JP2007114713A - 楽器用ストラップ - Google Patents
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Abstract
【課題】 楽器の荷重が演奏者の肩部に分散され、首に全く負担がかからない事から、奏者への負担が減少し、無理な姿勢から開放され、楽な呼吸を達成することが可能となり、音質・音色の向上が期待でき、また演奏時における自由な演奏動作を確保できる等極めて効果の大きい楽器用ストラップを提供する。
【解決手段】 楽器の演奏者の両肩に掛けるためのストラップ本体と、該ストラップ本体の両端にそれぞれ連結された支持具と、その一端が前記ストラップ本体の中間部に連結され、しかもその他端が前記支持具の一方に連結され、前記演奏者の一方の腋の下を通るべくなしてある補助ストラップと、前記支持具を連結するための連結具と、該連結具に設けられ、前記楽器を取り付けるためのフックとを備える楽器用ストラップ。
【選択図】図1
【解決手段】 楽器の演奏者の両肩に掛けるためのストラップ本体と、該ストラップ本体の両端にそれぞれ連結された支持具と、その一端が前記ストラップ本体の中間部に連結され、しかもその他端が前記支持具の一方に連結され、前記演奏者の一方の腋の下を通るべくなしてある補助ストラップと、前記支持具を連結するための連結具と、該連結具に設けられ、前記楽器を取り付けるためのフックとを備える楽器用ストラップ。
【選択図】図1
Description
楽器を取り付けるための楽器用ストラップに関し、特にサックス等の楽器を吊り下げるための楽器用ストラップに関する。
従来この種の楽器用ストラップとしては、種々のものが提案されている。これを大別すると、首から吊り下げる『ネック型ストラップ』、一方の肩から吊り下げる『ショルダー型ストラップ』、さらには、両肩から吊り下げる『ハーネス型ストラップ』となる。
例えば、特許文献1には、ショルダー型ストラップが開示されている。このショルダー型ストラップは、片側ストラップを腹部のベルトで固定するように構成されている。このショルダー型ストラップによれば、演奏者の首にかかる負荷を軽減することができる。
また、特許文献2には、ハーネス型ストラップが開示されている。このハーネス型ストラップの場合も、同様に演奏者の首にかかる負荷を軽減することができるという利点が認められる。
例えば、特許文献1には、ショルダー型ストラップが開示されている。このショルダー型ストラップは、片側ストラップを腹部のベルトで固定するように構成されている。このショルダー型ストラップによれば、演奏者の首にかかる負荷を軽減することができる。
また、特許文献2には、ハーネス型ストラップが開示されている。このハーネス型ストラップの場合も、同様に演奏者の首にかかる負荷を軽減することができるという利点が認められる。
しかしながら、『ネック型ストラップ』は、紐を首に掛けた状態で重量のある楽器を吊り金具に吊り下げるので、楽器の全重量が首に集中すると言う欠点がある。したがって、演奏者は自然と前屈みの状態となり、首が痛くなるだけではなく、肺も圧迫され、呼吸がしにくいという問題点がある。さらには首の筋肉の緊張を余儀なくされ、そのことは、喉を閉めつける結果となり、肩や顔の筋肉の緊張をも引き起こし、音質・音色が犠牲になる。
また、肩から吊り下げる『ショルダー型ストラップ』は、楽器重量を肩で支承することから、首にかかる楽器重量から開放されるが、楽器が傾斜した状態で支持されることから安定せず、無理な姿勢による演奏となる欠点を有する。
さらに、胸部を前後から強く圧迫する為、完全に開放された状態から程遠く、呼吸がしにくく、音質・音色が犠牲になる。
さらに、胸部を前後から強く圧迫する為、完全に開放された状態から程遠く、呼吸がしにくく、音質・音色が犠牲になる。
そして、『ハーネス型ストラップ』は、両肩に荷重を分散させるが、両肩、胸部または腹部を四方から縛り付けることになり微妙な動作を困難にし、演奏に影響することを避け得ない。また、胸部あるいは腹部を前後から挟持することから、呼吸への影響を避けることが出来なく、やはり音質・音色が犠牲となる。
また、特許文献1に開示されているショルダー型ストラップの場合、腹部をベルトのような形で固定している為に、腹部の圧迫があり、しかも安定性にかける。
さらに、特許文献2に開示されているハーネス型ストラップの場合も、紐が両腋の下から体の前面へ出る仕組みになっているため、胸部への圧迫が避けられない。その上、両肩の紐が固定されておらず、紐がずり落ちてくる可能性があり安定性に欠ける。
さらに、特許文献2に開示されているハーネス型ストラップの場合も、紐が両腋の下から体の前面へ出る仕組みになっているため、胸部への圧迫が避けられない。その上、両肩の紐が固定されておらず、紐がずり落ちてくる可能性があり安定性に欠ける。
本発明は、前述の諸点に鑑みなされたもので、その目的は、演奏者への負担の少ない楽器用ストラップを提供することにある。また、もう一つの目的は、演奏中に自由な演奏動作を確保し、音質・音色の向上が期待できうる楽器用ストラップを提供することにある。
前述の課題を解決する為の本発明に係る楽器用ストラップの構成は、楽器の演奏者の両肩に掛けるためのストラップ本体と、該ストラップ本体の両端にそれぞれ連結された支持具と、その一端が前記ストラップ本体の中間部に連結され、しかもその他端が前記支持具の一方に連結され、前記演奏者の一方の腋の下を通るべくなしてある補助ストラップと、前記支持具を連結するための連結具と、該連結具に設けられ、前記楽器を取り付けるためのフックとを備えた点に存するものである。
また、本発明に係る楽器用ストラップの構成は、前記ストラップ本体の前記演奏者の首付近に配される部分が立体構造になっている、請求項1に記載の楽器用ストラップ。
さらに、本発明に係る楽器用ストラップの構成は、前記補助ストラップの前記演奏者の腋の下付近に配される部分が立体構造とした点に存するものである。
さらにまた、本発明に係る楽器用ストラップの構成は、前記ストラップ本体及び前記補助ストラップには、長さ調節のためのアジャスターが設けられた点に存するものである。
本発明のストラップによれば、楽器の荷重が演奏者の肩部に分散され、首に全く負担がかからない事から、演奏者への負担が減少し、無理な姿勢から開放され、楽な呼吸を達成することが可能となり、音質・音色の向上が期待できる等極めて効果の大きいものである。また、演奏時における自由な演奏動作を確保できる。
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
本発明の楽器用ストラップの構造は、ストラップ本体1の右端に支持環2が取り付けられており、ストラップ本体1の左端および中央部に取り付けられている補助ストラップ4の端には、支持環3が取り付けられている。そして、支持環2と3との間には、楽器取り付けフック9を通した連結具5が取り付けられている。また、ストラップ本体1の左右、補助ストラップ4にはそれぞれ長さ調節の為のアジャスター6、7,8が付いている。
以上のように構成された本発明の楽器用ストラップは、以下のようにして使用される。
図3に示すように、ストラップ本体1を演奏者の首にかけ、ストラップ本体1と補助ストラップ4との間に演奏者の左腕を通す。ストラップ本体1の左右のアジャスター6.7、補助ストラップ4のアジャスター8により長さ調節をする。ストラップ本体1、補助ストラップ4は立体構造とし、胸部をぴったりと押さえつけないようになっている。ここで最も重要な事は、演奏者の右側に補助ストラップを取り付けなかったことである。このことにより胸部、腹部の広がりを妨げることなく、吹奏楽器を演奏する上での最大のポイントである呼吸が楽にでき、音質・音色の向上につながるのである。
なお、本実施の形態では演奏者の左側に補助ストラップが配されているが、右側に補助ストラップが配されてもよい。この場合は勿論、演奏者の左側には補助ストラップが取り付けられないことになる。
図3に示すように、ストラップ本体1を演奏者の首にかけ、ストラップ本体1と補助ストラップ4との間に演奏者の左腕を通す。ストラップ本体1の左右のアジャスター6.7、補助ストラップ4のアジャスター8により長さ調節をする。ストラップ本体1、補助ストラップ4は立体構造とし、胸部をぴったりと押さえつけないようになっている。ここで最も重要な事は、演奏者の右側に補助ストラップを取り付けなかったことである。このことにより胸部、腹部の広がりを妨げることなく、吹奏楽器を演奏する上での最大のポイントである呼吸が楽にでき、音質・音色の向上につながるのである。
なお、本実施の形態では演奏者の左側に補助ストラップが配されているが、右側に補助ストラップが配されてもよい。この場合は勿論、演奏者の左側には補助ストラップが取り付けられないことになる。
また、楽器取り付けフックは連結具によって左右に移動ができ、演奏時に自由な動作が確保できる。そして、この連結具を取り付けることによって、ストラップ本体1の左右の広がりを確保でき、首を締め付けない。それらのことによっても音質・音色が向上する。
図4に示すように、ストラップ本体1の演奏者の首下に配される部分は洋服の襟ヨークの様な形状をしている。ストラップ本体1、補助ストラップ4共に、体のラインに沿ってフィットするような立体構造になっている。
本実施の形態での立体構造とは、紐に切り込みを入れてダーツをとるなどする立体製造、生地等を曲線に裁断する立体裁断を含み、ウレタンなどのクッション素材で厚みを調節するなどして仕立てることとする。厚みについては、首下に配される部分や、補助ストラップ4の背中にあたる部分、鎖骨周りにあたる部分などにつけられ、紐による圧力が集中する部分に負担がかからないようになっている。また、クッション素材の厚みにより、紐が全面的に体に直接強く当たらない為に、より呼吸が楽にでき音質・音色が向上する。補助ストラップ4については、演奏者の左側に配される場合、左方向に緩やかなカーブをつけ、紐による圧力が体の一点に集中しないようになっている。
そして、ストラップ本体1の後部首下の部分が首にずり上がってこないように、紐の裏側に滑り止めを付け、補助ストラップ4によって下に引っ張ることで、首全体にも全く負担をかけることがない。
例えばサックスでは、一般的に使用される種類のもので、一番軽いソプラノサックスで約1.5kg、重いバリトンサックスでは約8kgの重さがあり、それを首で支えると、体に大きな負担をかけることになり呼吸が楽にできなくなる。
このストラップを使用する事で、首の筋肉の緊張がなくなり、喉を締め付けることもなく、演奏者は無駄な力を入れることがなく、音質・音色が向上する。
例えばサックスでは、一般的に使用される種類のもので、一番軽いソプラノサックスで約1.5kg、重いバリトンサックスでは約8kgの重さがあり、それを首で支えると、体に大きな負担をかけることになり呼吸が楽にできなくなる。
このストラップを使用する事で、首の筋肉の緊張がなくなり、喉を締め付けることもなく、演奏者は無駄な力を入れることがなく、音質・音色が向上する。
また、サックスを演奏する場合、ソプラノサックスとアルトサックスの持ち替えはしばしば行われるが、本発明のストラップでは、ストラップ本体1のアジャスターの長さ調節をすることなく、補助ストラップ4のアジャスターのみの長さを調節するだけで簡単に持ち替えて使用できる。
ストラップの着脱についても、頭と左腕を通すだけで簡単に着脱でき、一度アジャスターの調節をしておけば、次回からアジャスターの調節をすることなく演奏ができる。
1:ストラップ本体
2:支持環
3:支持環
4:補助ストラップ
5:連結具
6:アジャスター
7:アジャスター
8:アジャスター
9:楽器取り付けフック
2:支持環
3:支持環
4:補助ストラップ
5:連結具
6:アジャスター
7:アジャスター
8:アジャスター
9:楽器取り付けフック
Claims (4)
- 楽器演奏者の両肩に掛けるためのストラップ本体と、該ストラップ本体の両端にそれぞれ連結された支持具と、その一端が前記ストラップ本体の中間部に連結され、しかもその他端が前記支持具の一方に連結され、前記演奏者の一方の腋の下を通るべくなしてある補助ストラップと、前記支持具を連結するための連結具と、該連結具に設けられ、前記楽器を取り付けるためのフックとを備える楽器用ストラップ。
- 前記ストラップ本体の前記演奏者の首付近に配される部分が立体構造になっている、請求項1に記載の楽器用ストラップ。
- 前記補助ストラップの前記演奏者の腋の下付近に配される部分が立体構造になっている、請求項1または請求項2に記載の楽器用ストラップ。
- 前記ストラップ本体及び前記補助ストラップには、長さ調節のためのアジャスターが設けられている、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の楽器用ストラップ。
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JP2005333373A JP2007114713A (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | 楽器用ストラップ |
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Cited By (4)
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JPWO2008107939A1 (ja) * | 2007-03-01 | 2010-06-03 | 由美子 小村 | 楽器用ストラップおよび楽器連結具 |
US8978945B2 (en) | 2007-03-01 | 2015-03-17 | Yumiko Komura | Musical instrument strap and musical instrument connector |
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