JP2007052641A - 印刷管理方法、プログラム及び印刷管理装置 - Google Patents

印刷管理方法、プログラム及び印刷管理装置 Download PDF

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Abstract


【課題】 アプリケーションプログラムにより作成された複数のファイルの、セキュリティの向上を図ること。
【解決手段】 プリンタサーバ1の制御部10は、利用者端末3のアプリケーションプログラム333で作成されたファイルをファイル記憶部51に記憶する。ユーザ管理データ記憶部55に記憶されたユーザ管理データは、利用者端末3側のアプリケーションプログラム33により作成された複数のファイルの編集操作の可否や、印刷実行の可否をユーザ毎に記憶する。制御部10は、まとめ印刷におけるファイルの編集操作や印刷実行の指示が為された場合、ユーザ管理データに基づきログインしたユーザに権限があるか否かを判定し、権限があると判定した場合に、その管理データに基づいて、ユーザの編集操作や印刷実行を受け付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷管理方法、プログラム及び印刷管理装置に関する。
現在、ワープロソフトや表計算ソフト、画像編集ソフト、プレゼンテーションソフト等の様々なアプリケーションプログラム(以下、適宜「アプリケーション」と略す。)が普及している。このようなアプリケーションを用いて作成・編集された文書やグラフ等は、アプリケーション毎のデータ形式でファイルに記憶される。例えば、会議用の資料として文書とグラフとを印刷する場合は、ワープロソフトと表計算ソフトとをそれぞれ起動して、それぞれのアプリケーションに対応するファイルを開いて個々に印刷指示することで、当該ファイルそれぞれをプリンタ(印刷装置)で印刷する。
また、複数のファイルをまとめて印刷する技術として、異なるアプリケーションで作成された複数のファイルを印刷する場合に、バインダというオブジェクトにその複数のファイル(文書データ)の属性データを記憶し、当該バインダの属性データに基づいて複数のファイルをまとめて印刷出力する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−84246号公報
ところで、複数のファイルを一つの印刷単位としてまとめて印刷する場合、その複数のファイルの編集を行うユーザ、印刷実行するユーザといったように、ユーザによってファイルの利用方法が異なることがある。このような場合、その作成中のファイルが担当外のユーザに編集されたり、印刷されたりされないように利用制限をかけておく必要がある。
しかし、特許文献1のバインダを用いたファイルの管理方法は、ファイル毎の属性データを単に記憶するものであるため、その管理されたファイルが、バインダを介さずに担当外のユーザに編集されてしまう可能性がある。また、バインダに直接アクセスされた場合には、担当外のユーザに不正に印刷されてしまう可能性がある。このように、特許文献1の技術では、ファイルの改竄や流出等の点において、セキュリティ上の問題が生じてしまった。
本発明は、上述した課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、アプリケーションプログラムにより作成された複数のファイルの、セキュリティの向上を図ることである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の印刷管理方法は、
少なくとも一つのアプリケーションプログラムによって作成された複数のファイルを一つの印刷単位として管理し、
この印刷単位に対して利用制限情報を設定し、
この利用制限情報に基づいて前記印刷単位に含まれるファイルのユーザ利用を制限する、
ことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの編集の可否を含むことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷の可否を含むことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷設定情報の変更の可否を含むことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷順序の変更の可否を含むことを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、前記印刷単位に対する利用制限情報をユーザ毎に設定することを特徴としている。
請求項7に記載のプログラムは、コンピュータに、
少なくとも一つのアプリケーションプログラムによって作成された複数のファイルを一つの印刷単位として管理する管理機能と、
前記印刷単位に対して利用制限情報を設定する設定機能と、
前記利用制限情報に基づいて前記印刷単位に含まれるファイルのユーザ利用を制限する利用制限機能と、
を実現させることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの編集の可否を含むことを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の発明において、前記利用制限情報は、前記印刷単位とに含まれるファイルの印刷の可否を含むことを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項7〜9の何れか一項に記載の発明において、前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷設定情報の変更の可否を含むことを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項7〜10の何れか一項に記載の発明において、前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷順序の変更の可否を含むことを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項7〜11の何れか一項に記載の発明において、前記設定機能は、前記印刷単位に対する利用制限情報をユーザ毎に設定することを特徴としている。
請求項13に記載の印刷管理装置は、
少なくとも一つのアプリケーションプログラムによって作成された複数のファイルを一つの印刷単位として記憶する第1の記憶部と、
前記印刷単位に対して利用制限情報を記憶する第2の記憶部と、
前記利用制限情報に基づいて前記印刷単位に含まれるファイルのユーザ利用を制限する利用制限部と、
を備えることを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の発明において、前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの編集の可否を含むことを特徴としている。
請求項15に記載の発明は、請求項13又は14に記載の発明において、前記利用制限は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷の可否を含むことを特徴としている。
請求項16に記載の発明は、請求項13〜15の何れか一項に記載の発明において、前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷設定情報の変更の可否を含むことを特徴としている。
請求項17に記載の発明は、請求項13〜16の何れか一項に記載の発明において、前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷順序の変更の可否を含むことを特徴としている。
請求項18に記載の発明は、請求項13〜17の何れか一項に記載の発明において、前記第2の記憶部は、前記印刷単位に対する利用制限情報をユーザ毎に設定することを特徴としている。
請求項1、7及び13に記載の発明によれば、印刷単位に設定された利用設定情報に基づいて、当該印刷単位に含まれるファイルのユーザ利用を制限するため、アプリケーションプログラムにより作成された複数のファイルのセキュリティの向上を図ることができる。
請求項2、8及び14に記載の発明によれば、利用制限情報に含まれるファイルの編集の可否に基づいて、ユーザのファイルの編集操作に制限をかけることができる。
請求項3、9及び15に記載の発明によれば、利用制限情報に含まれるファイルの印刷の可否に基づいて、ユーザのファイルの印刷実行に制限をかけることができる。
請求項4、10及び16に記載の発明によれば、利用制限情報に含まれるファイルの印刷設定情報の変更の可否に基づいて、ユーザの印刷設定情報の変更操作に制限をかけることができる。
請求項5、11及び17に記載の発明によれば、利用制限情報に含まれるファイルの印刷順序の変更の可否に基づいて、ユーザの印刷順序の変更操作に制限をかけることができる。
請求項6、12及び18に記載の発明によれば、利用制限情報をユーザ毎に設定するため、ユーザ利用の制限をユーザ毎に行うことができる。
〔実施形態〕
以下、本発明の印刷管理装置をプリンタサーバに適用し、当該プリンタサーバを有する印刷管理システムの実施形態について図1〜12を参照して詳細に説明する。
〔印刷管理システムの概要〕
先ず、印刷管理システムSのシステム構成について説明する。図1に示すように印刷管理システムSは、プリンタサーバ1と、利用者端末3と、複写機やファクシミリ、プリンタ、これらを統合した複合機等の印刷装置5とがLANや公衆回線網等の通信回線Nを介してデータ通信可能に接続されて構成されている。
ユーザは、利用者端末3側で各種アプリケーションを起動し、文書やグラフ等のファイルを作成し、そのファイルの印刷指示を行う。利用者端末3側で印刷指示が為されたファイルは、プリンタサーバ1を経由して印刷装置5に送信されて、印刷出力される。
プリンタサーバ1は、利用者端末3において作成されたファイル管理を行う。このファイル管理の機能としては、印刷出力するページや印刷設定をファイル毎に個別に設定可能とし、複数のファイルを一括して印刷出力する「まとめ印刷」機能がある。このまとめ印刷により、様々なアプリケーションで作成した複数のファイルをまとめて印刷出力する際に、そのうちの必要なページのみを印刷し、更にそのページの用紙サイズ、両面印刷、ステープル等を個別に変更することができるようになる。
また、ファイル管理の機能として、予め定められた日時に印刷を開始する「スケジューリング印刷」機能がある。このまとめ印刷やスケジュール印刷に関する設定は、予め定められた管理者のみが行える。また、まとめ印刷の印刷対象となるファイルの編集や、まとめ印刷の開始指示は、管理者から権限が与えられたユーザのみが行うことができる。
〔利用者端末の構成〕
次に、印刷管理システムSを構成する各装置の機能構成について図1を用いて説明する。先ず、利用者端末3は、制御部300、画面表示部310、操作部320、記憶部330及び通信部340を備えて構成される。
制御部300は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を有して構成され、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの入出力を行うことで、利用者端末3を統括的に制御する機能部である。具体的には、CPUが、電源投入時や操作部320から入力される操作信号に応じてROMや記憶部330に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従った処理の処理結果を画面表示部310に表示させる。
画面表示部310は、CRT(Cathode-ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、制御部300から入力される表示データに基づいて各種画面を表示出力する。操作部320は、カーソルキー、テンキー及び各種ファンクションキー等を有するキーボードやマウス等のポインティングデバイスを備え、押下されたキーの押下信号や、マウスの位置信号等の操作信号を制御部300に出力する。通信部340は、通信回線Nに接続してデータ通信するための機能部であり、モデムやLANインターフェイス、USB等を備えて構成される。
記憶部330は、例えば、CD−ROMやメモリカード、ハードディスク等の、記憶媒体に対してデータの読み書きを行う機能部である。記憶媒体は、磁気的、光学的記憶媒体、若しくは半導体メモリ等で構成され、アプリケーションプログラムや各種処理プログラムで処理されたデータ等を格納する。
図1によれば、記憶部330は、画面表示プログラム331と、要求指示プログラム332と、ワープロソフトや表計算ソフト、画像編集ソフト等の各種アプリケーションプログラム333とを記憶している。画面表示プログラム331は、画面表示部310上にファイル選択画面420や詳細設定画面440等の各種画面を表示制御するためのプログラムであり、要求指示プログラム332は、操作部320からの操作信号によりユーザからの要求指示を受け付けたり、プリンタサーバ1からの要求指示を受け付けたりするプログラムである。制御部300は、この要求指示プログラム332と画面表示プログラム331とに従って、ユーザの操作部320の操作に応じた画面表示を行うと共に、プリンタサーバ1から送信される表示データに基づいた画面表示を行う。
また、制御部300は、ユーザ操作に応じたアプリケーションプログラム333を起動して、文書ファイルやグラフファイル等を作成する。このとき、各ファイルのファイル名には、アプリケーションに応じた拡張子が付加され、当該拡張子が「aaa」であればワープロソフトにより作成された文書ファイル、「bbb」であれば表計算ソフトにより作成されたグラフファイルといったように、拡張子に基づいてファイルの作成元のアプリケーションプログラム333が識別可能となる。制御部300は、作成・編集されたファイルをプリンタサーバ1に送信し、当該プリンタサーバ1側のデータ記憶部50に記憶させる。
〔印刷装置の構成〕
印刷装置5は、制御部500、記憶部510、描画処理部530、印刷部540及び通信部520を備えて構成される。制御部500は、所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの入出力を行うことで、印刷装置5を統括的に制御する機能部であり、CPUやROM、RAM等を有して構成される。
記憶部510は、例えば、VRAM(Video RAM)やメモリカード、ハードディスク等の記憶媒体に対してデータの読み書きを行う機能部である。記憶媒体は、磁気的、光学的記憶媒体、若しくは半導体メモリ等で構成され、プリンタサーバ1から送信されたファイル等を格納する。
描画処理部530は、CPUやDSP(Digital Signal Processor)等により構成され、制御部500の指示に基づいて、記憶部510に格納されたファイルを印刷装置5固有のデータ形式の画像データに変換し、各種画像処理を行った後に印刷部540に出力する。
印刷部540は、転写紙に画像を形成する機能部であり、露光部から発せられるレーザビームにより感光ドラムを露光走査し、描画処理部530から出力される画像データに基づく静電潜像を形成する。そして、現像部により現像材を感光ドラムに吸着させ、転写紙に転写した後に、定着部において転写紙にトナーを熱定着させることにより画像を形成する。通信部520は、通信回線Nに接続してデータ通信するための機能部であり、モデムやLANインターフェイス、USB等を備えて構成される。
〔プリンタサーバの構成〕
プリンタサーバ1は、制御部10、印刷指示部20、プログラム記憶部40、データ記憶部50及び通信部30を備えて構成される。
制御部10は、所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの入出力を行うことで、プリンタサーバ1を統括的に制御する機能部であり、CPUやROM、RAM等を有して構成される。
印刷指示部20は、印刷装置5との通信制御を行うための機能部であり、制御部10がアプリケーションプログラム41を起動し、ファイル記憶部51から読み出したファイルの印刷実行の指示を印刷装置5に対して行う。
通信部30は、通信回線Nに接続してデータ通信するための機能部であり、モデムやLANインターフェイス、USB等を備えて構成される。
プログラム記憶部40は、ROMや読み書き可能な不揮発性メモリにより構成され、プリンタサーバ1の動作に必要なプログラムや、そのプログラムの実行に係るデータを格納する。図1によれば、プログラム記憶部40は、各種アプリケーションプログラム41と、要求制御プログラム42とを記憶している。
各種アプリケーションプログラム41は、ワープロソフトや表計算ソフト、画像編集ソフト等の利用者端末3側で記憶された各種アプリケーションプログラム333と同等のプログラムである。
要求制御プログラム42は、利用者端末3からの要求に応じてサブルーチンを読み出して各業務処理を行う要求制御機能を実現するためのプログラムである。要求制御プログラム42のサブルーチンとしては、印刷管理プログラム43、表示画面制御プログラム44、ユーザ管理認証プログラム45及びアプリケーション制御プログラム46がある。
印刷管理プログラム43は、利用者端末3から送信された各種ファイルのファイル記憶部51への記憶、ファイル毎の印刷設定等を管理、印刷指示等を行う印刷管理処理を実現するためのプログラムである。表示画面制御プログラム44は、利用者端末3の画面表示部310に表示させる画面の表示指示を行うためのプログラムである。ユーザ管理認証プログラム45は、ユーザ(利用者)のアクセス権の管理や認証を行うためのプログラムである。アプリケーション制御プログラム46は、利用者端末3で作成された各種ファイルに対応するアプリケーションを自動制御するためのプログラムである。これらのサブルーチンが連関することで、図4〜6に示すフローチャートの処理が実現される。
データ記憶部50は、メモリカード、ハードディスク等の記憶媒体に対してデータの読み書きを行う機能部である。図1によれば、データ記憶部50は、ファイル記憶部51と、印刷条件記憶部52と、ユーザ管理データ記憶部55と、入力ユーザID記憶部57とを有して構成される。
ファイル記憶部51は、利用者端末3のアプリケーションで作成された各種ファイル本体と、まとめ印刷においてユーザにより追加されたファイルの複製とを記憶するためのデータ領域である。制御部10は、まとめ印刷においては、その複製したファイルをユーザの編集操作に従って更新し、また、更新ボタン447のクリックされた際には複製元のファイルに編集内容を反映する。
印刷条件記憶部52は、まとめ印刷の印刷条件を記憶するためのデータ領域であり、全体設定データ53と個別印刷設定データ54とを記憶する。
全体設定データ53は、まとめ印刷機能において複数のファイルを1つの印刷単位として管理するためのデータテーブルであり、図2(a)のデータ構成例に示すように印刷設定名、更新日、部数、紙サイズ及び登録ファイル名を対応付けて記憶する。印刷設定名は、まとめ印刷においてユーザにより追加・選択された複数のファイル全体に付けられる識別名であり、ユーザにより入力される。更新日は、印刷設定名に対応する部数や登録ファイル情報が更新された日付であり、制御部10により設定される。登録ファイル名は、まとめ印刷において追加されたファイルのファイル名である。
制御部10は、まとめ印刷においてユーザに入力された印刷設定名に対して、追加されたファイルのファイル名を登録ファイル名として対応づけて記憶する。例えば、図2(a)のデータ構成は、「会議用資料A」という印刷設定名に、「会議資料11/8.aaa」、「会議資料12/5.aaa」、「会議資料補足.aaa」及び「添付資料.bbb」の4つのファイルが追加され、この追加したファイル全体をA4サイズで3部印刷出力することを表している。
個別印刷設定データ54は、まとめ印刷において追加された各ファイルを管理するためのデータテーブルであり、印刷設定名と、登録ファイル名と、開始ページ及び終了ページを含むページ範囲と、印刷設定情報とを対応付けて記憶する。印刷設定情報は、対応する登録ファイル名のファイルを印刷出力する際の設定情報であり、転写紙1枚あたりに複数ページを印刷する集約印刷のページ数と、両面印刷、ステープル及びパンチの有無と、紙サイズとが含まれている。個別印刷設定データ54における紙サイズは、デフォルトでは全体設定データ53の紙サイズと同一であり、ユーザがファイル毎に個々に変更することができる。
制御部10は、まとめ印刷においてファイルが追加される度に、印刷設定名及び登録ファイル名に対応づけて、ページ範囲及び印刷設定情報を生成して追加することで、複数のファイルの印刷条件を管理する。また、図8(b)のファイル一覧画面430や図9(a)の詳細設定画面440のリストボックス及びチェックボックスを用いてページ範囲や印刷設定情報を変更する変更操作がユーザにより為された場合は、その変更操作に応じて個別印刷設定データ54のページ範囲や印刷設定情報を変更・更新する。図2(b)において、例えば、登録ファイル名「会議資料12/5.aaa」は、2ページから10ページまでを印刷出力し、また、転写紙1枚に2ページ分を集約印刷することを表している。
ユーザ管理データ記憶部55は、まとめ印刷やスケジュール印刷におけるユーザ毎の利用制限情報を記憶するためのデータ領域であり、図3のデータ構成例に示すユーザ管理データ56を記憶する。ユーザ管理データ56は、印刷設定名と、印刷スケジュールと、更新期限と、利用制限情報とを対応づけて記憶するデータテーブルである。
印刷スケジュールは、スケジュール印刷を行う日時であり、更新期限は、まとめ印刷の設定を更新することのできる期限である。利用制限情報は、ユーザ名毎のパスワードと、全体設定データ53において印刷設定名に追加登録されたファイルの編集操作(ファイル操作)の可否と、当該印刷設定名に追加されたファイルのまとめ印刷の実行(全体印刷)の可否とを有して構成される。これらのユーザデータ管理者のみが設定可能である。
制御部10は、図7(a)のログオン画面400において入力されたユーザIDとパスワードとをユーザ管理データ記憶部55に記憶されたデータと比較することで、そのユーザIDのユーザが、まとめ印刷に追加されたファイルの編集操作ができるか否か、まとめ印刷の実行が可能かの認証を行う。
入力ユーザID記憶部57は、図7(a)のログオン画面400において入力されたユーザIDを入力ユーザIDとして記憶するデータ領域である。
尚、全体設定データ53、個別印刷設定データ54、ユーザ管理データ56は、図2及び3に示す表形式(テーブル形式)や、階層構造、XML形式のデータベース構造等、印刷設定名やファイル名、ユーザ名を検索キーとして、対応する各種情報を検索及び更新可能なデータ構造であれば適宜公知技術を採用可能である。また、ファイル名として、ファイル記憶部51における格納先(例えば、ファイルパス)を記憶することとしてもよい。
〔プリンタサーバの具体的な動作〕
次に、図7〜10の表示画面例を参照しつつ、図4〜6のフローチャートを用いてプリンタサーバ1の具体的な動作について説明する。
先ず、プリンタサーバ1の制御部10は、電源投入時からスケジュール印刷のプロセスを立ち上げて、現在日時を監視して、当該現在日時がユーザ管理データ56に記憶された印刷スケジュールの日時に一致するまで待機する。そして、現在日時が印刷スケジュールに一致した場合は(ステップS51;Yes)、ステップS43に移行して、当該印刷スケジュールに対応する印刷設定名を印刷対象とした印刷処理(後述)を行う。
その一方で、制御部10は、通信部30を介して利用者端末3からまとめ印刷の開始指示の要求を検知すると、まとめ印刷を制御するためのプロセスを立ち上げ、図7(a)に示すログオン画面400を利用者端末3に表示させる(ステップS1)。ユーザが、IDエリア401及びパスワードエリア402それぞれにユーザIDとパスワードを入力して、OKボタン403をマウスでクリックすると、利用者端末3の制御部300は、ユーザ認証の要求をプリンタサーバ1に対して行う。プリンタサーバ1の制御部10は、利用者端末3からの要求を検知すると、IDエリア401に入力されたユーザIDを入力ユーザID記憶部57に記憶し、ユーザ管理データ56に基づいてユーザ認証を行う。具体的には、入力ユーザIDに対応づけられたパスワードをユーザ管理データ記憶部55から読み出し、当該パスワードとパスワードエリア402に入力されたパスワードとが一致するかを判定する(ステップS3)。
そして、入力されたパスワードが一致すると判定し、入力ユーザIDのユーザがユーザ管理データ56に既に登録されたユーザであると認証した際には(ステップS5;Yes)、全体設定データ53を印刷条件記憶部52から読み出して、当該データ中の印刷設定名と更新日とを一覧リスト411として含むまとめ印刷一覧画面410(図7(b)参照)を利用者端末3に表示させる(ステップS7)。この一覧リスト411中の印刷設定名は、ユーザの操作部320の操作により選択可能であり、その選択された印刷設定名が図7(b)のように反転表示される。
制御部10は、ファイル追加ボタン414がクリックされたことを検知した場合は(ステップS11;追加)、ファイル記憶部51に記憶された各種ファイルと全体設定データ53とに基づいて図8(a)に示すファイル選択画面420を表示させる(ステップS13)。
より具体的には、ファイル記憶部51に記憶されているファイル、即ちユーザが利用者端末3側で作成したファイルのファイル名422と、当該ファイル名に含まれた拡張子から判別したファイル種類423と、チェックボックス424とを含むファイル一覧425を表示させる。そして、まとめ印刷一覧画面410で選択された印刷設定名に対応する登録ファイル名を全体設定データ53から読み出し、当該ファイル名のチェックボックス424をONにする。
また、ステップS11において、新規作成ボタン413がクリックされたことを検知した場合(ステップS11;新規)、制御部10は、印刷設定名エリア421及びチェックボックス424をクリアしたファイル選択画面420を表示させる(ステップS13)。そして、ステップS13の処理後、ファイル選択画面420においてユーザのファイルの選択を受け付ける(ステップS15)。
制御部10は、ステップS11において修正ボタン415がクリックされたことを検知した場合(ステップS11;修正)、又はステップS13の処理後、まとめ印刷一覧画面410で選択された印刷設定名に対応づけられた登録ファイル名とページ範囲とを個別印刷設定データ54から読み出して、図8(b)のファイル一覧画面430を利用者端末3に表示させる(ステップS17)。ユーザは、このファイル一覧画面430上のリストボックスLB1,LB2,LB3を操作することで開始ページ433、終了ページ434、部数437及び紙サイズ438を変更することができる。
そして、制御部10は、ファイル一覧画面430上でクリックされたボタンに応じて動作を選択する(ステップS25)。具体的に、管理者ボタン460がクリックされたことを検知した際に(ステップS25;管理者)、制御部10は、入力ユーザIDのユーザが管理者である場合に(ステップS45;Yes)、ユーザ管理データ56を読み出し、当該データに基づいて図9(b)の管理者用画面450を利用者端末3に表示させる(ステップS47)。
管理者は、管理者用画面450上のユーザ権限設定エリア451において、チェックボックスCK3及びCK4をON/OFFすることで、ユーザ毎のファイル操作453と全体印刷454とのそれぞれの可否(権限)を設定する。また、ユーザ追加ボックス455をクリックして表示されるユーザ一覧から、ユーザを新たに追加したり、ユーザ削除ボタン456をクリックすることで、利用制限設定エリア451に表示されているユーザを削除したりする。また、管理者は、スケジュールエリア457及び更新期限エリア458に年月日を入力することで、印刷スケジュールや更新期限を設定する。
制御部10は、管理者用画面450上で追加されたユーザや、設定されたユーザ権限、印刷スケジュール及び有効期限をユーザ管理データ56に記憶・更新して(ステップS49)、ステップS39の処理に移行する。
ステップS25において、詳細設定ボタン436がクリックされたことを検知した際には、当該ボタンに対応するファイル名に対応付けられた印刷設定情報を個別印刷設定データ54から読み出して、図9(a)の詳細設定画面440を表示させる(ステップS27)。このとき、個別印刷設定データ54において記憶された印刷設定情報に基づいて印刷した場合の印刷イメージをプレビューエリア446に表示させる。
ユーザは、リストボックスLB4,LB5,LB6を操作することで集約印刷441、両面印刷442及び紙サイズ445をそれぞれ変更することができる。また、チェックボックスCK1,CK2を操作することで、ステープル443及びパンチ444の有無を変更することができる。
そして、詳細設定画面440の編集ボタン449がクリックされたことを検知した場合には(ステップS29;Yes)、選択された印刷設定名においてファイル操作の権限があるか否かを判定する。制御部10は、ユーザ管理データ56を参照して、入力ユーザIDに対応するファイル操作の可否が「可」であれば、ファイル操作の権限があると判定する(ステップS31;Yes)。そして、登録ファイル名に含まれる拡張子に基づいてそのファイルの作成元のアプリケーションプログラム41を判断し、当該ファイルを判断したアプリケーションプログラム41で読み出して利用者端末3に表示させ、ユーザが編集可能な状態とする。また、更新ボタン447がクリックされたことを検知した場合には、編集されたファイルの内容で上述した複製元のファイルを更新する(ステップS33)。
一方、入力ユーザIDに対応するファイル操作の可否が「否」であれば、ユーザにファイル操作の権限がないと判定して(ステップS31;No)、選択された印刷設定名におけるファイルを編集することができない旨のメッセージを図10(b)のウィンドウ463のように表示させる(ステップS35)。このようにして、管理者により予めファイル操作の権限が与えられたユーザにのみファイルの編集操作を許可し、権限のないユーザにはその編集操作の利用を制限するため、まとめ印刷に追加登録されたファイルを担当外のユーザに不正に編集されることを防止できる。
制御部10は、ファイル一覧画面430の保存ボタン439、及び詳細設定画面440のOKボタン448がクリックされたことを検知した場合は、それぞれの画面で変更・設定されたページ範囲と、印刷設定情報とを登録ファイル名毎に個別印刷設定データ54に記憶する(ステップS37)。次いで、ファイル選択画面420において選択されたファイルのファイル名を、その名前順で全体設定データ53の印刷設定名に対応づけて記憶・更新する(ステップS39)。
制御部10は、ユーザ管理データ56を参照し、入力ユーザIDに対応するファイル操作の可否が「可」であれば、ユーザに印刷実行の権限があると判定して(ステップS41;Yes)、更に、現在日時が印刷設定名に対応する有効期限内であった場合に(ステップS42;Yes)、図6に示す印刷処理(ステップS43)に移行する。また、印刷の権限がない(ステップS41;No)、又は有効期限が切れていると判定した場合は(ステップS42;No)、ステップS27の処理に移行して、詳細設定画面440の表示を行う。
ステップS25において、保存ボタン439がクリックされたことを検知した際には(ステップS25;保存)、ステップ37に処理を移行して、個別印刷設定データ54及び全体設定データ53の更新を行う。
ステップS9において、まとめ印刷一覧画面410上の印刷ボタン412がクリックされたことを検知した場合(ステップS9;Yes)、制御部10は、ユーザ管理データ56を参照し、ステップS41と同様に印刷実行の権限があるか否かを判定し、印刷実行の権限があると判定した場合に(ステップS19;Yes)、現在日時が有効期限内であるか否かを判定する。制御部10は、有効期限内であると判定した場合は(ステップS21;Yes)、図6に示す印刷処理(ステップS43)に移行して、ファイル毎の印刷を開始する。
また、印刷実行の権限がない(ステップS19;No)、又は有効期限が切れていると判定した場合は(ステップS21;No)、選択された印刷設定名におけるまとめ印刷ができない旨のメッセージを図10(a)のウィンドウ416のように表示させた後(ステップS23)、ステップS7の処理へ移行する。このようにして、管理者により予め印刷実行の権限が与えられたユーザの場合のみに印刷実行を行わせ、権限のないユーザの印刷実行には制限をかけるため、担当外のユーザにまとめ印刷のファイルが不正に印刷されてしまうことを防止できる。
制御部10は、ステップS43において印刷処理を開始すると、ユーザに選択された印刷設定名に対応する登録ファイル名を全体設定データ53から読み出して、当該登録ファイル名のファイル毎の印刷を順次行うループ(ステップS100〜S120)に入る。
先ず、ユーザに選択された印刷設定名に対応する登録ファイル名を個別印刷設定データ54から取得し(ステップS102)、その登録ファイル名に含まれる拡張子から作成元のアプリケーションプログラムを判断する(ステップS204)。そして、そのアプリケーションプログラムがプログラム記憶部40に記憶されているか否かを判定し(ステップS106)、記憶されていなかった場合には(ステップS106;No)、そのファイルが印刷できない旨のメッセージを利用者端末3に表示させて(ステップS122)、次の登録ファイル名の取得を行う(ステップS102)。
ステップS106において、プログラム記憶部40にアプリケーションプログラムが記憶されていると判定した場合(ステップS106;Yes)、制御部10は、そのアプリケーションプログラム41を起動し(ステップS108)、取得した登録ファイル名に対応するページ範囲及び印刷設定情報を個別印刷設定データ54から読み出す(ステップS110)。
そして、アプリケーションプログラム41を操作して、登録ファイル名のファイルのオープン(ステップS112)、読み出して個別印刷設定データ54内のページ範囲及び印刷設定情報を適用すし、その適用後のファイルを印刷指示部20に出力する(ステップS114)。印刷指示部20は、制御部10から出力されたファイルの印刷実行の指示を印刷装置5に通信部30を介して行う(ステップS116)。そして、制御部10は、起動したアプリケーションプログラム41を終了した後、印刷設定名に対応する全登録ファイル名を順次取得して、ステップS100〜S120のループを繰り返す。
例えば、図11に示すように「会議資料11/8.aaa」、「会議資料12/5.aaa」及び「会議資料補足.aaa」のA4サイズの文書ファイルFa,Fb,Fcと、「添付資料.bbb」のA3サイズのグラフファイルFdとをまとめ印刷する場合、ユーザは、先ず、図8(a)のファイル選択画面420において、これらのファイルのチェックボックスをONにして選択する。
そして、図8(b)のファイル一覧画面430のように、各ファイルのページ範囲を設定し、ファイル毎の詳細設定ボタン436をクリックして詳細設定画面440を表示させ、各ファイルの印刷設定情報の設定を行う。例えば、ファイルFaを、デフォルトの設定のままとし、ファイルFbを転写紙1枚に2ページの集約印刷し、ファイルFcを両面印刷し、ファイルFdの紙サイズをA3サイズに変更するようにリストボックスLB4,LB5,LB6をそれぞれ操作する。このとき、制御部10により図2(b)に示すようなデータ構成の個別印刷設定データ54が作成される。
そして、印刷ボタン412をクリックした場合は、この個別印刷設定データ54に基づいて印刷処理が行われて、図11に示すようにファイルFaの3〜7ページの印刷出力、ファイルFbの2〜10ページの集約印刷、ファイルFcの4〜6ページの両面印刷、ファイルFdの9〜20ページのA4サイズへの縮小印刷が連続して為されるが、例えば、図9(b)に示す管理者用画面450のようにファイル操作453が設定されている場合、このまとめ印刷は「参加者1」と「参加者2」とのみが行え、「参加者3」は印刷することができない。また、ファイルFa〜Fdの編集操作は、「参加者2」及び「参加者3」のみが行える。
以上、本実施形態によれば、ユーザ管理データ56に記憶されたユーザ毎の利用制限情報に基づいて、まとめ印刷として追加登録されたファイルの編集や印刷実行のユーザ利用を制限することで、権限が与えられたユーザのみが、まとめ印刷時にファイルの編集や印刷実行を適切に行えるようになる。従って、例えば、権限のないユーザによって不要にファイルの編集や印刷が為されてしまうことを防止できるため、まとめ印刷におけるセキュリティの向上を図ることができる。
また、利用者端末3で作成された複数のファイルをプリンタサーバ1で記憶し、これらのファイルをまとめ印刷する際に、ファイル毎のページ範囲及び印刷設定情報を記憶した個別印刷設定データ54に基づいて各ファイルの印刷実行の指示を行う。このように、複数のファイルを印刷装置5の固有のデータ形式に変換せずにプリンタサーバ1において各ファイルを管理するため、ユーザは、まとめ印刷後にそのファイルを自由に編集することができる。
また、個別印刷設定データ54に基づいてファイル毎の印刷を行うため、会議やプレゼンテーション等のシーンに応じてファイル毎に個々に設定を変えることができ、また、まとめ印刷後にもその設定を自由に変更することができる。従って、複数の異なるファイルを個々に設定を変えることができ、ユーザは、各ファイルに対応するアプリケーションをわざわざ起動することなく、編集作業や個々の印刷設定の変更することができる。従って、複数のファイルを印刷出力する際の、操作性の向上を図ることができる。
〔変形例〕
尚、上述した実施形態において、ファイルの編集操作と、印刷実行とのユーザ利用を制限することとしたが、例えば、ファイル選択画面420におけるファイルの選択や、ファイル一覧画面430におけるページ範囲の変更、詳細設定画面440における印刷設定情報の変更等のユーザ利用を制限するようにしてもよい。この場合は、ユーザ管理データ56の利用制限情報において、ユーザID毎にファイルの選択、ページ範囲の変更及び印刷設定情報の変更それぞれの可否を対応づけて記憶し、これらの可否を管理者が設定する。そして、ステップS37及びS39の前段で、選択や変更の権限あるユーザの場合にのみ、全体設定データ53及び個別印刷設定データ54の更新を行う。また、同様の方法で、ファイル選択画面420やファイル一覧画面430及び詳細設定画面440を参照する利用制限を管理することとしてもよい。このように、細かく利用制限を管理することで、まとめ印刷におけるセキュリティをより強固にすることができる。
また、ユーザが選択したファイルのファイル名を、ファイル記憶部51に記憶された順序(例えば、五十音順)で全体設定データ53及び個別印刷設定データ54に記憶して、その順序で印刷出力することとしたが、その印刷の順序を変更できるようにしてもよく、更に、この印刷順序の変更の可否を管理することとしてもよい。この場合、登録ファイル情報のファイル名毎に印刷順序を対応づけて記憶する全体設定データ59を図12のようにデータ構成すると共に、ユーザ管理データ56の利用制限情報において、ユーザID毎にファイルの選択、ページ範囲の変更及び印刷設定情報の変更それぞれの可否を対応づけて記憶し、これらの可否を管理者が設定する。
そして、ユーザ管理データ56を参照し、印刷順序の変更の権限が与えられているユーザの場合にのみ、ステップS39のファイル名を記憶する際に、例えば、ユーザによりファイル名が選択された順序を印刷順序として記憶する。これにより、ユーザに選択された順序でファイルの印刷出力が行われると共に、その印刷順序の変更は管理者から権限が与えられたユーザのみが行えるようになる。
また、印刷スケジュール及び更新期限の他に、まとめ印刷の印刷実行を開始可能とする開始日を管理することとしてもよい。この場合は、ユーザ管理データ56の印刷設定名に開始日を対応づけて記憶し、現在日時が開始日を超えた場合に印刷処理を実行することで実現可能である。これにより、予め設定された開始日までは印刷出力することができなくなるため、ファイルは電子的に管理され、ハードコピーでファイルが流出してしまうことを防ぐことができる。
また、プリンタサーバ1を利用者端末3とは別体の装置として構成することとしたが、プリンタサーバ1の機能を利用者端末3内に組み込んで実現することとしてもよいし、印刷装置5内に組み込むこととしてもよく、印刷管理システムSのシステム構成は適宜変更可能である。
印刷管理システムのシステム構成例と、各装置の機能構成の一例を示すブロック図。 (a)全体設定データ、(b)個別印刷設定データのデータ構成の一例を示す図。 ユーザ管理データのデータ構成の一例を示す図。 プリンタサーバのまとめ印刷機能の具体的な動作を説明するための第1のフローチャート。 プリンタサーバのまとめ印刷機能の具体的な動作を説明するための第2のフローチャート。 印刷処理の具体的な処理動作を説明するためのフローチャート。 (a)ログイン画面、(b)まとめ印刷一覧画面の表示例を示す図。 (a)ファイル選択画面、(b)ファイル一覧画面の表示例を示す図。 (a)詳細設定画面、(b)管理者用画面の表示例を示す図。 (a)まとめ印刷一覧画面、(b)詳細設定画面の表示例を示す図。 まとめ印刷の実行結果の一例を示す図。 変形例における全体設定データのデータ構成の一例を示す図。
符号の説明
S 印刷管理システム
1 プリンタサーバ
3 利用者端末
5 印刷装置
10 制御部
20 印刷指示部
30 通信部
40 プログラム記憶部
41 各種アプリケーションプログラム
42 要求制御プログラム
43 印刷管理プログラム
44 表示画面制御プログラム
45 ユーザ管理認証プログラム
46 アプリケーション制御プログラム
50 データ記憶部
51 ファイル記憶部
52 印刷条件記憶部
53 全体設定データ
54 個別印刷設定データ
55 ユーザ管理データ記憶部
56 ユーザ管理データ
57 入力ユーザID記憶部

Claims (18)

  1. 少なくとも一つのアプリケーションプログラムによって作成された複数のファイルを一つの印刷単位として管理し、
    この印刷単位に対して利用制限情報を設定し、
    この利用制限情報に基づいて前記印刷単位に含まれるファイルのユーザ利用を制限する、
    ことを特徴とする印刷管理方法。
  2. 前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの編集の可否を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷管理方法。
  3. 前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷の可否を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷管理方法。
  4. 前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷設定情報の変更の可否を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の印刷管理方法。
  5. 前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷順序の変更の可否を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の印刷管理方法。
  6. 前記印刷単位に対する利用制限情報をユーザ毎に設定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の印刷管理方法。
  7. コンピュータに、
    少なくとも一つのアプリケーションプログラムによって作成された複数のファイルを一つの印刷単位として管理する管理機能と、
    前記印刷単位に対して利用制限情報を設定する設定機能と、
    前記利用制限情報に基づいて前記印刷単位に含まれるファイルのユーザ利用を制限する利用制限機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  8. 前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの編集の可否を含むことを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷の可否を含むことを特徴とする請求項7又は8に記載のプログラム。
  10. 前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷設定情報の変更の可否を含むことを特徴とする請求項7〜9の何れか一項に記載のプログラム。
  11. 前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷順序の変更の可否を含むことを特徴とする請求項7〜10の何れか一項に記載のプログラム。
  12. 前記設定機能は、前記印刷単位に対する利用制限情報をユーザ毎に設定することを特徴とする請求項7〜11の何れか一項に記載のプログラム。
  13. 少なくとも一つのアプリケーションプログラムによって作成された複数のファイルを一つの印刷単位として記憶する第1の記憶部と、
    前記印刷単位に対して利用制限情報を記憶する第2の記憶部と、
    前記利用制限情報に基づいて前記印刷単位に含まれるファイルのユーザ利用を制限する利用制限部と、
    を備えることを特徴とする印刷管理装置。
  14. 前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの編集の可否を含むことを特徴とする請求項13に記載の印刷管理装置。
  15. 前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷の可否を含むことを特徴とする請求項13又は14に記載の印刷管理装置。
  16. 前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷設定情報の変更の可否を含むことを特徴とする請求項13〜15の何れか一項に記載の印刷管理装置。
  17. 前記利用制限情報は、前記印刷単位に含まれるファイルの印刷順序の変更の可否を含むことを特徴とする請求項13〜16の何れか一項に記載の印刷管理装置。
  18. 前記第2の記憶部は、前記印刷単位に対する利用制限情報をユーザ毎に記憶することを特徴とする請求項13〜17の何れか一項に記載の印刷管理装置。
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