JP2008304936A - 楽器用ストラップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 演奏者への負担の少ない楽器用ストラップを提供する。
【解決手段】
本楽器用ストラップ400は、楽器演奏者の頸部の後側に掛けられる首掛け帯401と、前記頸部の左右からそれぞれ前側に延びた首掛け帯401の両端に接続され、首掛け帯401と楽器とを連結する楽器連結具410と、前記頸部の右側から前方へと延びた首掛け帯401の右側部分と、前記頸部の左側から前方へと延びた首掛け帯401の左側部分とが近接することを防止して、前記右側部分と前記左側部分との間隔を保持する間隔保持部材420とを備えている。前記間隔保持部材は、前記首掛け帯の右側端部より前記頸部よりの途中部分に係止される第1係止部と、前記首掛け帯の左側端部より前記頸部よりの途中部分に係止される第2係止部とを備え、前記第1係止部と前記第2係止部とが所定の間隔を隔てている。
【選択図】 図10

Description

本発明は、楽器を取り付けるための楽器用ストラップに関し、特にサックス等の楽器を吊り下げるための楽器用ストラップに関する。
従来この種の楽器用ストラップとしては、種々のものが提案されている。これを大別すると、首から吊り下げる『ネック型ストラップ』、一方の肩から吊り下げる『ショルダー型ストラップ』、さらには、両肩から吊り下げる『ハーネス型ストラップ』がある。
例えば、特許文献1には、ショルダー型ストラップが開示されている。このショルダー型ストラップは、片側ストラップを腹部のベルトで固定するように構成されている。このショルダー型ストラップによれば、演奏者の首にかかる負荷を軽減することができる。
また、特許文献2には、ハーネス型ストラップが開示されている。このハーネス型ストラップの場合も、同様に演奏者の首にかかる負荷を軽減することができるという利点が認められる。
実用新案登録第3095362号公報 実開平5−71896号公報
しかしながら、『ネック型ストラップ』は、紐を首に掛けた状態で重量のある楽器を吊り金具に吊り下げるので、楽器の全重量が首に集中すると言う欠点がある。したがって、演奏者は自然と前屈みの状態となり、首が痛くなるだけではなく、肺も圧迫され、呼吸がしにくいという問題点がある。さらには首の筋肉の緊張を余儀なくされ、そのことは、喉を締め付ける結果となり、肩や顔の筋肉の緊張をも引き起こし、音質・音色が犠牲になる。
また、肩から吊り下げる『ショルダー型ストラップ』は、楽器重量を肩で支えることから、首にかかる楽器重量から開放されるが、楽器が傾斜した状態で支持されることから安定せず、無理な姿勢による演奏となる欠点を有する。
さらに、胸部を前後から強く圧迫する為、完全に開放された状態から程遠く、呼吸がしにくく、音質・音色が犠牲になる。
そして、『ハーネス型ストラップ』は、両肩に荷重を分散させるが、両肩、胸部または腹部を四方から縛り付けることになり微妙な動作を困難にし、演奏に影響することを避け得ない。また、胸部あるいは腹部を前後から挟持することから、呼吸への影響を避けることが出来なく、やはり音質・音色が犠牲となる。
また、特許文献1に開示されているショルダー型ストラップの場合、腹部をベルトのような形で固定している為に、腹部の圧迫があり、しかも安定性にかける。
さらに、特許文献2に開示されているハーネス型ストラップの場合も、紐が両腋の下から体の前面へ出る仕組みになっているため、胸部への圧迫が避けられない。その上、両肩の紐が固定されておらず、紐がずり落ちてくる可能性があり安定性に欠ける。
本発明は、前述の諸点に鑑みなされたもので、その目的は、演奏者への負担の少ない楽器用ストラップを提供することにある。また、もう一つの目的は、演奏中に自由な演奏動作を確保し、音質・音色の向上が期待できうる楽器用ストラップを提供することにある。
第1の観点に係る楽器用ストラップは、楽器演奏者の頸部の後側に掛けられる首掛け帯と、前記頸部の左右からそれぞれ前側に延びた前記首掛け帯の両端に接続され、前記首掛け帯と楽器とを連結する楽器連結具と、前記頸部の右側から前方へと延びた前記首掛け帯の右側部分と、前記頸部の左側から前方へと延びた前記首掛け帯の左側部分とが近接することを防止して、前記右側部分と前記左側部分との間隔を保持する間隔保持部材とを備え、前記間隔保持部材は、前記首掛け帯の右側端部より前記頸部よりの途中部分に係止される第1係止部と、前記首掛け帯の左側端部より前記頸部よりの途中部分に係止される第2係止部とを備え、前記第1係止部と前記第2係止部とが所定の間隔を隔てており、前記第1係止部が前記首掛け帯の右側部分に沿って位置を調節可能であり、前記第2係止部が前記首掛け帯の左側部分に沿って位置を調節可能に構成されていることを特徴とする。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
本発明の楽器用ストラップによれば、楽器の荷重が演奏者の肩部に分散され、頸部(首)を締め付けることがなく、首にかかる負担が軽減される。また胸を締め付けないことから、演奏者への負担が減少し、無理な姿勢から開放され、楽な呼吸を達成することが可能となり、音質・音色の向上が期待できる等極めて効果の大きいものである。
また、演奏時における自由な演奏動作を確保できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る楽器連結具が備える平板の平面図であり、図2は、その正面図である。実施の形態1に係る楽器連結具10は、平板1の中央近傍に一対の突起2を設け、平板1の両端に、ストラップと連結する連結部3を有する構成のものである。
平板1は、ストラップに連結して使用する際に、その形状が保持できる程度の強度を有するものである。その形状を有する程度の強度を有するものであれば、何でもよいが、例えば、金属板やプラスチックなどを使用することが可能である。
また、平板1の耐加重が5kg以上のものを使用することにより、より長時間の演奏においても演奏者への負担が減り、大型の楽器を使用する際には、特に好ましい。
さらに、平板1の形状は、扁平でも、図2のように中央部を少し折り曲げたものでもよい。
突起2は、連結具に楽器を取り付ける際の楽器取り付けフック5(図5参照)が、所定位置より容易に移動しないためのものである。突起2の取り付け位置は、演奏者および楽器の種類により、適宜選定すればよいが、自由な演奏を妨げない程度に、楽器取り付けフックの位置を固定するとよい。
次に、実施の形態1に係る楽器用ストラップの構成について説明する。図5は、本実施の形態に係る楽器用ストラップの構成を示す斜視図である。図5に示すように、楽器用ストラップ100は、楽器演奏者の頸部の後側に掛けられる首掛け帯101と、楽器演奏者の背中から腹部へと掛けられる補助帯102とを備えている。首掛け帯101は、楽器演奏者の右肩に掛けられる右側帯部103と、楽器演奏者の左肩に掛けられる左側帯部104とを備えている。右側帯部103は、上部帯部103aと、この上部帯部103aから延ばされた下部帯部103bとから構成されており、左側帯部104は、上部帯部104aと、この上部帯部104aから延ばされた下部帯部104bとから構成されている。2つの上部帯部103a、104aは三角環状の留め具105によって連結されている。さらに詳しく説明すると、右肩用の上部帯部103aの一端が留め具105の一辺に取り付けられ、左肩用の上部帯部104aの一端が留め具105の他の一辺に取り付けられている。これによって右肩用の上部帯部103aと左肩用の上部帯部104aとが、留め具105の二辺間の角度に応じた角度を隔てて左右へそれぞれ延びている。上部帯部103aおよび104aは、楽器演奏者の頸部および肩部に当接したときに楽器演奏者が痛みを感じることがないように、柔軟な皮革によってスポンジが覆われた構成となっている。
楽器用ストラップ100は、留め具105が楽器演奏者の背中に位置するようにして楽器演奏者に装着される。右肩用の上部帯部103aは、楽器演奏者の頸部後側から右肩を通って前側へと掛けられ、左肩用の上部帯部104aは、楽器演奏者の頸部後側から左肩を通って前側へと掛けられる。上部帯部103aおよび104aは、装着状態においてそれぞれ楽器演奏者の鎖骨付近の位置で終端している。上部帯部103aおよび104aの前側端部からは、これらの上部帯部103aおよび104aよりも細い下部帯部103b、104bがそれぞれ延びている。下部帯部103b、104bは、上部帯部103a、104aには一端だけが接続されており、他端側は途中で折り返されて、長さ調節に用いられる調節金具103c、104cに係止されている。調節金具103c、104cにより、下部帯部103b、104bの折り返しの長さを調節することができ、これにより、下部帯部103b、104bの長さをそれぞれ調節することができる。また、右側の下部帯部103bの折り返された端部は、楽器連結具10の平板1の右端に支持環6を介して接続され、左側の下部帯部104bの折り返された端部は、平板1の左端に支持環6を介して接続されている。
前述したように、留め具105の一辺には右肩用の上部帯部103aが取り付けられており、他の一辺には左肩用の上部帯部104aが取り付けられている。そして、留め具105の残りの一辺には、補助帯102の一端が取り付けられている。補助帯102は、留め具105に取り付けられた上部帯部102aと、上部帯部102aの先端から延びた下部帯部102bとによって構成されている。上部帯部102aは、上部帯部103aおよび104aと同様に、クッション性を確保するために、柔軟な皮革によってスポンジが覆われた構成となっている。また、下部帯部102bは、上部帯部102aよりも幅の狭い帯であり、その先端が楽器連結具10の平板1の左端に支持環6を介して接続されている。
楽器連結具10は、一方向に長い平板1と、平板1の中間部分に取り付けられた楽器取り付けフック5とを備えている。平板1は、図1に示すように、両端に首掛け帯101の接続に用いられる穴3を有している。また、平板1の中央から若干両端側に寄った2つの位置にはそれぞれ半球状の突起2が設けられている(図2参照)。平板1の2つの突起2の間の部分には、楽器取り付けフック5の取付リング51が取り付けられている。2つの突起2の間隔は、取付リング51の幅よりも広く、取付リング51は、2つの突起2の間を自由に移動することが可能である。また、取付リング51が突起2に当接することによって突起2が取付リング51のストッパの役割を果たし、取付リング51が突起2を超えて移動することは防止される。また、突起2はゴム製であり、取付リング51が突起2に当接した場合に音が生じないように構成されている。楽器取り付けフック5は、楽器(サクソフォーン)に係合されるフック部52を有しており、このフック部52をサクソフォーンに設けられたつり環に係合させることにより、楽器用ストラップ100にサクソフォーンを連結することができる。
また、平板1は、図2に示すように中央において少し折り曲げられており、中央から両端へ向かうに従って高くなるように、実質的にV字状に形成されている。従って、楽器取り付けフック5は、サクソフォーンが取り付けられた状態のときには、サクソフォーンの重量によって中央の一番低い位置に安定して位置することとなる。その一方で、楽器取り付けフック5は平板1の中央に固定されているわけではなく、上述したように2つの突起2の間で楽器取り付けフック5を移動させることが可能であるため、楽器演奏者がサクソフォーンを左右に移動させたい場合は、前記2つの突起2の間で自由に移動させることができる。
図6は、実施の形態1に係る楽器用ストラップを楽器演奏者に装着したときの状態を模式的に説明する正面図であり、図7は、その背面図である。楽器演奏者がかかる楽器用ストラップ100を使用する場合には、楽器演奏者は、背中に留め具105が位置し、右肩用の上部帯部103aと左肩用の上部帯部104aの間に楽器演奏者の頸部が位置し、楽器連結具10が体の前側(つまり胸部または腹部)に位置するように楽器用ストラップ100を装着する。このとき、頸部右側に右肩用の上部帯部103aが位置し、頸部左側に左肩用の上部帯部104aが位置することとなる。また、補助帯102が、楽器演奏者の背中から腹部左側を通るように配置される。そして、楽器取り付けフック5のフック部52にサクソフォーンのつり環(図示せず)が係合される。
従来のネック型ストラップの場合では、装着した当初には楽器演奏者の首の付け根部分に首掛け帯が掛かる状態であっても、楽器の重量により楽器に接続された首掛け帯の両端が下方向へ引っ張られ、これによって楽器演奏者の前側に位置する首掛け帯の左右の部分(V字状の部分)に前記左右の部分の間隔を狭めるような(V字の角度が小さくなるような)内向きの力が作用する。そして、楽器演奏者の胸の前側において首掛け帯の左右の部分の間隔を確保する部材が存在しないため、楽器演奏者の動きにより、首の付け根よりも太さの小さい首の上方へと首掛け帯が徐々に移動し、実質的に頸部のみで楽器を支持する姿勢となっていた。このため、楽器演奏者の頸部にかかる負担が大きく、姿勢が前屈みとなって肺を圧迫し、音質や音色が悪化するなど演奏に支障を来していた。一方、本実施の形態に係る楽器用ストラップ100では、楽器演奏者の胸の前側において首掛け帯101の左右の部分の間隔を広く確保する平板1が設けられていることによって、首掛け帯101の左右の部分の間隔が保持され、首掛け帯101が首の付け根から上方へと移動することが抑制される。従って、演奏者の頸部への負担が軽減される。
また、平板1の長さは140mmとされており、つまり首掛け帯101の左右の部分の間隔を約140mmに保持するようになっている。前述したように、ネック型ストラップでは、首掛け帯の左右の部分に内向きの力が作用するが、本実施の形態1に係る楽器用ストラップ100では、平板1によって首掛け帯101の左右の部分が近接することが妨げられ、首掛け帯101の左右の部分の間隔が、平板1の長さである約140mmに維持される。この平板1の長さは、標準的な体格の楽器演奏者が楽器用ストラップ100を装着したときに、右側帯部103の楽器演奏者の右肩から前側に垂れる部分と、左側帯部104の楽器演奏者の左肩から前側に垂れる部分とが実質的に平行になるサイズである。つまり、楽器演奏者の頸部の右側から前方へと延びた首掛け帯101の右側部分と、頸部の左側から前方へと延びた首掛け帯101の左側部分とが、それぞれ鉛直方向に延びることとなる。このように、首掛け帯101の前記右側部分と前記左側部分とが、鉛直方向に延びることにより、楽器の重量によって首掛け帯101の右側部分および左側部分のそれぞれにおいて長手方向(鉛直方向)に力が作用し、内向きの力が生じることが防止されるため、首掛け帯101が首の付け根から上方へと移動することを抑制する効果がさらに向上する。
また、取り付けられたサクソフォーンの重量により、楽器連結具10には下向きの力が作用し、これによって首掛け帯101の前端側が下方向へ引っ張られる。これと共に、楽器連結具10に接続された補助帯102も下方向へ引っ張られる。従って、上記のような補助帯102を設けることによって、補助帯102により首掛け帯101が楽器演奏者の背中側から引っ張られることとなり、首掛け帯101が首の付け根から上方へ移動することがより一層防止され、楽器演奏者の頸部にかかる負担をより一層軽減することができる。この結果、楽器演奏者の演奏姿勢が前屈みとなることが防止され、楽器演奏者の肺が圧迫されることが防止される。
また、楽器演奏者は、左右の下部帯部103b、104bの長さを適宜調節し、楽器の上下方向の位置を調節することができる。これによって、楽器演奏者にとって最適な高さに楽器の位置を調節することができる。
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2に係る楽器用ストラップ200の構成を示す斜視図である。図8に示すように、実施の形態2に係る楽器用ストラップ200は、楽器演奏者の頸部の後側に掛けられる首掛け帯201と、実施の形態1と同様の構成の楽器連結具210とを備えている。
首掛け帯201は、一本の帯の上部帯部201aと、上部帯部201aの両端に接続された2つの下部帯部201b、201cとを備えている。上部帯部201aは、その中央部分が楽器演奏者の頸部後側に配置され、一端側が楽器演奏者の頸部後側から右肩を通って前側へと掛けられ、他端側が頸部後側から左肩を通って前側へと掛けられる。かかる上部帯部201aは、その幅が全長に渡って実質的に均一な帯状部材であり、立体裁断により、楽器演奏者の身体に接触する側の面(以下、裏面という)203が楽器演奏者の頸部後側、肩部及び胸部に密着するような3次元的形状とされている。上部帯部201aの右側部分および左側部分は、装着状態においてそれぞれ楽器演奏者の鎖骨付近の位置で終端している。上部帯部201aの両端からは、上部帯部201aよりも細い下部帯部201b、201cがそれぞれ延びている。なお、下部帯部201b、201cの構成は、実施の形態1で説明した下部帯部103b、104bの構成と同様であるので、その説明を省略する。また、上部帯部201aは、楽器演奏者の頸部および肩部に当接したときに楽器演奏者が痛みを感じることがないように、柔軟な皮革によってスポンジが覆われた構成となっている。
右側の下部帯部201bの先端部は、楽器連結具210が備える平板1の右端に支持環6を介して接続され、左側の下部帯部201cの先端部は、平板1の左端に支持環6を介して接続されている。なお、楽器連結具210の構成は、実施の形態1で説明した楽器連結具10の構成と同様であるので、同一構成要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
楽器演奏者がかかる楽器用ストラップ200を使用する場合には、楽器演奏者は、背中(頸部の後側)に首掛け帯201の中央が位置し、首掛け帯201の右側部分が楽器演奏者の頸部右側から前方へ延び、首掛け帯201の左側部分が楽器演奏者の頸部左側から前方へ延び、楽器連結具210が体の前側(つまり胸部または腹部)に位置するように楽器用ストラップ200を装着する。そして、楽器取り付けフック5のフック部52にサクソフォーンのつり環(図示せず)が係合される。
上記のような構成とすることにより、実施の形態1と同様に、本実施の形態に係る楽器用ストラップ200では、楽器演奏者の胸の前側において首掛け帯201の左右の部分の間隔を広く確保する平板1が設けられていることによって、首掛け帯201の左右の部分の間隔が保持され、首掛け帯201が首の付け根から上方へと移動することが抑制される。従って、演奏者の頸部への負担が軽減される。
また、楽器演奏者は、左右の下部帯部201b、201cの長さを適宜調節し、楽器の上下方向の位置を調節することができる。これによって、楽器演奏者にとって最適な高さに楽器の位置を調節することができる。
(実施の形態3)
図9は、実施の形態3に係る楽器用ストラップ300の構成を示す斜視図である。図9に示すように、実施の形態3に係る楽器用ストラップ300は、楽器演奏者の頸部の後側に掛けられる首掛け帯301と、楽器演奏者の背中から腹部へと掛けられる補助帯302と、首掛け帯301を楽器(サクソフォーン)と連結する楽器連結具310とを備えている。
首掛け帯301は、楽器演奏者の右肩に掛けられる右側帯部303と、楽器演奏者の左肩に掛けられる左側帯部304とを備えている。右側帯部303は、上部帯部303aと、この上部帯部303aから延ばされた下部帯部303bとから構成されており、左側帯部304は、上部帯部304aと、この上部帯部304aから延ばされた下部帯部304bとから構成されている。2つの上部帯部303a、304aは三角環状の留め具305によって連結されている。上部帯部303aおよび304a、並びに留め具305の構成は、実施の形態1で説明した上部帯部103aおよび104a、並びに留め具105の構成と同様であるので、その説明を省略する。また、上部帯部303a、304aおよび補助帯302が留め具305に接続される態様は、実施の形態1で説明した上部帯部103a、104aおよび補助帯102が留め具105に接続される態様と同様であるので、その説明を省略する。
右側帯部303の上部帯部303aの先端からは、上部帯部303aより細い下部帯部303bが延びている。また、左側帯部304の上部帯部304aの先端からは、上部帯部304aより細い下部帯部304bが延びている。なお、下部帯部303b、304bの構成は、実施の形態1で説明した下部帯部103b、104bの構成と同様であるので、その説明を省略する。
補助帯302は、留め具305に取り付けられた上部帯部302aと、上部帯部302aの先端から延びた下部帯部302bと、楽器連結具310に接続するためのフック部302cとによって構成されている。なお、上部帯部302aの構成は、実施の形態1で説明した上部帯部102aの構成と同様であるので、その説明を省略する。下部帯部302bは、上部帯部302aには一端だけが接続されており、他端側は途中で折り返されて、長さ調節に用いられる調節金具302dに係止されている。調節金具302dにより、下部帯部302bの折り返しの長さを調節することができ、これにより、下部帯部302bの長さを調節することができる。また、下部帯部302bの折り返された端部には、接続金具302eを介してフック部302cが接続されている。
ここで、本実施の形態3に係る楽器連結具310について詳細に説明する。図9に示すように、楽器連結具310は、首掛け帯301の右側部分と左側部分との間隔を保持するための間隔保持部材311と、長さを調節するための長さ調節部312と、サクソフォーンに連結される楽器取り付けフック313とを備えている。間隔保持部材311は、針金状の金属により構成されている。間隔保持部材311の両端は、環状に湾曲され、環状部311a、311bが形成されている。右側の環状部311aには、右側帯部303の下部帯部303bの先端が取り付けられており、左側の環状部311bには、左側帯部304の下部帯部304bの先端が取り付けられている。これによって、首掛け帯301と間隔保持部材311とが連結される。また、間隔保持部材311の中央部分には、環状のアジャスタ取付部311cが設けられており、このアジャスタ取付部311cに長さ調節部312が取り付けられている。長さ調節部312は、布製の第1帯部312aと、取付金具312bと、布製の第2帯部312cと、長さ調節に用いられる調節金具312dとを有している。第1帯部312aは、前述した間隔保持部材311のアジャスタ取付部311cに接続されている。第1帯部312aの幅は、アジャスタ取付部311cの幅よりも若干小さく、このため長さ調節部312は間隔保持部311に対して横方向へ殆ど移動することができない、すなわち、間隔保持部311の中央に位置するようになっている。
第1帯部312aの下端には環状の取付金具312bが取り付けられている。この取付金具には、前述した補助帯302のフック部302cが係合される。また、取付金具312bには、第2帯部312cの一端が接続されている。第2帯部312cは、取付金具312bには一端だけが接続されており、他端側は途中で折り返されて、長さ調節に用いられる調節金具312dに係止されている。調節金具312dにより、第2帯部312cの折り返しの長さを調節することができ、これにより、第2帯部312cの長さを調節することができる。また、第2帯部312cの折り返された端部には、楽器取り付けフック313の基端部分が接続されている。
楽器演奏者がかかる楽器用ストラップ300を使用する場合には、楽器演奏者は、背中に留め具305が位置し、右肩用の上部帯部303aと左肩用の上部帯部304aの間に楽器演奏者の頸部が位置し、楽器連結具310が体の前側(つまり胸部または腹部)に位置するように楽器用ストラップ300を装着する。このとき、頸部右側に右肩用の上部帯部303aが位置し、頸部左側に左肩用の上部帯部304aが位置することとなる。また、補助帯302が、楽器演奏者の背中から腹部左側を通るように配置される。そして、楽器取り付けフック313にサクソフォーンのつり環(図示せず)が係合される。
本実施の形態に係る楽器用ストラップ300では、楽器演奏者の胸の前側において首掛け帯301の左右の部分の間隔を広く確保する間隔保持部材311が設けられていることによって、首掛け帯301の左右の部分の間隔が保持され、首掛け帯301が首の付け根から上方へと移動することが抑制される。従って、演奏者の頸部への負担が軽減される。
また、間隔保持部材311の長さは140mmとされており、首掛け帯301の左右前側の部分の間隔を約140mmに保持するようになっている。本実施の形態3に係る楽器用ストラップ300では、間隔保持部材311によって首掛け帯301の左右の部分が近接することが妨げられ、首掛け帯301の左右前側の部分の間隔が、間隔保持部材311の長さである約140mmに維持される。この間隔保持部材311の長さは、標準的な体格の楽器演奏者が楽器用ストラップ300を装着したときに、右側帯部303の楽器演奏者の右肩から前側に垂れる部分と、左側帯部304の楽器演奏者の左肩から前側に垂れる部分とが実質的に平行になるサイズである。つまり、楽器演奏者の頸部の右側から前方へと延びた首掛け帯301の右側部分と、頸部の左側から前方へと延びた首掛け帯301の左側部分とが、それぞれ鉛直方向に延びることとなる。このように、首掛け帯301の前記右側部分と前記左側部分とが、鉛直方向に延びることにより、楽器の重量によって首掛け帯301の右側部分および左側部分のそれぞれにおいて長手方向(鉛直方向)に力が作用し、内向きの力が生じることが防止されるため、首掛け帯301が首の付け根から上方へと移動することを抑制する効果がさらに向上する。
また、取り付けられたサクソフォーンの重量により、楽器連結具310には下向きの力が作用し、これによって首掛け帯301の前端側が下方向へ引っ張られる。これと共に、長さ調節部312に接続された補助帯302も下方向へ引っ張られる。従って、上記のような補助帯302を設けることによって、補助帯302により首掛け帯301が楽器演奏者の背中側から引っ張られることとなり、首掛け帯301が首の付け根から上方へ移動することがより一層防止され、楽器演奏者の頸部にかかる負担をより一層軽減することができる。この結果、楽器演奏者の演奏姿勢が前屈みとなることが防止され、楽器演奏者の肺が圧迫されることが防止される。
また、楽器演奏者は、間隔保持部材311の下方に設けられた長さ調節部312の長さを適宜調節し、楽器の上下方向の位置を調節することができる。これによって、楽器演奏者にとって最適な高さに楽器の位置を調節することができる。しかも、首掛け帯の左右の両側部分に長さ調節部を設ける場合では、2つの長さ調節部の長さをそれぞれ調節する必要があったのに比べ、実施の形態3に係る楽器用ストラップ300では、一つの長さ調節部312の長さを調節するだけで楽器の上下方向の位置を容易に調節することができ、楽器演奏者の利便性が向上する。
さらに、楽器演奏者は、補助帯302に設けられた下部帯部302bの長さを調節することにより、補助帯302の長さを適宜調節することができる。つまり、補助帯302の長さを短くすると、留め具305が下方に位置し、補助帯302の長さを長くすると、留め具305が上方に位置するため、補助帯302の長さを適切に調節することにより、楽器演奏者にとって最適な位置(最も楽器の重量を支えやすい位置)に首掛け帯301を配置することができる。
(実施の形態4)
図10は、実施の形態4に係る楽器用ストラップ400の構成を示す斜視図である。図10に示すように、実施の形態4に係る楽器用ストラップ400は、楽器演奏者の頸部の後側に掛けられる首掛け帯401と、楽器演奏者の背中から腹部へと掛けられる補助帯402と、首掛け帯401を楽器(サクソフォーン)と連結する楽器連結具410と、楽器演奏者の頸部の右側から前方へと延びた首掛け帯401の右側部分と、頸部の左側から前方へと延びた首掛け帯401の左側部分との間隔を保持する間隔保持部材420とを備えている。
首掛け帯401は、楽器演奏者の右肩に掛けられる右側帯部403と、楽器演奏者の左肩に掛けられる左側帯部404とを備えている。右側帯部403は、上部帯部403aと、この上部帯部403aから延ばされた下部帯部403bとから構成されており、左側帯部404は、上部帯部404aと、この上部帯部404aから延ばされた下部帯部404bとから構成されている。2つの上部帯部403a、404aは三角環状の留め具405によって連結されている。上部帯部403aおよび404a、並びに留め具405の構成は、実施の形態1で説明した上部帯部103aおよび104a、並びに留め具105の構成と同様であるので、その説明を省略する。また、上部帯部403a、404aおよび補助帯402が留め具405に接続される態様は、実施の形態1で説明した上部帯部103a、104aおよび補助帯102が留め具105に接続される態様と同様であるので、その説明を省略する。
右側帯部403の上部帯部403aの先端からは、上部帯部403aより細い下部帯部403bが延びている。また、左側帯部404の上部帯部404aの先端からは、上部帯部404aより細い下部帯部404bが延びている。下部帯部403b、404bは、それぞれ先端が折り返されて環状に形成されている。そして、右側の下部帯部403bの折り返された端部および左側の下部帯部404bの折り返された端部は、それぞれ楽器連結具410に接続されている。
図10に示すように、楽器連結具410は、長さを調節するための長さ調節部412と、サクソフォーンに連結される楽器取り付けフック413とを備えている。首掛け帯401の下部帯部403bの先端および下部帯部404bの先端は、環状の取付金具411に接続されている。また、この取付金具411には、長さ調節部412の第1帯部412aが接続されている。長さ調節部412および楽器取り付けフック413の構成は、実施の形態3で説明した長さ調節部312および楽器取り付けフック313の構成と同様であるので、その説明を省略する。また、補助帯402の構成も、実施の形態3で説明した補助帯302の構成と同様であるので、その説明を省略する。
本実施の形態4に係る楽器用ストラップ400は、楽器演奏者の頸部の右側から前方へと延びた首掛け帯401の右側部分と、頸部の左側から前方へと延びた首掛け帯401の左側部分とが近接することを防止して、前記右側部分と前記左側部分との間隔を保持する間隔保持部材420を楽器連結具410とは別に備えている。図11は、実施の形態4に係る間隔保持部材の構成を示す正面図である。図11に示すように、間隔保持部材420は、細長い針金状の金属により構成されている。間隔保持部材420の右端(図面において紙面に向かって左側端部)は、首掛け帯401の右側部分に係止する係止部421が設けられており、間隔保持部材420の左端(図面において紙面に向かって右側端部)は、首掛け帯401の右側部分に係止する係止部422が設けられている。係止部421および422は、それぞれ円環状に形成されており、上下方向中央に横長の棒状部421aおよび422aを有している。棒状部421aおよび422aは、首掛け帯401の下部帯部403bおよび404bの幅と実質的に同一の長さを有しており、下部帯部403bが右側の係止部421の棒状部421aに掛けられており、下部帯部404bが左側の係止部422の棒状部422aに掛けられている。さらに詳しく説明すると、係止部421(422)の棒状部421a(422a)より上側の部分と下側の部分(半円状の部分)では下部帯部403b(404b)がそれぞれ係止部421(422)の後側に配置され、係止部421(422)の上下方向中央位置では、は下部帯部403b(404b)が棒状部421a(422a)の前側に配置される。このように下部帯部403bおよび404bが棒状部421aおよび422aに掛けられることにより、間隔保持部材420が下部帯部403bおよび404bに係止され、間隔保持部材420が自重により下方へ落ちることが防止される。
また、間隔保持部材420の係止部421と422とを連結している中間部423は細長い棒状をなしており、これによって間隔保持部材420の長さは140mmとされている。かかる間隔保持部材420は、楽器演奏者の胸の位置に配置される。また上述したように、係止部421および422が下部帯部403bおよび404bに係止されるため、楽器演奏者の胸の位置から間隔保持部材420が落ちることはない。しかも、係止部421および422を上述したような構成とすることにより、楽器演奏者は容易に間隔保持部材420を上下に移動させることができ、楽器演奏者の体格や好みに合わせて、適切な位置に間隔保持部材420を配置することができる。
本実施の形態に係る楽器用ストラップ400では、楽器演奏者の胸の前側において首掛け帯401の左右の部分の間隔を広く確保する間隔保持部材420が設けられていることによって、首掛け帯401の左右前側の部分の間隔が保持され、首掛け帯301が首の付け根から上方へと移動することが抑制される。従って、演奏者の頸部への負担が軽減される。
また、上述したように、間隔保持部材420により、首掛け帯401の左右前側の部分の間隔が約140mmに保持される。つまり、本実施の形態4に係る楽器用ストラップ400では、間隔保持部材420によって首掛け帯301の左右前側の部分が近接することが妨げられ、首掛け帯401の左右前側の部分の間隔が、間隔保持部材420の長さである約140mmに維持される。この間隔保持部材420の長さは、標準的な体格の楽器演奏者が楽器用ストラップ400を装着したときに、右側帯部403の楽器演奏者の右肩から前側に垂れる部分と、左側帯部404の楽器演奏者の左肩から前側に垂れる部分とが実質的に平行になるサイズである。つまり、楽器演奏者の頸部の右側から前方へと延びた首掛け帯401の右側部分と、頸部の左側から前方へと延びた首掛け帯401の左側部分とが、それぞれ鉛直方向に延びることとなる。このように、首掛け帯401の前記右側部分と前記左側部分とが、鉛直方向に延びることにより、楽器の重量によって首掛け帯401の右側部分および左側部分のそれぞれにおいて長手方向(鉛直方向)に力が作用し、内向きの力が生じることが防止されるため、首掛け帯401が首の付け根から上方へと移動することを抑制する効果がさらに向上する。
また、取り付けられたサクソフォーンの重量により、楽器連結具410には下向きの力が作用し、これによって首掛け帯401の前端側が下方向へ引っ張られる。これと共に、長さ調節部412に接続された補助帯402も下方向へ引っ張られる。従って、補助帯402を設けることによって、補助帯402により首掛け帯401が楽器演奏者の背中側から引っ張られることとなり、首掛け帯401が首の付け根から上方へ移動することがより一層防止され、楽器演奏者の頸部にかかる負担をより一層軽減することができる。この結果、楽器演奏者の演奏姿勢が前屈みとなることが防止され、楽器演奏者の肺が圧迫されることが防止される。
また、楽器演奏者は、楽器連結具410に設けられた長さ調節部412の長さを適宜調節し、楽器の上下方向の位置を調節することができる。これによって、楽器演奏者にとって最適な高さに楽器の位置を調節することができる。しかも、首掛け帯の左右の両側部分に長さ調節部を設ける場合では、2つの長さ調節部の長さをそれぞれ調節する必要があったのに比べ、実施の形態4に係る楽器用ストラップ400では、一つの長さ調節部412の長さを調節するだけで楽器の上下方向の位置を容易に調節することができ、楽器演奏者の利便性が向上する。
さらに、楽器演奏者は、補助帯402に設けられた下部帯部の長さを調節することにより、補助帯402の長さを適宜調節することができる。つまり、補助帯402の長さを短くすると、留め具405が下方に位置し、補助帯402の長さを長くすると、留め具405が上方に位置するため、補助帯402の長さを適切に調節することにより、楽器演奏者にとって最適な位置(最も楽器の重量を支えやすい位置)に首掛け帯401を配置することができる。
(その他の実施の形態)
上述したように、実施の形態1においては、半球状の突起2を平板1に設ける構成について述べたが、突起2の形状は特に限定されない。これらの突起は取付リング51のストッパの役割を果たせば、立方体、直方体、円錐、三角錐、四角錐等、半球以外の形状であってもよい。
また、実施の形態1においては、突起2をゴム製としたが、楽器取り付けフック5との間で音がしないような部材であれば、その材質は特に限定されない。かかる突起を合成樹脂製とすることもできるし、金属製の本体の表面を合成樹脂等で被覆したものとすることもできる。
また、実施の形態1においては、平板1を中央で折り曲げ、中央から両端へ向かうに従って高くなるように、実質的にV字状に形成した構成について述べたが、これに限定されるものではない。これとは別の態様として、図4のように、平板1の中央部にくぼみ4を形成することにより、楽器取り付けフックの移動を防止したものも使用可能である。この場合は、突起2を設けなくともよい。
平板1のくぼみの形状は、特に限定されないが、凹状、半円状などが挙げられる。
ストラップと連結する連結部3は、使用時にストラップと楽器連結具が連結していればよく、形状は特に限定されないが、たとえば、連結具に直接穴を開け、前記穴部に通した支持環6を介してストラップと連結する方法や、平板1の両端を折り曲げ、その折り曲げ部に通した支持環6を介してストラップと連結してもよい。
以上のような楽器連結具によれば、楽器の荷重が演奏者の肩部に分散され、首を締め付けることがなく、首に負担がかからない。また胸の締め付けが軽減されることから、演奏者への負担が減少し、無理な姿勢から開放され、楽な呼吸を達成することが可能となり、音質・音色の向上が期待できる等極めて効果の大きいものである。
また、演奏時における自由な演奏動作を確保できる。
また、実施の形態1〜3においては、首掛け帯101、201、301の下部帯部103b、104b、201b、201c、303b、304bを長さ調節が可能な構成としたが、これに限定されるものではなく、下部帯部を長さ調節のできない単なる帯としてもよい。また、実施の形態3および4においては、長さ調節部312、412を設ける構成としたが、これに限定されるものではなく、長さ調節部312、412の代わりに長さ調節のできない単なる帯を設けてもよい。
また、上述した実施の形態1〜4に係る楽器用ストラップ100、200、300、400においては、平板1、間隔保持部材311、および間隔保持部材420を、首掛け帯101、201、301、401の左右前側の部分がそれぞれ平行となるような長さとしたが、これに限定されるものではなく、首掛け帯101、201、301、401の左右前側の部分の間隔が下方に向かうに従って広がるようにしてもよい。首掛け帯の左右前側の部分、すなわち楽器演奏者の頸部の右側から前方へと延びた首掛け帯401の右側部分と、頸部の左側から前方へと延びた首掛け帯401の左側部分とが平行でなくても、両者の間隔が下方に向かうにしたがって狭くなるものでなければ、楽器の重量によって前記右側部分と前記左側部分とに内向きの力が生じることが防止され、首掛け帯101が首の付け根から上方へと移動することが抑制される。
また、上述した実施の形態3および4においては、補助帯302、402を設ける構成について述べたが、これに限定されるものではなく、補助帯302、402を設けなくてもよい。また、実施の形態3および4においては、楽器連結具310、410の長さ調節部312、412の取付金具312bに補助帯302、402のフック部302cが係合される構成としたが、これに限定されるものではなく、補助帯302、402の先端を長さ調節部312、412の他の部分に接続してもよいし、楽器に直接接続してもよい。また、実施の形態3の場合では、補助帯302の先端を間隔保持部材311の左端に接続してもよい。
また、上述した実施の形態1〜4においては、上部帯部103a、104a、102a、201a、303a、304a、302a、403a、404aを皮革によってスポンジが覆われた構成としたが、これに限定されるものではなく、合成皮革、ビニール、布等の柔軟性を有する他の材料によってスポンジを覆った構成としてもよいし、スポンジを含まず、柔軟性のある材料だけで構成してもよい。
また、上述した実施の形態1〜4においては、平板1、間隔保持部材311、420の長さを140mmとしたが、これに限定されるものではない。しかしながら、楽器演奏者の頸部の右側から前方へと延びた首掛け帯の右側部分と、頸部の左側から前方へと延びた首掛け帯の左側部分とを実質的に平行とするためには、平板1、間隔保持部材311、420の長さを130mm〜150mmにすることが好ましい。
また、実施の形態1及び2においては、平板1の両端に支持環6が取り付けられ、その支持環6に首掛け帯101、201の下部帯部103b、104b、201b、201cが接続される構成となっている。この構成では、支持環6が、その中心軸が前後方向に延びるような位置で安定し、このため、下部帯部103b、104b、201b、201cは、その平坦面が演奏者の胸部の体表面に沿うように位置することとなる。このような構成ではなく、下部帯部103b、104b、201b、201cの平坦面が演奏者の胸部の体表面に対して傾斜するような構成とすることもできる。例えば、図12に示すように、平板の両端の少し内側に前後方向に延びた長穴503を設け、その長穴に下部帯部103b、104b、201b、201cを通す構成とする。このようにすることにより、下部帯部103b、104b、201b、201cは、長穴によってその幅方向が前後方向となるように方向付けられ、下部帯部103b、104b、201b、201cを含む首掛け帯101、201の演奏者の頸部より前側の部分が、演奏者の胸部の体表面に対して傾斜することとなる。このようにすることにより、首掛け帯101、201による演奏者の胸部に対する圧迫を軽減することが可能となる。
また、実施の形態4においては、間隔保持部材420の左右端に係止部421,422が設けられており、それぞれの係止部421,422がそれぞれの中心軸方向が前後方向を向くように配置されているが、これに限定されるものではない。図13は、間隔保持部材の他の構成例を示す斜視図である。図13に示すように、この例における間隔保持部材620は、左右の係止部621,622が中間部623に対して前方に折り曲げられたような構成となっている。このようにすることにより、図12に示した構成と同様に、下部帯部403bおよび404bの平坦面が演奏者の胸部の体表面に対して傾斜することとなり、首掛け帯401による演奏者の胸部に対する圧迫を軽減することが可能となる。なお、中間部623に対する係止部621,622の折り曲げ角度は90度であってもよく、90度以外の角度であってもよい。また、実施の形態3に係る間隔保持部材311もまた、左右端の環状部311a、311bをそれぞれ前方に折り曲げた構成とすることが可能であり、この場合においても、首掛け帯301による演奏者の胸部に対する圧迫を軽減することができる。
また、実施の形態2においては、首掛け帯201の上部帯部201aを全長に渡って幅が均一な帯状の部材とし、裏面203が楽器演奏者の頸部後側、肩部及び胸部に密着するような3次元的形状のものとしたが、これに限定されるものではない。図14は、他の構成例の上部帯部の平面展開図である。図14に示す上部帯部701aは、幅が均一ではなく、中央部から左右両側へ向かうにしたがって幅が狭くなるようにその上下端縁が曲線状に形成されている。このように上下端縁が曲線状とされていることにより、楽器演奏者がこの上部帯部701aを頸部の後側から胸部へと掛け渡したときに、楽器演奏者の肩が圧迫されない。また、上部帯部701aは平面的に展開したときに扁平な一枚の帯となる形状である。したがって、上部帯部701aを楽器演奏者の頸部後側に掛けたときには、上部帯部701aが頸部の形状に沿って湾曲する。これにより、頸部の後側でのみ裏面703が楽器演奏者の身体に密着し、楽器演奏者の頸部よりも前側部分では裏面703が体表面に対して傾斜し、上部帯部701aの下端縁704が肩や胸に接触することとなる。これにより、図12、13に示した平板や間隔保持部材を備える構成と同様に、楽器演奏者の胸部への圧迫を軽減することができる。また、上記のような構成の他にも、上部帯部を、平面的に展開したときに扁平な一枚の帯となるものとし、その上下端縁を直線状として、幅が全長に渡って均一となるような構成としてもよい。
また、実施の形態4に係る楽器用ストラップ400においては、間隔保持部材420の両端に設けた係止部421、422をそれぞれ円環状に形成し、その上下方向中央に横長の棒状部421aおよび422aを設けた構成について述べたが、これに限定されるものではなく、係止部を四角環状や三角環状等に形成し、その上下方向中央に棒状部を設けてもよい。また、実施の形態4においては、係止部421、422に横長の棒状部421aおよび422aを設け、棒状部421aおよび422aによって間隔保持部材420を下部帯部403bおよび404bに係止する構成としたが、これに限定されるものではなく、以下のような構成としてもよい。
(1)間隔保持部材の両端に棒状部を含まない円環状の係止部を設け、首掛け帯401の下部帯部を係止部の直径よりも幅の大きいテープとし、下部帯部を係止部に通す構成とする。係止部の直径よりも幅の大きい下部帯部は係止部の位置で絞られる。これにより下部帯部と係止部の間に摩擦力が生じ、下部帯部に間隔保持部材が係止される。
(2)(1)の係止部の直径をさらに小さくし、下部帯部をテープ状ではなく、係止部の直径と概ね同一の直径を有するロープ状とする。
(3)下部帯部に複数の穴を長手方向に沿って設け、連結具の両端を穴に通すことにより、下部帯部に間隔保持部材を係止させる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明に係る楽器用ストラップは、楽器の荷重が演奏者の肩部に分散され、頸部(首)を締め付けることがなく、首にかかる負担を軽減するという効果を奏するため、サクソフォーン等の楽器用のストラップとして有用である。
実施の形態1に係る楽器連結具が備える平板の平面図である。 実施の形態1に係る楽器連結具が備える平板の正面図である。 平板の一変形例を示す正面図である。 平板の他の変形例を示す正面図である。 実施の形態1に係る楽器用ストラップの構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係る楽器用ストラップを楽器演奏者に装着したときの状態を模式的に説明する正面図である。 実施の形態1に係る楽器用ストラップを楽器演奏者に装着したときの状態を模式的に説明する背面図である。 実施の形態2に係る楽器用ストラップの構成を示す斜視図である。 実施の形態3に係る楽器用ストラップの構成を示す斜視図である。 実施の形態4に係る楽器用ストラップの構成を示す斜視図である。 実施の形態4に係る間隔保持部材の構成を示す正面図である。 他の構成例の平板の一端を示す斜視図である。 間隔保持部材の他の構成例を示す斜視図である。 首掛け帯の上部帯部の他の構成例を示す平面図である。
符号の説明
1 平板
3 穴
5 フック
6 支持環
10 楽器連結具
100 楽器用ストラップ
101 首掛け帯
102 補助帯
103 右側帯部
104 左側帯部
200 楽器用ストラップ
201 首掛け帯
210 楽器連結具
300 楽器用ストラップ
301 首掛け帯
302 補助帯
303 右側帯部
304 左側帯部
310 楽器連結具
311 間隔保持部材
311a 環状部
311b 環状部
312 長さ調節部
313 フック
400 楽器用ストラップ
401 首掛け帯
402 補助帯
403 右側帯部
404 左側帯部
410 楽器連結具
411 取付金具
412 長さ調節部
413 フック
420 間隔保持部材

Claims (3)

  1. 楽器演奏者の頸部の後側に掛けられる首掛け帯と、
    前記頸部の左右からそれぞれ前側に延びた前記首掛け帯の両端に接続され、前記首掛け帯と楽器とを連結する楽器連結具と、
    前記頸部の右側から前方へと延びた前記首掛け帯の右側部分と、前記頸部の左側から前方へと延びた前記首掛け帯の左側部分とが近接することを防止して、前記右側部分と前記左側部分との間隔を保持する間隔保持部材とを備え、
    前記間隔保持部材は、前記首掛け帯の右側端部より前記頸部よりの途中部分に係止される第1係止部と、前記首掛け帯の左側端部より前記頸部よりの途中部分に係止される第2係止部とを備え、前記第1係止部と前記第2係止部とが所定の間隔を隔てており、前記第1係止部が前記首掛け帯の右側部分に沿って位置を調節可能であり、前記第2係止部が前記首掛け帯の左側部分に沿って位置を調節可能に構成されている楽器用ストラップ。
  2. 前記間隔保持部材は、針金状の金属により構成されている請求項1に記載の楽器用ストラップ。
  3. 前記第1係止部は、環状部と、当該環状部の上下方向中央に設けられた横長の棒状部とを備え、前記首掛け帯の右側部分が前記環状部と前記棒状部との間を通されて前記棒状部に掛けられるように構成されており、
    前記第2係止部は、環状部と、当該環状部の上下方向中央に設けられた横長の棒状部とを備え、前記首掛け帯の左側部分が前記環状部と前記棒状部との間を通されて前記棒状部に掛けられるように構成されている請求項1又は2に記載の楽器用ストラップ。
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