JP2008302481A - 平面研削盤、スピンドル装置及び平面研削方法 - Google Patents

平面研削盤、スピンドル装置及び平面研削方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スルーフィード研削で生じるピンチアウトを減少し、また砥石の摩耗を削減できる平面研削盤、スピンドル装置及び平面研削方法を提供する。
【解決手段】スピンドル5廻りに回転する砥石7によりワークをスルーフィード研削するに際して、弾性保持手段24により砥石に対するワークの出入口方向と略直交する方向のピボット22廻りにスピンドルを傾斜可能に保持しておき、砥石の入口側に研削負荷がかかった場合に、その偏荷重による砥石の軸変位と、砥石の出口変位とが略同じになるように、偏荷重により付勢手段に抗してピボット廻りにスピンドルを傾斜させ、軸変位が小さくなる加工終了直前では弾性保持手段によりピボット廻りに砥石を戻す。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワークをスルーフィード研削法により平面研削する平面研削盤及び平面研削方法に関し、スルーフィード研削で生じるピンチアウトを減少し砥石摩耗を削減できるようにしたものである。
ワークをスルーフィード研削法により平面研削する両頭平面研削盤は、既に多くの技術が提案されている(特許文献1、2)。この両頭平面研削盤は、スピンドル廻りに回転する一対の砥石間に、キャリアの円周上のポケットに保持されたワークを送りながら、一対の砥石によりワークの両面をスルーフィード研削法により同時に研削を行うようになっている。
またワークの両面を同時に仕上げ研削する仕上げ装置には、例えば同一軸心上に配置された一対のスピンドルの先端に、相対向する各砥石を全方向にフローティング可能に装着しておき,この一対の砥石によりワークの両面を同時に研削して仕上げを行うようにしたものがある(特許文献3)。
特開平5−8161号公報 特開2005−329522号公報 実開昭63−124461号公報
両頭平面研削盤では、従来からワークの研削時の研削負荷に十分に抗し得るように、スピンドルを含むスピンドルユニット、本体フレーム等の剛性を確保する様々な対策が講じられている。しかし、研削負荷による砥石の逃げ方向の軸変位を完全に防止することはできない。
このためスルーフィード研削中の状態を分析すると、ワークの連続加工中は研削負荷が大きいため、その研削負荷により砥石の逃げ方向に一定の軸変位が生じ、また研削負荷が急激に小さくなる連続加工の終了直前は、その軸変位がなくなる。そのため、この軸変位の有無によってワークの出口側の一対の砥石間の間隔が微妙に変化して、最後に加工されたワークの厚さが薄くなる傾向にある。
また特許文献3の技術では砥石が全方向に傾斜するが、砥石はワークの被研削面に追従するだけである。このため特許文献3の技術を両頭平面研削盤に適用しても、スピンドルの先端で砥石がワークに追従してフローティングするだけであって、スルーフィード研削で生じるワークのピンチアウトの減少、又はワークの加工精度の向上の問題は解消できない。
本発明は、従来のこのような課題に鑑み、スルーフィード研削で生じるピンチアウトを減少し、また砥石の摩耗を削減できる平面研削盤、スピンドル装置及び平面研削方法を提供することを目的とする。
本発明に係る平面研削盤は、スピンドル廻りに回転する砥石によりワークをスルーフィード研削する平面研削盤において、前記砥石に対する前記ワークの出入口方向と交差する方向のピボット廻りに前記砥石を傾斜可能に保持する弾性保持手段を備え、前記ピボットは前記砥石の入口側に研削負荷がかかった場合の偏荷重により前記砥石が前記弾性保持手段に抗して傾斜して前記砥石に逃げ方向の入口変位及び逆方向の出口変位が生じたときに、その偏荷重による前記砥石の軸変位と前記出口変位とが略同じとなる位置に設定されていることを特徴とするものである。
また別の本発明に係るスピンドル装置は、砥石が固定されたスピンドルを回転自在に保持するインナーケースと、該インナーケースが所定の隙間を置いて内嵌するスピンドルケースとを備え、前記砥石に対するワークの出入口方向と交差する方向のピボット廻りに前記砥石を傾斜可能に保持する弾性保持手段を、前記スピンドルケースと前記インナーケースとの間に設け、前記ピボットは前記砥石の入口側に研削負荷がかかった場合の偏荷重により前記砥石が前記弾性保持手段に抗して傾斜し、前記砥石に逃げ方向の入口変位及び逆方向の出口変位が生じたときに、その偏荷重による前記砥石の軸変位と前記出口変位とが略同じとなる位置に設定されていることを特徴とするものである。
更に別の本発明に係る平面研削方法は、スピンドル廻りに回転する砥石によりワークをスルーフィード研削する平面研削方法において、弾性保持手段により前記砥石に対する前記ワークの出入口方向と略直交する方向のピボット廻りに前記スピンドルを傾斜可能に保持しておき、前記砥石の入口側に研削負荷がかかった場合に、その偏荷重による前記砥石の軸変位と、前記砥石の出口変位とが略同じになるように、前記偏荷重により前記弾性保持手段に抗して前記ピボット廻りに前記スピンドルを傾斜させ、前記軸変位が小さくなる加工終了直前で前記弾性保持手段により前記ピボット廻りに前記砥石を戻すことを特徴とするものである。
本発明では、連続研削中及び研削終了直前の何れにおいても砥石の出口変位が一定するためスルーフィード研削で生じるワークのピンチアウトを減少でき、しかも砥石の逃げ方向の入口変位により砥石摩耗を削減できる利点がある。
以下、本発明の各実施例を図面に基づいて詳述する。図1〜図10は本発明を縦型両頭平面研削盤に具現化した第1の実施例を例示する。この縦型両頭平面研削盤は、図7に示すように基台1と、基台1上に固定された本体フレーム2と、本体フレーム2の前に配置された上下一対のスピンドルユニット3,4とを備え、各スピンドルユニット3,4にはスピンドル5,6廻りに回転する砥石7,8が上下に相対向して装着されている。
上側のスピンドルユニット3は剛性可変式であって、本体フレーム2に対して昇降可能に設けられている。各スピンドル5,6はプーリ9,10、ベルト等の巻き掛け伝動手段を介して本体フレーム2側の駆動源により駆動される。なお、下側のスピンドルユニット4も本体フレーム2に対して昇降可能である。
上下の砥石7,8間には、キャリア11が配置されている。キャリア11は図8に示すように、略同一円周上に略等間隔をおいて配置された複数のポケット12を有し、スルーフィード研削時に、各ポケット12により保持されたワーク13を砥石7,8に対して入口14側から出口15側へと送るようになっている。
上側のスピンドルユニット3は図1〜図3に示すように、本体フレーム2に適宜手段を介して上下動自在に支持されたスピンドルケース17と、下端に砥石7が着脱自在に装着されたスピンドル5と、上下方向に複数のベアリング18〜20を介してスピンドル5を回転自在に保持し且つスピンドルケース17に周方向の全周に所定の隙間をおいて内嵌されたインナーケース21と、砥石7の上側近傍に配置され且つ入口14側と出口15側間とを結ぶ出入口方向(例えば左右方向)と略直交する方向(例えば前後方向)のピボット22廻りにインナーケース21を傾斜可能に保持する弾性保持手段24と、スピンドルケース17とインナーケース21との間の出入口方向の両側に設けられ且つ弾性保持手段24の剛性を調整する剛性調整手段25と、インナーケース21をスピンドルケース17に対してピボット22の軸心方向(前後方向)の略中心に弾性的に保持する中心保持手段26と、スピンドル5とその上端のプーリ9との間に介装された撓みカップリング27とを備えている。
インナーケース21は下端部にフランジ部28を有し、このフランジ部28の上面とスピンドルケース17の下端面との間に弾性保持手段24がスピンドル5の軸心方向に介装されている。弾性保持手段24はスピンドルケース17、インナーケース21に対して略同心状に配置された周方向の弾性スペーサ29を備えている。
弾性スペーサ29は図4、図5にも示すように、スピンドルケース17とインナーケース21との間に外周側から着脱できるように周方向に2個(複数個)に分割されており、その2個の円弧状の弾性スペーサ29がインナーケース21を取り囲むように全体としてリング状に配置されている。
各弾性スペーサ29には、ピボット22に対応するピボット対応部30を除いて、そのピボット22に対する入口14側及び出口15側の両側に周方向のスリット31が形成されている。従って、ピボット対応部30は剛体であり、その両側では上縁部32と下縁部33とが上下に弾性変形してスリット31が拡縮するようになっている。
各弾性スペーサ29の上縁部32及び下縁部33は、図6に示すように、その下側から挿通されたボルト(固定具)34,35により、スピンドルケース17及びインナーケース21のフランジ部28に着脱自在に固定されている。
つまり、弾性スペーサ29の下縁部33には周方向に略等間隔をおいてねじ孔36と挿通孔37とが交互に形成され、また上縁部32には各挿通孔37に対応して取り付け孔38が形成されている。フランジ部28には下縁部33のねじ孔36に対応する取り付け孔39と、挿通孔37に対応する挿通孔47とが周方向に交互に形成されている。
そして、上縁部32は挿通孔37,47から取り付け孔38に挿通されたボルト34によりスピンドルケース17に下側から固定され、また下縁部33はフランジ部28の取り付け孔39から挿通され且つねじ孔36に螺合するボルト35によりインナーケース21のフランジ部28に下側から固定されている。
従って、インナーケース21のフランジ部28とスピンドルケース17との間の間隔をあけて弾性スペーサ29をスピンドルケース17に固定し、その後にインナーケース21をスピンドルケース17内に挿入して弾性スペーサ29をインナーケース21に固定することにより、弾性スペーサ29が2個に分割されていることと相俟って、弾性スペーサ29を容易に着脱できる。
剛性調整手段25はスピンドルケース17の上端部に出入口方向に対向して一対配置されている。この各剛性調整手段25は、図3に示すように、スピンドルケース17のねじ孔40に出入口方向に進退自在に螺合されたバネケース41と、このバネケース41に出入口方向に挿通され且つ当接片42を介してインナーケース21に当接する押しボルト43と、バネケース41内に設けられ且つ押しボルト43をインナーケース21側に付勢する剛性調整バネ44とを備えている。
そして、この各剛性調整手段25は、バネケース41を出入り口方向に進退させることによってスピンドル5を略中央に配置可能であり、また剛性調整バネ44をバネ定数の異なるものに交換することによって、弾性スペーサ29の弾性(剛性)を補助的に調整可能である。
なお、剛性調整バネ44は、バネ受け片45、ダブルナット46を介して押しボルト43を付勢するようになっており、ダブルナット46を廻すことによりそのバネ圧を調整可能である。また剛性調整バネ44はコイルバネ、皿バネの何れでもよい。剛性調整手段25はバネケース41を外側から着脱可能であり、スピンドルユニット3の外部においてその剛性調整バネ44を交換可能である。
中心保持手段26は、剛性調整手段25の下側近傍で上側のベアリング20に略対応してインナーケース21とスピンドルケース17のブラケット50との間に前後方向に設けられている。そして、この中心保持手段26は、図3に示すように、ブラケット50に前後方向に位置調整自在に固定されたバネケース51と、このバネケース51に挿通され且つスピンドルケース17の孔52を貫通してインナーケース21に螺合された押し引きボルト53と、中間壁の両側でバネケース51内に設けられ且つ押し引きボルト53を介してインナーケース21を前後方向に付勢する一対の保持バネ54,55とを備えている。なお、中心保持手段26の取り付け位置は、剛性調整手段25の高さ近傍であればよく、ベアリング20の対応位置に限定されるものではない。
バネケース51はブラケット50の両側で外周に螺合されたナット56,57により前後に位置調整可能である。また保持バネ54,55はバネ受け片58,59、ダブルナット60,61を介して押し引きボルト53を前後方向に付勢するようになっており、ダブルナット60,61を回動操作することにより、保持バネ54,55のバネ圧を調整可能である。押し引きボルト53には、スピンドルケース17の孔52内で緩み止めナット62が螺合されている。保持バネ54,55はコイルバネ、皿バネの何れでもよい。
スピンドルケース17の上端には円筒の固定シャフト65が設けられ、この固定シャフト65の外周にベアリング66を介してプーリ9が固定されている。スピンドル5の上端部には、固定シャフト65の内側で伝動フランジ67が固定されている。伝動フランジ67はプーリ9の上側に対応するフランジ部68を有し、このフランジ部68が周方向に複数個の撓みカップリング27を介してプーリ9に連結されている。
撓みカップリング27は、フランジ部68に嵌合された弾性体69と、この弾性体69を貫通してプーリ9に固定されたボルト70とを有する。このため研削負荷によりスピンドル5がピボット22廻りに傾斜しても、プーリ9から撓みカップリング27、伝動フランジ67を介してスピンドル5へと動力を伝達可能である。
上記構成の両頭平面研削盤によりワーク13をスルーフィード研削するに際しては、キャリア11に保持されたワーク13を上下一対の砥石7,8間に通して連続的に送りながら、スピンドル5,6廻りに回転する一対の砥石7,8によりワーク13の両面を研削する。
この場合、ワーク13の連続加工中等により研削負荷が砥石7の入口14側にかかると、図9(A)に示すように、その偏荷重Fにより上側のスピンドルユニット3が上昇して砥石7の逃げ方向に軸変位cが生じる一方、インナーケース21、スピンドル5が弾性保持手段24、剛性調整手段25に抗してピボット22廻りに傾斜して、砥石7に逃げ方向の入口変位a及び逆方向の出口変位bが生じる。そして、連続加工の終了直前になると、研削負荷が急激に小さくなって略零に近づくため、図9(B)に示すように、インナーケース21、スピンドル5が弾性保持手段24、剛性調整手段25の付勢によりピボット22廻りに戻る。
ここでピボット22は、次の手法により砥石7の軸変位cと、砥石7の出口15側の出口変位bとが略同じになる位置を算出してその位置に設定しているため、ワーク13の連続加工中、連続加工終了直前を問わず、砥石7,8の出口15の変位を常に零に保つことができ、ワーク13のピンチアウトを減少できる。
即ち、上側のスピンドルユニット3は、インナーケース21が弾性保持手段24、剛性調整手段25に抗してスピンドルケース17内で傾斜可能な剛性可変式であり、ワーク13の研削負荷を砥石7の入口14側にかけた場合、その偏荷重Fにより入口14側の上昇方向(逃げ方向)の変位である入口変位a、出口15側の加工方向の変位である出口変位b、及びスピンドルユニット3,4等の全体の上昇方向の軸変位cが夫々生じる(図9(A)参照)。
軸変位cは計算又は実測により求めるが、本体フレーム2その他の剛性によって決まる研削盤の機械固有の値である。また入口変位aは研削性能、砥石7に与えるダメージを考慮して、最適な変位を経験データから求めて決定する。そして、図10に示すように軸変位cと出口変位bとが略一致するピボット22の位置を決定し、それに合わせて弾性保持手段24の弾性スペーサ29の形状、構造を決定する。
このようにすれば、入口変位a、出口変位b、軸変位cは研削負荷の大小に比例するため、研削負荷が変動しても、出口変位bを零のままに維持することが可能である。例えば、ワーク13の連続加工中は軸変位c>0、出口変位b<0となる。しかし、出口変位b=軸変位cとなるようにピボット22を設定しているので、砥石7の入口14はa+c>0となるが、砥石7の出口15はb+c=0となる(図9(A)参照)。
またワーク13の連続加工終了の直前では研削負荷が零に近づくため、砥石7の軸変位c=0となると共に、インナーケース21、スピンドル5,6が弾性保持手段24、剛性調整手段25によりピボット22廻りに戻されて出口変位b=0となり、砥石7の出口15はb+c=0となる(図9(B)参照)。
従って、図9(A)(B)に示すように、連続加工中と連続加工終了直前とで砥石7の出口15側に差がないことから、ワーク13のピンチアウトを大幅に減少することができる。
またワーク13のスルーフィード研削中は、連続加工終了直前を除いて砥石7の入口14側に入口変位aが生じるため(図9(A)参照)、砥石7の入口14側が上へ逃げることにより砥石7,8のダメージが少なくなり、砥石7の摩耗の減少を達成することができる。
しかも構造的には、スリット31間にピボット対応部30を有する弾性スペーサ29を介してインナーケース21の下端部をスピンドルケース17の下端部に支持しており、その弾性スペーサ29の形状、構造によりピボット22の位置を設定しているので、インナーケース21、即ちスピンドル5,6の下端部を安定的に支持できると共に、ピボット22の位置が略一定で安定したものとなり、しかも構造的に簡単にできる。
また弾性スペーサ29は二つ割り構造であり、スリット31の上下の上縁部32及び下縁部33を下側からボルトによりスピンドルケース17及びインナーケース21に着脱自在に固定しているので、リング状の弾性スペーサ29を使用する場合のようにスピンドルユニット3の全体を分解する必要がなく、一部分を分解することによって容易に弾性スペーサ29を着脱することができる。
更に弾性保持手段24の弾性スペーサ29とは別に、上部側に出入口方向に対向して一対の剛性調整手段25を設けているため、この剛性調整手段25により各種の調整が可能である。例えば弾性スペーサ29の剛性(弾性)は一定であるが、剛性調整手段25のにより、ピボット22廻りに傾斜するときの剛性を強くし又は弱くする等、適宜調整することができる。
また弾性スペーサ29の剛性(弾性)はコンピュータによるFEM解析で計算して求めるが、計算値と実測値とが異なるような場合でも、剛性調整手段25の剛性調整によって、計算値と実測値との差を補正することができる。また入口変位aの値はワーク13の種類、使用する砥石7,8により変化するが、この場合にも剛性調整手段25により剛性調整を行うことにより最適な研削が可能である。
剛性調整手段25のバネ剛性(バネ定数)を調整することはできない。しかし、剛性調整手段25にバネ定数の異なるバネを使用することによってその調整を行うことができる。この場合にも剛性調整手段25が外部から分解組み立てが可能であるため、そのバネの交換も外部から容易に行うことができる。
インナーケース21の上部側は出入口方向の一対の剛性調整手段25を介してスピンドルケース17に対して支持しているが、スピンドルケース17とインナーケース21との間に中心保持手段26があり、この中心保持手段26により両者の前後方向の中心を略一致させているため、インナーケース21がスピンドルケース17内でピボット22廻りに傾斜するにも拘わらず、インナーケース21の前後の振れ等を容易に防止できる。
図11は本発明の第2の実施例を例示する。弾性スペーサ29は、図11(A)に示すようにリング状に構成したものでもよいし、図11(B)に示すように軸心方向に複数個のスリット31を設けたものでもよい。
なお、弾性スペーサ29は、スリット31に代えて、ピボット対応部30以外の部分に多数の内外方向に貫通する丸孔、長孔等を形成したもの、周方向に位置を代えて上下両側に多数の凹部を形成したものでもよい。
従って、弾性スペーサ29は、インナーケース21がピボット22廻りに傾斜する方向にピボット対応部30の両側が弾性変形可能な構成であれば十分であり、第1の実施例に例示の構造、形状に限定されるものではない。また弾性スペーサ29のピボット22の位置、弾性(剛性)等は、ワーク13の研削条件等に応じて適宜変更すればよい。
図12は本発明の第3の実施例を例示する。ピボット対応部30を有する弾性スペーサ29は、図12(A)(B)に示すように、その内外方向の中間に周方向のスリット31を形成し、これをスピンドルケース17とインナーケース21との間に直径方向に介装してもよい。
図13は本発明の第4の実施例を例示する。インナーケース21は下端部で軸によって構成されたピボット22によりスピンドルケース17に傾斜可能に枢着されている。そして、スピンドルケース17の上部側には、インナーケース21を傾斜可能に保持する弾性保持手段24が出入口方向の両側に設けられている。なお、この弾性保持手段24は、バネ圧を調整可能である。
このようにインナーケース21を固定のピボット22でスピンドルケース17に枢着しても、そのピボット22の位置を第1の実施例と同様に決定することにより、同様に実施可能である。従って、弾性保持手段24、ピボット22の関係は、第1の実施例の弾性スペーサ29によるものの他、種々の変更が可能である。
以上、本発明の各実施例について詳述したが、各実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、実施例では、縦型両頭平面研削盤を例示しているが、横型両頭平面研削盤でも同様に実施可能である。また実施例の剛性可変式のスピンドルユニット3は、対向二軸型の他、一軸型でも使用可能である。
弾性保持手段24の弾性スペーサ29は、通常、上縁部32の上面と下縁部33の下面とが自由状態において平行なものを使用する。しかし、スピンドルケース17とインナーケース21との間に組み込んだ状態において、ピボット22の両側で両者を接近又は離間方向に付勢する構造のものでもよい。
更に剛性調整手段25として剛性調整バネ44を備えたバネ式のものを例示しているが、他のゴム等の弾性体を使用してもよいし、エアシリンダ等の圧縮性流体圧シリンダ等も使用可能である。弾性保持手段24も同様である。また弾性保持手段24として弾性スペーサ29を使用する場合にも、そのスペーサの本数、長さ、方向を変更することにより、ピボット22の位置を任意に変更可能である。
第1の実施例では出入口方向の両側に略対称に剛性調整手段25を設けているが、この剛性調整手段25は研削負荷によりインナーケース21が傾斜する側のみでもよい。またインナーケース21は、スピンドルケース17又は他の案内手段により、ピボット22廻りに傾斜するように構成してもよい。その場合には、中心保持手段26は省略できる。
バネには多種類のものがあるが、剛性調整バネ44、保持バネ54,55には、皿バネ、コイルバネ等の他、どのような種類のバネを使用してもよい。
本発明の第1の実施例を示す上側のスピンドルユニットの一部破断正面図である。 同上側のスピンドルユニットの縦断面図である。 同上側のスピンドルユニットの横断面図である。 同弾性スペーサの底面図である。 同弾性スペーサの底面側の斜視図である。 同上側のスピンドルユニットの要部の拡大断面図である。 同縦型両頭平面研削盤の概略図である。 同研削状態の説明図である。 同研削状態の説明図である。 同ピボット位置の説明図である。 (A)〜(C)は本発明の第2の実施例を示す斜視図である。 (A)は本発明の第3の実施例を示す横断面図、(B)は同拡大断面図である。 発明の第4の実施例を示す縦断面図である。
符号の説明
5,6 スピンドル
7,8 砥石
13 ワーク
14 入口
15 出口
17 スピンドルケース
21 インナーケース
22 ピボット
24 弾性保持手段
25 剛性調整手段
26 中心保持手段
29 弾性スペーサ
31 スリット
a 入口変位
b 出口変位
c 軸変位

Claims (8)

  1. スピンドル廻りに回転する砥石によりワークをスルーフィード研削する平面研削盤において、前記砥石に対する前記ワークの出入口方向と交差する方向のピボット廻りに前記砥石を傾斜可能に保持する弾性保持手段を備え、前記ピボットは前記砥石の入口側に研削負荷がかかった場合の偏荷重により前記砥石が前記弾性保持手段に抗して傾斜し、前記砥石に逃げ方向の入口変位及び逆方向の出口変位が生じたときに、その偏荷重による前記砥石の軸変位と前記出口変位とが略同じとなる位置に設定されていることを特徴とする平面研削盤。
  2. 前記砥石が固定された前記スピンドルを回転自在に保持するインナーケースをスピンドルケースに所定の隙間を置いて内嵌し、前記スピンドルケースと前記インナーケースとの間に前記弾性保持手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の平面研削盤。
  3. 前記弾性保持手段は前記砥石の近傍で前記スピンドルケースと前記インナーケースとの間に軸心方向に介在された弾性スペーサを略同心状に備え、該弾性スペーサは前記砥石の入口側と出口側に対応して周方向にスリットが形成され、前記両スリット間が前記ピボットとなっていることを特徴とする請求項2に記載の平面研削盤。
  4. 前記弾性スペーサは外周側から着脱可能に周方向に複数個に分割されていることを特徴とする請求項3に記載の平面研削盤。
  5. 前記スピンドルケースと前記インナーケースとの間の前記出入口方向の両側に、両者間の剛性を調整する剛性調整手段を備えたことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の平面研削盤。
  6. 前記インナーケースを前記スピンドルケースに対して前記ピボットの軸心方向の略中心に弾性的に保持する中心保持手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の平面研削盤。
  7. 砥石が固定されたスピンドルを回転自在に保持するインナーケースと、該インナーケースが所定の隙間を置いて内嵌するスピンドルケースとを備え、前記砥石に対するワークの出入口方向と交差する方向のピボット廻りに前記砥石を傾斜可能に保持する弾性保持手段を、前記スピンドルケースと前記インナーケースとの間に設け、前記ピボットは前記砥石の入口側に研削負荷がかかった場合の偏荷重により前記砥石が前記弾性保持手段に抗して傾斜し、前記砥石に逃げ方向の入口変位及び逆方向の出口変位が生じたときに、その偏荷重による前記砥石の軸変位と前記出口変位とが略同じとなる位置に設定されていることを特徴とするスピンドル装置。
  8. スピンドル廻りに回転する砥石によりワークをスルーフィード研削する平面研削方法において、弾性保持手段により前記砥石に対する前記ワークの出入口方向と略直交する方向のピボット廻りに前記スピンドルを傾斜可能に保持しておき、前記砥石の入口側に研削負荷がかかった場合に、その偏荷重による前記砥石の軸変位と、前記砥石の出口変位とが略同じになるように、前記偏荷重により前記弾性保持手段に抗して前記ピボット廻りに前記スピンドルを傾斜させ、前記軸変位が小さくなる加工終了直前で前記弾性保持手段により前記ピボット廻りに前記砥石を戻すことを特徴とする平面研削方法。
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