JP2008305233A - 情報処理装置、情報処理方法、記憶媒体、プログラム - Google Patents
情報処理装置、情報処理方法、記憶媒体、プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 出力される画像データのページ更新に適応して付加すべき文書データを取得して、各ページの画像データに文書データを統合した出力データを作成することである。
【解決手段】 PC213から取得する画像データをページ単位にプロジェクタ214に出力する場合に、操作部140から画像データに対するページ更新要求を受け付ける。その際、コントローラユニット30は、表示していたページに対応してPC212で作成された文書データを取得する。そして、操作部140からの印刷要求を受け付けた場合に、各ページの画像データに対応する文書データをレイアウトしてプリンタ部20から文書データ付きの画像データとして出力する構成を特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 PC213から取得する画像データをページ単位にプロジェクタ214に出力する場合に、操作部140から画像データに対するページ更新要求を受け付ける。その際、コントローラユニット30は、表示していたページに対応してPC212で作成された文書データを取得する。そして、操作部140からの印刷要求を受け付けた場合に、各ページの画像データに対応する文書データをレイアウトしてプリンタ部20から文書データ付きの画像データとして出力する構成を特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、会議資料を作成する情報処理装置に関するものである。
従来、会議システムについては、例えば下記特許文献1、2が公開されている。特許文献1では、音声とグラフィックデータを用いた通信会議装置において、会議前又は会議開始時に、該会議に関する各種パラメータが入力されると、該会議パラメータを記憶することが記載されている。
そして、特許文献1には、会議終了時に議事録作成アプリケーションが起動されると、会議開始時に記憶した会議パラメータを自動的に議事録フォーマットに書き込むことが記載されている。
また、特許文献2には、会議の進行に従ってマイクロフォンの音声に従って、あらかじめ決められたキーワードが入力された場合には、そのキーワードを文字に変換することが記載されている。
特開平7−23119号公報
特開平5−266084号公報
しかしながら、上記音声とグラフィックデータを用いた従来の通信会議装置では、音声とグラフィックデータに基づいて、会議で取り上げられた項目について議事録を所定のフォーマットで作成するためのデータ作成をしているに過ぎない。
したがって、事前の会議資料に対して、別途記録している議事録の情報と連携して、前記会議資料に逐次的に議事録の情報を追加することはできません。即ち、会議中に、発表している会議資料にその都度議事録データの情報を付加しながら管理して、出力することはできない。
したがって、事前の会議資料に対して、別途記録している議事録の情報と連携して、前記会議資料に逐次的に議事録の情報を追加することはできません。即ち、会議中に、発表している会議資料にその都度議事録データの情報を付加しながら管理して、出力することはできない。
以下、情報処理装置にインストールされているプレゼンテーションソフトウエアを起動して情報処理を行う場合の課題について説明する。
なお、プレゼンテーションデータとは、情報処理装置のオペレーティングシステムが管理するプレゼンテーションソフトウエアで利用可能なデータや、作成されたデータが含まれる。
ここで、複数ページのプレゼンテーションデータを切り替えながら会議出席者(ユーザ)が順次発表するような場合を想定してみると、以下のような問題が発生する。
例えば会議途中で参加したユーザがいた場合、複数ページからなる事前の会議資料は持っていて現段階でどの段階まで話が行われてきたかについてはある程度把握できるが、それまでの会議内容の経緯、追加された内容などは解らない。ここで、会議内容の経緯、追加された内容を以下議事録と称する。
そのとき議事録は、例えば、別のパーソナルコンピュータ(PC)上で記録管理されていて、会議資料とは別に管理更新されている。このため、ユーザが、会議途中でその都度、会議資料のページ毎、もしくはシート毎の内容を議事録と対応づけて確認することができない。
また、会議に途中で参加した者にとっては、会議後、議事録を参照しても、事前の会議資料との連携すべき内容の判断が難しく、議事録と事前の会議資料との関連性を容易に理解することができない。
つまり、複数ページのプレゼンテーションデータを切り替えながら発表するような場合に、議事録がどのページに関連するものかが明確でないと、プレゼンテーションデータの内容と議事録の関連付けが不明確となるという課題があった。なお、ここで、プレゼンテーションデータは、配布資料として事前に参加者に配布される場合がある。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、出力される画像データのページ更新に適応して付加すべき文書データを取得して、各ページの画像データに文書データを統合した出力データを作成できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の情報作成装置は以下に示す構成を備える。
文書データを入力する入力装置と接続される情報処理装置であって、複数ページの画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記複数ページの画像データを第1の出力デバイスに転送する第1の転送手段と、前記複数ページの画像データのうち、いずれの画像データを前記第1の出力デバイスにて出力させるべきかを指示する指示手段と、前記指示手段の指示により前記第1の出力デバイスに特定ページの画像データを出力させている際に前記入力装置にて入力された文書データを、前記入力装置から取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記文書データを前記特定ページの画像データに対応付けて記憶するよう前記記憶手段を制御する制御手段と、前記特定ページの画像データと該特定ページの画像データに対応付けられた文書データとを含む出力データを作成する作成手段と、前記作成手段により作成された出力データを第2の出力デバイスに転送する第2の転送手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、出力される画像データのページ更新に適応して付加すべき文書データを取得して、各ページの画像データに文書データを統合した出力データを作成できる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す情報処理装置を適用可能な情報処理システムの一例を示すブロック図である。本例は、画像処理機能を備える情報処理装置が会議資料作成装置として構成される例である。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す情報処理装置を適用可能な情報処理システムの一例を示すブロック図である。本例は、画像処理機能を備える情報処理装置が会議資料作成装置として構成される例である。
図1の(A)は、会議資料作成装置2にプロジェクタ4がローカル接続されるシステムであって、ネットワーク3を介してコンピュータ(PC)1と通信可能な例である。本例は、PC1により議事録が作成されるシステム例である。なお、複数ページからなる画像データ(プレゼンテーションデータ)は、会議資料作成装置2が備える記憶装置に記憶される。また、プロジェクタ4は、会議資料作成装置2が備えるインタフェースを介して接続される。ここで、プロジェクタ4は、第1の出力デバイスに含まれる。
図1の(B)は、プロジェクタ4がネットワーク3に接続され、かつ、画像データを処理するコンピュータ(PC)5がネットワーク3に接続されるシステム例である。本例は、PC1により議事録が作成されるシステム例である。なお、複数ページからなる画像データ(プレゼンテーションデータ)は、PC5が備える記憶装置に記憶される。また、プロジェクタ4がネットワークを介して接続される。ここで、プロジェクタ4は、会議資料作成装置2から転送される画像データをスクリーンに投影する画像投影デバイスとして機能する。
なお、PC1、5は、いわゆるCPU、ROM、RAM等を備えるコントローラ部を備え、さらに、入力デバイスとしてのキーボード、マウスを備え、さらに、出力デバイスとして表示装置を備える。また、PC1、PC5は、外部記憶装置としてハードディスクを備え、オペレーティングシステム(OS)、アプリケーション、デバイスドライバ等を記憶している。
また、PC1と会議資料作成装置2とは、ネットワーク3を介して所定のプロトコルで通信可能としており、プロトコルの種別によって本発明の適用が妨げられるものではない。
さらに、プロジェクタ4は、PC1またはPC5に接続されて、該PC1またはPC5がネットワーク3に接続される形態であってもよい。
図2は、図1に示した会議資料作成装置のシステム構成を示すブロック図である。本例は、プロジェクタ214がLAN2011に接続されるシステム例であって、図1の(B)に示すシステム例に対応する。
図2において、220は会議資料作成装置であり、ユーザが各種の操作を行うための操作部140や、PC212、213からの指示にしたがって画像を読み取るためのスキャナ部10を備える。ここで、会議資料作成装置220は、プリンタ部20、スキャナ部10を備える情報処理装置として機能する。
なお、PC212は、複数ページの画像データをページ単位にプロジェクタ214で表示する場合に、各ページの画像データの表示推移に応じて取り上げられた事項(議事録)を文書データとして入力する。ここで、画像データは、スキャナ部10から読み取られる画像データが含まれる場合がある。
また、PC212は、プロジェクタ214に対する画像データの表示とは独立して、入力された文書データを記憶装置に保持する。ここで、記憶装置は、HDD等の不揮発性メモリデバイスで構成される。
30はコントローラユニットで、ネットワークであるLAN2011上に接続されたPC212、213と通信可能に接続され、プリンタ部20やスキャナ部10の機能処理要求を総括的に制御する。なお、コントローラユニット30には、複数ページの画像データを保持する外部記憶装置を備えるが、詳細は図8に示す。
さらに、コントローラユニット30は、ファイルサーバ211からのデータを用紙に印刷するプリンタ部20、操作部140やLAN2011を介してPC212、213からの指示に基づいてスキャナ部10を制御する。
さらに、プリンタ部20に対する画像データの入出力の制御及び画像データの作成を以下のように行う。なお、プリンタ部20は、第2のデバイスに含まれる。
例えば、コントローラユニット30は、LAN2011経由でPC213の画像データを受信し、且つ、スキャナ部10が取り込んだ画像データとを連携させて、コントローラユニット30が備える記憶装置に蓄積したり、編集したりする処理を行う。
さらに、コントローラユニット30は、PC213の画像データを逐次受信しつつ、PC212から入力される文書データとを対応づける処理を行う。
具体的には、コントローラユニット30は、プロジェクタ214に出力される複数ページの画像データのうち、いずれかのページの画像データを出力させている際に、PC212から入力される文書データを取得する。そして、コントローラユニット30は、PC212から取得した文書データを出力されている特定ページの画像データに対応付ける処理を行う。そして、コントローラユニット30は、特定ページの画像データに対応付けられた文書データと、画像データとから出力データを作成する。このようにして作成された出力データは、第2の出力デバイスとして機能する印刷デバイスに含まれるプリンタ部20に転送される。
ここで、PC213からの画像データが、プロジェクタ214から表示するプレゼンテーションのため画像データであれば、PC212から入力される文書データが議事録に対応する。
なお、コントローラユニット30は、上記出力データを作成する際に、複数ページ分の画像データを、1出力ページに対してレイアウトする編集処理を行う場合がある。
また、コントローラユニット30は、作成した出力データをプリンタ部20で印刷出力するなどの制御を行うことも可能である。
214はプロジェクタであり、PC213やファイルサーバ211から取得される画像データをスクリーン上に出力することができる。つまり、コントローラユニット30は、取得した画像データをプロジェクタ214に転送する第1の転送機能処理と、画像データとPC212から取得する文書データとを編集した出力データをプリンタ部20に転送する第2の転送機能処理のいずれかの転送処理を行う。202は電子マネーサーバで、ネットワーク上で電子決済処理を行う。201はウェブサーバで、インターネット200に接続されている。
なお、上記構成はインターネットにファイアーウォール203を介してLAN2011が接続されている構成となっているが、サービスプロバイダ204を介してファイアーウォール203が接続される構成でも構わない。
また、会議資料作成装置220は、PC212の記憶装置に保持される文書データを以下のタイミングで取得する。
具体的には、複数ページからなる画像データ中の特定のページをプロジェクタ214に出力している場合に、ユーザにより指定される特定ページへの進み指示や、戻り指示に応じたタイミングで文書データを取得する。そして、コントローラユニット30は、PC212から取得した文書データをコントローラユニット30内の記憶装置に保持する処理を行う。
次に、図2に示した会議資料作成装置220の構成を説明する。
図3は、図2に示した会議資料作成装置220の構成を説明する図である。なお、図2と同一のものには同一の符号を付してある。ここで、会議資料作成装置220は、プリンタ部20、スキャナ部10を含む画像形成装置で構成する場合を示すが、ネットワーク通信機能を備える情報処理装置にインタフェースを介してプリンタ、スキャナが接続されて構成されるものであってもよい。
図3において、画像入力デバイスであるスキャナ部10は、原稿画像をランプにより照射し、CCDラインセンサ(図示せず)で読み取り、電気信号に変換することで画像データとして処理を行う。原稿用紙を原稿フィーダ142にセットし、装置使用者が操作部140から読み取りの起動を指示することにより、原稿フィーダ142は原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
画像出力デバイスであるプリンタ部20は、画像データを用紙上の画像に変換する。なお、本実施形態では、感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式により説明を行うが、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等であっても構わない。
プリント動作の起動は、装置内部のコントローラユニット30からの指示によって開始する。
プリンタ部20は、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット122、124、142、144がある。また、画像形成された用紙は排紙トレイ132上に排出される。
次いで、スキャナ部10、プリンタ部20、及びコントローラユニット30の構成関係を図4に示す。
図4は、図2に示したスキャナ部10、プリンタ部20、コントローラユニット30の構成を説明するブロック図である。なお、図2と同一のものには同一の符号を付してある。
図4に示すスキャナ部10において、751は、スキャナ部10の制御を行うCPUであり、制御プログラムを記憶した読み取り専用のROM753からプログラムを順次読み取って処理を実行する。CPU751は、バスコントローラ752を介して各デバイスに接続されている。なお、バスコントローラ752は、アドレスバス、データバスのアクセスを制御するバスドライバと、アドレスデコーダとを含んで構成される。
また、CPU751は、コントローラユニット30のCPU2001(図8参照)と接続されてデータ通信を行う。
754はRAMで、入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置として機能する。755はI/Oインタフェースであり、給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモータ類756、ランプ類757に接続されている。また、I/Oインタフェース755は、搬送される用紙を検知する紙検知センサを含むセンサ類758等に接続されている。
また、CCDユニット106により読み込まれた画像データは、コントローラユニット30に転送される。
図4に示すプリンタ部20において、701は、前記プリンタ部20の制御を行うCPUであり、制御手順(制御プログラム)を記憶した読み取り専用のROM703からプログラムを順次読み取って実行する。
CPU701は、バスコントローラ702を介して、各負荷、各デバイスに接続されている。
また、704はRAMで、入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置として機能する。705はI/Oインタフェースであり、給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモータ類707、クラッチ類708、ソレノイド類709等の各負荷に接続されている。
また、I/Oインタフェース705は、搬送される用紙を検知するための紙検知センサ類710に接続される。
なお、プリンタ部20が備える現像器には現像器内のトナー量を検知するためのトナー残検センサ711が配置されており、その出力信号がI/Oインタフェース705に入力される。
715は高圧ユニットであり、CPU701の指示に従って、前述の1次帯電器、現像器、転写前帯電器、転写帯電器、分離帯電器へ高圧を出力する。
なお、コントローラユニット30は、CCDユニット106から出力された画像信号に対して、後述する画像処理を行う。そして、コントローラユニット30は、画像処理が施された画像データに従ってレーザユニット117に対して制御信号を出力する。
また、レーザユニット117から出力されるレーザ光は感光ドラムを照射し、露光するとともに非画像領域において受光センサであるところのビーム検知センサ713によって発光状態が検知される。そして、ビーム検知センサ713により検知されたレーザ光に基づく出力信号がI/Oインタフェース705に入力される。
次いで、操作部140の構成を図5に基づいて説明する。
図5は、図2に示した操作部140の構成を説明する平面図である。
図5において、LCD表示部1032は、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報をコントローラユニット30に伝える。
テンキー1033はコピー枚数、認証用のパスワードなどの数字入力時に使用する。スタートキー1029は原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。ストップキー1030は稼働中の動作を止めるときに使用する。リセットキー1031は操作部140からの設定を初期化する時に用いる。
1024はコピーモードキーであり、複写処理を実行するときに押下する。1025はファクスキーであり、ファクスに関する設定を実行するときに押下する。
1026はファイルキーであり、会議資料作成装置220内の記憶媒体に保存されているファイルデータをLCD表示部1032に表示した場合に押下する。また、ファイルキー1026は、会議資料作成装置220内の記憶媒体に保存されているファイルデータをネットワーク200上のPC212、213、もしくは紙媒体に出力したいときに押下する。
ここで、記憶媒体は、例えばハードディスク等の不揮発性記憶装置で構成されるが、他の記憶媒体で構成されていてもよい。
1027はプリンタキーであり、コンピュータ等の情報処理装置からのプリント出力に関する設定などを行うときに使用する。1028は外部出力モードキーであり、プロジェクタ214などの外部出力装置に対して、選択された画像データを表示する場合に押下される。
ここで、外部出力モードキー1028をユーザが押すことで、複数ページの画像データからいずれかのページの画像データがプロジェクタ214に出力される。
例えば、Nページある画像データを1ページ目から外部出力モードキー1028を押すたびに、順次Nページまで進みながらプロジェクタ214に各ページの画像データが表示される。ここで、画像データは、PC213から取得される例を示すが、スキャナ部10から読み取られる画像データであってもよい。
これにより、ユーザは、外部出力モードキー1028を使用することで、PC212,213などの外部デバイスを介在させることなく、会議資料作成装置220に記憶された画像データをプロジェクタ214に出力することができる。
1023は会議資料の印刷出力を指定する印刷モードキーである。ここで、印刷モードキー1023は、予め決められた形式で加工、編集された画像データを印刷出力する場合に押下される。
例えばユーザは、同一ネットワーク上に接続されたPC212、PC213もしくは別デバイスからの画像データに対して、予め決められた形式で加工、編集された画像データを印刷出力する場合に印刷モードキー1023を押下する。
ユーザは、印刷モードキー1023を選択した上でプリンタキー1027を押すことで、予め決められた形式に画像データが加工、編集されてプリンタ部20から印刷出力される。
ここで、予め決められた形式とは、用紙サイズの指定、両面印刷の指定、ステイプルの指定、Nin1出力等の指定に基づく印刷モードで決定される形式である。ユーザは、操作部140から上記指定のいずれかを行うことで、印刷モードを指定する。
本実施形態において、プリンタ部20から出力される画像データは、例えば会議中にPC212において、記録された議事録として作成される文書データと、会議中にプロジェクタ214から出力される画像データとの編集により生成される。
図6は、図5に示したLCD表示部1032に表示されるユーザインタフェースを説明する図である。なお、本画面表示例は、一例であって、プリンタ部20、スキャナ部10の機能によって、画面表示されるボタンやメッセージが異なる。
また、本表示画面例は、図5に示した印刷モードキー1023が選択され、プリンタキー1027が押される場合にLCD表示部1032に表示される画面例である。
図6において、例えば、プロジェクタ214が備えられた会議室で、会議中に途中入場した出席者は、それまでの会議内容の資料を要求するため、操作部140上で以下のキー操作を行う。
例えば、それまでの会議内容の資料を要求する場合は、ユーザは、会議資料作成装置220の操作部140上から印刷モードキー1023、プリンタキー1027を選択する。
これにより、LCD表示部1032には、図6に示す確認メッセージが表示される。ここで、確認メッセージの例は、「会議資料印刷できます」と、「これまでの会議内容を印刷しますか?」である例を示すが、メッセージとして同意のものであれば、このメッセージに限定されることはない。これに加えて、同意のメッセージを伝える動画をLCD表示部1032に表示して、ユーザにその旨を通知する構成であってもよい。
ユーザは、LCD表示部1032上に示された内容を確認の上、了解を選択すると、会議資料作成装置220より、それまでの会議内容の情報を含む会議資料が印刷出力される。ここで、了解を選択するとは、了解ボタンをLCD表示部1032に表示してもよいし、スタートキー1029を押下することで了解を確定させる構成としてもよい。
なお、図6に示す確認メッセージでは、「会議資料印刷できます」と、「これまでの会議内容を印刷しますか?」である例を示した。これに対して、現在のプレゼンテーションで表示中のページをすべて印刷する要求ではなく、ユーザが意図するページ、あるいはページ間を指定できるように構成してもよい。これにより、ユーザが必要とするページのみあるいは、必要するページ間に議事録としての文書データが付加された印刷結果を得ることができ、ユーザの利便性が向上する。
また、ユーザが操作部140からあらかじめ指定された印刷条件を変更して印刷するように、ユーザ毎に印刷態様を変更できるように構成してもよい。
次に、会議資料作成装置220に接続される各PC212、213によるデータ処理について説明する。
本実施形態では、PC213がプロジェクタ214から出力する画像データを生成し、PC212が議事録としての文書データを生成して、会議資料作成装置220に出力する。
図6において、1001は拡張機能キーで、所定の拡張機能を実行させる場合に押下される。1002は画像モードキーで、特定の画像モードを指定する場合に押下する。
1003はユーザモードキーで、ユーザが設定した画像処理モードを呼び出す場合に押下する。1004は応用ズームキーである。M1〜M3はメモリキーで、特定の画像処理モードを呼び出す場合に押下される。
1008はコールキーである。1009はオプションキーである。500は位置コード出力キーである。1010はソータキーで、接続されるソータユニットに対するシート処理を設定する場合に押下される。
1011は原稿混載キーである。1012は等倍キー、1013は用紙選択キー、1014は縮小キー、1015は拡大キー、1016はズームキーである。
1017は濃度レベル表示部で、濃度キー1018、1020の押下により、濃度レベルを表示する。1019は自動濃度キーである。1021はHiFiキー、1022は文字強調キーである。
図6において、1001は拡張機能キーで、所定の拡張機能を実行させる場合に押下される。1002は画像モードキーで、特定の画像モードを指定する場合に押下する。
1003はユーザモードキーで、ユーザが設定した画像処理モードを呼び出す場合に押下する。1004は応用ズームキーである。M1〜M3はメモリキーで、特定の画像処理モードを呼び出す場合に押下される。
1008はコールキーである。1009はオプションキーである。500は位置コード出力キーである。1010はソータキーで、接続されるソータユニットに対するシート処理を設定する場合に押下される。
1011は原稿混載キーである。1012は等倍キー、1013は用紙選択キー、1014は縮小キー、1015は拡大キー、1016はズームキーである。
1017は濃度レベル表示部で、濃度キー1018、1020の押下により、濃度レベルを表示する。1019は自動濃度キーである。1021はHiFiキー、1022は文字強調キーである。
図7Aは、本実施形態を示す情報処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。以下、PC213がプレゼンテーションに使用するための画像データを、会議資料作成装置220に送信する場合を説明する。
本例は、図2に示したPC213のプリンタドライバによる処理であって、PC213のCPUがプリンタドライバをRAMにロードして実行することで実現される。なお、S711〜S714は各ステップを示す。
また、予めLAN2011上に接続されているPC213に会議資料作成装置220に画像データを転送するためのデバイスドライバがインストールされているものとする。ここで、デバイスドライバは、プリンタドライバの例を示す。
図7Cは、図2に示したPC213のプリンタドライバが表示するユーザインタフェースの一例を示す図である。
図7Cにおいて、PC212,213のプリンタドライバが表示するドライバ画面は、設定欄1101〜1104を備える。
ここで、設定欄1101の設定欄1101Aは、会議資料作成装置220に送信すべきファイルを指定する場合にチェックされ、設定欄1101Bを介して登録されているファイル一覧から送信すべきファイルを指定可能に構成されている。
設定欄1102は、該設定欄1101をチェックするか否かにより、画像データを会議資料作成装置220にあらかじめ送信しておくかしないかのいずれかを指定することができる。
設定欄1103は、チェック欄1103A、1103Bを備え、画像データ(元データ)を資料として送信する場合には、チェック欄1103Aにチェックが指定される。
また、画像データを付加データとして送信する場合には、チェック欄1103Bにチェックが指定される。
まず、ユーザは、S711で、予めLAN2011上に接続されているPC213のデバイスドライバが会議資料作成装置220に対して、元データとなる送信ファイルを確定する処理を行う。
また、元データは、PC213のハードディスク等の記憶装置に記憶されているものとするが、他の記憶媒体、CD−ROM、MO、DVD−ROMに記憶されていてもよい。
そして、S712で、ユーザは、プリンタドライバを介して表示装置に表示されるユーザインタフェース上の設定欄1101Aとファイル指定欄1101Bとにより送信するファイルを設定する。
次に、S713で、プリンタドライバを介して表示装置に表示されるユーザインタフェース上の設定欄1102に対して、設定欄1101A、1101Bで設定された送信ファイルを自動的に送信しても良い旨を示す送信許可を設定する。これにより、会議資料作成装置220からの送信ファイルの要求により、選択された送信ファイルが送信許可状態として管理される。
次に、S714で、PC213のプリンタドライバは、設定欄1103のチェック欄1103A、1103Bに対する指示状態に基づいて、送信すべき画像データに設定を行い、本処理を終了する。
これにより、PC212より文書データが会議資料作成装置220に送信され、会議資料作成装置220内の記憶装置内に保持される。
図7Bは、本実施形態を示す情報処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。以下、会議中の議事録を記録する文書データを、会議資料作成のために予め会議資料作成装置220に随時送信する場合を説明する。本例は、図2に示したPC212のプリンタドライバによる処理であって、PC212のCPUがプリンタドライバをRAMにロードして実行することで実現される。以下、付加データは、PC212のアプリケーションが生成した文書データとして説明する。なお、S721〜S724は各ステップを示す。
また、議事録の入力には、汎用のアプリケーション(例えば文書処理アプリケーション)でテキスト、図形等を入力することで作成されるものとするが、他に、専用のアプリケーションで議事録を作成編集処理するものであってもよい。
まず、S721で、PC212のプリンタドライバを介して送信する議事録の文書データのファイル名、ファイルの場所を、ユーザインタフェース上に配置された設定欄1101Bに設定する。
次に、S722で、ユーザはPC212のプリンタドライバを介して設定した文書データを会議資料作成装置220からの要求に従って自動的に送信するよう選択欄1102を設定する。
これにより、会議資料作成装置220がネットワークを介してPC212からプレゼンテーションの進行に適応したタイミングで議事録を取得可能に設定される。
次に、S723で、PC212のプリンタドライバを介して表示装置に表示されるユーザインタフェース上の選択欄1102に対して、設定欄1101Bに設定した文書データを自動的に送信しても良いか否かを設定する。
これにより、会議資料作成装置220からの要求により、S722で設定された付加データが送信許可状態で管理される。
次に、S724で、ユーザは、PC212のプリンタドライバが提供するユーザインタフェース内の選択欄1101Bで設定した文書データを付加データとする設定を選択欄1104に対して行い、処理を終了する。
これにより、議事録として入力された文書データは、会議資料作成装置220からの要求タイミングに従って会議資料作成装置220に送信され、会議資料作成装置220内の記憶装置内に保持される。
そして、会議資料作成装置220内で、PC213から取得した画像データとPC212から取得した文書データとからプリンタ部20から出力する出力ページを生成する。
次いで、コントローラユニット30の構成について説明する。
図8は、図2に示したコントローラユニット30の構成を説明するブロック図である。なお、図2と同一のものには同一の符号を付してある。
なお、コントローラユニット30は、所定のインタフェースを介して、画像入力デバイスであるスキャナ部10や画像出力デバイスであるプリンタ部20と通信可能に接続されている。
その一方で、コントローラユニット30は、LAN2011に接続されるPC212、213と所定のプロトコルで通信して、PC212,213で記憶される画像データ、文書データを取得可能に構成されている。
図8において、2004は記憶装置(HDD)で、例えばハードディスクドライブで構成される。CPU2001は、会議資料作成装置220のシステム全体を制御するコントローラである。RAM2002は、CPU2001が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリとして機能する。また、RAM2002は、HDD2004へ書き込みアクセスした際のアクセス記録を保持するための記憶装置としても機能する。
ROM2003はブートROMであり、システムのブートプログラム及びライセンス情報が格納されている。
2004は記憶装置(HDD)で、例えばハードディスクドライブで構成される。
なお、HDD2004には、あらかめ認証されたユーザに対して、ボックス領域が確保されており、そのボックス領域にスキャナジョブ、プリントジョブ、送信ジョブ等を蓄積可能に構成されている。
また、HDD2004は、LAN2011上のPC212、213より取得した、プレゼンテーション資料の画像データ及び議事録用の文書データを識別可能に記憶する。
また、HDD2004は、ユーザのボックス情報、スキャナ部10でスキャンした画像データ、システムソフトウェア、画像データ、ソフトウェアカウンタ値などを格納可能に構成されている。
操作部I/F2006は、操作部140とのインタフェースを行い、操作部140に表示する画像データを操作部140に対して出力する。また、操作部140からユーザが入力した情報を、CPU2001に伝える。ネットワーク2100は、LAN2011に接続し、LAN2011上のPC212,213、あるいは他の情報処理装置と通信して、種々の情報の送受信処理を行う。MODEM2050は、公衆回線2051に接続し、公衆回線2051を介して通信可能な機器、例えば外部のファクシミリ装置とデータ送受信処理を行う。
Image Busインタフェース(I/F)2005は、スキャナ部10、プリンタ部20のCPUとそれぞれ通信を行うためのI/Fとして機能する。以上のデバイスがシステムバス2007上に配置される。
また、Image Busインタフェース2005は、システムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008と接続し、画像データのデータ構造を変換するバスブリッジとして機能する。画像バス2008は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス2008上には以下のデバイスが配置される。
ラスタイメージプロセッサ(RIP)2060は、PC212等から受信するPDLコードをRAM2002上にビットマップイメージとして展開する。デバイスI/F部2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ部10やプリンタ部20とコントローラユニット30を接続し、画像データのバスアクセスシーケンスを制御し同期系/非同期系の変換を行う。
なお、RIP2060は、HDD2004上にプレゼンテーション資料として記憶された画像データ及び議事録として記憶された文書データをRAM2002上で展開処理することで出力データを生成する。ここで、出力データは、各ページ毎に、プレゼンテーション資料として記憶された画像データに、当該画像データに文書データを関連づけることで生成される。
スキャナ画像処理部2080は、入力される画像データに対し補正、加工、編集を含む画像処理を行う。プリンタ画像処理部2090は、プリント出力画像データに対して、色補正、解像度変換等を含む画像処理を行う。
画像回転部2030は、RAM2002に記憶された画像データに対して回転処理を行う。画像圧縮部2040は、RAM2002に記憶された多値画像データはJPEG、2値画像画像データはJBIG、MMR、MHに対して圧縮伸張処理を行う。
資料作成制御部2009は、CPU2001より資料作成の要求命令を受けた場合に、PC212、213のプリンタドライバを介してHDD2004に登録された画像データ、文書データに対して、指定される画像編集処理を行う。
ここで、画像編集処理とは、複数ページの画像データ中のいずれかのページの画像ページと、議事録として作成された文書データとを1つのページに統合する編集処理である。なお、統合する形式は、プリンタ部20の画像編集能力により異なる場合がある。例えば複数のページを1つの出力ページにレイアウトする機能を有する場合には、レイアウト編集機能が含まれる。
また、資料作成制御部2009は、表示デバイス同期制御部2010からの指示に従って、画像データに対して、議事録として付加される文書データをPC212から取得し、予め設定された形式に従って編集、加工を行う。そして、資料作成制御部2009は、編集された出力データを、HDD2004に再度、書き込む処理を行う。
表示デバイス同期制御部2010は、PC213のプリンタドライバから取得した画像データがHDD2004内にある場合には、以下の表示同期制御を行う。
具体的には、HDD2004内から対応する画像データを読み出し、操作部140からの要求命令に従って、プロジェクタ214などの外部出力デバイスに対して出力する同期制御を行う。ここで、外部出力デバイスに対する出力指示は、図5に示した外部出力モードキー1028の押下毎に行われる。
例えば、複数ページのプレゼンテーション資料として複数ページの画像データがHDD2004に記録されており、いずれかのページの画像データをプロジェクタ214へ外部出力する場合は以下のように表示制御を行う。
この場合、表示デバイス同期制御部2010は、ページ更新要求に同期してプレゼンテーション資料としての画像データを順次プロジェクタ214に送信する命令を発行する。
また、表示デバイス同期制御部2010は、表示している画像データのページを更新する際に、付加する文書データの送信要求をPC212に発行して、PC212から付加すべき文書データを取得する処理を行う。つまり、プロジェクタ214に対する画像データの表示とは独立してPC212で作成される議事録を上記ページ更新要求に同期してPC212から自動的に取得する。
図9は、本実施形態を示す情報処理装置におけるワークフローを説明する図である。なお、CPU2001は、後述するシートフラグSFをRAM2002上で管理している。
まず、複数ページからなる画像データ中のNページをプロジェクタ214で表示している場合、表示しているページを把握するためのシートフラグSFに、表示している画像データのページを特定するためのNをセットする。ここで、Nは表示しているページに対応する値である。
同様に、CPU2001の制御により、画像データのページがN+1に更新されたら、シートフラグSFもN+1にセットされる。ここで、ページN+1に対する付加情報Aが、例えばデバイスIDが「01」に割り当てられた外部デバイスから取得された場合、シートフラグSFを(01、A、N+1)と更新する。なお、ここで、デバイスIDが「01」のデバイスは、PC212であるものとする。また、付加情報Aは、プロジェクタ4で表示している画像データに対して付加される議事録としてPC212から取得される文書データである。
このようにして、CPU2001が、デバイスIDが「01」のデバイスから付加情報Aを取得したら、CPU2001は、付加情報AがページN+1に挿入されたことを示すシートフラグSFを保存する。
同様に、最終ページまで、このシートフラグSFを更新、HD2004に保存していく。
これにより、CPU2001は、プロジェクタ214に表示されている画像データ中のどのページにPC212から取得した付加情報を付加すべきかを判断することが可能となる。そして、CPU2001は、シートフラグSFを参照することで、各ページの画像データにいずれの文書データを付加すべきかを確定することができる。
次に、表示デバイス同期制御部2010は、PC213のプリンタドライバで設定された画像データが、会議資料作成装置1のHDD2004内にある場合に、その画像データを操作部140からの要求命令に基づいて受け取る。次に、表示デバイス同期制御部2010は、上記要求命令を受けて、HDD2004から読み出される画像データをプロジェクタ214などの外部出力デバイスに対して出力する同期制御を行う。
この際、表示デバイス同期制御部2010は、画像データのページを更新する際に、付加する文書データの送信要求をPC212に発行して、PC212のプリンタドライバを介して上記画像データに付加すべき文書データを取得する。
以下、プレゼンテーション資料として、複数ページ分の画像データがHDD2004に記録されており、その各ページの画像データを外部デバイスであるプロジェクタ214を介して外部出力する場合を説明する。
この場合には、表示デバイス同期制御部2010は、操作部140のプレゼンテーション資料をページ更新する要求に同期して、プロジェクタ214に画像データの送信命令を発行する。その際、表示デバイス同期制御部2010は、当該画像データに付加すべき文書データの取得要求をPC213に対して送信する。
一方、プロジェクタ214に表示すべき画像データが会議資料作成装置220にLAN2011を介して接続されるPC213などのデバイスの記憶装置内にある場合は以下のように表示制御を行う。
この場合は、表示デバイス同期制御部2010は、ユーザが操作部140から画像データをページ更新する指示にタイミングに基づいて、そのページの画像データに対応する文書データを取得する要求をPC212に送信する。その際、表示デバイス同期制御部2010は、プロジェクタ214に出力する画像データの取得要求と同期を取りながら、付加すべき文書データの取得要求をPC212に送信する。
これにより、表示デバイス同期制御部2010は、HDD2004から対応するページの画像データを取得するとともに、該画像データに付加すべき文書データをPC212から取得する。
以下、説明者となるユーザによる指示でプレゼンテーション資料を会議資料作成装置220に接続されるプロジェクタ214に出力する際に、別のユーザがPC212で議事録を作成する場合の処理について説明する。
図10は、本実施形態を示す情報処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、S1〜S11は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU2001がROM2003、HDD2004に記憶される制御プログラムをRAM2002にロードすることで実現される。なお、図8において、表示デバイス同期制御部2010、資料作成制御部2009は、ハードウエアで構成してもよいし、ソフトウエアモジュールとして構成してもよい。
まず、S1で、PC213は、プリンタドライバを介してプレゼンテーション資料としての画像データを会議資料作成装置220に送信する。
そして、S3で、PC213から送信された複数ページからなる画像データは、会議資料作成装置220内のHDD2004へ格納される。なお、PC213が画像データを送信する際に、ユーザ認証処理等を行うことで、会議資料作成装置220のHDD2004に確保されるボックス領域に格納することも可能である。さらに、送信する画像データに暗号化処理を施したり、所定の圧縮形式で圧縮処理を実行して、トラフィックの負担を軽減したりするように構成してもよい。
なお、PC213から画像データを送信する代わりに、S2に示すように、会議資料作成装置220内のスキャナ部10より読み込まれる画像データをプロジェクタ214に出力する場合もある。
なお、PC213は、会議資料として画像データを作成する場合に、あらかじめアプリケーションを実行して、特定の電子文書形式に変換することで所定の電子データフォーマットに従うファイルとして送信してもよい。
例えばアプリケーションで作成されたページを、PDF形式のファイルとする等が好例である。もちろん、プレゼンテーションに特化したアプリケーションによるファイルであってもよい。
S2では、S1に示すように、PC213から画像データを送信する代わりにスキャナ部10からプレゼンテーション資料の紙媒体(原稿)を読み込ませ、S3で、画像データに変換してHDD2004へ格納する。
次に、PC213は、議事録資料としての画像データを会議資料作成装置220に送信するように、プリンタドライバに画像データの送信に関する設定を行う(T1)。なお、プリンタドライバの設定タイミングは、S3の前に行ってもよい。
また、S1,S2のいずれかの方法により会議資料作成装置220内のHDD2004へ記憶された画像データは、外部デバイスであるプロジェクタ214へ出力される。
次に、ユーザは、操作部140の外部出力モードキー1028を押下することで、プロジェクタ214に出力すべき画像データの送信要求を行う。なお、外部出力モードキー1028を押下前に、HDD2004に保持された画像データの一覧を操作部104に表示して、プロジェクタ4に送信すべき画像データを特定する。
次に、S4で、コントローラユニット30は、外部デバイス(本実施形態では、プロジェクタ4)が接続されており、画像データを外部デバイスに対して出力可能か否かを判断する。ここで、コントローラユニット30が画像データを出力可能と判断した後、S5で、外部出力モードキー1028と同期して1枚目の資料に対応する画像データをプロジェクタ214へ送信する。
なお、ユーザが操作部140の外部出力モードキー1028をさらに押下すると、現在表示しているページの次ページに対応する画像データがプロジェクタ214へ送信される。この処理は、ユーザがページ終了もしくは表示終了を指示するまで繰り返される。
また、説明者の都合や、会議出席者の要望に応じて、表示していた前ページや前々ページに対応する画像データをプロジェクタ214に再度表示したい場合が発生する。そこで、コントローラユニット30は、現在表示しているページを基準としてページを戻す場合や、特定のページに飛ぶ場合に備えて、操作部140から指示されるページ移動指示に従う画像データを再度表示する制御を行う。従って、このようなページ戻り表示制御中に、新たに議事録が作成されることもある。
そこで、S6で、資料作成制御部2009によって、HDD2004に格納された画像データに対する各ページの更新要求毎に、PC202から取得した議事録としての文書データを画像データに付加すると共に、シートフラグSFの更新を行う。ここで、議事録としての画像データは、PC212から取得するものとする。
なお、議事録としての文書データの一例を図12に示すが、PC212は、議事録記入枠内に入力されている文書データを抽出することで、該抽出された文書データを会議資料作成装置220に送信する。そして、会議資料作成装置220のコントローラユニット30は、PC212から受信した文書データをCPU2001が管理するシートフラグSFに従ってHDD2004に格納する。
次に、S7で、資料作成制御部2009は、ユーザが操作部140の外部出力モードキー1028を押下することで、ページを更新する要求がなされているかどうかを判断する。
ここで、資料作成制御部2009がページを更新する要求がなされていると判断した場合は、S11へ進む。そして、S11で、会議資料作成装置220は、議事録資料としての文書データを作成しているPC212に対して、ページが更新されるタイミングで、議事録資料としての文書データの取得要求をPC212に送信して、S7へ戻る。なお、本実施形態では、ページを更新する要求の送信先を、説明上PC212とする場合について説明するが、PC213や他のデータ処理装置に要求してもよい。
また、議事録資料として文書データを更新する要求のタイミングは、必ずプレゼンテーション資料として出力すべき画像データのページを更新した後に行う。これは、プロジェクタ214に出力する画像データをページ更新する要求と、議事録としての文書データのアップデート要求とを同期させ、表示する画像データと該画像データに統合すべき文書データとの関連性を保持するためである。
なお、プレゼンテーション資料としての画像データと議事録としての文書データは共にHDD2004に格納される。
なお、プレゼンテーション資料としての画像データの取得先は、同時に複数箇所とすることも可能であり、特定のページ毎に、異なる取得先から画像データを取得する構成であってもよい。
このようにしてHDD2004に格納される画像データと文書データとは、資料作成制御部2009による統合処理に備え、例えば各ページの更新毎に、シートフラグSFの更新が行われる。
なお、各ページの更新毎に、予め設定された書式で画像データと文書データとを統合する処理の詳細は、図11〜図13等を参照して後述する。
ここで、画像データに文書データを付加する処理は、各ページの切れ目で行われる。
また、資料作成制御部2009は、シートフラグSFを参照することで、どの文書データをどのページの画像データに付加すべきかを判断することが可能となる。
また、ページ更新は、特に1ページ毎に順番に行うという規定はなく、資料の説明の都合に応じて、途中で、ページが飛んだり、元のページに戻ったりしてもよい。
一方、S7で、資料作成制御部2009が、ページ更新要求でないと判断した場合は、S8に進み、資料作成制御部2009は、ユーザからの印刷要求があるかどうかを判断する。ここで、資料作成制御部2009により印刷要求があると判断した場合は、S9へ進み、シートフラグSFの更新内容に従って編集された出力データに対して印刷レイアウトの設定を行う。そして、プリンタ部20が画像データと文書データとを統合した文書データ付き画像データを議事録資料として出力する。
なお、複数ページの画像データ中のNページを表示している場合に、ユーザが操作部140から印刷要求を行った場合は、N−1ページ目までの資料を印刷出力する。
これに対して、Nページ目の表示が終了し、Nページに対する議事録情報が更新されるまで待って、印刷出力を行うように制御してもよい。
一方、S8で、資料作成制御部2009が、印刷要求でないと判断した場合は、S10で、HDD2004に格納された画像データと文書データに対するページ処理を終了し、本処理を終了する。
図11〜図13は、本実施形態を示す情報処理装置における第2のワークフローを説明する図である。本例は、PC213から会議資料作成装置220にページ表示要求がなされた場合に、付加すべき文書データをPC212から取得して、画像データと文書データとをレイアウトして出力する処理に対応する。
なお、WF1〜WF7は各ステップを示す。また、本実施形態では、出力する処理として、表示する処理と、印刷する処理とが含まれる。
図11において、PC213より画像データに対するページ表示要求を受け付けると、WF1で、会議資料作成装置220がHDD2004に格納された画像データのNページ目を読み出して、プロジェクタ214に表示する。
次に、会議資料作成装置220がPC213より次のページの表示要求を受け付けると、WF2で、同様の処理で、HDD2004から読み出したN+1ページ目の画像データはネットワークを介してプロジェクタ4に表示する。
そして、Nページ目の画像データの表示がN+1ページ目の表示に更新されるタイミングで、会議資料作成装置220から画像データに付加すべき文書データを取得する要求をPC212へ送信する。ここで、Nページ目の表示がN+1ページ目の表示に更新されるタイミングとは、PC213による次のページを表示する要求に従うタイミングである。
なお、付加すべき文書データの管理先がPC213である場合には、付加すべき文書データの要求先は、PC213となる。
また、付加すべき文書データを取得する要求をPC212へ送信した時点で、PC212では表示しているページの画像データに対応する議事録としての文書データ(図11の文書データPCD1)の作成が終了していない場合がある。
そこで、PC212側のプリンタドライバのユーザインタフェースで、要求されたページの議事録としての文書データの送信を開始するボタンを設けて、取得タイミングを調整できるように構成してもよい。
次に、WF3で、会議資料作成装置220が上記付加すべき文書データの取得要求に従い、PC202からの応答を受信することで、文書データPCD1を取得する。
そして、WF4で、Nページ目の画像データとPC212から取得した文書データPCD1とをページ単位で出力するレイアウトイメージを作成する。なお、作成されたレイアウトイメージは、RAM2002又はHDD2004に保持される。
次に、WF5で、PC213より画像データに対する次のページ表示要求を受け付けると、会議資料作成装置220がHDD2004に格納された画像データ中のN+2ページ目の画像データを読み出す。
そして、WF6で、会議資料作成装置220がPC213より次のページの表示要求を受け付けることに同期したタイミングで、PC212に付加すべき文書データ(図11の文書データPCD2)の取得要求をPC212へ送信する。
これに応じて、PC212は、現在表示している画像データに付加すべき文書データ(図11の文書データPCD2)を会議資料作成装置220に送信する。そして、WF6で、PC212より送信された、画像データに付加すべき文書データPCD2を受信する。
そして、WF7で、N+1ページ目の画像データとPC202から取得した、画像データに付加すべき文書データPCD2とに基づいてレイアウトイメージをRAM2002上に作成する。なお、作成されたレイアウトイメージは、RAM2002に代えてHDD2004に保持する構成であってもよい。
図12は、本実施形態を示す画像形成装置におけるデータ処理の概略を説明する図である。以下、図11に示すワークフローに従って作成されるプレゼンテーション資料としての画像データおよび議事録資料としての文書データとにより作成されるレイアウトイメージを説明する。
図12の例では、プレゼンテーション資料としての画像データは、4ページの画像データVD1〜VD4からなるもので、各ページ毎に、PC212で議事録を取ることを想定している。
また、PC212で作成される議事録において、抽出すべき文書データの領域は、予め議事録記入枠WK1および項目記入枠WK2から特定される。
そして、会議資料作成装置220は、PC212が議事録記入枠WK1、WK2に基づいて抽出した、画像データに付加すべき文書データを取得する。そして、会議資料作成装置220は、PC213から取得して記憶している画像データVD1〜4と、PC212から取得した文書データとを関連付けて、例えば4ページを1ページに出力するためのレイアウト印刷イメージを作成する。
そして、会議資料作成装置220は、作成されたレイアウト印刷イメージをプリンタ部20に出力することで、議事録としての文書データと、プレゼンテーション用として作成された画像データとを統合した印刷結果を得ることができる。
図12において、G1〜G4は、画像データVD1〜VD4に対して、議事録として作成された文書データである。本例は、画像データVD1〜VD4にそれぞれ議事録として文書データG1〜G4を対応づけた例であるが、プレゼンテーションの都合上、議事録が付加されないページが存在することもある。なお、図12において、P1〜P4は、会議参加者に配布する事前資料である。
以下、図11に示すワークフローに図12に示す画像データVD1〜VD4と、文書データとを関連づけて、本実施形態におけるワークフローを図13に基づいて説明する。なお、本処理は、図8に示した資料作成制御部2009による処理である。
図13に示す例は、図12に示したプレゼンテーション資料としての画像データVD1〜VD4は4ページからなるもので、各ページ毎に、PC212から取得する文書データを割り付ける例である。
図13において、PC213よりいずれかのページに対する画像データのページ表示要求を受け付け、WF1で、会議資料作成装置220がHDD2004に格納された画像データのNページ目を読み出す。そして、会議資料作成装置220が読み出した画像データVD1をプロジェクタ214で表示する。
次に、会議資料作成装置220は、PC213より次のページ表示要求を受け付け、WF2で、同様の処理で、HDD2004から読み出したNページ目の画像データVD2をプロジェクタ4で表示する。そして、Nページ目の表示がN+1ページの表示に更新されるタイミングで、会議資料作成装置220から表示している画像データに付加すべき議事録となる文書データを取得する要求をPC212へ送信する。
次に、WF3で、会議資料作成装置220が上記文書データの取得要求に従い、PC212から付加すべき文書データPCD1を取得する。ここで、会議資料作成装置220は、PC212が項目記入機能欄毎の更新でサーチした文書データG1を取得する。
そして、WF4で、会議資料作成装置220の資料作成制御部2009は、Nページ目の画像データVD1とPC202から取得した文書データG1とをレイアウトした出力データを作成する。
これにより、プレゼンテーション資料中の任意の画像ページを表示している場合に、ユーザが表示されている画像データにPC212が作成した文書データを対応付けた出力データを作成することができる。
従って、議事録がPC212で作成されるような画像形成システムでも、議事録としての文書データを表示している画像データのいずれのページに対するものであるかを特定した、議事録付きの資料を作成して印刷することができる。
このため、会議出席者は、実際にプロジェクタ214で表示された各ページの画像データと、該画像データの表示中に会議で取り上げられた議事録とを付き合せた利便性の高い議事録付き会議資料を印刷物として入手可能となる。
従って、会議終了後、いずれの参加者も議事録付き会議資料を検討することで、会議資料としての画像データと議事録としての文書データとを付き合わせた状態で詳細に検討することができる。
〔第2実施形態〕
次に、プレゼンテーション資料としての画像データをPC213からネットワークを介してプロジェクタ214に出力する会議システムの例を説明する。
次に、プレゼンテーション資料としての画像データをPC213からネットワークを介してプロジェクタ214に出力する会議システムの例を説明する。
なお、本実施形態では、さらに、PC212において、別のユーザが議事録を作成する場合を想定する。
図14は、本実施形態を示す情報処理装置における第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、S11〜S20は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU2001がROM2003、HDD2004に記憶される制御プログラムをRAM2002にロードすることで実現される。なお、図8において、表示デバイス同期制御部2010、資料作成制御部2009は、ハードウエアで構成してもよいし、ソフトウエアモジュールとして構成してもよい。
また、本処理前に、ユーザは、PC213のプリンタドライバを介してプレゼンテーション資料の設定を会議資料作成装置220に対して行うものとする。
まず、S11で、PC213は、会議資料作成装置220からの要求に従ってプレゼンテーション資料として画像データを送信する。
これにより、S12で、会議資料作成装置220内のHDD2004へPC213から取得するプレゼンテーション資料の画像データを格納する。
次に、会議資料作成装置220に同期して議事録としての文書データをPC212が送信するように、ユーザは、PC212のドライバに送信のための条件を含む設定を行う(T11)。なお、T11は、PC212で実行されるステップである。
次に、S13で、コントローラユニット30の表示デバイス同期制御部2010は、プロジェクタ4がPC213から取得した画像データを出力可能か否かを判断する。ここで、表示デバイス同期制御部2010が画像データを出力可能と判断した後、S14で、ページ更新を追尾する設定を行う。
次に、S15で、資料作成制御部2009は、HDD2004に格納された各画像データに付加すべき情報の更新と、シートフラグSFの更新を行う。
そして、会議資料作成装置220内の表示デバイス同期制御部2010によって、プレゼンテーション資料としての画像データに対するページ更新を追尾しながら、シートフラグSFとページ更新のタイミングを図るため、S16へ進む。
そして、S16で、表示デバイス同期制御部2010は、操作部140からページ更新が要求されているかどうかを判断する。ここで、表示デバイス同期制御部2010によりページ更新が要求されていると判断した場合は、S19へ進む。
そして、S19で、表示デバイス同期制御部2010は、議事録資料を作成しているPC212に対してページ更新と同期したタイミングで議事録資料の文書データの更新要求及びシートフラグSFの更新要求を送信して、S15へ戻る。
一方、S16で、表示デバイス同期制御部2010によりページ更新が要求されていないと判断した場合は、S17に進み、資料作成制御部2009は、ユーザからの印刷要求があるかどうかを判断する。ここで、資料作成制御部2009により印刷要求があると判断した場合は、S20へ進む。そして、S20で、ユーザのページ更新要求に伴って表示された画像データのページ更新毎に従うシートフラグSFの更新内容に基づいて編集されてきた文書データを印刷レイアウトして印刷を行い、本処理を終了する。
一方、S17で、資料作成制御部2009が印刷要求でないと判断した場合は、S18で、HDD2004に格納された画像データ、文書データに対するページ処理を終了し、本処理を終了する。
本実施形態では、PC213から取得するプレゼンテーション資料のページ更新を常に追尾しながら、PC212から付加すべき文書データを取得してシートフラグSFを更新する処理をページ終了まで処理を繰り返す。
これによって、説明者によるプレゼンテーションの進行内容と、議事録のアップデートの内容との関連性が保たれるようになる。
なお、S16,S17において、議事録資料の更新要求及びシートフラグSFの更新内容は、必ずプレゼンテーション資料のページ更新の後に行う。
また、プレゼンテーション資料としての画像データと議事録としての文書データは共にHDD2004に格納され、HDD2004に格納された各文書データの編集、印刷のフローの詳細は第1実施形態と同様である。
〔第3実施形態〕
次いで、プレゼンテーション資料として画像データに付加すべきデータが、PC212上で記録されている議事録としての文書データと、さらに、それ以外の資料がある場合を想定したシステム例について説明する。以下、スキャナ部10よりスキャンされた画像データを付加すべきデータとする実施形態について説明する。
次いで、プレゼンテーション資料として画像データに付加すべきデータが、PC212上で記録されている議事録としての文書データと、さらに、それ以外の資料がある場合を想定したシステム例について説明する。以下、スキャナ部10よりスキャンされた画像データを付加すべきデータとする実施形態について説明する。
図15は、本実施形態を示す情報処理装置における第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、S21〜S34は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU2001がROM2003、HDD2004に記憶される制御プログラムをRAM2002にロードすることで実現される。
なお、図8において、表示デバイス同期制御部2010、資料作成制御部2009は、ハードウエアで構成してもよいし、ソフトウエアモジュールとして構成してもよい。
まず、PC213のプリンタドライバを介してプレゼンテーション資料としての画像データに対する設定を会議資料作成装置220に行う。そして、S21で、PC213上からプレゼンテーション資料としての画像データを会議資料作成装置220からの取得要求に従って送信する。
これにより、S22で、会議資料作成装置220内のHDD2004へPC213から取得するプレゼンテーション資料としての画像データが格納される。
次に、会議資料作成装置220に同期して議事録としての文書データをPC212が送信するように、ユーザは、PC212のドライバに送信のための条件を含む設定を行う(T21)。なお、T21は、PC212で実行されるステップである。
次に、S23で、コントローラユニット30の表示デバイス同期制御部2010によりプロジェクタ4が画像データを出力可能か否かを判断する。ここで、表示デバイス同期制御部2010が画像データを出力可能と判断した後、S24で、ページ更新の追尾を設定する。
次に、S25で、HDD2004に格納された各ページの画像データは、資料作成制御部2009によって、例えば、画像データの各ページに付加すべき情報の更新処理を行う。
次に、S26で、表示デバイス同期制御部2010は、プレゼンテーション資料としての画像データのページ更新を追尾しながら、別デバイスからの割り込み入力があるかどうかを判断する。ここで、表示デバイス同期制御部2010が別デバイスからの割り込み入力があると判断した場合は、S30へ進む。
本実施形態では、S30において、ユーザがプレゼンテーション資料の取得先をスキャナ部10に変更する場合を想定する。
この場合は、スキャナ部10から原稿の画像を読み取り、該読み取られた画像データによりスキャン要求割り込みが発生する。
そして、S30で、その割り込みを表示デバイス同期制御部2010が検知したら、画像データを割り込ませるページ箇所を特定する。その後、スキャナ部10の読み取りに伴い割り込みが発生したプレゼンテーション資料としての画像データを取得する。
そして、S31で、表示デバイス同期制御部2010がスキャナ部10から取得した画像データをHDD2004に格納するとともに、シートフラグSFを更新する。
次に、S32で、表示デバイス同期制御部2010がスキャナ入力された画像データを追加することができるかどうかを判断する。ここで、表示デバイス同期制御部2010がスキャナ入力された画像データを追加することができると判断した場合、S25で、スキャン部10で読み取られた画像データを付加すべき情報として扱い、シートフラグSFに追加情報の更新を行う。
一方、S32で、表示デバイス同期制御部2010が付加情報を追加できないと判断した場合は、追加された画像データは付加すべき情報としては扱わずに、S26へ進む。
なお、付加すべき情報の追加の可否は、操作部104に表示されるユーザインタフェースを介して判断する構成であってもよいし、追加する付加すべき情報の属性(サイズ、圧縮形式等)から判断してもよい。
一方、S26で、表示デバイス同期制御部2010が別デバイスからの入力がないと判断した場合は、S27で、表示デバイス同期制御部2010が操作部140からページ更新が要求されているかどうかを判断する。ここで、表示デバイス同期制御部2010によりページ更新が要求されていると判断した場合は、S33へ進む。
そして、S33で、会議資料作成装置220の表示デバイス同期制御部2010は、議事録資料を作成しているPC212に対してページが更新されるのと同期したタイミングで議事録資料の文書データの取得要求及びシートフラグSFの更新確認要求を送信して、S25へ戻る。
一方、S27で、表示デバイス同期制御部2010によりページ更新が要求されていないと判断した場合は、S28に進む。
そして、S28で、資料作成制御部2009は、ユーザから印刷要求があるかどうかを判断する。ここで、資料作成制御部2009により印刷要求があると判断した場合は、S34へ進み、シートフラグSFの更新内容に従って編集されて文書データの印刷レイアウトを行った後、印刷処理を実行して処理を終了する。
一方、S28で、資料作成制御部2009が印刷要求でないと判断した場合は、S29で、HDD2004に格納された画像データに対するページ処理を終了し、本処理を終了する。
本実施形態では、PC213のページ更新要求を常に追尾しながら、スキャナ入力される追加すべき情報に対するシートフラグSFを追加して、ページ終了まで処理を繰り返すことで、スキャナ入力される画像データをも含めて議事録付資料を印刷することができる。
以下、議事録としての文書データとプレゼンテーション資料としての画像データの編集内容を更新する制御についてさらに説明する。
本実施形態では、議事録としての文書データを記憶するPC212又はPC213(この場合は、画像データと文書データの取得先が同一の場合)に対して、プレゼンテーション資料として画像データのページ更新毎に取得要求を行う。この場合、表示デバイス同期制御部2010は、文書データの取得要求毎に、HDD2004で格納された文書データに対して、ページ更新間での更新差分を取る。
ここで、表示デバイス同期制御部2010は、付加する文書データの差を取ることで、差分が更新された内容であると判断する。
そして、表示デバイス同期制御部2010は、その更新された内容が、プレゼンテーション資料が更新される前のページ内容に対するものであると意味付ける。これらの更新制御は、表示デバイス同期制御部2010にて同期するように制御される。
ただし、更新内容のうち、ユーザが付加する資料として禁止指定を行った場合には、この更新内容は、プレゼンテーション資料に付加しない。ここで、禁止指定は、予め決められたフォーマット、キーワード等を規定しておくことで、会議資料作成装置が、その禁止指定のフォーマット、キーワードを判別することで制御を行う。
さらに、資料作成制御部2009によって、上記差分内容をプレゼンテーション資料の該当するページ内容に対して、付加すべき文書データとして編集を行う。
これによって、議事録などの付加すべき文書データが、画像データのどのページに該当するものかを判断し、その該当ページに対して、文書データを付加するように編集作業を行う。
上記各本実施形態によれば、プレゼンテーション資料としての画像データに対して、議事録のような会議中に更新される文書データを付加した議事録付きの会議資料をページ更新タイミングに同期して作成することができる。
さらに、この新たに作成した議事録付きの会議資料は、ユーザの要求するタイミングによって、それまで更新されてきた会議資料をまとめ、ユーザに理解しやすく各ページ単位で更新内容を編集して出力することができる。
また、本実施形態によれば、会議において、プレゼンテーション資料としての画像データに基づく発表しているユーザ(説明者)、および、議事録を取っているユーザが行うべき、特に、ページ更新指示、印刷指示、編集指示を含む操作負担を軽減できる。
〔第4実施形態〕
以下、図16に示すメモリマップを参照して本発明に係る情報処理装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
以下、図16に示すメモリマップを参照して本発明に係る情報処理装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図16は、本発明に係る情報処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図7A、図7B、図10、図14、図15に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。例えばそのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行う。そして、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込ませる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
10 スキャナ
20 プリンタ
30 コントローラユニット
2001 CPU
2004 HDD
2009 資料作成制御部
2010 表示デバイス同期制御部
20 プリンタ
30 コントローラユニット
2001 CPU
2004 HDD
2009 資料作成制御部
2010 表示デバイス同期制御部
Claims (16)
- 文書データを入力する入力装置と接続される情報処理装置であって、
複数ページの画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記複数ページの画像データを第1の出力デバイスに転送する第1の転送手段と、
前記複数ページの画像データのうち、いずれの画像データを前記第1の出力デバイスにて出力させるべきかを指示する指示手段と、
前記指示手段の指示により前記第1の出力デバイスに特定ページの画像データを出力させている際に前記入力装置にて入力された文書データを、前記入力装置から取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記文書データを前記特定ページの画像データに対応付けて記憶するよう前記記憶手段を制御する制御手段と、
前記特定ページの画像データと該特定ページの画像データに対応付けられた文書データとを含む出力データを作成する作成手段と、
前記作成手段により作成された出力データを第2の出力デバイスに転送する第2の転送手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記第1の出力デバイスは、前記情報処理装置とネットワークを介して接続されることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は、前記第1の出力デバイスを備えることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記第1の出力デバイスは、入力された画像データに基づいて画像を投影する画像投影デバイスであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記第2の出力デバイスは、前記情報処理装置とネットワークを介して接続されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は、前記第2の出力デバイスを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記第2の出力デバイスは、入力された画像データに基づいて印刷処理する印刷デバイスであることを特徴とする請求項5または6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 複数ページの画像データを記憶する記憶手段を備え、文書データを入力する入力装置と接続される情報処理装置における情報処理方法であって、
前記記憶手段に記憶された前記複数ページの画像データを第1の出力デバイスに転送する第1の転送工程と、
前記複数ページの画像データのうち、いずれの画像データを前記第1の出力デバイスにて出力させるべきかを指示する指示工程と、
前記指示工程の指示により前記第1の出力デバイスに特定ページの画像データを出力させている際に前記入力装置にて入力された文書データを、前記入力装置から取得する取得工程と、
前記取得工程により取得された前記文書データを前記特定ページの画像データに対応付けて記憶するよう前記記憶手段を制御する制御工程と、
前記特定ページの画像データと該特定ページの画像データに対応付けられた文書データとを含む出力データを作成する作成工程と、
前記作成工程により作成された出力データを第2の出力デバイスに転送する第2の転送工程と、
を有することを特徴とする情報処理方法。 - 前記第1の出力デバイスは、前記情報処理装置とネットワークを介して接続されることを特徴とする請求項8記載の情報処理方法。
- 前記情報処理装置は、前記第1の出力デバイスを備えることを特徴とする請求項8記載の情報処理方法。
- 前記第1の出力デバイスは、入力された画像データに基づいて画像を投影する画像投影デバイスであることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の情報処理方法。
- 前記第2の出力デバイスは、前記情報処理装置とネットワークを介して接続されることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の情報処理方法。
- 前記情報処理装置は、前記第2の出力デバイスを備えることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の情報処理方法。
- 前記第2の出力デバイスは、入力された画像データに基づいて印刷処理する印刷デバイスであることを特徴とする請求項12または13のいずれか1項に記載の情報処理方法。
- 請求項8乃至14のいずれか1項に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 請求項8乃至14のいずれか1項に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007152700A JP2008305233A (ja) | 2007-06-08 | 2007-06-08 | 情報処理装置、情報処理方法、記憶媒体、プログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012198646A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Ricoh Co Ltd | 情報投影システム及び画像形成データ生成装置 |
-
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- 2007-06-08 JP JP2007152700A patent/JP2008305233A/ja not_active Withdrawn
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