JP2008299984A - 複合形データ記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンテンツデータの管理情報に含まれている記録時間を利用するとともに、インデックス情報も併せて利用することで、ダビング時により精度よくコンテンツデータを分割記録する。
【解決手段】複数のコンテンツデータが一連に記録されたビデオテープ20bからディスク媒体である例えばHD5bにコンテンツデータを転送して記録するダビング時に、CPU10は、コンテンツデータに付加されている管理情報に含まれる記録時間をタイマー回路17で計測し、当該コンテンツデータの記録時間を計測すると、計測後に転送されてくるデータと、計測前に転送されてきたデータとを別ファイルとして分割(タイトル分割)して記録する。
【選択図】図1
【解決手段】複数のコンテンツデータが一連に記録されたビデオテープ20bからディスク媒体である例えばHD5bにコンテンツデータを転送して記録するダビング時に、CPU10は、コンテンツデータに付加されている管理情報に含まれる記録時間をタイマー回路17で計測し、当該コンテンツデータの記録時間を計測すると、計測後に転送されてくるデータと、計測前に転送されてきたデータとを別ファイルとして分割(タイトル分割)して記録する。
【選択図】図1
Description
本発明は複合型データ記録装置に関し、特に、テープ媒体とディスク媒体とを備え、テープ媒体からディスク媒体へのデータの転送記録(ダビング)が可能な複合型データ記録装置に関する。
テープ媒体からディスク媒体へのデータの転送記録(ダビング)を行う場合、従来は、テープ媒体に複数のコンテンツデータが記録されていても、これを記録するディスク媒体側ではこれらを一つのタイトルにまとめて(すなわち、1ファイルとして)記録していた。そのため、再生時に所望のコンテンツデータを再生するのに不便であった。
そこで、このような不便を解消すべく、ダビング実行時に、複数のコンテンツデータを各ファイルに分割して記録する分割記録手段を備えた複合型データ記録装置が提案されている(例えば、特許文献1,2等参照)。
特許文献1に記載の複合型データ記録装置は、転送手段による転送処理の間、他方の媒体において1つのコンテンツを2以上のコンテンツに分割するための処理を行う分割手段とを備えており、この分割手段は、自動分割が選択された場合に、予め設定された分割時間及び分割回数に基づいて分割処理を行う構成となっている。例えば、タイトル分割時間が60分で、タイトル分割数が3個であるとすると、60分ごとに3回、自動でタイトル分割を行うようになっている。
また、特許文献2に記載の複合型データ記録装置(複合記録装置)は、磁気テープから読み出されるデータ中にVISS信号を検出した場合に、このVISS信号の前後におけるデータをそれぞれ別ファイルとしてDVDに記録する構成となっている。
特開2006−302408号公報
特開2005−285282号公報
しかし、上記特許文献1記載のものは、テープ媒体に記録されている各コンテンツの記録時間に関係なく、予め設定されたタイトル分割時間及び分割回数に従って自動的に分割していくものであるため、コンテンツごとに正確に分割することができないといった問題があった。そのため、再生を所望するコンテンツの先頭部分が、分割されたファイルの途中に存在する場合には、そのファイルを再生して、その中に含まれている所望のコンテンツの頭出しをユーザ自身が行わなければならず、再生するまでに手間と時間がかかるといった問題があった。
また、上記特許文献2記載のものは、VISS信号を検出した場合に必ずそこで前後に分割することになるが、例えば一つのコンテンツを手動操作で記録中に、何らかの理由で記録を一旦中断し、再び記録を開始したような場合には、そのコンテンツの記録途中にもVISS信号が書き込まれることになる。そのため、そのコンテンツをテープ媒体からディスク媒体にダビングしたとき、コンテンツの記録途中のVISS信号が検出されると、その時点でデータが前後に分割されることになり、一つのコンテンツが2つのファイルに分割されてしまうといった問題が発生する可能性があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、コンテンツデータの管理情報に含まれている記録時間を利用するとともに、インデックス情報も併せて利用することで、ダビング時により精度よくコンテンツデータを分割記録することのできる複合型データ記録装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の複合型データ記録装置は、1または複数のコンテンツデータが一連に記録されたテープ媒体からディスク媒体に前記コンテンツデータを転送して記録するダビング時に、前記コンテンツデータを複数ファイルに分割して記録する分割記録手段を有する複合型データ記録装置において、前記テープ媒体には、各コンテンツデータの先頭部分にインデックス信号が記録されているとともに、各コンテンツデータに番組名や記録時間を含む管理情報が付加されており、前記管理情報に含まれる記録時間を計測する計測手段を備え、前記分割記録手段は、前記計測手段により当該コンテンツデータの記録時間を計測すると、前記計測後に転送されてくるデータと、前記計測前に転送されてきたデータとを分割して記録することを特徴としている。
このように、コンテンツデータの管理情報に含まれている記録時間を利用して、ダビング開始時にその記録時間を計測手段で計測し、その計測終了時に計測前に転送されてきたデータとその後に転送されてくるデータとを別ファイルとして分割して記録することで、コンテンツデータごとに確実に分割記録することが可能となる。
また、本発明によれば、前記分割記録手段は、前記インデックス信号を検出した場合に前記計測手段の計測時間を確認し、前記計測時間が前記記録時間の予め設定されている一定範囲内である場合には、前記インデックス信号の検出後に転送されてくるデータと、前記インデックス信号の検出前に転送されてきたデータとを分割して記録する構成とすることができる。
インデックス信号は、記録開始の先頭部分に書き込まれる信号であるが、一つのコンテンツを手動操作で記録中に、何らかの理由で記録を一旦中断し、再び記録を開始したような場合には、そのコンテンツの記録途中にもインデックス信号が書き込まれることになる。そのため、そのコンテンツをテープ媒体からディスク媒体にダビングしたとき、インデックス信号の検出のみで記録データを分割したのでは、コンテンツの記録途中のインデックス信号が検出されると、その時点でデータが前後に分割されることになり、ユーザにとっては再生時に2つのファイルを連続再生させなければならないといった煩わしい手間が生じることになる。この場合、そのコンテンツの管理情報に含まれる記録時間が、計測手段により計測された時間に対して予め設定されている一定範囲内(例えば、5分以内等)であるか否かを確認することで、このような記録途中に書き込まれたインデックス信号の検出による記録データの分割を事前に防止することが可能となる。
すなわち、分割記録手段は、インデックス信号を検出した場合に計測手段の計測時間を確認し、計測時間が前記記録時間の一定範囲外である場合(例えば、5分以上異なっている場合)には、その時点でダビングを一時停止し、分割の有無を問い合わせるメッセージを表示手段に表示する構成とすることができる。
すなわち、このような記録時間と一致しないタイミングでインデックス信号を検出した場合には、そのまま分割処理を行うのではなく、分割有無のメッセージを表示することで、ユーザにその後の対応を促すことができる。この場合、表示されているメッセージに対してユーザが入力手段を介して分割指示を入力した場合には、分割記録手段は、一時停止状態を解除して、インデックス信号の検出後に転送されてくるデータと、インデックス信号の検出前に転送されてきたデータとを分割して記録する。一方、表示されているメッセージに対してユーザが入力手段を介して分割不可を入力した場合には、分割記録手段は、一時停止状態を解除して、ディスク媒体への記録を分割することなく継続する。すなわち、そのまま1ファイルとして記録を継続する。これにより、再生時には一つのコンテンツが2つのファイルに分割されてしまうといった不具合の発生を防止することが可能となる。
本発明の複合型データ記録装置によれば、テープ媒体からディスク媒体へのコンテンツデータのダビング時、テープ媒体に記録されている各コンテンツデータの管理情報に含まれている記録時間を計測して各コンテンツデータの分割処理を行うことにより、各コンテンツデータを所望の箇所で分割して記録することができる。また、テープ媒体からディスク媒体へのコンテンツデータのダビング時、インデックス信号の検出と管理情報に含まれている記録時間の計測とを組み合わせることによって、より精度よくコンテンツデータの分割記録を行うことができる。これにより、一つのコンテンツデータがその途中で別ファイルに分割されるといった不具合の発生を防止することができるので、ユーザにとっては再生時に2つのファイルを連続再生させなければならないといった煩わしい手間がなく、所望するコンテンツを簡単に検索して再生することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る複合型データ記録装置の電気的構成を示すブロック図である。
この複合型データ記録装置は、TV(Television)放送を受信するTVアンテナ1、TVアンテナ1により受信された放送信号から所望チャンネルに対応の放送信号を抽出するためのチューニング動作を行うチューナ2、チューナ2により抽出された放送信号について所定の符号化方式に従いデジタル信号に変換するデジタル変換部3、デジタル変換部3により変換されて出力されたデジタル信号をコード化してデジタルデータとして出力するエンコーダ4、エンコーダ4から出力されたデジタルデータが記録されるHD5bを駆動制御するHDD(Hard disk drive)5a、着脱可能な記録媒体であるDVD16bを駆動制御するDVDドライブ16a、着脱可能な記録媒体であるビデオテープ20bへのデータの書き込み及び読み出しを行うビデオテープ装置20a、HDD5aによるHD5bへのデジタルデータの書き込み及び読み出しとDVDドライブ16aによるDVD16bへのデジタルデータの書き込み及び読み出しとビデオテープ装置20aによるビデオテープ20bへのアナログデータの買い込み及び読み出しとを制御する書込/読出制御部6、HDD5aによりHD5bから読み出されたデジタルデータまたはDVDドライブ16aによりDVD16bから読み出されたデジタルデータを入力してデコードし、デジタル信号を出力するデコーダ7、デコーダ7から出力されたデジタル信号を入力してアナログ信号に変換して出力するアナログ変換部8、及びアナログ変換部8から出力されたアナログ信号あるいはビデオテープ装置20aによりビデオテープ20bから読み出されたアナログ信号を入力して映像、音声として出力するTV受像機などの出力部9を備えている。
さらに、この複合型データ記録装置は、チューナ2のチューニング動作、エンコーダ4のエンコード動作、デコーダ7のデコード動作及び書込/読出制御部6の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)10、CPU10がこれらを制御する情報(プログラム、データなど)を含む各種の情報を記憶するRAM(Random Access Memory)11及びROM(Read Only Memory)12、外部に設けられたリモートコントローラ(以下、「リモコン」と略記する)14からの赤外線信号による指令・指示を受信し、データに変換して、CPU10に与える入力部13、OSD(On Screen Display)回路15、各種時間を計測するタイマー回路17、及びEPG(Electric Program Guide)抽出部18を備えている。
ここでは、DVD16bは、DVD−R、DVD−RAM(DVD−RW(Digital Versatile Disc ReWritable)ともいう)などであってよい。
OSD回路15は、CPU10から与えられるデジタル情報に基づく描画データを作成してアナログ変換部8に出力する。アナログ変換部8は、描画データを入力すると、該描画データのみをアナログ変換して出力部9に出力する。または、描画データとHD5bまたはDVD16bから読み出されてデコーダ7を介して与えられるデータとをアナログ変換して、出力部9に出力する。従って、出力部9には、与えられるデータに基づく画像が表示されることになる。
入力部13は、リモコン14からの指令(操作信号)を入力する他、外部からの指令・指示を入力するためのユーザにより操作される各種スイッチやボタンなどを備えている。
リモコン14は、ダビングを実行するためのダビングキー141、カーソルキー143、決定キー144などを備えている。カーソルキー143は、出力部9に表示されるカーソルなどのポインタを上下左右のそれぞれの方向に移動させるための複数種類のキーを含む。
EPG抽出部18は、アンテナ1、チューナ2及びデジタル変換部3を経由して入力されたデジタル情報から、放送信号とともに送信されている番組データのEPG情報(番組名や放送時間等の情報を含む)を抽出し、抽出したEPG情報をCPU10に与える。
なお、HDD5aによるHD5bへの情報の書き込み(記録)/読み出し(再生)、DVDドライブ16aによるDVD16bへの情報の書き込み(記録)/読み出し(再生)、及びビデオテープ装置20aによるビデオテープ20bへの情報の書き込み(記録)/読み出し(再生)は、CPU10の制御の下に書込/読出制御部6を介して行なわれる。書込/読出制御部6は、これらのいずれの媒体に情報の書き込み(記録)/読み出し(再生)を行うかを選択して動作指令を与える。
本実施の形態では、ビデオテープ装置20aは、書込/読出制御部6による制御の下、ビデオテープ20bに放送信号である映像データを記録する際に、EPG抽出部18で抽出された当該映像データの番組名や放送時間といった管理情報を記録する。また、記録の開始時にはインデックス信号であるVISS信号の書き込みも行う。
以下の説明において、ダビングの対象とされるデータを映像データであるものとするが、映像データに限られず、音声データであってもよいし、両方を含んでいてもよい。本実施の形態において、「ダビング」とは、ビデオテープ20bに記録されている記録済の映像データをHD5bまたはDVD16bのいずれかのディスク媒体に転送して記録することをいうものとする。
通常、HD5bやDVD16bに代表されるディスク媒体とビデオテープ20bに代表されるテープ媒体との間でダビングを行う場合、一旦ダビングを開始するとダビングが終了されるまで一連の映像データ、すなわち1つのコンテンツとして記録される。
ここで「1つのコンテンツ」とは、デジタルデータが記録されるディスク媒体の場合は、タイトルやプログラムとも呼ばれるデータ群のことであり、1つの管理データで管理される映像データである。また、アナログデータが記録されるテープ媒体の場合は、録画開始時を除いて途中にVISS(VHS Index Search System)が書き込まれていない映像データのことをいう。このVISSは、通常、記録(ダビングを含む)開始時に書き込まれ、記録開始を識別可能な信号である。
ここで、VISSについて簡単に説明する。通常、ビデオテープ20bにコンテンツデータを記録する場合、再生時にテープの走行をコントロールするために、CTL(control track signal)信号と呼ばれるパルス信号が記録される。そして、各コンテンツの頭出しが可能となるように、録画開始時にCTL信号のパルスのデューティを変更することが一般的に行なわれている。このように、録画開始位置を他の部分と区別できるように書き込まれた特別なデューティのCTL信号を、VISSあるいはVISS信号という。
上記したように、デジタルデータが記録されるディスク媒体とアナログデータが記録されるテープ媒体との間のダビングにおいては、ダビング先においてコンテンツ(以下「タイトル」ともいう)を分割したい場合、途中で一旦ダビングを停止して再開するという手間が必要となる。
このような煩わしさを解消するために、本実施の形態におけるディスク媒体とテープ媒体との複合型データ記録装置は、ユーザ所望の位置でタイトルの分割を行う。なお、以下の説明においては、ビデオテープ20bとHD5bとの間でダビングが実行されるものとして説明するが、ビデオテープ20bとDVD16bとの間で行なわれるものであってもよい。
本実施の形態において、ビデオテープ20bからHD5bにコンテンツデータを転送して記録するダビング処理時に実行されるタイトル分割処理の具体例について、図2及び図3に示すフローチャートを参照して説明する。なお、これらのフローチャートに示す処理は、例えばROM11に予め格納されたプログラムを、CPU10が読み出して実行することにより実現される。
また、上記したように、ビデオテープ20bには、複数のコンテンツデータに各コンテンツデータの管理情報(番組名や記録時間(放送時間に相当))が記録されているとともに、各コンテンツデータの記録開始位置にはインデックス信号(VISS信号)が記録されているものとする。
<具体例1>
本具体例1は、コンテンツデータの管理情報に含まれている記録時間を利用して、ダビング処理時にタイトル分割を行う例である。以下、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
本具体例1は、コンテンツデータの管理情報に含まれている記録時間を利用して、ダビング処理時にタイトル分割を行う例である。以下、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
ビデオテープ装置20aにダビング元のビデオテープ20bを装填し、ダビング先にHDD5aのHD5bを選択してリモコン14のダビングキー141をユーザが操作すると(ステップS1)、この操作信号を入力部13を介して受信したCPU10は、ビデオテープ20bからHD5bへのダビング処理を開始する(ステップS2)。
すなわち、CPU10は、書込/読出制御部6を制御して、ビデオテープ20bに記録されている最初のコンテンツデータを読み出し、HDD5aに転送してHD5bに記録する処理を開始する(ステップS3)。
このとき、CPU10は、最初のコンテンツデータの管理情報に含まれている記録時間を読み出し、タイマー回路17を起動して、この読み出した記録時間の計測を開始する(ステップS4)。そして、タイマー回路17による計測時間が記録時間になったか否かを監視する(ステップS5)。その結果、計測時間が記録時間になると(ステップS5でYesと判断されると)、CPU10は、その時点で別のファイルを作成し、計測前に転送されてきたデータに対し、その後に転送されてくるデータを作成した別のファイルに記録することで、計測前のコンテンツデータと計測後のコンテンツデータとを別ファイルとして分割(すなわち、タイトル分割)して記録する(ステップS6)。
この後、CPU10は、ダビングすべき次のコンテンツデータがビデオテープ20bに記録されているか否かを確認し(ステップS7)、次のコンテンツデータがある場合には、ステップS3に戻って、次のコンテンツデータの転送、記録処理を継続する。一方、次のコンテンツデータが無い場合には、ダビング処理を終了する。
このように、本具体例1では、コンテンツデータの管理情報に含まれている記録時間を利用して、ダビング開始時にその記録時間をタイマー回路17で計測し、その計測終了時に計測前に転送されてきたデータとその後に転送されてくるデータとを別ファイルとして分割して記録することで、コンテンツデータごとに確実に分割記録することができ、ダビング時に同時にタイトル整理がされることになる。
<具体例2>
本具体例2は、コンテンツデータの記録開始時に書き込まれているインデックス信号(VISS信号)の検出と、コンテンツデータの管理情報に含まれている記録時間の計測とを組み合わせて、ダビング処理時にタイトル分割を行う例である。以下、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
本具体例2は、コンテンツデータの記録開始時に書き込まれているインデックス信号(VISS信号)の検出と、コンテンツデータの管理情報に含まれている記録時間の計測とを組み合わせて、ダビング処理時にタイトル分割を行う例である。以下、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
ビデオテープ装置20aにダビング元のビデオテープ20bを装填し、ダビング先にHDD5aのHD5bを選択してリモコン14のダビングキー141をユーザが操作すると(ステップS11)、この操作信号を入力部13を介して受信したCPU10は、ビデオテープ20bからHD5bへのダビング処理を開始する(ステップS12)。
すなわち、CPU10は、書込/読出制御部6を制御して、ビデオテープ20bに記録されている最初のコンテンツデータを読み出し、HDD5aに転送してHD5bに記録する処理を開始する(ステップS13)。
このとき、CPU10は、最初のコンテンツデータの管理情報に含まれている記録時間を読み出し、タイマー回路17を起動して、この読み出した記録時間の計測を開始する(ステップS14)。
次に、CPU10は、ビデオテープ装置20aから転送されてくるデータの中にVISS信号があるか否かを監視する(ステップS15)。そして、VISS信号を検出すると(ステップS5でYesと判断されると)、その時点でタイマー回路17による計測時間が記録時間の一定範囲(例えば、前後5分の範囲)内であるか否かを確認する(ステップS16)。例えば、記録時間が60分である場合、VISS信号が検出された時点でのタイマー回路17の計測時間が55分から65分の間の任意の時間であるか否かを確認する。
その結果、一定範囲内である場合(ステップS16でYesと判断された場合)には、検出されたVISS信号は次のコンテンツデータの先頭部分に書き込まれている信号であると判断し、CPU10は、その時点で別のファイルを作成し、VISS信号検出前に転送されてきたデータに対し、その後に転送されてくるデータを作成した別のファイルに記録することで、VISS信号検出前のコンテンツデータとVISS信号検出後のコンテンツデータとを別ファイルとして分割(すなわち、タイトル分割)して記録する(ステップS17)。
この後、CPU10は、ダビングすべき次のコンテンツデータがビデオテープ20bに記録されているか否かを確認し(ステップS18)、次のコンテンツデータがある場合(ステップS18でYesと判断された場合)には、ステップS13に戻って、次のコンテンツデータの転送、記録処理を継続する。一方、次のコンテンツデータが無い場合(ステップS18でNoと判断された場合)には、全てのコンテンツデータのダビングが完了したので、ダビング処理を終了する。
一方、ステップS16での判断が一定範囲外である場合(Noと判断された場合)、例えば計測時間が45分等であった場合には、そのVISS信号は転送中の一つのコンテンツデータの最後、つまり次のコンテンツデータの先頭部分を示すVISS信号ではなく、例えばユーザの一時停止操作等によって書き込まれたVISS信号であると判断し、その時点でダビングを一時停止する(ステップS19)。すなわち、ビデオテープ装置20aの再生動作とHDD5aの記録(書込み)動作の双方を一時停止状態とする。
そして、CPU10は、OSD回路15により、例えば図4に示すような分割の有無を問い合わせるメッセージを出力部9であるTV受像機の画面に表示し(ステップS20)、ユーザによりその後の指示が入力されたか否かを監視する(ステップS21)。
すなわち、記録時間と一致しないタイミングでVISS信号を検出した場合には、そのまま分割処理を行うのではなく、図4に示すような分割有無のメッセージを表示することで、ユーザにその後の対応を促すことができる。
このメッセージに対してユーザがリモコン14より分割指示を入力した場合、すなわちリモコン14のカーソルキー143を操作して表示画面の「YES」を選択し、決定キー144を操作した場合(ステップS21でYes、ステップS22でYesと判断された場合)、この選択信号を入力部13を介して受信したCPU10は、ビデオテープ装置20aとHDD5aの双方の一時停止状態を解除してダビング処理を再開し(ステップS23)、ステップS17に進む。すなわち、その時点で別のファイルを作成し、VISS信号検出前に転送されてきたデータに対し、その後に転送されてくるデータを作成した別のファイルに記録することで、VISS信号検出前のコンテンツデータとVISS信号検出後のコンテンツデータとを別ファイルとして分割(すなわち、タイトル分割)して記録する。
一方、表示されているメッセージに対してユーザがリモコン14より分割不可を入力した場合、すなわちリモコン14のカーソルキー143を操作して表示画面の「NO」を選択し、決定キー144を操作した場合(ステップS21でYes、ステップS22でNoと判断された場合)、この選択信号を入力部13を介して受信したCPU10は、ビデオテープ装置20aとHDD5aの双方の一時停止状態を解除してダビング処理を再開し(ステップS24)、ステップS13に進む。すなわち、そのまま1ファイルとして記録を継続する。これにより、再生時には一つのコンテンツが2つのファイルに分割されてしまうといった不具合の発生を防止することができる。
このように、本具体例2では、VISS信号の検出と管理情報に含まれている記録時間の計測とを組み合わせることによって、より精度よくコンテンツデータの分割記録を行うことができる。
1 アンテナ
2 チューナ
3 デジタル変換部
4 エンコーダ
5a HDD
5b HD
6 書込/読出制御部
7 デコーダ
8 アナログ変換部
9 出力部
10 CPU
11 RAM
12 ROM
13 入力部
14 リモコン
15 OSD回路
16a DVDドライブ
16b DVD
17 タイマー回路
18 EPG抽出部
20a ビデオテープ装置
20b ビデオテープ
14 リモコン
141ダビングキー
143 カーソルキー
144 決定キー
2 チューナ
3 デジタル変換部
4 エンコーダ
5a HDD
5b HD
6 書込/読出制御部
7 デコーダ
8 アナログ変換部
9 出力部
10 CPU
11 RAM
12 ROM
13 入力部
14 リモコン
15 OSD回路
16a DVDドライブ
16b DVD
17 タイマー回路
18 EPG抽出部
20a ビデオテープ装置
20b ビデオテープ
14 リモコン
141ダビングキー
143 カーソルキー
144 決定キー
Claims (4)
- 1または複数のコンテンツデータが一連に記録されたテープ媒体からディスク媒体に前記コンテンツデータを転送して記録するダビング時に、前記コンテンツデータを複数ファイルに分割して記録する分割記録手段を有する複合型データ記録装置において、
前記テープ媒体には、各コンテンツデータの先頭部分にインデックス信号が記録されているとともに、各コンテンツデータに番組名や記録時間を含む管理情報が付加されており、
前記管理情報に含まれる記録時間を計測する計測手段を備え、
前記分割記録手段は、前記計測手段により当該コンテンツデータの記録時間を計測すると、前記計測後に転送されてくるデータと、前記計測前に転送されてきたデータとを分割して記録することを特徴とする複合型データ記録装置。 - 前記分割記録手段は、前記インデックス信号を検出した場合に前記計測手段の計測時間を確認し、前記計測時間が前記記録時間の予め設定されている一定範囲内である場合には、前記インデックス信号の検出後に転送されてくるデータと、前記インデックス信号の検出前に転送されてきたデータとを分割して記録することを特徴とする請求項1に記載の複合型データ記録装置。
- 前記分割記録手段は、前記インデックス信号を検出した場合に前記計測手段の計測時間を確認し、前記計測時間が前記記録時間の一定範囲外である場合には、その時点でダビングを一時停止し、分割の有無を問い合わせるメッセージを表示手段に表示することを特徴とする請求項2に記載の複合型データ記録再生装置。
- 前記分割記録手段は、前記メッセージに対してユーザが入力手段を介して分割指示信号を入力した場合には、一時停止状態を解除して、前記インデックス信号の検出後に転送されてくるデータと、前記インデックス信号の検出前に転送されてきたデータとを分割して記録する一方、前記メッセージに対してユーザが入力手段を介して分割不可信号を入力した場合には、一時停止状態を解除して、前記ディスク媒体への記録を分割することなく継続することを特徴とする請求項3に記載の複合型データ記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007146440A JP2008299984A (ja) | 2007-06-01 | 2007-06-01 | 複合形データ記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007146440A JP2008299984A (ja) | 2007-06-01 | 2007-06-01 | 複合形データ記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008299984A true JP2008299984A (ja) | 2008-12-11 |
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ID=40173345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007146440A Pending JP2008299984A (ja) | 2007-06-01 | 2007-06-01 | 複合形データ記録装置 |
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Country | Link |
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