。一番最近に発生した障害に関して(影響範囲71aに相当)、障害エレメントとして障害が発生したエレメント「CA01」が示される。影響のあるエレメントとして、例えば、最初の列にエレメント「CP01」、「HP01」そして「Raw02」の順に示され、また、次の列にエレメント「CP01」、「HP01」そして「Raw03」の順に示される。
次に最近となる障害に関して(影響範囲71bに相当)、障害エレメントとして障害が発生したエレメント「Disk00」が示される。影響のあるエレメントとして、例えば、エレメント「RG00」が示される。更に、次に最近となる発生した障害に関して(影響範囲71cに相当)、障害エレメントとして障害が発生したエレメント「HP00」が示される。影響のあるエレメントとして、例えば、最初の列にエレメント「Raw00」が示され、また、次の列にエレメント「Raw01」が示される。
表示域72にリストされる障害に関する情報は、異常から復旧すると表示域72のリストから削除される。
このような画面G70の表示に加えて、運用管理サーバ40は、障害が発生した装置の管理担当者、及び、障害の影響をうける装置の担当者に対して、障害が発生した旨を示すメッセージと、表示域72にリストされるようなリストデータとを電子メール等で自動配信して通知する。
以下に、上述した経路探索処理について詳細に説明する。図17は、SAN構成図上でエレメントが選択された場合の通常の経路探索処理を説明するためのフローチャート図である。図17に示す経路探索処理において、利用者による選択エレメントを経路リスト51に格納して登録する(ステップS11)。例えば、利用者が図16に示すような画面G70の表示域71に表示されるSAN構成図上においてマウス等でエレメントを選択すると、運用管理クライアント30が選択されたエレメントのエレメントIDを運用管理サーバ40へ通知することで、運用管理サーバ40は、受信したエレメントIDを選択エレメントとして設定すればよい。
そして、選択エレメントを自エレメントとして設定して関連エレメントID登録処理を行う(ステップS12)。エレメント接続情報DB42から、選択エレメントに関連づけられている、図3に示すような関連エレメントで影響する経路を示す経路ID情報と、図4に示すような内部エレメント(隣接エレメント)との関連を示す内部関連情報とでなるエレメント接続情報とでなるエレメント接続情報が抽出されて、選択エレメントを識別するエレメントIDと対応付けて関連エレメントID管理テーブル53に格納される。
そして、選択エレメントから装置の内部方向を検索する(ステップS13)。経路探索方向を内部方向として設定し、選択エレメントを自エレメントとして設定し、第一のリンク先エレメント検索処理を実行する。内部方向への検索が終了すると、次に、選択エレメントから装置の外部方向を検索する(ステップS14)。経路探索方向を外部方向とし、選択エレメントを自エレメントとして設定し、第一のリンク先エレメント検索処理を実行する。
ステップS13及びS14によって、経路リスト51には、関連エレメントID管理テーブル53で管理される内部関連情報で示される隣接エレメントのうち選択エレメントに関連するエレメントが選択され、リンク状態を示すように記録される。リンク状態は、例えば、エレメントからエレメントへのポインタなどで示す、又は、経路に沿って順にエレメントID(又はID相当のエレメント名)を同列に羅列して示すテキスト形式でもよい。
この経路リスト51を用いてSAN構成図上に選択エレメントから関連するエレメントまでの経路を強調して表示するように経路表示する(ステップS15)。
図18は、図17のステップS12にて実行される関連エレメントID登録処理を説明するためのフローチャート図である。図18に示す関連エレメントID登録処理おいて、エレメントを識別するエレメントIDに関連付けてエレメントのエレメント名、タイプ等を含む属性情報が格納され登録されているエレメント登録情報DB41を参照して、自エレメントのタイプを取得する(ステップS121)。
自エレメントのタイプがRawDevice「Raw」又はマルチパスエレメントを示すか否かを判断する(ステップS123)。自エレメントのタイプがRawDevice(Raw)又はマルチパスエレメントを示す場合、自エレメントのエレメントIDを用いてエレメント接続情報DB42から自エレメントのエレメント接続情報を取得し、自エレメントのエレメントIDに対応付けて関連エレメントID管理テーブル53に格納して登録する(ステップS123−2)。その後、この関連エレメントID登録処理を終了して経路探索処理へと復帰する。
一方、ステップS123において、自エレメントのタイプがRawDevice(Raw)又はマルチパスエレメントを示さない場合、HBAPort(HP)又はAffinityGroup(AG)エレメントを示すか否かを判断する(ステップS125)。自エレメントのタイプがHBAPort(HP)又はAffinityGroup(AG)である場合、自エレメントのエレメントIDで関連エレメントID管理テーブル53を検索して、そのエレメントIDに関連付けられたエレメント接続情報が存在しない場合のみ、自エレメントのエレメントIDを用いてエレメント接続情報DB42から自エレメントのエレメント接続情報を取得し、自エレメントのエレメントIDに対応付けて関連エレメントID管理テーブル53に格納して登録する(ステップS125−2)。その後、この関連エレメントID登録処理を終了して経路探索処理へと復帰する。
一方、ステップS125において、自エレメントのタイプがHBAPort(HP)又はAffinityGroup(AG)エレメントを示さない場合、LUNか否かを判断する(ステップS127)。自エレメントのタイプがLUNエレメントを示す場合、自エレメントのエレメントIDを用いてエレメント接続情報DB42から自エレメントのエレメント接続情報を取得し、自エレメントのエレメントIDに対応付けて関連エレメントID管理テーブル53に格納して登録する(ステップS127−2)。その後、この関連エレメントID登録処理を終了して経路探索処理へと復帰する。
一方、ステップS127において、自エレメントのタイプがLUNエレメントを示す場合、この関連エレメントID登録処理を終了して経路探索処理へと復帰する。
図19は、図17のステップS13及びS14にて実行される第一のリンク先エレメント検索処理を説明するためのフローチャート図である。図19に示す第一のリンク先エレメント検索処理において、エレメント登録情報DB41を参照して、自エレメントのタイプを取得する(ステップS101)。
そして、自エレメントのタイプがRawDevice(Raw)又はマルチパス、HBAPort(HP)、CAPort、AffinityGroup(AG)、LUN等の特殊制御エレメントを示すか否かを判断する(ステップS102)。
自エレメントのタイプが特殊制御エレメント以外を示す場合、自エレメントと自エレメントへのリンクを経路リスト51に格納して登録する(ステップS153)。そして、自エレメントに接続される隣接エレメントのうち、関連エレメントとして次のリンク先となるエレメントを検索する(ステップS154)。自エレメントのエレメントIDを用いてエレメント接続情報DB42から階層構造上の上下を示す内部関連情報を読み出して隣接エレメントを取得する。取得した隣接エレメントの1つ1つに対して順に第一のリンク先エレメント検索処理を実行して、選択エレメントからの接続経路となる関連エレメントを特定する。その後、呼び出し元へ復帰する。
一方、ステップS102において、自エレメントのタイプが特殊制御エレメントを示す場合、装置の内部方向への検索か否かを判断する(ステップS103)。経路探索方向が装置の外部方向を示している場合、自エレメントのタイプがCAPortエレメントを示すか否かを判断する(ステップS114)。自エレメントのタイプがCAPortエレメントを示す場合、自エレメントのエレメントIDが関連エレメントID管理テーブル53に登録されているか否かを判断する(ステップS115)。つまり、関連エレメントID管理テーブル53に登録されている自エレメントのエレメントIDを含む経路ID情報が登録されているか否かを判断する。関連エレメントID管理テーブル53に登録されていない場合、この第一リンク先エレメント検索処理を終了して、呼び出し元に復帰する。
一方、ステップS115において、関連エレメントID管理テーブル53に登録されている場合、ステップS106へ進む。この場合、自エレメントのエレメントIDを含む経路ID情報が登録されているため、自エレメントは次のリンク先となる関連エレメントとして認識される。また、ステップS114において、自エレメントのタイプがCAPortエレメントを示さない場合、関連エレメントID登録処理を実行して、自エレメントの経路ID情報と内部関連情報とを含むエレメント接続情報を自エレメントのエレメントIDに対応付けて関連エレメントID管理テーブル53に格納して登録して、ステップS106へ進む。
ステップS103において、装置の内部方向への検索の場合、つまり経路探索方向が装置の内部方向を示している場合、他装置からの経路か否かを判断する(ステップS104)。他装置からの経路でない場合、関連エレメントID登録処理を実行して(ステップS116)、ステップS106へ進む。
一方、ステップS104において、他装置からの経路である場合、自エレメントのエレメントIDが関連エレメントID管理テーブルに登録されているか否かを判断する(ステップS105)。つまり、関連エレメントID管理テーブル53に登録されている自エレメントのエレメントIDを含む経路ID情報が登録されているか否かを判断する。関連エレメントID管理テーブル53に登録されていない場合、この第一リンク先エレメント検索処理を終了して、呼び出し元に復帰する。
一方、ステップS105において、関連エレメントID管理テーブル53に登録されている場合、或いは、ステップS115又はS116から続く処理として、自エレメントと自エレメントへのリンクを経路リスト51に格納して登録する(ステップS106)。そして、自エレメントに接続される隣接エレメントのうち、関連エレメントとして次のリンク先となるエレメントを検索する(ステップS107)。自エレメントのエレメントIDを用いてエレメント接続情報DB42から階層構造上の上下を示す内部関連情報を読み出して隣接エレメントを取得する。取得した隣接エレメントの1つ1つに対して順に第一のリンク先エレメント検索処理を実行して、選択エレメントからの接続経路となる関連エレメントを特定する。その後、呼び出し元へ復帰する。
次に、障害が発生したエレメントからの影響範囲となる経路を探索する障害経路探索処理について説明する。図20は、障害経路探索処理の一例を説明するためのフローチャート図である。図20において、運用管理サーバ40は、LAN2を介してSAN6からエレメントの障害発生の通知を受信又は所定処理によってエレメントに障害が発生したと判断すると、その障害が発生したエレメントのエレメントIDを選択エレメントとして設定して、障害経路情報テーブル43から選択エレメントの障害範囲情報43aを取得する(ステップS30)。
そして、選択エレメントを経路リスト51に格納して登録し(ステップS31)、選択エレメントを自エレメントとして設定して関連エレメントID登録処理を行う(ステップS32)。エレメント接続情報DB42から、選択エレメントに関連づけられている、図3に示すような関連エレメントで影響する経路を示す経路ID情報と、図4に示すような内部エレメント(隣接エレメント)との関連を示す内部関連情報とでなるエレメント接続情報とでなるエレメント接続情報が抽出されて、選択エレメントを識別するエレメントIDと対応付けて関連エレメントID管理テーブル53に格納される。
そして、選択エレメントから装置の内部方向を検索する(ステップS33)。経路探索方向を内部方向として設定し、選択エレメントを自エレメントとして設定し、第一のリンク先エレメント検索処理を実行する。内部方向への検索が終了すると、次に、選択エレメントから装置の外部方向を検索する(ステップS34)。経路探索方向を外部方向とし、選択エレメントを自エレメントとして設定し、第一のリンク先エレメント検索処理を実行する。
ステップS33及びS34によって、経路リスト51には、関連エレメントID管理テーブル53で管理される内部関連情報で示される隣接エレメントのうち選択エレメントの障害によって影響する関連エレメントが選択され、リンク状態を示すように記録される。リンク状態は、例えば、エレメントからエレメントへのポインタなどで示す、又は、経路に沿って順にエレメントID(又はID相当のエレメント名)を同列に羅列して示すテキスト形式でもよい。
ステップS32での関連エレメントID登録処理は、図18に示すフローチャートに従って実行される。
図21は、図20のステップS33及びS34にて実行される第二のリンク先エレメント検索処理を説明するためのフローチャート図である。図21に示す第二のリンク先エレメント検索処理において、エレメント登録情報DB41を参照して、自エレメントのタイプを取得する(ステップS301)。
そして、自エレメントのタイプが障害経路対象エレメントを示すか否かを判断する(ステップS302)。障害経路対象エレメントとは、コントローラボード(CM)のような物理エレメントである。自エレメントのタイプが障害経路対象エレメントを示す場合、自エレメントが障害範囲として登録されているか否かを判断する(ステップS303)。自エレメントのエレメントIDが障害範囲情報43aに含まれている場合に自エレメントが障害範囲として登録されていると判断する。自エレメントのエレメントIDが障害範囲情報43aに含まれていない場合、この第二のリンク先エレメント検索処理を終了して、呼び出し元に復帰する。
一方、ステップS303において、自エレメントが障害範囲として登録されている場合、自エレメントと自エレメントへのリンクを経路リスト51に格納して登録する(ステップS304)。そして、自エレメントに接続される隣接エレメントのうち、関連エレメントとして次のリンク先となるエレメントを検索する(ステップS305)。自エレメントのエレメントIDを用いてエレメント接続情報DB42から階層構造上の上下を示す内部関連情報を読み出して隣接エレメントを取得する。取得した隣接エレメントの1つ1つに対して順に第二のリンク先エレメント検索処理を実行して、選択エレメントからの接続経路となる関連エレメントを特定する。その後、呼び出し元へ復帰する。
一方、ステップS302において、自エレメントのタイプが障害経路対象エレメントを示さない場合、図19に示す第一のリンク先エレメント検索処理と同様のステップS102からS107−2を実行する。図19に示す第一のリンク先エレメント検索処理との違いは、ステップS154−2とS170−2において、第二のリンク先エレメント検索処理を実行する点のみである。自エレメントが障害経路対象エレメントでなくても、関連エレメントによって連鎖する経路を考慮して、障害の影響を受ける影響範囲を決定することができる。
次に、エレメントのステータスに応じて影響範囲となる経路を探索する障害経路探索処理について説明する。図22は、障害経路探索処理の他の例を説明するためのフローチャート図である。図22において、運用管理サーバ40は、障害が発生したエレメントを選択エレメントとして取得する(ステップS50)。例えば、障害発生に応じて図20及び図21での処理を実行して影響範囲の経路を決定した後、所定時間毎にステータスに応じた障害経路探索処理を実行することによって、ステータスの変化に応じた影響範囲をSAN構成図上に表示させることができる。そこで、障害が発生したエレメントを選択エレメントとして設定して影響範囲の経路を決定する。また、利用者が運用管理クライアント30で確認のためSAN構成図上で選択したエレメントを選択エレメントとしてもよい。
そして、運用管理サーバ40は、選択エレメントを経路リスト51に格納して登録し(ステップS51)、選択エレメントを自エレメントとして設定して関連エレメントID登録処理を行う(ステップS52)。エレメント接続情報DB42から、選択エレメントに関連づけられている、図3に示すような関連エレメントで影響する経路を示す経路ID情報と、図4に示すような内部エレメント(隣接エレメント)との関連を示す内部関連情報とでなるエレメント接続情報とでなるエレメント接続情報が抽出されて、選択エレメントを識別するエレメントIDと対応付けて関連エレメントID管理テーブル53に格納される。
そして、選択エレメントから装置の内部方向を検索する(ステップS53)。経路探索方向を内部方向として設定し、選択エレメントを自エレメントとして設定し、第一のリンク先エレメント検索処理を実行する。内部方向への検索が終了すると、次に、選択エレメントから装置の外部方向を検索する(ステップS54)。経路探索方向を外部方向とし、選択エレメントを自エレメントとして設定し、第一のリンク先エレメント検索処理を実行する。
ステップS53及びS54によって、経路リスト51には、関連エレメントID管理テーブル53で管理される内部関連情報で示される隣接エレメントのうち選択エレメントの障害によって影響する関連エレメントが選択され、リンク状態を示すように記録される。リンク状態は、例えば、エレメントからエレメントへのポインタなどで示す、又は、経路に沿って順にエレメントID(又はID相当のエレメント名)を同列に羅列して示すテキスト形式でもよい。
ステップS52での関連エレメントID登録処理は、図18に示すフローチャートに従って実行される。
図23は、図22のステップS53及びS54にて実行される第三のリンク先エレメント検索処理を説明するためのフローチャート図である。運用管理サーバ40は、LAN2を介してSAN6のエレメントからの現在のステータスを示すステータス情報を受信して、エレメントIDに対応づけてそのステータス情報を格納し、最新のステータスを管理する最新ステータス管理テーブル5を備えるものとする。
図23に示す第三のリンク先エレメント検索処理において、影響ステータス情報テーブル44a(又は44b)から自エレメントの影響ステータス情報を取得し(ステップS501)、自エレメントがステータスの有効なエレメントか否かを判断する(ステップS502)。ステップS501にて、自エレメントの影響ステータス情報を取得できた場合、自エレメントはステータスの有効なエレメントであると判断し、自エレメントの影響ステータス情報を取得できなかった場合、自エレメントはステータスの無効なエレメントであると判断する。ステータスが有効なエレメントであると判断した場合、影響ステータス情報テーブル44a(又は44b)から自エレメントの影響ステータス情報を取得する(ステップS503)。
取得した自エレメントの影響ステータス情報を参照することによって、自エレメントのステータスが隣接エレメントに影響するか否かを判断する(ステップS504)。自エレメントのステータスを示すステータス情報が取得した影響ステータス情報に含まれている場合に隣接エレメントに影響すると判断する。隣接エレメントに影響しない場合、この第三のリンク先エレメント検索処理を終了して、呼び出し元に復帰する。
一方、ステップS504において、自エレメントのタイプが障害範囲情報43aに含まれている場合、自エレメントと自エレメントへのリンクを経路リスト51に格納して登録する(ステップS505)。そして、自エレメントに接続される隣接エレメントのうち、関連エレメントとして次のリンク先となるエレメントを検索する(ステップS506)。自エレメントのエレメントIDを用いてエレメント接続情報DB42から階層構造上の上下を示す内部関連情報を読み出して隣接エレメントを取得する。取得した隣接エレメントの1つ1つに対して順に第三のリンク先エレメント検索処理を実行して、選択エレメントからの接続経路となる関連エレメントを特定する。その後、呼び出し元へ復帰する。
一方、ステップS502において、自エレメントがステータスが有効なエレメントでない場合、図19に示す第一のリンク先エレメント検索処理と同様のステップS102からS107−3を実行する。図19に示す第一のリンク先エレメント検索処理との違いは、ステップS154−2とS170−3において、第三のリンク先エレメント検索処理を実行する点のみである。自エレメントがステータスが有効なエレメントでなくても、関連エレメントによって連鎖する経路を考慮して、障害の影響を受ける影響範囲を決定することができる。
次に、保守を施行するエレメントからの影響範囲となる経路を探索する保守経路探索処理について説明する。図24は、保守経路探索処理の一例を説明するためのフローチャート図である。図24において、運用管理サーバ40は、LAN2を介して運用管理クライアント30から利用者によって選択された保守を施行するエレメントのエレメントIDを受信すると、そのエレメントIDを選択エレメントとして設定して、保守経路情報テーブル45から選択エレメントの保守範囲情報45aを取得する(ステップS70)。
そして、選択エレメントを経路リスト51に格納して登録し(ステップS71)、選択エレメントを自エレメントとして設定して関連エレメントID登録処理を行う(ステップS72)。エレメント接続情報DB42から、選択エレメントに関連づけられている、図3に示すような関連エレメントで影響する経路を示す経路ID情報と、図4に示すような内部エレメント(隣接エレメント)との関連を示す内部関連情報とでなるエレメント接続情報とでなるエレメント接続情報が抽出されて、選択エレメントを識別するエレメントIDと対応付けて関連エレメントID管理テーブル53に格納される。
そして、選択エレメントから装置の内部方向を検索する(ステップS73)。経路探索方向を内部方向として設定し、選択エレメントを自エレメントとして設定し、第一のリンク先エレメント検索処理を実行する。内部方向への検索が終了すると、次に、選択エレメントから装置の外部方向を検索する(ステップS74)。経路探索方向を外部方向とし、選択エレメントを自エレメントとして設定し、第一のリンク先エレメント検索処理を実行する。
ステップS73及びS74によって、経路リスト51には、関連エレメントID管理テーブル53で管理される内部関連情報で示される隣接エレメントのうち選択エレメントの保守によって影響する関連エレメントが選択され、リンク状態を示すように記録される。リンク状態は、例えば、エレメントからエレメントへのポインタなどで示す、又は、経路に沿って順にエレメントID(又はID相当のエレメント名)を同列に羅列して示すテキスト形式でもよい。
ステップS72での関連エレメントID登録処理は、図18に示すフローチャートに従って実行される。
図25は、図24のステップS73及びS74にて実行される第四のリンク先エレメント検索処理を説明するためのフローチャート図である。図25に示す第二のリンク先エレメント検索処理において、エレメント登録情報DB41を参照して、自エレメントのタイプを取得する(ステップS701)。
そして、自エレメントのタイプが保守経路対象エレメントを示すか否かを判断する(ステップS702)。自エレメントのタイプが保守経路対象エレメントを示す場合、自エレメントが保守範囲として登録されているか否かを判断する(ステップS703)。自エレメントのエレメントIDが保守範囲情報45aに含まれている場合に自エレメントが保守範囲として登録されていると判断する。自エレメントのエレメントIDが保守範囲情報45aに含まれていない場合、この第四のリンク先エレメント検索処理を終了して、呼び出し元に復帰する。
一方、ステップS703において、自エレメントが保守範囲として登録されている場合、自エレメントと自エレメントへのリンクを経路リスト51に格納して登録する(ステップS704)。そして、自エレメントに接続される隣接エレメントのうち、関連エレメントとして次のリンク先となるエレメントを検索する(ステップS705)。自エレメントのエレメントIDを用いてエレメント接続情報DB42から階層構造上の上下を示す内部関連情報を読み出して隣接エレメントを取得する。取得した隣接エレメントの1つ1つに対して順に第四のリンク先エレメント検索処理を実行して、選択エレメントからの接続経路となる関連エレメントを特定する。その後、呼び出し元へ復帰する。
一方、ステップS702において、自エレメントのタイプが障害経路対象エレメントを示さない場合、図19に示す第一のリンク先エレメント検索処理と同様のステップS102からS107−4を実行する。図19に示す第一のリンク先エレメント検索処理との違いは、ステップS154−4とS170−4において、第四のリンク先エレメント検索処理を実行する点のみである。自エレメントが保守経路対象エレメントでなくても、関連エレメントによって連鎖する経路を考慮して、保守の影響を受ける影響範囲を決定することができる。
上述したように、本発明に係る経路探索処理では、障害発生時の影響範囲を視覚的に用意に把握することができるため、調査時間を短縮することができる。また、影響範囲に基づいて、障害が発生した装置及び影響する装置の担当者への連絡及び情報提供を迅速に行うことができる。
本発明では、装置又は装置内部の機能部位が故障した場合、故障した装置又は装置内部の機能部位を把握でき、かつ、故障の影響範囲を容易に把握できるため、正常時の経路が表示されるSAN構成図から目視で経路を追いかけて影響範囲を判断するといった手間を削減することができる。大規模SANシステムや構成エレメントの多い装置の場合により効果を奏する。また、経路の途中にあるエレメントの状態が正常でない場合、そこから先の経路へのアクセスの可否を容易に把握することができる。
更に、装置又はその装置の内部エレメントの保守作業を行う場合、保守作業によって影響を受けるエレメントを容易に把握することができる。
上述した経路探索処理をコンピュータに行わせる経路探索プログラムを運用管理サーバ40にインストールされる。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
複数のサーバ装置と複数の外部記憶装置とが接続されるネットワークを管理する処理を管理サーバコンピュータに実行させるネットワーク管理プログラムであって、該管理サーバコンピュータに、
前記ネットワークを構成する機能部位をエレメントとして構成図を表示する構成図表示手順と、
前記機能部位の障害発生に応じて、該機能部位に相当するエレメントを前記選択エレメントとして設定する第二選択エレメント設定手順と、
エレメント毎に障害によって影響を与えるエレメントを示す障害範囲情報を対応付けて格納した障害経路情報テーブルから前記選択エレメントの該障害範囲情報を取得して障害範囲にあるエレメントを前記経路リストに格納する第二経路探索手順と、
前記経路リストに格納された前記エレメントのリンクによる経路を影響範囲として第二表示方法によって前記構成図上に表示させる第二影響経路表示手順とを実行させることを特徴とするネットワーク管理プログラム。
(付記2)
前記管理サーバコンピュータに、
利用者によって選択されたエレメントを前記選択エレメントとして設定する第一選択エレメント設定手順と、
エレメント毎に所定処理の実行の際に経路となるエレメントを関連エレメントとして該関連エレメントの一覧によって経路を示す経路情報を参照することによって、該経路上の各エレメントに接続される隣接エレメントの中から関連エレメントを接続先として検索し、その検索された関連エレメントを経路リストに格納する第一経路探索手順と、
前記経路リストに格納された前記エレメントのリンクによる経路を第一表示方法によって前記構成図上に表示させる第一影響経路表示手順とを実行させることを特徴とする付記1記載のネットワーク管理プログラム。
(付記3)
前記第二経路探索手順は、障害対象となる物理的なエレメントでないと判断した場合、前記第一経路探索手順を前記管理サーバコンピュータに実行させ、前記第二影響経路表示手順に前記関連エレメントによる経路を前記影響範囲に含めて前記第二表示方法によって前記構成図上に表示させることを特徴とする付記1又は2記載のネットワーク管理プログラム。
(付記4)
前記管理サーバコンピュータに、
前記機能部位のステータス通知に応じて、該機能部位に相当するエレメントを前記自エレメントとして設定し、前記経路リストに格納する第三選択エレメント設定手順と、
前記隣接エレメントへの影響の有る又は無いことを示すステータス情報の一覧を該ステータス情報を受信可能なエレメント毎に対応させて格納した影響ステータス情報テーブルを参照することによって、前記自エレメントのステータスが隣接エレメントへ影響すると判断した場合、該隣接エレメントを前記経路リストに格納する第三経路探索手順と、
隣接エレメントへの影響が無いと判断された場合、エレメントのステータスに応じた前記影響範囲を第三表示方法によって前記構成図上に表示させる第三影響経路表示手順とを特徴とするネットワーク管理プログラム。
(付記5)
前記第三経路探索手順は、エレメントのステータス情報を取得できない場合、前記第一経路探索手順を前記管理サーバコンピュータに実行させ、前記第三影響経路表示手順に前記関連エレメントによる経路を前記影響範囲に含めて前記第三表示方法によって前記構成図上に表示させることを特徴とする付記4記載のネットワーク管理プログラム。
(付記6)
前記管理サーバコンピュータに、
保守されるエレメントを前記選択エレメントとして設定する第四選択エレメント設定手順と、
エレメント毎に保守によって影響を与えるエレメントを示す保守範囲情報を対応付けて格納した保守経路情報テーブルから前記選択エレメントの該保守範囲情報を取得して保守による影響範囲にあるエレメントを前記経路リストに格納する第四経路探索手順と、
前記経路リストに格納された前記エレメントのリンクによる経路を影響範囲として第四表示方法によって前記構成図上に表示させる第四影響経路表示手順とを実行させることを特徴とする付記1乃至5のいずれか一項記載のネットワーク管理プログラム。
(付記7)
前記第四経路探索手順は、保守されるエレメントでないと判断した場合、前記第一経路探索手順を前記管理サーバコンピュータに実行させ、前記第四影響経路表示手順に前記関連エレメントによる経路を前記影響範囲に含めて前記第四表示方法によって前記構成図上に表示させることを特徴とする付記6記載のネットワーク管理プログラム。
(付記8)
複数のサーバ装置と複数の外部記憶装置とが接続されるネットワークを管理する処理を管理サーバコンピュータが行うネットワーク管理方法であって、該管理サーバコンピュータが、
前記ネットワークを構成する機能部位をエレメントとして構成図を表示する構成図表示手順と、
前記機能部位の障害発生に応じて、該機能部位に相当するエレメントを前記選択エレメントとして設定する第二選択エレメント設定手順と、
エレメント毎に障害によって影響を与えるエレメントを示す障害範囲情報を対応付けて格納した障害経路情報テーブルから前記選択エレメントの該障害範囲情報を取得して障害範囲にあるエレメントを前記経路リストに格納する第二経路探索手順と、
前記経路リストに格納された前記エレメントのリンクによる経路を影響範囲として第二表示方法によって前記構成図上に表示させる第二影響経路表示手順とを実行することを特徴とするネットワーク管理方法。
(付記9)
複数のサーバ装置と複数の外部記憶装置とが接続されるネットワークを管理する処理を管理サーバコンピュータであって、
前記ネットワークを構成する機能部位をエレメントとして構成図を表示する構成図表示手段と、
前記機能部位の障害発生に応じて、該機能部位に相当するエレメントを前記選択エレメントとして設定する第二選択エレメント設定手段と、
エレメント毎に障害によって影響を与えるエレメントを示す障害範囲情報を対応付けて格納した障害経路情報テーブルから前記選択エレメントの該障害範囲情報を取得して障害範囲にあるエレメントを前記経路リストに格納する第二経路探索手段と、
前記経路リストに格納された前記エレメントのリンクによる経路を影響範囲として第二表示方法によって前記構成図上に表示させる第二影響経路表示手段とを有する特徴とする管理サーバコンピュータ。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
SAN運用管理システムによるネットワーク構成例を示す図である。 SANを構成するエレメントの例を示す図である。 エレメント接続情報によって示される外部エレメントとの関連の例を示す図である。 エレメント接続情報によって示される内部エレメントとの関連の例を示す図である。 ユーザによって選択されたサーバ側の部位に関連するRAID側の部位までの経路の表示例を示す図である。 障害経路情報テーブルの構成例を示す図である。 障害発生時の影響範囲を決定する方法を説明するための図である。 障害範囲となるエレメントに関連付けて格納された障害範囲情報の例を示す図である。 他エレメントが障害範囲として設定されていない場合を示す図である。 隣接エレメントに影響するステータスを示す影響ステータス情報テーブルの例を示す図である。 隣接エレメントに影響しないステータスを示す影響ステータス情報テーブルの例を示す図である。 影響ステータス情報テーブルを用いた経路探索処理の例を説明するための図である。 保守経路情報テーブルの構成例を示す図である。 保守時の影響範囲を決定する方法を説明するための図である。 保守範囲となるエレメントに関連付けて格納された保守範囲情報の例を示す図である。 SAN構成図を表示する画面例を示す図である。 SAN構成図上でエレメントが選択された場合の通常の経路探索処理を説明するためのフローチャート図である。 図17のステップS12にて実行される関連エレメントID登録処理を説明するためのフローチャート図である。 図17のステップS13及びS14にて実行される第一のリンク先エレメント検索処理を説明するためのフローチャート図である。 障害経路探索処理の一例を説明するためのフローチャート図である。 図20のステップS33及びS34にて実行される第二のリンク先エレメント検索処理を説明するためのフローチャート図である。 障害経路探索処理の他の例を説明するためのフローチャート図である。 図22のステップS53及びS54にて実行される第三のリンク先エレメント検索処理を説明するためのフローチャート図である。 保守経路探索処理の一例を説明するためのフローチャート図である。 図24のステップS73及びS74にて実行される第四のリンク先エレメント検索処理を説明するためのフローチャート図である。
符号の説明
2 LAN
5 最新ステータス管理テーブル
6 SAN
30 運用管理クライアント
40 運用管理サーバ
41 エレメント登録情報DB
42 エレメント接続情報DB
43 障害経路情報テーブル
43a 障害範囲情報
44a 影響ステータス情報テーブル
44b 影響ステータス情報テーブル
45 保守経路情報テーブル
45a 保守範囲情報
50 サーバ
51 経路リスト
52 FCスイッチ
53 関連エレメントID管理テーブル
54 RAID装置
100 SAN運用管理システム

Claims (5)

  1. 複数のサーバ装置と複数の外部記憶装置とが接続されるネットワークを管理する処理を管理サーバコンピュータに実行させるネットワーク管理プログラムであって、該管理サーバコンピュータに、
    前記ネットワークを構成する機能部位をエレメントとして構成図を表示する構成図表示手順と、
    前記機能部位の障害発生に応じて、該機能部位に相当するエレメントを前記選択エレメントとして設定する第二選択エレメント設定手順と、
    エレメント毎に障害によって影響を与えるエレメントを示す障害範囲情報を対応付けて格納した障害経路情報テーブルから前記選択エレメントの該障害範囲情報を取得して障害範囲にあるエレメントを前記経路リストに格納する第二経路探索手順と、
    前記経路リストに格納された前記エレメントのリンクによる経路を影響範囲として第二表示方法によって前記構成図上に表示させる第二影響経路表示手順とを実行させることを特徴とするネットワーク管理プログラム。
  2. 前記管理サーバコンピュータに、
    利用者によって選択されたエレメントを前記選択エレメントとして設定する第一選択エレメント設定手順と、
    エレメント毎に所定処理の実行の際に経路となるエレメントを関連エレメントとして該関連エレメントの一覧によって経路を示す経路情報を参照することによって、該経路上の各エレメントに接続される隣接エレメントの中から関連エレメントを接続先として検索し、その検索された関連エレメントを経路リストに格納する第一経路探索手順と、
    前記経路リストに格納された前記エレメントのリンクによる経路を第一表示方法によって前記構成図上に表示させる第一影響経路表示手順とを実行させることを特徴とする請求1記載のネットワーク管理プログラム。
  3. 前記管理サーバコンピュータに、
    前記機能部位のステータス通知に応じて、該機能部位に相当するエレメントを前記自エレメントとして設定し、前記経路リストに格納する第三選択エレメント設定手順と、
    前記隣接エレメントへの影響の有る又は無いことを示すステータス情報の一覧を該ステータス情報を受信可能なエレメント毎に対応させて格納した影響ステータス情報テーブルを参照することによって、前記自エレメントのステータスが隣接エレメントへ影響すると判断した場合、該隣接エレメントを前記経路リストに格納する第三経路探索手順と、
    隣接エレメントへの影響が無いと判断された場合、エレメントのステータスに応じた前記影響範囲を第三表示方法によって前記構成図上に表示させる第三影響経路表示手順とを特徴とするネットワーク管理プログラム。
  4. 前記管理サーバコンピュータに、
    保守されるエレメントを前記選択エレメントとして設定する第四選択エレメント設定手順と、
    エレメント毎に保守によって影響を与えるエレメントを示す保守範囲情報を対応付けて格納した保守経路情報テーブルから前記選択エレメントの該保守範囲情報を取得して保守による影響範囲にあるエレメントを前記経路リストに格納する第四経路探索手順と、
    前記経路リストに格納された前記エレメントのリンクによる経路を影響範囲として第四表示方法によって前記構成図上に表示させる第四影響経路表示手順とを実行させることを特徴とする請求1乃至3のいずれか一項記載のネットワーク管理プログラム。
  5. 複数のサーバ装置と複数の外部記憶装置とが接続されるネットワークを管理する処理を管理サーバコンピュータが行うネットワーク管理方法であって、該管理サーバコンピュータが、
    前記ネットワークを構成する機能部位をエレメントとして構成図を表示する構成図表示手順と、
    前記機能部位の障害発生に応じて、該機能部位に相当するエレメントを前記選択エレメントとして設定する第二選択エレメント設定手順と、
    エレメント毎に障害によって影響を与えるエレメントを示す障害範囲情報を対応付けて格納した障害経路情報テーブルから前記選択エレメントの該障害範囲情報を取得して障害範囲にあるエレメントを前記経路リストに格納する第二経路探索手順と、
    前記経路リストに格納された前記エレメントのリンクによる経路を影響範囲として第二表示方法によって前記構成図上に表示させる第二影響経路表示手順とを実行することを特徴とするネットワーク管理方法。
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