JP2008310533A - 会議環境管理装置、会議環境管理システム及び会議室選択方法 - Google Patents

会議環境管理装置、会議環境管理システム及び会議室選択方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 会議の目的や会議室に設置された機器の状態に応じて最適な会議環境を備えた会議室を検出することができる会議環境管理装置を提供する。
【解決手段】 複数の会議室に備えられた機器に関する情報と、該機器が利用可能な状態にあるか否かとを会議室ごとに記憶した会議環境情報蓄積部15と、会議に使用する会議室を選択するための選択条件を入力したメッセージを受け付けるメッセージ送受信部11と、会議環境情報蓄積部15を参照して、選択条件に合致し利用可能な状態にある機器を備えた会議室を、使用候補として検出する制御部20を有する構成としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、会議室ごとの有効なサービスを動的に検出することができる会議環境管理装置に関する。
近年、コンピュータ同士を相互に接続して、遠隔地間でのテレビ会議を実現するシステムが一般的となりつつある。このテレビ会議システムによれば、互いに離れた地点にある会議室の間で画像や音声を伝送し、テレビ画面に映る参加者の顔を見ながら会議を運営することができる。
このようなテレビ会議システムを実現するためには、カメラ、マイク、プロジェクタ、通信装置などの複数の機器を各会議室内に装備しなければならない。
特許文献1では、複数の機器を接続したパーソナルコンピュータのモニタ上に、これら複数の機器に対応したアイコンを表示しており、アイコンにより機器の状態をユーザが理解することができるように、アイコンの状態をダイナミックに変更する手段を備えている。
特許文献2では、オブジェクト管理サーバにおいて、会議室やフロアごとに別れたLANごとにオブジェクトを管理し、クライアントオブジェクトが動作するPCが接続された場合に、このPCのIPアドレスを取得して、そのPCが接続されているLANを判定する。その後、判定されたLANにおいて利用可能なオブジェクトをPCに転送する。
特許文献3では、ライブビデオ画像内に映し出される物理装置を、マウスのドラッグアンドドロップ操作で制御する技術を開示している。
特開2001−092575号公報 特開平11−175484号公報 特開2005−051778号公報
会議室ごとに異なる装備を備え、会議室ごとに異なる会議環境を提供できるようなシステム構成の場合、会議の目的に応じて最適な会議環境を備えた会議室を探索できることが好ましい。さらに、目的にあった会議室を選ぶことができても、この会議室に備えられた機器が故障中やメンテナンス中であった場合に、会議のときに機器を使用できないという問題も生じる。特許文献1から3には、このような技術課題に対する解決策は開示されていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、会議の目的や会議室に設置された機器の状態に応じて最適な会議環境を備えた会議室を検出することができる会議環境管理装置、会議環境管理システム及び会議室選択方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の会議環境管理装置は、複数の会議室に備えられた機器に関する情報と、該機器が利用可能な状態にあるか否かを表す情報とを会議室ごとに記憶した記憶手段と、会議に使用する会議室を選択するための選択条件の入力を受け付ける条件受付手段と、前記記憶手段を参照して、前記選択条件に合致し利用可能な状態にある機器を備えた会議室を、使用候補として検出する制御手段とを有する構成としている。
このように本発明によれば、複数の会議室に備えられた機器を、これらの機器が利用可能な状態にあるか否かを含めて記憶しているので、選択条件に合致し、動作可能な機器を設置した会議室を選択することができる。
上記会議環境管理装置において、前記記憶手段は、機器が故障したときの代替機器を記憶しており、前記制御手段は、機器に故障が発生すると、前記記憶手段に記憶した代替機器を前記故障が発生した機器の代わりに選択するとよい。
従って、機器が故障したときに、代替機器を簡単に選択することができる。
上記会議環境管理装置において、保守又は交換の必要な機器を指定する情報の入力を受け付ける受付手段を有し、前記制御手段は、前記受付手段で受け付けた機器の情報を前記記憶手段に記憶させ、保守管理用の管理装置に通知するとよい。
従って、ネットワークを介して制御できない機器の保守、交換を受け付けることができ、これを管理装置に通知することができる。
上記会議環境管理装置において、会議室に備えられた機器を制御する機器制御装置から通知される機器の使用情報を前記記憶手段に記憶し、機器の使用回数が耐用回数を超えた場合、又は機器の使用時間が耐用時間を超えた場合に、機器が使用不可能な状態にあると判定する判定手段を有し、前記制御手段は、前記判定手段で使用不可能な状態にあると判定された機器の情報を前記記憶手段に記憶させ、保守管理用の管理装置に通知するとよい。
従って、機器が使用可能な状態にあるか否かを判定して、保守や交換を管理者に依頼することができる。
本発明の会議環境管理システムは、会議に使用する会議室を選択するための選択条件の入力を受け付けて、前記選択条件に合致する会議室を問い合わせる会議室予約装置と、複数の会議室に備えられた機器に関する情報と、該機器が利用可能な状態にあるか否かを表す情報とを会議室ごとに記憶した記憶手段と、前記会議室予約装置からの問い合わせに対して前記記憶手段を参照し、前記選択条件に合致し利用可能な状態にある機器を備えた会議室を検出する制御手段とを有する会議環境管理装置とを有する構成としている。
本発明によれば、複数の会議室に備えられた機器を、これらの機器が利用可能な状態にあるか否かを含めて記憶しているので、選択条件に合致し、動作可能な機器を設置した会議室を選択することができる。
上記会議環境管理システムにおいて、会議室に備えられた機器を制御する機器制御装置を有し、前記機器制御装置は、故障した機器を検出すると、該機器に故障が発生したことを前記会議環境管理装置に通知して前記記憶手段に記憶させると共に、前記会議環境管理装置によって前記機器の故障を保守管理用の管理装置に通知させるとよい。
従って、故障が発生した機器の情報を会議環境管理装置の記憶手段に記憶し、管理装置に故障の発生を通知することができる。
上記会議環境管理システムにおいて、前記会議環境管理装置は、故障の発生した機器を識別する識別情報を表示するための表示手段を有しているとよい。
従って、管理者が故障が発生している機器の認識を容易にできるようにすることができる。
上記会議環境管理システムにおいて、前記記憶手段は、機器が故障したときの代替機器を記憶しており、前記会議環境管理装置は、前記機器制御装置によって選択された機器に故障が発生すると、該故障した機器に設定された代替機器を、前記機器制御装置に通知するとよい。
従って、機器が故障したときに、代替機器を簡単に選択することができる。
上記会議環境管理システムにおいて、前記会議環境管理装置は、保守又は交換の必要な機器を指定する情報の入力を受け付ける受付手段を有し、前記受付手段で受け付けた機器の情報を前記記憶手段に記憶して、保守管理用の管理装置に通知するとよい。
従って、ネットワークを介して制御できない機器の保守、交換を受け付けることができ、これを管理装置に通知することができる。
上記会議環境管理システムにおいて、前記会議環境管理装置は、前記機器制御装置から通知される機器の使用情報を前記記憶手段に記憶し、機器の使用回数が耐用回数を超えた場合、又は機器の使用時間が耐用時間を超えた場合に、機器が使用不可能な状態にあると判定する判定手段を有し、前記判定手段で使用不可能な状態にあると判定された機器の情報を前記記憶手段に記憶し、保守管理用の管理装置に通知するとよい。
従って、機器が使用可能な状態にあるか否かを判定して、保守や交換を管理者に依頼することができる。
本発明の会議室選択方法は、会議に使用する会議室を選択するための選択条件の入力を受け付けるステップと、複数の会議室に備えられた機器に関する情報と、該機器が利用可能な状態にあるか否かを表す情報とを会議室ごとに記憶した記憶手段を参照して、前記選択条件に合致し利用可能な状態にある機器を備えた会議室を、使用候補として検出するステップと、を有している。
本発明によれば、会議の目的に応じて最適な会議環境を備えた会議室を検出することができる。
添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例を説明する。
図1に本実施例のシステム構成を示す。本システムは、会議環境管理装置10と、会議室予約装置30と、会議室制御装置35と、複数のユーザ端末40と、管理装置50とがネットワークに接続されている。
会議環境管理装置10は、図1に示すようにメッセージ送受信部11と、要求メッセージ解釈部12と、応答メッセージ作成部13と、会議環境情報管理部14と、会議環境情報蓄積部15と、保守定期判定部16と、代替方法記憶部17と、操作入力部18と、表示部19と、制御部20とを有している。制御部20は、会議環境情報蓄積部15以外の各部に接続されている。会議環境情報蓄積部15は、会議環境情報管理部14を介して情報の蓄積や、蓄積している情報の取り出しを行う。また、保守定期判定部16は、会議環境情報管理部14によって会議環境情報蓄積部15から取り出された情報を用いて、機器の保守が必要であるか否かを判定する。
メッセージ送受信部11は、ネットワークを介して会議室予約装置30、会議室制御装置35や、ユーザ端末40とメッセージの送受信を行う。
要求メッセージ解釈部12は、メッセージ送受信部11で受信したメッセージの内容を解析する。解釈したメッセージ内容は、制御部20に通知される。
応答メッセージ作成部13は、要求メッセージ解釈部12で解析した要求メッセージに対する応答メッセージを制御部20の制御に従って作成する。作成した応答メッセージは応答メッセージ作成部13から制御部20に出力され、メッセージ送受信部11を介して要求メッセージを送ってきた送信先の装置に出力される。
操作入力部18は、ネットワークを介した制御を行うことができない機器に故障が発生した場合に、ユーザがこの操作入力部18から故障した機器を指定する情報を入力する。会議環境管理装置10は、操作入力部18から入力した機器を指定する情報を会議環境情報蓄積部15に蓄積して、管理装置50に通知する。管理装置50は、このシステムの保守・管理を行う担当者の端末である。
表示部19は、受信した要求メッセージや、会議環境情報蓄積部15に蓄積された情報を表示することができる。
会議環境情報管理部14は、制御部20や保守定期判定部16の制御に従って、会議環境情報蓄積部15への会議環境情報の登録、更新、参照、削除を行う。
図2〜図4を参照しながら会議環境情報蓄積部15に保存される会議環境情報について説明する。会議環境情報は、図2〜図4に示すように管理テーブルに登録されて管理されている。
図2には、会議の目的と、目的ごとに必要な機器とを登録した第1管理テーブルの構成が示されている。
会議の目的は、例えは、報告/連絡型、判断/意思決定型、企画/検討型、説明/質疑応答型、問い合わせ/折衝型、調整/相談型などに分けられており、会議の目的に応じて、必要な機器が設定されている。例えば、判断/意思決定型の会議では、ディスプレイと、プロジェクタと、ホワイトボードと、レーザーポインターとが必須の機器として設定されており、その他にプリンタと、スキャナと、複数画面、カメラ、マイク、照明、持ち込みPCなどの統合環境がオプションで用意されているとよいという条件が設定されている。
また、図3には、会議室ごとに用意された機材の情報が登録された第2管理テーブルが示されている。
この第2管理テーブルでは、例えば、その会議室が置かれた拠点名と、場所・会議室名と、フロア情報と、内線番号と、適正人数と、利用料金と、管理する部門情報と、ディスプレイ、プロジェクタ、ホワイトボード、プリンタ、スキャナなどの機器に関する情報と、前述した統合環境に関する情報と、機器を制御する会議室制御装置の識別名称と、表示画面の画面数と、カメラと、録音設備の有無と、照明と、PCの持ち込みが可能であるか否かを示す情報と、複合機が設置されているか否かの情報と、レーザポインタの識別情報とが会議室ごとに記録され、管理されている。
図4には、会議室に設置された機器ごとの利用履歴と耐用基準とを管理する第3管理テーブルが示されている。
この管理テーブルでは、機器を識別するデバイス・サービス名(機器やサービスプログラムの名称)と、このデバイス・サービスの利用状態と、利用回数と、利用時間と、直近の利用終了日時と、前回のメンテナンス日時と、耐用時間と、耐用回数とが管理されている。
例えば、図4に示すディスプレイ001は、利用可能な状態にあり、155回、255時間利用され、直近の利用終了時間が2006年の3月26日の18時05であり、前回のメンテナンス日時が2006年の3月21日の18時05分であり、耐用時間が500時間、耐用回数が200回であることが記録されている。
なお、上述したサービスプログラムには、例えば、ビデオ入力切替えサービス、音声録音/動画像録画サービス、照明制御サービス、プリント/スキャンサービス、ドキュメント管理サービスなどが含まれる。ビデオ入力切替サービスは、会議室に設置された大型ディスプレイなど表示装置へのビデオ信号入力を外部からの指示によって切り替える機能を提供するサービスを指す(たとえば市販のビデオマトリクススイッチャの中で、シリアル信号の入力切替が可能なタイプを制御するためのサービスが該当する)。音声録音/録画サービスは、会議室に設置されたビデオレコーダ、オーディオレコーダなどを外部からの指示によって起動/停止する機能を提供するサービスを指す。照明制御サービスは、会議室の照明を、外部からの指示によってON/OFF/調光する機能を提供するサービスを指す。プリント/スキャンサービスは、外部からの指示によって任意のドキュメントをプリント/スキャンするサービスを指す。ドキュメント管理サービスは、外部からの指示によってデータベース上に格納されている任意のドキュメントをドキュメントの要求者を認証した上でアクセス権に従って取り出し、あるいは任意のドキュメントを要求者のアクセス権に従って格納する機能を提供するサービスを指す。
保守定期判定部16は、図4に示す第3管理テーブルを参照して、機器やサービスプログラムごとの利用履歴(利用回数、利用時間、保存したデータ)、前回のメンテナンスが行われた時期などの情報を取得し、保守、交換が必要な機器やサービスプログラムを特定する。
代替方法記憶部17には、故障等により利用できない機器、サービスプログラムがあるときに、その機器、サービスプログラムの代替として使用できる機器やサービスプログラムを記憶している。
図5には、代替方法記憶部17に記憶された第4管理テーブルの構成を示す。図5に示す第4管理テーブルには、対象の機器やサービスと、その機器やサービスが故障等で使用できないときに代替手段として設定された機器やサービスとが登録されている。
図5に示す第4管理テーブルでは、例えば、中井事業所の1階の会議室1に設置されたプロジェクタ001aの代替プロジェクタが、同じく中井事業所1階の会議室1に設置されたプロジェクタ001bであることが記録されている。
制御部20は、会議室予約装置30や会議室制御装置35からの要求メッセージを要求メッセージ解釈部12で解釈し、要求に対する応答を応答メッセージ作成部13で作成して、要求元の装置に送信する。
要求メッセージには、会議室予約装置30で入力した選択条件に合う会議室を選択する要求、会議室制御装置35から故障等で使用できない機器やサービスプログラムの情報を取得して、これを会議環境情報蓄積部15に蓄積する要求、会議室制御装置35が制御していた機器やサービスプログラムの使用情報を会議環境情報蓄積部15に蓄積する要求などがある。
制御部20は、これらの要求に従って選択条件に適した会議室のリストを会議室予約装置30に送信したり、使用できない機器やサービスプログラムの情報を会議環境情報蓄積部15に蓄積して、故障の発生を管理装置50に通知したり、会議室制御装置35が制御していた機器やサービスプログラムの使用履歴を更新したりする。
会議室予約装置30は、ユーザ端末40から入力した会議の日時、目的、人数等の会議室の選択条件を会議環境管理装置10に送信する。また、会議環境管理装置10から選択条件に合致する会議室のリストを受け取って、ユーザ端末40に通知する。
図6には、会議室予約装置30によってユーザ端末40に表示される選択条件の入力画面の一例を示す。図6に示すように、会議室の検索方法、ユーザID、会議室のある場所の区分、会議室の種類、会議の目的、利用人数、開始年月日、終了年月日などの項目が表示される。
図7には、ユーザ端末40に表示されるリストの一例を示す。このリストは、会議環境管理装置10によって検索されて会議室予約装置30に送信され、会議室予約装置30によってユーザ端末40に表示される。
図7に示すリストには、選択条件に合致する会議室名と、その会議室の場所と、会議の予約が可能な時間帯の情報とが記録されている。
ユーザは、図7に示すリストの中から、自身の希望に合う会議室を1つマウスで選択すると、図8に示すように選択された会議室の具備する機器、サービスプログラムが表示される。
会議室制御装置35は、会議室に備えられた機器やサービスプログラムを制御する装置である。
会議室制御装置35は、機器やサービスプログラムの制御が正常に終了すると、機器やサービスプログラムの制御をしていた時間情報を会議環境管理装置10に通知する。
また、会議室制御装置35は、ユーザから要求された機器やサービスプログラムが正常に動作しなかった場合には、故障の発生情報と、故障の発生した機器やサービスプログラムを特定する情報とを会議環境管理装置10に送信する。
図9に示すフローチャートを参照しながら会議室予約装置30を利用して会議室を予約するまでの手順を説明する。ユーザは、まずユーザ端末40を利用して、会議室予約装置30にアクセスする。会議室予約装置30は、ユーザ端末40からのアクセスを受け付けると(ステップS1/YES)、アクセスのあったユーザ端末40に図6に示す入力画面を表示し、会議の日時、目的、人数等の選択条件を入力させる(ステップS2)。
ユーザ端末40より会議の日時、目的、人数等の選択条件が入力されると、会議室予約装置30は入力された選択条件を会議環境管理装置10に送信し、会議環境管理装置10に選択条件に合致した会議室を検出させる(ステップ3)。選択条件に合致する会議室のリストが会議環境管理装置10から送信されると、会議室予約装置30は、取得したリストをユーザ端末40の表示画面に表示して、最適な会議室をユーザに選択させる(ステップS4)。
次に、図10に示すフローチャートを参照しながら入力された選択条件に合致する会議室を検索する会議環境管理装置10の制御部20の詳細について説明する。
会議室予約装置30から選択条件が送られると、制御部20は、まず、この選択条件として入力された会議目的に必要な機器、サービスプログラムを検出する(ステップS11)。制御部20は、図2に示す第1管理テーブルを参照して、目的の会議に必要な機器、サービスプログラムを検出する。
次に、制御部20は、図3に示す第2管理テーブルを参照して、必要な機器、サービスプログラムをすべて具備する会議室、または必要な機器、サービスプログムをほぼ備えた合致度の高い会議室を検出する(ステップS12)。
次に、制御部20は、検出した会議室の具備する機器、サービスプログラムの故障の有無を調べる。制御部20は、図4に示す第3管理テーブルの利用可能性の情報を参照して、該当機器又はサービスプログラムが利用可能な状態にあるか否かを判定する(ステップS13)。制御部20は、故障中であると判定された機器、サービスプログラムのうち、管理装置50に通知が必要な機器、サービスプログラムがあると、これを管理装置50に通知する。
次に、制御部20は、検出した会議室の具備する機器、サービスプログラムの保守の必要性を調べる。制御部20は、図4に示す第3管理テーブルの利用時間、利用回数と、耐用時間、耐用回数とを比較して、保守の必要性を判定する(ステップS14)。制御装置20は、保守が必要であると判定された機器、サービスプログラムのうち、管理装置50に通知が必要な機器、サービスプログラムがあると、これを管理装置50に通知する。
次に、制御部20は、選択条件との合致度が高く、故障、保守等の発生していない機器、サービスプログラムを含む会議室から順に会議室をソートする(ステップS15)。制御部20は、ソートした会議室情報を会議室予約装置30に通知する(ステップS16)。
このように複数の会議室に備えられた機器やサービスプログラムを、これらの機器やサービスプログラムが利用可能な状態にあるか否かを含めて会議環境情報蓄積部15に記憶しているので、選択条件に合致し、動作可能な機器を設置した会議室を簡単に選択することができる。
次に、図11に示すフローチャートを参照しながら会議室制御装置35から操作対象の機器やサービスプログラムの状態問い合わせを受け付けた時の制御部20の処理手順を説明する。
ユーザは、会議室制御装置35の制御によって会議室内の機器、サービスプログラムを利用する。
会議室制御装置35は、制御を開始する前に、会議環境管理装置10に操作対象の機器やサービスプログラムの状態を問い合わせる(ステップS21)。制御部20は、問い合わせのあった機器やサービスプログラムが利用不可の状態であった場合には(ステップS22/NO)、代替手段があるか否かを代替方法記憶部17を参照して判定する。制御部20は、制御対象の機器、サービスプログラムの代替手段が代替方法記憶部17に登録されていた場合には(ステップS23/YES)、検出した代替手段と、この代替手段を用いた再制御の要求を会議室制御装置35に通知する(ステップS24)。また、制御部20は、制御対象の機器、サービスプログラムの代替手段が代替方法記憶部17に登録されていなかった場合には(ステップS23/NO)、制御対象の機器が利用不可能であることを会議室制御装置35に通知する(ステップS25)。
また、制御対象の機器、又はサービスプログラムの利用が可能な状態であった場合には(ステップS22/YES)、制御対象の機器やサービスプログラムに応答要求を出力し、実際に制御可能な状態にあるか否かを判定する(ステップS26)。制御対象の機器やサービスプログラムからの応答があった場合には(ステップS26/YES)、制御部20は応答があったことを会議環境情報蓄積部15に蓄積して(ステップS28)、応答の有無を会議室制御装置35に通知する(ステップS29)。また、制御対象の機器やサービスプログラムから応答がなかった場合には(ステップS26/NO)、制御部20は応答がなかったことを会議環境情報蓄積部15に蓄積して(ステップS28)、応答の有無を会議室制御装置35に通知する(ステップS29)。
このように代替方法記憶部17に機器やサービスプログラムの代替手段を登録しておくことで、機器が故障したときに、代替手段を簡単に選択することができる。
次に、図12に示すフローチャートを参照しながら、ネットワークを介して制御、アクセスのできない機器、サービスの状態を管理する手順を説明する。
ネットワークを介しての制御、アクセスのできない機器、サービスプログラムの状態を、ユーザが、ユーザ端末40より会議環境管理装置10にアクセスして入力する。また、ユーザは、直接会議環境管理装置10の操作入力部18より入力してもよい。入力された情報は制御部20の制御により会議環境情報蓄積部15に蓄積される。また、制御部20は、登録された情報を予め設定された保守担当の管理装置50に通知する。また、制御部20は、保守、交換が必要な機器やサービスがあることを表示画面に表示させる。保守担当者の保守が終了すると、制御部20は、保守の結果を会議環境情報蓄積部15に登録する。図13に、ユーザ端末40に表示される制御、アクセスのできない機器、サービスプログラムの入力画面の一例を示す。
ユーザは、ユーザ端末40より会議環境管理装置10にアクセスし、保守・交換の必要となった機器やサービスプログラムを登録する。制御部20は、ユーザ端末40からアクセスを受け付けると(ステップS31)、このユーザ端末40から入力される保守、交換が必要な機器やサービスプログラムの情報を取得する(ステップS32)。制御部20は、取得した機器やサービスプログラムの情報を会議環境情報蓄積部15に蓄積する(ステップS33)。また、制御部20は、ユーザによって登録された情報を、予め設定された保守担当者の管理装置50に通知する(ステップS34)。さらに、制御部20は、保守、交換が必要な機器を表示部19の制御画面に表示させる(ステップS35)。図14に、会議環境管理装置10の表示部19に表示される表示の一例を示す。故障や、保守、交換が必要な機器が判るような表示が採用される。
次に、図15に示すフローチャートを参照しながら保守、交換が終了した後の手順を説明する。
保守担当者は、保守、交換が終了すると会議環境管理装置10にアクセスし、保守、交換の終了した機器、サービスプログラムの情報を更新する。会議環境管理装置10の制御部20は、ユーザ端末40から保守、交換の終了した機器、サービスプログラムの情報を取得すると(ステップS41/YES)、取得した機器やサービスプログラムの情報を会議環境情報蓄積部15に保存する(ステップS42)。また、制御部20は、表示部19に表示している保守、交換が必要な機器、サービスプログラムを元の状態に戻し(ステップS43)、保守、交換が終了したことを表示部19に表示する。
次に、図16に示すフローチャートを参照しながら、図1に示す保守定期判定部16の処理手順を説明する。
保守定期判定部16は、定期点検の時期となると(ステップS51/YES)、会議環境情報蓄積部15を参照して、会議環境情報蓄積部15に登録されている機器、サービスプログラムの利用履歴と耐用条件とを照合する(ステップS52)。
保守定期判定部16は、対象の機器、サービスプログラムの利用回数が当該機器、サービスプログラムの耐用回数を超えているか否かを判定する(ステップS53)。対象の機器、サービスプログラムの利用回数が耐用回数を超えている場合には(ステップS53/YES)、保守定期判定部16は、保守、交換の必要な機器又はサービスプログラムとして制御部20に通知する。制御部20は、保守定期判定部16から通知された保守、交換の必要な機器、サービスを管理装置50に通知する(ステップS55)。
また、対象の機器、サービスプログラムの利用回数が耐用回数を超えていなかった場合には(ステップS53/NO)、保守定期判定部16は、対象の機器、サービスプログラムの利用時間が当該機器、サービスプログラムの耐用時間を超えているか否かを判定する(ステップS54)。対象の機器、サービスプログラムの利用時間が耐用時間を超えている場合には(ステップS54/YES)、保守定期判定部16は、保守、交換の必要な機器又はサービスプログラムとして制御部20に通知する。制御部20は、保守定期判定部16から通知された保守、交換の必要な機器、サービスを管理装置50に通知する(ステップS55)。
以上の処理を、保守定期判定部16は会議環境情報蓄積部15に登録したすべての機器、サービスプログラムについて行う。保守定期判定部16は会議環境情報蓄積部15に登録したすべての機器、サービスプログラムについて上述したチェックを終了すると(ステップS56/YES)、この処理を終了する。
図17には、保守、交換の必要な機器、サービスプログラムを検出したときに、会議環境管理装置10から管理装置50に通知されるメッセージの一例を示す。保守が必要な機器やサービスプログラムを識別する情報と、この機器やサービスプログラムに必要な作業とが表記される。
上述した実施例は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
システム構成を示すブロック図である。 会議の種別と、種別ごとに必要な機器とを管理するテーブルの構成を示す図である。 各会議室に設置された機器やサービスプログラムを管理する管理テーブルの構成を示す図である。 機器やサービスプログラムの利用履歴と耐用基準とを管理する管理テーブルの構成を示す図である。 代替機器を管理する管理テーブルの構成を示す図である。 会議室予約装置によってユーザ端末に表示される入力画面の一例を示す図である。 選択条件に合致する会議室のリストを示す図である。 図7に示す各会議室を選択することでユーザ端末に表示される表示画面の一例であり、該当の会議室が備える機器やサービスプログラムを示す図である。 会議室予約装置の処理手順を示すフローチャートである。 入力された選択条件に合致する会議室を検出する制御部の処理手順を示すフローチャートである。 使用中に応答しなくなった機器やサービスプログラムを検出した場合の制御部の処理手順を示すフローチャートである。 ネットワークを介した制御ができない機器、サービスプログラムの状態を管理する制御部の処理手順を示すフローチャートである。 保守、交換を要求する機器、サービスプログラムを設定する画面の一例を示す図である。 故障等により使用できない機器やサービスプログラムを示す表示画面の一例を示す図である。 保守、交換の終了した機器、サービスプログラムの情報を更新する処理を示すフローチャートである。 保守定期判定部の処理手順を示すフローチャートである。 保守、交換の必要な機器、サービスプログラムを検出したときに、会議環境管理装置の表示部に表示される情報を示す図である。
符号の説明
10 会議環境管理装置
11 メッセージ送受信部
12 要求メッセージ解釈部
13 応答メッセージ作成部
14 会議環境情報管理部
15 会議環境情報蓄積部
16 保守定期判定部
17 代替方法記憶部
18 操作入力部
19 表示部
20 制御部
30 会議室予約装置
35 会議室制御装置
40 ユーザ端末
50 管理装置

Claims (11)

  1. 複数の会議室に備えられた機器に関する情報と、該機器が利用可能な状態にあるか否かを表す情報とを会議室ごとに記憶した記憶手段と、
    会議に使用する会議室を選択するための選択条件の入力を受け付ける条件受付手段と、
    前記記憶手段を参照して、前記選択条件に合致し利用可能な状態にある機器を備えた会議室を、使用候補として検出する制御手段と、を有することを特徴とする会議環境管理装置。
  2. 前記記憶手段は、機器が故障したときの代替機器を記憶しており、
    前記制御手段は、機器に故障が発生すると、前記記憶手段に記憶した代替機器を前記故障が発生した機器の代わりに選択することを特徴とする請求項1記載の会議環境管理装置。
  3. 保守又は交換の必要な機器を指定する情報の入力を受け付ける受付手段を有し、
    前記制御手段は、前記受付手段で受け付けた機器の情報を前記記憶手段に記憶させ、保守管理用の管理装置に通知することを特徴とする請求項1又は2記載の会議環境管理装置。
  4. 会議室に備えられた機器を制御する機器制御装置から通知される機器の使用情報を前記記憶手段に記憶し、機器の使用回数が耐用回数を超えた場合、又は機器の使用時間が耐用時間を超えた場合に、機器が使用不可能な状態にあると判定する判定手段を有し、
    前記制御手段は、前記判定手段で使用不可能な状態にあると判定された機器の情報を前記記憶手段に記憶させ、保守管理用の管理装置に通知することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の会議環境管理装置。
  5. 会議に使用する会議室を選択するための選択条件の入力を受け付けて、前記選択条件に合致する会議室を問い合わせる会議室予約装置と、
    複数の会議室に備えられた機器に関する情報と、該機器が利用可能な状態にあるか否かを表す情報とを会議室ごとに記憶した記憶手段と、前記会議室予約装置からの問い合わせに対して前記記憶手段を参照し、前記選択条件に合致し利用可能な状態にある機器を備えた会議室を検出する制御手段とを有する会議環境管理装置と、
    を有することを特徴とする会議環境管理システム。
  6. 会議室に備えられた機器を制御する機器制御装置を有し、
    前記機器制御装置は、故障した機器を検出すると、該機器に故障が発生したことを前記会議環境管理装置に通知して前記記憶手段に記憶させると共に、前記会議環境管理装置によって前記機器の故障を保守管理用の管理装置に通知させることを特徴とする請求項5記載の会議環境管理システム。
  7. 前記会議環境管理装置は、故障の発生した機器を識別するための識別情報を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項6記載の会議環境管理システム。
  8. 前記記憶手段は、機器が故障したときの代替機器を記憶しており、
    前記会議環境管理装置は、前記機器制御装置の制御する機器に故障が発生すると、該故障した機器に設定された代替機器を、前記機器制御装置に通知することを特徴とする請求項6記載の会議環境管理システム。
  9. 前記会議環境管理装置は、保守又は交換の必要な機器を指定する情報の入力を受け付ける受付手段を有し、前記受付手段で受け付けた機器の情報を前記記憶手段に記憶して、保守管理用の管理装置に通知することを特徴とする請求項5から8のいずれか一項記載の会議環境管理システム。
  10. 前記会議環境管理装置は、前記機器制御装置から通知される機器の使用情報を前記記憶手段に記憶し、機器の使用回数が耐用回数を超えた場合、又は機器の使用時間が耐用時間を超えた場合に、機器が使用不可能な状態にあると判定する判定手段を有し、
    前記判定手段で使用不可能な状態にあると判定された機器の情報を前記記憶手段に記憶し、保守管理用の管理装置に通知することを特徴とする請求項6記載の会議環境管理システム。
  11. 会議に使用する会議室を選択するための選択条件の入力を受け付けるステップと、
    複数の会議室に備えられた機器に関する情報と、該機器が利用可能な状態にあるか否かを表す情報とを会議室ごとに記憶した記憶手段を参照して、前記選択条件に合致し利用可能な状態にある機器を備えた会議室を、使用候補として検出するステップと、を有することを特徴とする会議室選択方法。
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