JP2008298391A - 熱交換器コア熱交換器、および冷凍サイクル装置の蒸発器 - Google Patents
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Abstract
【課題】蒸発器においてチューブ内の冷媒通過音の発生を抑え、剛性の減少を抑制できるようにした冷凍サイクル装置用蒸発器を提供する。
【解決手段】チューブ2、3、4、5を備え、チューブ2、3、4、5は、それぞれ、冷媒流路断面が扁平形状に形成されている。コルゲートフィン19は、その山部(或いは谷部)がチューブ2、3のそれぞれの外表面にろう付け等により接合されており、コルゲートフィンは、その山部(或いは谷部)がチューブ4、5のそれぞれの外表面にろう付け等により接合されている。連結部によりコルゲートフィン19の谷部(或いは山部)同士を連結している。したがって、熱交換コアの剛性の減少を抑制でき、冷媒通過音の発生を抑えることができる。
【選択図】図2
【解決手段】チューブ2、3、4、5を備え、チューブ2、3、4、5は、それぞれ、冷媒流路断面が扁平形状に形成されている。コルゲートフィン19は、その山部(或いは谷部)がチューブ2、3のそれぞれの外表面にろう付け等により接合されており、コルゲートフィンは、その山部(或いは谷部)がチューブ4、5のそれぞれの外表面にろう付け等により接合されている。連結部によりコルゲートフィン19の谷部(或いは山部)同士を連結している。したがって、熱交換コアの剛性の減少を抑制でき、冷媒通過音の発生を抑えることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、空気流れの上流側および下流側に第1、第2のチューブが配設されている熱交換器コア、熱交換器、および冷凍サイクル装置用蒸発器に関する。
従来、空調装置用蒸発器の熱交換コア部では、複数本の第1の扁平チューブが空気流れに対して直交する方向に並べられ、複数本の第2の扁平チューブを空気流れに対して直交する方向に並べられ、第1、第2の扁平チューブが空気流れ方向に配置され、複数本の第1の扁平チューブの外表面に第1のコルゲートフィンがそれぞれ接合され、複数本の第2の扁平チューブの外表面に第2のコルゲートフィンがそれぞれ接合されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このものにおいては、空気上流側の第1のコルゲートフィンと空気下流側の第2のコルゲートフィンとの間には、隙間が空けられて、この隙間により第1、第2のコルゲートフィンが分断されている。このため、空気上流側の第1のコルゲートフィンで凝縮水が発生しても、この凝縮水が送風により空気下流側の第2のコルゲートフィンに集まることなく、当該隙間から流れ落ちるようになっている。これにより、蒸発器から空気下流側に凝縮水が飛び散ることを未然に防ぐことができる。
特開2000−179988号公報
近年、空調装置用蒸発器では、軽量化および熱交換性能を向上させるため、チューブ等の薄肉化が進んでいる。これに伴い、熱交換コア部の剛性が減少している。このため、チューブを冷媒が通過する際の冷媒通過音の騒音値の上昇を招いている。
本発明は、上記点に鑑み、空気上流側の第1のフィンと下流側の第2のフィンとの間に隙間を開けつつ、剛性の減少を抑制できるようにした熱交換器コア、熱交換器および冷凍サイクル装置用蒸発器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、空気流れの下流側に配置されて、第1の流体が流れてこの第1の流体と空気との間で熱交換する第1のチューブ(2、3)と、前記第1のチューブに対して前記空気流れの上流側に配置され、第2の流体が流れこの第2の流体と空気との間で熱交換する第2のチューブ(4、5)と、前記第1のチューブの外表面に接合され、蛇行状に形成されて前記第1のチューブの熱交換を促進する第1のフィン(19)と、
前記第2のチューブの外表面に接合され、蛇行状に形成されて前記第2のチューブの熱交換を促進する第2のフィン(20)と、を備え、
前記第2のフィンは、前記第1のフィンに対する前記空気流れ下流側に隙間(50)を開けて配置されており、
前記第1、第2のフィンの間を連結する連結部(40)を備える熱交換器コアであって、
前記連結部は、前記第1、第2のフィンの間を山部同士、或いは谷部同士で連結することを第1の特徴とする。
前記第2のチューブの外表面に接合され、蛇行状に形成されて前記第2のチューブの熱交換を促進する第2のフィン(20)と、を備え、
前記第2のフィンは、前記第1のフィンに対する前記空気流れ下流側に隙間(50)を開けて配置されており、
前記第1、第2のフィンの間を連結する連結部(40)を備える熱交換器コアであって、
前記連結部は、前記第1、第2のフィンの間を山部同士、或いは谷部同士で連結することを第1の特徴とする。
これにより、連結部は、前記第1、第2のフィンの間を山部同士、或いは谷部同士で連結するので、熱交換器コアの剛性の減少を抑制できる。このため、空気上流側の第1のフィンと下流側の第2のフィンとの間に隙間を開けつつ、第1、第2のチューブ内の流体通過音の発生を抑制できる。
本発明では、第1、第2のフィンは、それぞれ、同一フィンピッチで、かつ同一フィン高さ(A)であり、連結部の連結寸法(C)が第1、第2のフィンのフィン高さよりも長く設定されていることを第2の特徴とする。
本発明では、連結部は、第1、第2のフィンの間において一定寸法(B)毎に複数設けられており、一定寸法(B)に対する連結寸法(C)の比率が0.3以下であることを第3の特徴とする。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1に本発明の冷凍サイクル装置用蒸発器の第1実施形態を図に基づいて説明する。図1は本実施形態の蒸発器の外観を示す斜視図、図2は蒸発器の内部構成を示す概略斜視図である。
図1に本発明の冷凍サイクル装置用蒸発器の第1実施形態を図に基づいて説明する。図1は本実施形態の蒸発器の外観を示す斜視図、図2は蒸発器の内部構成を示す概略斜視図である。
蒸発器は自動車用空調装置の空調ユニットケース内に設置される。蒸発器には図示しない送風機により矢印X方向に空気が送風され、この送風空気と冷媒とが熱交換する。
蒸発器は、図1に示すように、接続ブロック1が設けられており、接続ブロック1には膨張弁(図示省略)から流出する冷媒が入る冷媒入口8aと圧縮機(図示省略)に向けて流れ出る冷媒出口8bとが設けられている。蒸発器は、膨張弁、及び圧縮機等とともに周知の冷凍サイクル装置を構成している。
蒸発器は、図1、図2に示すように、チューブ2、3、4、5(図1では省略)を備えており、チューブ2は空気流れ方向Xに対する直交方向に複数本並べられており、チューブ3がチューブ2の積層方向(図2中B方向)と同一方向に複数本、並べられている。
チューブ4はチューブ2に対して並列に複数本並べられており、複数本のチューブ4はチューブ2に対して空気流れ方向Xの上流側に位置する。チューブ5はチューブ3に対して並列に複数本並べられており、複数本のチューブ5はチューブ3に対して空気流れ方向Xの上流側に位置する。
以上により空気流れ方向Xにおいてチューブ2、3、4、5が二列に並べられていることになる。
蒸発器1は、タンク部8、9、11、12を備えており、タンク部8は、チューブ2、3の長手方向一端部側に接合されている。タンク部8は、チューブ2側とチューブ3側とが仕切壁14で分離されて、分離タンク室81と集合タンク室82を構成している。
分離タンク室81は、接続ブロック1の冷媒入口8aから入口6(図2参照)を通して流入した冷媒を複数本のチューブ2に分流する。複数本のチューブ2では、図2中矢印aの如く冷媒が流れる。タンク部9は、複数本のチューブ2から流出する冷媒を集合させる。なお、冷媒が第1、第2の流体(互いに同一の流体)に相当する。
タンク部9内では冷媒が矢印bの如く流れ、この冷媒が複数本のチューブ3に分流させる。複数本のチューブ3には冷媒が矢印cの如く流れる。この冷媒はタンク部8の集合タンク室82で集合される。
集合タンク室82とタンク部11の分流室110とは複数の連通穴18で連通されており、集合タンク室82で集合された冷媒はタンク部11の分流タンク室110に流れ、分流タンク室110から複数本のチューブ5に分流される。タンク部11は、仕切り壁15により分流タンク室110と集合タンク室111とに分離されている。
複数本のチューブ5には冷媒が矢印eの如く流れ、タンク部12で集合される冷媒は矢印fの如く流れ複数本のチューブ4に分流される。複数本のチューブ4には冷媒が矢印gの如く流れ、この冷媒はタンク部11の集合タンク室111で集合される。集合タンク室111から出口7を通して接続ブロック1の冷媒出口8b(図1参照)から排出される。
チューブ2、3、4、5は、それぞれ、冷媒流路断面が扁平形状に形成されており、チューブ2、3、4、5内では冷媒が空気から吸熱して蒸発する。本実施形態では、チューブ2〜5は、それぞれアルミニウム等からなるものであり、チューブ2〜5は、2つ折りにした薄板材の中にインナーフィンを入れた状態で薄板材の両端部をろう付けして接合したインナーフィンタイプのチューブが用いられている。
蒸発器には、図2に示すように、コルゲートフィン19、20が配置されており、コルゲートフィン19、20は、図3に示すように、それぞれ、アルミ薄板材から蛇行状に形成されている。図3はコルゲートフィン19(20)の断面図である。
具体的には、コルゲートフィン19は、山部31(或いは、谷部30)同士の間隔fpが同一になるように薄板材を折り曲げ形成されている。コルゲートフィン20は、山部31(或いは、谷部30)同士の間隔fpが同一になるように薄板材を折り曲げ形成されている。本明細書では、山部31(或いは、谷部30)同士の間の寸法をフィンピッチfpという。
本実施形態では、コルゲートフィン19、20のフィンピッチfpが同一に設定されている。コルゲートフィン19、20のフィン高さfhが同一に設定されている。フィン高さfhとは山部31および谷部30の間の寸法である。
コルゲートフィン19は、その山部31(或いは谷部30)がチューブ2、3のそれぞれの外表面にろう付け等により接合されており、コルゲートフィン20は、その山部31(或いは谷部30)がチューブ4、5のそれぞれの外表面にろう付け等により接合されている。コルゲートフィン19、20は、空気流れ方向Xに並べられている。すなわち、コルゲートフィン19は下流側に配置され、コルゲートフィン20は上流側に配置されている。コルゲートフィン19(20)の側面部32には、切り起こして形成されたルーバー32aが設けられている。
コルゲートフィン19、20の間には隙間が開けられているが、コルゲートフィン19、20は部品点数の増加抑制のために複数の連結部40により連結されている。ここで、連結部40の連結寸法Cは、フィン高さAよりも大きく設定されている。連結寸法Cとはコルゲートフィン19、20の間を連結している部分の寸法である。これにより、連結部40は、コルゲートフィン19、20の間において、図4、図5に示すように、山部31同士或いは谷部30同士で連結することになる。
なお、コルゲートフィン19、20およびチューブ2、3、4、5から熱交換器コアが構成されている。
図6にコルゲートフィン19、20の展開図を示す。複数の連結部40は、一定寸法(B)毎に並べられており、一定寸法Bに対する連結寸法Cの比率が0.3以下に設定されている。なお、以下、一定寸法Bを連結ピッチBという
次に、本実施形態の効果を確認するための実験結果を示す。
次に、本実施形態の効果を確認するための実験結果を示す。
図7にフィン高さA=5mm、B= 60mmであるときの加振点応答試験の結果を示す。図7において縦軸は熱交換器コアの剛性G、横軸は連結寸法Cを示し、熱交換器コアの剛性G(%)は、連結寸法C=2mmのときの剛性Gを100%としたときの百分率を示す。
グラフS1は、コルゲートフィン19、20の側面部32同士を連結した場合、グラフS2はコルゲートフィン19、20の谷部30(或いは山部31)同士を連結した場合を示している。
グラフS1、S2から分かるように、コルゲートフィン19、20の谷部30(或いは山部31)同士を連結した場合には、コルゲートフィン19、20の側面部32同士を連結した場合に比べて剛性が高いことが分かる。
図8に連結寸法C=2mm(フィン高さA=5mm)でコルゲートフィン19、20の側面部32同士を連結した場合と連結寸法C=6mm(フィン高さA=5mm)でコルゲートフィン19、20の谷部30(或いは山部31)同士を連結した場合との騒音値の比較を示している。
周波数4.5kHz、6.5kHz、7.8kHzのそれぞれの周波数で、連結寸法C=2mmの場合に比べて連結寸法C=6mmの場合の騒音値が低いことが分かる。
図9は縦軸を水飛び限界風速(m/s)、横軸は連結寸法C/一定寸法B(%)とするグラフであり、C/Bが30%を超えると(図10参照)、水飛び限界風速が下がり始める。水飛び限界風速とはコルゲートフィン20から下流側に凝縮水が水滴として飛び始める風速である。図10はC/B=30%の場合のコルゲートフィン19、20の展開図である。
以上説明した本実施形態によれば、連結部40によりコルゲートフィン19、20の谷部30(或いは山部31)同士を連結している。したがって、熱交換コアの剛性の減少を抑制できる。したがって、冷媒通過音の発生を抑えることができる。
また、本実施形形態では、一定寸法Bに対する連結寸法Cの比率が0.3以下に設定されている。したがって、コルゲートフィン20から下流側に凝縮水が水滴として飛び難い。
ここで、チューブとタンクとを板材により一体成形する場合、熱交換性能を高めるためにチューブの板厚は薄くする必要があるものの、タンクの板厚は耐圧強度を保持することが必要となる。
本実施形態では、タンク部8、9、11、12とチューブ2、3、4、5とは予め別々に成形され、ろう付けにより接合されている。このため、タンク部8、9、11、12とチューブ2、3、4、5とを別々の肉厚に設定することができる。
(第2実施形態)
上述の第1実施形態では、コルゲートフィン19、20の間を連結部40により一定幅(C)に亘って連結した例について説明したが、これに限らず、本第2実施形態では、連結寸法Cがフィン高さAよりも大きいのであるならば、図11に示すように、2つの隙間51により連結部40を3つに分けてもよい。
上述の第1実施形態では、コルゲートフィン19、20の間を連結部40により一定幅(C)に亘って連結した例について説明したが、これに限らず、本第2実施形態では、連結寸法Cがフィン高さAよりも大きいのであるならば、図11に示すように、2つの隙間51により連結部40を3つに分けてもよい。
この場合、連結部40の連結寸法C1、C2、C3の和(=C1+C2+C3)がフィン高さAよりも大きくなっている。
(他の実施形態)
上述の第1実施形態では、インナーフィンタイプのチューブを用いた例について説明したが、これに代えて、押出形成により成型された押出チューブを用いてもよい。
上述の第1実施形態では、インナーフィンタイプのチューブを用いた例について説明したが、これに代えて、押出形成により成型された押出チューブを用いてもよい。
上述の第1実施形態では、空気上流側のチューブ4(5)と空気下流側のチューブ2(3)とが離れているものについて説明したが、これに代えて、チューブ4(5)と空気下流側のチューブ2(3)と部分的に連結しているものを用いても良い(図13参照)。
上述の第1実施形態では、空気上流側の第2のチューブとしてのチューブ4(5)と空気下流側の第1のチューブとしてのチューブ2(3)とを用いて空気流れ方向においてチューブを2列に配置した例について説明したが、これに限らず、空気流れ方向において3列以上のチューブを配置してもよい。
上述の第1実施形態では、本発明の熱交換器コアを蒸発器に適用した例について説明したが、これに限らず、本発明の熱交換器コアを冷凍サイクル装置用コンデンサとラジエータとが一体化したクーリングユニットに適用してもよい。
ここで、第1、第2のチューブのうち一方のチューブがコンデンサのうち冷媒が流れるチューブが相当し、他方のチューブがラジエータのうちエンジン冷却水が流れるチューブに相当する。すなわち、第1、第2の流体のうち一方が冷媒に相当し、他方がエンジン冷却水に相当し、第1、第2の流体が互いに異なる流体となる。
この場合、コンデンサ側のフィンとラジエータ側のフィンとを連結部により山部同士(或いは谷部同士)で連結することにより、熱交換器コアの剛性を増すことができる。
以下、上記実施形態と特許請求項の範囲の構成との対応関係について説明すると、チューブ2、3が第1のチューブに相当し、チューブ4、5が第2のチューブに相当し、フィン19が第1のフィンに相当し、フィン20が第2のフィンに相当し、分流タンク室81、タンク部9が第1のタンクに相当し、集合タンク室82、タンク部9が第2のタンクに相当し、集合タンク室110、タンク部12が第3のタンクに相当し、集合タンク室111、タンク部12が第4のタンクに相当する。
2、3、4、5…チューブ、19、20…コルゲートフィン、31…山部
30…谷部、40…連結部。
30…谷部、40…連結部。
Claims (6)
- 空気流れの下流側に配置されて、第1の流体が流れてこの第1の流体と空気との間で熱交換する第1のチューブ(2、3)と、
前記第1のチューブに対して前記空気流れの上流側に配置され、第2の流体が流れこの第2の流体と空気との間で熱交換する第2のチューブ(4、5)と、
前記第1のチューブの外表面に接合され、蛇行状に形成されて前記第1のチューブの熱交換を促進する第1のフィン(19)と、
前記第2のチューブの外表面に接合され、蛇行状に形成されて前記第2のチューブの熱交換を促進する第2のフィン(20)と、を備え、
前記第2のフィンは、前記第1のフィンに対する前記空気流れ下流側に隙間(50)を開けて配置されており、
前記第1、第2のフィンの間を連結する連結部(40)を備える熱交換器コアであって、
前記連結部は、前記第1、第2のフィンの間を山部同士、或いは谷部同士で連結することを特徴とする熱交換器コア。 - 前記第1、第2のフィンは、それぞれ、同一フィンピッチで、かつ同一フィン高さ(A)であり、
前記連結部の連結寸法(C)が前記第1、第2のフィンのフィン高さよりも長く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器コア。 - 前記連結部は、前記第1、第2のフィンの間において一定寸法(B)毎に複数設けられており、
前記一定寸法(B)に対する前記連結寸法(C)の比率が0.3以下であることを特徴とする請求項2に記載の熱交換器コア。 - 前記第1のチューブに流れる前記第1の流体と、前記第2のチューブに流れる前記第2の流体とは、互いに同一の流体であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の熱交換器コア。
- 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の熱交換器コアを備え、
前記第1のチューブ(2、3)が複数本配置されており、
前記第2のチューブ(4、5)が複数本配置されており、
前記複数本の第1のチューブ(2、3)に対して前記流体を分流する第1のタンク(81、9)と、
前記複数本の第1のチューブから流出する流体を集合させる第2のタンク(82、9)と、
前記流体を前記複数本の第2のチューブ(4、5)のそれぞれに分流する第3のタンク(110、12)と、
前記複数本の第2のチューブ(4、5)から流出した流体を集合させる第4のタンク(111、12)と、を備え、
前記複数本の第1のチューブは、前記第1、第2のタンクに対して接合されており、
前記複数本の第2のチューブは、前記第3、第4のタンクに対して接合されていることを特徴とする熱交換器。 - 請求項5に記載の熱交換器を備え、
前記第1、第2のチューブには前記流体としての冷媒が流れ、この冷媒が前記空気から吸熱して蒸発するようになっていることを特徴とする冷凍サイクル装置の蒸発器。
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