JP2008301574A - 鳥害防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付姿勢を自由に変更可能にすることにより、鳥が電線に接近することを効果的に邪魔することができるようにして、電線自体や電線の周囲の機器に鳥害が及ぶことをより確実に防止することのできる鳥害防止装置を提供すること。
【解決手段】鳥の接近を邪魔する部材を電線の周囲に配設する鳥害防止装置10であって、電線100に固定する固定部材12と、該固定部材に電線の外周に沿う方向に回転自在に支持される回転部材13と、該回転部材から離隔する方向に延在する姿勢で当該回転部材の複数箇所に固設されている延在部材14と、を備えており、回転部材周りの延在部材14の重量のバランスに偏りを持たせて当該延在部材14が所望の姿勢を自然に取ることができるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、鳥害防止装置に関し、詳しくは、電線や電線近傍に鳥が止まることを邪魔して短絡事故などの鳥害の発生を防止するものに関する。
従来、電線や電線周りの器具は、導電物が接触するなどして短絡事故が発生することを防止する必要があることから、電線では導電線に絶縁被覆を被せることにより絶縁性を確保している。
この電線には、鳥が止まって外被を傷めないように針状の部材を取り付けることが提案されており(例えば、特許文献1参照)、また、その電線周りの機器上に巣を作って電線を損傷させてしまうことを防止するために、その機器を糸状材料で上方からカバーするような防止具を電柱に取り付けることも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−209504号公報 実開平7−44997号公報
しかしながら、文献1に記載の鳥害防止装置では、電線に一旦固定してしまうとその姿勢を変更・調整することが困難であり、例えば、近年に導入が進められている間接活線工法により、鳥が止まるのを効果的に邪魔することができるように、その針状部材を略鉛直に立てた状態に取り付けるのは難しい。
また、文献2に記載の鳥害防止装置では、機器の上方に電線が存在するなどした場合には、取り付けることが難しく、このような場合に、その電線に文献1に記載の鳥害防止装置の針状部材を下向きにして固定しようとしても、上述したように、所望の姿勢になるように間接活線工法で電線に固定することが難しい。
そこで、本発明は、取付姿勢を自由に変更可能にすることにより、鳥などが電線に接近することを効果的に邪魔することができるようにして、電線自体や電線の周囲の機器に鳥害が及ぶことをより確実に防止することのできる鳥害防止装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する鳥害防止装置の第1の発明は、鳥の接近を邪魔する部材を電線の周囲に配設する鳥害防止装置であって、電線に固定する固定部材と、該固定部材に電線の外周に沿う方向に回転自在に支持される回転部材と、該回転部材から離隔する方向に延在する姿勢で当該回転部材の複数箇所に固設されている延在部材と、を備えており、回転部材の周方向の所定箇所が最下に位置するように重量のバランスを配分していることを特徴とするものである。
この発明では、電線に固定部材を固定して、その固定部材に回転部材を支持させることにより、回転部材の複数箇所から離隔方向に延在する延在部材を電線回りに回転自在に取り付けることができ、この回転部材は、所定箇所が最下に位置するように重量バランスに応じて回転して復帰する。したがって、電線に取り付けるだけで延在部材を電線から所望の離隔方向に、例えば、上下方向に延在させて、鳥が近寄ることを邪魔することができ、鳥が触れたり風などで揺れる場合でも自然に回転復帰することができる。ここで、この回転部材を回転復帰させる重量バランスとしては、錘を吊り下げるなどして機能するようにしてもよく、また、延在部材の固設箇所や本数や長さなどで回転部材の周方向における重量に偏りを与えて機能させるようにすることもできる。
上記課題を解決する鳥害防止装置の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記回転部材の固設箇所毎の延在部材は、自己の形状を概略保持することができる程度の自重に対する強度を有する棒状に形成されてそれぞれが拡開する状態に作製されている複数本の棒状揺動部材を備えており、当該棒状揺動部材には、自重等の負荷により自己の形状が自由に変形する糸状に形成された1本あるいは複数本の糸状揺動部材が固設箇所に応じて連設されていることを特徴とするものである。
この発明では、回転部材の外面から延在部材として棒状の揺動部材が延在するとともに、その棒状揺動部材には、配設箇所に応じて糸状の揺動部材が連設されて揺動する。したがって、例えば、延在部材が上下方向に延在する場合には、電線の上側では棒状の揺動部材により鳥が電線に止まることを邪魔しつつ風などにより揺動する一方、電線の下側では棒状揺動部材から糸状揺動部材が垂れ下がって下方に設置されている機器の上側に鳥が接近することを邪魔して営巣することなどを邪魔しつつ風などにより揺動する。
上記課題を解決する鳥害防止装置の第3の発明は、上記第1または第2の発明の特定事項に加え、前記固定部材および回転部材は、電線への取付時の外形が流線形になるように設計されていることを特徴とするものである。
この発明では、電線に固定部材や回転部材を取り付けた状態でも、その電線の外周で流線形の外面を形成するので、強風が吹き付ける場合でも、その風圧を受けてしまって大きな荷重になってしまうことなく、スムーズにその風圧を受け流すことができる。したがって、電線の負荷となる風圧荷重を極端に上昇させてしまうことなく、すなわち、適用箇所が制限されることなく、取り付けることができる。
上記課題を解決する鳥害防止装置の第4の発明は、上記第1から第3のいずれかの発明の特定事項に加え、前記固定部材は、電線の外面に相対回転不能に密接する内面を有するとともに該電線を内部に押込可能に開口する押込口を形成されている概略円筒形状に弾性変形可能な樹脂材料により作製される一方、前記回転部材は、固定部材の外面に相対回転自在に摺接する内面を有するとともに該固定部材を内部に押込可能に開口する押込口を形成されている概略円筒形状に弾性変形可能な樹脂材料により作製されており、当該固定部材の両端部には、回転部材が長さ方向にスライドして外れてしまうことを制限する大径部が形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、固定部材は弾性変形しつつ押込口から押し込まれた電線を内装した後に弾性復帰することにより内面がその電線の外面に相対回転不能に密接して固定することができ、回転部材は同様に弾性変形しつつ押込口から押し込まれた固定部材の両端側の大径部間(小径部)を内装した後に弾性復帰することにより内面がその固定部材の外面に相対回転可能に摺接して延在部材を回転自在に取り付けることができる。したがって、固定部材や回転部材のいずれも、例えば、間接活線工法で用いるヤットコなどを用いて、押込口に電線や固定部材を押し付けるだけで取り付けることができる。
上記課題を解決する鳥害防止装置の第5の発明は、上記第4の発明の特定事項に加え、前記固定部材または回転部材の一方あるいは双方の押込口には、当該押込口を閉止する蓋部材が設けられていることを特徴とするものである。
この発明では、固定部材や回転部材の押込口は、蓋部材で閉止することができる。したがって、強風などによる負荷によりその押込口から離脱して外れてしまうことをより確実に防止することができる。
このように本発明によれば、延在部材を固定部材と回転部材により電線周りで回転自在に取り付けるとともに、所望の姿勢に回転復帰するように重量バランスを設定しているので、その延在部材を電線に対する所望の方向、例えば、上下方向に延在させた状態に取り付けて、鳥が近寄ることを邪魔することができるとともに、鳥が触れたり風などで揺れる場合でも自然に回転復帰することができる。したがって、固定部材の取付状態に左右されることなく、回転部材を相対回転させて延在部材を所望の方向に延在する姿勢にすることができ、電線の周囲に鳥が接近することを効果的に邪魔して、電線自体や周囲の機器に鳥害が及ぶことを確実に防止することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6は本発明に係る鳥害防止装置の第1実施形態を示す図である。
図1において、鳥害防止装置10は、電線100に取り付けて固定した固定部材12に回転部材13を回転自在に組み付けることにより、その回転部材13に植え付ける状態に固設されている延在部材14をその電線100の周方向に揺動・回転させるように設計されており、その延在部材14が電線100周りで揺動することにより鳥がその電線100の周囲に止まることを邪魔する。
固定部材12は、図2に示すように、電線100の外径程度の内径に設定された内面21を有する概略円筒形状に、弾性変形可能で滑性に優れる表面に成形可能な樹脂材料により作製されており、この固定部材12の内面21には、複数の突起26が形成されている。これにより、固定部材12は、内部に電線100を内装させて内面21を密接させたときには、その内面21の突起26が電線100の外被に食い込んでその延在方向や周方向にずれてしまうことなく(相対回転不能に)固定することができる。
この固定部材12は、所謂、断面C型の筒形状に形成されており、内部に内装する電線100を押し込む押込口23がその軸方向に延在して内面21内と外面22外とを連通させるように開口している。この押込口23は、弾性変形することにより電線100を内装可能に離隔するとともに弾性復帰することによりその電線100が容易に離脱しない程度に接近するように内面21側の内端辺21aの間隔を設定される一方、その外面22側の外端辺22aは、その電線100の外面に面接触可能な斜面23aを形成するように、内面21側の内端辺21aから外面側に延長されている。これにより、固定部材12は、押込口23の斜面23aに電線100を沿うように押し当てて内部に押し込むだけで内面21内に内装させることができ、その電線100の外被を内面21に密接させて固定することができる。
また、固定部材12は、両端側に大径部24が形成されているとともに、その大径部24の間には小径部25が形成されており、その小径部25に回転部材13を回転自在に組み付けるように設計されている。これにより、固定部材12は、小径部25に組み付けた回転部材13が電線100の延長方向に移動しようとしても大径部24で衝止することができ、回転部材13が電線100の延長方向に外れて脱落してしまうことを制限して回転自在に保持することができる。
回転部材13は、固定部材12と同様に、図3に示すように、固定部材12の小径部25の外径程度の内径に設定された内面31を有する概略円筒形状に、弾性変形可能で滑性に優れる表面に成形可能な樹脂材料により作製されており、この回転部材13は、固定部材12の大径部24間に差し込んで小径部25を内装可能にその大径部24の間隔(小径部25の長さ)よりも短尺に形成されている。
この回転部材13は、固定部材12と同様に、所謂、断面C型の筒形状に形成されており、内部に内装する固定部材12の小径部25を押し込む押込口33がその軸方向に延在して内面31内と外面32外とを連通させるように開口している。この押込口33は、弾性変形することにより固定部材12の小径部25を内装可能に離隔するとともに弾性復帰することによりその小径部25が容易に離脱しない程度に接近するように内面31側の内端辺31aの間隔を設定される一方、その外面32側の外端辺32aは、その固定部材12の小径部25の外面に面接触可能な斜面33aを形成するように、内面31側の内端辺31aから外面側に延長されている。これにより、回転部材13は、押込口33の斜面33aに固定部材12の小径部25を平行に押し当てて内部に押し込むだけで内面31内に内装させることができ、固定部材12と回転部材13はいずれも滑性に優れる樹脂材料により作製されていることから固定部材12の外面32に回転部材13の内面31が滑るように摺接して相対回転自在に組み付けることができる。
さらに、固定部材12は、大径部24の端部が半球形状に形成されており、回転部材13は、その固定部材12の大径部24と同等の外径に形成されている。これにより、固定部材12と回転部材13は、組み立てた状態で外形が電線100の外面から滑らかに連続する、所謂、流線形に形成されており、強風が電線100の延長方向や交差方向から吹き付けられても大きな荷重になってしまうことなく、スムーズにその風圧を受け流すことができ、適用箇所に制限なく電線100に取り付けることができる。
ここで、この鳥害防止装置10は、固定部材12の大径部24間の小径部25に回転部材13を相対回転自在に組み付ける構造に設計されていることから、互いのエッジ箇所は相対回転を妨げてしまわないように円弧形状に形成するなど、所謂、面取りするのが好ましい。また、ここでは、固定部材12の大径部24の端部を半球形状に形成する場合を一例に説明するが、これに限るものではなく、例えば、断面が楕円になる形状に形成してもよく、あるいは、電線100の外面からより滑らかに連続する円錐形状に形成するなどしてもよいことはいうまでもない。
延在部材14は、回転部材13の押込口33を中心にする外面32の直径方向の対称位置に配設されており、稲のように1箇所から複数本の棒状の弾性材41、42が生えているように固設されている。この弾性材41、42は、自己の形状を概略保持することができる程度の自重に対する強度を有するように弾性樹脂材料により作製されており、1箇所に固設されることによりそれぞれが拡開する状態で回転部材13の概略法線方向に延在している。すなわち、この弾性材41、42は、自身の荷重や風圧などの負荷が加えられることにより揺動する棒状揺動部材を構成しており、この延在部材14は、回転部材13と共に固定部材12の周囲を回転することにより電線100周りに弾性材41、42を回転・揺動させて電線100周りに止まろうとする鳥などにとって目障りで邪魔な存在となる。
この延在部材14の弾性材41、42は、回転部材13の外面32の対称位置毎に異なる長さに設定されており、長めに設定されている弾性材42の先端には、自重や風圧などの負荷により自己の形状を維持することなく自由に変形する釣り糸43が1本ずつ(複数本でもよい)連設されている。これにより、延在部材14は、弾性材41、42により重量バランスの配分に偏りが付けられており、固定部材12の取り付け姿勢に関係なく、長めの弾性材42が下方に延在するように(最下に位置するように)回転部材13を自然に相対回転させることができ、釣り糸43のない短めの弾性材41が上方に延在するとともに、先端に釣り糸43の垂れ下がっている弾性材42を下方に延在させている状態に回転復帰する。ここでは、弾性材41、42の長さにより重量バランスに偏りを持たせているが、これに限るものではなく、錘を吊るすなどして自然に回転復帰するようにしてもよいことは言うまでもない。また、釣り糸43は、必須のものではなく、鳥害防止装置10の設置箇所に応じて選択・連設すればよい。
ここで、この鳥害防止装置10は、固定部材12や回転部材13のいずれも押込口23、33に電線100などを押し当てて内部に押し込むだけで内装させて組み付けることができることから、図4に示すヤットコ200のような道具を利用して、電線100からの絶縁性を確保する離隔位置から安全に作業することのできる間接活線工法により電線100に取り付けることができる。
このヤットコ200は、対象物を掴む把持部201と、作業者が把持して支持する支持棒202と、伝達棒203を介して操作力を伝達することにより把持部201を操作するハンドル204と、を備えている。このヤットコ200は、支持棒202に固設されている把持部201の不動部材201aに対して、ハンドル204を操作することにより伝達棒203に連結されている可動部材201bを回動軸201cを中心に回動させることにより、対象物などを掴むことができる。なお、このヤットコ200は、掴む側からの水分を滴下させる傘カバー205と、掴む側からの絶縁性を考慮して安全に作業を行い得る限界位置を示す傘カバー206とを備えて、概略全体をプラスチックやゴム材料などの絶縁材料で作製されることにより絶縁性が確保されている。
したがって、鳥害防止装置10は、例えば、図5に示すように、低圧電線101の上側に位置するように電柱110に架設されている高圧電線100に取り付ける場合には、まずは、固定部材12の大径部24をヤットコ200で把持しつつその押込口23の斜面23aに電線100を押し当てた状態にするとともに、別個のヤットコ200でその電線100を内部に押し込むように電線100と固定部材12(大径部24や小径部25)を一緒に把持すればよい。すると、固定部材12は、弾性変形して内端辺21a間を離隔させ内面21内にその電線100を内装することができ、この直後には、弾性復帰して内端辺21a間が接近することにより、簡単に外れて脱落してしまうことがないとともに、その内面21の突起26が電線100の外被に食い込んで相対回転不能かつ延長方向にスライド不能に取付・固定することができる。
この後には、同様に、延在部材14をヤットコ200で把持しつつ回転部材13の押込口33の斜面33aに固定部材12の小径部25を押し当てた状態にするとともに、別個のヤットコ200でその小径部25を内部に押し込むように固定部材12と回転部材13を一緒に把持すればよい。すると、回転部材13は、弾性変形して内端辺31a間を離隔させ内面31内にその固定部材12の小径部25を内装することができ、この直後には、弾性復帰して内端辺31a間が接近することにより、簡単に外れて脱落してしまうことがないとともに、相対回転可能で延長方向にスライド不能に固定部材12の大径部24間に取付・固定することができる。
同様に、例えば、図6に示すように、高圧電線100を電柱110に引き止めて開閉器120に接続する箇所においては、その接続電線102にも固定部材12と回転部材13を組み付けることができ、その開閉器120の付近にも鳥害防止装置10を取付・固定することができる。
この結果、鳥害防止装置10は、高圧電線100や接続電線102などの上側に向かうように延在部材14の弾性材41が延在する一方、低圧電線101や開閉器120の上側に向うように延在部材14の弾性材42が延在するとともにその先端から釣り糸43が垂れ下がって、それぞれ風などにより揺動している状態に設置することができる。
よって、鳥などが高圧電線100などに止まろうとしても延在部材14の弾性材41が邪魔になるとともに、低圧電線101や開閉器120に止まろうとしても延在部材14の弾性材42が邪魔になるとともに目障りになって止まることができず、さらに、無理に止まろうとしても気付き難い釣り糸43が羽などに触れて驚かすことにより再度止まろうとすることを諦めさせることができる。
このように本実施形態においては、電線100に固定部材12を固定して回転部材13を回転自在に取り付けることにより、延在部材14の弾性材41、42をその重量バランスにより上下に延在する姿勢にしつつ揺動させることができ、下方の弾性材42の先端からは釣り糸を垂れ下げて下方の電線101や開閉器120に鳥が止まることを邪魔することができる。したがって、固定部材12の取付状態に左右されることなく、回転部材13を相対回転させて延在部材14(弾性材41、42や釣り糸43)を所望の方向に延在させた状態にし、電線100の周囲に鳥が接近することを効果的に邪魔することができ、電線100自体や周囲の電線101や開閉器120などに鳥害が及ぶことをより確実に防止することができる。
次に、図7は本発明に係る鳥害防止装置の第2実施形態を示す図である。ここで、本実施形態は上述第1実施形態と略同様に構成されていることから、同様の構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する(以下で説明する他の実施形態においても同様)。
図7において、鳥害防止装置10の構成部品である固定部材12および回転部材13は、第1実施形態における押込口23、33に代えて、それぞれ押込口53、63が形成されている。
この押込口53、63は、固定部材12の小径部25を除く大径部24の外面22側と回転部材13の外面32側が延長されて鍔形状51、61が形成されており、内面21、31側の内端辺21a、31aと外面22、32側の外端辺22a、32aの間には、第1実施形態における平面状の斜面23a、33aに代えて、凸形状に湾曲する湾曲面53a、63aが形成されている。なお、図7においては、延在部材14(弾性材41、42や釣り糸43)は図示することを省略している。
これにより、固定部材12は、押込口53が大きく開口して湾曲面53aが大面積で外方に面することから、電線100を容易に押し当てて内面21内に押し込んで内装させることができるとともに、回転部材13でも同様に、大きく開口して外方に面する押込口63の湾曲面63aに固定部材12の小径部25を容易に押し当てて内面31内に押し込んで内装させることができる。
また、この回転部材13は、押込口63の湾曲面63aの内面31側の内端辺31aが断面鈍角に形成されることから、その内端辺31aが相対回転時に固定部材12の小径部25の外端辺22aに対向接近して突き当たって衝止されてしまうことを少なくすることができる。
このように本実施形態においては、上述第1実施形態における作用効果に加えて、固定部材12や回転部材13を容易に取り付けることができるとともに、固定部材12に回転部材13をより全周方向に相対回転させることができる。したがって、延在部材14(弾性材41、42や釣り糸43)を大きく揺動させて周囲に鳥が接近することをより効果的に邪魔することができ、電線100や開閉器120などに鳥害が及ぶことをより確実に防止することができる。
次に、図8〜図10は本発明に係る鳥害防止装置の第3実施形態を示す図である。
図8および図9において、鳥害防止装置10の構成部品である固定部材12および回転部材13は、軸心付近から法線方向から延長された延長面として斜面73a、83aがそれぞれ形成されており、その斜面73a、83a間に押込口73、83が開口されている。この押込口73、83は、その斜面73a、83aに電線100や固定部材12の小径部25を押し当てて内部に押し込むだけで内面21、31に内装させて取り付けるように設計されている。
また、この固定部材12および回転部材13には、押込口73、83と略同一形状に形成されることによりその押込口73、83内に嵌め込んで閉止する蓋部材71、81が設けられている。
蓋部材71は、固定部材12の大径部24の外面22側外端辺22aの一方に隣接する外面72側外端辺72aがヒンジ75を介して開閉方向に回動自在に連設されており、同様に、蓋部材81は、回転部材13の外面32側外端辺32aの一方に隣接する外面82側外端辺82aがヒンジ85を介して開閉方向に回動自在に連設されている。
この蓋部材71、81は、そのヒンジ75、85の反対側の端面71a、81aに、固定部材12(大径部24と小径部25)や回転部材13の押込口73、83の斜面73a、83aに形成されている係合穴76、86に逆向き、言い換えると、外れる方向への移動を制限するように係合ロックする係合突起77、87が形成されている。
この係合突起77、87は、図10に示すように、固定部材12や回転部材13の押込口73、83の斜面73a、83aに閉止時に接近する側を、蓋部材71、81の端面71a、81aから連続する傾斜面77a、87aに形成するとともに、その反対側を端面71a、81aに対して直交する鉛直面77b、87bに形成されており、係合穴76、86は、その係合突起77、87を嵌め込み可能な相似形状に形成されて、傾斜面76a、86aと鉛直面76b、86bを備えている。
これにより、固定部材12および回転部材13は、押込口73、83内に蓋部材71、81を嵌め込む際には、その蓋部材71、81の係合突起77、87が押込口73、83の斜面73a、73aに傾斜面77a、87aを摺接させて押し広げるようにして係合穴76、86内に嵌まり込むことにより、その係合突起77、87の鉛直面77b、87bが係合穴76、86の鉛直面76b、86bに対面接触して外れる方向に戻ることを制限することができる。
また、蓋部材71は、内面78に固定部材12の内面21と同様の突起26が形成されており、その内面21内に内装する電線100の外被に食い込んでその延在方向や周方向にずれてしまうことがないように(相対回転不能に)その電線100を固定することができる。
さらに、回転部材13や蓋部材81は、内面31、88に滑らかに連続する凸形状89が形成されており、固定部材12の小径部25に取り付けた状態では、その外面22に凸形状89の頂部が小さな接触面積で摺接する。
これにより、回転部材13と蓋部材81は、固定部材12と蓋部材71の境界に滑らかに傾斜する凸形状89の頂部が嵌まり込んで相対回転することを妨げられることなく、その固定部材12の小径部25の外面22や蓋部材71の外面72に凸形状89の頂部のみの小面積を摺接させて摩擦抵抗を少なくし相対回転させることができる。
したがって、固定部材12と回転部材13は、押込口73、83を蓋部材71、81で閉止することにより、上述第1実施形態のようにその弾性力により掴む状態で取り付ける場合よりも、電線100や小径部25の全周回りにその蓋部材71、81を存在させて外れてしまわないように取り付けることができ、その回転部材13をより小さな摩擦抵抗で相対回転させてその外面の延在部材14(弾性材41、42や釣り糸43)を小さな負荷でも揺動させることができる。
このように本実施形態においては、上述第1実施形態における作用効果に加えて、固定部材12や回転部材13をより信頼性高く取り付けることができ、また、弾性材41、42や釣り糸43を弱い風などでも感度良く揺動させることができる。したがって、電線100の周囲に鳥が接近することをより効果的に邪魔することができ、電線100や開閉器120などに鳥害が及ぶことをより確実に防止することができる。
ここで、上述実施形態においては、固定部材12を相対回転不能に電線100に取り付けるために、その電線100の外被に食い込む突起26をその内面21に形成する場合を一例に説明するが、これに限る必要はない。例えば、図11に示すように、外被に軸心を中心にする両側外方に突出するリブ形状151の形成されている電線150の場合には、そのリブ形状151を変形させて内面21に圧接させた状態にして取り付けることができ、この場合には、その内面21に突起26を形成することを省いても良い。
さらに、上述実施形態においては、延在部材14の色を限定していないが、延在部材14を鳥にとって見え辛い色彩の黄色にしてもよい。この場合には、電線100に止まろうとしたときに、弾性材41、42や釣り糸43に気が付くことなく羽などに触れさせて驚かすことができ、より効果的に再度止まろうとすることを諦めさせることができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明に係る鳥害防止装置の第1実施形態の概略全体構成を示す図であり、(a)は電線に取り付けた状態の正面立面図、(b)はその側面立面図である。 その構成部品の固定部材を示す図であり、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。 その構成部品の回転部材と延在部材を示す図であり、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。 その取付時に利用する道具を示す平面図である。 その電線への取付パターンを示す図である。 その図5と異なる電線への取付パターンを示す図である。 本発明に係る鳥害防止装置の第2実施形態を示す図であり、(a)はその構成部品の固定部材を示す側面図、(b)はその構成部品の回転部材を示す側面図である。 本発明に係る鳥害防止装置の第3実施形態を示す図であり、(a)はその構成部品の固定部材から蓋部材を離隔させている状態を示す側面図、(b)はその固定部材に蓋部材を嵌め込んだ状態を示す側面図である。 その構成部品の回転部材側を示す図であり、(a)はその回転部材から蓋部材を離隔させている状態を示す側面図、(b)はその回転部材に蓋部材を嵌め込んだ状態を示す側面図である。 その腰部構成を示す一部拡大側面図である。 その取り付け対象の電線の形状の一例を示す断面図である。
符号の説明
10……鳥害防止装置 12……固定部材 13……回転部材 14……延在部材 21、31、78、88……内面 21a、31a……内端辺 22、32、72、82……外面 22a、32a、72a、82a……外端辺 23、33、53、63、73、83……押込口 23a、33a、73a、83a……斜面 24……大径部 25……小径部 26……突起 41、42……弾性材 43……釣り糸 51、61……鍔形状 53a、63a……湾曲面 71、81……蓋部材 71a、81a……端面 75、85……ヒンジ 76、86……係合穴 76a、77a、86a、87a……傾斜面 76b、77b、86b、87b……鉛直面 77、87……係合突起 89……凸形状 100、101、102、150……電線 110……電柱 120……開閉器 151……リブ形状 200……ヤットコ 201……把持部 202……支持棒 203……伝達棒 204……ハンドル 205、206……傘カバー

Claims (5)

  1. 鳥の接近を邪魔する部材を電線の周囲に配設する鳥害防止装置であって、
    電線に固定する固定部材と、該固定部材に電線の外周に沿う方向に回転自在に支持される回転部材と、該回転部材から離隔する方向に延在する姿勢で当該回転部材の複数箇所に固設されている延在部材と、を備えており、
    回転部材の周方向の所定箇所が最下に位置するように重量のバランスを配分していることを特徴とする鳥害防止装置。
  2. 前記回転部材の固設箇所毎の延在部材は、自己の形状を概略保持することができる程度の自重に対する強度を有する棒状に形成されてそれぞれが拡開する状態に作製されている複数本の棒状揺動部材を備えており、
    当該棒状揺動部材には、自重等の負荷により自己の形状が自由に変形する糸状に形成された1本あるいは複数本の糸状揺動部材が固設箇所に応じて連設されていることを特徴とする請求項1に記載の鳥害防止装置。
  3. 前記固定部材および回転部材は、電線への取付時の外形が流線形になるように設計されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鳥害防止装置。
  4. 前記固定部材は、電線の外面に相対回転不能に密接する内面を有するとともに該電線を内部に押込可能に開口する押込口を形成されている概略円筒形状に弾性変形可能な樹脂材料により作製される一方、
    前記回転部材は、固定部材の外面に相対回転自在に摺接する内面を有するとともに該固定部材を内部に押込可能に開口する押込口を形成されている概略円筒形状に弾性変形可能な樹脂材料により作製されており、
    当該固定部材の両端部には、回転部材が長さ方向にスライドして外れてしまうことを制限する大径部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鳥害防止装置。
  5. 前記固定部材または回転部材の一方あるいは双方の押込口には、当該押込口を閉止する蓋部材が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の鳥害防止装置。
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