JP2011091604A - Ip測定器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】Ethernet OAM機能として標準化されているリンク・トレース機能を用いてレイヤ2ネットワークの通過経路確認を行う通過経路確認手段と、通過経路確認手段による通過経路確認の判定結果を表示するための表示装置16とを具備する。通過経路確認手段は、IP測定器10が接続された拠点を始端とする2拠点間の通過経路がこの2拠点間の正常経路と一致するか否かを判定し、両者が完全に一致しこの2拠点間の疎通が良好である場合と、両者が途中までしか一致していないがこの2拠点間の疎通が良好である場合と、両者が途中までしか一致しておらずこの2拠点間の疎通が良好でない場合とを区別できるように、判定結果を表示装置19に表示する。
【選択図】図1
Description
このようなブロックポートの作成方法としては、自動的にネットワーク機器Aが設定する方法と、運用者が明示的に指定する方法とがある。
図10に、第1のノードN1と他のノード(第2乃至第13のノードN2〜N13)との間の通信区間に対する通過ノードを示す。
ここで、前記判定結果が、前記2拠点間の疎通が良好である場合に該2拠点間の通過経路がネットワーク正常時のものなのかネットワーク異常時のものなのかを区別することができるように、複数の記号(○,△)を用いて前記表示装置に表示されてもよい。
前記表示装置に、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と完全に一致し該2拠点間の疎通が良好である場合と、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と途中までしか一致していないが該2拠点間の疎通が良好である場合と、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と途中までしか一致しておらず該2拠点間の疎通が良好でない場合とを区別できるように、前記判定結果が第1乃至第3の記号(○,△,×)および空欄を用いて表示されてもよい。
前記通過経路確認手段が、前記2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスを経路順に前記表示装置に表示し、前記2拠点間の通過経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスを該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示し、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と完全に一致し該2拠点間の疎通が良好である場合には、前記第1の記号(○)を該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示するとともに、疎通の良否として該第1の記号(○)を表示し、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と途中までしか一致していないが該2拠点間の疎通が良好である場合には、途中までは前記第1の記号(○)を以降は前記第2の記号(△)を該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示するとともに、疎通の良否として前記第1の記号(○)を前記表示装置に表示し、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と途中までしか一致しておらず該2拠点間の疎通が良好でない場合には、途中までは前記第1の記号(○)を該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示し、不一致が生じたことを示す前記第3の記号(×)を該不一致が生じた拠点に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて前記表示装置に表示し、以降は空欄を該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示するとともに、疎通の良否として前記第3の記号(×)を前記表示装置に表示してもよい。
ネットワーク機器のMACアドレスをネットワーク機器の名称に変換するためのMACアドレス/名称変換テーブル(T)が格納された名称対応情報データベース(42)をさらに具備し、前記通過経路確認手段が、前記名称対応情報データベースに格納された前記MACアドレス/名称変換テーブルを参照して、前記読み出した正常経路に示された経路順のネットワーク機器のMACアドレスおよび前記2拠点間の通過経路情報に示された経路順のネットワーク機器のMACアドレスを該ネットワーク機器の名称に変換し、前記表示装置(36)に、前記ネットワーク機器のMACアドレスの代りに該ネットワーク機器の名称が表示されてもよい。
前記2拠点を指定するための入力装置(18:38)をさらに具備し、前記入力装置を用いて、前記2拠点に設置されたネットワーク機器の名称を入力し、前記通過経路確認手段が、前記入力されたネットワーク機器の名称を該ネットワーク機器のMACアドレスに変換してトレース要求OAMフレームを生成し、該生成したトレース要求OAMフレームを前記レイヤ2ネットワークに送信してもよい。
前記ネットワーク機器の名称が、該ネットワーク機器のホスト名または該ネットワーク機器の日本語名であってもよい。
前記通過経路確認手段が、トレース要求OAMフレームを前記レイヤ2ネットワークに送信するとともに、トレース応答OAMフレームを受信するOAMフレーム送受信部(11:31)と、該OAMフレーム送受信部によって受信された前記トレース応答OAMフレームに含まれる送信元MACアドレスおよびTTLに基づいて、ネットワーク機器のMACアドレスを経路順に示すことにより前記2拠点間の通過経路を示す通過経路情報を生成するリンク・トレース部(12:32)と、ネットワーク機器のMACアドレスを経路順に示すことにより前記レイヤ2ネットワークの前記2拠点間の正常経路を示す通信経路情報テーブルが格納された通信経路情報データベース(21:41)と、前記通信経路情報データベースに格納されている前記通信経路情報テーブルを参照して前記2拠点間の正常経路を読み出し、該読み出した正常経路と前記リンク・トレース部によって生成された前記2拠点間の通過経路情報とを比較して、該読み出した2拠点間の正常経路に示された経路順のネットワーク機器のMACアドレスと前記2拠点間の通過経路情報に示された経路順のネットワーク機器のMACアドレスとが一致しているか否かを判定するとともに前記2拠点間の疎通の良否を判定する経路良否判定部(14:34)とを備えてもよい。
(1)指定した2拠点間の疎通が良好である場合に2拠点間の通過経路がネットワーク正常時のものなのかネットワーク異常時のものなのかを区別することができるように通過経路確認手段による通過経路確認の判定結果を表示装置に表示することにより、現地保守者は、レイヤ2ネットワークが正常であるために2拠点間の疎通が良好であるのか、レイヤ2ネットワークが異常ではあるが2拠点間の疎通が良好であるのかを容易に判断することができるので、レイヤ2ネットワークの正常性を容易に判断することができる。
(2)指定した2拠点間の疎通が良好である場合に2拠点間の通過経路がネットワーク正常時のものなのかネットワーク異常時のものなのかを区別することができるように通過経路確認手段による通過経路確認の判定結果を複数の記号を用いて表示装置に表示することにより、現地保守者は、レイヤ2ネットワークが正常であるために2拠点間の疎通が良好であるのか、レイヤ2ネットワークが異常ではあるが2拠点間の疎通が良好であるのかをより容易に判断することができる。
(3)ネットワーク機器のMACアドレスをネットワーク機器の名称(ホスト名や日本語名など)に変換するためのMACアドレス/名称変換テーブルが格納された名称対応情報データベースを具備することにより、ネットワーク機器のMACアドレスの代りにネットワーク機器の名称を使用して判定結果の表示や通過経路確認を行う2拠点の指定をすることができるので、レイヤ2ネットワークの正常性の判断をより容易にすることができるとともに、誤入力などのヒューマンエラーを防止することができる。
まず、本発明の第1の実施例によるIP測定器10について、図1乃至図4を参照して説明する。
ここで、通信経路情報テーブルには、図2(b)の「正常経路」の欄に示すように、各ノードに設置されたネットワーク機器のMACアドレスが経路順に並べられることにより、2拠点間の正常経路が示されている。
また、トレース応答を示すイーサネットOAMフレーム(以下、「トレース応答OAMフレーム」と称する。)には、トレース応答を行ったネットワーク機器のMACアドレスが設定された送信元MACアドレスと、IP測定器10が接続されたネットワーク機器のMACアドレスが設定された宛先MACアドレスと、トレース応答を行ったネットワーク機器によって設定された値(トレース要求OAMフレームがネットワーク機器によって転送されるたびに1ずつ減らされた値)のTTLとが含まれる。
リンク・トレース部12は、通過経路情報を生成すると、通過経路情報生成完了信号を制御部17に出力する。
経路良否判定部14は、読み出した正常経路と読み出した通過経路情報とを比較して、正常経路に示された経路順のMACアドレスと通過経路情報に示された経路順のMACアドレスとが一致しているか否かを判定するとともに、指定された2拠点間の疎通の良否を判定する。
経路良否判定部14は、良否判定を完了すると、判定結果を表示制御部15に出力するとともに、良否判定完了信号を制御部17に出力する。
これに応じて、OAMフレーム送受信部11は、トレース要求OAMフレームをマルチリング状大規模レイヤ2ネットワークに送信したのち、ノードN2〜N13からそれぞれ送信されてくるトレース応答OAMフレームを受信すると、受信したトレース応答OAMフレームをリンク・トレース部12に出力する。
これに応じて、経路良否判定部14は、通信経路情報データベース21に格納されている通信経路情報テーブルを参照して、指定された2拠点(ノードN1およびノードN13)間の正常経路を読み出すとともに、指定された2拠点(ノードN1およびノードN13)間の通過経路情報を通過経路情報メモリ13から読み出したのち、読み出した正常経路と読み出した通過経路情報とを比較して経路良否判定を行う。
その結果、正常経路に示された経路順のMACアドレスと通過経路情報に示された経路順のMACアドレスとがすべて合っているため、経路良否判定部14は、図2(b)の「良否判定結果」欄に示すように、「良否判定結果」の欄に記号“○”を正常経路に示された経路順のMACアドレスと対応させて経路順に記入する。また、疎通も良好であるため、経路良否判定部14は「疎通の良否」として記号“○”を記入する。
したがって、通過経路情報メモリ13には、指定された2拠点(ノードN1およびノードN13)の通過経路情報として、図3(b)の「測定結果」欄に示すように、ノードN1に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5d:01、ノードN2に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5l:02、ノードN3に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5c:03、ノードN4に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5b:04、ノードN5に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5b:05およびノードN13に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5e:13が経路順に矢印を挟んで示されたものが、格納されている。
その結果、正常経路に示された経路順のMACアドレスと通過経路情報に示された経路順のMACアドレスとでは、最初の3つと最後の2つについては一致しているが、4番目については一致していないため、経路良否判定部14は、図3(b)の「良否判定結果」欄に示すように、最初の3つについては記号“○”を同様にして記入するが、疎通は良好であるため4番目以降については記号“△”を同様にして記入する。経路良否判定部14は「疎通の良否」として記号“○”を記入する。
したがって、通過経路情報メモリ13には、指定された2拠点(ノードN1およびノードN13)の通過経路情報として、図4(b)の「測定結果」欄に示すように、ノードN1に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5d:01、ノードN2に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5l:02およびノードN3に設置されたネットワーク機器のMACアドレス00:30:1a:02:5c:03が経路順に矢印を挟んで示されてその後はMACアドレスが空欄とされたものが、格納されている。
その結果、正常経路に示された経路順のMACアドレスと通過経路情報に示された経路順のMACアドレスとでは、最初の3つしか一致しておらず、残りの3つは空欄となっているため、経路良否判定部14は、図4(b)の「良否判定結果」欄に示すように、最初の3つについては記号“○”を同様にして記入し、4番目については記号“×”を記入し、5番目および6番目については空欄とする。また、疎通は不良であるため、経路良否判定部14は「疎通の良否」として記号“×”を記入する。
これに応じて、表示制御部15は、経路良否判定部14から入力される判定結果を示す表示画面データを生成する。また、制御部17は、良否判定結果表示指示信号を表示制御部15に出力する。
これにより、表示画面データが表示制御部15から表示装置16に出力され、図2(b)、図3(b)および図4(b)に示したような表示画面Dが表示装置16に表示される。
すなわち、図2(b)に示した表示画面Dが表示装置16に表示されれば、「良否判定結果」および「疎通の良否」はすべて記号“○”が表示されているため、現地保守者は、「指定した2拠点(ノードN1およびノードN13)間の通過経路がネットワーク正常時のものである」と容易に判断することができる。
一方、図3(b)に示した表示画面Dが表示装置16に表示されれば、4番目以降の「良否判定結果」には記号“△”が表示されているが「疎通の良否」には記号“○”が表示されているため、現地保守者は、「指定した2拠点(ノードN1およびノードN13)間の正常な通過経路において1区間の障害が発生し、別の経路へ切り替ったため、疎通が可能である」と容易に判断することができる。また、現地保守者は、表示画面Dに表示されているMACアドレスとネットワーク機器との対応関係を知らなくても、どのネットワーク機器(ノード)間で障害が発生しているかを容易に判断することができる。
また、図4(b)に示した表示画面Dが表示装置16に表示されれば、「疎通の良否」には記号“×”が表示されているため、現地保守者は、「指定した2拠点(ノードN1およびノードN13)間の通過経路が不良である」と容易に判断することができる。また、4番目の「良否判定結果」には記号“×”が表示され、5番目および6番目の「良否判定結果」には空欄が表示されているため、現地保守者は、表示画面Dに表示されているMACアドレスとネットワーク機器との対応関係を知らなくても、どのネットワーク機器(ノード)間で障害が発生しているかを容易に判断することができる。
本実施例によるIP測定器30は、図5に示すように、以下に示す点で、図1に示した第1の実施例によるIP測定器10と異なる。
(1)図6に一例を示すようなネットワーク機器のMACアドレスをネットワーク機器のホスト名(ネットワーク機器の名称の一つ)に変換するためのMACアドレス/ホスト名変換テーブルT(MACアドレス/名称変換テーブル)が格納された名称対応情報データベース(名称対応情報DB)42をさらに具備する。
(2)経過良否判定部34は、名称対応情報データベース42に格納されたMACアドレス/ホスト名変換テーブルTを参照して、通信経路情報データベース41から読み出した通過経路情報に含まれているMACアドレスをホスト名に変換して表示画面データを生成する。
その結果、現地保守者は、ネットワーク機器のホスト名については精通しているため、表示画面Dを見ることにより、ネットワーク機器のMACアドレスで表示された場合に比べてネットワーク機器の確認を容易に行うことができるので、指定した2拠点間の通過経路の良否や障害が発生した通信区間の把握をより正確に行うことができる。
なお、この場合には、OAMフレーム送信部31は、名称対応情報データベース42に格納されたMACアドレス/ホスト名変換テーブルTを参照して、入力されたネットワーク機器のホスト名をこのネットワーク機器のMACアドレスに変換してトレース要求OAMフレームを生成し、生成したトレース要求OAMフレームをマルチリング状大規模レイヤ2ネットワークに送信する。
11,31 OAMフレーム送受信部
12,32 リンク・トレース部
13,33 通過経路情報メモリ
14,34 経過良否判定部
15,35 表示制御部
16,36 表示装置
17,37 制御部
18,38 入力装置
21,41 通信経路情報データベース
42 名称対応情報データベース
A ネットワーク機器
BP ブロックポート
D 表示画面
N1〜N13 ノード
T MACアドレス/ホスト名変換テーブル
Claims (8)
- イーサネットで構築されたかつ運用者がブロックポートを明示的に指定したレイヤ2ネットワークの通過経路確認を行うためのIP測定器(10:30)であって、
Ethernet OAM機能として標準化されているリンク・トレース機能を用いて前記レイヤ2ネットワークの通過経路確認を行う通過経路確認手段と、
該通過経路確認手段による前記レイヤ2ネットワークの通過経路確認の判定結果を表示するための表示装置(16:36)とを具備し、
前記通過経路確認手段が、
前記IP測定器が接続された拠点を始端とする2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と一致するか否かを判定し、
前記2拠点間の疎通が良好である場合に該2拠点間の通過経路がネットワーク正常時のものなのかネットワーク異常時のものなのかを区別することができるように、前記判定結果を前記表示装置に表示する、
ことを特徴とする、IP測定器。 - 前記判定結果が、前記2拠点間の疎通が良好である場合に該2拠点間の通過経路がネットワーク正常時のものなのかネットワーク異常時のものなのかを区別することができるように、複数の記号(○,△)を用いて前記表示装置に表示されることを特徴とする、請求項1記載のIP測定器。
- 前記表示装置に、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と完全に一致し該2拠点間の疎通が良好である場合と、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と途中までしか一致していないが該2拠点間の疎通が良好である場合と、前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と途中までしか一致しておらず該2拠点間の疎通が良好でない場合とを区別できるように、前記判定結果が第1乃至第3の記号(○,△,×)および空欄を用いて表示されることを特徴とする、請求項2記載のIP測定器。
- 前記通過経路確認手段が、
前記2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスを経路順に前記表示装置に表示し、
前記2拠点間の通過経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスを該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示し、
前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と完全に一致し該2拠点間の疎通が良好である場合には、前記第1の記号(○)を該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示するとともに、疎通の良否として該第1の記号(○)を表示し、
前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と途中までしか一致していないが該2拠点間の疎通が良好である場合には、途中までは前記第1の記号(○)を以降は前記第2の記号(△)を該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示するとともに、疎通の良否として前記第1の記号(○)を前記表示装置に表示し、
前記2拠点間の通過経路が該2拠点間の正常経路と途中までしか一致しておらず該2拠点間の疎通が良好でない場合には、途中までは前記第1の記号(○)を該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示し、不一致が生じたことを示す前記第3の記号(×)を該不一致が生じた拠点に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて前記表示装置に表示し、以降は空欄を該2拠点間の正常経路に設置されたネットワーク機器のMACアドレスと対応させて経路順に前記表示装置に表示するとともに、疎通の良否として前記第3の記号(×)を前記表示装置に表示する、
ことを特徴とする、請求項3記載のIP測定器。 - ネットワーク機器のMACアドレスをネットワーク機器の名称に変換するためのMACアドレス/名称変換テーブル(T)が格納された名称対応情報データベース(42)をさらに具備し、
前記通過経路確認手段が、前記名称対応情報データベースに格納された前記MACアドレス/名称変換テーブルを参照して、前記読み出した正常経路に示された経路順のネットワーク機器のMACアドレスおよび前記2拠点間の通過経路情報に示された経路順のネットワーク機器のMACアドレスを該ネットワーク機器の名称に変換し、
前記表示装置(36)に、前記ネットワーク機器のMACアドレスの代りに該ネットワーク機器の名称が表示される、
ことを特徴とする、請求項4記載のIP測定器。 - 前記2拠点を指定するための入力装置(18:38)をさらに具備し、
前記入力装置を用いて、前記2拠点に設置されたネットワーク機器の名称を入力し、
前記通過経路確認手段が、前記入力されたネットワーク機器の名称を該ネットワーク機器のMACアドレスに変換してトレース要求OAMフレームを生成し、該生成したトレース要求OAMフレームを前記レイヤ2ネットワークに送信する、
ことを特徴とする、請求項5記載のIP測定器。 - 前記ネットワーク機器の名称が、該ネットワーク機器のホスト名または該ネットワーク機器の日本語名であることを特徴とする、請求項5または6記載のIP測定器。
- 前記通過経路確認手段が、
トレース要求OAMフレームを前記レイヤ2ネットワークに送信するとともに、トレース応答OAMフレームを受信するOAMフレーム送受信部(11:31)と、
該OAMフレーム送受信部によって受信された前記トレース応答OAMフレームに含まれる送信元MACアドレスおよびTTLに基づいて、ネットワーク機器のMACアドレスを経路順に示すことにより前記2拠点間の通過経路を示す通過経路情報を生成するリンク・トレース部(12:32)と、
ネットワーク機器のMACアドレスを経路順に示すことにより前記レイヤ2ネットワークの前記2拠点間の正常経路を示す通信経路情報テーブルが格納された通信経路情報データベース(21:41)と、
前記通信経路情報データベースに格納されている前記通信経路情報テーブルを参照して前記2拠点間の正常経路を読み出し、該読み出した正常経路と前記リンク・トレース部によって生成された前記2拠点間の通過経路情報とを比較して、該読み出した2拠点間の正常経路に示された経路順のネットワーク機器のMACアドレスと前記2拠点間の通過経路情報に示された経路順のネットワーク機器のMACアドレスとが一致しているか否かを判定するとともに前記2拠点間の疎通の良否を判定する経路良否判定部(14:34)と、
を備えることを特徴とする、請求項1乃至7いずれかに記載のIP測定器。
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