JP2006285597A - 統合ストレージシステム、システム起動方法、およびそのプログラム - Google Patents

統合ストレージシステム、システム起動方法、およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワークノードの増設または故障時の交換に伴うアドレス情報の再設定を円滑に実行し得る統合ストレージシステム等を提供すること。
【解決手段】 統合ストレージシステム1〜4において、スイッチ装置SWと各コンピュータC0,C1との間にホストアダプタHADを装備し、ネットワークノードの増設または故障時の交換に伴うアドレス情報の再設定を円滑になし得るようにした。即ち、増設の前にアドレス変換情報が書き込まれ、増設後、最初の起動時に書き込まれているアドレス変換情報を各ストレージ装置に書き込む。起動時に、各ストレージ装置から自分が関係するアドレス変化情報を収集し、自分のアドレス変換情報を更新する。ストレージ装置SDの増設を検出した場合、これに応じて増設されたストレージ装置のアドレス変換情報を獲得する
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のストレージ装置を複数のコンピュータが共有する統合ストレージシステムに係り、特にトポロジーの変更に伴って生じるアドレス情報の再設定に必要な技術を備えた統合ストレージシステム,システム起動方法,およびそのプログラムに関する。
近時においては、複数の小型ストレージ装置とスイッチ装置を組み合わせて統合ストレージを構築することが、試みがなされている。これは、ストレージ装置としての容量を容易に増設することが可能となり且つ高いスケーラビリティが得られ、同時に同一容量を得るのに大規模なストレージ装置を導入するよりも低コストですむことに起因する。
かかる手法として、従来より、例えばセキュリティ管理を自動的に行うストレージエリア・ネットワーク管理システム(特許文献1)や、ネットワーク上の多数のストレージ装置を上位装置から見て一元化したイメージで扱うことを可能とした統合ストレージシステム(特許文献2)などがある。
図12に、従来のストレージ装置94とスイッチ装置93を組み合わせたシステムを示す。同図において、各ホストコンピュータ91には、ボリュームマネージャソフト92がそれぞれインストールされる。各ホストコンピュータ91はアプリケーションがディスクアクセスする際に、このボリュームマネージャソフト92がアドレス情報を変換して入出力処理を行うようになっている。
特開2002−63063号公報 特開2003−296154号公報
しかしながら、上記従来の各システムにおいては、個々の装置をソフトウェアによって統合管理しているので、次のような問題がある。
第1に、容量増設時に、増設したディスクをどのようにホストコンピュータに対応させるかという論理的な設定が必要であり、このために人為的な初歩的ミスが発生し易く稼働中のシステムに影響が出るおそれがある。
第2に、ホストの増設時にも、増設したホストコンピュータにストレージ装置のボリュームをどう見せるかという論理的な設定が必要であり、ここにも、人為的な初歩的ミスが発生し易くにより稼働中のシステムに影響が出る危険性がある。
第3に、それぞれのコンポーネントの部品故障管理などハードウェア的な管理に関してはコンポーネント固有の情報を扱うことになり統一的な統合管理が難しい。
また、上記の従来技術においては、アドレス情報の管理をソフトウェアが行うためホストコンピュータ処理のオーバーヘッドが増大するが、この問題については、インテリジェントスイッチを導入しスイッチ装置内でアドレス変換することで解決しようという試みがある。しかしながら、そのような構成をとっても上記の問題はそのまま残り、かつ下記のような問題が発生する。
即ち、スイッチ装置の障害により交換を行う場合にはアドレス変換情報の再設定が必要であり、ここでも人為的なミスにより稼働中のシステムに影響が出る危険性がある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、統合ストレージシステムの構築、ノード装置の増設、およびノード装置の故障交換などに際し設置場所における論理的な設定作業を必要とせず人為的なミスの発生を確実に排除した信頼性の高い統合ストレージシステム,起動方法およびそのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、スイッチ装置に接続された複数のストレージ装置と、前記スイッチ装置を介して少なくとも1つの前記ストレージ装置にアクセスする少なくとも1つのコンピュータからなる統合ストレージシステムにおいて、前述したスイッチ装置とコンピュータとの間に、当該スイッチ装置を介して前記コンピュータと各ストレージ装置との間のデータ転送を制御するホストアダプタ装置を前記コンピュータに対応して装備する。そして、各ストレージ装置が、前記ホストアダプタ装置毎のアドレス変換情報を予め記憶した構成とし、これによって容量増設や保守交換に際してはアドレス情報の再設定を自在に成し得るようにした(請求項1)。このため、本発明によると、容量増設時になされる再設定を完全に自動化するようにしたので、人為的操作が排除され、従って人為的ミスによるシステム障害を有効に排除することができた。
ここで、前述したホストアダプタ装置は、前述したストレージ装置からのアドレス変換情報の読み出しに際しては、各ストレージ装置が全て起動したあとに実行する変換情報読出機能を備えた構成としてもよい(請求項2)。又、前述したストレージ装置に新たなストレージ装置が併設された場合には、当該新たなストレージ装置から当該ストレージ装置にかかるアドレス変換情報を読み出すと共に、対応する前記コンピュータに対しては、当該ストレージ装置を検索可能に設定する機能を備えた構成としてもよい(請求項3)。
又、本発明では、スイッチ装置に接続された複数のストレージ装置と、前記スイッチ装置を介して少なくとも1つの前記ストレージ装置にアクセスする少なくとも1つのコンピュータからなる統合ストレージシステムにおいて、前述したスイッチ装置と前記コンピュータとの間に、当該スイッチ装置を介して前記コンピュータと各ストレージ装置との間のデータ転送を制御するホストアダプタ装置を、前記コンピュータに対応して装備する。そして、この各ホストアダプタ装置が、所定のアドレス変換情報を予め保持した構成とすると共に、当該ホストアダプタ装置の増設や保守交換に際しては前記各ストレージ装置等に対するアドレス情報の再設定を自在に成し得るようにした(請求項4)。
このため、本発明によると、ホストコンピュータの増設(ホストアダプタ装置の増設)にあっても、所定のアドレス変換情報を複数の各ストレージ装置に自動的に書き込むようにしたので、再設定を完全に自動化することが可能となり、人為的操作を排除したので、人為的ミスによるシステム障害を予め有効に排除することができることとなった。
ここで、前述したホストアダプタ装置は、前記ストレージ装置に新たなストレージ装置が併設された場合には、システム全体の起動時に当該新たなストレージ装置に対して前記所定のアドレス変換情報を書き込む変換情報書き込み機能を備えている構成としてもよい(請求項5)。
更に、本発明では、前述した各ストレージ装置、スイッチ装置および各ホストアダプタ装置の各接続動作状態を常時把握するサービスインターフェイス装置を設け、このサービスインターフェイス装置で収集された情報を一元管理する管理サーバを装備する構成としてもよい(請求項6)。このようにすると、管理し易いことから装置の信頼性を一段と向上させることができ、ハードウェア資源の一元管理が可能となる。
又、本発明では、前述したストレージ装置にアドレス変換追加情報を備えた増設ディスク装置を併設すると共に、前記ストレージ装置が、自装置が保持しているアドレス変換情報をアドレス変換追加情報に基づいて更新する変換情報更新機能を備えているという構成としてもよい(請求項7)。このようにすると、汎用性を高めることができる点で都合がよい。
本発明にかかるシステムの起動方法においては、システム全体の起動と共にホストアダプタ装置を起動させる第1のステップと、複数の各ストレージ装置の起動が完了した後に前記ホストアダプタ装置を機能させて前記各ストレージ装置が備えているアドレス変換情報を取得する第2のステップと、このアドレス変換情報の取得をホストコンピュータに報告する第3のステップとを備え、これによって前記ホストコンピュータからのリクエストにシステム全体が正常に作動させるようにした(請求項8)。このようにしても前述した請求項4の発明の場合とほぼ同様に起動時のミスを有効に排除することができる。
又、本発明にかかるストレージ装置増設時のシステム稼働制御方法では、増設されるストレージ装置にアドレス変換情報を記憶させる第1のステップと、増設されたストレージ装置にかかるホストアダプタ装置が当該ストレージ装置の増設を検出する第2のステップと、検出された増設情報に基づいて作動し前記増設されたホストアダプタ装置にかかるアドレス変換情報を取得する第3のステップと、このアドレス変換情報の取得をホストコンピュータに報告すると共に当該ホストコンピュータからの再検索に対して増設ボリュウムの存在を通知する第4のステップとを備えた構成とした(請求項9)。このようにすると、ストレージ装置増設時のシステムの稼働制御を円滑に実行することができる。
更に、本発明にかかるホストアダプタ増設時のシステム稼働制御方法では、増設されるホストアダプタ装置に複数の各ストレージ装置にかかるアドレス変換情報を記憶させる第1のステップと、増設されたホストアダプタ装置を起動させる第2にステップと、この増設されたホストアダプタ装置に記憶されたアドレス変換情報を前記各ストレージ装置に書き込む第3のステップと、前述した第1のステップで増設ホストアダプタ装置に記憶したアドレス変換情報を無効化する第4のステップとを備えた構成とした(請求項10)。このようにすると、ホストアダプタ増設時のシステムの稼働制御を円滑に実行することができる。
又、本発明にかかる起動制御プログラムにあっては、コンピュータにシステム全体の起動と共にホストアダプタ装置を起動させる手順と、複数の各ストレージ装置の起動が完了した後に前記ホストアダプタ装置を機能させて前記各ストレージ装置が備えているアドレス変換情報を取得する手順と、このアドレス変換情報の取得をホストコンピュータに報告する手順と、をコンピュータに実行させるように構成した(請求項11)。
更に、本発明にかかる制御プログラムにあっては、統合ストレージシステムにおけるストレージ装置増設時のシステム稼働制御をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、増設されるストレージ装置にアドレス変換情報を記憶させる手順と、増設されたストレージ装置にかかるホストアダプタ装置が当該ストレージ装置の増設を検出する手順と、検出された増設情報に基づいて作動し前記増設されたホストアダプタ装置にかかるアドレス変換情報を取得する手順と、このアドレス変換情報の取得をホストコンピュータに報告すると共に当該ホストコンピュータからの再検索に対して増設ボリュウムの存在を通知する手順と、を前記コンピュータに実行させるように構成した(請求項12)。
更に又、本発明にかかる制御プログラムにあっては、統合ストレージシステムにおけるホストアダプタ装置増設時のシステム稼働制御をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、増設されるホストアダプタ装置に複数の各ストレージ装置にかかるアドレス変換情報を記憶させる手順と、増設されたホストアダプタ装置を起動させる手順と、この増設されたホストアダプタ装置に記憶されたアドレス変換情報を前記各ストレージ装置に書き込む手順と、前記第1のステップで増設ホストアダプタ装置に記憶したアドレス変換情報を無効化する手順とを、前記コンピュータに実行させるように構成した(請求項13)。
本発明は、以上のように構成されているので、これにより、前述したアドレス情報に基づいて、前述したコンピュータが各ストレージ装置のボリュームのアドレス変換制御を円滑に実行し得るようにした統合ストレージ装置を提供することができる。
本発明は、以下の効果を奏する。
出荷時にストレージ装置にアドレス変換情報を格納しておくようにしたものは、ホストアダプタ装置が増設を検出すると自動的にその情報を取り込むようにしたので、ストレージ装置の増設時に設置場所での設定変更せずに増設作業を自動的に完了することができ、従来生じていた人為的なミスを完全に排除しこれによってシステム全体の信頼性を著しく高めることができる。
又、出荷時にホストアダプタ装置にアドレス変換情報を格納しておくようにしたものは、ホストアダプタ装置が初回起動時に自動的にその情報を単体ストレージ装置に書き込むのようにしたので、ホストアダプタ装置の増設時にも設置場所で設定変更をすることなく増設作業を完了することができ、この場合も、従来生じていた人為的なミスを完全に排除しこれによってシステム全体の信頼性を著しく高めることができる。
る。
本発明にかかる統合ストレージシステムは、複数の単体ストレージ装置(以下「ストレージ装置」という)と、この各ストレージ装置を対応するコンピュータ(ホストコンピュータ)に切り換え接続するスイッチ装置と、このスイッチ装置に接続されるホストアダプタ装置としてのホストアダプタモジュール(以下、単に「ホストアダプタ」という)と、このホストアダプタと前述したスイッチ装置とを介して前述した各ストレージ装置にアクセスする一又は二以上のコンピュータとを組み合わせた統合ストレージ装置である。
そして、前述した各ストレージ装置にホストアダプタ毎のアドレス変換情報を記憶しておき、ホストアダプタがこれを取り込むことで、容量増設時や保守交換時の作業手順を無くし、管理を容易に行い得るスケーラブルなストレージシステムを提供することを特徴としている。以下、本発明の実施の形態例を添付図面従って順次説明する。ここで、複数の図面に同じ要素を示す場合には同一の参照符号を付ける。
[第1の実施形態]
図1に、本第1実施形態における統合ストレージシステム1を示す。統合ストレージシステム1は、スイッチ装置13に接続された複数の単体ストレージ装置SD,SD,・・SDN−1と、スイッチ装置13を介して少なくとも前述した各単体ストレージ装置SD〜SDN−1にアクセスする少なくとも1つのコンピュータ(本実施形態ではMー1個)21からなる。スイッチ装置13と各コンピュータ(ホストコンピュータ)21との間に、当該スイッチ装置を介してホストコンピュータ21と各単体ストレージ装置SD〜SDN−1との間のデータ転送を制御するホストアダプタ装置HAD〜SDN−1が、前述した各コンピュータ21に対応して個別に装備されている。そして、各ストレージ装置SD〜SDN−1が、ホストアダプタ装置HAD〜SDN−1毎のアドレス変換情報を予め記憶した構成とし、これによって容量増設や保守交換に際してはアドレス情報の再設定を自在に成し得るように構成されている。このため、これによると、容量増設時になされる再設定を完全に自動化するようにしたので、人為的操作が排除され、従って人為的ミスによるシステム障害を有効に排除することができた。なお、図1中の「HBA」は、ホストバスアダプタである。
ここで、前述したホストアダプタ装置HAD〜SDN−1は、前述したストレージ装置SD〜SDN−1からのアドレス変換情報の読み出しに際しては、各ストレージ装置SD〜SDN−1が全て起動したあとに実行する変換情報読出機能を備えた構成としてもよい。又、前述したストレージ装置SD〜SDN−1に新たなストレージ装置が併設された場合には、当該新たなストレージ装置から当該ストレージ装置にかかるアドレス変換情報を読み出すと共に、対応する前記コンピュータに対しては、当該ストレージ装置を検索可能に設定する機能を備えた構成としてもよい。これについて、以下更に詳述する。
前述したように、図1は、本発明の基本的な実施形態による統合ストレージシステムを示すブロック図である。この図1において、統合ストレージシステム1は、ファイバーチャンネルスイッチ等から成るスイッチ装置13と、このスイッチ装置13に接続されたN台の単体ストレージ装置SD,SD,・・・,SDN−1と、前記スイッチ装置13に接続されたM台のホストアダプタHAD,HAD,・・・,HADM−1と、各ホストアダプタHADi(i=1,2,・・・,M−1)に個別に接続された複数のコンピュータ21とを備えて構成されている。ここで、ホストアダプタHADiは、スイッチ装置13を介してストレージ装置HADiに接続されていて、ホストコンピュータ21とストレージ装置SDjとの間のデータ転送を制御する機能を備えている。
各ストレージ装置SDj(j=1,2,・・・N−1)には、自装置内のボリュームとホストアダプタHAD,HAD,・・・,HADM−1に関するアドレス変換情報ACIdjを保持している。ここで、図4Aに、各ストレージ装置SDjが保持するアドレス変換情報ACIdjの構造を例示する。この図4Aに示すように、アドレス変換情報ACIdjには、SDj/HADアドレス変換情報、SDj/HAD1アドレス変換情報、SDj/HADアドレス変換情報、・・・、SDj/HADM−1アドレス変換情報のように、自装置SDjと総てのホストアダプタとのアドレス変換情報が含まれる。
一方、各ホストアダプタHADiも、ストレージ装置SD〜SDN−1と自ホストアダプタHADiとに関するアドレス変換情報を各ストレージ装置SDjから取り込み、アドレス変換情報ACIhiを保持している。ここで、図4Bに、各ホストアダプタHADiが保持するアドレス変換情報ACIhiの構造を例示する。この図4Bに示すように、アドレス変換情報ACIhiには、SD0/HADiアドレス変換情報、SD/HADiアドレス変換情報、SD/HADiアドレス変換情報、・・・、SDN−1/HADiアドレス変換情報のように、自装置HADiと総てのストレージ装置とのアドレス変換情報が含まれる。
ホストアダプタHADiは、アドレス変換情報ACIhiによってアドレス変換を行うことで、ストレージ装置SD〜SDN−1に実在するボリュームを1台の統合ストレージ装置のボリュームとしてコンピュータ21に開示する。増設される単体ストレージ装置SD(図示せず)においても出荷の段階でアドレス変換情報を保持しておくことで、増設時に設置場所においてボリューム管理情報の設定を行わずにボリューム(容量)追加することが可能である。
このようにして、本第1の実施形態では、増設されるストレージ装置SD(図示せず)にも出荷の段階でアドレス変換情報を保持しておき、増設時にホストアダプタHADiが自発的に情報を採取してアドレス変換情報ACIhiを更新するので、設置場所においてボリューム管理情報の設定を行うことなく増設作業を迅速に且つ効率良く実施することが可能となる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態を図2に基づいて説明する。図2においては、二個のスイッチ装置SW0,SW1が装備されている。このスイッチ装置SW0,SW1には4個のストレージ装置SD0〜SD3がそれぞれ併設されている。各スイッチ装置SW0,SW1を介して前述した各ストレージ装置SD0〜SD3にアクセスする少なくとも1つのコンピュータ(図2では2個のホストコンピュータCO,C1)が装備され、これによって統合ストレージシステム2が構成されている。
この内、前述したスイッチ装置SW0,SW1とコンピュータCO,C1との間に、当該スイッチ装置SW0,SW1を介して前記コンピュータCO,C1と各ストレージ装置SD0〜SD3との間のデータ転送を制御する四個のホストアダプタ装置HAD00〜HAD11が、前述したコンピュータCO,C1に対応して図2に示すように連結され装備されている。そして、この各ホストアダプタ装置HAD00〜HAD11には、所定のアドレス変換情報が予め保持されて構成されている。又、当該ホストアダプタ装置HAD00〜HAD11の増設や保守交換に際しては前述した各ストレージ装置SD0〜SD3等に対するアドレス情報の再設定を自在に成し得るように構成した。
このため、これによると、ホストコンピュータCO,C1の新たな増設(ホストアダプタ装置の増設)にあると、前述したように所定のアドレス変換情報を複数の各ストレージ装置SD0〜SD3に自動的に書き込むようにしたので、再設定を完全に自動化することが可能となり、人為的操作を排除したので、人為的ミスによるシステム障害を予め有効に排除することができることとなった。ここで、前述したホストアダプタ装置HAD00〜HAD11は、前述したストレージ装置SD0〜SD3に新たなストレージ装置が併設された場合に機能し、システム全体の起動時に当該新たなストレージ装置に対して所定のアドレス変換情報を前述したように書き込む変換情報書き込み機能を備えた構成としてもよい。以下、これを更に詳述する。
前述したように、図2に、本発明の第2実施形態による統合ストレージ装置の構成を示す。この図2において、統合ストレージシステム2は、スイッチ装置としての2つのファイバーチャネルスイッチ(以下、「FCスイッチ」と称する)SW0およびSW1、この各FCスイッチにそれぞれ接続された4台のストレージ装置SD0〜SD3、前述した一方のFCスイッチSW0に接続されたホストアダプタHAD00およびHAD10、前述した他方のFCスイッチSW1に接続されたホストアダプタHAD10およびHAD11、上記ホストアダプタHAD00およびHAD01に接続されたホストコンピュータC0、ならびにホストアダプタHAD10およびHAD11に接続されたホストコンピュータC1、によって構成されている。
各ホストアダプタHADkm(k=0,1、m=0,1)は、ホストコンピュータCkからのコマンドにより作動しホストコンピュータCkとストレージ装置SDj(j=0〜3)との間のデータ転送を制御する機能を備えている。ホストアダプタHADkmとストレージ装置SDjは、FCスイッチSW0およびSW1を介してファイバーチャネルインターフェース(以下「FCインタフェース」という)で接続されている。ストレージ装置SDjは、FCインタフェースを持ち、一般的にはディスクアレイ装置であり、複数のボリュームを構成している。
図3は、本発明の一実施形態によるホストアダプタHADkmの構成例を示すブロック図である。この図3において、ホストアダプタHADkmは、プロセッサ32,プロセッサからアクセス可能なROM(read only memory)31、並びにバスで相互接続されたRAM(random access memory)33、ホストインターフェース制御部34および装置側インタフェース制御部35を、備えている。ホストインターフェース制御部34は、ホストコンピュータCkとのインタフェース制御を行い、装置側インタフェース制御部35は、スイッチ装置SWmを介してストレージ装置SDjとのインタフェース制御を行う。
プロセッサ32はホストコンピュータCkからのコマンドの内容を判断してRAM33に格納するアドレス変換情報をもとにストレージ装置SDjに対して変換したコマンドを発行し、ホストインターフェース制御部34と装置側インタフェース制御部35との間のデータ転送を制御する。またプロセッサ33は自発的に装置側インタフェース制御部35を介してストレージ装置SD0〜SD3からアドレス情報を取り込むコマンドを発行する。ROM31にはホストアダプタHADkmの動作プログラムが格納されているほかに、ホストアダプタHADkm+1(図示せず)が増設される場合にアドレス変換情報ACIhkm+1(図示せず)を格納する。
ここで、図5Aに、前述したストレージ装置SD0が備えているアドレス変換情報ACId0の構造を例示する。このアドレス変換情報ACId0には、サービス対象の総てのホストアダプタHADkmに対するアドレス変換情報を含まれる、即ち、SD0/HAD00アドレス変換情報、SD0/HAD01アドレス変換情報、SD0/HAD10アドレス変換情報、およびSD0/HAD11アドレス変換情報、が含まれる。ストレージ装置SDjが保持するアドレス情報ACIdjは、そのストレージが持つボリュームを、各ホストアダプタが、どのようにホストコンピュータCkに見せるかという情報の集合である。
又、図5Bに、ホストアダプタHAD00が備えているアドレス変換情報ACIh00の構造を例示する。このアドレス変換情報ACIh00には、ホストアダプタHAD00がアクセス可能な総てのストレージ装置SD0〜SD3のアドレス変換情報、即ちSD0/HAD00アドレス変換情報〜SD3/HAD00アドレス変換情報、が含まれる。ホストアダプタHADkmが保持するアドレス情報は、そのホストアダプタ装置HADkmが各ストレージ装置SDjが持つボリュームをどのようにホストコンピュータCkに見せるかという情報の集合であり、各ストレージ装置SDjが保持している情報を読み出した情報の集合である。
ここで、前述した図2のスイッチ装置としてのファイバーチャネルスイッチ(FCスイッチ)SW0,SW1およびストレージ装置SDjは、周知の構成のものが使用されている。尚、上記実施例において、スイッチ装置SW0,SW1および接続バスのインタフェースとしては、イーサネット(登録商標)およびTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol )を使用したものでもよい。
次に、上記第2の実施形態における統合ストレージ装置2全体の動作を、図6のフローチャートに基づいて説明する。この図6において、ステップ61で電源を投入し統合ストレージ装置2を起動すると、まず、ホストアダプタHADmkが起動する。この場合、ホストアダプタHADmkは、ステップ62において全てのストレージ装置SD0〜SD3が起動するのを待つ。この場合、ホストアダプタHADkmは、ストレージ装置SD0〜SD3が起動されるのを待って、ステップ63において自発的にコマンドを発行することで、総てのストレージ装置SD0〜SD3から必要なアドレス変換情報を獲得する。
アドレス変換情報の獲得が完了したらホストインターフェースに対するふるまいが確定するので、ステップ64において、ホストインターフェースの接続が許可される。ホストインターフェースの接続が許可されるというのは、以降、ホストコンピュータCkからのリクエストに正常に応答することができるということであり、許可される以前はホストコンピュータCkからリクエストがあっても無応答となっている。
このように、本実施形態によれば、ホストアダプタHADkmは、起動のたびに総てのストレージ装置SD0〜SD3からアドレス変換情報を収集することにより、以降、更新されたアドレス変換情報を保持することができる。
次に、図2の統合ストレージ装置2におけるストレージ装置の増設時の動作を、図7のフローチャートを使用して説明する。この図7において、ストレージ装置SDが増設されると、ホストアダプタHADmkはステップ71において装置側インタフェース制御部35を介して増設を検出し、ステップ72において、増設されたストレージ装置SDに関するアドレス変換情報を獲得する。これにより増設されたストレージ装置SDのボリュームをホストコンピュータCkにどうみせるかが確定するので、ステップ73においてホストコンピュータCkからボリュームの再検索をされると増設されたボリュームの存在を通知することができる。
次に、図2の統合ストレージ装置におけるホストコンピュータ増設に伴うホストアダプタHADmkの増設時の動作を図8に示すフローチャートを使用して説明する。この図8において、ステップ81において増設されたホストアダプタが起動すると、ホストアダプタはROM31からアドレス情報を取り出してRAM33に格納すると同時にストレージ装置SD0〜SD3に書き込む。次に、ステップ83においてROM31のアドレス変換情報を無効化する。これは以降のストレージ増設などが発生したときにそちらの情報を優先するためである。以上により増設されたホストアダプタがストレージ装置のボリュームをホストにどうみせるかが確定しているので、ステップ84においてホストインターフェースの接続が許可される。
このように、増設されるホストアダプタのROM31には、アドレス変換情報が格納されていて、増設されたホストアダプタは、最初に起動時にROM31のアドレス変換情報を総てのストレージ装置SD0〜SD3に書き込むので、人為的なアドレス情報の設定を必要とすることなく、自動的にストレージ装置SD0〜SD3のアドレス情報が更新される。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態を図9に基づいて説明する。この図9は、この第3の実施形態におけるネットワーク要素の情報を一元的に管理する統合ストレージシステムの例を示す。この図9において、統合ストレージシステム3のFCスイッチSW、ストレージ装置SD0,SD1、ホストアダプタHAD0,HAD1、およびホストコンピュータC0およびC1からなる部分は、前述した第1乃至第2の実施形態におけるストレージシステム1および2と、本質的には同じである。
即ち、この図9に示す第3の実施形態で、統合ストレージシステム3は、スイッチ装置としてのファイバーチャンネルSWに接続された複数(図9では2個)のストレージ装置SDO,SD1と、前述したスイッチ装置SWを介して少なくとも1つのストレージ装置SDO,SD1にアクセスする少なくとも1つのコンピュータ(図9では2個のホストコンピュータ)C0,C1とを備えた構成となっている。又、前述した各ストレージ装置SDO,SD1、スイッチ装置SWおよび各ホストアダプタ装置HAD0,HAD1の各接続動作状態を常時把握するサービスインターフェイス装置105が設けられている。更に、このサービスインターフェイス装置105で収集された情報を一元管理する管理サーバ106が設けられている。このようにすると、管理し易いことから装置の信頼性を一段と向上させることができ、ハードウェア資源の一元管理が可能となる。
これを更に具体的に説明する。この図9における統合ストレージシステム3は、FCスイッチSWと、これに直接接続されている総てのネットワーク要素(図9の例では、ストレージ装置SD0,SD1、ホストアダプタHAD0およびHAD1)とに接続されたサービスインターフェイス装置又はモジュール105、およびサービスインタフェースモジュール105に接続された管理サーバ106とを備える。
この内、サービスインタフェースモジュール105は、統合ストレージ装置3内の各コンポーネントに接続されるように構成されている。このため、統合ストレージ装置3内のすべてのコンポーネントの故障情報や性能情報などは、一元管理されて管理サーバ106へ報告することができるようになっている。尚、この場合、本実施形態における上記各構成において、サービスインタフェースモジュール105については、耐久性および稼働上の信頼性を保持するために、これを二重化して組み込んでもよい。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態を図10に基づいて説明する。この図10は、この第4の実施形態においては、前述したストレージ装置に増設ディスク115を併設した点に特徴を備えている。即ち、この図10に示す第4の実施形態で、統合ストレージシステム4は、スイッチ装置としてのFCスイッチSWに接続された複数(図10では2個)のストレージ装置SD20,SD21と、前述したFCスイッチSWを介して少なくとも1つの前記ストレージ装置SD20,SD21にアクセスする少なくとも1つのコンピュータ(図10では2個のホストコンピュータ)C0,C1とを備えた構成となっている。更に、前述したストレージ装置にアドレス変換追加情報を備えた増設ディスク装置を併設すると共に、前記ストレージ装置SD20,SD21が、自装置が保持しているアドレス変換情報をべつに装備された増設ディスク装置に保存されたアドレス変換追加情報に基づいて更新する変換情報更新機能を備えた構成とした。このようにすると、汎用性を高めることができる点で都合がよい。
これを更に詳述する。この図10に示す第4の実施形態は、前述した各実施形態における各ストレージ装置と同等の稼働中のストレージ装置に、ディスク装置を追加した場合の例を示す。図11はその時の処理の流れを示すフローチャートである。
この図10に示す統合ストレージシステム4のネットワークトポロジーは、図9のそれと同じである。一方、この図10において、符号20,21はストレージ装置HADを示す。又、符号30,31はホストアダプタHADを示す。稼働中のストレージ装置SD21の配下に増設する増設ディスク115は、出荷時にアドレス変換追加情報116を保持している。この増設ディスク115が増設される場合、まずステップ121においてストレージ装置SD21がディスク115の増設を検出する。するとステップ122においてストレージ装置SD21は、増設ディスク115からアドレス変換追加情報116を読み出し、ストレージ装置SD21が保持しているアドレス変換情報を更新する。するとステップ123において、ホストアダプタHAD30およびHAD31がアドレス変換情報更新116を認識する。
このため、本第4実施形態では、ホストアダプタHAD30およびHAD31は一定時間ごとにアドレス情報を採取する。その後ステップ124においてホストからボリューム再検索があると、増設されたボリュームを通知することができる。
このように、本第4実施例形態では、ストレージ装置の配下に増設する単体ディスク装置115はアドレス変換追加情報を有し、これによってストレージ装置SD21が保持しているアドレス変換情報を更新されるので、ストレージ装置単位で増設した場合だけでなくストレージ装置配下の単体ディスク増設時も設置場所での設定変更を行わずに増設作業を完了することができるという優れた効果を奏する。ここで、前述した増設ディスク(単体ディスク装置)は既存のボリュームの容量増設でも良い。
以上は、本発明の説明のために実施の形態の例を掲げたに過ぎない。したがって、本発明の技術思想または原理に沿って上述の実施の形態に種々の変更、修正または追加を行うことも可能であり、かかる点において、本発明は用途上の汎用性は大きい。
〔本実施形態におけるシステムの起動その他の制御方法〕
本実施形態におけるシステムの起動方法、システム全体の起動と共にホストアダプタ装置を起動させる第1のステップと、複数の各ストレージ装置の起動が完了した後に前記ホストアダプタ装置を機能させて前記各ストレージ装置が備えているアドレス変換情報を取得する第2のステップと、このアドレス変換情報の取得をホストコンピュータに報告する第3のステップとを備え、これによって前記ホストコンピュータからのリクエストにシステム全体が正常に作動させるようにした。このようにしてもストレージ装置の増設や保守に際しても従来生じていた人為的なミスによって生じていた起動時の不都合等を有効に排除することができる。
又、本実施形態におけるストレージ装置増設時のシステム稼働制御方法では、増設されるストレージ装置にアドレス変換情報を記憶させる第1のステップと、増設されたストレージ装置にかかるホストアダプタ装置が当該ストレージ装置の増設を検出する第2のステップと、検出された増設情報に基づいて作動し前記増設されたホストアダプタ装置にかかるアドレス変換情報を取得する第3のステップと、このアドレス変換情報の取得をホストコンピュータに報告すると共に当該ホストコンピュータからの再検索に対して増設ボリュウムの存在を通知する第4のステップとを備えた構成とした。このようにすると、ストレージ装置増設時のシステムの稼働制御を円滑に実行することができる。
更に、本実施形態におけるホストアダプタ増設時のシステム稼働制御方法では、増設されるホストアダプタ装置に複数の各ストレージ装置にかかるアドレス変換情報を記憶させる第1のステップと、増設されたホストアダプタ装置を起動させる第2にステップと、この増設されたホストアダプタ装置に記憶されたアドレス変換情報を前記各ストレージ装置に書き込む第3のステップと、前述した第1のステップで増設ホストアダプタ装置に記憶したアドレス変換情報を無効化する第4のステップとを備えた構成とした。このようにすると、ホストアダプタ増設時のシステムの稼働制御を円滑に実行することができる。
〔本実施形態におけるシステムの起動その他の制御プログラム〕
又、本実施形態にかかる起動制御プログラムにあっては、コンピュータにシステム全体の起動と共にホストアダプタ装置を起動させる手順と、複数の各ストレージ装置の起動が完了した後に前記ホストアダプタ装置を機能させて前記各ストレージ装置が備えているアドレス変換情報を取得する手順と、このアドレス変換情報の取得をホストコンピュータに報告する手順と、をコンピュータに実行させるように構成した。
更に、本実施形態にかかる制御プログラムにあっては、統合ストレージシステムにおけるストレージ装置増設時のシステム稼働制御をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、増設されるストレージ装置にアドレス変換情報を記憶させる手順と、増設されたストレージ装置にかかるホストアダプタ装置が当該ストレージ装置の増設を検出する手順と、検出された増設情報に基づいて作動し前記増設されたホストアダプタ装置にかかるアドレス変換情報を取得する手順と、このアドレス変換情報の取得をホストコンピュータに報告すると共に当該ホストコンピュータからの再検索に対して増設ボリュウムの存在を通知する手順と、を前記コンピュータに実行させるように構成した。
更に又、本実施形態にかかる制御プログラムにあっては、統合ストレージシステムにおけるホストアダプタ装置増設時のシステム稼働制御をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、増設されるホストアダプタ装置に複数の各ストレージ装置にかかるアドレス変換情報を記憶させる手順と、増設されたホストアダプタ装置を起動させる手順と、この増設されたホストアダプタ装置に記憶されたアドレス変換情報を前記各ストレージ装置に書き込む手順と、前述した第1のステップで増設ホストアダプタ装置に記憶したアドレス変換情報を無効化する手順とを、前述したコンピュータに実行させるように構成した。このようにしても、前述した目的を有効に達成することができるプログラムを提供することができる。
このように、上述した各実施例においては、本発明は、以下の効果を奏する。
(1).出荷時にストレージ装置にアドレス変換情報を格納しておくようにしたものは、ホストアダプタ装置が増設を検出すると自動的にその情報を取り込むようにしたので、ストレージ装置の増設時に設置場所での設定変更せずに増設作業を自動的に完了することができ、従来生じていた人為的なミスを完全に排除しこれによってシステム全体の信頼性を著しく高めることができる。
(2).出荷時にホストアダプタ装置にアドレス変換情報を格納しておくようにしたものは、ホストアダプタ装置が初回起動時に自動的にその情報を単体ストレージ装置に書き込むのようにしたので、ホストアダプタ装置の増設時にも設置場所で設定変更をすることなく増設作業を完了することができ、この場合も、従来生じていた人為的なミスを完全に排除しこれによってシステム全体の信頼性を著しく高めることができる。
る。
(3).ホストアダプタ装置の障害が発生してホストアダプタ装置を交換する場合でも再度自動的にアドレス変換情報を取り込むので、情報の再設定をせずに交換作業を完了することができる。
即ち、本発明は、以上のように構成され機能するので、統合ストレージシステムにかかるシステム装置の各構成部材の故障交換若しくは保守等などに際しても、設置場所における論理的な設定作業を必要とせず人為的なミスの発生を確実に排除した信頼性の高い統合ストレージシステム,起動方法およびそのプログラムを提供することができる。
ここで、上述した各実施形態にあっては、ホストアダプタHADをスイッチ装置又はファイバーチャネルスイッチSWに組み込んで実現することも可能である。その場合、ホストアダプタHADは、ホストアダプタモジュールとしてもよい。
同様に、図9のサービスインターフェイス105も、独立した装置として実現してもよいし、FCスイッチSWのスロットに装着する形で実現することも可能である。あるいは、ホストアダプタHADiの何れかに、サービスインタフェースモジュール105を内蔵するように構成してもよい。
本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。 図1〜図2に開示したホストアダプタHADの構成例を示す概略ブロック図である。 図2における各ストレージ装置SDjが保持するアドレス変換情報ACIdjの構造を示す説明図である。 図2における各ホストアダプタHADiが保持するアドレス変換情報ACIhiの構造を示す説明図である。 図2におけるストレージSD0のアドレス変換情報ACId0の構造を示す説明図である。 図2におけるホストアダプタHAD00のアドレス変換情報ACIh00の構造を示す説明図である。 図2における統合ストレージシステムの起動時の動作を示すフローチャートである。 図2の統合ストレージ装置におけるストレージ装置増設時の動作の流れを示すフローチャートである。 図2の統合ストレージ装置におけるホスト増設にともなうホストアダプタ増設時の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態によりネットワーク要素の情報を一元的に管理する統合ストレージシステムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態により稼働中のストレージ装置にディスク装置を追加する状態を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態により稼働中のストレージ装置にディスク装置を追加する際の処理の流れを示すフローチャートである。 従来例を示す説明図である。
符号の説明
1、2、3、4 :統合ストレージシステム
21、C0、C1 :コンピュータ(ホストコンピュータ)
13、SW :スイッチ装置
HAD :ホストアダプタ
SD :ストレージ装置
ACIh、ACId :アドレス変換情報
105 :サービスインタフェースモジュール
106 : 管理サーバ
115 :増設ディスク
116 :アドレス変換追加情報

Claims (13)

  1. スイッチ装置に接続された複数のストレージ装置と、前記スイッチ装置を介して少なくとも1つの前記ストレージ装置にアクセスする少なくとも1つのコンピュータからなる統合ストレージシステムにおいて、
    前記スイッチ装置と前記コンピュータとの間に、前記スイッチ装置を介して前記コンピュータと各ストレージ装置との間のデータ転送を制御するホストアダプタ装置を、前記コンピュータに対応して装備し、
    前記各ストレージ装置が、前記ホストアダプタ装置毎のアドレス変換情報を予め記憶した構成とし、これによって容量増設や保守交換に際してはアドレス情報の再設定を自在に成し得るようにしたことを特徴とする統合ストレージシステム。
  2. 前記ホストアダプタ装置は、前記ストレージ装置からのアドレス変換情報の読み出しに際しては、前記各ストレージ装置が全て起動したあとに実行する変換情報読出機能を備えていることを特徴とした請求項1記載の統合ストレージシステム。
  3. 前記ホストアダプタ装置は、前記ストレージ装置に新たなストレージ装置が併設された場合には、当該新たなストレージ装置から当該ストレージ装置にかかるアドレス変換情報を読み出すと共に、対応する前記コンピュータに対しては、当該ストレージ装置を検索可能に設定する機能を備えたことを特徴とする請求項1記載の統合ストレージシステム。
  4. スイッチ装置に接続された複数のストレージ装置と、前記スイッチ装置を介して少なくとも1つの前記ストレージ装置にアクセスする少なくとも1つのコンピュータからなる統合ストレージシステムにおいて、
    前記スイッチ装置と前記コンピュータとの間に、前記スイッチ装置を介して前記コンピュータと各ストレージ装置との間のデータ転送を制御するホストアダプタ装置を、前記コンピュータに対応して装備し、
    前記各ホストアダプタ装置が、所定のアドレス変換情報を予め保持した構成とすると共に、当該ホストアダプタ装置の増設や保守交換に際しては前記各ストレージ装置等に対するアドレス情報の再設定を自在に成し得るようにしたことを特徴とする統合ストレージシステム。
  5. 前記請求項4記載の統合ストレージシステムにおいて、
    前記ホストアダプタ装置は、前記ストレージ装置に新たなストレージ装置が併設された場合には、システム全体の起動時に当該新たなストレージ装置に対して前記所定のアドレス変換情報を書き込む変換情報書き込み機能を備えていることを特徴とした統合ストレージシステム。
  6. 前記請求項1,2,3,4,又は5記載の統合ストレージシステムにおいて、
    前記各ストレージ装置、前記スイッチ装置および前記各ホストアダプタ装置の各接続動作状態を常時把握するサービスインターフェイス装置を設け、このサービスインターフェイス装置で収集された情報を一元管理する管理サーバを装備したことを特徴とする統合ストレージシステム。
  7. 前記請求項1,2,3,4又は5記載の統合ストレージシステムにおいて、
    前記ストレージ装置にアドレス変換追加情報を備えた増設ディスク装置を併設すると共に、前記ストレージ装置が、自装置が保持しているアドレス変換情報を別に装備されたディスク装置に保持されたアドレス変換追加情報に基づいて更新する変換情報更新機能を備えていることを特徴とした統合ストレージシステム。
  8. 所定のアドレス情報に基づいてホストコンピュータによる各ストレージ装置のボリュームアクセスのアドレス変換制御を行うように構成された統合ストレージシステムの起動方法において、
    システム全体の起動と共にホストアダプタ装置を起動させる第1のステップと、
    複数の各ストレージ装置の起動が完了した後に前記ホストアダプタ装置を機能させて前記各ストレージ装置が備えているアドレス変換情報を取得する第2のステップと、このアドレス変換情報の取得をホストコンピュータに報告する第3のステップとを備え、これによって前記ホストコンピュータからのリクエストにシステム全体が正常に作動させるようにしたことを特徴とする統合ストレージシステムの起動方法。
  9. 統合ストレージシステムにおけるストレージ装置増設時のシステム稼働制御方法において、
    増設されるストレージ装置にアドレス変換情報を記憶させる第1のステップと、増設されたストレージ装置にかかるホストアダプタ装置が当該ストレージ装置の増設を検出する第2のステップと、検出された増設情報に基づいて作動し前記増設されたホストアダプタ装置にかかるアドレス変換情報を取得する第3のステップと、このアドレス変換情報の取得をホストコンピュータに報告すると共に当該ホストコンピュータからの再検索に対して増設ボリュウムの存在を通知する第4のステップとを備えたことを特徴とするストレージ装置増設時のシステム稼働制御方法。
  10. 統合ストレージシステムにおけるホストアダプタ装置増設時のシステム稼働制御方法において、
    増設されるホストアダプタ装置に複数の各ストレージ装置にかかるアドレス変換情報を記憶させる第1のステップと、増設されたホストアダプタ装置を起動させる第2にステップと、この増設されたホストアダプタ装置に記憶されたアドレス変換情報を前記各ストレージ装置に書き込む第3のステップと、前記第1のステップで増設ホストアダプタ装置に記憶したアドレス変換情報を無効化する第4のステップとを備えたことを特徴とするホストアダプタ装置増設時のシステム稼働制御方法。
  11. 所定のアドレス情報に基づいて作動する統合ストレージシステムの起動制御を、コンピュータに実行させるための起動制御プログラムであって、
    システム全体の起動と共にホストアダプタ装置を起動させる手順と、
    複数の各ストレージ装置の起動が完了した後に前記ホストアダプタ装置を機能させて前記各ストレージ装置が備えているアドレス変換情報を取得する手順と、
    このアドレス変換情報の取得をホストコンピュータに報告する手順と、
    を、前記コンピュータに実行させるようにした起動制御プログラム。
  12. 統合ストレージシステムにおけるストレージ装置増設時のシステム稼働制御をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、
    増設されるストレージ装置にアドレス変換情報を記憶させる手順と、
    増設されたストレージ装置にかかるホストアダプタ装置が当該ストレージ装置の増設を検出する手順と、
    検出された増設情報に基づいて作動し前記増設されたホストアダプタ装置にかかるアドレス変換情報を取得する手順と、
    このアドレス変換情報の取得をホストコンピュータに報告すると共に当該ホストコンピュータからの再検索に対して増設ボリュウムの存在を通知する手順と、
    を、前記コンピュータに実行させるようにした制御プログラム。
  13. 統合ストレージシステムにおけるホストアダプタ装置増設時のシステム稼働制御をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、
    増設されるホストアダプタ装置に複数の各ストレージ装置にかかるアドレス変換情報を記憶させる手順と、
    増設されたホストアダプタ装置を起動させる手順と、
    この増設されたホストアダプタ装置に記憶されたアドレス変換情報を前記各ストレージ装置に書き込む手順と、
    前記第1のステップで増設ホストアダプタ装置に記憶したアドレス変換情報を無効化する手順と
    を、前記コンピュータに実行させるようにした制御プログラム。
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