JP2011091604A - Ip測定器 - Google Patents

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Abstract

【課題】現地保守者がレイヤ2ネットワークの正常性を容易に判断することができるIP測定器を提供する。
【解決手段】Ethernet OAM機能として標準化されているリンク・トレース機能を用いてレイヤ2ネットワークの通過経路確認を行う通過経路確認手段と、通過経路確認手段による通過経路確認の判定結果を表示するための表示装置16とを具備する。通過経路確認手段は、IP測定器10が接続された拠点を始端とする2拠点間の通過経路がこの2拠点間の正常経路と一致するか否かを判定し、両者が完全に一致しこの2拠点間の疎通が良好である場合と、両者が途中までしか一致していないがこの2拠点間の疎通が良好である場合と、両者が途中までしか一致しておらずこの2拠点間の疎通が良好でない場合とを区別できるように、判定結果を表示装置19に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、IP(Internet Protocol)測定器に関し、特に、イーサネット(Ethernet、登録商標)で構築されたかつ運用者がブロックポートを明示的に指定したレイヤ2ネットワークの通過経路確認を行うのに好適なIP測定器に関する。
イーサネットでレイヤ2ネットワーク(レイヤ2レベルで制御されるネットワーク)を構築する場合、図8(a)に示すようにネットワーク機器A(スイッチングハブ)が設置されたノード間をリング状に接続すると、矢印で示すようにデータが循環してしまうレイヤ2ループが形成される。
このようなレイヤ2ループが形成された場合、そこにブロードキャストフレームが流入されると、ノード(ネットワーク機器A)間のブロードキャストフレームの転送がいつまでも収束せずにブロードキャストフレームがどんどん増殖した結果、ネットワーク機器Aで処理可能な転送帯域を圧迫してしまい、最悪の場合には、他の正常な通信が停止してしまうという障害(ブロードキャストストーム)が発生する。
レイヤ2ネットワークでは、ブロードキャストフレームはARP(Address Resolution Protocol)要求やDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)ディスカバーなどで多く使われるため、このようなレイヤ2ループを構成してしまうと、ブロードキャストストームの要因となり、ネットワーク全体の停止に繋がる可能性がある。
そこで、レイヤ2ループを回避するために、STP(Spanning Tree Protocol)やRSTP(Rapid Spanning Tree Protocol)の標準規格または各社独自のプロトコルを使用して、リング状に構成されたレイヤ2ネットワーク内に図8(b)に示すように1箇所だけブロックポートBP(論理的に通信を遮断する箇所)を作成し、論理的にループを開放している。
このようなブロックポートの作成方法としては、自動的にネットワーク機器Aが設定する方法と、運用者が明示的に指定する方法とがある。
また、リング状に構成されたレイヤ2ネットワークを複数個接続してマルチリング状の大規模なレイヤ2ネットワーク(以下、「マルチリング状大規模レイヤ2ネットワーク」と称する。)を構成する場合には、ネットワーク全体の負荷バランスや正常状態時の通過経路の固定などの運用者のポリシーに従ってブロックポートを明示的に定めることにより、2拠点間の通過経路を明示的に指定して運用している。
たとえば、図9に示すように、ネットワーク機器が設置された第1乃至第13のノードN1〜N13からなるマルチリング状大規模レイヤ2ネットワークでは、黒丸印で示すように第1、第2、第4、第12および第13のノードN1,N2,N4,N12,N13をブロックポートBPに明示的に指定して、第1および第9のノードN1,N9間、第2および第8のノードN2,N8間、第7および第12のノードN7,N12間並びに第12および第13のノードN12,N13間の通信を論理的に遮断することにより、各2拠点(2つのノード)間の通信区間に対する通過ノードが一義的に定まるようにしている。
たとえば、第1および第13のノードN1,N13間の通信区間に対する通過ノードは、図9に矢印で示すように、第1のノードN1→第2のノードN2→第3のノードN3→第6のノードN6→第5のノードN5→第13のノードN13だけとなる。
図10に、第1のノードN1と他のノード(第2乃至第13のノードN2〜N13)との間の通信区間に対する通過ノードを示す。
このように構成されたマルチリング状大規模レイヤ2ネットワーク内に障害が発生して2拠点間の通信経路が途絶した際の通過経路確認は、イーサネット網の保守・管理機能であるEthernet OAM(Operation Administration and Maintenance)機能として標準化されているリンク・トレース(LT:Link Trace)機能(レイヤ2ネットワークの経路探索機能)を用いて(たとえば下記の特許文献1参照)、ネットワークを構成する機器の管理ポイント(MEP(Maintenance End Point)およびMIP(Maintenance Intermediate Point))間で経路情報を交換し、指定した2拠点間の通過経路をIP測定器で確認することにより行われている。
このため、中央監視センターなどで統合的に監視を実施している箇所での通過経路確認は、現場でもIP測定器を用いて可能となっている(たとえば下記の特許文献1参照)が、Ethernet OAMの特質でもあるレイヤ2でのリンク・トレースを実施した場合の通過経路情報としてIP測定器に表示されるのは、通過経路上に存在する各ネットワーク機器のMAC(Media Access Control)アドレスだけである。
特開2008−172449号公報
しかしながら、IPネットワークで使用されているICMP(Internet Control Message Protocol)を用いたトレース・ルート(TraceRoute)の場合のように通過経路情報が各ネットワーク機器のIPアドレスで表示されるときには、現地保守者(現地運用者)は通過経路を比較的容易に把握することができるが、レイヤ2でのリンク・トレースを実施した場合の通過経路情報としてIP測定器に表示されるのは上述したように通過経路上に存在する各ネットワーク機器のMACアドレスだけである。
そのため、現地保守者は、通過経路の確認を容易に行うことができず、測定対応時のマルチリング状大規模レイヤ2ネットワークの正常性が判断できないので、2拠点間の疎通が良好であっても、その通過経路がネットワーク正常時のものなのかネットワーク異常時のものなのかが判断できない。その結果、回線開通試験および障害対応時の判断要素に影響を与えているという問題があった。
本発明の目的は、現地保守者がレイヤ2ネットワークの正常性を容易に判断することができるIP測定器を提供することにある。
本発明のIP測定器は、イーサネットで構築されたかつ運用者がブロックポートを明示的に指定したレイヤ2ネットワークの通過経路確認を行うためのIP測定器(10:30)であって、Ethernet OAM機能として標準化されているリンク・トレース機能を用いて前記レイヤ2ネットワークの通過経路確認を行う通過経路確認手段と、該通過経路確認手段による前記レイヤ2ネットワークの通過経路確認の判定結果を表示するための表示装置(16:36)とを具備し、前記通過経路確認手段が、前記IP測定器が接続された拠点を始端とする2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と一致するか否かを判定し、前記2拠点間の疎通が良好である場合に該2拠点間の通過経路がネットワーク正常時のものなのかネットワーク異常時のものなのかを区別することができるように、前記判定結果を前記表示装置に表示することを特徴とする。
ここで、前記判定結果が、前記2拠点間の疎通が良好である場合に該2拠点間の通過経路がネットワーク正常時のものなのかネットワーク異常時のものなのかを区別することができるように、複数の記号(○,△)を用いて前記表示装置に表示されてもよい。
前記表示装置に、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と完全に一致し該2拠点間の疎通が良好である場合と、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と途中までしか一致していないが該2拠点間の疎通が良好である場合と、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と途中までしか一致しておらず該2拠点間の疎通が良好でない場合とを区別できるように、前記判定結果が第1乃至第3の記号(○,△,×)および空欄を用いて表示されてもよい。
前記通過経路確認手段が、前記2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスを経路順に前記表示装置に表示し、前記2拠点間の通過経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスを該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示し、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と完全に一致し該2拠点間の疎通が良好である場合には、前記第1の記号(○)を該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示するとともに、疎通の良否として該第1の記号(○)を表示し、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と途中までしか一致していないが該2拠点間の疎通が良好である場合には、途中までは前記第1の記号(○)を以降は前記第2の記号(△)を該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示するとともに、疎通の良否として前記第1の記号(○)を前記表示装置に表示し、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と途中までしか一致しておらず該2拠点間の疎通が良好でない場合には、途中までは前記第1の記号(○)を該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示し、不一致が生じたことを示す前記第3の記号(×)を該不一致が生じた拠点に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて前記表示装置に表示し、以降は空欄を該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示するとともに、疎通の良否として前記第3の記号(×)を前記表示装置に表示してもよい。
ネットワーク機器のMACアドレスをネットワーク機器の名称に変換するためのMACアドレス/名称変換テーブル(T)が格納された名称対応情報データベース(42)をさらに具備し、前記通過経路確認手段が、前記名称対応情報データベースに格納された前記MACアドレス/名称変換テーブルを参照して、前記読み出した正常経路に示された経路順のネットワーク機器のMACアドレスおよび前記2拠点間の通過経路情報に示された経路順のネットワーク機器のMACアドレスを該ネットワーク機器の名称に変換し、前記表示装置(36)に、前記ネットワーク機器のMACアドレスの代りに該ネットワーク機器の名称が表示されてもよい。
前記2拠点を指定するための入力装置(18:38)をさらに具備し、前記入力装置を用いて、前記2拠点に設置されたネットワーク機器の名称を入力し、前記通過経路確認手段が、前記入力されたネットワーク機器の名称を該ネットワーク機器のMACアドレスに変換してトレース要求OAMフレームを生成し、該生成したトレース要求OAMフレームを前記レイヤ2ネットワークに送信してもよい。
前記ネットワーク機器の名称が、該ネットワーク機器のホスト名または該ネットワーク機器の日本語名であってもよい。
前記通過経路確認手段が、トレース要求OAMフレームを前記レイヤ2ネットワークに送信するとともに、トレース応答OAMフレームを受信するOAMフレーム送受信部(11:31)と、該OAMフレーム送受信部によって受信された前記トレース応答OAMフレームに含まれる送信元MACアドレスおよびTTLに基づいて、ネットワーク機器のMACアドレスを経路順に示すことにより前記2拠点間の通過経路を示す通過経路情報を生成するリンク・トレース部(12:32)と、ネットワーク機器のMACアドレスを経路順に示すことにより前記レイヤ2ネットワークの前記2拠点間の正常経路を示す通信経路情報テーブルが格納された通信経路情報データベース(21:41)と、前記通信経路情報データベースに格納されている前記通信経路情報テーブルを参照して前記2拠点間の正常経路を読み出し、該読み出した正常経路と前記リンク・トレース部によって生成された前記2拠点間の通過経路情報とを比較して、該読み出した2拠点間の正常経路に示された経路順のネットワーク機器のMACアドレスと前記2拠点間の通過経路情報に示された経路順のネットワーク機器のMACアドレスとが一致しているか否かを判定するとともに前記2拠点間の疎通の良否を判定する経路良否判定部(14:34)とを備えてもよい。
本発明のIP測定器は、以下に示す効果を奏する。
(1)指定した2拠点間の疎通が良好である場合に2拠点間の通過経路がネットワーク正常時のものなのかネットワーク異常時のものなのかを区別することができるように通過経路確認手段による通過経路確認の判定結果を表示装置に表示することにより、現地保守者は、レイヤ2ネットワークが正常であるために2拠点間の疎通が良好であるのか、レイヤ2ネットワークが異常ではあるが2拠点間の疎通が良好であるのかを容易に判断することができるので、レイヤ2ネットワークの正常性を容易に判断することができる。
(2)指定した2拠点間の疎通が良好である場合に2拠点間の通過経路がネットワーク正常時のものなのかネットワーク異常時のものなのかを区別することができるように通過経路確認手段による通過経路確認の判定結果を複数の記号を用いて表示装置に表示することにより、現地保守者は、レイヤ2ネットワークが正常であるために2拠点間の疎通が良好であるのか、レイヤ2ネットワークが異常ではあるが2拠点間の疎通が良好であるのかをより容易に判断することができる。
(3)ネットワーク機器のMACアドレスをネットワーク機器の名称(ホスト名や日本語名など)に変換するためのMACアドレス/名称変換テーブルが格納された名称対応情報データベースを具備することにより、ネットワーク機器のMACアドレスの代りにネットワーク機器の名称を使用して判定結果の表示や通過経路確認を行う2拠点の指定をすることができるので、レイヤ2ネットワークの正常性の判断をより容易にすることができるとともに、誤入力などのヒューマンエラーを防止することができる。
本発明の第1の実施例によるIP測定器10の構成を説明するためのブロック図である。 図1に示したIP測定器10の動作について説明するための図であり、(a)は正常時のマルチリング状大規模レイヤ2ネットワークを示す図、(b)はこのときの表示画面Dを示す図である。 図1に示したIP測定器10の動作について説明するための図であり、(a)はノードN3とノードN6との間で障害が発生しているマルチリング状大規模レイヤ2ネットワークを示す図、(b)はこのときの表示画面Dを示す図である。 図1に示したIP測定器10の動作について説明するための図であり、(a)はノードN3とノードN6との間およびノードN3とノードN4との間で障害が発生しているマルチリング状大規模レイヤ2ネットワークを示す図、(b)はこのときの表示画面Dを示す図である。 本発明の第2の実施例によるIP測定器30の構成を説明するためのブロック図である。 図5に示した名称対応情報データベース42に格納されているMACアドレス/ホスト名変換テーブルTの一例を示す図である。 図5に示した表示装置36に表示されるネットワーク正常時の表示画面Dを示す図である。 イーサネットで構築されたレイヤ2ネットワークについて説明するための図であり、(a)はノード間がリング状に接続された状態を示す図、(b)は1箇所だけブロックポートBPを作成してループを論理的に開放した状態を示す図である。 ブロックポートを明示的に指定したマルチリング状大規模レイヤ2ネットワークについて説明するための図である。 図9に示した第1のノードN1と他のノードとの間の通信区間に対する通過ノードを示す図である。
上記の目的を、2拠点間の通過経路がこの2拠点間の正常経路と完全に一致しこの2拠点間の疎通が良好である場合と、この2拠点間の通過経路がこの2拠点間の正常経路と途中までしか一致していないがこの2拠点間の疎通が良好である場合と、この2拠点間の通過経路がこの拠点間の正常経路と途中までしか一致しておらずこの2拠点間の疎通が良好でない場合とを区別できるように、通過経路確認手段によるレイヤ2ネットワークの通過経路確認の判定結果を記号“○”,“△”,“×”と空欄とを用いて表示装置に表示することにより実現した。
以下、本発明のIP測定器の実施例について図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施例によるIP測定器10について、図1乃至図4を参照して説明する。
本実施例によるIP測定器10は、図1に示すように、イーサネットOAMフレーム送受信部11(以下、「OAMフレーム送受信部11」と称する。)と、リンク・トレース部12と、通過経路情報メモリ13と、経過良否判定部14と、表示制御部15と、表示装置16と、制御部17と、入力装置18と、通信経路情報データベース(通信経路情報DB)21とを具備する。
通信経路情報データベース21には、マルチリング状大規模レイヤ2ネットワーク内の各2拠点間の正常経路を示す通信経路情報テーブルが格納されている。
ここで、通信経路情報テーブルには、図2(b)の「正常経路」の欄に示すように、各ノードに設置されたネットワーク機器のMACアドレスが経路順に並べられることにより、2拠点間の正常経路が示されている。
OAMフレーム送受信部11は、測定開始制御信号が制御部17から入力されると、トレース要求を示すイーサネットOAMフレーム(ETH-LTM(ETHernet Link Trace Message)をマルチリング状大規模レイヤ2ネットワークに送信するとともに、トレース応答を示すイーサネットOAMフレーム(ETH-LTR(ETHernet Link Trace Reply)を受信すると、受信したイーサネットOAMフレームをリンク・トレース部12に出力する。
ここで、トレース要求を示すイーサネットOAMフレーム(以下、「トレース要求OAMフレーム」と称する。)には、IP測定器10のMACアドレスが設定された送信元MACアドレスと、通過経路確認を行う対向先のネットワーク機器のMACアドレスが設定されたターゲットMACアドレスと、最大値(たとえば、“255”)が設定されたTTL(Time To Live)とが含まれる。
また、トレース応答を示すイーサネットOAMフレーム(以下、「トレース応答OAMフレーム」と称する。)には、トレース応答を行ったネットワーク機器のMACアドレスが設定された送信元MACアドレスと、IP測定器10が接続されたネットワーク機器のMACアドレスが設定された宛先MACアドレスと、トレース応答を行ったネットワーク機器によって設定された値(トレース要求OAMフレームがネットワーク機器によって転送されるたびに1ずつ減らされた値)のTTLとが含まれる。
リンク・トレース部12は、測定開始制御信号が制御部17から入力されると、OAMフレーム送受信部11から入力されるトレース応答OAMフレームに含まれる送信元MACアドレスおよびTTLに基づいて、IP測定器10が接続された拠点(ノード)を始端とする2拠点間の通過経路情報を生成して、生成した通過経路情報を通過経路情報メモリ13に格納する。
リンク・トレース部12は、通過経路情報を生成すると、通過経路情報生成完了信号を制御部17に出力する。
経路良否判定部14は、指定された2拠点間の経路良否判定を行うことを指示する経路良否判定指示信号が制御部17から入力されると、通信経路情報データベース21に格納されている通信経路情報テーブルを参照して、指定された2拠点間の正常経路を読み出すとともに、指定された2拠点間の通過経路情報を通過経路情報メモリ13から読み出す。
経路良否判定部14は、読み出した正常経路と読み出した通過経路情報とを比較して、正常経路に示された経路順のMACアドレスと通過経路情報に示された経路順のMACアドレスとが一致しているか否かを判定するとともに、指定された2拠点間の疎通の良否を判定する。
経路良否判定部14は、良否判定を完了すると、判定結果を表示制御部15に出力するとともに、良否判定完了信号を制御部17に出力する。
表示制御部15は、良否判定結果表示指示信号が制御部17から入力されると、経路良否判定部14から入力される判定結果を示す表示画面データを生成し、生成した表示画面データを表示装置16に出力する。
制御部17は、測定開始信号が入力装置18から入力されると、測定開始制御信号をOAMフレーム送受信部11およびリンク・トレース部12に出力し、通過経路情報生成完了信号がリンク・トレース部12から入力されると、経路良否判定指示信号を経路良否判定部14に出力するとともに、良否判定完了信号が経路良否判定部14から入力されると、良否判定結果表示指示信号を表示制御部15に出力する。
次に、図9に示したマルチリング状大規模レイヤ2ネットワークにおいてノードN1にIP測定器10を接続してノードN1およびノードN13の2拠点間の通過経路の良否を判定するときのIP測定器10の動作について、図2乃至図4を参照して説明する。
現地保守者は、入力装置18を用いて、経路良否判定の対象である2拠点(ノードN1およびノードN13)を指定するために、予めメモなどをしておいたノードN1およびノードN13にそれぞれ設置されたネットワーク機器のMACアドレス(図2(b)に示す例では00:30:1a:02:5d:01および00:30:1a:02:5e:13)を入力したのち、測定開始信号を入力する。
制御部17は、入力装置18から測定開始信号が入力されると、測定開始制御信号をOAMフレーム送受信部11およびリンク・トレース部12に出力する。
これに応じて、OAMフレーム送受信部11は、トレース要求OAMフレームをマルチリング状大規模レイヤ2ネットワークに送信したのち、ノードN2〜N13からそれぞれ送信されてくるトレース応答OAMフレームを受信すると、受信したトレース応答OAMフレームをリンク・トレース部12に出力する。
リンク・トレース部12は、OAMフレーム送受信部11から入力されるトレース応答OAMフレームに含まれる送信元MACアドレスおよびTTLに基づいて、ノードN1を始端とする2拠点間の通過経路情報を生成して、生成した通過経路情報を通過経路情報メモリ13に格納したのち、通過経路情報生成完了信号を制御部17に出力する。
制御部17は、通過経路情報生成完了信号がリンク・トレース部12から入力されると、ノードN1およびノードN13の2拠点間の経路良否判定を行うことを指示する経路良否判定指示信号を経路良否判定部14に出力する。
これに応じて、経路良否判定部14は、通信経路情報データベース21に格納されている通信経路情報テーブルを参照して、指定された2拠点(ノードN1およびノードN13)間の正常経路を読み出すとともに、指定された2拠点(ノードN1およびノードN13)間の通過経路情報を通過経路情報メモリ13から読み出したのち、読み出した正常経路と読み出した通過経路情報とを比較して経路良否判定を行う。
このとき、通信経路情報テーブルには、指定された2拠点(ノードN1およびノードN13)の正常経路として、図2(b)の「正常経路」の欄に示すように、ノードN1に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5d:01、ノードN2に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5l:02、ノードN3に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5c:03、ノードN6に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5b:06、ノードN5に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5b:05およびノードN13に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5e:13が経路順に矢印を挟んで示されたものが格納されている。
また、通過経路情報メモリ13には、指定された2拠点(ノードN1およびノードN13)の通過経路情報として、通過したノードに設置されたネットワーク機器のMACアドレスが経路順に矢印を挟んで示されたものが格納されている。
したがって、図2(a)に示すようにマルチリング状大規模レイヤ2ネットワークが正常である場合には、通過経路情報メモリ13には、指定された2拠点(ノードN1およびノードN13)の通過経路情報として、図2(b)の「測定結果」欄に示すように、ノードN1に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5d:01、ノードN2に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5l:02、ノードN3に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5c:03、ノードN6に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5b:06、ノードN5に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5b:05およびノードN13に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5e:13が経路順に矢印を挟んで示されたものが、格納されている。
その結果、正常経路に示された経路順のMACアドレスと通過経路情報に示された経路順のMACアドレスとがすべて合っているため、経路良否判定部14は、図2(b)の「良否判定結果」欄に示すように、「良否判定結果」の欄に記号“○”を正常経路に示された経路順のMACアドレスと対応させて経路順に記入する。また、疎通も良好であるため、経路良否判定部14は「疎通の良否」として記号“○”を記入する。
一方、図3(a)に×印で示すようにマルチリング状大規模レイヤ2ネットワークのノードN3とノードN6との間で障害が発生した場合には、ノードN4に指定されたブロックポートが自動的に解除されて、ノードN1からノードN13の通信経路はノードN1→ノードN2→ノードN3→ノードN4→ノードN5→ノードN13に変更されている。
したがって、通過経路情報メモリ13には、指定された2拠点(ノードN1およびノードN13)の通過経路情報として、図3(b)の「測定結果」欄に示すように、ノードN1に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5d:01、ノードN2に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5l:02、ノードN3に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5c:03、ノードN4に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5b:04、ノードN5に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5b:05およびノードN13に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5e:13が経路順に矢印を挟んで示されたものが、格納されている。
その結果、正常経路に示された経路順のMACアドレスと通過経路情報に示された経路順のMACアドレスとでは、最初の3つと最後の2つについては一致しているが、4番目については一致していないため、経路良否判定部14は、図3(b)の「良否判定結果」欄に示すように、最初の3つについては記号“○”を同様にして記入するが、疎通は良好であるため4番目以降については記号“△”を同様にして記入する。経路良否判定部14は「疎通の良否」として記号“○”を記入する。
また、図4(a)に×印で示すようにマルチリング状大規模レイヤ2ネットワークのノードN3とノードN6との間およびノードN3とノードN4との間で障害が発生している場合には、ノードN1からノードN13の通信経路は遮断される。
したがって、通過経路情報メモリ13には、指定された2拠点(ノードN1およびノードN13)の通過経路情報として、図4(b)の「測定結果」欄に示すように、ノードN1に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5d:01、ノードN2に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5l:02およびノードN3に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5c:03が経路順に矢印を挟んで示されてその後はMACアドレスが空欄とされたものが、格納されている。
その結果、正常経路に示された経路順のMACアドレスと通過経路情報に示された経路順のMACアドレスとでは、最初の3つしか一致しておらず、残りの3つは空欄となっているため、経路良否判定部14は、図4(b)の「良否判定結果」欄に示すように、最初の3つについては記号“○”を同様にして記入し、4番目については記号“×”を記入し、5番目および6番目については空欄とする。また、疎通は不良であるため、経路良否判定部14は「疎通の良否」として記号“×”を記入する。
経路良否判定部14は、良否判定を完了すると、判定結果を表示制御部15に出力するとともに、良否判定完了信号を制御部17に出力する。
これに応じて、表示制御部15は、経路良否判定部14から入力される判定結果を示す表示画面データを生成する。また、制御部17は、良否判定結果表示指示信号を表示制御部15に出力する。
これにより、表示画面データが表示制御部15から表示装置16に出力され、図2(b)、図3(b)および図4(b)に示したような表示画面Dが表示装置16に表示される。
その結果、現地保守者は、表示装置16に表示された表示画面Dを見ることにより、指定した2拠点(ノードN1およびノードN13)間の通過経路の良否を容易に判断することができる。
すなわち、図2(b)に示した表示画面Dが表示装置16に表示されれば、「良否判定結果」および「疎通の良否」はすべて記号“○”が表示されているため、現地保守者は、「指定した2拠点(ノードN1およびノードN13)間の通過経路がネットワーク正常時のものである」と容易に判断することができる。
一方、図3(b)に示した表示画面Dが表示装置16に表示されれば、4番目以降の「良否判定結果」には記号“△”が表示されているが「疎通の良否」には記号“○”が表示されているため、現地保守者は、「指定した2拠点(ノードN1およびノードN13)間の正常な通過経路において1区間の障害が発生し、別の経路へ切り替ったため、疎通が可能である」と容易に判断することができる。また、現地保守者は、表示画面Dに表示されているMACアドレスとネットワーク機器との対応関係を知らなくても、どのネットワーク機器(ノード)間で障害が発生しているかを容易に判断することができる。
また、図4(b)に示した表示画面Dが表示装置16に表示されれば、「疎通の良否」には記号“×”が表示されているため、現地保守者は、「指定した2拠点(ノードN1およびノードN13)間の通過経路が不良である」と容易に判断することができる。また、4番目の「良否判定結果」には記号“×”が表示され、5番目および6番目の「良否判定結果」には空欄が表示されているため、現地保守者は、表示画面Dに表示されているMACアドレスとネットワーク機器との対応関係を知らなくても、どのネットワーク機器(ノード)間で障害が発生しているかを容易に判断することができる。
なお、通過経路情報メモリ13には、マルチリング状大規模レイヤ2ネットワークの全ノード間の通過経路情報が格納されているため、現地保守者は、入力装置18を用いて他の2拠点(たとえば、ノードN1およびノードN10)を新たに指定することにより、表示装置16に表示される表示画面を見れば、新たに指定した2拠点間の通過経路の良否を同様にして判断することができる。
次に、本発明の第2の実施例によるIP測定器30について、図5乃至図7を参照して説明する。
本実施例によるIP測定器30は、図5に示すように、以下に示す点で、図1に示した第1の実施例によるIP測定器10と異なる。
(1)図6に一例を示すようなネットワーク機器のMACアドレスをネットワーク機器のホスト名(ネットワーク機器の名称の一つ)に変換するためのMACアドレス/ホスト名変換テーブルT(MACアドレス/名称変換テーブル)が格納された名称対応情報データベース(名称対応情報DB)42をさらに具備する。
(2)経過良否判定部34は、名称対応情報データベース42に格納されたMACアドレス/ホスト名変換テーブルTを参照して、通信経路情報データベース41から読み出した通過経路情報に含まれているMACアドレスをホスト名に変換して表示画面データを生成する。
これにより、図7にネットワーク正常時の表示画面Dを示すように、表示装置36には、「正常経路」の欄および「測定結果」の欄にネットワーク機器のMACアドレスではなくネットワーク機器のホスト名が記入された表示画面Dが表示される。
その結果、現地保守者は、ネットワーク機器のホスト名については精通しているため、表示画面Dを見ることにより、ネットワーク機器のMACアドレスで表示された場合に比べてネットワーク機器の確認を容易に行うことができるので、指定した2拠点間の通過経路の良否や障害が発生した通信区間の把握をより正確に行うことができる。
また、制御部37は入力装置38から入力されるネットワーク機器のホスト名を用いて経路良否判定指示信号を生成して経路良否判定部14に出力することができるため、現地保守者は入力装置38を用いて経路良否判定の対象である2拠点(たとえば、ノードN1およびノードN13)を指定する際にこの2拠点にそれぞれ設置されたネットワーク機器のホスト名(図7に示した例では、LT01-Node-01-01およびLT01-Node-13-03)を入力すればよい。その結果、現地保守者が精通していないネットワーク機器のMACアドレスを入力する場合に比べて、入力作業が容易になる(予めメモなどを用意する必要がない)とともに、誤入力などのヒューマンエラーを防止することができる。
なお、この場合には、OAMフレーム送信部31は、名称対応情報データベース42に格納されたMACアドレス/ホスト名変換テーブルTを参照して、入力されたネットワーク機器のホスト名をこのネットワーク機器のMACアドレスに変換してトレース要求OAMフレームを生成し、生成したトレース要求OAMフレームをマルチリング状大規模レイヤ2ネットワークに送信する。
以上では、ネットワーク機器の名称としてネットワーク機器のホスト名を用いたが、ネットワーク機器の日本語名などを用いてもよい。この場合には、MACアドレス/名称変換テーブルとして、MACアドレス/ホスト名変換テーブルTの代わりにMACアドレス/日本語名変換テーブルなどを名称対応情報データベース42に格納しておけばよい。
10,30 IP測定器
11,31 OAMフレーム送受信部
12,32 リンク・トレース部
13,33 通過経路情報メモリ
14,34 経過良否判定部
15,35 表示制御部
16,36 表示装置
17,37 制御部
18,38 入力装置
21,41 通信経路情報データベース
42 名称対応情報データベース
A ネットワーク機器
BP ブロックポート
D 表示画面
N1〜N13 ノード
T MACアドレス/ホスト名変換テーブル

Claims (8)

  1. イーサネットで構築されたかつ運用者がブロックポートを明示的に指定したレイヤ2ネットワークの通過経路確認を行うためのIP測定器(10:30)であって、
    Ethernet OAM機能として標準化されているリンク・トレース機能を用いて前記レイヤ2ネットワークの通過経路確認を行う通過経路確認手段と、
    該通過経路確認手段による前記レイヤ2ネットワークの通過経路確認の判定結果を表示するための表示装置(16:36)とを具備し、
    前記通過経路確認手段が、
    前記IP測定器が接続された拠点を始端とする2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と一致するか否かを判定し、
    前記2拠点間の疎通が良好である場合に該2拠点間の通過経路がネットワーク正常時のものなのかネットワーク異常時のものなのかを区別することができるように、前記判定結果を前記表示装置に表示する、
    ことを特徴とする、IP測定器。
  2. 前記判定結果が、前記2拠点間の疎通が良好である場合に該2拠点間の通過経路がネットワーク正常時のものなのかネットワーク異常時のものなのかを区別することができるように、複数の記号(○,△)を用いて前記表示装置に表示されることを特徴とする、請求項1記載のIP測定器。
  3. 前記表示装置に、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と完全に一致し該2拠点間の疎通が良好である場合と、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と途中までしか一致していないが該2拠点間の疎通が良好である場合と、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と途中までしか一致しておらず該2拠点間の疎通が良好でない場合とを区別できるように、前記判定結果が第1乃至第3の記号(○,△,×)および空欄を用いて表示されることを特徴とする、請求項2記載のIP測定器。
  4. 前記通過経路確認手段が、
    前記2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスを経路順に前記表示装置に表示し、
    前記2拠点間の通過経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスを該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示し、
    前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と完全に一致し該2拠点間の疎通が良好である場合には、前記第1の記号(○)を該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示するとともに、疎通の良否として該第1の記号(○)を表示し、
    前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と途中までしか一致していないが該2拠点間の疎通が良好である場合には、途中までは前記第1の記号(○)を以降は前記第2の記号(△)を該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示するとともに、疎通の良否として前記第1の記号(○)を前記表示装置に表示し、
    前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と途中までしか一致しておらず該2拠点間の疎通が良好でない場合には、途中までは前記第1の記号(○)を該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示し、不一致が生じたことを示す前記第3の記号(×)を該不一致が生じた拠点に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて前記表示装置に表示し、以降は空欄を該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示するとともに、疎通の良否として前記第3の記号(×)を前記表示装置に表示する、
    ことを特徴とする、請求項3記載のIP測定器。
  5. ネットワーク機器のMACアドレスをネットワーク機器の名称に変換するためのMACアドレス/名称変換テーブル(T)が格納された名称対応情報データベース(42)をさらに具備し、
    前記通過経路確認手段が、前記名称対応情報データベースに格納された前記MACアドレス/名称変換テーブルを参照して、前記読み出した正常経路に示された経路順のネットワーク機器のMACアドレスおよび前記2拠点間の通過経路情報に示された経路順のネットワーク機器のMACアドレスを該ネットワーク機器の名称に変換し、
    前記表示装置(36)に、前記ネットワーク機器のMACアドレスの代りに該ネットワーク機器の名称が表示される、
    ことを特徴とする、請求項4記載のIP測定器。
  6. 前記2拠点を指定するための入力装置(18:38)をさらに具備し、
    前記入力装置を用いて、前記2拠点に設置されたネットワーク機器の名称を入力し、
    前記通過経路確認手段が、前記入力されたネットワーク機器の名称を該ネットワーク機器のMACアドレスに変換してトレース要求OAMフレームを生成し、該生成したトレース要求OAMフレームを前記レイヤ2ネットワークに送信する、
    ことを特徴とする、請求項5記載のIP測定器。
  7. 前記ネットワーク機器の名称が、該ネットワーク機器のホスト名または該ネットワーク機器の日本語名であることを特徴とする、請求項5または6記載のIP測定器。
  8. 前記通過経路確認手段が、
    トレース要求OAMフレームを前記レイヤ2ネットワークに送信するとともに、トレース応答OAMフレームを受信するOAMフレーム送受信部(11:31)と、
    該OAMフレーム送受信部によって受信された前記トレース応答OAMフレームに含まれる送信元MACアドレスおよびTTLに基づいて、ネットワーク機器のMACアドレスを経路順に示すことにより前記2拠点間の通過経路を示す通過経路情報を生成するリンク・トレース部(12:32)と、
    ネットワーク機器のMACアドレスを経路順に示すことにより前記レイヤ2ネットワークの前記2拠点間の正常経路を示す通信経路情報テーブルが格納された通信経路情報データベース(21:41)と、
    前記通信経路情報データベースに格納されている前記通信経路情報テーブルを参照して前記2拠点間の正常経路を読み出し、該読み出した正常経路と前記リンク・トレース部によって生成された前記2拠点間の通過経路情報とを比較して、該読み出した2拠点間の正常経路に示された経路順のネットワーク機器のMACアドレスと前記2拠点間の通過経路情報に示された経路順のネットワーク機器のMACアドレスとが一致しているか否かを判定するとともに前記2拠点間の疎通の良否を判定する経路良否判定部(14:34)と、
    を備えることを特徴とする、請求項1乃至7いずれかに記載のIP測定器。
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