JP2008304679A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カラー画像形成動作が開始された後に当該画像形成動作の中止操作を可能としながらも、ファーストプリントタイムの短縮を図ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】異なる色のトナーを複数備えた感光体ユニット20と、異なるトナー色の画像を重ね合わせて保持する転写体21と、前記転写体21に用紙を供給制御する給紙制御部31を備えたタンデム方式の画像形成装置1に、前記感光体ユニット20により形成される画像を構成するトナー色数が、前記感光体ユニット20に備えたトナー色数より少ないとき、前記給紙制御部31は、前記転写体21に重ね合わせて保持される色成分毎の画像のうち、最下層の画像形成タイミングを基準に、給紙タイミングを決定する給紙タイミング決定手段310を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、異なる色のトナーを複数備えた感光体ユニットと、前記感光体ユニットにより形成された異なるトナー色の画像を重ね合わせて保持する転写体と、前記転写体に用紙を供給制御する給紙制御部を備えた画像形成装置に関する。
ジョブを受け付けてから一枚目の印刷物を出力するまでの時間(以下、「ファーストプリントタイム」と記載する。)は、画像形成装置の性能を表現する上で重要な指標であり、ファーストプリントタイムを短縮するため、従来から様々な提案がなされている。例えば、特許文献1には、レジストローラにより一枚目の用紙が送り出されてから前記用紙に画像形成が開始されるまでの間、前記用紙の搬送速度を画像形成時に較べて高速にする画像形成装置が提案されている。
特開平9−211915号公報
画像形成装置では、用紙収容部から給紙した用紙をレジストローラで予め待機させ、転写体などに形成された画像先端に合わせて、レジストローラから用紙を送り出し、前記画像先端と前記用紙先端とが転写位置に同時に到達するように構成されている。即ち、レジストローラへの給紙が遅くなると、ファーストプリントタイムは長くなる。
そこで、従来から多くの画像形成装置は、ジョブを受けると直ぐに用紙収容部から給紙を開始して、レジストローラで用紙を待機させるように構成されており、このような画像形成装置では、少なくともレジストローラで待機させる用紙が給紙されていないことが原因で、ファーストプリントタイムが長くなることはない。
しかし、ジョブを受けて直ぐに用紙収容部から給紙を開始するように構成された画像形成装置では、画像形成が開始される前に当該ジョブが取り消されると、既にレジストローラへ給紙された用紙により紙詰まりが生じる虞があるため、用紙が無駄に排出されている。
従って、レジストローラへの給紙はできるだけ遅いほうがよく、少なくとも感光体に形成された画像を転写するタイミングより遅延しない範囲で用紙収容部からの給紙タイミングが決定されている。
しかし、異なる色のトナーを複数備えた感光体ユニットと、感光体ユニットにより形成された異なるトナー色の画像を重ね合わせて保持する転写体を備えたフルカラーの画像形成装置では、一般に転写体に四色のトナー像が重畳して形成された後に用紙に転写されるため、ファーストプリントタイムが長くなるという問題があった。
例えば、転写体に沿って複数の感光体ユニットが配列されるタンデム方式の画像形成装置では、最先に画像を形成する感光体ユニットの画像形成タイミングを基準として一律に給紙タイミングが決定され、単一の感光体ユニットに順次形成された各色のトナー像を転写体に重畳転写した後に用紙に転写するロータリ現像方式のような画像形成装置では、最終に画像を形成する感光体ユニットの画像形成タイミングを基準として一律に給紙タイミングが決定されていたため、モノクロの画像形成装置に比べて各色のトナー像が形成するまでの待ち時間だけファーストプリントタイムが長くなるのである。
本発明の目的は、上述の問題に鑑み、カラー画像形成動作が開始された後に当該画像形成動作の中止操作を可能としながらも、ファーストプリントタイムの短縮を図ことができる画像形成装置を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による画像形成装置の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、異なる色のトナーを複数備えた感光体ユニットと、前記感光体ユニットにより形成された異なるトナー色の画像を重ね合わせて保持する転写体と、前記転写体に用紙を供給制御する給紙制御部を備えた画像形成装置であって、前記感光体ユニットにより形成される画像を構成するトナー色数が、前記感光体ユニットに備えたトナー色数より少ないとき、前記給紙制御部は、前記転写体に重ね合わせて保持される色成分毎の画像のうち、最下層または最上層の画像形成タイミングを基準に、給紙タイミングを決定する給紙タイミング決定手段を備えている点にある。
上述の構成によれば、転写体に重ね合わせて保持されるように構成された色成分毎の画像のうち、実際に画像形成に関わる最下層または最上層の画像形成タイミングを基準として、給紙タイミング決定手段により給紙タイミングが決定されるので、カラー画像を構成する色成分により給紙タイミングが変化し、ファーストプリントタイムを短縮する機会を増やすことができるようになる。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一の特徴構成に加えて、前記感光体ユニットが前記転写体の周方向に沿って複数備えられ、前記給紙タイミングの基準となる画像形成タイミングが、前記転写体に重ね合わせて保持される画像のうち、最下層の画像を形成する前記感光体ユニットの画像形成タイミングである点にある。
タンデム方式の画像形成装置では、最先に画像を形成する感光体ユニットの画像形成タイミングを基準として給紙タイミングが決定される。つまり、用紙へのトナー像の転写位置から最も離れた感光体ユニットにより形成された画像の転写タイミングに遅延しないように給紙タイミングが決定される。従って、物理的に転写位置から最も離れた感光体ユニットが画像形成に関与しない場合には、当該感光体ユニットの画像形成タイミングを基準として給紙タイミングを決定する必要が無く、それだけ、給紙タイミングを早めることができるのである。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一の特徴構成に加えて、前記感光体ユニットは単一の感光体と複数の現像部を備え、前記給紙タイミングの基準となる画像形成タイミングが、前記転写体に重ね合わせて保持される画像のうち、最上層の画像を形成する前記感光体ユニットの画像形成タイミングである点にある。
単一の感光体ユニットに順次形成された各色のトナー像を転写体に重畳転写した後に用紙に転写するロータリ現像方式のような画像形成装置では、転写体に重ね合わせて保持される画像のうち、最上層の画像を形成する感光体ユニットの画像形成タイミングを基準として給紙タイミングが決定される。つまり、感光体に最終に形成される色成分の画像に対して転写タイミングに遅延しないように給紙タイミングが決定される。従って、物理的に最終に転写される現像部が画像形成に関与しない場合には、当該現像部の画像形成タイミングを基準として給紙タイミングを決定する必要が無く、それだけ、給紙タイミングを早めることができるのである。
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、給紙が開始される前の用紙先端位置から、用紙への画像転写位置までの用紙移動距離が、最下層または最上層の画像を形成する感光体ユニットの画像形成位置から前記画像転写位置までの画像移動距離以上であるとき、前記給紙制御部は、前記感光体ユニットの画像形成タイミングより先行して給紙を開始する点にある。
給紙が開始される前の用紙先端位置から、用紙への画像転写位置までの用紙移動距離が、最下層または最上層の画像を形成する感光体ユニットの画像形成位置から前記画像転写位置までの画像移動距離以上であるとき、給紙速度が画像形成のためのプロセス速度と同一である限り、最下層または最上層の画像先端が形成されたタイミングで給紙を開始しても、画像先端の転写位置への到達時刻より遅延して用紙先端が転写位置に到達する。そのような場合には、感光体ユニットの画像形成タイミングより先行して給紙を開始することにより確実にレジストを合わせることができる。
以上説明した通り、本発明によれば、カラー画像形成動作が開始された後に当該画像形成動作の中止操作を可能としながらも、ファーストプリントタイムの短縮を図ことができる画像形成装置を提供することができるようになった。
以下に、本発明による画像形成装置について複写機1を用いて説明する。
複写機1は、電子写真方式で画像形成を行なう装置であり、液晶画面でなる表示部や複写動作等を起動するプリントキー等が配置された操作部10と、原稿給紙台11に載置された原稿を順次給紙して原稿画像を光電変換してデジタル画像データとして読み取る画像読取部12と、前記画像読取部12で読み取られたデジタル画像データを出力画像データに変換する画像処理部13と、複数の感光体ユニットと転写体を備え、出力画像データに基づいて画像を形成して用紙に転写する画像形成部2と、用紙上に出力されたトナー像を加熱して用紙上に定着させる定着部15と、前記感光体に形成されたトナー像を転写する用紙を収容した用紙収容部14と、用紙収容部14に収容された用紙を給紙、搬送、排紙する給紙搬送排紙機構16と、前記用紙が排出される排紙部17と、これらの機能ブロックを制御して複写機1としての処理を実行させるための制御部3とを備えて構成される。
画像処理部13は、画像読取部12から入力されたRGB成分でなるデジタル画像データにシェーディング補正などの所定の画像処理を施して、M(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色成分で構成される出力画像データに変換し、後述の感光体ユニットの露光装置に対して色成分毎に画像データを出力する。
画像形成部2は、図3に示すように、転写ベルトでなる転写体21の周方向に沿って、同一のハードウェアで構成された四つの感光体ユニット20が等間隔で備えられ、夫々、上流側からM(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)色のトナーを備える。各感光体ユニット20には、感光体20cの周方向に沿って帯電チャージャー20a、回転多面鏡によりビーム走査されるレーザを備えた露光装置20b、現像器20d、クリーナ20f、除電ランプ20gが配置されている。また、転写体21を挟んで、感光体ユニット20の対向する位置に転写ローラ20eが配置され、最下流に配置されたブラックのトナーを備えた感光体ユニット20の下流で転写体21を支持、回転駆動する支持ローラ23の対向する位置に、転写ローラ22が配置される。
給紙搬送排紙機構16は、用紙収容部14から用紙を一枚ずつピックアップするピックアップローラ16aと、ピックアップされた用紙をレジストローラ16cに搬送する給紙ローラ16bと、用紙先端を矯正するとともに転写体21に保持された画像の画像先端と用紙先端とが転写位置で一致する所定のタイミングで用紙を送り出すレジストローラ16cと、定着後の用紙を機外に排出する排紙ローラ16dを備える。
制御部3は、CPUと、CPUにより実行される制御プログラムを格納するROMと、制御データ等を格納するRAMと、各機能ブロックに配されたモータ等の負荷やセンサとのインタフェース回路等を備えて構成される。制御部3のCPUにより実行される制御プログラム及び関連するハードウェアにより各機能ブロックが制御され、複写機1の所定の画像形成機能が実現される。
制御部3は、図1に示すように、出力画像データに基づいて画像形成部2で画像を形成し、形成した画像を用紙へ転写するプロセスを制御する画像形成制御部30と、給紙搬送排紙機構16により用紙収容部14に収容された用紙を給紙制御する給紙制御部31等を備えている。
画像形成制御部30は、感光体ユニット20を構成する各部を制御して画像を形成するとともに、支持ローラ23を駆動制御して、感光体20cの周速度と同一速度で転写体21を回転させ、転写バイアス電圧を印加した転写ローラ22により転写体21に保持されたトナー画像を用紙に転写させる。
画像形成制御部30は、出力画像データを構成するM(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色成分に対応する色のトナーを備えた夫々の感光体ユニット20に対して、帯電チャージャー20aにより感光体20c表面を一様に帯電させ、対応する色成分の出力画像データに基づき露光装置20bを駆動して、その表面に潜像を形成させ、現像器20dで現像して顕像化した後、転写バイアス電圧が印加された転写ローラ20eによりトナー像を転写体21に転写し、転写後の感光体20c表面をクリーナ20fで除去した後に除電ランプ20gにより残留電荷を除去する画像形成プロセスを制御する。
画像形成制御部30は、各感光体20cの回転状態及び回転多面鏡の回転状態が安定する、つまり、画像形成可能状態になると、画像処理部13及び各露光装置20bに所定のタイミングで順次露光開始信号を出力し、各露光装置20bから出力される垂直同期信号を夫々の画像形成開始タイミング(以下、「画像形成開始タイミング」と記す。)と認識する。
各露光装置20bは露光開始信号を検出すると回転多面鏡によるレーザの走査開始位置に同期して、画像処理部13から出力される出力画像データに基づいてレーザを変調して感光体20cを露光する。各露光装置20bからは一画像の最初の走査開始位置に同期して画像形成制御部30に垂直同期信号が出力される。
ここに、各露光装置20bに出力される露光開始信号は、各感光体ユニット20で形成される画像先端が転写体21に上で一致するように所定時間間隔で出力される。
尚、出力画像データに基づいて変調されるレーザの出力光は、一枚の画像の先端位置を示す垂直同期信号を副走査方向の基準タイミングとして、また、水平同期信号を主走査方向の基準タイミングとして、回転多面鏡によりラスタ走査されるものである。
画像形成制御部30は、出力画像データにM(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)全てのカラー成分データが含まれるフルカラー画像を形成する場合に、転写体21に転写される各トナー画像の領域が一致するように、転写体21の最上流側に配置されたM(マゼンダ)の感光体ユニット20から最下流のK(ブラック)の感光体ユニット20まで順に画像形成タイミングを制御し、各感光体ユニット20で夫々のトナー色に対応する画像データに基づいて画像形成制御する。
従って、転写体21上には、最上流側に配置されたM(マゼンダ)の感光体ユニット20から転写されたトナー画像を最下層として順次トナー画像が重ね合わされ、最下流のK(ブラック)の感光体ユニット20に形成されたトナー画像が最上層に転写される。
感光体ユニット20により形成される画像を構成するトナー色数が、感光体ユニット20に備えたトナー色数より少ない場合、つまり、出力画像データにM(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)の何れかのカラー成分データが欠落するカラー画像を形成する場合に、転写体21に転写される各トナー画像の領域が一致するように、欠落したカラー成分に対応する感光体ユニット20を除いた感光体ユニット20のうち、転写体21の最上流側に配置された感光体ユニット20から最下流の感光体ユニット20まで順に画像形成タイミングを制御し、各感光体ユニット20で夫々のトナー色に対応する画像データに基づいて画像形成制御する。このとき、欠落したカラー成分に対応する感光体ユニット20の感光体は回転駆動されるが、帯電、露光、現像の各プロセス制御は行われない。
例えば、出力画像データにM(マゼンダ)、C(シアン)の各成分が欠落し、Y(イエロー)、K(ブラック)の各成分によるカラー画像を形成する場合、M(マゼンダ)、C(シアン)の感光体ユニット20は画像が形成されないため、転写体21の最上流側に配置されたY(イエロー)の感光体ユニット20から最下流のK(ブラック)の感光体ユニット20まで順に画像形成タイミングを制御し、各感光体ユニット20で夫々のトナー色に対応する画像データに基づいて画像形成制御する。
従って、転写体21上には、最上流側に配置されたY(イエロー)の感光体ユニット20から転写されたトナー画像を最下層としてトナー画像が重ね合わされ、最下流のK(ブラック)の感光体ユニット20に形成されたトナー画像が最上層に転写される。
給紙制御部31は、ピックアップローラ16aにより用紙収容部14に収容された用紙を一枚ずつ送り出し、レジストローラ16c位置で先端がループ状に維持された状態で停止するように給紙ローラ16bを制御する。次に、転写体21に保持された画像の先端と用紙先端が転写位置で一致するタイミングでレジストローラ16cを駆動する。
給紙制御部31は、画像形成制御部30から出力される最先の画像形成タイミングを基準として、転写体21に転写された画像先端と用紙先端が転写位置で一致するように所定時間遅延したタイミングを給紙タイミングとして決定する給紙タイミング決定手段310を備え、給紙制御部31は、給紙タイミング決定手段310により決定された給紙タイミングに基づいてピックアップローラ16aを駆動して用紙収容部14に収容した用紙の給紙を開始する。
ここに、ピックアップローラ16a及び給紙ローラ16bの用紙搬送速度は、感光体の周速と同一であってもよいし、異なるものであってもよい。本実施形態では、ピックアップローラ16a及び給紙ローラ16bの用紙搬送速度は、感光体の周速と同一に設定されている。尚、給紙ローラ16bの用紙搬送速度が感光体の周速と異なる場合であっても、少なくともレジストローラ16cの駆動時には良好な転写特性を確保するため、感光体の周速と同一に切り替えるように構成する必要がある。
つまり、給紙タイミング決定手段310は、転写体21に重ね合わせて保持される色成分毎の画像のうち、最下層の画像形成タイミングを基準に、給紙タイミングを決定する。
以下、操作部10に配置されたプリントキーの押圧操作により起動される画像形成動作の開始から用紙の排出までの各感光体ユニット20の画像形成タイミングと、給紙搬送排紙機構16の動作タイミングを、図4(a),(b)のタイムチャートに基づいて説明する。
画像処理部13から出力される出力画像データがM(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色成分を備えたフルカラー画像の場合、図4(a)に示すように、プリントキーが押圧された後、画像形成制御部30により各感光体ユニット20に所定の時間差で露光開始信号が出力されると、最上流側に配置されたM(マゼンダ)のトナーを備えた感光体ユニット20から最下流側に配置されたK(ブラック)の感光体ユニット20の夫々で画像が形成される。
給紙制御部31は、重ね合せ画像の最下層の画像を形成するM(マゼンダ)のトナーを備えた感光体ユニット20の画像形成タイミングを基準として、転写体21に転写された画像先端と用紙先端が転写位置で一致するように所定時間tMだけ遅延したタイミングで給紙を開始し、転写体21に保持された重ね合せ画像が転写位置に到達するタイミングに合わせてレジストローラ16cを駆動する。
給紙制御部31は、転写された用紙が定着部15で定着され、排紙ローラ16dにより排紙部17へ排紙される。プリントキーの押圧操作から用紙の排出完了までの時間T1がファーストプリントタイムとなる。
画像処理部13から出力される出力画像データがY(イエロー)、K(ブラック)の色成分のみを備えたカラー画像の場合、図4(b)に示すように、プリントキーが押圧された後、画像形成制御部30によりY(イエロー)、K(ブラック)の色成分に対応する感光体ユニット20に所定の時間差で露光開始信号が出力されると、上流側に配置されたY(イエロー)のトナーを備えた感光体ユニット20と最下流側に配置されたK(ブラック)の感光体ユニット20の夫々で画像が形成される。
給紙制御部31は、重ね合せ画像の最下層の画像を形成するY(イエロー)のトナーを備えた感光体ユニット20の画像形成タイミングを基準として、転写体21に転写された画像先端と用紙先端が転写位置で一致するように所定時間tYだけ遅延したタイミングで給紙を開始し、転写体21に保持された重ね合せ画像が転写位置に到達するタイミングに合わせてレジストローラ16cを駆動する。
給紙制御部31は、転写された用紙が定着部15で定着され、排紙ローラ16dにより排紙部17へ排紙される。プリントキーの押圧操作から用紙の排出完了までの時間T2がファーストプリントタイムとなる。
プリントキーが押圧された後、各感光体ユニット20が画像形成可能状態になるまでの時間は略等しいため、図4(a)のフルカラー画像に対するファーストプリントタイムT1と、図4(b)のカラー画像に対するファーストプリントタイムT2とでは、T3=tM−tYだけ差が生じる。つまり、T3だけファーストプリントタイムが短くなるのである。
即ち、転写体21に重ね合わせて保持される色成分毎の画像のうち、最下層の画像を形成する感光体ユニット22が、最上流側に配置された感光体ユニット22より上流側に位置する感光体ユニット22である場合にファーストプリントタイムが短くなる。
しかし、画像処理部13から出力される出力画像データがK(ブラック)の色成分のみを備えたモノトーン画像の場合には、給紙が開始される前の用紙の先端位置、つまり用紙収容部14に収容された用紙の先端位置から、用紙への画像転写位置までの用紙移動距離が、最下層の画像を形成するK(ブラック)感光体ユニット22の画像形成位置から画像転写位置までの画像移動距離以上であるために、感光体ユニット22の画像形成タイミングを基準に給紙タイミングを決定すると、画像の転写タイミングを逸する。
このような場合には、給紙制御部31は、感光体ユニット22の画像形成タイミングより先行して給紙を開始するように構成すればよい。例えば、プリントキーが操作された後、給紙ローラ等を駆動する主駆動系が立上がった後に直ちに給紙を開始するのである。また、給紙した用紙がレジストローラ16cで待機した後に、画像処理部13及び露光装置20bに露光開始信号を出力するように構成してもよい。
以下に、別実施形態について説明する。
上述の実施形態では、転写体21の周方向に沿って、四つの感光体ユニット20が等間隔で設置されたタンデム方式の画像形成装置について説明したが、本発明が適用される画像形成装置はタンデム方式に限るものではなく、図5または図6に示すように、単一の感光体20cと複数の現像部20dを備えて構成される感光体ユニット20と、感光体20cに順番に形成された各色のトナー像を順番に転写ベルト21に重ね合せた後に用紙に転写するような画像形成装置にも適用することができる。
尚、図5は感光体の周面に沿って複数の現像器20dを配置した画像形成装置であり、図6はロータリ現像装置を採用した画像形成装置であり、感光体ユニット20等の各部には、図4に示す感光体ユニット20等と同一の機能を備えた部位に同一の符合を付している。
この場合には、感光体ユニット20により形成される画像を構成するトナー色数が、感光体ユニット20に備えたトナー色数より少ないとき、給紙タイミング決定手段310が、転写体21に重ね合わせて保持される色成分毎の画像のうち、最上層の画像形成タイミングを基準に、給紙タイミングを決定するように構成すればよい。
図5または図6に示す画像形成装置でフルカラー画像をプリントするときに、感光体20cに最後に形成されるトナー色に対応する画像形成タイミングを基準として給紙タイミングが決定される。最終に形成された画像の先端と用紙先端とが合致して転写される必要があるためである。
例えば、M(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(ブラック)の順番で画像が形成される場合に、K(ブラック)の画像形成タイミングを基準に給紙タイミングが決定されるのである。
しかし、例えば、K(ブラック)の色成分が含まれない出力画像データに基づいてプリントする場合には、Y(イエロー)の画像形成タイミングを基準に給紙タイミングを決定すれば、それだけファーストプリントタイムが短くなるのである。
何れの実施形態においても、転写体21に転写されるトナー像の色順は特に限定するものではない。
上述の実施形態では、画像形成装置が複写機である場合を説明したが、本発明は、異なる色の現像部を備えたプリンタやファクシミリ等の電子写真方式を採用する画像形成装置全般に適用することができる。
尚、上述した実施形態は何れも本発明の一実施例に過ぎず、当該記載により本発明の範囲が限定されるものではなく、各部の具体的構成は本発明による作用効果を奏する範囲において適宜変更設計することができることは言うまでもない。
制御部の主要な機能ブロック図 複写機の外観図 画像形成部と給紙搬送排紙機構の説明図 (a)最下層画像の色成分がマゼンダであるときの画像形成タイミングと給紙タイミングを説明するタイミングチャート、(b)最下層画像の色成分がイエローであるときの画像形成タイミングと給紙タイミングを説明するタイミングチャート 画像形成部と給紙搬送排紙機構の説明図 画像形成部と給紙搬送排紙機構の説明図
符号の説明
3:制御部
13:画像処理部
16a:ピックアップローラ
16c:レジストローラ
20:感光体ユニット
30:画像形成制御部
31:給紙制御部
310:給紙タイミング決定手段

Claims (4)

  1. 異なる色のトナーを複数備えた感光体ユニットと、前記感光体ユニットにより形成された異なるトナー色の画像を重ね合わせて保持する転写体と、前記転写体に用紙を供給制御する給紙制御部を備えた画像形成装置であって、
    前記感光体ユニットにより形成される画像を構成するトナー色数が、前記感光体ユニットに備えたトナー色数より少ないとき、
    前記給紙制御部は、前記転写体に重ね合わせて保持される色成分毎の画像のうち、最下層または最上層の画像形成タイミングを基準に、給紙タイミングを決定する給紙タイミング決定手段を備えている画像形成装置。
  2. 前記感光体ユニットが前記転写体の周方向に沿って複数備えられ、
    前記給紙タイミングの基準となる画像形成タイミングが、前記転写体に重ね合わせて保持される画像のうち、最下層の画像を形成する前記感光体ユニットの画像形成タイミングである請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記感光体ユニットは単一の感光体と複数の現像部を備え、
    前記給紙タイミングの基準となる画像形成タイミングが、前記転写体に重ね合わせて保持される画像のうち、最上層の画像を形成する前記感光体ユニットの画像形成タイミングである請求項1記載の画像形成装置。
  4. 給紙が開始される前の用紙先端位置から、用紙への画像転写位置までの用紙移動距離が、最下層または最上層の画像を形成する感光体ユニットの画像形成位置から前記画像転写位置までの画像移動距離以上であるとき、
    前記給紙制御部は、前記感光体ユニットの画像形成タイミングより先行して給紙を開始する請求項1から3の何れかに記載の画像形成装置。
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