JP2008305481A - 対物レンズアクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】対物レンズアクチュエータに加わる機械的衝撃の緩和を図る。
【解決手段】ベース部材4に設けた一対のストッパ部41,41は、各先端部に係止片41aを有し、筒状のレンズホルダ2内に向けて立設するように設けられている。
レンズホルダ2は、サスペンシヨンワイヤ3を介してベース部材4に弾性支持されるが、レンズホルダ2の内側底縁部21に、ベース部材4のストッパ部41,41が遊挿可能な開口部21aが設けられている。
機械的衝撃が加えられレンズホルダ2が過動しようとしても、係止片41aがレンズホルダ2の内側底縁部21に係止し、またストッパ部41,41自体がレンズホルダ2内壁に係止するので、簡単かつコンパクトな構成により、レンズホルダの可動量を的確に規制し、信頼性の高い対物レンズアクチュエータを提供できる。
【選択図】図3
【解決手段】ベース部材4に設けた一対のストッパ部41,41は、各先端部に係止片41aを有し、筒状のレンズホルダ2内に向けて立設するように設けられている。
レンズホルダ2は、サスペンシヨンワイヤ3を介してベース部材4に弾性支持されるが、レンズホルダ2の内側底縁部21に、ベース部材4のストッパ部41,41が遊挿可能な開口部21aが設けられている。
機械的衝撃が加えられレンズホルダ2が過動しようとしても、係止片41aがレンズホルダ2の内側底縁部21に係止し、またストッパ部41,41自体がレンズホルダ2内壁に係止するので、簡単かつコンパクトな構成により、レンズホルダの可動量を的確に規制し、信頼性の高い対物レンズアクチュエータを提供できる。
【選択図】図3
Description
本発明は、光ディスクへの情報の記録、再生あるいは書き換え等を行う装置に搭載される対物レンズアクチュエータの改良に関する。
光ディスクへの情報の記録、再生あるいは書き換え等を行う装置では、光ビームが対物レンズを介して情報トラックに集光照射されるが、対物レンズアクチュエータは、情報トラックにおけるフォーカス方向、およびトラッキング方向(すなわち、ラジアル方向)に対する光ビーム集光照射の位置制御を行うものである。
対物レンズアクチュエータは、対物レンズが筒状のレンズホルダに搭載されるとともに、そのレンズホルダは、配線をも兼ねた複数本のサスペンションワイヤ(線状の板ばねからなる弾性支持体)を介してベース部材に弾性支持され、対物レンズの光軸における焦点位置がフォーカス方向Fおよびトラッキング方向Tに移動可能に構成されている。
なお、レンズホルダには、回路基板等を介して角枠状のフォーカスコイルと扁平状のトラッキングコイル等が配設され、ベース部材には磁石が固定されている。したがって、フォーカスコイルおよびトラッキングコイルへの電流制御により、フレミングの左手の法則に則った各コイルと磁石との間の協働動作が作用し、対物レンズに対するフォーカス方向Fおよびトラッキング方向Tへのサーボ制御が行われる。
対物レンズアクチュエータは、対物レンズが筒状のレンズホルダに搭載されるとともに、そのレンズホルダは、配線をも兼ねた複数本のサスペンションワイヤ(線状の板ばねからなる弾性支持体)を介してベース部材に弾性支持され、対物レンズの光軸における焦点位置がフォーカス方向Fおよびトラッキング方向Tに移動可能に構成されている。
なお、レンズホルダには、回路基板等を介して角枠状のフォーカスコイルと扁平状のトラッキングコイル等が配設され、ベース部材には磁石が固定されている。したがって、フォーカスコイルおよびトラッキングコイルへの電流制御により、フレミングの左手の法則に則った各コイルと磁石との間の協働動作が作用し、対物レンズに対するフォーカス方向Fおよびトラッキング方向Tへのサーボ制御が行われる。
上記構成からなる対物レンズアクチュエータにおけるフォーカス方向Fおよびトラッキング方向Tへの調整制御時において、もしも予想外の機械的衝撃、すなわち機械的外乱が加えられ、サスペンションワイヤで弾性支持されたレンズホルダが過度に移動してしまうと、サーボ系が乱れて、光ビームが光ディスクの情報トラック上に的確に集光されないだけではなく、飛び出したレンズホルダが光ディスクを傷つけ、レンズホルダ自体も搭載したコイルや基板に損傷を受けてしまう恐れがある。
また、通常の使用時における光ビームの調整制御の時以外であっても、弾性支持されたレンズホルダは過剰に移動しやすいので、例えば装置の組立てや搬送移動時における落下や振動等により予期しない機械的衝撃が加わった場合でも、レンズホルダのみならず、サスペンションワイヤの断線や特性変化等をも引き起こす恐れもある。
また、通常の使用時における光ビームの調整制御の時以外であっても、弾性支持されたレンズホルダは過剰に移動しやすいので、例えば装置の組立てや搬送移動時における落下や振動等により予期しない機械的衝撃が加わった場合でも、レンズホルダのみならず、サスペンションワイヤの断線や特性変化等をも引き起こす恐れもある。
そこで、機械的外乱による損傷等の発生を防ぐため、ベース部材の基端部に折り曲げ加工されたストッパ部材を設け、そのストッパ部材と組み合うようにレンズホルダの端部の形状を成型加工することで、フォーカス方向Fおよびトラッキング方向Tでのレンズホルダの可動範囲を規制する方法が提案されている。(特許文献1参照)。
特開2000−18226号公報
上記のように、従来の対物レンズアクチュエータにおいて、フォーカス方向Fあるいはトラッキング方向Tにおけるレンズホルダの可動範囲を規制し、衝撃的な外乱による光ディスク面やレンズホルダ自体が損傷するのを防ぐために、ベース部材の基端部に別途ストッパ部材を設け、レンズホルダの端部を成型加工して、フォーカス方向Fあるいはトラッキング方向Tにおける可動範囲を規制する方法が提案されている。
しかしながら、上記従来の対物レンズアクチュエータによれば、構造上、ストッパ部材をベース部材の基端部側に新たに追加することになるので、ベース部材の基端部における構造の複雑化は避けられず、またベース部材自体の基端部方向の長さ形状も大となるという欠点があった。
また、フォーカス方向Fおよびトラッキング方向Tへの可動範囲の規制が適正に行われるためには、レンズホルダ側の端部も、ストッパ部材の形状に合わせた特殊な形状を精度良く加工する必要があり、製造組立てに高度な技術を要するという問題があった。
しかしながら、上記従来の対物レンズアクチュエータによれば、構造上、ストッパ部材をベース部材の基端部側に新たに追加することになるので、ベース部材の基端部における構造の複雑化は避けられず、またベース部材自体の基端部方向の長さ形状も大となるという欠点があった。
また、フォーカス方向Fおよびトラッキング方向Tへの可動範囲の規制が適正に行われるためには、レンズホルダ側の端部も、ストッパ部材の形状に合わせた特殊な形状を精度良く加工する必要があり、製造組立てに高度な技術を要するという問題があった。
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ベース部材の基端部側における形状・構造には手を加えることなく、簡単な構成により、レンズホルダにおける可動量を的確に規制可能な対物レンズアクチュエータを提供することを目的とする。
本発明は、ベース部材が、サスペンションワイヤを介して筒状のレンズホルダを支持するように構成された対物レンズアクチュエータにおいて、前記ベース部材は、先端部に係止片を有して筒状の前記レンズホルダ内に向けて対向立設する一対のストッパ部を設け、
前記レンズホルダは、前記一対のストッパ部を遊挿可能な開口部を内側底縁部に設けたことを特徴とする。
前記レンズホルダは、前記一対のストッパ部を遊挿可能な開口部を内側底縁部に設けたことを特徴とする。
上記のように、本発明に係る対物レンズアクチュエータによれば、先端部に係止片を有して筒状のレンズホルダ内に向けて立設する一対のストッパ部をベース部材に設け、レンズホルダは、一対のストッパ部を遊挿可能な開口部を内側底縁部に設けたので、簡単かつコンパクトな構成により、レンズホルダの可動量は的確に規制され、信頼性の高い対物レンズアクチュエータを提供することができる。
以下、本発明に係る対物レンズアクチュエータの一実施例を図1ないし図6を参照して以下詳細に説明する。
図1は本発明に係る対物レンズアクチュエータの一実施例を示した斜視図、図2は図1に示した対物レンズアクチュエータの平面図、図3は図2のA−A矢視断面図である。
この実施例に係る対物レンズアクチュエータは、図1に示したように、対物レンズ1と、その対物レンズ1を搭載し筒状体からなるレンズホルダ2と、そのレンズホルダ2を収容し、サスペンションワイヤ(弾性支持体)3を介してレンズホルダ2を弾性支持するように配置されたベース部材4とから構成されている。なお、この実施例のレンズホルダ2は、図示のように、前後面において各3本ずつ計6本のサスペンションワイヤ3がゲルホルダ3aを介してベース部材4に支持されている。
図1は本発明に係る対物レンズアクチュエータの一実施例を示した斜視図、図2は図1に示した対物レンズアクチュエータの平面図、図3は図2のA−A矢視断面図である。
この実施例に係る対物レンズアクチュエータは、図1に示したように、対物レンズ1と、その対物レンズ1を搭載し筒状体からなるレンズホルダ2と、そのレンズホルダ2を収容し、サスペンションワイヤ(弾性支持体)3を介してレンズホルダ2を弾性支持するように配置されたベース部材4とから構成されている。なお、この実施例のレンズホルダ2は、図示のように、前後面において各3本ずつ計6本のサスペンションワイヤ3がゲルホルダ3aを介してベース部材4に支持されている。
対物レンズ1は、図1に示したように、その光軸Z方向に集光して、不図示の光ディスクに光ビームを照射し、対物レンズ1を搭載したレンズホルダ2は、対物レンズ1の光軸Zが、光ディスク面に対し鉛直なフォーカス方向F(図示矢印F)およびトラッキング方向T(図示矢印Tで示すラジアル方向:ディスクの半径方向)の双方に移動調整できるように弾性支持されている。
なお、図2の平面図および図3のA−A矢視断面図にも示したように、レンズホルダ2には、フォーカス方向に駆動する角枠状のフォーカスコイル51とトラッキング方向に駆動する扁平状のトラッキングコイル52と、さらにチルト方向に駆動するチルトコイル53等が配設され、サスペンションワイヤ3および回路基板を介して通電制御されるように構成されている。
なお、図2の平面図および図3のA−A矢視断面図にも示したように、レンズホルダ2には、フォーカス方向に駆動する角枠状のフォーカスコイル51とトラッキング方向に駆動する扁平状のトラッキングコイル52と、さらにチルト方向に駆動するチルトコイル53等が配設され、サスペンションワイヤ3および回路基板を介して通電制御されるように構成されている。
またベース部材4には磁石6,6が固定され、フォーカスコイル51やトラッキングコイル52等が配置されている空間に磁界が形成され、この磁界をフォーカスコイル51やトラッキングコイル52等が横切っている。フォーカスコイル51やトラッキングコイル52等に対する電流制御により、フレミングの左手の法則に則った各コイルと磁石6,6との間の協働作用により、対物レンズ1に対するサーボ制御、すなわちフォーカス調整やトラッキング調整が可能である。
図4は、サスペンションワイヤ3に支持されたレンズホルダ2が、ベース部材4上に収納される様子を模式的に示した分解斜視図である。図3および図4に示したように、ベース部材4には、筒状のレンズホルダ2に遊挿される一対のストッパ部材41,41が、トラッキング方向Tに間隔を有しつつ、光軸Zを中心とした対称位置でかつ対物レンズ1における光ディスクへの集光照射を妨げない位置に対向立設されている。
また、対向立設された一対のストッパ部材41,41の各先端部には、図示のようにトラッキング方向Tとフォーカス方向Fとの双方に直交する方向(すなわち、タンジェンシヤル方向)に向け、係止片41aが突出して形成されている。この係止片41aを含むストッパ部材41のタンジェンシヤル方向の全長をXとする。レンズホルダ2のやや肉厚に形成された内側底縁部21には、全長Xの係止片41aがかろうじて貫通可能なだけの長さY(Y>X)の開口部2a,2aが設けられている。なお、ストッパ部材41,41は、ベース部材4に個別に取り付けても良く、またプレス加工、一体成形等により、ベース部材4と一体構成で製造しても良い。
また、図3に示したように、レンズホルダ2には、後述するように、レンズホルダ2自体が何らかの原因により、フォーカス方向Fで図示下方向に過剰に移動しようとしたとき、レンズホルダ2が一対のストッパ部材41,41の上端面に当接して停止するように係止部材22,22が設けられている。そこで、図4の分解斜視図にも示したように、レンズホルダ2がベース部材4内に嵌め込み収容されるとき、立設されたストッパ部材41,41はレンズホルダ2の開口部2a,2aを通して筒状内に挿入される。
したがって、ストッパ部材41,41が開口部2a,2aを通して、レンズホルダ2の筒状内に一旦嵌め込み遊挿された後は、ストッパ部材41,41の先端部で突出した係止片41aが、レンズホルダ2の内側底縁部21の上面21aに当接するので、レンズホルダ2はベース部材4から容易に抜け出ないように構成されている。
したがって、ストッパ部材41,41が開口部2a,2aを通して、レンズホルダ2の筒状内に一旦嵌め込み遊挿された後は、ストッパ部材41,41の先端部で突出した係止片41aが、レンズホルダ2の内側底縁部21の上面21aに当接するので、レンズホルダ2はベース部材4から容易に抜け出ないように構成されている。
上記構成からなる本実施例に係る対物レンズアクチュエータが、何らかの機械的衝撃の外乱を受けたときのストッパ部材41,41の作用を、図5および図6を参照して以下説明する。図5は図2のA−A矢視断面図で図3に対応したものであり、図6は図2のB−B矢視断面図である。なお、図5および図6は、機械的衝撃を受けて変位するレンズホルダ2の位置と、ストッパ部材41,41を設けたベース部材4との間の位置関係を説明するための説明図であるので、便宜上、主要な構成のみを示している。
図5(a)は、図3に対応したものであり、レンズホルダ2は所定の適正な位置に位置していて、ベース部材4(ストッパ部材41,41)との間では何ら干渉していない状態を示している。
そこで、対物レンズアクチュエータに対し、何らかの機械的外乱が加わり、サスペンションワイヤ3に弾性支持されたレンズホルダ2が、図5(b)に示したように、矢印Z1方向(フォーカス方向Fを下方)に過剰に下降移動しようとすると、レンズホルダ2の係止部材22,22は、ストッパ部材41,41の上端面に当接し、レンズホルダ2がそれ以上降下するのは規制され、大きな衝撃を受けるのを回避することができる。
そこで、対物レンズアクチュエータに対し、何らかの機械的外乱が加わり、サスペンションワイヤ3に弾性支持されたレンズホルダ2が、図5(b)に示したように、矢印Z1方向(フォーカス方向Fを下方)に過剰に下降移動しようとすると、レンズホルダ2の係止部材22,22は、ストッパ部材41,41の上端面に当接し、レンズホルダ2がそれ以上降下するのは規制され、大きな衝撃を受けるのを回避することができる。
また、同様に、対物レンズアクチュエータに対し、何らかの機械的外乱が加わり、サスペンションワイヤ3に弾性支持されたレンズホルダ2が、図5(c)に示したように、矢印Z2方向(フォーカス方向Fを上方)に過剰に上昇移動しようとすると、ストッパ部材41,41に突出形成された係止片41a,41aがレンズホルダ2の内側底縁部21の上面21aに当接するので、その移動は規制され、レンズホルダ2が光ディスクあるいは梱包部材等に激突して破損し、あるいは、サスペンションワイヤ3が損傷するのを回避できる。
このように、この実施例の対物レンズアクチュエータは、上下方向(対物レンズ1の光軸Z方向)に作用する機械的衝撃が加わり、レンズホルダ2が大きく上下動しようとしても、ストッパ部材41,41と係止部材22,22あるいはレンズホルダ2の内側底縁部21の存在により、レンズホルダ2における過剰な移動は回避され、光ディスクやレンズホルダ2自体はもとより、サスペンションワイヤ3やレンズホルダ2に搭載の回路基板やコイル等の損傷を防ぐことができる。
なお、上記実施例の説明において、係止部材22,22は、レンズホルダ2の下降を規制するものであるが、もともとレンズホルダ2とベース部材4の底部との間にそれほど大きな間隔がない場合には、ベース部材4の底部自体がレンズホルダ2の下降を規制する役割をも兼ねることができるので、その場合は、係止部材22,22を省略しても良い。また、係止部材22,22は、いずれか一方だけ設けるようにしても良い。
なお、上記実施例の説明において、係止部材22,22は、レンズホルダ2の下降を規制するものであるが、もともとレンズホルダ2とベース部材4の底部との間にそれほど大きな間隔がない場合には、ベース部材4の底部自体がレンズホルダ2の下降を規制する役割をも兼ねることができるので、その場合は、係止部材22,22を省略しても良い。また、係止部材22,22は、いずれか一方だけ設けるようにしても良い。
次に、図6(a)は図2のB−B矢視断面図で、サスペンシヨンワイヤ3に弾性支持されレンズホルダ2は、所定の適正位置にあって、レンズホルダ2とベース部材4(ストッパ部材41,41)との間では何の干渉も生じていない状態を示している。
対物レンズアクチュエータに対し、何らかの機械的外乱が加わり、サスペンションワイヤ3に弾性支持されレンズホルダ2が、図6(b)に示したように、図示矢印T1(右)方向に過剰に移動しようとすると、ベース部材4の図示左側のストッパ部材41に筒状のレンズホルダ2の内壁面が当接して停止するので、レンズホルダ2の右方向への過剰な移動を防ぐことができる。
対物レンズアクチュエータに対し、何らかの機械的外乱が加わり、サスペンションワイヤ3に弾性支持されレンズホルダ2が、図6(b)に示したように、図示矢印T1(右)方向に過剰に移動しようとすると、ベース部材4の図示左側のストッパ部材41に筒状のレンズホルダ2の内壁面が当接して停止するので、レンズホルダ2の右方向への過剰な移動を防ぐことができる。
また、図6(c)に示したように、対物レンズアクチュエータに対し、何らかの機械的外乱が加わり、サスペンションワイヤ3に弾性支持されレンズホルダ2が、矢印T2(左)方向に過剰に移動しようとすると、ベース部材4の図示右側のストッパ部材41に筒状のレンズホルダ2の内壁面が当接して停止するので、レンズホルダ2の左方向への過剰な移動を防ぐことができる。
このように、この実施例の対物レンズアクチュエータに機械的衝撃が加わり、レンズホルダ2がトラッキングT方向に大きく揺れ動こうとしても、ストッパ部材41,41はレンズホルダ2の内壁面に当接してその動きが規制されるので、前述のフォーカス方向への過剰な移動防止と同様に、サスペンションワイヤ3やレンズホルダ2に搭載の回路基板やコイル等の損傷を防ぐことができる。
なお、上記実施例の説明において、ストッパ部材41,41は筒状のレンズホルダ2の内壁面に当接するものとして説明したが、ストッパ部材41,41が遊挿されているレンズホルダ2の内側底縁部21の内壁面に当接するように構成しても良い。
なお、上記実施例の説明において、ストッパ部材41,41は筒状のレンズホルダ2の内壁面に当接するものとして説明したが、ストッパ部材41,41が遊挿されているレンズホルダ2の内側底縁部21の内壁面に当接するように構成しても良い。
上記説明のように、この実施例によれば、ベース部材4は、間隔を有して対向し、先端部に係止片41aを有して筒状のレンズホルダ2内に向けて立設する一対のストッパ部41,41を備えるとともに、レンズホルダ2には、一対のストッパ部41,41を遊挿可能な開口部21a,21aを内側底縁部21に設けたので、簡単かつコンパクトな構成により、レンズホルダ2の過剰な移動を的確に規制し、サスペンションワイヤ3はもとより、レンズホルダ2の損傷を回避して、信頼性の高い対物レンズアクチュエータを提供できる。
1 対物レンズ
2 レンズホルダ
21 内側底縁部
21a 開口部
22 係止部材
3 サスペンションワイヤ
4 ベース部材
41 ストッパ部
41a 係止片
2 レンズホルダ
21 内側底縁部
21a 開口部
22 係止部材
3 サスペンションワイヤ
4 ベース部材
41 ストッパ部
41a 係止片
Claims (4)
- ベース部材が、サスペンションワイヤを介して筒状のレンズホルダを支持するように構成された対物レンズアクチュエータにおいて、
前記ベース部材は、先端部に係止片を有して筒状の前記レンズホルダ内に向けて対向立設する一対のストッパ部を有し、
前記レンズホルダは、前記一対のストッパ部を遊挿可能な開口部を内側底縁部に有していることを特徴とする対物レンズアクチュエータ。 - 前記一対のストッパ部の係止片は、前記レンズホルダの内側底縁部に当接して係止可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の対物レンズアクチュエータ。
- 前記レンズホルダは、前記ストッパ部の上端面に対向して位置する係止部材を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の対物レンズアクチュエータ。
- 前記ベース部材は、前記一対のストッパ部と一体構成としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1項に記載の対物レンズアクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007150860A JP2008305481A (ja) | 2007-06-06 | 2007-06-06 | 対物レンズアクチュエータ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011003240A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Alpine Electronics Inc | 光ピックアップのレンズ駆動装置 |
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2007
- 2007-06-06 JP JP2007150860A patent/JP2008305481A/ja active Pending
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