JP2008300859A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造歩留まりの低下を抑えつつアクセススピードが向上された不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】ワード線20a〜20dに交差するビット線として、第1の金属配線層で形成されるビット線31a〜31eと、第2の金属配線層で形成されるビット線32a〜32dとを設ける。ビット線を金属配線層で形成し、2層に分散させることによってビット線のピッチPを緩和することができる。これにより、製造歩留まりの低下を抑えつつアクセススピードが向上された不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。
【選択図】図7

Description

この発明は、不揮発性半導体記憶装置に関し、特に仮想接地型のメモリセルアレイを有する不揮発性半導体記憶装置に関する。
EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)では、メモリトランジスタの一方を接地電位に結合されたソース線に接続するのが一般的であるが、ビット線の間にソース線を所定間隔で設ける必要があり高集積化が困難であった。そこで、近年仮想接地型のメモリセルアレイが検討されている。仮想接地型のメモリセルアレイ(仮想グランドアレイ)については、特開平9−82921号公報に開示されている。
また、不揮発性半導体記憶装置の中で、フラッシュEEPROMの一種であるNROM(Nitride Read Only Memory)型フラッシュEEPROM(以下、NROMと称する)が注目されている。NROMは、ONO(Oxide Nitride Oxide)膜をゲート絶縁膜として有し1メモリセルに2ビットの情報が記憶できる。NROMは、浮遊ゲートを有する他の不揮発性半導体記憶装置よりも1ビットあたりのチップ面積の低減が期待できる。NROMについては、米国特許第6,081,456号にて開示されている。このNROMでは、仮想接地型のメモリセルアレイが用いられている。
図57は、従来のNROMの仮想接地型のメモリセルアレイのビット線に電位を与える説明をするための回路図である。
図57を参照して、メモリセルアレイ502は、ビット線BL1〜BL5と、ワード線WL1〜WLnと、ワード線WL1に各ゲートが接続されるメモリセル511〜514と、ワード線WLnに各ゲートが接続されるメモリセル521〜524とを含む。
メモリセルアレイ502においては、同一ワード線を共有する一列に並ぶメモリセル間で、互いに隣接するメモリセルは1つのビット線を共有する。つまりメモリセル511とメモリセル512とはノードNBにおいてビット線BL2に接続されており、ビット線BL2を共有している。メモリセル512とメモリセル513とはノードNAでビット線BL3に接続されておりビット線BL3を共有している。メモリセルアレイ502は、アクセスするメモリセルに対応していずれかのビット線が接地電位に結合される、いわゆる仮想接地型のメモリセルアレイである。
メモリセルアレイ502のビット線に対して選択的に所望の電位を与えるために、切換回路504が設けられる。切換回路504は、ビット線BL1〜BL5にそれぞれ対応して設けられる切換部531〜535を含む。
切換部531は、センスアンプ回路501を介して読出電源電位VddRが与えられる読出電源線524とビット線BL1との間に接続されゲートに制御信号VG1を受けるNチャネルMOSトランジスタ542と、接地電位GNDが与えられる接地電源線522とビット線BL1との間に接続されゲートに制御信号GG1を受けるNチャネルMOSトランジスタ544とを含む。
切換部532は、読出電源線524とビット線BL2との間に接続されゲートに制御信号VG2を受けるNチャネルMOSトランジスタ552と、接地電源線522とビット線BL2との間に接続されゲートに制御信号GG2を受けるNチャネルMOSトランジスタ554とを含む。
切換部533は、読出電源線524とビット線BL3との間に接続されゲートに制御信号VG3を受けるNチャネルMOSトランジスタ562と、接地電源線522とビット線BL3との間に接続されゲートに制御信号GG3を受けるNチャネルMOSトランジスタ564とを含む。
切換部534は、読出電源線524とビット線BL4との間に接続されゲートに制御信号VG4を受けるNチャネルMOSトランジスタ572と、接地電源線522とビット線BL4との間に接続されゲートに制御信号GG4を受けるNチャネルMOSトランジスタ574とを含む。
切換部535は、読出電源線524とビット線BL5との間に接続されゲートに制御信号VG5を受けるNチャネルMOSトランジスタ582と、接地電源線522とビット線BL5との間に接続されゲートに制御信号GG5を受けるNチャネルMOSトランジスタ584とを含む。
メモリセルアレイからデータを読出すのは、電流検知型のセンスアンプ501によって行なわれる。
図58は、図57におけるメモリセル512の断面構造を説明するための断面図である。
図58を参照して、P型基板200上にn型不純物領域202,204が形成される。このn型不純物領域202,204は、図57のビット線BL2,BL3にそれぞれ対応する。ビット線BL2,BL3は、埋め込み型のビット線であり、抵抗が高い。
n型不純物領域202,204の上部には、素子分離用のシリコン酸化膜206,208がそれぞれ形成される。n型不純物領域202とn型不純物領域204との間の領域の上部にはシリコン酸化膜210が形成され、シリコン酸化膜210の上部にはさらに電荷を蓄積するための窒化膜212が形成され、窒化膜212の上部にはさらにシリコン酸化膜214が形成される。このような3層のゲート絶縁膜はONO(Oxide Nitride Oxide)積層構造と呼ばれる。
シリコン酸化膜206,214,208の上部には多結晶シリコンなどで形成される導電層216が形成される。導電層216は、図57のワード線WL1に該当する。
なお、図57の他のメモリセルも、メモリセル512と同様な構造を有しているので説明は繰返さない。
図58の断面図に示されるように、メモリセルは1つの電界効果トランジスタで形成されており、窒化膜212の左側領域L1,および右側領域L2に各々1ビットの情報を保持することができる。
次にメモリセルへのデータの書込および読出を説明する。図57に示したメモリセルアレイでは、メモリセルを挟む2つのビット線の各々が、接地電源線522、読出電源線524のいずれにも接続可能である。このような構成により、メモリセルに印加する電圧の向きを自由に変えられる。各メモリセル1セル当り2つの記憶領域を有しており、電流を流す向きを変えることによって異なる記憶領域に対してデータの書込および読出を行なうためである。以下、代表としてメモリセル512に着目して説明を行なう。
図59は、メモリセル512の記憶領域L1にデータを書込む動作を説明するための図である。
図59を参照して、記憶領域L1にデータを書込む場合には、ビット線BL2の電位は書込電位VddWに設定され、ビット線BL3の電位は接地電位GNDに設定される。ワード線WL1を書込状態のHレベルに活性化すると、書込電流Iw1が、ビット線BL2から不揮発性メモリセル512を通ってビット線BL3に向けて流れる。このとき、記憶領域L1にデータが書込まれる。
図60は、メモリセル512の記憶領域L1のデータの読出動作を説明するための図である。
図60を参照して、記憶領域L1のデータを読出す場合には、ビット線BL3には電流検知型センスアンプ回路501を介して読出電源電位VddRが与えられる。またビット線BL2は接地電位GNDに結合される。このようにビット線の電位を設定した場合のメモリセルのしきい値電圧は、記憶領域L1にデータの書込がなされている場合に大きくなっている。
ビット線の電位の設定か完了すると、ワード線WL1が読出状態のHレベルに活性化される。メモリセルのしきい値電圧が読出状態のHレベル以下であれば、読出電流Ir1がビット線BL3からビット線BL2に向けて流れる。このときの電流値をセンスアンプ回路501で検出することにより、記憶領域L1にデータの書込がなされているか否かを情報として読出すことができる。
以上示したように、記憶領域L1に関して、書込動作時に流れる電流の向きと、読出動作時に流れる電流の向きとは逆になる。
図61は、メモリセル512の記憶領域L2に対してデータ書込を行なう説明をするための図である。
図61を参照して、記憶領域L2にデータを書込む場合には、ビット線BL3には書込電位VddWが与えられ、ビット線BL2は接地電位に結合される。ワード線WL1が書込状態のHレベルに活性化されると書込電流Iw2がビット線BL3からビット線BL2に向かって流れる。このときに、記憶領域L2にデータが書込まれる。
図62は、メモリセル512の記憶領域L2のデータを読出す説明をするための図である。
図62を参照して、記憶領域L2のデータを読出す場合には、ビット線BL2にはセンスアンプ回路501を介して読出電源電位VddRが与えられる。一方、ビット線BL3は接地電位GNDに結合される。
このようにビット線の電位を設定した場合のメモリセルのしきい値電圧は、記憶領域L2にデータの書込がなされている場合に大きくなっている。メモリセルのしきい値電圧が小さい場合には、ワード線WL1を読出状態のHレベルに活性化すると読出電流Ir2がビット線BL2からビット線BL3に向けて流れる。このときセンスアンプ回路501で電流を検出することにより記憶領域L2にデータ書込が行なわれているか否かが検知される。
以上示すように、記憶領域L2に関しても書込動作時に流れる電流の向きと読出動作時に流れる電流の向きとは逆になる。
特開平9−82921号公報
図58に示すように、NROMのビット線2は酸化膜206,208の下に埋め込まれている拡散層で形成される。よって、ビット線の電気抵抗は高い。その結果、NROMの性能は従来のフラッシュEEPROMより劣る可能性がある。
ビット線の電気抵抗を低くするために、ビット線を金属によって形成することも考えられる。しかし、その場合、金属配線のピッチは最小加工寸法で形成されるトランジスタと同じピッチとなり、相互に隣接するビット線が短絡する不良が多発する恐れがある。したがって、今後さらに不揮発性半導体記憶装置の集積度を高めるためには何らかの対策が必要となる。
この発明の目的は、製造歩留まりの低下を抑えつつアクセススピードが向上された不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
この発明の主たる局面における記載の不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルアレイを備え、メモリセルアレイは、各々が第1、第2の接続ノードを有し、両端部を除いて各第2の接続ノードが隣接するメモリセルの第1の接続ノードに接続されて直列に接続されるメモリセル群と、メモリセル群の複数の第1の接続ノードに接続される、第1のビット線群と、第2のビット線とを含み、第2のビット線は、第1のビット線群とは異なる配線層で形成され、第1のビット線群および第2のビット線のうちの一部を選択ビット線として選択するビット線選択回路をさらに備え、ビット線選択回路は、選択ビット線のうちの第1の部分に第1の電位を与え、選択ビット線のうちの第2の部分に第1の電位と異なる第2の電位を与える。
好ましくは、第1のビット線群と第2のビット線は互いに平行に配置される。
好ましくは、第2のビット線は、第1のビット線群に交差して配置される。
好ましくは、メモリセル群に含まれる各メモリセルは、制御電極を有し、メモリセルアレイは、メモリセル群の複数の制御電極に共通して接続されるワード線をさらに含む。
好ましくは、メモリセル群に含まれる各メモリセルは、制御電極を有し、メモリセルアレイは、メモリセル群の複数の制御電極にそれぞれ接続される複数のワード線をさらに含み、第1のビット線群は、ワード線に平行に配置され、第2のビット線は、ワード線に交差して配置される。
好ましくは、メモリセル群に含まれる各メモリセルは、半導体基板の主表面に設けられ、第1、第2の接続ノードに電気的にそれぞれ接続される第1、第2の導電領域と、第1、第2の導電領域の間の領域の上部に設けられる電荷記憶膜とを含み、電荷記憶膜は、各々1ビットの情報を記憶するための第1、第2の記憶領域を有する。
好ましくは、ビット線選択回路は、メモリセル群に含まれる選択したメモリセルに対する読出動作時には、選択したメモリセルに対する書込動作時とは逆向きに電流が流れるように第1、第2の電位を設定する。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、ビット線を2層の異なる配線層に分散して形成するので、1配線層におけるビット線のピッチの緩和をすることができ、歩留まり低下を抑制しつつ高集積化を進めることができる。
また、好ましくは、不揮発性半導体記憶装置は、従来NROMで用いられている仮想接地型メモリセルアレイに本発明を適用することができる。
また、好ましくは、不揮発性半導体記憶装置は、従来NOR型フラッシュメモリで用いられているメモリアレイの構成を少し変更することにより仮想接地型メモリセルアレイを実現することができる。さらに、メモリアレイに対して複数ビットを平行して書込および読出を行なうことができる。
また、好ましくは、不揮発性半導体記憶装置は、NROMに用いられるようなメモリセルを使用して、歩留まり低下を抑制しつつ高集積化を進めることができる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
図1は、仮想接地型の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの構成の詳細を示す回路図である。
図1を参照して、メモリセルアレイは行列状に配置される複数の不揮発性メモリセルMCと、複数のワード線20と、複数のビット線30とを備える。
複数のワード線20はメモリセルの行に平行に配置される。複数のビット線30はメモリセルの列に平行に配置される。
同じ行に位置する複数の不揮発性メモリセルMCは直列に接続され、各々のゲートは同じワード線20に接続される。ビット線30は不揮発性メモリセルMCの列おいて、不揮発性メモリセルMCの一方端同士を結ぶように配列される。その結果、ある列のメモリセルは、隣接する列のメモリセルと一本のビット線を共有する。また、その列のメモリセルは、反対側に隣接する他の列のメモリセルと他の一本のビット線を共有する。
図58で説明したように、従来のNROMのビット線は埋め込みの拡散層で形成されており、メモリセルアレイを大きくすると抵抗が高くなり高速読出に不利であるという問題があった。このため、ビット線を抵抗の低い金属で形成することが有効である。
図2はビット線を金属で形成した不揮発性半導体記憶装置の検討例のメモリセルアレイの構成を示すレイアウト図である。
図2を参照して、複数のメモリセルMCが行列状に配置されている。図2では、代表として1つのメモリセルに破線で枠を付している。複数のワード線20a〜20dはメモリセルMCの行に対応して配置されている。複数のビット線30a〜30iはメモリセルMCの列に平行に配置され、メモリセルの列と列の間に配置される。隣接するワード線20aと20bとの間には、n型不純物領域40と素子分離領域50とが列に対して交互に配列されている。素子分離領域50はシリコン酸化膜で形成されている。ワード線20bと20cとの間、ワード線20cと20dとの間等、他のワード線間についても同様に、n型不純物領域40と素子分離領域50とが交互に配列されている。
ビット線30a〜30iとその下に位置するn型不純物領域40とはコンタクトホール60を介して接続される。
図3は図2中の線分A−Aでの断面図である。線分A−Aは、ワード線20aと20bの間をワード線に沿う方向に切断した断面を示す。
図3を参照して、半導体基板80の主表面から所定の深さの領域までpウェル81が形成されている。また、半導体基板80の主表面では、所定の間隔を隔てて素子分離領域50a〜50iが形成されている。半導体基板80の主表面では所定の間隔を隔てて素子分離領域50a、50b、50d、50f、50h、50iが形成されている。半導体基板80の主表面であって、素子分離領域50aと50bとの間にn型不純物領域40cが形成されている。
同様に、素子分離領域50bと50dとの間にはn型不純物領域40fが形成されている。素子分離領域50dと50fとの間にはn型不純物領域40gが形成されている。素子分離領域50fと50hとの間にはn型不純物領域40hが形成され、素子分離領域50hと50iとの間にはn型不純物領域40iが形成されている。
半導体基板80の主表面上には層間絶縁膜85が形成されている。層間絶縁膜85上にはビット線30a〜30iが所定の間隔を隔てて形成されており、各ビット線間には層間絶縁膜86が形成されている。ビット線30a〜30iの材料としては、アルミニウム−シリコン−銅(Al−Si−Cu)合金膜を用いることができる。
n型不純物領域40c、40f〜40iの上に位置する領域において、層間絶縁膜85の一部を部分的に除去することにより、コンタクトホール60a〜60eが形成されている。このコンタクトホール60a〜60eの底部では、n型不純物領域40c、40f〜40iの表面が露出している。ビット線30a、30c、30e、30g、30iはコンタクトホール60a〜60eの底部まで延在しており、n型不純物領域40c、40f〜40iとそれぞれ接続されている。
図4は図2中の線分B−Bでの断面図である。線分B−Bは、ワード線20bをワード線に沿う方向切断した断面を示す。
図4を参照して、半導体基板80の主表面から所定の深さの領域までpウェル81が形成されている。また、半導体基板80の主表面では、所定の間隔を隔てて素子分離領域50a〜50iが形成されている。素子分離領域50a〜50iはシリコン酸化膜で形成されている。素子分離領域50aと50bとの間の領域はメモリセルMCのトランジスタのチャネル領域である。同様に各素子分離領域間の領域は各メモリセルMCのトランジスタのチャネル領域である。
半導体基板80の主表面上にはシリコン酸化膜82が形成される。シリコン酸化膜82上には電荷を蓄積するための窒化膜83が形成されている。窒化膜83上にはシリコン酸化膜84が形成されている。シリコン酸化膜84上にはワード線20が形成されている。ワード線20上には層間絶縁膜85が形成されている。層間絶縁膜85上であって、素子分離領域50a〜50iの上に位置する領域にビット線30a〜30iがそれぞれ形成されている。ビット線間には層間絶縁膜86が形成されている。
図5は図2中の線分C−Cでの断面図である。線分C−Cはビット線30aと30bの間をビット線方向に切断した断面を示す。
図5を参照して、半導体基板80の主表面から所定の深さの領域にpウェル81が形成されている。半導体基板80の主表面では、所定の間隔を隔ててn型不純物領域40a〜40eが形成されている。
半導体基板80の主表面上であって、かつn型不純物領域40aと40bとの間にはシリコン酸化膜82aが形成されている。同様に半導体基板80の主表面上であって、かつn型不純物領域40bと40cとの間にはシリコン酸化膜82bが形成される。同様にn型不純物領域40cと40dとの間にはシリコン酸化膜82cが形成され、n型不純物領域40dと40eとの間にはシリコン酸化膜82dが形成されている。
シリコン酸化膜82a〜82d上には、電荷を蓄積するための窒化膜83a〜83dがそれぞれ形成されている。窒化膜83aは、n型不純物領域40a側とn型不純物領域40b側とにそれぞれ1つずつ記憶領域を有する。その結果、1つのメモリセルで2ビット記憶することができる。同様に、窒化膜83b〜83dはそれぞれ2つの記憶領域を有する。
窒化膜83a〜83d上にはシリコン酸化膜84a〜84dがそれぞれ形成されている。シリコン酸化膜84a〜84d上にはワード線20a〜20dがそれぞれ形成されている。ワード線20a〜20dはポリシリコン(多結晶シリコン)で形成されている。
半導体基板80の主表面上であってn型不純物領域40a〜40eの上およびワード線20a〜20d上には、層間絶縁膜85が形成されている。層間絶縁膜85上には層間絶縁膜86が形成されている。
図5において、n型不純物領域40aとn型不純物領域40bとが1つの不揮発性メモリセルのソース領域またはドレイン領域として作用する。これらのn型不純物領域と、シリコン酸化膜82aと、2つの記憶領域を有する窒化膜83aと、シリコン酸化膜84aとワード線20aとから、第1の不揮発性メモリセルが構成される。また、n型不純物領域40bと、n型不純物領域40cと、シリコン酸化膜82bと、窒化膜83bと、シリコン酸化膜84bと、ワード線20bとから第2の不揮発性メモリセルが構成される。このときn型不純物領域40bは第1および第2の不揮発メモリセルの共通のソースドレイン領域として作用する。
同様に、n型不純物領域40cと、n型不純物領域40dと、シリコン酸化膜82cと、窒化膜83cと、シリコン酸化膜84cと、ワード線20cとから第3の不揮発性メモリセルが構成され、n型不純物領域40dと、n型不純物領域40eと、シリコン酸化膜82dと、窒化膜83dと、シリコン酸化膜84dと、ワード線20dとから第4の不揮発性メモリセルが構成される。
以上の検討例では、従来、n型不純物領域で形成されていたビット線を金属配線層にすることにより不揮発性半導体記憶装置の高速化を図ることができる。しかしながら、図2〜4に示したようにビット線の配置ピッチPは最小加工寸法であるメモリセルの配置ピッチと同じにする必要が有る。このため、ビット線を太くできず、また、隣接するビット線同士を近接して配置しなければならない。したがって、不揮発性半導体記憶装置の集積率をさらに高めていくと断線や短絡が多発して歩留まりが低下するおそれがある。
[実施の形態1]
図6は、本発明の実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の構成を示す回路図である。
図6を参照して、メモリセルアレイMAは、複数のワード線WL1〜WL4と複数のビット線BL1〜BL11とを含む。ビット線BL1〜BL11は、ワード線WL1〜WL4に直交するように配列される。
メモリセルアレイMAは、さらに、行列状に配置される複数のメモリセルMCを含む。なお図4ではメモリセルアレイMAは、ワード線4本およびビット線11本で代表的に一部を示されているが、さらに図示しないワード線およびビット線を含む。
供給回路SUは、メモリセルアレイMAのビット線に電位を供給するために設けられる。供給回路SUは、書込電位供給回路WCと、読出電位供給回路RCと、センスアンプSAとを含む。書込電位供給回路WCは、アドレス信号AC1〜AC3とフォワード信号FWDとリバース信号REVと書込信号WRITEとを受け、電位供給線HBL1〜HBL6に所定の電位を供給する。
ここで、アドレス信号AC1〜AC3は、下位3ビット分のアドレス信号である。すなわち、アドレス信号AC1は最下位のアドレス信号である。アドレス信号AC2は第2位のアドレス信号である。アドレス信号AC3は第3位のアドレス信号である。
フォワード信号FWDはフォワードライトまたはフォワードリード時に図示しない制御回路から出力される制御信号である。また、リバース信号REVは、リバースライトまたはリバースリード時に制御回路から出力される信号である。書込信号WRITEは、書込動作時に制御回路から出力される信号である。
読出電位供給回路RCは、読出動作時に電位供給線HBL1〜HBL6に対して所定の電位を供給する。読出電位供給回路RCは、アドレス信号AC1からAC3とフォワード信号FWDとリバース信号REVと読出信号READとを受け、各電位供給線に対して所定の電位を供給する。ここで、読出信号READは読出動作時に図示しない制御回路から出力される信号である。
ビット線選択回路BSは、スイッチ制御回路SCと、スイッチ回路SW1〜SW11とを含む。
スイッチ制御回路SCは、デコーダDC1〜DC5を含む。デコーダDC1〜DC5は内部アドレス信号を伝達する複数のアドレス信号線AL0〜ALn中の対応する所定のアドレス信号線と接続される。デコーダDC1〜DC6はデコード信号を出力する。出力されるデコード信号は後述するスイッチ回路SW1〜SW11に入力される。
スイッチ回路SW1は、ビット線BL1と電位供給線HBL1との間に接続されゲートにデコーダDC1の出力を受けるNチャネルMOSトランジスタを含む。スイッチ回路SW2は、ビット線BL2と電位供給線HBL2との間に接続されゲートにデコーダDC1の出力を受けるNチャネルMOSトランジスタを含む。スイッチ回路SW3は、ビット線BL3と電位供給線HBL3との間に接続されゲートにデコーダDC2の出力を受けるNチャネルMOSトランジスタを含む。スイッチ回路SW4は、ビット線BL4と電位供給線HBL4との間に接続されゲートにデコーダDC2の出力を受けるNチャネルMOSトランジスタを含む。スイッチ回路SW5は、ビット線BL5と電位供給線HBL5との間に接続されゲートにデコーダDC3の出力を受けるNチャネルMOSトランジスタを含む。スイッチ回路SW6は、ビット線BL6と電位供給線HBL6との間に接続されゲートにデコーダDC3の出力を受けるNチャネルMOSトランジスタを含む。
スイッチ回路SW7は、ビット線BL7と電位供給線HBL1との間に接続されゲートにデコーダDC4の出力を受けるNチャネルMOSトランジスタを含む。スイッチ回路SW8は、ビット線BL8と電位供給線HBL2との間に接続されゲートにデコーダDC4の出力を受けるNチャネルMOSトランジスタを含む。スイッチ回路SW9は、ビット線BL9と電位供給線HBL3との間に接続されゲートにデコーダDC5の出力を受けるNチャネルMOSトランジスタを含む。スイッチ回路SW10は、ビット線BL10と電位供給線HBL4との間に接続されゲートにデコーダDC5の出力を受けるNチャネルMOSトランジスタを含む。
続いて、メモリセルMC1の記憶領域L1にデータを書込む場合について説明する。
アドレス信号AL0〜ALnに応じてデコーダDC1〜DC3の出力が活性化されスイッチ回路SW1〜SW6が導通状態となる。デコーダDC4,DC5および図示しないデコーダDC6の出力は非活性化されており、スイッチ回路SW7〜SW11は非導通状態である。
書込電位供給回路WCは、アドレス信号の下位3ビットAC1〜AC3に応じて電位供給線HBL3,HBL4を選択し他の電位供給線はフローティング状態に設定する。そして書込を示すフラグ信号WRITEと電流の向きを示す信号FWD,REVとに応じて、電位供給線HBL3に電源電位VCCを供給し、電位供給線HBL4に接地電位GNDが供給される。
その結果ビット線BL3には電源電位VCCが供給され、ビット線BL4には接地電位GNDが供給される。この状態において、アドレス信号に応じてワード線WL2が選択され活性化されると、ビット線BL3,BL4の間に接続されるメモリセルのうちメモリセルMC1が選択されてビット線BL3からメモリセルMC1を経由してビット線BL4に電流が流れる。この際に、記憶領域L1に電荷がトラップされ書込が行なわれる。
図7は、図6におけるメモリセルアレイMAの配置を示した平面図である。
図7を参照して、複数のメモリセルMCが行列状に配置されている。n型不純物領域40、素子分離領域50およびワード線20a〜20dの配置は、図2の場合と同様であるので説明は繰返さない。
図2においてビット線30bに接続するために設けられていたコンタクトホール60とビット線30cに接続するために設けられていたコンタクトホール60の配置が少しずつシフトされた結果、図7においてはコンタクトホール62がほぼ1列に整列している。
ワード線20a〜20dに直交するように第1層目のビット線31a〜31eが設けられている。そして、ビット線31a〜31dにそれぞれほぼ重なるように2層目の金属配線層によってビット線32a〜32dが形成されている。なお、図7においては、ビット線を実際よりも細く表示しており、素子分離領域50やn型不純物領域40の形状がわかるようになっている。ビット線31aにはストラップと呼ばれる張出し部分STが設けられており、張出し部分STが設けられている部分においてコンタクトホール62を介して下層のn型不純物領域に接続される。なお、コンタクトホール60は、第1層目のビット線とn型不純物領域との接続をするためのコンタクトホールであり、コンタクトホール62は、第2層目のビット線とn型不純物領域とを接続するためのコンタクトホールである。コンタクトホール62は、第1層目の金属配線層と第2層目の金属配線層とを接続するコンタクトホールと、第1層目の金属配線層とn型不純物領域とを接続するためのコンタクトホールとが重なって設けられているものである。
このように、コンタクトホールの位置をずらしてビット線を2層に分散させることにより、図2に示した場合よりもビット線のピッチPを大きくすることができる。
図8は、図7で説明したビット線31a〜31eとビット線32a〜32dを実際の太さにして示した図である。
図8では、ビット線を実際の太さにして表示する代わりに図を見やすくするためにn型不純物および素子分離領域の表示は省略されている。
図9は、図7の線分A1−A1での断面図である。線分A1−A1は、ワード線20aと20bの間をワード線に沿う方向に切断した断面を示す。
図9を参照して、半導体基板80,pウェル81,素子分離領域50a〜50iおよびn型不純物領域40c〜40iは、図3で説明した場合と同様であるので説明は繰返さない。
そして、図9の場合は、図3の場合と異なり、層間絶縁膜85に設けられるコンタクトホール60b,60dの位置がずらして設けられている。すなわちコンタクトホール60bは、n型不純物領域40fの上部領域の中央ではなく素子分離領域50b寄りに設けられる。同様にコンタクトホール60dはn型不純物領域40hの上部の中央ではなく、素子分離領域50f寄りに設けられる。
層間絶縁膜85の上部には、ビット線31a〜31eが設けられる。また、2層目の配線と接続するためのプラグ31pも形成される。そしてこれらのビット線およびプラグ以外の部分については層間絶縁膜86が形成される。そして層間絶縁膜86およびビット線31a〜31eの上部には層間絶縁膜87がさらに形成され、部分的にコンタクトホール62a,62bが層間絶縁膜87に設けられる。
そして第2層目の金属配線層によってビット線32a〜32dが形成される。最後に表面保護のための絶縁膜88が形成されている。
図10は、図7の線分B1−B1での断面図である。線分B1−B1は、ワード線20bをワード線に沿う方向に切断した断面を示す。
図10を参照して、半導体基板80,pウェル81,素子分離領域50a〜51i,シリコン酸化膜82,窒化膜83,シリコン酸化膜84,ワード線20および層間絶縁膜85については、図4で説明した場合と同様であるので説明は繰返さない。
層間絶縁膜85上にはビット線31a〜31eが形成されビット線間には層間絶縁膜86が形成されている。これらの上部には層間絶縁膜87が形成され層間絶縁膜87の上部には2層目の金属配線層で形成されるビット線32a〜32dが形成されている。そして最後に保護膜としての絶縁膜88が形成されている。ビット線を1層目と2層目に分散させているのでビット線間のピッチPは図4の場合と比べて大きくなっている。これによりビット線間の短絡不良は発生しにくい。
図11は、図7の線分C1−C1での断面図である。線分C1−C1は、ビット線31a,32aをビット線に沿う方向に切断した断面を示す。
図11を参照して、半導体基板80,pウェル81,n型不純物領域40a〜40e,シリコン酸化膜82a〜82d,84a〜84d,窒化膜83a〜83d,層間絶縁膜85については、図5で説明した場合と同様であるので説明は繰返さない。
層間絶縁膜85の上部にはビット線31aが1層目の金属配線層で形成される。ビット線31aの上部には層間絶縁膜87が形成される。層間絶縁膜87の上部には2層目の配線層によってビット線32aが形成されている。そしてビット線32aの上部には表面保護膜としての絶縁膜88が形成されている。
続いて、以上の構造を有する不揮発性半導体記憶装置の製造工程について説明する。
図12〜図27は、実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための断面図である。なお、図12〜図16および図18、図20、図22、図24、図26については図7中の線分B1−B1での断面図を示し、図17、図19、図21、図23、図25および図27については図7中の線分A1−A1での断面図を示す。
図12を参照して、p型のシリコン基板である半導体基板80の主表面に素子分離領域50b、50c、50dを形成する。素子分離領域50b、50c、50dはトレンチ分離法により形成される。
図13を参照して、ボロンが半導体基板80に注入される。これにより、pウェル81が形成される。
次に、図14に示すように、半導体基板80の主表面上に熱酸化法を用いてシリコン酸化膜82が形成される。次にシリコン酸化膜82上に窒化膜83が形成される。窒化膜83は減圧CVD法(Chemical Vapor Deposition)を用いて形成される。その後窒化膜83上にシリコン酸化膜84が形成される。
次に、図15に示すように、シリコン酸化膜84上にワード線20が形成される。ワード線20の材質はポリシリコンであり、減圧CVD法を用いて形成される。
次に、ワード線20上にフォトリソグラフィー法を用いて所定のパターンを有するレジスト膜110が形成される。その結果、図7中の線分B1−B1での断面(以下、B1−B1断面と称する)においては、図16に示すようにレジスト膜110はワード線20上に形成される。一方、レジスト膜110は図7中の線分A1−A1での断面(以下、A1−A1断面と称する)においては、図17に示すようにレジスト膜110は形成されない。
このレジスト膜110をマスクとして用い、ワード線20が部分的に除去される。その結果、図18に示すように、B1−B1断面のワード線20上にはレジスト膜110が形成されているため、B1−B1断面のワード線20は除去されない。一方、図19に示すように、A1−A1断面において、ワード線20が除去される。
続いて、シリコン酸化膜84と窒化膜83とシリコン酸化膜82が部分的に除去される。その結果、図20に示すように、B1−B1断面においてはワード線20とシリコン酸化膜84と窒化膜83とシリコン酸化膜82とはエッチングを受けずにそのまま残存している。一方、図21に示すように、A1−A1断面においてシリコン酸化膜84と窒化膜83とシリコン酸化膜82とが除去される。
その結果、メモリセルアレイは行に複数のワード線20が配列された状態となる。一方、ワード線20が存在しない領域では、半導体基板80の主表面が露出した状態となる。その後、レジスト膜110は除去される。
次に、メモリセルアレイ内のワード線20が存在せず半導体基板80の主表面が露出している領域に砒素イオンを注入する。その後、半導体基板80を所定の温度の窒素雰囲気中に保持することにより熱処理を行なう。この熱処理により砒素イオンを活性化し、その結果、図21に示すようにA1−A1断面の半導体基板80の主表面においてn型不純物領域40fが形成される。
次に、メモリセルアレイ内の複数のワード線20上および半導体基板80の主表面上に層間絶縁膜85が形成される。層間絶縁膜85はCVD法を用いて形成され、その後半導体基板80を熱処理することにより、層間絶縁膜は硬化する。その層間絶縁膜85上にフォトリソグラフィ法を用いてレジスト膜(図示せず)が形成される。このレジスト膜をマスクとして層間絶縁膜85がエッチングされる。
その結果、図22に示すように、B1−B1断面では層間絶縁膜85はエッチングされない。一方、図23に示すようにA1−A1断面の層間絶縁膜85は部分的に除去され、コンタクトホール60bが形成される。この後レジスト膜は除去される。
次にスパッタリング法を用いてコンタクトホール60bの内部から層間絶縁膜85の上部表面上まで延在するように導電体膜として金属膜が形成される。金属膜は、たとえばアルミニウム−シリコン−銅(Al−Si−Cu)合金膜である。この合金膜上に配線パターンを有するレジスト膜(図示せず)がフォトリソグラフィ法により形成される。このレジスト膜をマスクとして合金膜を部分的にエッチングして除去する。その結果、列方向に平行に配列されたビット線30bおよび2層めのビット線へ電気的接続をするためのプラグ30pが形成される。その後、エッチングされて合金膜が除去された領域に、層間絶縁膜86が形成される。これにより、B1−B1断面では図24で示す構造が得られ、A1−A1断面では図25に示したような構造が得られる。
次にスパッタリング法を用いて層間絶縁膜87の上部表面上に導電体膜として金属膜が形成される。金属膜は、たとえばアルミニウム−シリコン−銅(Al−Si−Cu)合金膜である。この合金膜上に配線パターンを有するレジスト膜(図示せず)をフォトリソグラフィ法により形成する。このレジスト膜をマスクとして合金膜を部分的にエッチングして除去する。その結果、列に配列された2層目のビット線32bが形成される。その後、エッチングされて合金膜が除去され、表面保護用の絶縁膜88が形成される。これにより、B1−B1断面では図26で示す構造が得られ、A1−A1断面では図27に示したような構造が得られる。
以上説明したように、ワード線と直交するビット線を2層の配線層を用いて分散させることによって各配線層でのビット線のピッチが緩和される。これによって、高集積化を進めた場合によってビット線の断線や短絡の不良発生を起こりにくくすることができる。
[実施の形態2]
実施の形態2では、ビット線を2層の金属配線層で形成し、そのうち1層はワード線と平行、1層はワード線と直交するように構成した仮想接地型のメモリセルアレイの構成について説明する。
図28は、実施の形態2のメモリセルアレイMA1の構成を示した回路図である。
図28を参照して、メモリセルアレイMA1は、ワード線WL1〜WL4と、ワード線WL1〜WL4にそれぞれ接続される複数のメモリセルの行とを含む。
メモリセルアレイMA1は、さらに、ワード線に直交する方向に設けられるビット線BLA1〜BLA4と、ワード線に平行に設けられるビット線BLB1〜BLB4とを含む。図28に示したように、一部ワード線と平行な方向のビット線が存在することがメモリセルアレイMA1の特徴となっている。
ワード線と直交するビット線BLA1〜BLA5に対応してビット線選択回路BSAが設けられ、ワード線に平行なビット線BLB1〜BLB4に対応してビット線選択回路BSBが設けられる。ビット線選択回路BSA,BSBによってビット線BLA1〜BLA5,BLB1〜BLB4のうちから2つのビット線が選択されこのビット線に異なる電位が与えられる。そしてワード線WL1〜WL4のいずれか1つを活性化することによって特定されたメモリセルに電流が流れデータの書込が行なわれる。
たとえばメモリセルMC1の記憶領域L1にデータ書込を行なうためには、ビット線BLA1を電源電位VCCに設定し、ビット線BLA2を接地電位GNDに設定する。そして、他のビット線はフローティング状態に設定しておく。この状態でワード線WL2を活性化させると、電流がビット線選択回路からビット線BLA1を経由してノードN1からメモリセルMC1を経由してノードN2に流れ、ノードN2からビット線BLA2を経由してビット線選択回路BSAに電流が流れ込む。
なお、2つのビット線に電源電位VCC、接地電位GNDをあたえる場合を説明したが、これに限らず、所定の電位差がある異なる2つの電位を与えればメモリセルの記憶領域に書込を行なうことができる。
図29は、メモリセルMC2の記憶領域L1への書込動作を説明するための回路図である。なお、メモリセルMC2は、メモリセルMC1と同じワード線に接続され、かつ、メモリセルMC1と隣接するメモリセルである。
図29を参照して、メモリセルMC2の記憶領域L1にデータを書込むためには、ビット線BLA2に電源電位VCCが与えられ、ビット線BLB2に接地電位GNDが与えられ他のビット線はフローティング状態に設定される。この状態でワード線WL2が活性化されると、電流がビット線BLA2からノードN2,メモリセルMC2およびノードN3を介してビット線BLB2に流れる。そして電流はビット線選択回路BSBに抜けていく。
図30は、メモリセルMC3の記憶領域L1にデータを書込む説明するための図である。なお、メモリセルMC3は、メモリセルMC1,MC2と同じワード線に接続され、かつ、メモリセルMC2と隣接するメモリセルである。
図30を参照して、メモリセルMC3の記憶領域L1にデータを書込むためには、ビット線BLB2に電源電位VCCが与えられ、ビット線BLB3に接地電位GNDが与えられる。そして他のビット線はフローティング状態に設定される。
この状態においてワード線WL2が活性化されると、書込電流はビット線選択回路BSBからビット線BLB2に流れ、そしてノードN3,メモリセルMC3,ノードN4を経由してビット線BLB3に流れる。ビット線BLB3に流れた電流は再びビット線選択回路BSBに向けて抜けていく。
図31は、メモリセルMC4の記憶領域L1にデータを書込む説明をするための図である。なお、メモリセルMC4は、メモリセルMC1〜MC3と同じワード線に接続され、かつ、メモリセルMC3と隣接するメモリセルである。
図31を参照して、メモリセルMC4の記憶領域L1にデータを書込むためには、ビット線BLB3に電源電位が与えられビット線BLA3に接地電位が与えられる。そして他のビット線はフローティング状態に設定される。この状態においてワード線WL2が活性化されると書込電流がビット線選択回路BSBからビット線BLB3,メモリセルMC4,ビット線BLA3を経由してビット線選択回路BSAに流れていく。
図32は、メモリセルMC1の記憶領域L1のデータの読出を行なう説明をするための図である。
図32を参照して、メモリセルMC1の記憶領域L1のデータを読出すためにはビット線BLA2からビット線BLA1に電流が流れるようにビット線の電位が設定され他のビット線はフローティング状態とされる。そしてこの状態でワード線WL2が活性化されメモリセルMC1に電流が流れるか否かによって記憶領域L1にデータが書込まれているか否かが判明する。電流が流れる向きは、図28で説明した書込時とは逆向きになる。
図33は、メモリセルMC2の記憶領域L1のデータの読出を行なう説明をするための図である。
図33を参照して、メモリセルMC2の記憶領域L1のデータを読出すためにはビット線BLB2からビット線BLA2に電流が流れるようにビット線の電位が設定され他のビット線はフローティング状態とされる。そしてこの状態でワード線WL2が活性化されメモリセルMC2に電流が流れるか否かによって記憶領域L1にデータが書込まれているか否かが判明する。電流が流れる向きは、図29で説明した書込時とは逆向きになる。
図34は、メモリセルMC3の記憶領域L1のデータの読出を行なう説明をするための図である。
図34を参照して、メモリセルMC3の記憶領域L1のデータを読出すためにはビット線BLB3からビット線BLB2に電流が流れるようにビット線の電位が設定され他のビット線はフローティング状態とされる。そしてこの状態でワード線WL2が活性化されメモリセルMC3に電流が流れるか否かによって記憶領域L1にデータが書込まれているか否かが判明する。電流が流れる向きは、図30で説明した書込時とは逆向きになる。
図35は、メモリセルMC4の記憶領域L1のデータの読出を行なう説明をするための図である。
図35を参照して、メモリセルMC4の記憶領域L1のデータを読出すためにはビット線BLA3からビット線BLB3に電流が流れるようにビット線の電位が設定され他のビット線はフローティング状態とされる。そしてこの状態でワード線WL2が活性化されメモリセルMC4に電流が流れるか否かによって記憶領域L1にデータが書込まれているか否かが判明する。電流が流れる向きは、図31で説明した書込時とは逆向きになる。
図36は、メモリセルMC1の記憶領域L2へのデータの書込を行なう説明をするための図である。
図36を参照して、メモリセルMC1の記憶領域L2に対してデータ書込をするためには2つのビット線の電位差が書込電圧となり、かつ、ビット線BLA2からビット線BLA1に向けて電流が流れるようにビット線の電位が設定される。他のビット線はフローティング状態とされる。そしてこの状態でワード線WL2が活性化されメモリセルMC1に電流を流すことによって、記憶領域L2に電荷がトラップされデータが書込まれる。
図37は、メモリセルMC2の記憶領域L2へのデータの書込を行なう説明をするための図である。
図37を参照して、メモリセルMC2の記憶領域L2に対してデータ書込をするためには2つのビット線の電位差が書込電圧となり、かつ、ビット線BLB2からビット線BLA2に向けて電流が流れるようにビット線の電位が設定される。他のビット線はフローティング状態とされる。そしてこの状態でワード線WL2が活性化されメモリセルMC2に電流を流すことによって、記憶領域L2に電荷がトラップされデータが書込まれる。
図38は、メモリセルMC3の記憶領域L2へのデータの書込を行なう説明をするための図である。
図38を参照して、メモリセルMC3の記憶領域L2に対してデータ書込をするためには2つのビット線の電位差が書込電圧となり、かつ、ビット線BLB3からビット線BLB2に向けて電流が流れるようにビット線の電位が設定される。他のビット線はフローティング状態とされる。そしてこの状態でワード線WL2が活性化されメモリセルMC3に電流を流すことによって、記憶領域L2に電荷がトラップされデータが書込まれる。
図39は、メモリセルMC4の記憶領域L2へのデータの書込を行なう説明をするための図である。
図39を参照して、メモリセルMC4の記憶領域L2に対してデータ書込をするためには2つのビット線の電位差が書込電圧となり、かつ、ビット線BLA3からビット線BLB3に向けて電流が流れるようにビット線の電位が設定される。他のビット線はフローティング状態とされる。そしてこの状態でワード線WL2が活性化されメモリセルMC4に電流を流すことによって、記憶領域L2に電荷がトラップされデータが書込まれる。
図40は、メモリセルMC1の記憶領域L2のデータの読出を行なう説明をするための図である。
図40を参照して、メモリセルMC1の記憶領域L2のデータを読出すためにはビット線BLA1からビット線BLA2に電流が流れるようにビット線の電位が設定され他のビット線はフローティング状態とされる。そしてこの状態でワード線WL2が活性化されメモリセルMC1に電流が流れるか否かによって記憶領域L2にデータが書込まれているか否かが判明する。電流が流れる向きは、図36で説明した書込時とは逆向きになる。
図41は、メモリセルMC2の記憶領域L2のデータの読出を行なう説明をするための図である。
図41を参照して、メモリセルMC2の記憶領域L2のデータを読出すためにはビット線BLA2からビット線BLB2に電流が流れるようにビット線の電位が設定され他のビット線はフローティング状態とされる。そしてこの状態でワード線WL2が活性化されメモリセルMC2に電流が流れるか否かによって記憶領域L2にデータが書込まれているか否かが判明する。電流が流れる向きは、図37で説明した書込時とは逆向きになる。
図42は、メモリセルMC3の記憶領域L2のデータの読出を行なう説明をするための図である。
図42を参照して、メモリセルMC3の記憶領域L2のデータを読出すためにはビット線BLB2からビット線BLB3に電流が流れるようにビット線の電位が設定され他のビット線はフローティング状態とされる。そしてこの状態でワード線WL2が活性化されメモリセルMC3に電流が流れるか否かによって記憶領域L2にデータが書込まれているか否かが判明する。電流が流れる向きは、図38で説明した書込時とは逆向きになる。
図43は、メモリセルMC4の記憶領域L2のデータの読出を行なう説明をするための図である。
図43を参照して、メモリセルMC4の記憶領域L2のデータを読出すためにはビット線BLB3からビット線BLA3に電流が流れるようにビット線の電位が設定され他のビット線はフローティング状態とされる。そしてこの状態でワード線WL2が活性化されメモリセルMC4に電流が流れるか否かによって記憶領域L2にデータが書込まれているか否かが判明する。電流が流れる向きは、図39で説明した書込時とは逆向きになる。
図44は、実施の形態2のメモリセルアレイMA1のレイアウトを示した平面図である。
図44において、素子分離領域50、n型不純物領域40およびワード線20a〜20dの配置については図2に示した場合と同様であるので説明は繰返さない。
ワード線20a〜20dは、図28におけるワード線WL1〜WL4にそれぞれ対応する。
ワード線20a〜20dに直交する方向にビット線33a〜33eが設けられる。ビット線33a〜33dはそれぞれ図28におけるビット線BLA1〜BLA4に対応する。ビット線33a〜33dはコンタクトホール60によってその下層にあるn型不純物領域40に接続されている。ビット線33a〜33eの上にはワード線20a〜20dに平行にビット線34a〜34eが設けられている。ビット線34b〜34eは、それぞれ図28のビット線BLB1〜BLB4に対応する。なお図44においては第1層目のビット線がワード線と直交する方向に配置されている。そして第2層目のビット線がワード線に平行する方向に配置されている。しかしこの関係は逆でも構わない。すなわち、ビット線34a〜34eを第1層目の金属配線層で形成し、ビット線33a〜33eを第2層目の金属配線層で形成しても構わない。
そして、n型不純物領域へのコンタクトホールの位置を、第2層目のビット線に接続されるコンタクトの位置をずらすことで、第2層目のビット線へのコンタクトホールの列を2列から1列に整列させる。これにより、第1層目の金属配線のピッチを4列分で1列削減し、ビット線のピッチを緩和させることができる。
図45は、図44における線分A2−A2での断面図である。線分A2−A2は、ビット線34bをワード線に沿う方向に切断した断面を示す。
図45を参照して、半導体基板80,pウェル81,素子分離領域50a〜50iおよびn型不純物領域40c〜40iは、図3で説明した場合と同様であるので説明は繰返さない。
そして、図45の場合は、図3の場合と異なり、層間絶縁膜85に設けられるコンタクトホール60b,60dの位置がずらして設けられている。すなわちコンタクトホール60bは、n型不純物領域40fの上部領域の中央ではなく素子分離領域50d寄りに設けられる。同様にコンタクトホール60dはn型不純物領域40hの上部の中央ではなく、素子分離領域50h寄りに設けられる。
層間絶縁膜85の上部には、ビット線33a〜33eが設けられる。また、2層目の配線と接続するためのプラグ33pも形成される。そしてこれらのビット線およびプラグ以外の部分については層間絶縁膜86が形成される。そして層間絶縁膜86およびビット線33a〜33eの上部には層間絶縁膜87がさらに形成され、部分的にコンタクトホール62a,62bが層間絶縁膜87に設けられる。
そして第2層目の金属配線層によってビット線34bが形成される。最後に表面保護のための絶縁膜88が形成されている。
図46は、図44の線分B2−B2での断面図である。線分B2−B2は、ワード線20bをワード線に沿う方向に切断した断面を示す。
図46を参照して、半導体基板80,pウェル81,素子分離領域50a〜50i,シリコン酸化膜82,窒化膜83,シリコン酸化膜84,ワード線20および層間絶縁膜85については、図4で説明した場合と同様であるので説明は繰返さない。
層間絶縁膜85上にはビット線33a〜33eが形成されビット線間には層間絶縁膜86が形成されている。これらの上部には層間絶縁膜87が形成され層間絶縁膜87の上部には保護膜としての絶縁膜88が形成されている。ビット線を1層目と2層目に分散させているのでビット線間のピッチPは図4の場合と比べて大きくなっている。これによりビット線間の短絡不良は発生しにくい。
図47は、図44の線分C2−C2での断面図である。線分C2−C2は、ビット線33a,33bの間をビット線に沿う方向に切断した断面を示す。
図47を参照して、半導体基板80,pウェル81,n型不純物領域40a〜40e,シリコン酸化膜82a〜82d,84a〜84d,窒化膜83a〜83d,層間絶縁膜85については、図5で説明した場合と同様であるので説明は繰返さない。
層間絶縁膜85の上部には層間絶縁膜86が形成され、さらにその上部に層間絶縁膜87が形成される。層間絶縁膜87の上部には2層目の配線層によってビット線34a〜34eが形成されている。そしてビット線34a〜34eの上部には表面保護膜としての絶縁膜88が形成されている。
なお、製造工程については、実施の形態1で説明した製造工程と同様であるので説明は繰り返さない。
以上説明したように、ビット線を2層の金属配線層に分散させることによって各配線層でのビット線のピッチが緩和される。ワード線と直交するビット線を第1の金属配線層を用いて形成し、ワード線と平行なビット線を第2層の金属配線層を用いて形成する。これによって、高集積化を進めた場合によってビット線の断線や短絡の不良発生を起こりにくくすることができる。
[実施の形態3]
図48は、実施の形態3で用いられるメモリセルアレイMA2とその周辺回路の構成を示した回路図である。
図48を参照して、メモリセルアレイMA2は、MONOS構造トランジスタ型メモリセルを用いた仮想接地型のメモリセルアレイである。メモリセルアレイMA2は、マトリックス状に配列されるメモリセルMC11〜MC84を含む。
メモリセルMC11〜MC81は直列に接続され、それぞれゲートにワード線WL1〜WL8が接続されている。メモリセルMC11〜MC81の接続ノードは1つ置きにビット線BL1に接続される。すなわちメモリセルMC11とメモリセルMC21の接続ノード、メモリセルMC31とメモリセルMC41の接続ノード、メモリセルMC51とメモリセルMC61の接続ノードおよびメモリセルMC71とメモリセルMC81の接続ノードがビット線BL1に接続される。そして他の接続ノードはそれぞれワード線と平行に設けられるビット線BLS1〜BLS5に接続される。
メモリセルMC12〜MC82は直列に接続され、それぞれゲートにワード線WL1〜WL8が接続されている。メモリセルMC12〜MC82の接続ノードは1つ置きにビット線BL2に接続される。そして他の接続ノードはそれぞれワード線と平行に設けられるビット線BLS1〜BLS5に接続される。
メモリセルMC13〜MC83は直列に接続され、それぞれゲートにワード線WL1〜WL8が接続されている。メモリセルMC13〜MC83の接続ノードは1つ置きにビット線BL3に接続される。そして他の接続ノードはそれぞれワード線と平行に設けられるビット線BLS1〜BLS5に接続される。
メモリセルMC14〜MC84は直列に接続され、それぞれゲートにワード線WL1〜WL8が接続されている。メモリセルMC14〜MC84の接続ノードは1つ置きにビット線BL4に接続される。そして他の接続ノードはそれぞれワード線と平行に設けられるビット線BLS1〜BLS5に接続される。
ワード線WL1〜WL8を選択的に活性化するためにワード線デコーダWDが設けられている。またビット線BL1〜BL4を選択するためのビット線選択回路BSA2が設けられ、ビット線BLS1〜BLS5を選択するためにビット線選択回路BSB2が設けられている。
ビット線選択回路BSA2は、ビット線BL1〜BL4にそれぞれ対応して設けられるスイッチ回路SWA1〜SWA4と、スイッチ回路SWA1〜SWA4を選択的に導通させるライトリードデコーダWRDAと、スイッチ回路SWA1〜SWA4を経由してビット線BL1〜BL4に電位を与えるためのライトリード制御回路WRCAとを含む。
ビット線選択回路BSB2は、ビット線BLS1〜BLS5にそれぞれ対応して設けられるスイッチ回路SWB1〜SWB5と、スイッチ回路SWB1〜SWB5を選択的に導通させるライトリードデコーダWRDBと、スイッチ回路SWB1〜SWB5を経由してビット線BLS1〜BLS5に電位を与えるためのライトリード制御回路WRCBとを含む。
なお、メモリセルアレイMA2は、NOR型のフラッシュメモリのメモリセルアレイにおいてソース線にスイッチ回路を設けて別々の電位を与えられるようにしたものに相当する。つまり、図48においてビット線BLS1〜BLS5を1つのノードに接続しこれに接地電位を与えてソース線とすればNOR型のメモリセルアレイとなる。1メモリセルに2ビットを記憶するNROMでは、メモリセルに2方向の電流を流す必要があるため、NOR型のメモリセルアレイをそのまま用いることができない。
図49は、図48におけるライトリードデコーダWRDAの構成および動作を説明するための図である。
図49を参照して、ライトリードデコーダWRDAは同時にアクセスされるメモリセルのグループ単位に分割されたライトリードデコーダWRDA1,WRDA2を含む。ライトリードデコーダWRDA1,WRDA2の選択制御には制御信号READ,WRITE,NS1,NS2が用いられる。制御信号READは読出を示すフラグ信号である。制御信号WRITEは書込を示すフラグ信号である。制御信号NS1,NS2は、イレーズ状態のしきい値を保持する信号である。すなわち、NS1,NS2は、ライトリードデコーダWRDA1,WRDA2にそれぞれ対応して設けられ、この信号が活性化していると、書込時においてはそのアクセスメモリセルに関するビット線スイッチはオフ状態を保つ。すなわちビット線はフローティング状態となる。
具体的には、制御信号WRITEが活性化されているときに制御信号NS1が活性化されると、アドレス信号ADDにかかわらずライトリードデコーダWRDA1はスイッチ回路SWA1,SWA2をオフ状態に設定する。これにより、ビット線BL1,BL2はフローティング状態となる。
また、制御信号WRITEが活性化されているときに制御信号NS2が活性化されると、アドレス信号ADDにかかわらずライトリードデコーダWRDA2はスイッチ回路SWA3,SWA4をオフ状態に設定する。これにより、ビット線BL3,BL4はフローティング状態となる。
なお、制御信号READが活性化される場合には、制御信号NS1,NS2にかかわらずライトリードデコーダはアドレス信号ADDに応じてスイッチ回路の選択動作を行なう。
図50は、ライトリード制御回路WRCAの構成および動作を説明するための図である。
図50を参照して、ライトリード制御回路WRCAは、制御信号WRITE,READ,DB,SBをデコードするためのAND回路101〜104と、AND回路101〜104の出力に応じてビット線BL1,BL2に対応して設けられるIO線IOL1に電位を与えるための制御回路WRCA1と、ビット線BL3,BL4に対応するIO線IOL2に電位を与えるための制御回路WRCA2とを含む。
AND回路101は、制御信号WRITE,DBを入力に受ける。AND回路102は、制御信号WRITE,SBを入力に受ける。AND回路103は、制御信号READ,DBを入力に受ける。AND回路104は、制御信号READ,SBを入力に受ける。
制御信号DBはメモリセルの記憶領域のうちアクセスしたい領域がビット線BL1〜BL4に接続される側であることを示す。制御信号SBは、メモリセルのアクセスしたい記憶領域がビット線BLS1〜BLS5に接続される側であることを示す信号である。ビット線BLS1〜BLS5は、NOR型メモリセルアレイではソース線に対応するビット線である。
制御回路WRCA1は、AND回路101の出力に応じて電源電位VCCまたはポテンシャルの高い側の書込/読出電位をIO線IOL1に与えるためのスイッチ回路111と、AND回路102の出力に応じて導通し接地電位GNDまたはポテンシャルの低い側の書込/読出電位をIO線IOL1に与えるためのスイッチ回路112とを含む。
制御回路WRCA1は、さらに、ソースセンスアンプSSA1と、ソースセンスアンプSSA1とIO線IOL1との間に設けられAND回路103の出力に応じて導通するスイッチ回路113と、ドレインセンスアンプDSA1と、ドレインセンスアンプDSA1とIO線IOL1との間に設けられAND回路104の出力に応じて導通するスイッチ回路114とを含む。
ソースセンスアンプは、メモリセルのソース側に接続されて用いられるセンスアンプであり、流れ込んでくる電流電流を検出する。またドレインセンスアンプは、メモリセルのドレイン側に接続されて用いられるセンスアンプであり、流れ出す電流を検出する。
制御回路WRCA2は、AND回路101の出力に応じて電源電位VCCまたはポテンシャルの高い側の書込/読出電位をIO線IOL2に与えるためのスイッチ回路121と、AND回路102の出力に応じて導通し接地電位GNDまたはポテンシャルの低い側の書込/読出電位をIO線IOL2に与えるためのスイッチ回路122とを含む。
制御回路WRCA2は、さらに、ソースセンスアンプSSA2と、ソースセンスアンプSSA2とIO線IOL1との間に設けられAND回路103の出力に応じて導通するスイッチ回路123と、ドレインセンスアンプDSA2と、ドレインセンスアンプDSA2とIO線IOL2との間に設けられAND回路104の出力に応じて導通するスイッチ回路124とを含む。
このように、ライトリード制御回路WRCAを構成すれば、IO線IOL1,IOL2を介してビット線の電流を検知するソースセンスアンプやドレインセンスアンプを共有して用いることができるので、面積を小さく抑えることができる。
図51は、図48におけるライトリードデコーダWRDBの動作を説明するための図である。
図51を参照して、ライトリードデコーダWRDBは、アドレス信号A0〜Anをデコードして選択して選択的にスイッチ回路SWB1〜SWB5のいずれか1つを導通状態とする。このデコード動作は単純なものであり、通常のワード線デコーダの出力と兼ねることも可能である。
たとえば図48におけるワード線WL1が活性化されメモリセルMC11〜MC14が選択される場合に、スイッチ回路SWB1が導通状態に設定され他のスイッチ回路SWB2〜SWB5は非導通状態に設定される。
図52は、図48におけるライトリード制御回路WRCBの構成および動作を説明するための図である。
図52を参照してライトリード制御回路WRCBは、AND回路131〜134と、スイッチ回路141〜144とを含む。
AND回路131は、制御信号WRITE,DBを入力に受ける。AND回路132は、制御信号WRITE,SBを入力に受ける。AND回路133は、制御信号READ,DBを入力に受ける。AND回路134は、制御信号READ,SBを入力に受ける。
スイッチ回路141は、AND回路131の出力に応じて導通し、接地電位GNDまたはポテンシャルの低い電位を配線145に与える。スイッチ回路142は、AND回路132の出力に応じて導通し、電源電位VCCまたはポテンシャルの高い電位を配線145に与える。スイッチ回路143は、AND回路133の出力に応じて導通し電源電位VCCまたはポテンシャルの高い電位を配線145に与える。スイッチ回路144は、AND回路134の出力に応じて接地電位GNDまたはポテンシャルの低い電位を配線145に与える。
配線145は、スイッチ回路SWB1〜SWB5の一方端に共通して接続される。データの読出に用いるセンスアンプを図50で示したライトリード制御回路WRCAに集中して配置しているので、ライトリード制御回路WRCBは、電源電位または接地電位への接続制御のみを行なう。
この接続制御は、制御信号WRITE,READ,DB,SBを用いて行なわれる。制御信号WRITEは書込動作を示すフラグ信号である。制御信号READは読出動作を示すフラグ信号である。制御信号DBはメモリセルのアクセスしたい記憶領域がビット線BL1〜B4に接続される側であることを示す信号である。制御信号SBは、メモリセルのアクセスしたい記憶領域がビット線BLS1〜BLS5に接続される側であることを示す信号である。
これらの制御信号の組合せ論理によって配線145に与えられる電位が決定される。すなわち制御信号WRITE,DBがともに活性化されたときには、配線145には接地電位GNDまたはポテンシャルの低い側の書込/読出電位が与えられる。
制御信号WRITE,SBがともに活性化されたときには、配線145には電源電位VCCまたはポテンシャルの高い側の書込/読出電位が与えられる。
制御信号READ,SBがともに活性化されたときには、配線145には電源電位VCCまたはポテンシャルの高い側の書込/読出電位が与えられる。
制御信号READ,DBがともに活性化されたときには、配線145には接地電位GNDまたはポテンシャルの低い側の書込/読出電位が与えられる。
ライトリード制御回路WRCBは、スイッチ回路141〜144の出力ノードが供給化され配線145に接続されており、面積を小さくすることができる。
図53は、メモリセルMC11〜MC14のビット線BLS1に接続される側の記憶領域に書込を行なう説明をするための図である。
図53を参照して、アクセスされるメモリセルは、同一ワード線上に複数存在する。ライトリードデコーダWRDBによってビット線BLS1〜BLS5のうち電位を与える1本のビット線が選択される。メモリセルMC11〜MC14に書込を行なうときにはスイッチ回路SWB1が導通状態とされる。これによりビット線BLS1にはライトリード制御回路WRCBから所定の電位が与えられる。スイッチ回路SWB2〜SWB5は非導通状態に設定される。
ライトリードデコーダWRDAは書込を行なうビット数に応じてスイッチ回路SWA1〜SWA4のうち必要なスイッチを導通状態に設定する。スイッチ回路SWA1〜SWA4のうち選択されたもの以外のスイッチ回路は非導通状態である。また、アクセスの対象となるメモリセルであっても、イレーズ状態のしきい値に対応するデータを保持させるメモリセルについては、しきい値をシフトさせるプログラム動作は行なわれない。したがって、イレーズ状態のしきい値を保つメモリセルに対応するスイッチ回路SWA1〜SWA4のうちの所定のスイッチ回路は、非導通状態に設定される。
書込をするための電流の向きは、図53に示す矢印のような経路で流れる。メモリセルMC11〜MC14のうちビット線BLS1に接続される側が電流ドレインとなるため、ビット線BLS1側の記憶領域の窒化膜中に電子がトラップされる。
図53のように、メモリセルMC12,MC14に選択的に書込電流を図示した向きに流すことにより、メモリセルMC11,MC13のビット線BLS1側の記憶領域はイレーズ状態を保ち、メモリセルMC12,MC14のビット線BLS1側の記憶領域は電子をトラップしてしきい値がシフトした状態となる。
図54は、図53で書込を説明したメモリセルのMC11〜MC14のビット線BLS1側の記憶領域のデータを読出す説明をするための図である。
図54を参照して、ワード線の選択およびビット線BLS1〜BLS5の選択については図53で説明した書込時と同じである。すなわちワード線WL1が活性化されスイッチ回路SWB1が導通状態に設定されスイッチ回路SWB2〜SWB5は非導通状態に設定される。そして読出時のスイッチ回路SWA1〜SWA4はアクセスするメモリセルについては無条件に選択状態に設定される。このときの電流経路は図54の矢印に示すように図53に示した書込時とは逆向きとなる。メモリセルMC11〜MC14のうちビット線BLS1側の記憶領域に電子がトラップされてしきい値電圧がシフトしているメモリセルについてはメモリセルの両端に電圧が印加されていても電流が流れない。一方、メモリセルトランジスタのしきい値電圧がイレーズ状態のままであれば、電流がビット線BL1〜BL4に接続される側からビット線BLS1に向けて電流が流れる。つまりメモリセルMC12,MC14には電流が流れないが、メモリセルMC11,MC13には電流が流れる。
図55は、メモリセルMC11〜MC14のビット線BL1〜BL4に接続される側の記憶領域に書込を行なう説明をするための図である。
図55を参照して、アクセスされるメモリセルは、同一ワード線上に複数存在する。ライトリードデコーダWRDBによってビット線BLS1〜BLS5のうち電位を与える1本のビット線が選択される。メモリセルMC11〜MC14に書込を行なうときにはスイッチ回路SWB1が導通状態とされる。これによりビット線BLS1にはライトリード制御回路WRCBから所定の電位が与えられる。スイッチ回路SWB2〜SWB5は非導通状態に設定される。
ライトリードデコーダWRDAは書込を行なうビット数に応じてスイッチ回路SWA1〜SWA4のうち必要なスイッチを導通状態に設定する。スイッチ回路SWA1〜SWA4のうち選択されたもの以外のスイッチ回路は非導通状態である。また、アクセスの対象となるメモリセルであっても、イレーズ状態のしきい値に対応するデータを保持させるメモリセルについては、しきい値をシフトさせるプログラム動作は行なわれない。したがって、イレーズ状態のしきい値を保つメモリセルに対応するスイッチ回路SWA1〜SWA4のうちの所定のスイッチ回路は、非導通状態に設定される。
書込をするための電流の向きは、図55に示す矢印のような経路で流れる。メモリセルMC11〜MC14のうちビット線BL1〜BL4に接続される側が電流ドレインとなるため、ビット線BL1〜BL4側の記憶領域の窒化膜中に電子がトラップされる。
図55のように、メモリセルMC12,MC14に選択的に書込電流を図示した向きに流すことにより、メモリセルMC11,MC13のビット線BL1,BL3側の記憶領域はイレーズ状態を保ち、メモリセルMC12,MC14のビット線BL2,BL4側の記憶領域は電子をトラップしてしきい値がシフトした状態となる。
図56は、図55で書込を説明したメモリセルのMC11〜MC14のビット線BL1〜BL4側の記憶領域のデータを読出す説明をするための図である。
図56を参照して、ワード線の選択およびビット線BLS1〜BLS5の選択については図55で説明した書込時と同じである。すなわちワード線WL1が活性化されスイッチ回路SWB1が導通状態に設定されスイッチ回路SWB2〜SWB5は非導通状態に設定される。そして読出時のスイッチ回路SWA1〜SWA4はアクセスするメモリセルについては無条件に選択状態に設定される。このときの電流経路は図56の矢印に示すように図55に示した書込時とは逆向きとなる。メモリセルMC11〜MC14のうち、ビット線BL1〜Bl4側の記憶領域に電子がトラップされてしきい値電圧がシフトしているメモリセルについては、メモリセルの両端に電圧が印加されていても電流が流れない。一方、メモリセルトランジスタのしきい値電圧がイレーズ状態のままであれば、電流がビット線BLS1からビット線BL1〜BL4に接続される側に向けて電流が流れる。つまりメモリセルMC12,MC14には電流が流れないが、メモリセルMC11,MC13には電流が流れる。
以上説明したように、NOR型のメモリセルアレイのソース線を分離して仮想接地型のメモリセルアレイに変更することで、1メモリセルあたり2ビットを記憶可能なNROMのメモリセルアレイとして用いることができる。このような構成とすれば、複数ビットを同時にリードまたはライトすることができ読出または書込時間を短縮することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
仮想接地型の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの構成の詳細を示す回路図である。 ビット線を金属で形成した不揮発性半導体記憶装置の検討例のメモリセルアレイの構成を示すレイアウト図である。 図2中の線分A−Aでの断面図である。 図2中の線分B−Bでの断面図である 図2中の線分C−Cでの断面図である。 本発明の実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の構成を示す回路図である。 図6におけるメモリセルアレイMAの配置を示した平面図である。 図7で説明したビット線31a〜31eとビット線32a〜32dを実際の太さにして示した図である。 図7の線分A1−A1での断面図である。 図7の線分B1−B1での断面図である。 図7の線分C1−C1での断面図である。 実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の第1の製造工程を説明するための断面図である。 実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の第2の製造工程を説明するための断面図である。 実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の第3の製造工程を説明するための断面図である。 実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の第4の製造工程を説明するための断面図である。 実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の第5の製造工程を説明するための線分B1−B1での断面図である。 実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の第5の製造工程を説明するための線分A1−A1での断面図である。 実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の第6の製造工程を説明するための線分B1−B1での断面図である。 実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の第6の製造工程を説明するための線分A1−A1での断面図である。 実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の第7の製造工程を説明するための線分B1−B1での断面図である。 実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の第7の製造工程を説明するための線分A1−A1での断面図である。 実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の第8の製造工程を説明するための線分B1−B1での断面図である。 実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の第8の製造工程を説明するための線分A1−A1での断面図である。 実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の第9の製造工程を説明するための線分B1−B1での断面図である。 実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の第9の製造工程を説明するための線分A1−A1での断面図である。 実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の第10の製造工程を説明するための線分B1−B1での断面図である。 実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の第10の製造工程を説明するための線分A1−A1での断面図である。 実施の形態2のメモリセルアレイMA1の構成を示した回路図である。 メモリセルMC2の記憶領域L1への書込動作を説明するための回路図である。 メモリセルMC3の記憶領域L1にデータを書込む説明するための図である。 メモリセルMC4の記憶領域L1にデータを書込む説明するための図である。 メモリセルMC1の記憶領域L1のデータの読出を行なう説明をするための図である。 メモリセルMC2の記憶領域L1のデータの読出を行なう説明をするための図である。 メモリセルMC3の記憶領域L1のデータの読出を行なう説明をするための図である。 メモリセルMC4の記憶領域L1のデータの読出を行なう説明をするための図である。 メモリセルMC1の記憶領域L2へのデータの書込を行なう説明をするための図である。 メモリセルMC2の記憶領域L2へのデータの書込を行なう説明をするための図である。 メモリセルMC3の記憶領域L2へのデータの書込を行なう説明をするための図である。 メモリセルMC4の記憶領域L2へのデータの書込を行なう説明をするための図である。 メモリセルMC1の記憶領域L2のデータの読出を行なう説明をするための図である。 メモリセルMC2の記憶領域L2のデータの読出を行なう説明をするための図である。 メモリセルMC3の記憶領域L2のデータの読出を行なう説明をするための図である。 メモリセルMC4の記憶領域L2のデータの読出を行なう説明をするための図である。 実施の形態2のメモリセルアレイMA1のレイアウトを示した平面図である。 図44における線分A2−A2での断面図である。 図44の線分B2−B2での断面図である。 図44の線分C2−C2での断面図である。 実施の形態3で用いられるメモリセルアレイMA2とその周辺回路の構成を示した回路図である。 図48におけるライトリードデコーダWRDAの構成および動作を説明するための図である。 ライトリード制御回路WRCAの構成および動作を説明するための図である。 図48におけるライトリードデコーダWRDBの動作を説明するための図である。 図48におけるライトリード制御回路WRCBの構成および動作を説明するための図である。 メモリセルMC11〜MC14のビット線BLS1に接続される側の記憶領域に書込を行なう説明をするための図である。 図53で書込を説明したメモリセルのMC11〜MC14のビット線BLS1側の記憶領域のデータを読出す説明をするための図である。 メモリセルMC11〜MC14のビット線BL1〜BL4に接続される側の記憶領域に書込を行なう説明をするための図である。 図55で書込を説明したメモリセルのMC11〜MC14のビット線BL1〜BL4側の記憶領域のデータを読出す説明をするための図である。 従来のNROMの仮想接地型のメモリセルアレイのビット線に電位を与える説明をするための回路図である。 図57におけるメモリセル512の断面構造を説明するための断面図である。 メモリセル512の記憶領域L1にデータを書込む動作を説明するための図である。 メモリセル512の記憶領域L1のデータの読出動作を説明するための図である。 メモリセル512の記憶領域L2に対してデータ書込を行なう説明をするための図である。 メモリセル512の記憶領域L2のデータを読出す説明をするための図である。
符号の説明
20,WL1〜WLn ワード線、30〜34,BL1〜BL11,BLA1〜BLA3,BLB1〜BLB3,BLS1〜BLS5 ビット線、40 n型不純物領域、50 素子分離領域、60,62 コンタクトホール、80 半導体基板、81 pウェル、82,84 シリコン酸化膜、83 窒化膜、85〜88 絶縁膜、101〜104,131〜134 AND回路、110 レジスト膜、111〜114,121〜124,141〜144,SW1〜SW10,SWA1〜SWA4,SWB1〜SWB5 スイッチ回路、145 配線、L1,L2 記憶領域、WC 書込電位供給回路、WRCA1,WRCA2 制御回路、IOL1,IOL2 IO線、HBL1〜HBL6 電位供給線、RC 読出電位供給回路、BS,BSA,BSB,BSA2,BSB,BSB2 ビット線選択回路、DC1〜DC6 デコーダ、DSA1,DSA2 ドレインセンスアンプ、MA,MA1,MA2 メモリセルアレイ、MC,MC1,MC2,MC11〜MC83 メモリセル、SC スイッチ制御回路、SSA1,SSA2 ソースセンスアンプ、SU 供給回路、WD ワード線デコーダ、WRCA,WRCB ライトリード制御回路、WRDA,WRDB,WRDA1,WRDA2 ライトリードデコーダ。

Claims (6)

  1. メモリセルアレイを備え、
    前記メモリセルアレイは、
    各々が第1、第2の接続ノードを有し、両端部を除いて各前記第2の接続ノードが隣接するメモリセルの前記第1の接続ノードに接続されて直列に接続されるメモリセル群と、
    前記メモリセル群の複数の前記第1の接続ノードに接続される、第1のビット線群と、第2のビット線とを含み、前記第2のビット線は、前記第1のビット線群とは異なる配線層で形成され、
    前記第1のビット線群および第2のビット線のうちの一部を選択ビット線として選択するビット線選択回路をさらに備え、前記ビット線選択回路は、前記選択ビット線のうちの第1の部分に第1の電位を与え、前記選択ビット線のうちの第2の部分に前記第1の電位と異なる第2の電位を与える、不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第1のビット線群と前記第2のビット線は互いに平行に配置される、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記第2のビット線は、前記第1のビット線群に交差して配置される、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記メモリセル群に含まれる各メモリセルは、
    制御電極を有し、
    前記メモリセルアレイは、
    前記メモリセル群の複数の制御電極に共通して接続されるワード線をさらに含む、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記メモリセル群に含まれる各メモリセルは、
    半導体基板の主表面に設けられ、前記第1、第2の接続ノードに電気的にそれぞれ接続される第1、第2の導電領域と、
    前記第1、第2の導電領域の間の領域の上部に設けられる電荷記憶膜とを含み、
    前記電荷記憶膜は、各々1ビットの情報を記憶するための第1、第2の記憶領域を有する、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記ビット線選択回路は、前記メモリセル群に含まれる選択したメモリセルに対する読出動作時には、前記選択したメモリセルに対する書込動作時とは逆向きに電流が流れるように前記第1、第2の電位を設定する、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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