JP2008298477A - ロータ寸法測定装置及びロータ寸法測定方法 - Google Patents

ロータ寸法測定装置及びロータ寸法測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008298477A
JP2008298477A JP2007142391A JP2007142391A JP2008298477A JP 2008298477 A JP2008298477 A JP 2008298477A JP 2007142391 A JP2007142391 A JP 2007142391A JP 2007142391 A JP2007142391 A JP 2007142391A JP 2008298477 A JP2008298477 A JP 2008298477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
groove bottom
axis
radius
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007142391A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4924209B2 (ja
Inventor
Atsushi Tezuka
厚 手塚
Yoji Tsuchiya
洋司 土谷
Takahiro Mori
貴宏 森
Terubumi Maeyama
光史 前山
Hiroshi Kinoshita
浩史 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2007142391A priority Critical patent/JP4924209B2/ja
Publication of JP2008298477A publication Critical patent/JP2008298477A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4924209B2 publication Critical patent/JP4924209B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ロータの寸法管理を含めた一連のロータ3(5)の製造作業を能率を高めて、ロータ3(5)の生産性を十分に向上させること。
【解決手段】基台7に軸心をX軸方向に平行にした状態でロータ3(5)をセット可能なセット治具15が設けられ、基台7にX軸方向へ移動可能な移動台27が設けられ、移動台27にX軸とY軸にそれぞれ直交するθ軸周りに旋回可能な旋回アーム39が設けられ、旋回アーム39に、ロータ3(5)に遮断された検出光LBの遮断幅を検出する透過型光学検出センサ41が設けられ、透過型光学検出センサ41によって検出された検出光LBの遮断幅に基づいてロータ3(5)の溝底の半径及び/又は直径を演算する溝底演算手段49を備えたこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、リショルム式スーパーチャージャー等の圧縮機におけるロータ(雌ロータ、雄ロータ)の溝底の半径及び/又は直径を測定するロータ寸法測定装置及びロータ寸法測定方法に関する。
リショルム式スーパーチャージャーは、噛合関係にある雄ロータと雌ロータを備えており、雄ロータの歯先と雌ロータの溝底とのクリアランス、雌ロータの歯先と雄ロータの溝底とのクリアランスがリショルム式スーパーチャージャーの性能に大きな影響を与えることが一般に知られている。そのため、ロータ(雌ロータ、雄ロータ)の歯先の寸法管理だけでなく、ロータの溝底の寸法管理も十分に行う必要がある。ここで、ロータの溝底の寸法管理は、3次元測定器又は汎用のダイヤルインジケータ(以下、汎用の接触式寸法測定器という)を用い、汎用の接触式寸法測定器における接触子をロータの溝底に接触させて、ロータの溝底の直径を測定することにより行われている。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1に示すものがある。
特開2001−228141号公報
ところで、前述のように、ロータの溝底の直径を測定する専用機はなく、汎用の接触式寸法測定器の接触子をロータの溝底に接触させて、ロータの溝底の直径を測定しているため、次のような問題がある。即ち、3次元測定器による測定の場合には、測定精度を十分に高めようとすると、測定点数を増やさなければならず、測定時間が長くなってしまう。また、汎用のダイヤルインジケータによる測定の場合には、測定精度が作業者の測定技量に左右され易く、測定自体が人力測定であることもあって、測定時間が長くなってしまう。そのため、ロータの寸法管理を含めた一連のロータの製造作業が煩雑化して、ロータの生産性を十分に向上させることができないという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成のロータ寸法測定装置及びロータ寸法測定方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、圧縮機におけるロータ(雌ロータ、雄ロータ)の溝底の半径及び/又は直径を測定するロータ寸法測定装置において、X軸方向へ延びた基台と、前記基台に設けられ、軸心をX軸方向に平行にした状態で前記ロータをセット可能なセット治具と、前記基台に設けられ、X軸方向へ移動可能な移動台と、前記移動台に設けられ、X軸及びY軸にそれぞれ直交するθ軸周りに旋回可能な旋回アームと、前記旋回アームに設けられ、帯状の検出光を前記ロータの溝のねじり方向に沿うように投光可能な投光器と、この投光器に対向しかつ前記検出光を受光可能な受光器を備え、前記ロータに遮断された前記検出光の遮断幅を検出する透過型光学検出センサと、前記透過型光学検出センサによって検出された前記検出光の遮断幅に基づいて前記ロータの溝底の半径及び/又は直径を演算する溝底演算手段と、を具備したことを要旨とする。
なお、圧縮機には、自動車等の過給機として用いられるリショルム式スーパーチャージャ、圧縮空気源として用いられるスクリュー・コンプレッサ等が含まれる。また、X軸とY軸は直交する関係にある。
本発明の第1の特徴によると、軸心をX軸方向に平行にした状態で前記ロータを前記セット治具にセットする。次に、前記移動台をX軸方向へ移動させ、かつ前記旋回アームをθ軸周りに旋回させることにより、前記透過型光学検出センサの光軸を前記ロータの溝のねじり方向に沿うように調整する。そして、前記透過型光学検出センサによって前記ロータに遮断された前記検出光の遮断幅を検出し、前記溝底演算手段によって前記検出光の遮断幅に基づいて前記ロータの溝底の半径及び/又は直径を演算する。
要するに、前記透過型光学検出センサの光軸を前記ロータの溝のねじり方向に沿うように調整し、前記透過型光学検出センサによって前記検出光の遮断幅を検出することにより、専用機である前記ロータ寸法測定装置によって前記ロータの溝底の半径及び/又は直径を非接触で測定することができる。
本発明の第2の特徴は、圧縮機におけるロータの溝底の半径及び/又は直径を測定するロータ寸法測定方法において、帯状の検出光を投光可能な投光器と前記検出光を受光可能な受光器を備えた透過型光学検出センサの光軸を前記ロータの溝のねじり方向に沿うように調整する光軸調整工程と、前記光軸調整工程の終了後に、前記透過型光学検出センサによって前記ロータに遮断された前記検出光の遮断幅を検出し、前記検出光の遮断幅に基づいて前記ロータの溝底の半径及び/又は直径を演算する検出演算工程と、を具備したことを要旨とする。
なお、前記透過型光学検出センサの光軸を前記ロータの溝のねじり方向に沿うように調整する際には、例えば、前記投光器と前記受光器を対向させた状態の下で前記透過型光学センサを旋回させたり、前記ロータを軸心を中心として回転させたりすることになる。
第2の特徴によると、前記透過型光学検出センサの光軸を前記ロータの溝のねじり方向に沿うように調整し、前記透過型光学検出センサによって前記検出光の遮断幅を検出することにより、専用機である前記ロータ寸法測定装置によって前記ロータの溝底の半径及び/又は直径を非接触で測定することができる。
本発明の第3の特徴は、第1の特徴からなるロータ寸法測定装置を用いて、圧縮機におけるロータの溝底の半径及び/又は直径を測定するロータ寸法測定方法において、軸心をX軸方向に平行にした状態で前記ロータをセット治具にセットするロータセット工程と、前記ロータセット工程の終了後に、移動台をX軸方向へ移動させ、かつ前記旋回アームをθ軸周りに旋回させることにより、前記透過型光学検出センサの光軸を前記ロータの溝のねじり方向に沿うように調整する光軸調整工程と、前記光軸調整工程の終了後に、前記透過型光学検出センサによって前記ロータに遮断された前記検出光の遮断幅を検出し、溝底演算手段によって前記検出光の遮断幅に基づいて前記ロータの溝底の半径及び/又は直径を演算する検出演算工程と、を具備したことを要旨とする。
第3の特徴によると、前記透過型光学検出センサの光軸を前記ロータの溝のねじり方向に沿うように調整し、前記透過型光学検出センサによって前記検出光の遮断幅を検出することにより、専用機である前記ロータ寸法測定装置によって前記ロータの溝底の半径及び/又は直径を非接触で測定することができる。
本発明の第4の特徴は、第1の特徴からなるロータ寸法測定装置を用いて、圧縮機におけるロータの溝底の直径を測定するロータ寸法測定方法において、軸心をX軸方向に平行にした状態で前記ロータをセット治具にセットするロータセット工程と、前記ロータセット工程の終了後に、移動台をX軸方向へ移動させ、かつ前記旋回アームをθ軸周りに旋回させることにより、前記透過型光学検出センサの光軸を、前記ロータの軸心位置を境にした前記ロータの一側部分における溝のねじり方向に沿うように調整する第1光軸調整工程と、前記光軸調整工程の終了後に、前記透過型光学検出センサによって前記ロータに遮断された前記検出光の遮断幅を検出し、溝底演算手段によって前記検出光の遮断幅に基づいて前記ロータの一側部分における溝底の半径を演算する第1検出演算工程と、前記第1検出演算工程の終了後に、前記旋回アームをθ軸周りに旋回させることにより、前記透過型光学検出センサの光軸を、前記ロータの軸心位置を境にした前記ロータの他側部分における溝のねじり方向に沿うように調整する第2光軸調整工程と、前記第2光軸調整工程の終了後に、前記透過型光学検出センサによって前記ロータに遮断された前記検出光の遮断幅を検出し、前記溝底演算手段によって前記検出光の遮断幅に基づいて前記ロータの他側部分における溝底の半径を演算し、前記ロータの一側部分における溝底の半径と前記ロータの他側部分における溝底の半径に基づいて前記ロータの溝底の直径を演算する第2検出演算工程と、を具備したことを要旨とする。
第4の特徴によると、前記透過型光学検出センサの光軸を前記ロータにおける一側部分の溝のねじり方向に沿うように調整し、前記透過型光学検出センサによって前記検出光の遮断幅を検出すると共に、前記透過型光学検出センサの光軸を前記ロータにおける他側部分の溝のねじり方向に沿うように調整し、前記透過型光学検出センサによって前記検出光の遮断幅を検出することにより、専用機である前記ロータ寸法測定装置によって前記ロータの溝底の直径を非接触で測定することができる。
本発明によれば、専用機である前記ロータ寸法測定装置によって前記ロータの溝底の半径及び/又は直径を非接触で測定することができるため、前記ロータ寸法測定装置の測定精度を十分に高めつつ、前記ロータ寸法測定装置による測定時間の短縮化を図ることができる。よって、前記ロータの寸法管理を含めた一連の前記ロータの製造作業を能率を高めて、前記ロータの生産性を十分に向上させることができる。
本発明の実施形態について図1から図5を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の実施形態に係るロータ寸法測定装置の平面図、図2は、本発明の実施形態に係るロータ寸法測定装置の正面図、図3は、雌ロータに遮断された検出レーザ光の遮断幅を検出する状態を示す斜視図、図4は、雄ロータに遮断された検出レーザ光の遮断幅を検出する状態を示す斜視図、図5(a)は、雌ロータの斜視図、図5(b)は、雄ロータの斜視図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係るロータ寸法測定装置1は、リショルム式スーパーチャージャーにおける雌ロータ3の溝3gの溝底(図5(a)参照)及び雄ロータ5の溝5gの溝底(図5(b)参照)の直径及び半径を測定する専用機であって、X軸方向(換言すれば、左右方向)へ延びた基台7を具備しており、この基台7は、ベッド9と、このベッド9に一体的に設けられた支持フレーム11とからなる。
ベッド9における支持フレーム11の左右両側には、逆L字状の支持アーム13がそれぞれ立設されており、一対の支持アーム13の先端部には、軸心をX軸方向に平行にしかつ基準高さ位置に合わせた状態でロータ3(5)をセット可能なセット治具15が設けられており、換言すれば、ベッド9には、セット治具15が一対の支持アーム13を介して設けられている。また、セット治具15は、左寄りの支持アーム13の先端部に設けられかつロータ3(5)のロータ軸3s(5s)の左端部を保持するレフト保持部材17と、右寄りの支持アーム13の先端部に設けられかつロータ3(5)のロータ軸3s(5s)の右端部を保持するライト保持部材19とからなる。なお、セット治具15におけるレフト保持部材17及びライト保持部材19によりロータ3(5)のロータ軸3s(5s)の左端部及び右端部を保持する代わりに、セット治具15によりロータ3(5)のロータ軸3s(5s)における左端面のセンタ穴及び右端面のセンタ穴を支持するようにしても構わない。
左寄りの支持アーム13の先端部には、真正雄ロータ(図示省略)の溝底を模擬した雄ロータマスタ21、及び真正雌ロータ(図示省略)の溝底を模擬した雌ロータマスタ23がそれぞれ設けられており、雄ロータマスタ21の軸心及び雌ロータマスタ23の軸心は、X軸方向に平行でかつ基準高さ位置に位置している。
支持フレーム11には、X軸方向へ延びた一対のガイドレール25が設けられており、一対のガイドレール25には、X軸方向へ移動可能な移動台27が設けられており、換言すれば、支持フレーム11には、移動台27が一対のガイドレール25を介して設けられている。そして、支持フレーム11の右側部には、移動台27をX軸方向へ移動させる移動サーボモータ29が設けられている。また、支持フレーム11における一対のガイドレール25の間には、X軸方向へ延びかつ移動サーボモータ29の出力軸(図示省略)に連動連結したボールねじ31が回転可能に設けられてあって、移動台27の適宜位置には、ボールねじ31に螺合したナット部材33が設けられている。
移動台27には、ディスク型の旋回サーボモータ35が設けられており、この旋回サーボモータ35は、X軸とY軸にそれぞれ直交するθ軸周りに回転可能な回転子37を備えている。また、旋回サーボモータ35の回転子37には、水平方向へ延びた旋回アーム39が一体的に設けられており、換言すれば、移動台27には、θ軸周りに旋回可能な旋回アーム39が旋回サーボモータ35の回転子37を介して設けられている。
旋回アーム39には、ロータ3(5)に遮断された帯状の検出レーザ光LBの遮断幅を検出する透過型光学検出センサ41が設けられており、この透過型光学検出センサ41は、帯状の検出レーザ光LBをロータ3(5)の溝3g(5g)のねじり方向に沿うように投光可能な投光器43と、この投光器43に対向しかつ検出レーザ光LBを受光可能な受光器45とを備えている。ここで、予め、透過型光学検出センサ41によって真正雄ロータ(真正雌ロータ)に遮断された帯状の検出レーザ光LBの遮断幅を検出して、透過型光学検出センサ41の検出誤差を求めておくことにより、透過型光学検出センサ41による検出値(ロータ3(5)に遮断された帯状の検出レーザ光LBの遮断幅)は、透過型光学検出センサ41の検出誤差を補正した値になっている。なお、透過型光学検出センサ41の代わりに、レーザ拡散反射型光学検出センサ、渦電流型検出センサ、或いは静電容量型検出センサ等を用いても構わない。
透過型光学検出センサ41には、コントローラ47が電気的に接続されており、このコントローラ47は、メモリ及びCPUを備えている。そして、コントローラ47のCPUは、透過型光学検出センサ41によって検出された検出値(ロータ3(5)に遮断された帯状の検出レーザ光LBの遮断幅)に基づいてロータ3(5)の溝底の半径及び直径を演算するロータ溝底演算部49としての機能を有している。
続いて、本発明の実施形態に係るロータ寸法測定方法について説明する。
本発明の実施形態に係るロータ寸法測定方法は、ロータ寸法測定装置1を用いて、リショルム式スーパーチャージャーにおけるロータ3(5)の溝底の直径を測定する方法であって、ロータセット工程と、第1光軸調整工程と、第1検出演算工程と、第1繰り返し工程と、第2光軸調整工程と、第2検出演算工程と、第2繰り返し工程とを具備している。そして、本発明の実施形態に係るロータ寸法測定方法における各工程の具体的な内容は、次のようになる。なお、雌ロータ3の溝底の直径を測定する場合と、雄ロータ5の溝底の直径を測定する場合は、同様の動作により行われるので、二つの場合を併せて説明する。
ロータセット工程
ロータ3(5)のロータ軸3s(5s)の左端部をレフト保持部材17に保持させると共に、ロータ3(5)のロータ軸3s(5s)の右端部をライト保持部材19に保持させる。これにより、軸心をX軸方向に平行にしかつ基準高さ位置に合わせた状態でロータ3(5)をセット治具にセットすることができる。
第1光軸調整工程
ロータセット工程の終了後に、移動サーボモータ29の駆動により移動台27をX軸方向へ移動させると共に、旋回サーボモータ35の駆動により旋回アーム39をθ軸周りに旋回させる。これにより、図3及び図4に示すように、透過型光学検出センサ41の光軸を、ロータ3(5)の軸心位置を境にしたロータ3(5)の上側部分における溝3g(5g)のねじり方向に沿うように調整することができる。
第1検出演算工程
第1光軸調整工程の終了後に、移動サーボモータ29の駆動により移動台27をX軸方向へ微動させながら、図3及び図4に示すように、透過型光学検出センサ41によってロータ3(5)に遮断された検出レーザ光LBの遮断幅の最小値を検出する。そして、コントローラ47のCPU(ロータ溝底演算部49)によって検出レーザ光LBの遮断幅の最小値に基づいてロータ3(5)の上側部分における溝底の半径を演算する。
第1繰り返し工程
第1検出演算工程の終了後に、移動サーボモータ29の駆動により移動台27をX軸方向へ移動させることにより、透過型光学検出センサ41の光軸をロータ3(5)の上側部分における残りの溝3g(5g)のねじり方向に沿うように調整する。そして、透過型光学検出センサ41によってロータ3(5)に遮断された検出レーザ光LBの遮断幅の最小値を検出し、コントローラ47のCPU(ロータ溝底演算部49)によって検出レーザ光LBの遮断幅の最小値に基づいてロータ3(5)の上側部分における溝底の半径を演算する。なお、前述の動作をロータ3(5)の上側部分における残りの溝3g(5g)の数だけ繰り返す。
第2光軸調整工程
第1繰り返し工程の終了後に、旋回サーボモータ35の駆動により旋回アーム39をθ軸周りに旋回させる。これにより、透過型光学検出センサ41の光軸を、ロータ3(5)の軸心位置を境にしたロータ3(5)の下側部分における溝3g(5g)のねじり方向に沿うように調整することができる。
第2検出演算工程
第2光軸調整工程の終了後に、移動サーボモータ29の駆動により移動台27をX軸方向へ微動させながら、透過型光学検出センサ41によってロータ3(5)に遮断された検出レーザ光LBの遮断幅の最小値を検出する。そして、コントローラ47のCPU(ロータ溝底演算部49)によって検出レーザ光LBの遮断幅の最小値に基づいてロータ3(5)の下側部分における溝底の半径を演算し、ロータ3(5)の上側部分における溝底の半径とロータ3(5)の下側部分における溝底の半径に基づいてロータ3(5)の溝底の直径を演算する。
第2繰り返し工程
第2検出演算工程の終了後に、移動サーボモータ29の駆動により移動台27をX軸方向へ移動させることにより、透過型光学検出センサ41の光軸をロータ3(5)の下側部分における残りの溝3g(5g)のねじり方向に沿うように調整する。そして、透過型光学検出センサ41によってロータ3(5)に遮断された検出レーザ光LBの遮断幅の最小値を検出し、コントローラ47のCPU(ロータ溝底演算部49)によって検出レーザ光LBの遮断幅の最小値に基づいてロータ3(5)の下側部分における溝底の半径を演算し、ロータ3(5)の上側部分における溝底の半径とロータ3(5)の下側部分における溝底の半径に基づいてロータ3(5)の溝底の直径を演算する。なお、前述の動作をロータ3(5)の下側部分における残りの溝3g(5g)の数だけ繰り返す。
なお、本発明の実施形態に係るロータ寸法測定方法にあっては、第2光軸調整工程、第2検出演算工程、第2繰り返し工程を省略しても構わない。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
透過型光学検出センサ41の光軸をロータ3(5)における上側部分の溝3g(5g)のねじり方向に沿うように調整し、透過型光学検出センサ41によって検出レーザ光LBの遮断幅を検出すると共に、透過型光学検出センサ41の光軸をロータ3(5)における下側部分の溝のねじり方向に沿うように調整し、透過型光学検出センサ41によって検出レーザ光LBの遮断幅を検出することにより、専用機であるロータ寸法測定装置1によってロータ3(5)の溝底の直径を非接触で測定することができる。
従って、本発明の実施形態によれば、ロータ寸法測定装置1の測定精度を十分に高めつつ、ロータ寸法測定装置1による測定時間の短縮化を図ることができる。よって、ロータの寸法管理を含めた一連のロータ3(5)の製造作業を能率を高めて、ロータ3(5)の生産性を十分に向上させることができる。特に、ロータ3(5)の溝底の直径をオンライン計測することが可能になり、ロータ3(5)の生産性を更に向上させることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、ロータ寸法測定装置1と同様の装置を用いて、スクリュー・コンプレッサにおける雌ロータの溝の溝底及び雄ロータの溝の溝底の直径及び半径を測定する等、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
本発明の実施形態に係るロータ寸法測定装置の平面図である。 本発明の実施形態に係るロータ寸法測定装置の正面図である。 雌ロータに遮断された検出レーザ光の遮断幅を検出する状態を示す斜視図である。 雄ロータに遮断された検出レーザ光の遮断幅を検出する状態を示す斜視図である。 図5(a)は、雌ロータの斜視図、図5(b)は、雄ロータの斜視図である。
符号の説明
LB 検出レーザ光
1 ロータ寸法測定装置
3 雌ロータ
3g 溝
3s ロータ軸
5 雄ロータ
5g 溝
7 基台
9 ベッド
11 支持フレーム
15 セット治具
17 レフト保持部材
19 ライト保持部材
27 移動台
29 移動サーボモータ
35 旋回サーボモータ
39 旋回アーム
41 透過型光学検出センサ
43 投光器
45 受光器
47 コントローラ
49 ロータ溝底演算部

Claims (6)

  1. 圧縮機におけるロータの溝底の半径及び/又は直径を測定するロータ寸法測定装置において、
    X軸方向へ延びた基台と、
    前記基台に設けられ、軸心をX軸方向に平行にした状態で前記ロータをセット可能なセット治具と、
    前記基台に設けられ、X軸方向へ移動可能な移動台と、
    前記移動台に設けられ、X軸とY軸にそれぞれ直交するθ軸周りに旋回可能な旋回アームと、
    前記旋回アームに設けられ、帯状の検出光を前記ロータの溝のねじり方向に沿うように投光可能な投光器と、この投光器に対向しかつ前記検出光を受光可能な受光器を備え、前記ロータに遮断された前記検出光の遮断幅を検出する透過型光学検出センサと、
    前記透過型光学検出センサによって検出された前記検出光の遮断幅に基づいて前記ロータの溝底の半径及び/又は直径を演算する溝底演算手段と、
    を具備したことを特徴とするロータ寸法測定装置。
  2. 圧縮機におけるロータの溝底の半径及び/又は直径を測定するロータ寸法測定方法において、
    帯状の検出光を投光可能な投光器と前記検出光を受光可能な受光器を備えた透過型光学検出センサの光軸を前記ロータの溝のねじり方向に沿うように調整する光軸調整工程と、
    前記光軸調整工程の終了後に、前記透過型光学検出センサによって前記ロータに遮断された前記検出光の遮断幅を検出し、前記検出光の遮断幅に基づいて前記ロータの溝底の半径及び/又は直径を演算する検出演算工程と、
    を具備したことを特徴とするロータ寸法測定方法。
  3. 請求項1に記載のロータ寸法測定装置を用いて、圧縮機におけるロータの溝底の半径及び/又は直径を測定するロータ寸法測定方法において、
    軸心をX軸方向に平行にした状態で前記ロータをセット治具にセットするロータセット工程と、
    前記ロータセット工程の終了後に、移動台をX軸方向へ移動させ、かつ前記旋回アームをθ軸周りに旋回させることにより、前記透過型光学検出センサの光軸を前記ロータの溝のねじり方向に沿うように調整する光軸調整工程と、
    前記光軸調整工程の終了後に、前記透過型光学検出センサによって前記ロータに遮断された前記検出光の遮断幅を検出し、溝底演算手段によって前記検出光の遮断幅に基づいて前記ロータの溝底の半径及び/又は直径を演算する検出演算工程と、
    を具備したことを特徴とするロータ寸法測定方法。
  4. 前記検出演算工程は、前記移動台をX軸方向へ微動させながら、前記透過型光学検出センサによって前記ロータに遮断された前記検出光の遮断幅の最小値を検出して、前記溝底演算手段によって前記検出光の遮断幅の最小値に基づいて前記ロータの溝底の半径及び/又は直径を演算することを特徴とする請求項3に記載のロータ寸法測定方法。
  5. 請求項1に記載のロータ寸法測定装置を用いて、圧縮機におけるロータの溝底の直径を測定するロータ寸法測定方法において、
    軸心をX軸方向に平行にした状態で前記ロータをセット治具にセットするロータセット工程と、
    前記ロータセット工程の終了後に、移動台をX軸方向へ移動させ、かつ前記旋回アームをθ軸周りに旋回させることにより、前記透過型光学検出センサの光軸を、前記ロータの軸心位置を境にした前記ロータの一側部分における溝のねじり方向に沿うように調整する第1光軸調整工程と、
    前記光軸調整工程の終了後に、前記透過型光学検出センサによって前記ロータに遮断された前記検出光の遮断幅を検出し、溝底演算手段によって前記検出光の遮断幅に基づいて前記ロータの一側部分における溝底の半径を演算する第1検出演算工程と、
    前記第1検出演算工程の終了後に、前記旋回アームをθ軸周りに旋回させることにより、前記透過型光学検出センサの光軸を、前記ロータの軸心位置を境にした前記ロータの他側部分における溝のねじり方向に沿うように調整する第2光軸調整工程と、
    前記第2光軸調整工程の終了後に、前記透過型光学検出センサによって前記ロータに遮断された前記検出光の遮断幅を検出し、前記溝底演算手段によって前記検出光の遮断幅に基づいて前記ロータの他側部分における溝底の半径を演算し、前記ロータの一側部分における溝底の半径と前記ロータの他側部分における溝底の半径に基づいて前記ロータの溝底の直径を演算する第2検出演算工程と、
    を具備したことを特徴とするロータ寸法測定方法。
  6. 前記第1検出演算工程は、前記移動台をX軸方向へ微動させながら、前記透過型光学検出センサによって前記ロータに遮断された前記検出光の遮断幅の最小値を検出して、前記溝底演算手段によって前記検出光の遮断幅の最小値に基づいて前記ロータの一側部分における溝底の半径を演算し、
    前記第2検出演算工程は、前記移動台をX軸方向へ微動させながら、前記透過型光学検出センサによって前記ロータに遮断された前記検出光の遮断幅の最小値を検出して、前記溝底演算手段によって前記検出光の遮断幅の最小値に基づいて前記ロータの他側部分における溝底の半径を演算し、前記ロータの一側部分における溝底の半径と前記ロータの他側部分における溝底の半径に基づいて前記ロータの溝底の直径を演算することを特徴とする請求項5に記載のロータ寸法測定方法。
JP2007142391A 2007-05-29 2007-05-29 ロータ寸法測定装置及びロータ寸法測定方法 Expired - Fee Related JP4924209B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007142391A JP4924209B2 (ja) 2007-05-29 2007-05-29 ロータ寸法測定装置及びロータ寸法測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007142391A JP4924209B2 (ja) 2007-05-29 2007-05-29 ロータ寸法測定装置及びロータ寸法測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008298477A true JP2008298477A (ja) 2008-12-11
JP4924209B2 JP4924209B2 (ja) 2012-04-25

Family

ID=40172141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007142391A Expired - Fee Related JP4924209B2 (ja) 2007-05-29 2007-05-29 ロータ寸法測定装置及びロータ寸法測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4924209B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013099434A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 ジャパンスーパークォーツ株式会社 シリカガラスルツボの三次元形状測定方法、シリコン単結晶の製造方法
JP2013134179A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Japan Siper Quarts Corp シリカガラスルツボの三次元形状測定方法、シリコン単結晶の製造方法
CN106767547A (zh) * 2017-02-15 2017-05-31 东莞市圣荣自动化科技有限公司 一种用于转子斜槽检测的视觉检测装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06147834A (ja) * 1992-11-02 1994-05-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ねじ判別装置
JPH08136228A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 長尺物の外径測定装置
JPH09152315A (ja) * 1995-09-27 1997-06-10 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 波状管測定装置
JPH10281734A (ja) * 1997-04-08 1998-10-23 Hitachi Metals Ltd 波形付長尺フレキシブル管の寸法計測装置及び製造システム
JPH11108653A (ja) * 1997-10-03 1999-04-23 Hitachi Ltd 測定装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06147834A (ja) * 1992-11-02 1994-05-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ねじ判別装置
JPH08136228A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 長尺物の外径測定装置
JPH09152315A (ja) * 1995-09-27 1997-06-10 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 波状管測定装置
JPH10281734A (ja) * 1997-04-08 1998-10-23 Hitachi Metals Ltd 波形付長尺フレキシブル管の寸法計測装置及び製造システム
JPH11108653A (ja) * 1997-10-03 1999-04-23 Hitachi Ltd 測定装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013099434A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 ジャパンスーパークォーツ株式会社 シリカガラスルツボの三次元形状測定方法、シリコン単結晶の製造方法
JP2013134179A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Japan Siper Quarts Corp シリカガラスルツボの三次元形状測定方法、シリコン単結晶の製造方法
US9810526B2 (en) 2011-12-27 2017-11-07 Sumco Corporation Method for measuring three-dimensional shape of silica glass crucible, and method for producing monocrystalline silicon
CN106767547A (zh) * 2017-02-15 2017-05-31 东莞市圣荣自动化科技有限公司 一种用于转子斜槽检测的视觉检测装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4924209B2 (ja) 2012-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010122680A1 (ja) インボリュート歯車の歯形測定方法
JP5562624B2 (ja) 眼鏡枠形状測定装置
JP2010117196A (ja) 歯車測定方法
US20130071198A1 (en) Numerically-controlled machine tool
JP7473306B2 (ja) 機上測定装置、工作機械、および、機上測定方法
KR20130122760A (ko) 광학 부품의 센터링 방법
JP4924209B2 (ja) ロータ寸法測定装置及びロータ寸法測定方法
JP5317549B2 (ja) カムプロファイル測定装置
JP2010101740A (ja) シャフトワーク計測装置
JP5393864B1 (ja) ワーク形状測定方法およびワーク形状測定装置
JP2008030139A (ja) ワイヤ放電加工機に於けるワイヤ電極の傾斜角度を測定する方法、及びワイヤ電極の傾斜角度設定装置を有するワイヤ放電加工機
CN111687690A (zh) 一种设备上刀具跳动检测装置及方法
JP5496710B2 (ja) ウェーハの位置決め方法およびその装置
JP2004322255A (ja) 直線位置計測器付き工作機械
JP5186976B2 (ja) 測定子の調整方法、測定子の角度検出方法、測定子による検出結果の補正方法、及びネジ溝検出装置を備えた工作機械
JP5332010B2 (ja) 形状測定装置、形状測定方法及び形状測定プログラム
JP2010012562A (ja) マイクロマシンおよびマイクロフライスマシン
JP6236786B2 (ja) 眼鏡レンズ加工装置
JP2007024819A (ja) ドグ歯のテーパ角度測定方法及びその測定装置
CN210664411U (zh) 一种柔性线材多位置全周外径检测装置
TW201904710A (zh) 車床及其刀具校正方法
JP3805289B2 (ja) 回転電機製造方法及び整流子測定装置
CN113714955A (zh) 一种适用于刀具的非接触式的光学检测仪
JP2581633Y2 (ja) バリ測定装置
JP2004338391A (ja) 原木の芯出し処理方法及び原木の芯出し処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120123

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees