JP2006041715A - ハードディスクレコーダおよび情報記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 放送番組を実際の区切りから的確に再生させる。
【解決手段】 情報記録再生装置100は、放送中の番組および番組を放送する時刻を表わす情報を受信するチューナ11と、番組の映像を表わす情報を記録するハードディスク本体120と、時刻を検出するクロック15と、チャプタポイントを記録するメモリ16の第2の領域と、ハードディスク本体120が記録した情報を読出すピックアップ装置121と、クロック15が検出した時刻および時刻を表わす情報を用いて、番組の区切りの映像を表す情報を記録する、ハードディスク本体120上の位置を検出し、チャプタポイントを用いて、番組の区切りの映像を受信した時以降に受信した映像の情報を読出すように、ピックアップ装置121を制御するシステム制御回路10と、ピックアップ装置121が読出した情報を出力するセレクタ18とを含む。
【選択図】 図1
【解決手段】 情報記録再生装置100は、放送中の番組および番組を放送する時刻を表わす情報を受信するチューナ11と、番組の映像を表わす情報を記録するハードディスク本体120と、時刻を検出するクロック15と、チャプタポイントを記録するメモリ16の第2の領域と、ハードディスク本体120が記録した情報を読出すピックアップ装置121と、クロック15が検出した時刻および時刻を表わす情報を用いて、番組の区切りの映像を表す情報を記録する、ハードディスク本体120上の位置を検出し、チャプタポイントを用いて、番組の区切りの映像を受信した時以降に受信した映像の情報を読出すように、ピックアップ装置121を制御するシステム制御回路10と、ピックアップ装置121が読出した情報を出力するセレクタ18とを含む。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ハードディスクレコーダおよび情報記録再生装置に関し、特に、いわゆる頭出し機能を備えたタイムシフト機能を備えたハードディスクレコーダおよび情報記録再生装置に関する。
従来の番組記録再生システムは、特許文献1に開示されるように、複数の放送チャネルにおける放送番組を受信する複数の受信装置と、受信された放送番組を記録、再生する記録再生装置と、放送番組の受信、記録および再生を制御する制御装置とを備える番組記録再生システムであって、制御装置は、記録、再生装置に記録される放送番組における内容を判別する放送内容判別回路と、記録された放送番組における内容の区切りに区切信号を付与する区切信号付与回路と、区切信号を参照して、記録された放送番組を、その内容の区切りから再生する指示を記録、再生装置に対して与える再生指示回路とを具備する。
この発明によると、ある内容の区切り(たとえばコマーシャルと番組との区切り)から番組を再生させる機能(頭出し機能)といった、使用者に対して高度な利便性を有するタイムシフト再生(現在放送されているテレビジョン番組を時間を遡らせて、あるいは番組の最初から視聴する再生のことをいう)を提供することができる。
しかし、特許文献1に開示された発明では、実際の番組の区切りとは何ら関係がない部分から番組が再生されることとなるという問題点がある。このようなことが生じる原因は、放送番組における内容を自動的に正しく判別することが困難な点にある。
特開2003−87730号公報
本発明は上述の間遠点を解決するためになされたものであって、その目的は、放送番組を実際の区切りから的確に再生させることができるハードディスクレコーダおよび情報記録再生装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のある局面にしたがうと、ハードディスクレコーダは、放送中の番組および番組を放送する時刻を表わす情報を受信するチューナと、番組の映像を表わす情報を記録するハードディスク本体と、時刻を検出するクロックと、ハードディスク本体のうち、最後に番組の映像を表わす情報を記録した位置を表わす情報を記録するメモリの第1の領域と、ハードディスク本体が新たな番組の映像を表わす情報を記録するたびに、メモリの第1の領域が記録した情報を、新たな番組の映像を表わす情報の量に応じて更新するための更新手段と、時刻を表わす情報を用いて、ハードディスク本体が情報を記録する間、繰返しクロックが検出した時刻および番組を放送する時刻の区切りが一致するか否かを判断するための判断手段と、クロックが検出した時刻および番組を放送する時刻の区切りが一致した時点の、メモリの第1の領域が記録する情報を読出すための読出し手段と、読出し手段が情報を読出すことにより検出した位置を表わす区切り情報を記録するメモリの第2の領域と、ハードディスク本体が記録した情報を読出すピックアップ装置と、区切り情報を用いて、番組の区切りの映像を受信した時以降に受信した映像の情報を読出すように、ピックアップ装置を制御するための制御手段と、ピックアップ装置が読出した情報を出力するための出力手段とを含む。
すなわち、判断手段は、時刻を表わす情報を用いて、ハードディスク本体が情報を記録する間、繰返しクロックが検出した時刻および番組を放送する時刻の区切りが一致するか否かを判断する。読出し手段は、クロックが検出した時刻および番組を放送する時刻の区切りが一致した時点の、メモリの第1の領域が記録する情報を読出す。メモリの第2の領域は、読出し手段が情報を読出すことにより検出した位置を表わす区切り情報を記録する。制御手段は、区切り情報を用いて、番組の区切りの映像を受信した時以降に受信した映像の情報を読出すように、ピックアップ装置を制御する。これにより、番組の区切りは、判断の繰返しを経て、番組を放送する時刻を表わす情報により検出される。そのような情報により判断の繰返しを経た上で番組の区切りが検出されるので、番組の区切りは、実際の区切りと特に的確に合致する。装置の構成は簡単になる。その結果、簡単な構成で、放送番組を実際の区切りから特に的確に再生させることができる情報記録再生装置を提供することができる。
本発明の他の局面にしたがうと、情報記録再生装置は、放送中の番組および番組を放送する時刻を表わす情報を受信するための受信手段と、番組の映像を表わす情報を記録するための第1の記録手段と、時刻を検出するための第1の検出手段と、第1の検出手段が検出した時刻および時刻を表わす情報を用いて、番組の区切りの映像を表す情報を記録する、第1の記録手段上の位置を検出するための第2の検出手段と、第2の検出手段が検出した位置を表わす区切り情報を記録するための第2の記録手段と、第1の記録手段が記録した情報を読出すための第1の読出し手段と、区切り情報を用いて、番組の区切りの映像を受信した時以降に受信した映像の情報を読出すように、第1の読出し手段を制御するための制御手段と、第1の読出し手段が読出した情報を出力するための出力手段とを含む。
すなわち、第2の検出手段は、第1の検出手段が検出した時刻および時刻を表わす情報を用いて、番組の区切りの映像を表す情報を記録する、第1の記録手段上の位置を検出する。第2の記録手段は、第2の検出手段が検出した位置を表わす区切り情報を記録する。制御手段は、区切り情報を用いて、番組の区切りの映像を受信した時以降に受信した映像の情報を読出すように、第1の読出し手段を制御する。これにより、番組の区切りは、番組を放送する時刻を表わす情報により検出される。そのような情報により番組の区切りが検出されるので、番組の区切りは、実際の区切りと的確に合致する。その結果、放送番組を実際の区切りから的確に再生させることができる情報記録再生装置を提供することができる。
また、上述の第2の検出手段は、最後に番組の映像を表わす情報を記録した第1の記録手段上の位置を表わす情報を記録するための第3の記録手段と、第1の記録手段が新たな番組の映像を表わす情報を記録するたびに、第3の記録手段が記録した情報を、新たな番組の映像を表わす情報の量に応じて更新するための更新手段と、時刻を表わす情報を用いて、第1の検出手段が検出した時刻および番組を放送する時刻の区切りが一致するか否かを判断するための判断手段と、第1の検出手段が検出した時刻および番組を放送する時刻の区切りが一致した時点の、第3の記録手段が記録する情報を読出すための第2の読出し手段とを含むことが望ましい。あわせて、第2の記録手段は、第2の読出し手段が情報を読出すことにより検出した位置を表わす区切り情報を記録するための手段を含むことが望ましい。
すなわち、第2の検出手段は、第1の検出手段が検出した時刻および番組を放送する時刻の区切りが一致した時点の第1の記録手段上の位置を検出する。これにより、簡単な構成で、番組の区切りを的確に検出できる。その結果、簡単な構成で、放送番組を実際の区切りから的確に再生させることができる情報記録再生装置を提供することができる。
また、上述の判断手段は、第1の記録手段が情報を記録する間、繰返し第1の検出手段が検出した時刻および番組を放送する時刻の区切りが一致するか否かを判断するための手段を含むことが望ましい。
すなわち、判断手段は、第1の記録手段が情報を記録する間、繰返し第1の検出手段が検出した時刻および番組を放送する時刻の区切りが一致するか否かを判断する。これにより、簡単な構成であっても、番組の区切りをより的確に検出できる。その結果、簡単な構成で、放送番組を実際の区切りからより的確に再生させることができる情報記録再生装置を提供することができる。
本発明に係るハードディスクレコーダおよび情報記録再生装置は、放送番組を実際の区切りから的確に再生させることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明のディスク再生装置の第1の実施の形態である情報記録再生装置100の構成を示す図である。本実施の形態に係る情報記録再生装置100は、ハードディスクレコーダである。
図1において、チューナ11は、システム制御回路10からディジタル放送のチャンネル指定信号が供給された場合には、この指定されたチャンネルのディジタル放送波で放送中の番組ならびにEPG(Electronic Program Guide)を受信する。EPGには、チューナ11が受信した番組を放送する時刻を表わす情報が含まれている。この際、チューナ11は、受信したディジタル放送波を復調することによりMPEG(Moving Picture Experts Group)信号を得て、これをMPEG信号MAとしてハードディスク装置12およびセレクタ13の各々に供給する。これにより、ハードディスク装置12は、チューナ11が受信した放送が表わす映像の情報を、上書き記録することができる。また、チューナ11は、システム制御回路10からアナログテレビジョン放送(NTSC(National Television Standards Committee)方式、PAL(Phase Alternation by Line)方式、またはSECAM(SEquential Couleur A Memoire)方式)のチャンネル指定信号が供給された場合には、この指定されたチャンネルのアナログテレビジョン放送波を受信する。この際、チューナ11は、受信したアナログテレビジョン放送波を復調して得たテレビジョン信号をMPEGエンコーダ14に供給する。MPEGエンコーダ14は、かかるテレビジョン信号に対してMPEG符号化処理を施して得た信号をMPEG信号MBとしてハードディスク装置12に供給する。
セレクタ13は、上記ハードディスク装置12から供給された再生MPEG信号RM、およびチューナ11から供給されたMPEG信号MAの中から、システム制御回路10から供給された選択信号に応じた方を択一的に選択し、これをMPEGデコーダ17に供給する。MPEGデコーダ17は、セレクタ13から供給されたMPEG信号に対してMPEG復号処理を施すことにより、映像信号を得てこれを映像信号DAVとしてセレクタ18に供給する。
クロック15は、システム制御回路10の信号に応じて、時刻を検出する。時刻が検出されると、クロック15は、検出した時刻を表わす情報をシステム制御回路10に出力する。
メモリ16は、情報を記録する。メモリ16は、複数の領域を含む。それら複数の領域のうち、第1の領域には、プレイポイントカウンタの値が記録される。第2の領域には、チャプタポイントが記録される。第3の領域には、その他の情報が記録される。
OSD(On Screen Display)画像生成回路19は、システム制御回路10から供給された各種メッセージ表示指令に応じた画像を表示させるべきメッセージ画像信号DC を生成し、これをセレクタ18に供給する。セレクタ18は、上記映像信号DAV(すなわちピックアップ装置121が読出した情報)およびメッセージ画像信号DC の中から、システム制御回路10から供給された選択信号に応じた方を択一的に選択し、これをディスプレイ装置200に出力する。
ディスプレイ装置200は、情報記録再生装置100から供給された上記映像信号DAV、またはメッセージ画像信号DC に基づく画像表示を行なう。
操作装置22は、ユーザからの、放送チャンネル指定操作、録画済み番組指定操作、録画指令操作、再生指令操作、録画停止操作、および、再生停止操作等を受付け、その操作に応じた各種操作信号をシステム制御回路10に供給する。尚、操作装置22は、情報記録再生装置100の筐体とは分離しているリモートコントローラであっても良い。
操作装置22を用いたユーザによる各種操作に応じて、システム制御回路10は、情報記録再生装置100に、テレビモニタ、録画、タイムシフト再生を実施させることができる。
テレビモニタは、動作放送中の番組をリアルタイムで視聴するための動作である。この場合、ユーザは、上記操作装置22を用いて所望の放送チャンネルを指定すべき放送チャンネル指定操作を行なう。かかる操作に応じて、システム制御回路10は、この所望放送チャンネルの番組を受信させるべきチャンネル指定信号をチューナ11に供給する。これと同時に、システム制御回路10は、上記チューナ11から出力されたMPEG信号MAを択一的にMPEGデコーダ17に導出すべき選択信号をセレクタ13に供給する。さらに、システム制御回路10は、MPEGデコーダ17から出力された音声信号DAVを択一的にディスプレイ装置200に導出すべき選択信号をセレクタ18に供給する。
このような制御がなされることにより、チューナ11によって受信および復調して得られたMPEG信号MAは、セレクタ13を介してMPEGデコーダ17に供給される。そして、MPEGデコーダ17にて復号された音声信号DAVが、セレクタ18を介してディスプレイ装置200に供給されることになる。これにより、ディスプレイ装置200は、チューナ11にて受信された所望チャンネルのディジタル放送番組をリアルタイムで画像表示することになる。
録画動作は、上述したようにチューナ11にて受信された番組を録画するための動作である。この場合、ユーザは、上記操作装置22を用いて録画指令操作を行なう。このような録画指令操作に応じて、システム制御回路10は、記録を指令する旨の信号をハードディスク装置12に供給すると共に、メモリ16の一部であるライトポイントカウンタの現在のカウント値を取込み、これをライトポイントWPとしてハードディスク装置12に供給する。さらに、システム制御回路10は、チューナ11にて受信して得られた上記MPEG信号MAまたはMBのビットレートに応じた速度を表す信号SW を求め、これを内蔵レジスタ(図示略)に記憶させると共に、ライトポイントカウンタに供給する。これにより、ハードディスク装置12は、ハードディスク本体120のタイムシフト領域に、上述した信号SW に応じた速度で、ピックアップ装置121を用いて、上記MPEG信号MAまたはMB(ひいては番組の映像を表わす情報)を順次記録していく。
タイムシフト再生動作とは、上記したような録画動作と同時に、録画済みの番組の再生を行なう、いわゆるタイムシフト再生を実施するための動作である。この場合、ユーザは、上記操作装置22を用いて再生を指令する旨の操作および録画済み番組を指定する操作を行なう。このような操作に応じて、システム制御回路10は、再生を指令する旨の信号をハードディスク装置12に供給すると共に、プレイポイントカウンタの現在のカウント値を取込み、これをプレイポイントPPとしてハードディスク装置12に供給する。さらに、システム制御回路10は、ハードディスク本体120に記録された信号のビットレートに応じた速度を表す信号SR を求め、これを内蔵レジスタ(図示略)に記憶させると共に、プレイポイントカウンタに供給する。これにより、ハードディスク装置12のピックアップ装置121は、ハードディスク本体120のタイムシフト領域から、上述した信号SR に応じた速度で、信号(ひいてはハードディスク本体120が記録した情報)を順次読出す。
図2に、操作装置22の平面図を示す。上記した操作装置22を用いての各操作を、操作装置22に備えられたキーを用いて説明する。
放送チャンネル指定操作は、0〜9の各数字に対応して設けられたテンキー229を用いて行なわれる。
録画済み番組指定操作は、ハードディスク装置12に記録されている番組の一覧を表示する画面に対してテンキー229を用いて番組を特定し、決定キー222が操作されることにより当該特定された番組が指定されることによって、行なわれる。
録画指令操作は、録画キー223が操作されることにより行なわれる。
再生指令操作は、再生キー224が操作されることにより行なわれる。
録画停止操作、および、再生停止操作は、録画動作中または再生動作中に停止キー225が操作されることにより行なわれる。
また、電源キー221が操作されることにより、情報記録再生装置100への電源の投入のON−OFFが切替えられる。早送りキー228が操作されることにより、録画された画像の再生位置が早送りされ、巻戻しキー227が操作されることにより、録画された画像の再生位置が巻戻しされる。一時停止キー226が操作されることにより、再生中の録画画像の再生動作が一時停止され、また、一時停止中の再生動作が再開される。
図3を参照して、情報記録再生装置100で実行されるプログラムは、チャプタポイントの設定処理に関し、以下のような制御構造を有する。
ステップ100(以下、ステップをSと略す。)にて、システム制御回路10は、録画中の番組が別の番組に変わったか否かを判断する。この判断により、システム制御回路10は、クロック15が検出した時刻およびメモリ16に記録されたEPGを用いて、ハードディスク装置12のうち、番組の区切りの映像を表す情報を記録する位置を検出することとなる。この判断は、次の手順を経て実施される。第1の手順は、プレイポイントカウンタに、最後に番組の映像を表わす情報を記録したハードディスク本体120上の位置を表わす情報を記録する手順である。第2の手順は、ハードディスク本体120が新たな番組の映像を表わす情報を記録するたびに、プレイポイントカウンタが記録した情報を、新たな番組の映像を表わす情報の量に応じて更新する手順である。第3の手順は、チューナ11を用いて、最新のEPGを受信する手順である。受信したEPGは、システム制御回路10により、メモリ16に記録される。第4の手順は、クロック15が時刻を検出する手順である。第5の手順は、EPGを用いて、クロック15が検出した時刻および番組を放送する時刻の区切り(メモリ16に記録されたEPGにより表わされる)が一致するか否かを判断する手順である。誤って、クロック15が検出した時刻と番組の区切りの時刻とが一致しないと判断されることがある。原因は、主としてシステム制御回路10の処理のサイクルにある。このような誤った処理を防ぐため、本実施の形態では、クロック15が検出した時刻と番組の区切りの時刻との差が予め定められた範囲内(本実施の形態の場合、この範囲は情報記録再生装置100の設計者が任意に定める値である)に含まれるならば、クロック15が検出した時刻と番組の区切りの時刻とは一致すると判断される。いったんこれらの時刻が一致すると判断されると、システム制御回路10は、メモリ16に記録されたチャプタフラグを「1」に設定することにより、同じ時刻を対象として複数のチャプタポイントが設定されることを防ぐ。このチャプタフラグが「0」に設定される(再びクロック15が検出した時刻と番組の区切りの時刻とが一致すると判断される)のは、いったんクロック15が検出した時刻と番組の区切りの時刻との差が予め定められた範囲を超えたときである。別の番組に変わったと判断した場合(S100にてYES)、処理はS102へと移される。もしそうでないと(S100にてNO)、処理はS104へと移される。
S102にて、メモリ16のデータテーブルは、録画中の画像が記録されたアドレスと、チャプタ番号とを記録する。これにより、チャプタポイントが設定され、かつ記録される。本実施の形態において、チャプタポイントとは、番組の区切りの映像を表す情報を記録する位置を表わす区切り情報のことである。上述したように、番組の区切りの映像を表す情報を記録する位置は、システム制御回路10により検出される。これに先立ち、システム制御回路10は、クロック15が検出した時刻および番組を放送する時刻の区切りが一致した時点の、プレイポイントカウンタが記録する情報を読出す。あわせてシステム制御回路10は、メモリ16のデータテーブルに、録画中の画像が記録されたアドレスの1つ前のアドレスを、新たに設定したチャプタポイントの1つ前の番号のチャプタポイントの終了アドレスとして記録する。
S104にて、システム制御回路10は、番組の録画が終了したか否かを判断する。番組の録画が終了したと判断した場合(S104にてYES)、処理は終了する。もしそうでないと(S104にてNO)、処理はS100へと移される。
図4を参照して、情報記録再生装置100で実行されるプログラムは、スキップ処理に関し、以下のような制御構造を有する。
S110にて、システム制御回路10は、ハードディスク装置12に、録画した番組の映像を表す情報を出力させる。出力された情報はセレクタ13、MPEGデコーダ17、およびセレクタ18を経て、ディスプレイ装置200に出力される。ディスプレイ装置200は、出力された番組を表示する。S112にて、操作装置22は、ユーザからの入力を受付ける。
S114にて、システム制御回路10は、操作装置22が受付けたユーザからの入力が、スキップアップか否かを判断する。スキップアップと判断した場合(S114にてYES)、処理はS116へと移される。もしそうでないと(S114にてNO)、処理はS118へと移される。
S116にて、システム制御回路10は、番組の映像を表す情報の読み出しアドレスを表わすポインタの値(プレイポイント)を、現状のプレイポイントより後かつ最寄りのチャプタポイントに変更する。プレイポイントが変更されると、システム制御回路10は、ハードディスク装置12に、新たなプレイポイント以降の情報を出力させる。これにより、システム制御回路10は、チャプタポイントを用いて、番組の区切りの映像を受信した時以降に受信した映像の情報を読出すように、ピックアップ装置121を制御することとなる。
S118にて、システム制御回路10は、操作装置22が受付けたユーザからの入力が、スキップダウンか否かを判断する。スキップダウンと判断した場合(S118にてYES)、処理はS120へと移される。もしそうでないと(S118にてNO)、処理はS122へと移される。
S120にて、システム制御回路10は、番組の映像を表す情報の読み出しアドレスを表わすポインタの値(プレイポイント)を、現状のプレイポイントより後かつ最寄のチャプタポイントに変更する。プレイポイントが変更されると、システム制御回路10は、ハードディスク装置12に、新たなプレイポイント以降の情報を出力させる。これにより、システム制御回路10は、チャプタポイントを用いて、番組の区切りの映像を受信した時以降に受信した映像の情報を読出すように、ピックアップ装置121を制御することとなる。
S122にて、システム制御回路10は、操作装置22が受付けたユーザからの入力が、番組の再生の終了か否かを判断する。番組の再生の終了と判断した場合(S122にてYES)、処理は終了する。もしそうでないと(S122にてNO)、処理はS112へと移される。
図5を参照して、以上のような構造およびフローチャートに基づく、情報記録再生装置100の動作について説明する。図5における、数字を丸で囲った印はチャプタポイントが存在する位置を表わす。
システム制御回路10は、録画中の番組が別の番組に変わったか否かを判断する(S100)。この場合、番組(1)が開始されたばかりである。番組(1)が開始されたことも別の番組に変わったことと同様なので(S100にてYES)、チャプタポイントが設定される(S102)。このとき設定されるチャプタポイントが「チャプタ(1)」である。本来、システム制御回路10は、メモリ16のデータテーブルに、録画中の画像が記録されたアドレスの1つ前のアドレスを、新たに設定したチャプタポイントの1つ前の番号のチャプタポイントの終了アドレスとして記録する必要がある。しかしこのチャプタは最初に設定されたチャプタなので、終了アドレスの記録は実施されない。チャプタが設定されると、システム制御回路10は、番組の録画が終了したか否かを判断する(S104)。番組の録画が開始されたばかりなので(S104にてNO)、S100〜S104の処理が繰返される。そのうち、番組(1)が終了し、番組(2)に変わる。これにより、システム制御回路10は、録画中の番組が別の番組に変わったと判断するので(S100にてYES)、チャプタポイントが設定される(S102)。このとき設定されるチャプタポイントが「チャプタ(2)」である。あわせて、システム制御回路10は、メモリ16のデータテーブルに、録画中の画像が記録されたアドレスの1つ前のアドレスを、チャプタ(1)の終了アドレスとして記録する。アドレスが記録されると、システム制御回路10は、番組の録画が終了したか否かを判断する(S104)。以後、S100〜S104の処理が繰返された(これにより、システム制御回路10は、S100にて、ハードディスク本体120が情報を記録し続ける間、繰返しクロック15が検出した時刻および番組を放送する時刻の区切りが一致するか否かを判断することとなる。)後、番組(4)が終了する。このとき、操作装置22に、ユーザが録画を終了する旨を入力したとする。これにより、システム制御回路10は、番組の録画が終了したと判断するので(S104にてYES)、処理は終了する。チャプタ(5)の終了アドレスは記録されない。図6は、このときメモリ16に記録されたチャプタポイントのアドレスを表わす図である。
録画が終了してから相当の時間が経過した後、操作装置22に入力されたユーザの指示に応じ、システム制御回路10は、ハードディスク装置12に、録画した番組の映像を表す情報を出力させる(S110)。情報が出力されると、操作装置22は、ユーザからの入力を受付ける(S112)。入力が受付けられると、システム制御回路10は、操作装置22が受付けたユーザからの入力が、スキップアップか否かを判断する(S114)。スキップアップと判断した場合(S114にてYES)、システム制御回路10は、プレイポイントを、現状のプレイポイントより後かつ最寄りのチャプタポイントに変更する(S116)。この場合、番組(1)が出力されている間にプレイポイントが変更されるので、プレイポイントはチャプタ(2)に変更される。チャプタポイントが変更されると、S112〜S122の処理が繰返された後、再びシステム制御回路10は、操作装置22が受付けたユーザからの入力が、スキップアップか否かを判断する(S114)。再びスキップアップの入力があったと判断した場合(S114にてYES)、システム制御回路10は、プレイポイントを、チャプタ(3)に変更する(S116)。同様にして、番組(3)の情報が表示されている間にスキップアップの入力があると、プレイポイントはチャプタ(4)に変更される。番組(4)の情報が表示されている間にスキップアップの入力があると、プレイポイントはチャプタ(5)に変更される。番組(4)の情報が表示されている間に、スキップアップではなくスキップダウンアップの入力があると(S112)、システム制御回路10は、操作装置22が受付けたユーザからの入力が、スキップダウンと判断するので(S118にてYES)、システム制御回路10は、プレイポイントを、現状のプレイポイントより後かつ最寄のチャプタポイントに変更する(S120)。この処理により、プレイポイントはチャプタ(4)に戻る。この時点で直ちに(再生に伴いプレイポイントが変化する前に)スキップダウンアップの入力があると(S112)、システム制御回路10は、操作装置22が受付けたユーザからの入力が、スキップダウンと判断するので(S118にてYES)、システム制御回路10は、プレイポイントを、チャプタ(3)に変更する(S120)。これを繰返すと、プレイポイントは順次チャプタ(2)およびチャプタ(1)に移る。プレイポイントがチャプタ(1)に移された後、再生を終了する旨の入力があると(S112)、S114〜S118の処理を経て、システム制御回路10は、操作装置22が受付けたユーザからの入力が、番組の再生の終了か否かを判断する(S122)。この場合、番組の再生の終了と判断するので(S122にてYES)、処理は終了する。
以上のようにして、本実施の形態に係る情報記録再生装置は、次の処理を実施することができる。第1の処理は、タイムシフト領域へ情報を記録する際、EPGから取得した番組名を監視する処理である。EPGなどから取得した番組名が直前に再生された番組の番組名とわかれば、その時点でチャプタを追加する。第2の処理は、ユーザの選択に応じて、タイムシフト領域に記録された映像を番組の先頭から表示させる処理である。これらにより、タイムシフト領域に記録された映像であっても、ユーザは見たい番組各々の先頭から再生をさせることができる。番組各々の先頭から再生をさせることができるので、より利便性が高い情報記録再生装置を提供することができる。さらに、本実施の形態に係る情報記録再生装置は、簡単な構成により、的確にチャプタを設定できる。その結果、簡単な構成で、放送番組を実際の区切りからより的確に再生させることができる情報記録再生装置を提供することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 システム制御回路、11 チューナ、12 ハードディスク装置、13,18 セレクタ、14 MPEGエンコーダ、15 クロック、16 メモリ、17 MPEGデコーダ、19 OSD画像生成回路、22 操作装置、100 情報記録再生装置、120 ハードディスク本体、121 ピックアップ装置、200 ディスプレイ装置、221 電源キー、222 決定キー、223 録画キー、224 再生キー、225 停止キー、226 一時停止キー、227 巻戻しキー、228 早送りキー、229 テンキー。
Claims (4)
- 放送中の番組および前記番組を放送する時刻を表わす情報を受信するチューナと、
前記番組の映像を表わす情報を記録するハードディスク本体と、
時刻を検出するクロックと、
前記ハードディスク本体のうち、最後に前記番組の映像を表わす情報を記録した位置を表わす情報を記録するメモリの第1の領域と、
前記ハードディスク本体が新たな番組の映像を表わす情報を記録するたびに、前記メモリの第1の領域が記録した情報を、前記新たな番組の映像を表わす情報の量に応じて更新するための更新手段と、
前記時刻を表わす情報を用いて、前記ハードディスク本体が情報を記録する間、繰返し前記クロックが検出した時刻および前記番組を放送する時刻の区切りが一致するか否かを判断するための判断手段と、
前記クロックが検出した時刻および前記番組を放送する時刻の区切りが一致した時点の、前記メモリの第1の領域が記録する情報を読出すための読出し手段と、
前記読出し手段が情報を読出すことにより検出した位置を表わす区切り情報を記録するメモリの第2の領域と、
前記ハードディスク本体が記録した情報を読出すピックアップ装置と、
前記区切り情報を用いて、前記番組の区切りの映像を受信した時以降に受信した映像の情報を読出すように、前記ピックアップ装置を制御するための制御手段と、
前記ピックアップ装置が読出した情報を出力するための出力手段とを含むハードディスクレコーダ。 - 放送中の番組および前記番組を放送する時刻を表わす情報を受信するための受信手段と、
前記番組の映像を表わす情報を記録するための第1の記録手段と、
時刻を検出するための第1の検出手段と、
前記第1の検出手段が検出した時刻および前記時刻を表わす情報を用いて、前記番組の区切りの映像を表す情報を記録する、第1の記録手段上の位置を検出するための第2の検出手段と、
前記第2の検出手段が検出した位置を表わす区切り情報を記録するための第2の記録手段と、
前記第1の記録手段が記録した情報を読出すための第1の読出し手段と、
前記区切り情報を用いて、前記番組の区切りの映像を受信した時以降に受信した映像の情報を読出すように、前記第1の読出し手段を制御するための制御手段と、
前記第1の読出し手段が読出した情報を出力するための出力手段とを含む情報記録再生装置。 - 前記第2の検出手段は、
最後に前記番組の映像を表わす情報を記録した前記第1の記録手段上の位置を表わす情報を記録するための第3の記録手段と、
前記第1の記録手段が新たな番組の映像を表わす情報を記録するたびに、前記第3の記録手段が記録した情報を、前記新たな番組の映像を表わす情報の量に応じて更新するための更新手段と、
前記時刻を表わす情報を用いて、前記第1の検出手段が検出した時刻および前記番組を放送する時刻の区切りが一致するか否かを判断するための判断手段と、
前記第1の検出手段が検出した時刻および前記番組を放送する時刻の区切りが一致した時点の、前記第3の記録手段が記録する情報を読出すための第2の読出し手段とを含み、
第2の記録手段は、前記第2の読出し手段が情報を読出すことにより検出した位置を表わす区切り情報を記録するための手段を含む、請求項2に記載の情報記録再生装置。 - 前記判断手段は、前記第1の記録手段が情報を記録する間、繰返し前記第1の検出手段が検出した時刻および前記番組を放送する時刻の区切りが一致するか否かを判断するための手段を含む、請求項3に記載の情報記録再生装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004215935A JP2006041715A (ja) | 2004-07-23 | 2004-07-23 | ハードディスクレコーダおよび情報記録再生装置 |
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JP2004215935A JP2006041715A (ja) | 2004-07-23 | 2004-07-23 | ハードディスクレコーダおよび情報記録再生装置 |
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---|---|---|---|---|
JP2010103929A (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | Toshiba Corp | 番組録画装置及び番組録画方法 |
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2004
- 2004-07-23 JP JP2004215935A patent/JP2006041715A/ja active Pending
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