JP2008301539A - VoIPサービスシステム、呼制御サーバ、および呼制御方法 - Google Patents

VoIPサービスシステム、呼制御サーバ、および呼制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各拠点での内線番号の付与規則が異なる場合でも、容易かつ柔軟に各拠点を内線統合でき、またこれら拠点の各端末に対してより高度で操作性のよい内線発信機能を提供できるようにする。
【解決手段】呼制御サーバ10の内線/外線変換テーブル14Aで、任意の桁数の拠点番号と任意の桁数の端末番号とからなる内線番号と、当該端末の外線番号とを関連付けて端末ごとに管理し、着信先検索手段15Bにより、内線/外線変換テーブル14Aの各内線番号のうちから、対象となる着信先電話番号、さらには桁数変更した着信先電話番号とその全桁で一致する内線番号を検索し、その一致した内線番号に関連付けられている外線番号を取得する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、IP(Internet Protocol)網を使った音声通信技術に関し、特に音声通信サービス(VoIPサービス:Voice over Internet Protocol)において端末間を内線接続するための呼制御技術に関する。
IP網での音声通信であるVoIPサービスは、システム構築および運用の両面において従来のPSTN(Public Switched Telephone Network:公衆交換電話網)より低廉であることから多くの注目を集めている。
IP網での音声通信では、送信側で音声データを小容量のデジタルデータからなる音声パケットに分割して送信し、受信側で音声に復号する方式がとられる。これにより、音声とデータとを区別することなく共存させて同一のIP網で送受信することを可能としている。
このようなVoIPサービスシステムでは、従来のPSTNを用いたPBX(Private Branch eXchange:構内交換機)システムからの移行に伴って、従来のPBXシステムで提供されていたサービスに対するVoIPサービスシステムでの実現が検討されている。
このようなサービスの1つに、VPN(Virtual Private Network:仮想閉域網)を用いた音声VPNサービスがある。この種の音声VPNサービスは、仮想的にユーザ専用のネットワークを構築して異なる拠点に位置する各支社・支店のPBXシステム間を接続して内線統合し、これら拠点の端末間で内線発信機能を実現するサービスである。
従来、このような音声VPNサービスでは、各拠点の端末に対して、当該拠点を識別するための拠点番号と、当該拠点内で各端末を識別するための端末番号からなる内線番号を付与するとともに、これら拠点の端末に対する内線番号の付与規則である内線番号計画として共通のものを用いていた。そして、発信要求があった場合は、その着信先電話番号からそれぞれの桁数に基づき拠点番号や端末番号を取得し、これら拠点番号と端末番号に基づきVPNを介して着信先拠点の着信先端末と内線接続するものとなっていた。
例えば、着信先電話番号からそれぞれの桁数に基づき拠点番号と端末番号が取得され、当該拠点番号に対応する拠点内の当該端末番号に対応する端末が呼び出される。また、着信先電話番号が端末番号に相当する桁数のみの場合は、その着信先電話番号が端末番号として取得され、発信側と同一の拠点内の当該端末番号に対応する端末が呼び出される。また、着信先電話番号が拠点番号に相当する桁数の場合は、その着信先電話番号が拠点番号として取得され、当該拠点番号に相当する拠点のPBXシステムが呼び出される。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特開2003−152890号公報 特開2003−283653号公報 特開2003−018182号公報
しかしながら、このような従来のVoIPサービスシステムでは、複数の拠点に対して音声VPNサービスを提供する場合、これら拠点の端末に対する内線番号の付与規則である内線番号計画が一致している必要がある。例えば、音声VPNサービスを適用する2つの拠点において、端末に対する内線番号計画が異なる場合、発信要求で指定された着信先電話番号のうち、どの桁までが拠点番号でどの桁から内線番号か、さらには拠点番号が含まれているか否か、拠点番号のみか否かなど、1種類の桁数では着信先電話番号の内容を容易に把握できない。
したがって、それまで各拠点のPBXごとに使用していた異なる内線番号計画を1つの音声VPNサービスで統合する場合、それぞれ内線番号計画を変更して各拠点間で一致させる必要があり、それまで用いていた内線番号計画を継続して利用しつつ、従来のPBXシステムからVoIPサービスシステムへの移行および音声VPNサービスの提供を実現することができないという問題点があった。
また、VoIPサービスシステムで、高度な内線発信機能を提供する場合、例えば同一拠点内の端末への内線発信時には拠点番号を省略できる拠点番号省略機能や、IP−PBX配下にあり当該VoIPサービスシステムで直接端末番号を管理していない端末の内線番号が指定された場合に当該IP−PBXを呼び出すIP−PBX対応機能などを提供する場合、内線発信要求で指定される着信先電話番号として各種構成が混在する。このため、従来のVoIPサービスシステムのように、内線発信要求で指定された着信先電話番号を桁数で把握するには、上記各種構成に応じた桁数を個別管理する必要があるとともに、その処理が大幅に複雑化し、システム構築のための開発コストやメンテナンスがさらに増大する。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、各拠点での内線番号の付与規則が異なる場合でも、容易かつ柔軟に各拠点を内線統合でき、またこれら拠点の各端末に対してより高度で操作性のよい内線発信機能を提供できるVoIPサービスシステム、呼制御サーバ、および呼制御方法を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるVoIPサービスシステムは、各拠点に設けられIP網を介して音声パケットの送受信を行う複数の端末について、呼制御サーバでこれら端末の呼制御を行うことにより、IP網を用いた端末での音声通信を実現するVoIPサービスシステムであって、呼制御サーバに、端末ごとに、当該端末の拠点を識別する任意の桁数の拠点番号と当該拠点内で当該端末を識別する任意の桁数の端末番号とからなる内線番号と当該端末の外線番号とを関連付けて管理する内線/外線変換テーブルと、内線/外線変換テーブルの各内線番号のうちから、対象となる着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を検索し、その一致した内線番号に関連付けられている外線番号を取得する着信先検索手段と、端末からの発信要求に応じて、当該発信要求で指定された着信先電話番号に対応する外線番号を着信先検索手段により取得し、その外線番号に対応する端末への発信処理を行う呼制御手段とを備えるものである。
この際、着信先検索手段で、発信要求で指定された着信先電話番号の桁数を変更し、変更された着信先電話番号を対象として検索を行うようにしてもよい。
また、着信先検索手段で、発信要求で指定された着信先電話番号と全桁で一致する内線番号が見つからない場合に、変更された着信先電話番号と全桁で一致する内線番号の検索を行うようにしてもよい。
着信先電話番号に対する桁数変更の具体例としては、着信先検索手段で、着信先電話番号に発信要求の発信元となる端末の拠点番号を付加することにより着信先電話番号の桁数を変更するようにしてもよい。
あるいは、内線/外線変換テーブルで、拠点として設けられて当該呼制御サーバで端末番号を管理していない複数の端末を収容するIP−PBXについて、その拠点番号のみからなる内線番号と当該IP−PBXの外線番号とを関連付けて管理し、着信先検索手段で、変更の際、着信先電話番号の末尾桁を削除することにより着信先電話番号の桁数を変更し、変更された着信先電話番号と全桁で一致する内線番号が検索で見つからない場合、当該変更および検索を繰り返し行うようにしてもよい。
また、着信先検索手段に、発信要求で指定された着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を検索する第1の検索手段と、第1の検索手段で一致する内線番号が見つからない場合、着信先電話番号に発信要求の発信元となる端末の拠点番号を付加することにより桁数を変更した着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を検索する第2の検索手段と、第2の検索手段で一致する内線番号が見つからない場合、着信先電話番号の末尾1桁を削除することにより桁数を変更した着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を検索し、一致する内線番号が見つからない場合は、当該変更および検索を繰り返し行う第3の検索手段とを設けてもよい。
呼制御サーバの構成としては、呼制御サーバとして、IP網を介して各端末の呼制御を行うユーザ収容サーバと、ユーザ収容サーバと接続されて各端末の内線番号を管理する内線管理サーバとを設け、内線管理サーバで、内線/外線変換テーブルと着信先検索手段とを有し、ユーザ収容サーバからの検索要求に応じて、当該検索要求で指定された着信先電話番号に対応する外線番号を検索して通知し、ユーザ収容サーバに呼制御手段を設けて、端末からの発信要求で指定された着信先電話番号に対応する外線番号の検索を内線管理サーバへ要求し、内線管理サーバから通知された外線番号に対応する端末への発信処理を行うようにしてもよい。
また、本発明にかかる呼制御サーバは、各拠点に設けられIP網を介して音声パケットの送受信を行う複数の端末について、これら端末の呼制御を行うことにより、IP網を用いた端末での音声通信を実現する呼制御サーバであって、端末ごとに、当該端末の拠点を識別する任意の桁数の拠点番号と当該拠点内で当該端末を識別する任意の桁数の端末番号とからなる内線番号と当該端末の外線番号とを関連付けて管理する内線/外線変換テーブルと、内線/外線変換テーブルの各内線番号のうちから、対象となる着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を検索し、その一致した内線番号に関連付けられている外線番号を取得する着信先検索手段と、端末からの発信要求に応じて、当該発信要求で指定された着信先電話番号に対応する外線番号を着信先検索手段により取得し、その外線番号に対応する端末への発信処理を行う呼制御手段とを備えるものである。
また、本発明にかかる他の呼制御方法は、各拠点に設けられIP網を介して音声パケットの送受信を行う複数の端末について、これら端末の呼制御を行うことにより、IP網を用いた端末での音声通信を実現するユーザ収容サーバと接続されて、ユーザ収容サーバからの着信先検索要求に応じて、当該着信先検索要求で指定された着信先電話番号に対応する端末の外線番号を検索する呼制御サーバであって、端末ごとに、当該端末の拠点を識別する任意の桁数の拠点番号と当該拠点内で当該端末を識別する任意の桁数の端末番号とからなる内線番号と当該端末の外線番号とを関連付けて管理する内線/外線変換テーブルと、内線/外線変換テーブルの各内線番号のうちから、着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を検索して、その一致した内線番号に関連付けられている外線番号を取得し、ユーザ収容サーバへ通知する着信先検索手段とを備えるものである。
また、本発明にかかる呼制御方法は、各拠点に設けられIP網を介して音声パケットの送受信を行う複数の端末について、呼制御サーバでIP網を用いた端末での音声通信を実現する呼制御方法であって、呼制御サーバにより、端末ごとに、当該端末の拠点を識別する任意の桁数の拠点番号と当該拠点内で当該端末を識別する任意の桁数の端末番号とからなる内線番号と当該端末の外線番号とを関連付けて内線/外線変換テーブルで管理する管理ステップと、呼制御サーバにより、内線/外線変換テーブルの各内線番号のうちから、対象となる着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を検索し、その一致した内線番号に関連付けられている外線番号を取得する着信先検索ステップと、呼制御サーバにより、端末からの発信要求に応じて、当該発信要求で指定された着信先電話番号に対応する外線番号を着信先検索ステップにより取得し、その外線番号に対応する端末への発信処理を行う呼制御ステップとを備えるものである。
また、本発明にかかる他の呼制御方法は、各拠点に設けられIP網を介して音声パケットの送受信を行う複数の端末について、これら端末の呼制御を行うことにより、IP網を用いた端末での音声通信を実現するユーザ収容サーバと接続された呼制御サーバで、ユーザ収容サーバからの着信先検索要求に応じて、当該着信先検索要求で指定された着信先電話番号に対応する端末の外線番号を検索する呼制御方法であって、呼制御サーバにより、端末ごとに、当該端末の拠点を識別する任意の桁数の拠点番号と当該拠点内で当該端末を識別する任意の桁数の端末番号とからなる内線番号と当該端末の外線番号とを関連付けて内線/外線変換テーブルで管理する管理ステップと、呼制御サーバにより、内線/外線変換テーブルの各内線番号のうちから、着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を検索して、その一致した内線番号に関連付けられている外線番号を取得し、ユーザ収容サーバへ通知する着信先検索ステップとを備えるものである。
本発明によれば、呼制御サーバで、端末ごとに、任意の桁数の拠点番号と任意の桁数の端末番号とからなる内線番号と当該端末の外線番号とが内線/外線変換テーブルで関連付けて管理され、端末からの発信要求に応じて、内線/外線変換テーブルの各内線番号のうちから、その着信先電話番号とその全桁で一致する内線番号が検索されて、その一致した内線番号に関連付けられている外線番号に対応する端末への発信処理が行われるため、各拠点の拠点番号や各端末の端末番号の桁数がそれぞれ異なる端末が混在している場合でも、任意の着信先電話番号に対応した外線番号を取得することができる。
したがって、各拠点での内線番号の付与規則が異なり、拠点番号や端末番号の桁数が異なる場合でも、拠点番号や端末番号の桁数を拠点ごとさらには端末ごとに管理することなく、容易かつ柔軟に各拠点を内線統合できる。これにより、各拠点の内線番号計画が異なるケースでも、音声VPNサービスの適用が限定されず、従来のPBXシステムからVoIPサービスシステムへの移行および音声VPNサービスの提供について柔軟に対応できる。
また、着信先を検索する際、端末からの発信要求で指定された着信先電話番号を不完全な内線番号と仮定してその着信先電話番号の桁数を変更し、変更された着信先電話番号で内線/外線変換テーブルを検索して当該着信先電話番号に対応する外線番号を取得するようにしたので、拠点番号と内線番号とからなる正規の内線番号と、拠点番号を省略しあるいは管理外の端末番号が付加されている不完全な内線番号とが着信先電話番号として混在して使用される場合であっても柔軟に対応して着信先電話番号を解析し、所望の外線番号を得ることができる。したがって、各拠点での内線番号の付与規則が異なり、拠点番号や端末番号の桁数が異なる場合でも、これら拠点の各端末に対して、例えば同一拠点の端末への内線発信時に拠点番号を省略できる拠点番号省略機能など、より高度で操作性のよい内線発信機能を容易に実現でき、複雑な構成を用いることなく提供できる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムについて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの構成を示すブロック図である。
このVoIPサービスシステムには、呼制御サーバ10、IP網20、および端末31〜33が設けられている。
図1において、各端末31〜33は、それぞれ広域LAN(Local Area Network)回線などのアクセス回線を介してIP網20に接続されており、このIP網20を介して相互間で各種パケットをやり取りすることによりVoIP音声通信やデータ通信を行う。IP網20は、IP−VPN網や公衆IP網などからなる。このIP網20には、端末31〜33と呼制御パケットをやり取りすることによりこれら端末31〜33の呼制御を行う呼制御サーバ10が接続されている。
端末31〜33は、音声パケットを送受信することによりVoIP音声通信を行う通信端末である。図1の例では、端末31,32が例えば同じ支店などの同一拠点40に設置されており、端末33が拠点40とは異なる拠点41に設置されているものとする。これら拠点40,41には、当該VoIPサービスシステム内で個々の拠点を識別するための拠点番号「33」,「334」がそれぞれ割り当てられており、これら拠点番号として異なる桁数の番号が用いられている。なお、これら拠点40,41は、物理的な配置位置を示すものに限定されるものではなく、端末を管理する単位として捉えてもよい。したがって、同一地点に異なる拠点が設けられる場合もある。
各拠点に配置された各端末31〜33には、当該拠点内で個々の端末を識別するための端末番号が割り当てられている。図1の例では、端末31に端末番号「330」が割り当てられ、端末32に端末番号「4440」が割り当てられている。また、端末33に端末番号「555」が割り当てられている。したがって、これら端末番号として異なる桁数の番号が用いられている。
また、各端末31〜33には、各拠点40,41間で、さらには各端末31〜33が属するグローバルな電話網、例えばIP電話網全体さらにはPSTNを含めた電話網全体で、各端末31〜33を識別するための電話番号として外線番号が割り当てられている。図1の例では、端末31に外線番号「05033335002」が割り当てられ、端末32に外線番号「05034506001」が割り当てられている。また、端末33に外線番号「05034506002」が割り当てられている。
当該VoIPサービスシステムの内線発信機能を利用して任意の端末を呼び出す場合、着信先電話番号として当該端末が属する拠点の拠点番号と当該端末の端末番号とを指定すればよい。例えば、端末31から端末33を内線呼出する場合、端末31では端末33を示す着信先電話番号として、端末33の拠点番号「344」と端末番号「555」とを連結した内線番号「344−555」を指定する。一方、端末33から端末32を内線呼出する場合、端末33では端末32を示す着信先電話番号として、端末32の拠点番号「33」と端末番号「4440」とを連結した内線番号「33−4440」を指定する。
したがって、異なる内線番号計画の拠点を内線統合する場合、内線発信時の発信要求で端末から指定される着信先電話番号の桁数が異なる。
本実施の形態では、呼制御サーバ10に内線/外線変換テーブルを設けて、当該呼制御サーバ10の管理下にある端末ごとに、当該端末の属する拠点を識別する任意の桁数の拠点番号と当該拠点内で当該端末を識別する任意の桁数の端末番号とからなる内線番号と当該端末の外線番号とを関連付けて管理し、端末31〜33からの発信要求で指定された着信先電話番号が、当該呼制御サーバ10の管理下にある端末の拠点番号と端末番号とからなる内線番号と仮定して、内線/外線変換テーブルの各内線番号のうちから当該着信先電話番号とその全桁で一致する内線番号を検索し、その内線番号に関連付けられている外線番号を取得して発信処理に用いるようにしたものである。
また、本実施の形態では、同一拠点内の端末を呼び出す場合、上記のように着信電話番号として「33−4440」を指定してもよいが、拠点番号を省略できる内線発信機能を提供するものとする。例えば、端末31からこの端末31と同一拠点40に属する端末32を呼び出す場合には、拠点番号「33」を省略し、着信先電話番号として、端末32の端末番号「4440」を指定すればよい。これにより着信先電話番号の入力桁数を省くことができ、利用者の操作負担を軽減できる。
したがって、内線発信機能として、同一拠点内の端末への内線発信時に拠点番号を省略できる拠点番号省略機能を提供する場合、内線発信時の発信要求で端末から指定される着信先電話番号の桁数が異なる。
本実施の形態では、呼制御サーバ10において、発信要求で指定された着信先電話番号が当該着信先端末の拠点番号と端末番号とからなる内線番号ではない不完全な内線番号であると仮定して当該着信先電話番号の桁数を変更(調整)し、変更された着信先電話番号を対象として、内線/外線変換テーブルの各内線番号のうちから当該変更された着信先電話番号とその全桁で一致する内線番号を検索し、その内線番号に関連付けられている外線番号を取得して発信処理に用いるようにしたものである。
この際、より具体的には、呼制御サーバ10において、端末31〜33からの発信要求で指定された着信先電話番号に対応する外線番号を内線/外線変換テーブルで検索し、当該着信先電話番号に対応する外線番号が見つからなかった場合、当該着信先電話番号が端末番号のみからなる不完全な番号と仮定して当該着信先電話番号の桁数を変更し、内線/外線変換テーブルで再検索するようにしたものである。そして、この再検索を行う際、当該着信先電話番号に発信側端末の拠点番号を付加して桁数を変更し、この変更された着信先電話番号を用いるようにしたものである。
[呼制御サーバ]
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムで用いられる呼制御サーバ10について詳細に説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムで用いられる呼制御サーバの構成例を示すブロック図である。
呼制御サーバ10は、全体としてコンピュータを有するサーバ装置からなり、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)11、画面表示部12、操作入力部13、記憶部14、および制御部15が設けられている。
通信I/F部11は、IP網20に接続されて、端末31〜33の呼制御に必要な制御パケットなどの各種パケットを送受信する回路部である。
画面表示部12は、LCDやCRTなどの画面表示装置からなり、制御部15からの指示に基づき各種情報を画面表示する。
操作入力部13は、キーボードやマウスなどの操作入力装置からなり、オペレータの操作を検出して制御部15へ出力する。
記憶部14は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置からなり、制御部15での各種処理に用いる例えば内線/外線変換テーブル14A、外線/内線変換テーブル14Bなどの各種管理情報やプログラム14Pを記憶する。これら管理情報は、画像表示部12および操作入力部13を用いて、あるいは通信I/F部11を介して予め記憶部14に登録される。プログラム14Pは、制御部15での各種処理を実現するプログラムであり、予め記録媒体や通信I/F部11を介して取り込まれ記憶部14に格納される。
制御部15は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部14からプログラム14Pを読み込んで実行することにより、各種機能手段を実現する機能部である。
この機能手段としては、呼制御手段15Aおよび着信先検索手段15Bがある。呼制御手段15Aは、端末31〜33からの要求に基づき各種呼制御を行う手段である。着信先検索手段15Bは、記憶部14の内線/外線変換テーブル14Aを参照して、端末31〜33からの発信要求で通知された着信先電話番号に対応する着信先端末の外線番号を検索する手段である。
[内線/外線変換テーブル]
次に、図3を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムで用いられる内線/外線変換テーブル14Aについて詳細に説明する。図3は、内線/外線変換テーブルの構成例である。この内線/外線変換テーブル14Aは、各端末に固有の内線番号ごとに、当該端末が属する音声VPNグループ番号と外線番号とを管理するテーブルである。
この内線/外線変換テーブル14Aにおいて、内線番号は、当該端末の拠点番号と端末番号とが全桁にわたり列挙された正規の内線番号からなる。音声VPNグループ番号は、当該呼制御サーバ10で、異なる音声VPNグループに属する端末を一括して呼制御する場合に、各端末が属する音声VPNグループを識別するために用いられる。外線番号は、少なくとも各該拠点間で、あるいは各端末31〜33が属するグローバルな電話網、例えばIP電話網全体さらにはPSTNを含めた電話網全体で、各端末31〜33を識別するための電話番号であり、各端末31〜33に固有に割り当てられている。
図3では、例えば内線番号「33330」を持つ端末31は、グループ番号「1」の音声VPNグループに属しており、その外線番号が「05033335002」であることがわかる。
呼制御サーバ10では、この内線/外線変換テーブル14Aのうち、発信要求で通知された着信先電話番号、さらには拠点番号を付加して桁数を変更した着信先電話番号と一致する内線番号を検索し、SIP(Session Initiation Protocol)などのVoIP用の公知の呼制御プロトコルにしたがって、その外線番号に基づき着信先端末の呼び出しを行う。
[外線/内線変換テーブル]
次に、図4を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムで用いられる外線/内線変換テーブル14Bについて詳細に説明する。図4は、外線/内線変換テーブルの構成例である。この外線/内線変換テーブル14Bは、各端末に固有の外線番号ごとに、当該端末の内線番号、当該端末が属する音声VPNグループ番号、当該端末の拠点番号、および端末のIPアドレスを管理するテーブルである。
図4では、例えば外線番号「05033335002」を持つ端末31は、その内線番号が「33330」であり、グループ番号「1」の音声VPNグループに属しており、拠点番号が「33」であることがわかる。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図5を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの発信処理動作について説明する。図5は、本発明の第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの発信処理動作を示すシーケンス図である。ここでは、図1において、拠点40に属する端末31から、拠点41に属する端末33へ内線発信する場合を例として説明する。
端末31では、利用者の内線発信操作に応じて、その操作で指定された着信先電話番号を着信先情報とし、当該端末31の外線番号を発信元情報とする発信要求を、IP網20を介して呼制御サーバ10へ送信する(ステップ100)。
呼制御サーバ10の制御部15は、通信I/F部11を介して端末31からの発信要求を受信し、呼制御手段15Aにより、その発信要求を解析する。そして、当該発信要求が「0ABJ」,「050」,「090」などの外線番号ではなく内線発信である場合は、着信先検索手段15Bにより、当該発信要求で指定された着信先電話番号に対する外線番号を検索して取得する(ステップ101)。
この際、着信先検索手段15Bでは、後述する図6の着信先検索処理を実行して、記憶部14の内線/外線変換テーブル14Aのうち、発信要求で通知された着信先電話番号、さらには当該着信先電話番号の桁数を変更した番号と全桁で一致する内線番号を検索し、その内線番号と対応する外線番号を取得する。
上記外線番号が取得された場合、呼制御手段15Aは、外線/内線変換テーブル14Bを参照して、当該外線番号に対応する着信先端末ここでは端末33のIPアドレスを取得する(ステップ102)。そして、発信元端末31の外線番号を発信元情報とし、着信先端末33の外線番号を着信先情報とする接続要求を、上記IPアドレスに基づき通信I/F部11からIP網20を介して端末33へ送信する(ステップ103)。
端末33は、呼制御サーバ10からの接続要求に応じて、スピーカからの着信音の送出、あるいはLEDやLCDなどを用いた着信表示により、利用者へ当該着信を報知し(ステップ104)、利用者による応答操作に応じて、呼制御サーバ10へ応答を通知する(ステップ105)。
この端末33からの応答は、呼制御サーバ10を介して発信元の端末31へ通知され(ステップ106)、これにより、端末31と端末33との間でIP網20を介してRTP(Real-time Transport Protocol)セッションが確立され、VoIP音声通信が開始される(ステップ107)。これにより、当該VoIPサービスシステムにおける一連の発信処理動作が終了する。
なお、ステップ101において、着信先電話番号と対応する外線番号を取得できなかった場合、呼制御手段15Aは、端末31に対して内線発信失敗を示す切断を通知し、一連の発信処理動作を終了する。
[着信先検索処理]
次に、図6を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの呼制御サーバ10で実行される着信先検索処理について詳細に説明する。図6は、本発明の第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの呼制御サーバで用いられる着信先検索処理を示すフローチャートである。
呼制御サーバ10の呼制御手段15Aは、前述した図5のステップ101において、着信先検索手段15Bにより、図6の着信先検索処理を実行する。この着信先検索処理は、発信要求で指定された着信先電話番号が拠点番号と端末番号とからなる正規の内線番号であると仮定した正規発信検索処理(ステップ210)と、当該着信先電話番号が端末番号だけからなる不完全な内線番号であると仮定した拠点内発信検索処理(ステップ220)とから構成されている。
着信先検索手段15Bは、まず、正規発信検索処理(ステップ210)として、記憶部14の内線/外線変換テーブル14Aを参照して、内線/外線変換テーブル14Aに登録されている各内線番号のうち、着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を検索する(ステップ211)。
ここで、着信先電話番号と全桁で一致する内線番号が見つかった場合は(ステップ212:YES)、正規発信検索処理(ステップ210)を終了して、当該内線番号に対応する外線番号を取得して呼制御手段15Aへ通知し(ステップ201)、一連の着信先検索処理を終了する。
一方、ステップ212において、着信先電話番号と全桁で一致する内線番号が見つからなかった場合(ステップ212:NO)、着信先検索手段15Bは、正規発信検索処理(ステップ210)を終了した後、拠点内発信検索処理(ステップ220)を開始する。
まず、発信要求に含まれる発信元情報すなわち発信元端末の外線番号に基づき、記憶部14の外線/内線変換テーブル14Bを検索し、当該外線番号に対応する拠点番号を取得する。そして、その拠点番号すなわち発側拠点番号を着信先電話番号の先頭に付加して桁数を変更(調整)する(ステップ221)。
そして、記憶部14の内線/外線変換テーブル14Aを参照して、内線/外線変換テーブル14Aに登録されている各内線番号のうち、上記変更された着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を再検索する(ステップ222)。
ここで、上記変更された着信先電話番号と全桁で一致する内線番号が見つかった場合は(ステップ222:YES)、拠点内発信検索処理(ステップ220)を終了して、当該内線番号に対応する外線番号を取得して呼制御手段15Aへ通知し(ステップ201)、一連の着信先検索処理を終了する。
一方、ステップ222において、変更した着信先電話番号と全桁で一致する内線番号が見つからなかった場合(ステップ222:NO)、着信先検索手段15Bは、拠点内発信検索処理(ステップ220)を終了して、着信先検索失敗を呼制御手段15Aへ通知し(ステップ202)、一連の着信先検索処理を終了する。
したがって、例えば拠点40に属する端末31からの発信要求で着信先電話番号として「334555」が指定された場合、着信先検索手段15Bでは、まず着信先電話番号が拠点番号と端末番号とからなる正規の内線番号であると仮定した正規発信検索処理(ステップ210)で、「334555」と全桁で一致する内線番号が内線/外線変換テーブル14Aで検索される。この場合は、「344555」と全桁で一致する内線番号が登録されていることから、当該内線番号の外線番号「05034506002」が取得され、呼制御手段15Aでこの外線番号「05034506002」を用いた発信処理が行われ、拠点41の端末33が呼び出される。
また、拠点40に属する端末31からの発信要求で着信先電話番号として「4440」が指定された場合、着信先検索手段15Bでは、まず着信先電話番号が拠点番号と端末番号とからなる正規の内線番号であると仮定した正規発信検索処理(ステップ210)で、「4440」と全桁で一致する内線番号が内線/外線変換テーブル14Aで検索される。この場合は、「4440」と全桁で一致する内線番号が登録されていないため見つからず、当該着信先電話番号が端末番号だけからなる不完全な内線番号であると仮定した拠点内発信検索処理(ステップ220)へ移行する。
そして、「4440」が発側拠点番号「33」で桁数変更された「334440」と一致する内線番号が内線/外線変換テーブル14Aで再検索される。この場合は、「334440」と一致する内線番号が登録されていることから、当該内線番号の外線番号「05034506001」が取得され、呼制御手段15Aでこの外線番号「05034506001」を用いた発信処理が行われ、拠点40の端末32が呼び出される。
このように、本実施の形態では、呼制御サーバ10の内線/外線変換テーブル14Aで、任意の桁数の拠点番号と任意の桁数の端末番号とからなる内線番号と、当該端末の外線番号とを関連付けて端末ごとに管理し、着信先検索手段15Bにより、内線/外線変換テーブル14Aの各内線番号のうちから、対象となる着信先電話番号とその全桁で一致する内線番号を検索し、その一致した内線番号に関連付けられている外線番号を取得するようにしたので、各拠点の拠点番号や各端末の端末番号の桁数がそれぞれ異なる端末が混在している場合でも、任意の着信先電話番号に対応した外線番号を取得できる。
したがって、各拠点での内線番号の付与規則が異なり、拠点番号や端末番号の桁数が異なる場合でも、拠点番号や端末番号の桁数を拠点ごとさらには端末ごとに管理することなく、容易かつ柔軟に各拠点を内線統合できる。これにより、各拠点の内線番号計画が異なるケースでも、音声VPNサービスの適用が限定されず、従来のPBXシステムからVoIPサービスシステムへの移行および音声VPNサービスの提供について柔軟に対応できる。
また、着信先検索手段15Bにおいて、端末からの発信要求で指定された着信先電話番号を不完全な内線番号と仮定してその着信先電話番号の桁数を変更して、ここでは着信先電話番号に発側拠点番号を付加して桁数変更し、この変更された着信先電話番号で内線/外線変換テーブル14Aを検索して当該着信先電話番号に対応する外線番号を取得するようにしたので、拠点番号と内線番号とからなる正規の内線番号と拠点番号を省略した不完全な内線番号とが着信先電話番号として混在して使用される場合であっても柔軟に対応して着信先電話番号を解析し、所望の外線番号を得ることができる。
したがって、各拠点での内線番号の付与規則が異なり、拠点番号や端末番号の桁数が異なる場合でも、これら拠点の各端末に対して、例えば同一拠点の端末への内線発信時に拠点番号を省略できる拠点番号省略機能など、より高度で操作性のよい内線発信機能を容易に実現でき、複雑な構成を用いることなく提供できる。
また、本実施の形態では、発信要求で指定された着信先電話番号が拠点番号と端末番号とからなる正規の内線番号であると仮定した正規発信検索処理(ステップ210)で、所望の外線番号が得られなかった場合に、当該着信先電話番号が端末番号だけからなる不完全な内線番号であると仮定した拠点内発信検索処理(ステップ220)を行うなど、正規発信検索処理の処理結果を、拠点内発信検索処理の処理結果より優先して用いるようにしたので、正規な内線番号を用いることにより各端末を正確に内線呼び出しすることができるという、本来の基本的な内線発信機能を利用者に対して確実に提供できる。
本実施の形態では、正規発信検索処理のあとに拠点内発信検索処理を実行する場合を例として説明したが、これら処理を並行して実行し、正規発信検索処理で所望の外線番号が得られた場合には当該外線番号を優先して用い、正規発信検索処理で所望の外線番号が得られなかった場合にのみ、拠点内発信検索処理で得られた外線番号を用いるようにしてもよい。
なお、正規な内線番号を用いた内線発信機能より、同一拠点内の端末への内線発信時に拠点番号を省略できるという拠点番号省略機能を優先させる場合は、正規発信検索処理と拠点内発信検索処理との処理順序を入れ替えるなど、正規発信検索処理の処理結果より、拠点内発信検索処理の処理結果を優先して用いればよい。
[第2の実施の形態]
次に、図7を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムについて説明する。図7は本発明の第2の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの構成を示すブロック図である。なお、図7において、前述の図1と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。
本実施の形態では、前述した第1の実施の形態のうち、呼制御サーバ10で呼制御される端末として、複数の端末を収容するIP−PBXが設けられている場合について説明する。
IP−PBX25は、それぞれ広域LAN(Local Area Network)回線などのアクセス回線を介してIP網20に接続されており、このIP網20を介して相互間で各種パケットをやり取りすることにより、収容する端末34,35でのVoIP音声通信やデータ通信を実現する。
このIP−PBX25は、個別の拠点42として呼制御サーバ10で管理されており、当該VoIPサービスシステム内で個々の拠点を識別するための拠点番号「222」が割り当てられており、これら拠点番号として例えば拠点40とは異なる桁数の番号が用いられている。
IP−PBX25に収容された各端末34,35には、当該拠点内で個々の端末を識別するための端末番号が割り当てられている。図7の例では、端末34に端末番号「234」が割り当てられ、端末35に端末番号「2345」が割り当てられている。したがって、これら端末番号として異なる桁数の番号が用いられている。
また、IP−PBX25には、各拠点40〜42間で、さらには各端末31〜35が属するグローバルな電話網、例えばIP電話網全体さらにはPSTNを含めた電話網全体で、IP−PBX25を識別するための電話番号として配下の各端末34,35を代表する外線番号が割り当てられている。図7の例では、IP−PBX25に代表の外線番号「05034505001」が割り当てられている。
このようなIP−PBX25を含むVoIPサービスシステムでは、IP−PBX25配下の端末34,35に関する内線番号計画さらには接続構成については、IP−PBX25配下の端末に対する柔軟な管理・運用を実現するため、当該拠点42が個別に管理するものとなっている。これにより、呼制御サーバ10では、IP−PBX25を端末31〜33と同様に1つの端末と認識し、その拠点番号「222」と代表の外線番号「05034505001」とを管理している。
したがって、他の拠点40,41からIP−PBX25配下の端末34の内線番号「222−243」を着信先電話番号として指定した発信要求があった場合、呼制御サーバ10は、IP−PBX25配下の端末34,35まで端末管理していないため、上記内線番号がIP−PBX25の拠点42内の端末34を示していることを把握できず内線発信を行うことができない。
本実施の形態では、このようなシステム形態に対応するため、IP−PBX25配下の端末に対する発信要求については、当該IP−PBX25を代表する外線番号へ発信する代表呼出機能を提供するものとする。
通常、このようなIP−PBX25では、代表の外線番号への着信に応答できる端末予め設定されている。上記の例では、端末31から端末34の内線番号「222−234を指定した発信要求に応じて、当該拠点番号「222」に対応するIP−PBX25の代表外線番号「05034505001」が呼び出され、IP−PBX25の配下のいずれかの端末で着信表示され、その端末での応答に応じて発信元の端末31とのVoIP音声通話が開始される。
したがって、内線発信機能として、IP−PBXの代表外線番号を呼び出す代表呼出機能を提供する場合、内線発信時の発信要求で端末から指定される着信先電話番号の桁数が異なる。
本実施の形態では、呼制御サーバ10において、発信要求で指定された着信先電話番号が当該着信先端末の拠点番号と端末番号とからなる内線番号ではない不完全な内線番号であると仮定して当該着信先電話番号の桁数を変更(調整)し、変更された着信先電話番号を対象として、内線/外線変換テーブルの各内線番号のうちから当該変更された着信先電話番号とその全桁で一致する内線番号を検索し、その内線番号に関連付けられている外線番号を取得して発信処理に用いるようにしたものである。
この際、より具体的には、呼制御サーバ10において、内線/外線変換テーブルにIP−PBX25の拠点番号のみからなる内線番号に、IP−PBX25の代表外線番号を関連付けて管理し、端末31〜33からの発信要求で指定された着信先電話番号に対応する外線番号を内線/外線変換テーブルで検索し、当該着信先電話番号に対応する外線番号が見つからなかった場合、当該着信先電話番号が端末番号のみからなる不完全な番号と仮定して当該着信先電話番号の桁数を変更し、内線/外線変換テーブルで再検索するようにしたものである。そして、この再検索を行う際、当該着信先電話番号の末尾桁を削除することにより着信先電話番号の桁数を変更し、変更された着信先電話番号とその全桁で一致する内線番号が見つからない場合、当該変更および検索を繰り返し行うようにしたものである。
[呼制御サーバ]
次に、本発明の第2の形態にかかるVoIPサービスシステムで用いられる呼制御サーバ10について詳細に説明する。本実施の形態にかかるVoIPサービスシステムで用いられる呼制御サーバ10の構成については、前述した第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムで用いられる呼制御サーバ10(図2参照)と同様の構成を有しており、ここでの詳細な説明は省略する。
[内線/外線変換テーブル]
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムで用いられる内線/外線変換テーブル14Aについて詳細に説明する。図8は、内線/外線変換テーブルの構成例である。この内線/外線変換テーブル14Aは、各端末に固有の内線番号ごとに、当該端末が属する音声VPNグループ番号と外線番号とを管理するテーブルである。
この内線/外線変換テーブル14Aにおいて、内線番号は、当該端末の拠点番号と端末番号とが全桁にわたり列挙された番号のほか、IP−PBX25の内線番号として拠点番号のみの番号がある。音声VPNグループ番号は、当該呼制御サーバ10で、異なる音声VPNグループに属する端末を並列して呼制御する場合に、各端末が属する音声VPNグループを識別するために用いられる。外線番号は、少なくとも各該拠点間で、あるいは各端末31〜33およびIP−PBX25が属するグローバルな電話網、例えばIP電話網全体さらにはPSTNを含めた電話網全体で、各端末31〜33およびIP−PBX25を識別するための電話番号であり、各端末31〜33およびIP−PBX25に固有に割り当てられている。端末種別は、当該内線番号が端末のものかIP−PBXのものかを示す情報であり、「0」はIP−PBX以外の端末を示し、「1」はIP−PBXを示している。
図8では、例えば内線番号「33330」を持つ端末31は、グループ番号「1」の音声VPNグループに属しており、その外線番号が「05033335002」であり、端末種別が「0」でIP−PBX以外の端末であることがわかる。また、内線番号(拠点番号)「222」を持つIP−PBX25は、グループ番号「1」の音声VPNグループに属しており、その代表外線番号が「05034505001」であり、端末種別が「1」でIP−PBXであることがわかる。
[外線/内線変換テーブル]
次に、図9を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムで用いられる外線/内線変換テーブル14Bについて詳細に説明する。図9は、外線/内線変換テーブルの構成例である。この外線/内線変換テーブル14Bは、各端末に固有の外線番号ごとに、当該端末の内線番号、当該端末が属する音声VPNグループ番号、当該端末の拠点番号、および端末/IP−PBXのIPアドレスを管理するテーブルである。
図9では、例えば外線番号「05034505001」を持つIP−PBX25は、その内線番号(拠点番号)が「222」であり、グループ番号「1」の音声VPNグループに属しており、拠点番号が「222」であることがわかる。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図10を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの動作として、呼制御サーバ10で実行される着信先検索処理について説明する。図10は、本発明の第2の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの呼制御サーバで用いられる着信先検索処理を示すフローチャートである。ここでは、図7において、拠点40に属する端末31から、拠点42に属する端末34へ内線発信する場合を例として説明する。なお、呼制御サーバ10での呼制御処理については、前述した第1の実施の形態の呼制御処理(図5参照)とほぼ同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
呼制御サーバ10の呼制御手段15Aは、前述した図5のステップ101において、着信先検索手段15Bにより、図10の着信先検索処理を実行する。この着信先検索処理は、発信要求で指定された着信先電話番号が拠点番号と端末番号とからなる正規の内線番号であると仮定した正規着信検索処理(ステップ210)と、当該着信先電話番号が未管理端末の端末番号を含む不完全な内線番号であると仮定したIP−PBX着信検索処理(ステップ230)とから構成されている。
着信先検索手段15Bは、まず、正規着信検索処理(ステップ210)として、記憶部14の内線/外線変換テーブル14Aを参照して、内線/外線変換テーブル14Aに登録されている各内線番号のうち、着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を検索する(ステップ211)。
ここで、着信先電話番号と全桁で一致する内線番号が見つかった場合は(ステップ212:YES)、正規着信検索処理(ステップ210)を終了して、当該内線番号に対応する外線番号を取得して呼制御手段15Aへ通知し(ステップ201)、一連の着信先検索処理を終了する。
一方、ステップ212において、着信先電話番号と全桁で一致する内線番号が見つからなかった場合(ステップ212:NO)、着信先検索手段15Bは、正規着信検索処理(ステップ210)を終了した後、IP−PBX着信検索処理(ステップ230)を開始する。
まず、着信先電話番号の末尾1桁を削除して桁数を変更(調整)し(ステップ231)、記憶部14の内線/外線変換テーブル14Aを参照して、内線/外線変換テーブル14Aに登録されている各内線番号のうち、上記変更された着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を再検索する(ステップ232)。
ここで、上記変更された着信先電話番号と全桁で一致する内線番号が見つかった場合は(ステップ232:YES)、当該内線番号に対応する端末種別に基づき当該着信先電話番号がIP−PBXか否か判断する(ステップ233)。そして、当該着信先電話番号がIP−PBXの場合(ステップ233:YES)、IP−PBX着信検索処理(ステップ230)を終了し、当該内線番号に対応する外線番号を取得して呼制御手段15Aへ通知し(ステップ201)、一連の着信先検索処理を終了する。
また、当該着信先電話番号がIP−PBXでない場合(ステップ232:NO)、着信先電話番号が1桁になるまで(ステップ234:YES)、ステップ231へ戻ってIP−PBX着信検索処理を繰り返し実行する。
一方、ステップ234において、変更した着信先電話番号と全桁で一致する内線番号が見つからず、着信先電話番号の桁数が1桁以下になった場合(ステップ234:NO)、着信先検索手段15Bは、IP−PBX着信検索処理(ステップ230)を終了して、着信先検索失敗を呼制御手段15Aへ通知し(ステップ202)、一連の着信先検索処理を終了する。
このように、本実施の形態では、呼制御サーバ10において、内線/外線変換テーブルにIP−PBX25の拠点番号のみからなる内線番号に、IP−PBX25の代表外線番号を関連付けて管理し、着信先検索手段15Bにおいて、端末からの発信要求で指定された着信先電話番号を不完全な内線番号と仮定してその着信先電話番号の桁数を変更して、ここでは当該着信先電話番号の末尾桁を削除することにより桁数変更し、この変更された着信先電話番号で内線/外線変換テーブル14Aを検索して当該着信先電話番号に対応する外線番号すなわちIP−PBX25の代表外線番号を取得するようにしたものである。
そして、この再検索を行う際、当該着信先電話番号の末尾桁を削除することにより着信先電話番号の桁数を変更し、変更された着信先電話番号とその全桁で一致する内線番号が見つからない場合、当該変更および検索を繰り返し行うようにしたので、拠点番号と内線番号とからなる正規の内線番号とIP−PBX配下の未管理端末番号が付加された不完全な内線番号とが着信先電話番号として混在して使用される場合であっても柔軟に対応して着信先電話番号を解析し、所望の外線番号を得ることができる。
したがって、各拠点での内線番号の付与規則が異なり、拠点番号や端末番号の桁数が異なる場合でも、拠点番号や端末番号の桁数を拠点ごとさらには端末ごとに管理する必要がなく、着信先電話番号の検索処理が複雑化せず、システム構築のための開発コストやメンテナンスの増大を回避できる。これにより、複雑な構成を用いることなく、これら拠点の各端末に対して、例えばIP−PBX配下の端末に対する着信要求については、当該IP−PBXを代表する外線番号へ着信する代表呼出機能など、より高度で操作性のよい内線発信機能を提供できる。
また、本実施の形態では、発信要求で指定された着信先電話番号が拠点番号と端末番号とからなる正規の内線番号であると仮定した正規着信検索処理(ステップ210)で、所望の外線番号が得られなかった場合に、当該着信先電話番号が未管理端末の端末番号を含む不完全な内線番号であると仮定したIP−PBX着信検索処理(ステップ230)を行うなど、正規着信検索処理の処理結果を、IP−PBX着信検索処理の処理結果より優先して用いるようにしたので、正規な内線番号を用いることにより各端末を正確に内線呼び出しすることができるという、本来の基本的な内線発信機能を利用者に対して確実に提供できる。
本実施の形態では、正規着信検索処理のあとにIP−PBX着信検索処理を実行する場合を例として説明したが、これら処理を並行して実行し、正規着信検索処理で所望の外線番号が得られた場合には当該外線番号を優先して用い、正規着信検索処理で所望の外線番号が得られなかった場合にのみ、IP−PBX着信検索処理で得られた外線番号を用いるようにしてもよい。
なお、正規な内線番号を用いた内線発信機能より、未管理端末への内線発信時にそのIP−PBXの代表外線番号を呼び出すという代表呼出機能を優先させる場合は、正規着信検索処理とIP−PBX着信検索処理との処理順序を入れ替えるなど、正規着信検索処理の処理結果より、IP−PBX着信検索処理の処理結果を優先して用いればよい。
[第3の実施の形態]
次に、図11を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムについて説明する。図11は、本発明の第3の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの呼制御サーバで用いられる着信先検索処理を示すフローチャートである。なお、本発明の第3の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの構成については、前述した第2の実施の形態(図7参照)と同様であり、ここでの説明は省略する。また、本発明の第3の実施の形態にかかる呼制御サーバ10の構成については、前述した第1の実施の形態(図2参照)と同様であり、ここでの説明は省略する。
本実施の形態は、呼制御サーバ10での着信先検索処理として、前述した第1の実施の形態における正規着信検索処理(ステップ210)と拠点内着信検索処理(ステップ220)に、第2の実施の形態のIP−PBX着信検索処理(ステップ230)を組み合わせたものである。
呼制御サーバ10の記憶部14では、第2の実施の形態で説明した内線/外線変換テーブル14A(図8)と外線/内線変換テーブル14B(図9)とを有しているものとする。
[第3の実施の形態の動作]
次に、図11を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの動作として、呼制御サーバ10で実行される着信先検索処理について説明する。なお、呼制御サーバ10での呼制御処理については、前述した第1の実施の形態の呼制御処理(図5参照)とほぼ同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
呼制御サーバ10の呼制御手段15Aは、前述した図5のステップ101において、着信先検索手段15Bにより、図11の着信先検索処理を実行する。この着信先検索処理は、発信要求で指定された着信先電話番号が拠点番号と端末番号とからなる正規の内線番号であると仮定した正規着信検索処理(ステップ210)と、当該着信先電話番号が端末番号だけからなる不完全な内線番号であると仮定した拠点内着信検索処理(ステップ220)と、当該着信先電話番号が未管理端末の端末番号を含む不完全な内線番号であると仮定したIP−PBX着信検索処理(ステップ230)とから構成されている。
着信先検索手段15Bは、まず、正規着信検索処理(ステップ210)を実行し、着信先電話番号と全桁で一致する内線番号が見つかった場合は(ステップ212:YES)、正規着信検索処理(ステップ210)を終了して、当該内線番号に対応する外線番号を取得して呼制御手段15Aへ通知し(ステップ201)、一連の着信先検索処理を終了する。
一方、ステップ212において、着信先電話番号と全桁で一致する内線番号が見つからなかった場合(ステップ212:NO)、着信先検索手段15Bは、正規着信検索処理(ステップ210)を終了した後、拠点内着信検索処理(ステップ220)を開始する。
この際、発側拠点番号を着信先電話番号の先頭に付加して桁数を変更(調整)した着信先電話番号と全桁で一致する内線番号が見つかった場合(ステップ222:YES)、当該内線番号に対応する端末種別に基づき当該着信先電話番号がIP−PBXか否か判断する(ステップ223)。そして、当該着信先電話番号がIP−PBXでない場合(ステップ223:NO)、拠点内着信検索処理(ステップ220)を終了し、当該内線番号に対応する外線番号を取得して呼制御手段15Aへ通知し(ステップ201)、一連の着信先検索処理を終了する。
ステップ223において、当該着信先電話番号がIP−PBXの場合(ステップ223:NO)、当該着信先電話番号が拠点番号を省略した内線番号ではないことから、ステップ222へ戻って拠点内着信検索処理を継続する。
一方、ステップ222において、変更した着信先電話番号と全桁で一致する内線番号が見つからなかった場合(ステップ222:NO)、着信先検索手段15Bは、拠点内着信検索処理(ステップ220)を終了した後、IP−PBX着信検索処理(ステップ230)を開始する。
ここで、着信先電話番号の末尾桁を削除して桁数を変更(調整)した着信先電話番号と全桁で一致する内線番号が見つかり(ステップ232:YES)、当該着信先電話番号がIP−PBXの場合(ステップ233:YES)、IP−PBX着信検索処理(ステップ230)を終了し、当該内線番号に対応する外線番号を取得して呼制御手段15Aへ通知し(ステップ201)、一連の着信先検索処理を終了する。
また、当該着信先電話番号がIP−PBXでない場合(ステップ232:NO)、着信先電話番号が1桁になるまで(ステップ234:YES)、ステップ231へ戻ってIP−PBX着信検索処理を繰り返し実行する。
一方、ステップ234において、変更した着信先電話番号と全桁で一致する内線番号が見つからず、着信先電話番号の桁数が1桁以下になった場合(ステップ234:NO)、着信先検索手段15Bは、IP−PBX着信検索処理(ステップ230)を終了して、着信先検索失敗を呼制御手段15Aへ通知し(ステップ202)、一連の着信先検索処理を終了する。
本実施の形態では、発信要求で指定された着信先電話番号が拠点番号と端末番号とからなる正規の内線番号であると仮定した正規着信検索処理(ステップ210)で、所望の外線番号が得られなかった場合に、当該着信先電話番号が端末番号だけからなる不完全な内線番号であると仮定した拠点内着信検索処理(ステップ220)を行い、この処理で所望の外線番号が得られなかった場合に、当該着信先電話番号が未管理端末の端末番号を含む不完全な内線番号であると仮定したIP−PBX着信検索処理(ステップ230)を行うなど、正規着信検索処理の処理結果を、拠点内着信検索処理およびIP−PBX着信検索処理の処理結果より優先して用いるようにしたので、正規な内線番号を用いることにより各端末を正確に内線呼び出しすることができるという、本来の基本的な内線発信機能を利用者に対して確実に提供できる。
本実施の形態では、正規着信検索処理のあとに拠点内着信検索処理とIP−PBX着信検索処理とを実行する場合を例として説明したが、これら処理を並行して実行し、正規着信検索処理で所望の外線番号が得られた場合には当該外線番号を優先して用い、正規着信検索処理で所望の外線番号が得られなかった場合にのみ、拠点内着信検索処理やIP−PBX着信検索処理で得られた外線番号を用いるようにしてもよい。
なお、正規な内線番号を用いた内線発信機能より、同一拠点内の端末への内線発信時に拠点番号を省略できるという拠点番号省略機能、あるいは未管理端末への内線発信時にそのIP−PBXの代表外線番号を呼び出すという代表呼出機能を優先させる場合は、正規着信検索処理と拠点内着信検索処理やIP−PBX着信検索処理との処理順序を入れ替えるなど、正規着信検索処理の処理結果より、拠点内着信検索処理やIP−PBX着信検索処理の処理結果を優先して用いればよい。
また、本実施の形態では、拠点内着信検索処理の処理結果をIP−PBX着信検索処理の処理結果より優先して用いるようにしたので、未管理端末への内線発信時にそのIP−PBXの代表外線番号を呼び出すという希なケースのための代表呼出機能に比較して、同一拠点内の端末への内線発信時に拠点番号を省略できるという、使い勝手がよく利用頻度の高い拠点番号省略機能を利用者に対して確実に提供できる。
なお、拠点番号省略機能より代表呼出機能を優先させる場合は、拠点内着信検索処理とIP−PBX着信検索処理と処理順序を入れ替えるなど、拠点内着信検索処理の処理結果より、IP−PBX着信検索処理の処理結果を優先して用いればよい。
[第4の実施の形態]
次に、図12を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムについて説明する。図12は、本発明の第4の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの構成を示すブロック図である。なお、図12において、前述の図1と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。
本実施の形態では、前述した第1の実施の形態で用いた呼制御サーバ10の機能を、階層的に接続されたユーザ収容用の呼制御サーバ10Aと内線管理用の呼制御サーバ10Cに分散する場合について説明する。
図12において、呼制御サーバ10Aは、IP網20に接続されて、拠点40に配置されている各端末31,32を収容するユーザ収容用の呼制御サーバ(以下、ユーザ収容サーバという)である。呼制御サーバ10Bは、IP網20に接続されて、拠点41に配置されている各端末33を収容するユーザ収容用の呼制御サーバ(以下、ユーザ収容サーバという)である。呼制御サーバ10Cは、ユーザ収容サーバ10A,10Bに接続されて各拠点40,41の各端末31〜33の内線番号を一括管理する内線管理用の呼制御サーバ(以下、内線管理サーバという)である。
本実施の形態では、前述した第1の実施の形態の呼制御サーバ10(図2参照)のうち、呼制御機能に関する構成をユーザ収容サーバ10A,10Bに設け、着信先検索機能に関する構成を内線管理サーバ10Cに設けている。したがって、ユーザ収容サーバ10A,10Bは、呼制御サーバ10(図2参照)のうち、記憶部14に内線/外線変換テーブル14Aを持たず、制御部15に着信先検出手段15Bを持っていない。この際、外線/内線変換テーブル14Bは、それぞれのユーザ収容サーバ10A,10Bで収容している端末に関する情報だけを有している。また、内線管理サーバ10Cは、呼制御サーバ10(図2参照)のうち、記憶部14に外線/内線変換テーブル14Bを持たず、制御部15に呼制御手段15Aを持っていない。
[第4の実施の形態の動作]
次に、図13を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの発信処理動作について説明する。図13は、本発明の第4の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの発信処理動作を示すシーケンス図である。ここでは、図12において、拠点40に属する端末31から、拠点41に属する端末33へ内線発信する場合を例として説明する。
端末31では、利用者の内線発信操作に応じて、その操作で指定された着信先電話番号を着信先情報とし、当該端末31の外線番号を発信元情報とする発信要求を、IP網20を介してユーザ収容サーバ10Aへ送信する(ステップ120)。
ユーザ収容サーバ10Aの制御部15は、通信I/F部11を介して端末31からの発信要求を受信し、呼制御手段15Aにより、その発信要求を解析する。そして、当該発信要求が内線発信である場合は、当該着信先電話番号と端末31の拠点番号すなわち発側拠点番号とを含む着信先検索要求を内線管理サーバ10Cへ送信する(ステップ121)。
この際、発側拠点番号は、発信元端末31の外線番号に基づき外線/内線変換テーブル14Bから取得される。
内線管理サーバ10Cの制御部15は、通信I/F部11を介してユーザ収容サーバ10Aからの着信先検索要求を受信し、その着信先検索要求に含まれる着信先電話番号と発側拠点番号とに基づき、着信先検索手段15Bにより当該着信先電話番号に対応する外線番号を検索する(ステップ122)。そして、得られた外線番号を着信先情報としてユーザ収容サーバ10Aへ返送する(ステップ123)。
この際、着信先検索手段15Bは、前述した第1〜第3の実施の形態で説明したいずれかの着信先検索処理を用いて、着信先検索要求に含まれる着信先電話番号に対応する外線番号を取得する。
ユーザ収容サーバ10Aの呼制御手段15Aは、内線管理サーバ10Cから着信先情報として通知された外線番号を外線/内線変換テーブル14Bで検索し、見つからなかった場合は自己の配下の端末ではないと判断して、発信元端末31の外線番号および着信先の外線番号を含む他のユーザ収容サーバ10Bへ接続要求を送信する(ステップ124)。
この際、接続要求の宛先については、各ユーザ収容サーバで収容する外線番号を、内線管理サーバ10C、あるいは各ユーザ収容サーバ10A,10B、あるいは他のサーバで管理しておき、当該外線番号に対応するユーザ収容サーバへ送信するようにしてもよく、各ユーザ収容サーバで順に接続要求を転送するようにしてもよい。
ユーザ収容サーバ10Bの呼制御手段15Aは、ユーザ収容サーバ10Aからの接続要求に応じて、その接続要求で指定された外線番号を外線/内線変換テーブル14Bで検索し、当該外線番号に対応する着信先端末ここでは端末33のIPアドレスを取得する(ステップ125)。
そして、発信元端末31の外線番号を発信元情報とし、着信先端末33の外線番号を着信先情報とする接続要求を、上記IPアドレスに基づき通信I/F部11からIP網20を介して端末33へ送信する(ステップ126)。
端末33は、呼制御サーバ10からの接続要求に応じて、スピーカからの着信音の送出、あるいはLEDやLCDなどを用いた着信表示により、利用者へ当該着信を報知し(ステップ127)、利用者による応答操作に応じて、呼制御サーバ10へ応答を通知する(ステップ128)。
この端末33からの応答は、ユーザ収容サーバ10Bを介してユーザ収容サーバ10Aへ通知され(ステップ129)、さらにユーザ収容サーバ10Aから発信元の端末31へ通知される(ステップ130)。
これにより、端末31と端末33との間でIP網20を介してRTP(Real-time Transport Protocol)セッションが確立され、VoIP音声通信が開始されて(ステップ131)、当該VoIPサービスシステムにおける一連の発信処理動作が終了する。
なお、ステップ122において、着信先電話番号と対応する外線番号を取得できなかった場合、内線管理サーバ10Cからユーザ収容サーバ10Aに対して検索失敗が通知され、これに応じてユーザ収容サーバ10Aから端末31に対して内線発信失敗を示す切断が通知され、一連の発信処理動作が終了する。
このように、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態で用いた呼制御サーバ10を、階層的に接続されたユーザ収容用の呼制御サーバ10A,10Bと内線管理用の呼制御サーバ10Cに分散するようにしたので、各ユーザ収容サーバ10A,10Bでは、自己の配下に収容する端末に関する情報のみを管理し、これら端末に関する呼制御処理だけを実行すればよい。また内線管理サーバ10Cでは、各端末の内線に関する情報のみを一元管理し、内線の着信先検索処理だけを実行すればよい。
したがって、各サーバにおける機能が特化されて必要となる構成を簡素化でき、処理負荷を大幅に削減できる。これにより、VoIPサービスシステムにおけるユーザ収容機能を複数のユーザ収容サーバに容易に分散でき、端末数の増加、配置拠点の増加、さらには端末管理形態の複雑化など、多様化するシステムに対して容易かつ柔軟に各拠点を内線統合できる。
特に、異なるユーザ収容サーバに収容されている拠点を内線統合して1つの音声VPNサービスを提供する場合、内線管理サーバの内線/外線変換テーブルを修正するだけで対応することができる。
これにより、各拠点を1つのユーザ収容サーバで収容する必要がなくなり、拠点の収容先変更に伴って必要となる作業、例えばユーザ収容サーバと各端末の外線番号との対応関係情報について変更を行う必要がなくなり、極めて容易に新たな音声VPNサービスを提供できる。
なお、本実施の形態では、各ユーザ収容サーバでそれぞれ1つの拠点を管理する場合を例として説明したが、1つのユーザ収容サーバで複数の拠点を管理してもよい。また、各ユーザ収容サーバで端末を収容する場合を例として説明したが、前述した第2の実施の形態のように、端末に代えてIP−PBXを収容することもできる。
また、各ユーザ収容サーバと内線管理サーバとの間については、専用のIP網で接続してもよく、インターネットなどの公衆IP網、さらにはIP網20を用いてもよい。ユーザ収容サーバ間の接続についても同様である。
[実施の形態の拡張]
以上の各実施の形態では、各拠点を1つの呼制御サーバ10で管理する場合、さらには2つのユーザ収容サーバ10A,10Bと1つの内線管理サーバ10Cとで管理する場合を例として説明したが、これら呼制御サーバやユーザ収容サーバの数については、各端末や拠点の構成に応じて柔軟に増減させることができ、前述と同様の作用効果を得ることができる。
また、内線管理サーバ10Cを複数設け、各ユーザ収容サーバでこれら内線管理サーバのアドレスを管理しておき、当該発信元端末が属する音声VPNグループや着信先電話番号などの各種情報に基づき、これらユーザ収容サーバを分散して使用するようにしてもよい。
また、呼制御サーバ10やユーザ収容サーバ10A,10Bと端末との間でやり取りされる呼制御パケットはデータ量が極めて少なく、かつ遅延が問題とならないこと、さらにはVoIP音声通信は呼制御サーバを経由せずIP網20に確保した通信帯域を用いることから、呼制御サーバ10やユーザ収容サーバ10A,10Bについては、IP網20とWAN回線を介して接続された外部IP網(図示せず)に設け、これらWAN回線および外部IP網を介して、各端末の呼制御を行うようにしてもよい。
また、内線/外線変換テーブル14Aおよび外線/内線変換テーブル14Bで、各エントリに対応して音声VPNグループ番号を付加して管理し、着信先電話番号から外線番号を検索する際、および外線番号からIPアドレスを検索する際、発信元端末と同じ音声VPNグループ番号のエントリのみを検索するようにしてもよい。これにより、個々のサーバを共用して、異なる複数の音声VPNグループに対する呼制御を実施することができ、VoIPサービスシステムを効率よく利用できる。
本発明の第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムで用いられる呼制御サーバの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムで用いられる内線/外線変換テーブルの構成例である。 本発明の第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムで用いられる外線/内線変換テーブルの構成例である。 本発明の第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの発信処理動作を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの呼制御サーバで用いられる着信先検索処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムで用いられる内線/外線変換テーブルの構成例である。 本発明の第2の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムで用いられる外線/内線変換テーブルの構成例である。 本発明の第2の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの呼制御サーバで用いられる着信先検索処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの呼制御サーバで用いられる着信先検索処理を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態にかかるVoIPサービスシステムの発信処理動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
10…呼制御サーバ、10A,10B…ユーザ収容サーバ、10C…内線管理サーバ、11…通信I/F部、12…画面表示部、13…操作入力部、14…記憶部、14A…内線/外線変換テーブル、14B…外線/内線変換テーブル、14P…プログラム、15…制御部、15A…呼制御手段、15B…着信先検索手段、20…IP網、25…IP−PBX、31〜35…端末、40〜42…拠点。

Claims (6)

  1. 各拠点に設けられIP網を介して音声パケットの送受信を行う複数の端末について、呼制御サーバでこれら端末の呼制御を行うことにより、前記IP網を用いた前記端末での音声通信を実現するVoIPサービスシステムであって、
    前記呼制御サーバは、
    前記端末ごとに、当該端末の拠点を識別する任意の桁数の拠点番号と当該拠点内で当該端末を識別する任意の桁数の端末番号とからなる内線番号と当該端末の外線番号とを関連付けて管理する内線/外線変換テーブルと、
    前記内線/外線変換テーブルの各内線番号のうちから、発信要求に含まれる任意の桁数の着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を検索し、その一致した内線番号に関連付けられている外線番号を取得する着信先検索手段と、
    前記端末からの発信要求に応じて、当該発信要求で指定された着信先電話番号に対応する外線番号を前記着信先検索手段により取得し、その外線番号に対応する端末のIPアドレスを取得して当該端末への発信処理を行う呼制御手段と
    を備えることを特徴とするVoIPサービスシステム。
  2. 請求項1に記載のVoIPサービスシステムにおいて、
    前記呼制御サーバとして、前記IP網を介して前記各端末の呼制御を行うユーザ収容サーバと、前記ユーザ収容サーバと接続されて前記各端末の内線番号を管理する内線管理サーバとを備え、
    前記内線管理サーバは、前記内線/外線変換テーブルと前記着信先検索手段とを有し、
    前記ユーザ収容サーバからの検索要求に応じて、当該検索要求で指定された着信先電話番号に対応する外線番号を検索して通知し、
    前記ユーザ収容サーバは、前記呼制御手段を有し、前記端末からの発信要求で指定された着信先電話番号に対応する外線番号の検索を前記内線管理サーバへ要求し、前記内線管理サーバから通知された外線番号に対応する端末への発信処理を行う
    ことを特徴とするVoIPサービスシステム。
  3. 各拠点に設けられIP網を介して音声パケットの送受信を行う複数の端末について、これら端末の呼制御を行うことにより、前記IP網を用いた前記端末での音声通信を実現する呼制御サーバであって、
    前記端末ごとに、当該端末の拠点を識別する任意の桁数の拠点番号と当該拠点内で当該端末を識別する任意の桁数の端末番号とからなる内線番号と当該端末の外線番号とを関連付けて管理する内線/外線変換テーブルと、
    前記内線/外線変換テーブルの各内線番号のうちから、発信要求に含まれる任意の桁数の着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を検索し、その一致した内線番号に関連付けられている外線番号を取得する着信先検索手段と、
    前記端末からの発信要求に応じて、当該発信要求で指定された着信先電話番号に対応する外線番号を前記着信先検索手段により取得し、その外線番号に対応する端末のIPアドレスを取得して当該端末への発信処理を行う呼制御手段と
    を備えることを特徴とする呼制御サーバ。
  4. 各拠点に設けられIP網を介して音声パケットの送受信を行う複数の端末について、これら端末の呼制御を行うことにより、前記IP網を用いた前記端末での音声通信を実現するユーザ収容サーバと接続されて、前記ユーザ収容サーバからの着信先検索要求に応じて、当該着信先検索要求で指定された着信先電話番号に対応する端末の外線番号を検索する
    呼制御サーバであって、
    前記端末ごとに、当該端末の拠点を識別する任意の桁数の拠点番号と当該拠点内で当該端末を識別する任意の桁数の端末番号とからなる内線番号と当該端末の外線番号とを関連付けて管理する内線/外線変換テーブルと、
    前記内線/外線変換テーブルの各内線番号のうちから、着信先検索要求に含まれる任意の桁数の前記着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を検索して、その一致した内線番号に関連付けられている外線番号を取得し、前記ユーザ収容サーバへ通知する着信先検索手段と
    を備えることを特徴とする呼制御サーバ。
  5. 各拠点に設けられIP網を介して音声パケットの送受信を行う複数の端末について、呼制御サーバで前記IP網を用いた前記端末での音声通信を実現する呼制御方法であって、
    前記呼制御サーバにより、前記端末ごとに、当該端末の拠点を識別する任意の桁数の拠点番号と当該拠点内で当該端末を識別する任意の桁数の端末番号とからなる内線番号と当該端末の外線番号とを関連付けて内線/外線変換テーブルで管理する管理ステップと、
    前記呼制御サーバにより、前記内線/外線変換テーブルの各内線番号のうちから、発信要求に含まれる任意の桁数の着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を検索し、その一致した内線番号に関連付けられている外線番号を取得する着信先検索ステップと、
    前記呼制御サーバにより、前記端末からの発信要求に応じて、当該発信要求で指定された着信先電話番号に対応する外線番号を前記着信先検索ステップにより取得し、その外線番号に対応する端末のIPアドレスを取得して当該端末への発信処理を行う呼制御ステップと
    を備えることを特徴とする呼制御方法。
  6. 各拠点に設けられIP網を介して音声パケットの送受信を行う複数の端末について、これら端末の呼制御を行うことにより、前記IP網を用いた前記端末での音声通信を実現するユーザ収容サーバと接続された呼制御サーバで、前記ユーザ収容サーバからの着信先検索要求に応じて、当該着信先検索要求で指定された着信先電話番号に対応する端末の外線番号を検索する呼制御方法であって、
    前記呼制御サーバにより、前記端末ごとに、当該端末の拠点を識別する任意の桁数の拠点番号と当該拠点内で当該端末を識別する任意の桁数の端末番号とからなる内線番号と当該端末の外線番号とを関連付けて内線/外線変換テーブルで管理する管理ステップと、
    前記呼制御サーバにより、前記内線/外線変換テーブルの各内線番号のうちから、着信先検索要求に含まれる任意の桁数の前記着信先電話番号と全桁で一致する内線番号を検索して、その一致した内線番号に関連付けられている外線番号を取得し、前記ユーザ収容サーバへ通知する着信先検索ステップと
    を備えることを特徴とする呼制御方法。
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