JP2008302513A - 記録シート排出ローラ装置 - Google Patents

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慶和 清水
Takeshi Hirabayashi
健 平林
Toshihisa Hioki
寿久 日置
Masato Nakada
真人 中田
Natsumi Kubota
奈津美 窪田
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Abstract

【課題】 画像形成装置で画像面が形成された後のシートを搬送する際に、未硬化のインクが送りローラに付着して後続のシートがローラからインクの転写を受けて汚れることを防止する。
【解決手段】 記録シート排出ローラ装置は、前記画像記録装置から供給される記録シートを挟持して回転することによりその記録シートを前記排出部の側へ搬送する駆動側排出ローラと従動側排出ローラとを対で備える。そのうち従動側排出ローラの外周面には、前記記録シートに対して多数箇所で点接触又は面接触する小面積接触外周面が形成されている。
【選択図】 図5A

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ又はそれらの複合機等の画像形成装置に取り付け、そのような画像形成装置から排出される画像記録済みの記録シート(一般には用紙)の後処理を行うための記録シート排出ローラ装置に関する。
従来、特許文献1に示すように、複写機、プリンタ、ファクシミリ等による画像形成(一般には印刷、印字等)が行われた用紙を所定の排出部に排出するために、画像記録後の記録シートを一対のローラで挟んで排出する(ニップ搬送する)排出ローラ装置が知られている。
特許第3757020号公報
しかしながら、このような従来の技術では、多数の記録シートを連続搬送する場合、画像形成装置から搬送されたインク付着の画像記録シートは、インクが乾く前に一対のローラ装置(一般には駆動側排出ローラ及び従動側排出ローラ)によって狭持されるため、画像記録面のインクがその記録面に接触する、例えば従動排出ローラに付着して、次に画像形成装置から搬送されてきた記録シートにローラのインクが転写され、記録シートが汚れる等の問題がある。
この発明の課題は、画像形成装置で画像が記録された記録シートをその画像形成装置の下流側にある排出部に排出する際に、記録シートの画像記録面のインクがローラに転写されることにより後続の記録シートが汚されることを抑制することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明は、画像形成装置で画像が記録された記録シートをその画像形成装置の下流側にある排出部に排出する記録シート排出ローラ装置において、
その記録シート排出ローラ装置は、前記画像記録装置から供給される記録シートを挟持して回転することによりその記録シートを前記排出部の側へ搬送する駆動側排出ローラと従動側排出ローラとを対で備え、
それら駆動側排出ローラと従動側排出ローラのうち従動側排出ローラの外周面には、前記記録シートに対して多数箇所で点接触又は面接触する小面積接触外周層が形成されていることを特徴とする。
このようにすれば、駆動側及び従動側の排出ローラで挟まれる記録シートに対し、従動側排出ローラの外周に形成された小面積接触外周層が記録シートに接触することとなって、接触面積が減少するため、搬送の過程におけるインクの再転写等による記録面又は記録シート自体の汚れを防止ないしは抑制でき、簡単な構成により、最終的に得られる記録シートの品質を向上させることができる。
また、前記記録シートの前記画像が形成されたシート面に接触する前記従動側排出ローラの外周面には、窒化処理層又は撥インク層からなる外周層が形成される。
このようにすれば、従動側排出ローラの外周面には、記録シートに対して多数箇所で点接触又は面接触する小面積接触部が形成され、さらにこの小面積接触部に、窒化処理層又は撥インク層からなる外周層が形成されることにより、記録シートに対するローラ側からの接触面積が小さくなるとともに、窒化処理層又は撥インク層により低摩擦係数で潤滑性が向上し、またインクをはじくため、従動側排出ローラの外周面に記録シートの画像形成面からインク等がいっそう付着しにくくなる。また従来の一般的なゴムローラに比べて耐久性も高くなり、インク等の汚れ防止と耐久性の向上とを両立させることができる。
また、前記記録シートの前記画像が形成されたシート面に接触する前記従動側排出ローラの外周面(小面積接触部)には、撥インク層としてフッ素コート処理層からなる外周層を形成することができる。
このようにフッ素コート処理層を形成すれば、フッ素コートによりインクを効果的にはじくことができ、搬送の過程におけるインク等の再転写による画像形成面又は記録シート自体の汚れを防止ないしは軽減し、簡単な構成により記録シートの品質を向上させることができる。また、フッ素コートにより、非粘着性、耐薬品性等の特性も高められる。
さらに、前記記録シートの前記画像が形成されたシート面に接触する前記従動側排出ローラに対向して配置された前記駆動側排出ローラの外周面には、多数の微細突起群を形成することができる。この微細突起群は、例えば微細粒が従動側排出ローラの外周面に固着されることにより形成できる。
このようにすれば、従動側排出ローラの外周面との相乗効果により、搬送過程におけるインク等の再転写による画像形成面又は記録シート自体の汚れを防止し、かつ搬送時に記録シートのスリップ等が生じにくくなり、より確実な搬送力を担保することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示すいくつかの実施例を参照しつつ説明する。
図1は、この発明の一実施例である記録シート排出ローラ装置としての排出ローラ装置Bを取り付けた画像形成装置の要部概略構成を示している。この例における画像形成装置は、高速で搬送しながらインクジェット方式により記録材としての印字用紙やOHPフィルム等のシートに画像を記録する画像形成装置(プリンタ、複写(コピー)機、ファクシミリ又はそれらの複合機など)であり、以下では説明を簡単にするためにこの画像形成装置をインクジェットプリンタ100として説明する。また、本発明に係る排出ローラ装置Bは、このインクジェットプリンタ100の下流側に接続された、または下流側の排出部を構成するシート(用紙)積載装置200内に組み込まれて、インクジェットプリンタ100で印刷された用紙を排出側(用紙積載用のトレイC)に送り出すものである。なお、排出ローラ装置Bを画像形成装置100の一部とみることもできる。
インクジェットプリンタ100は、画像形成部10を備え、この画像形成部10には、複数のローラ11間に走行ベルト12を掛けまわすベルト搬送手段13として、例えばファン14を駆動することにより矢印方向aに負圧吸引用の風を発生し、これにより記録材としてのシート(用紙)を吸着するシート吸着手段15、複数のノズルから選択的にインクを噴射するインクジェットヘッド16等を備える。インクジェットプリンタ100はキャスタ17を介して設置面上に載置し、必要に応じて移動可能とされている。
そして、所定のホスト機器(例えばパソコン等)からのプリント信号を受けて、シート収容カセット19からシートpが繰り出されて画像形成部10へ送り込まれる。印刷前のシートpは、ベルト搬送手段13の走行ベルト12に載せられるとともに、シート吸着手段15で走行ベルト12に吸着された状態で、ローラ11の回転に伴う走行ベルト12の走行とともに矢印b方向へ搬送される。一方、インクジェットヘッド16のノズルからインクが噴射されてその搬送されるシートpに文字・図形等の画像が印刷(記録)される。そしてこのように画像が形成された後の用紙pが用紙排出口18からシート積載装置200へ送り出される。
シート積載装置200は、キャスタ20が付いたスタンド21で支持され、画像形成装置(インクジェットプリンタ)100のシート排出口18の位置に取り付けられ、キャスタ20を介してスタンド21が設置面上に設置され、画像形成装置100と同様に必要に応じて移動可能とされる。
図2には、シート積載装置200の内部機構の全体概略構成が示されている。このシート積載装置200には、画像形成装置100から送り出されてきた印刷後(画像記録後)のシートpを受け入れて搬送するシート搬送装置A、ニップ搬送で搬送速度を速めてシートpを排出するシート排出手段B(本発明の一実施例である排出ローラ装置)、そのシート排出手段Bによって排出されるシートpを受けて排出シートpを積載する排出シート受け用トレイC、その排出シート受け用トレイCをシート排出方向と直交する方向にシフトさせて、排出シートpを任意枚数ずつ仕分するシート仕分け手段D、排出シート受け用トレイCの上の排出シートpの積載高さに応じて排出シート受け用トレイCを上下動するトレイ昇降手段E等を備えている。
なお、トレイCは、昇降モータ80、伝達プーリ81、82及びこれらプーリ間に掛け渡されたベルト83を備え、ベルト83にトレイCが連結されることで、トレイCが昇降できる。またシート仕分け装置Dは、シフトモータ84の駆動に基づき、トレイCを左右に所定ストロークでシフトさせて、シートを任意枚数ごとにずらして積載するものである。
図3は、シート搬送装置Aの概略構成を示すものである。この図に示すように、シート搬送装置Aには、画像形成装置100から送り出された画像記録後(印刷後)のシート(記録材)pを受け入れ、印刷後の画像面を上にした状態で走行ベルト23上に載せて搬送するベルト搬送手段24と、印刷後のシートpを走行ベルト23上に吸着するシート吸着手段25とを備える。
図4に、ベルト搬送手段24の平面図を示す。図3及び図4に示すように、ベルト搬送手段24は、シート積載装置200内に設けられてシート搬送方向dに長い直方体形状の筐体26を備える。筐体26は、その上面が、シートpを案内するガイド板27で形成され、そのガイド板27には、シート搬送方向dに細長い吸込み開口28と、その吸込み開口28のシート搬送方向dの前後に形成された四角いローラ開口29とが直列に並ぶように左右に平行して2列設けられている。
筐体26内には、シート搬送方向dの前後に、シート搬送方向dと直交する方向に向けて駆動ローラ軸30と従動ローラ軸31とが回転自在に掛け渡されている。そして、両ローラ軸30,31に取り付けられた駆動ローラ32と従動ローラ33が、それぞれ上述したローラ開口29から外部に臨むように配置され、それらの対応する駆動ローラ32と従動ローラとの間にエンドレスの走行ベルト23が掛けまわされ、各々前記吸込み開口28を被うように設けられている。
走行ベルト23には複数の通気孔34が形成されており、筐体26内には、搬送モータ35が設置されている。搬送モータ35の回転は、伝達ベルト36を介して駆動ローラ軸30に伝達され、その搬送モータ35により駆動ローラ32が回転するとともに、従動ローラ33が従動回転しながら走行ベルト23が走行し、画像形成装置100から送り出された画像記録後のシートpを受け入れ、画像面を上にした状態で走行ベルト23上にそのシートpが載せられ、走行ベルト23の走行とともにシートpがガイド板27に案内されつつ搬送される。
他方、シート吸着手段25は、図3に示すようにファン37を備え、そのファン37の回転により、矢印で示す矢示方向eの空気の流れが生じ、筐体26の底部の図示しない孔、走行ベルト23の通気孔34及びガイド板27の吸込み開口28を通じて空気が吸引され、画像記録後のシートpが走行ベルト23にエアで吸着される。なお、このときベルト搬送手段24の走行ベルト23の搬送速度を画像形成装置100のシート搬送速度とほぼ同一とする。これにより、シート積載装置200での走行ベルト23の走行速度が画像形成装置100のインクジェットヘッド16の位置でのシート搬送速度を乱すことなく、一定速度の搬送を保持してシートp上の画像品質の低下を防止することができる。
ところで上述した例では、シート吸着手段25として、ファン37を有するエア吸着手段を例示したが、これ以外に図示は省略するが、静電発生装置を設け、画像記録後のシートpを走行ベルト23上に静電的に吸着する静電吸着手段を備えて、受け入れたシートpを簡単なシート吸着手段25で走行ベルト23上に吸着し、走行ベルト23の走行とともに走行ベルト23と一体的に滑りなく確実に搬送するようにすることもできる。
ここで、シート吸着手段25によるシート保持力は、画像形成装置100のインクジェットヘッド16の位置におけるシート保持力より小さくされる。これにより、シート積載装置200のベルト搬送手段24におけるシート搬送力が画像形成装置100のインクジェットヘッド16の位置におけるシートpの搬送に影響を及ぼすことがなく、走行ベルト23の走行速度が画像形成装置100のインクジェットヘッド16の位置でのシート搬送速度を多少上回ったとしても、シートpを引っ張り動かすようなことはなく、シートp上の画像品質の低下を防止することができる。
なお、図4において、符号38はガイド板27で案内して搬送するシートpの走行状態を検知する非接触の反射型フォトセンサ等の搬送検知手段であり、両吸い込み口23間であって、駆動ローラ軸30と従動ローラ軸31との間に設けられている。
図2に示すように、上述したシート搬送装置Aのシート搬送方向dの下流側には、シート排出手段として前記排出ローラ装置Bを備える。この排出ローラ装置Bは、シート排出用の駆動側排出ローラ(以下、駆動ローラともいう)40、その駆動ローラ40に対向して配置された従動側排出ローラ(以下、従動ローラともいう)41、その従動ローラ41を駆動ローラ40に押し付けてシートpを挟持するニップ圧を生じさせる付勢手段としてのスプリング48、駆動ローラ40の駆動源となる排出モータ43、そのモータ43の回転を駆動ローラ40に伝える伝達部材としての伝達ベルト42を備える。
そして、排出モータ43の回転が伝達ベルト42を介して駆動ローラ40に伝達され、駆動ローラ40が従動ローラ41を従動回転させながら、それらローラ40、41の間のニップ搬送により、シート搬送装置Aから送られてきたシートpを排出シート受け用トレイCに排出することとなる。
上述のシート排出用の駆動ローラ40と従動ローラ41間のニップ搬送により、画像形成装置100から送られてきたシートpを排出シート受け用トレイC上に排出する機構において、従動ローラ41と駆動ローラ40とは、図5に示すような軸方向と直角方向においてずれた位置に配設されていて、互いのローラの外周部からみてラップするような位置関係となっている。つまり、駆動ローラ40の軸線の真上に従動ローラ41の軸線があるのではなく、図2にも示すように、従動ローラ41の軸線は、駆動ローラ40のそれよりシート送り方向上流側に所定量ずれて(オフセットして)いる。
駆動ローラ40は、ローラ軸45に対し所定の間隔をおいて2個1組で固定され、また従動ローラ41は、ローラ軸46に対し駆動ローラ40の間隔と同じ間隔をおいて2個1組で固定されている。駆動ローラ40のローラ軸45は一対の固定軸受け部47で回転可能に支持され、従動ローラ41のローラ軸46は一対の可動軸受け部49によりローラ軸45に対して接近・離間可能な状態で回転可能に支持され、一対の可動軸受け部49が前述の付勢手段としてのスプリング48によりローラ軸45側へ弾性的に押し付けられることにより、各組のローラ40、42間に所定のニップ圧が生じ、これらローラ間に印刷後のシートを挟み込んで排出するようになっている。
従動ローラ41の外周面には、幅方向の全長及び周方向の全周にわたって網目状突起50が形成されている。この網目状突起50は、いわばローレット加工によるローレット溝が突起に置換された形態をなすもので、その詳細を図6のイメージ図、及びローラ41の外周面を平面に展開した展開図に基づいてさらに詳しく説明する。
図6は、網目状突起50の形成パターンを概念的に示すものである。いま従動ローラ41の外周面に関し、その従動ローラ41の中心線Oを中心とする仮想円筒CRに沿って、互いに等しい間隔及び等しいねじれ角(又はリード角)θで、それぞれ連続的に延びる複数条の第1の仮想らせん51と、それらの第1の仮想らせん51と逆向きで等しいねじれ角θ及び等しい間隔を有して、上記仮想円筒CRに沿って第1の仮想らせん51と所定の角度(例えば直角)で交差するように延びる第2の仮想らせん52とを想定する。その複数の第1の仮想らせん51に沿って、図7の展開図に示すように、複数条の第1のらせん突条61が形成され、第2の仮想らせんに沿って複数条の第2のらせん突条62が形成され、これら第1及び第2のらせん突条61、62が所定の角度で交差するように組み合わされることにより、上述の網目状突起50とされている。
上記ねじれ角(リード角)θは例えば10〜80度くらいの範囲で適宜定めることができる。この図7Aの記載例ではθが45度、第1及び第2のらせん突条61、62は互いに直交し、網目の1マスは正方形状となっている。すなわち、第1のらせん突条61と第2のらせん突条62とは互いに逆向きの45度のねじれ角を有し、それら第1のらせん突条61と第2らせん突条62とが直角に交差して、従動ローラ41の外周面に、1区画がその外周面の母線に対して45度傾いた方形状の突起の集合・連なりである前記網目状突起50が形成され、その網目状突起50の先端が従動ローラ41の中心線Oを中心とする前記仮想円筒CRに沿ったものとされている。
なお、図7Aは概念を示す図であって、らせん突条61、62の各ねじれ角(リード角)、ひいては双方のらせん突条61、62の交差角は、例えば図7Bに示すような交差角α又はβに決定することができる。αは10〜160度くらいの範囲(例えばα=30度程度、β=120程度とする等)に設定することができる。この場合は網目状突起50の1マス(基本単位)が所定のひし形状をなすものとなる。
第1のらせん突条61及び第2のらせん突条62は、それぞれのらせん突条が延びる延長方向と直角な断面として、図8に示すように、突条先端が突条基端より幅が狭い台形状(この例では山形形状とも言える)の断面を備える。そして、例えば図8に示すように、それら第1及び第2のらせん突条61、62の先端は、従動ローラ41の中心線Oを中心とする上記1個の仮想円筒CRに沿って位置する。図8の例では、各突条61、62の先端(頂部)が仮想円筒CRより大きな曲率の(曲率半径が小さい)円弧状先端部50aとされ、その円弧状先端部(頂点)50aが上記仮想円筒CRに沿う(内接する)ように設定されている。これにより前記印刷後のシートpに対する接触面積が小さくなり、インクの付着、もしくは転写防止の効果が高くなる。
なお、図9に示すように、第1及び第2のらせん突条61、62の先端を、従動ローラ41の中心Oを中心とする上記仮想円筒CRに沿う曲面50b、すなわち仮想円筒CRと同じ曲率の円筒面の一部で形成することもできる。この場合はシートpに対する接触圧が緩和されて、シートpに押圧跡が生じにくくなる。
図10Aは、図6の第1の仮想らせん51及び第2の仮想らせん52に沿って、不連続形態で複数の突起65及び66が配列された例を示している。図10も図7Aと同様、突起の先端形状を示す端面図であるが、上記仮想らせん51、52に直角な断面形状は、連続的な前記らせん突条61、62と同様、例えば図8又は図9に示すような台形状及び突起先端形状とすることができる。このような不連続形態で各仮想らせん51、52に沿って突起65、66を配置することで、シートpに対する接触面積が一層小さくなり、シンクの付着や転写防止の効果が高くなる。なお、図10Bに示すように、第1の仮想らせん51と第2の仮想らせん52の交差角(α又はβ)は、図7Bの場合と同様、基準マス目が所定のひし形状をなすように設定することができる。
図11は従動ローラ41の外周面に、散点状に突起67が形成された例を示している。この散点状の突起67は、例えば図12に示すように円錐台形状のものとすることができ、その場合、突起高さ方向の断面は図8又は図9に示すような台形状となる。なお、散点状の突起67の先端と従動ローラ41の中心線Oを中心とする仮想円筒CRとの関係は、図8又は図9のように、突起67の頂部を円弧状にして仮想円筒CRに内接するようにしてもよいし、突起67の頂部を仮想円筒CRの円筒面の一部となる曲面としてもよい。
一方、駆動ローラ40の外周面には、無数の微細(微小)突起が形成されている。例えば、図13に概念的に示すように、駆動ローラ40の外周面に、耐摩耗性粒子68がそのローラ40の外周面を取り巻くように、かつ所定厚さの薄層を形成するように固着されることで、無数の微小突起が形成されている。この耐摩耗性粒子68は、例えばセラミック(アルミナ、炭化珪素等)の粒子又はガラスの粒子であって、その粒径が例えば50〜120μmのものであり、かつその粒子の駆動ローラ40の外周面に対する該粒子の分布密度は、例えば20〜80%に設定される。また、このような耐摩耗性粒子は所定のバインダないし接着剤によりローラ40表面に塗布その他の付着手段により固着することができる。
上記のような耐摩耗性粒子を固着する構成に替えて、図14に示すように、駆動ローラ40の金属外周面に対し、サンド、ショット又はグリット等を噴射して衝突させるブラスト処理を施すことにより、その外周面に微小な凹凸を形成して、その凹凸のうちの凸部により無数の微小突起69を形成することもできる。
図5A及び図5Bに示すように、従動ローラ41の外周面(前述の網目状突起50、散点状の突起67で形成されている)には、窒化処理層又はフッ素コート処理層からなる外周層41aがさらに形成されている。窒化処理は、典型的には、金属(特に鋼)製の従動ローラ41の外周面から、窒素を拡散浸入させて鋼の表面の硬度を高め、また耐磨耗性を向上させたものである。この窒化処理は一般には電気炉で行い、アンモニアガス(NH)を電気炉に吹き込み、例えば500〜520℃に熱せられると、ガスの一部が窒素(N)と水素(H)に分離し、そのうちの窒素が鋼の中の元素と結びついて硬い窒化物を作る。
そのようなガスを、例えば10〜90時間流し続けると、従動ローラ41の鋼表面が窒化され、例えば銀白色の仕上がりとなる。従動ローラ41を構成する鋼の中にアルミニウム(Al)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)が含まれている場合は、窒化がいっそう進行してさらに硬く滑らかなものとなる。この窒化処理層の厚さは、例えば0.1〜0.5mm程度となる。
このようなガス窒化、すなわち、加熱されたアンモニアガスが分解して生じる原子状窒素が鋼の表面より浸入化合し、内部に拡散浸透し窒化物を生成する方法では、例えば520〜540℃程度で60〜70時間程度の処理を行うことにより、窒化鋼の場合、表面硬度Hv1000以上、窒化層深さが例えば0.3mmでHv600以上の硬度となる。
なお、公知のガス軟窒化により窒化処理を行うこともできる。これはよく知られているように、尿素を加熱して侵炭窒化性の高いガスに熱分解させ、侵炭窒化を行う方法であり、例えば500〜600℃程度で2時間位の処理を行うことにより、鉄系金属で表面硬度Hv650程度を得る。
そのほかイオン窒化処理により窒化層を形成することもできる。イオン窒化法は周知のように、定圧の窒素ガス雰囲気中で炉体を陽極、品物(従動ローラ41)を陰極としてグロー放電を発生させると、ネオンサインに似た柔らかい光が品物を覆い、そのイオンがもつ強いエネルギーで品物を加熱し同時に窒化を行う表面処理方法である。このイオン窒化処理によれば、他の窒化処理に比較して低温(350℃〜590℃程度)で処理できるとともに、窒化層の最表面層をコントロールしやすく、またガス窒化に比べ処理速度が2倍以上速い利点がある。またイオン窒化の場合は、真空炉中での処理が普通であるため、処理物(従動ローラ41)の表面(特に外周層)は清浄な銀白色を呈し、後加工の必要がない。また、鋼はもとより、鋳鉄、ステンレス鋼をはじめチタン、ジルコニウム等の合金への窒化処理も可能である。
一方、従動ローラ41の外周面(網目状突起50や散点状の突起67が形成されている)にフッ素コート処理層からなる外周層41bを形成する場合は、例えばフッ素コート液を従動ローラ41の特に外周面に浸透させることにより、表面張力が著しく小さくなり、インク等の汚れがつきにくく、また、汚れをはね返す力(撥インク性)が生まれる。またフッ素コートは高分子でその結合力も強いので、耐摩耗性等も高められる。
フッ素コート処理についてさらに具体的には、フルオロカーボン系樹脂を所定の厚さ(例えば0.1〜1mm程度)で従動ローラ41の外周面(網目状突起50や散点状の突起67を含む)にコーティングしてフッ素樹脂コート層(外周層41b)を形成することもできる。フルオロカーボン系樹脂としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、クロロトリフルオロエチレン−エチレン共重合体(ECTFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ポリビニルフルオライド(PVF)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(EPE)等のフッ素系樹脂を好適に用いることができる。このようなフッ素系樹脂が従動ローラ41の外周面に固着されることにより、フッ素コーティング処理層としての外周層41bを形成できる。
図5Bは、上記のような網目状突起50や散点状の突起67を含む従動ローラ41の外周面に、窒化処理層41a又はフッ素コーティング処理層41bが形成された例を概念的に示している。
そして、例えば図2、図5Aに示すように、以上のような従動ローラ41と駆動ローラ40との間に印刷済みのシートpが挟み込まれ、駆動ローラ40の駆動により排出側のトレイCへニップ搬送される。その過程で、印刷後のシート面(画像面)に従動ローラ41が押し当てられて従動回転し、駆動ローラ40は非画像面(ただし両面印刷の場合は画像面となる)に押し付けられて駆動されることにより、シートpに送り力を付与する。駆動ローラ40の外周面がシートpに押し付けられる際に、連続形態のらせん突条61、62あるいは不連続形態のらせん状の突起65、66又は散点状の突起67もしくは耐摩耗性粒子68あるいはブラスト処理による微小凸部69等の無数の微小突起がシートpの画像面に接触していくため、シートpの画像面との接触面積又は接触個所が減少する。その結果、対向配置された従動ローラ41がシートpを介して受ける接触領域の面積も小さくなるので、従動ローラ41にインクが付着しにくく、しかも従動ローラ41の外周面にさらに窒化処理層41a又はフッ素コーティング処理層41bが形成されているため、耐摩耗性が高く、また撥インク性があるので、次に送られるシートに対してインク転写による汚れが生じにくくなる。
また、駆動ローラ40に微小突起68(又は69)が形成されることで、シートpにシート送り力を付与するに適する摩擦力が生じて、シートpとローラとの間のスリップが起こりにくく、またたとえ両面印刷等により駆動ローラ40がシートpの画像面に押し付けられる場合にも、インクの付着や次のシートpに対するインク転写による汚れの発生を有効に抑制ないし防止することができる。
なお、従動ローラ41の外周面がシートpに押し付けられる際に、連続形態のらせん突条61、62あるいは不連続形態のらせん状の突起65、66がシートの画像面に接触していく態様では、上記シート面との接触面積又は接触個所が減少して、インクによるシート汚れを抑制することはもちろん、従動ローラ41の外周面が複数のらせん軌跡をもってシートpとの接触を進行させていくため、そのローラ41とシートpとの接触圧が大きくなったり小さくなったりする接触圧の変動が生じにくく、送られるシートpにローラとの接触による圧力痕が発生しにくい利点もある。さらに、互いに逆向きのらせん効果によって、ローラ外周面との接触によりそのシートpに生じる該ローラの軸方向の力(横力)が互いに打ち消され、シート送り過程での曲がりが生ぜず、シートpをローラ軸と直角な方向へ直進性よく送ることができる。
なお、以上の説明では、印刷後のシートpをシート積載装置200から仕分け用のトレイCに排出する位置近傍に、上記駆動ローラ40と従動ローラ41を含む排出ローラ装置を配設した例を示したが、図15に示すように、仕分け装置71以外に、シートを任意枚数ずつ綴じるステープル装置72、シートにファイリングのための孔をあけるパンチ装置73等の1種又は2種以上の機能部を備えたシート後処理装置へシートを送り出すために、上記の排出ローラ装置を用いることも可能である。
また、これまでに説明したらせん突条61、62、不連続形態の突起65、66、あるいは散点状の突起67の少なくも先端面に、フッ素コート処理以外の手法でインクが付着しにくくなるような(インクとの親和性がひくく、インクをはじく効果のある撥インク性被膜の形成等)表面処理をして撥インク性を付与することができる。例えば、撥インク性の塗膜を上記突起の少なくとも先端面に形成すること等である。これによりローラに対するインク付着を一層軽減し、インクによるシート汚れをより効果的に防ぐことができる。
本発明がインクジェット方式の画像形成装置に適用された例を示す全体概略図。 そのうちのシート積載装置の一例を示す概略図。 そのシート積載装置におけるシート搬送装置を示す概略図。 そのベルト搬送手段の平面図。 本発明の一実施例である排出ローラ装置の要部を示す斜視図。 従動ローラに形成された外周層を概念的に示す正面図。 駆動ローラに形成される突起の形態を説明するための概念図。 その駆動ローラの外周面に形成された網目状突起の一例を、ローラ外周面を展開した状態で、かつ網目状突起の先端面のみ示す概略展開図。 網目状突起の交差角の別の例を示す図7Aに対応する図。 図7A又Bにおける網目状突起の断面形態の一例を示す断面図。 図8とは別の断面形態の例を示す断面図。 仮想らせんに沿って不連続形態で形成された突起の例を示す概略展開図。 仮想らせんの交差角の別の例を示す図10Aに対応する図。 散点状突起の例を示す概略展開図。 その散点状突起の立体構造の一例を示す斜視図。 駆動ローラの外周面に形成される微小突起の一例(耐摩耗性粒子の固着)を示す概念図。 駆動ローラの外周面に形成される微小突起の別の例(ブラスト処理により表面粗し加工)を示す概念図。 本発明に係る排出ローラ装置の別の配置例を示す概略図。
符号の説明
100 画像形成装置(インクジェットプリンタ)
200 シート積載装置
B 排出ローラ装置
41 従動ローラ(従動側排出ローラ)
40 駆動ローラ(駆動側排出ローラ)
41a,41b 外周層
50 網目状突起
51 第1の仮想らせん
52 第2の仮想らせん
61 第1のらせん突条
62 第2のらせん突条
65、66 不連続形態の突起
67 散点状の突起
68 耐摩耗性粒子の層
69 ブラスト処理の凹凸による無数の凸部

Claims (4)

  1. 画像形成装置で画像が記録された記録シートをその画像形成装置の下流側にある排出部に排出する記録シート排出ローラ装置において、
    その記録シート排出ローラ装置は、前記画像記録装置から供給される記録シートを挟持して回転することによりその記録シートを前記排出部の側へ搬送する駆動側排出ローラと従動側排出ローラとを対で備え、
    それら駆動側排出ローラと従動側排出ローラのうち従動側排出ローラの外周面には、前記記録シートに対して多数箇所で点接触又は面接触する小面積接触外周層が形成されていることを特徴とする記録シート排出ローラ装置。
  2. 前記記録シートの前記画像が形成されたシート面に接触する前記従動側排出ローラの外周面には、窒化処理層又は撥インク層からなる外周層が形成されている請求項1に記載の記録シート排出ローラ装置。
  3. 前記記録シートの前記画像が形成されたシート面に接触する前記従動側排出ローラの外周面には、前記撥インク層としてフッ素コート処理層からなる外周層が形成されている請求項1に記載の記録シート排出ローラ装置。
  4. 前記記録シートの前記画像が形成されたシート面に接触する前記従動側排出ローラに対向して配置された前記駆動側排出ローラの外周面には、多数の微細突起群が形成されている請求項1に記載の記録シート排出ローラ装置。
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