JP2008297198A - 重バリウムフリントポジションの光学ガラス - Google Patents

重バリウムフリントポジションの光学ガラス Download PDF

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Abstract

【課題】好適な光学特性が達成されるが、生態学的な考慮に基づいてPbOを適用することなく、もし可能であればAs,BiそしてLiO,好ましくはTiOも適用しない範囲の組成の光学ガラスを提供する。
【解決手段】イメージイング、センサー、マイクロスコピー、医療技術、デジタルプロジェクション、遠距離通信、オプティカルコミュニケーションエンジニアリング/情報の通信、自動センサーにおけるオプティクス/イルミネーションの領域で用いられるように設計され、屈折率が1.60〜1.72及び/またはアッベ数が32〜45の範囲で、顕著なショートフリット特性、良好な化学耐性、結晶化に対する優れた耐性、良好なソラリゼーション安定性および次の組成を有する光学ガラス(酸化物に基づく質量%):SiO 30〜45、B 8〜12、NaO 8〜15、CaO 0.1〜7、ZnO 0〜5、ZrO 10〜20、Nb 12〜24、Ta 0〜9、AgO 0〜5。
【選択図】なし

Description

本発明は、光学ガラス、かかる光学ガラスの用途、光学エレメントまたはかかる光学エレメントのプレホーム、光学エレメント及びかかる光学エレメント(optical element)からなる光学部材(optical parts)または光学成分(optical components)の製造方法に関する。
ここで請求されている光学ポジション(optical position)の従来の光学ガラス(好ましくは、重バリウムフリントポジション、広範な領域のフリント、重フリント、ライトフリントおよびバリウムフリントポジション)であって、イメージイング(結像)、センサー技術、マイクロスコピー、医療技術、デジタルプロジェクション、ホトリソグラフィー、レーザ技術、ウエファー/チップ技術、同様に、遠距離通信、光学コミュニケーションエンジニアリング、及び自動推進のセンサーにおける光学/イルミネーションに使われるものは、通常、所定の光学特性、すなわち1.60≦nd≦1.72の屈折率nd及び/又は32≦vd≦45のアッベ数vdを達成するために、酸化鉛(PbO)を含む。酸化鉛は、同様に、顕著なショートフリント(short flint)特性を調整するために、しばしば用いられる。このことは、ガラスに貧弱な化学的な耐性をもたらす。さらに、成分の酸化鉛は環境に有害である。
加えて、Asは、しばしば、清澄剤として用いられる。近年、PbOに続いて、Asも、環境に有害であるとみなされ、光学機器及び製品の供給者の多くは、鉛や砒素の酸化物を含まないガラスを用いる傾向にある。高価値製品用に、化学的な耐性の増加したガラスは重要性を増している。
この光学ポジションである公知の鉛を含まないガラスは、通常、ケイ酸含有マトリックス中に多量のTiOを用いることに基礎を置いており、一方では、ガラスの高い結晶化傾向を導くので、二次モールドステップを対象とすることができず、他方では、硬度が増加するため、化学的にさらに加工ステップにおいてガラスを取り扱うことが困難となる。
高品質の光学システムにおいて、色収差の修正は、システム設計中にすでに重要な論点である。色収差の優れた修正のために、顕著なショートフリント特性を備えるガラスが求められている。それらは、正規線(normal line)から著しく外れる相対的な部分分散を備えるガラスであり、色収差の修正に特に適している。しかしながら、この特性は、しばしば、PbOを加えることによって達成されるが、上記生態学的な関係から用いるべきではない。
ブロックまたはインゴットから光学成分を切り離す従来の方法に代わり、ガラスの製造方法がますます重要になってきている、そこにおいて、光学成分は精密なプレス(precise pressing)によって、すなわち、光学成分及び/又はガラス溶融後の二次モールドプロセス(いわゆる精密な塊(precision gobs))用のネアネットシェイプのプレホーム(near−netshape preforms)の直接的なプレスによって得られる。このことは、消費者マーケットに、同様に、高品質マーケットには真実である。「精密な塊」は、通常、及び、好ましくは、異なる製造プロセスによって得られる、火炎−研磨、フリーまたはセミフリーなモールドガラス片(portions)であると理解される。
上記は、プロセスエンジニアリング、溶融、およびホットモールドにおける「ショート」なガラスに対する強い要求理由である。ガラスは、その粘度が温度に関して極めて大きく変化する場合に「ショート」と考えることができる。この挙動は、ホットモールドプロセスの再製造期間中に好都合であり、ネアネットシェイプの精密なモールド(near−netshape precision moulding)中のモールド期間を減少させる。それによって、一方では、原料の量及び能率が向上し、他方では、モールド道具の材料が保護される。このことは、全製品コストに大きなプラスの効果を与える。さらに、ショートガラスの急速な固化は、大きな結晶化傾向を有するガラスのプロセスを考慮することが必要であり、種結晶の形成は、それは二次モールドステップにおいて問題をもたらすが、避けられ、または、少なくとも大きく減少する。
同じ考慮を基に、ガラスには、その温度粘度プロファイルが、ホットモールド中に−絶対的に−低い温度を示すことが必要である。このことは、付加的に減少したプロセス温度に貢献するので、改良された単位寿命を考慮し、急速なテンション(伸張)のない冷却によって種結晶の形成の減少に寄与する。さらに、これらのガラスは、可能な、おそらくよりコスト的に有効なモールド道具材料の重要で広範な範囲を提供し、かかる材料は、特にネアネットシェイプの精密なプレスに重要である。
モダンな高性能オプティクスにおいて、イメージイングの精密性や解像度に関する高度な要求が満たされなければならない。このことは、一方では、イメージイングや投射(projection)領域の成長が得られなければならず、他方では、イメージ構造は小さくなり、さらに精密にかつ詳細に描かれなければならないことを意味する。このように、短波長の光、すなわち、光学エレメントのエネルギーを基に負荷を増加させる高エネルギーを照射する必要がある。加えて、製造速度を増加させるため、短い光暴露は、例えばミクロリソグラフィーのような多くの技術的な応用において目的とされ、そして、高放射力と密度を導き、光システムを通して送信され、それによって、時間当りの放射負荷を必ずしも増加させない。さらに、光学システム、特に遠距離通信や通信エンジニアリングにおいて、高度の光効率、すなわち、高い透過性(transmission)が必要とされる。
このことは、光学システムデザインばかりでなく、かかる光学的な応用のための光学ガラスの発展への挑戦である。たとえば、高度の放射密度を応用すると、ソラリゼーションとして公知の現象、すなわち、ガラス内の構造に関する放射媒体変化を導き、さらに、光学要素の通信において大きな減少を導く、すなわち、ガラスを通して光が浸透する。したがって、ガラスは、ソラリゼーション現象に対する強い耐性を示すことが求められる。
次の文献は、従来の技術によるガラスを示す。これらの文献によれば、類似の光学ポジションや化学組成を有するガラスが得られるが、これらのガラスは、本発明によるガラスと比較すると顕著な不利益を示す。
特許文献1に開示されたガラスは、CsOが10モル%を超える顕著な量を含み、CsOは高純度において極めて高価である。一方では、この酸化物は、その交換パートナーZnOとの相互作用における屈折率勾配用の調節剤として役立ち、他方では、高含量のフラックス溶融剤はマトリックスを弱める、というのは、イオン移動性を増加させ、有意義な交換とそれに続く、促進され、効果的な緩和は、材料内のテンションを避けるために生じるからである。
この文献によれば、屈折率に関するさらに低いポジションを目的とする;したがって、ZrOやNbの割合は、任意に、または少量である(ZrOは<4モル%;Nb<1モル%)。
類似の理由のため、特許文献2に開示されたガラスは、対応する不利益を示す:ZrO量が少ないため、所望の光学ポジション、特に高分散vd=32を達成することができない。CaOの量が多い場合に、特に高い可能量の他の下記土類金属酸化物と組み合わせると、マトリックス修飾剤として役立ち、そして、ガラスへの結晶化の脱安定化剤(destabilizer)やプロモーターとして役立つ。
特許文献3は、多量の二酸化珪素を有するガラスを開示し、そのガラスの全ては、高価な成分であるリチウム酸化物を含み、一方、ホウ素酸化物は、任意に存在する。より高価なリチウム酸化物の適用によって、マトリックス安定剤としてのホウ素酸化物の可能な適用は、大きく制限される、というのは、ホウ素とリチウムの酸化物、両成分の組み合わせは、耐火性材料に対し相乗的に攻撃するからである。
特許文献4に開示されたガラスは、屈折率勾配を調節する相当量の銀を含む。したがって、ガラスは、非経済的となるばかりでなく、ホットモールド中にレドックスに敏感でもある。このように、それらは、例えば、再プレス(re−pressing)、精密なプレスのレンズなどのように、二次モールドステップに関する限り作業性を失う。同様に、テンションや目標を冷却するプロセスなどの作用は、通常、古典的な光学ガラスに適用されているように、好ましくない特性を導く。さらに、この文献による基本的なガラスは、イオン交換前に、イオン交換を促進するAlを大量に含む。この付加的な量の高融点成分(32カチオンモル%まで)によって、ガラスは、溶融が困難となり、そして、一方では経済的ではなくなり、他方では、高溶融温度のために白金るつぼの材料から不純物を導くため、ブルースペクトルエッジにおいて透過率の損失を示す。これらの不利益の保障のための可能性として、大量のアルカリ金属酸化物NaOが、39カチオンモル%まで加えられる、すなわち、フラックス溶融剤である。したがって、イオン交換を促進するが、結晶化に対する安定性については有害である材料の構造物が得られるが、それは好ましくない。
特開昭62−012633号公報 特開昭52−069915号公報 特開昭58−120539号公報 米国特許第5007948号明細書
本発明の目的は、好適な光学特性が達成されるが、生態学的な考慮に基づいてPbOを適用することなく、もし可能であればAs,BiそしてLiO,好ましくはTiOも適用しない範囲の組成の光学ガラスを提供することにある。同時に、ガラスは、顕著なショートフリント特性を有するけれども、ソラリゼーションに対する特別な耐性を発揮すべきである。これらのガラスは、精密なプレス技術によって、好ましくは加工可能であり、低ガラス転移温度Tgを示すべきである。さらに、それらは、容易に溶融可能であり、かつ、加工可能であり、同様に、それらは、結晶化に十分な耐性を有すべきであるので、連続的な運転組み立てを可能とする。さらに、ガラスは、相対的にショートであって、粘度範囲は107.6〜1013dPasである。これらのガラスは、イメージイング、センサー、マイクロスコピー、医療技術、デジタルプロジェクション、ホトリソグラフィー、レーザ技術、ウエファー/チップ技術、同様に、遠距離通信、オプティカルコミュニケーションエンジニアリング、及び自動センサー分野におけるオプティクス/イルミネーションに好適であろう。
本発明のガラス内において、高価でマトリックスを弱める成分の適用は、コスト的に有効で、結晶安定性の材料で置き換えるべきである。
上記の問題は、特許請求の範囲に示された本発明の実施態様によって解決される。
特に、次の組成又は成分を有する光学ガラスを提供する(酸化物を基準とする質量%):
SiO 30〜45
8〜12
NaO 8〜15
CaO 0.1〜7
ZnO 0〜5
ZrO 10〜20
Nb 12〜24
Ta 0〜9
AgO 0〜5。
好ましくは、次の組成又は成分を有する(酸化物を基準とする質量%)。
SiO 30〜45
8〜12
Al+GeO 0〜5
----------------------------------------------
NaO 8〜15
O 0〜5
ΣMO(Na,K) 0〜18
-----------------------------------------------
CaO 0.1〜7
ZnO 0〜5
MgO,SrO,BaOの各々 0〜5
ΣMO(Mg,Ca,Sr,Ba,Zn) 0〜17
----------------------------------------------
La 0〜7
ZrO 10〜20
Nb 12〜24
Ta 0〜9
Σ酸化物(La,Nb,Ta,Zr) 0〜45
---------------------------------------------
Σ酸化物(Y,Gd,Yb,W,P)+F 0〜5
---------------------------------------------
AgO 0〜5。
本発明のガラスは、この光学ポジションの公知のガラスと共通の光学ポジションを有する。しかしながら、それらは、顕著なフリント特性、好適な化学的耐性および加工性、低減された原料及びプロセス費用による低い製造コスト、それらのショート特性に基づく結晶化に対する十分な耐性、ソラリゼーションに対する良好な安定性、同様に、良好な環境配慮、良好な溶融性および加工性を発揮する。
本発明のガラスによって、結晶化に対する安定性や粘度温度プロファイルの調整が発明され、ガラスのさらなる熱加工(例えば、プレスまたは再プレス)が可能である。
本発明の光学ガラスは、好ましくは、次の組成又は成分を有する(酸化物を基準とする質量%))。
SiO 30〜45
8〜12
Al+GeO 0〜5
---------------------------------------------
NaO 8〜15
O 0〜5
ΣMO(Na,K) 8〜18
---------------------------------------------
CaO 0.1〜7
ZnO 0〜5
MgO,SrO,BaOの各々 0〜5
ΣMO(Mg,Ca,Sr,Ba,Zn) 0〜17
----------------------------------------------
La 0〜7
ZrO 10〜20
Nb 12〜24
Ta 0〜9
Σ酸化物(La,Nb,Ta,Zr) 22〜45
-----------------------------------------------
Σ酸化物(Y,Gd,Yb,W,P)+F 0〜5
--------------------------------------------
AgO 0〜5。
本発明において、ガラス成分の合計は、清浄剤を除いて、100質量%まで加える。その後、所定量の清浄剤を100質量%のガラス成分に加える。
本発明のガラスは、屈折率ndが1.60≦nd≦1.72、及び/又は、アッベ数vdが32≦vd≦45であることが好ましく、さらに屈折率ndが1.62≦nd≦1.70、及び/又は、アッベ数vdが35≦vd≦43であることが望ましい。特に、屈折率ndが1.63≦nd≦1.68、及び/又は、アッベ数vdが37≦vd≦43であることが好ましい。
実施態様によれば、本発明のガラスは、粘度範囲が107.6〜1013dPasにおいて、できる限りショートであることが好ましい。この記載の意味における「ショートガラス」は、ガラスであって、その粘度がある種の粘度内において、温度のむしろ少しの変化で大きく変化するものをいう。好ましくは、温度間隔がΔTであって、ガラスの粘度が107.6〜1013dPasに減少する際に、150Kまで,より好ましくは100Kまで上昇する。
下記において、「xを含まない」または「x成分を含まない」は、x成分が本質的にガラスに存在しない、すなわち、たとえあったとしても、扱われた成分が不純物としてのみ存在することを意味する。しかし、それは、好適な成分として組成物には添加されない。xは、この状況において、例えばLiOのような成分を意味する。
基本的なガラスシステムは、ニオブシリコン系であり、ここで、Nbはシリコン骨組み中に埋め込まれており、かかる系は、少量のBを含み、それはクレームされた光学ポジションの調節のために存在する。このため、12〜24質量%、好ましくは13〜20質量%、さらに好ましくは14〜18質量%のNbが組成物中に存在する。その量が12質量%より少ない場合、好適な光学ポジション(適度の屈折率やアッベ数)が達成できなかった。24質量%を超えると、P9;Fで表される分散(dispersion)が上昇し、そして、分散の通常のラインから収差が増加し、ガラスのショートフリント特性を損なうであろう。これらの考慮に基づいて、相対的に変則な部分分散の調節のため、さらなる成分が加えられるはずである(好ましくはZrOやTa)から、多量のNbが付加的に光学ポジションの好ましくないシフトを導き、さらに、ZrOは、Taと組み合わせたNbの種結晶を形成する特徴のため、結晶化傾向のガラスを導くであろう。これらのガラスは、極めて狭いプロセスの自由を有し、このことは、生産や二次ホットモールド(成形)ステップにおける低い生産性を示す。
シリカに基づくマトリックスは、その中にNbが組み込まれており、30〜45質量%、好ましくは33〜42質量%、さらに好ましくは36〜40質量%のSiOを基礎とする。SiOが30質量%未満であると、安定でないマトリックスを、そして、失透または結晶化傾向の少なくいガラスを導くであろう。SiOが45質量%を超えると、「ロング」なガラス、すなわち、ガラスであって、その粘度が温度の上昇または低下と共に、変化が不十分である。さらに、多量のSiOを含有するガラスは、しばしば高融点ガラスである。これらの二つの特性は、ネアネットシェイプのホットモールド加工において、加工されると思われるガラスには適していない。
この理由は、マトリックス、それは高い屈折率を有する多量の物質によって脱安定化されており、第2のマトリックス形成成分Bによって支持されている、その成分は、フラックス溶融剤と類似の特性のため、「ロング」なガラスまたは高融点ガラスを導かない。Bは、8〜12質量%、好ましくは少なくとも9質量%存在する。9質量%未満であると、所定の全く多量のSiO割合において好ましい安定化効果を発揮しない、一方、12質量%を超えると、本発明のガラスにおいて結晶化傾向の増加を導く、というのは、イオン移動性が増加するからである。加えて、上記範囲を外れた多量のホウ素が存在すると、屈折率材料に向かう溶融物への攻撃性が増加する。
さらに、結晶化に対する安定化は、任意にマトリックスビルダーGeOを、5質量%まで添加することによって達成される。しかしながら、「ロング」な高融点ガラスを避けるために5質量%を超えるべきではない。
大部分の実施態様によれば、本発明のガラスは、別のマトリックスビルダーとして、いかなるアルミニウム酸化物も含むべきではない。しかしながら、本発明のある種の実施態様によれば、ガラスは、イオン交換に適している。この実施態様によれば、ガラスはAlを含むことが好ましい。5質量%までの少量のAlは、材料中の構造の形成を支持し、その構造は、さらにイオンの移動性を増加させることによって、イオン交換を支持する。しかしながら、Al含量が5質量%を超えると、失透傾向が増加し、好ましくない「ロング」なガラスが導かれる。実施態様によるガラスは、5質量%、好ましくは3質量%、さらに好ましくは2質量%の銀酸化物をも含み得る。銀酸化物の含量が5質量%を超えると、ガラスの透過性(transmission)を損なうであろう。
Al及び/又はGeOの如き付加的なマトリックスビルダーの合計は、5質量%を超えるべきではない。
本発明によれば、ガラス中に存在する成分の量を示す関係において「まで」あるいは「超えない」という用語は、これらの成分は示された量まで存在できるが、少ない割合である(数学的な記号:≦)ことを意味する。
Nbに続き、同様に、高屈折率成分であるZrOは、本発明のガラス組成物に10〜20質量%、好ましくは、少なくとも11質量%、さらに望ましくは12質量%、特に望ましくは14質量%加えられる。ZrOの上限は19質量%であり、さらに好ましくは18質量%である。好ましくは、14〜18質量%の範囲である。当業者は、上記の上限及び下限に基づいて、自由に好適な範囲を選択することができ、それらは、この明細書で論じられた本発明のガラスの全ての組成にとって真実である。
Taは、9質量%まで、好ましくは7質量%まで、さらに好ましくは5質量%まで加えられる。下限として、0.5質量%が好ましく、光学ポジションの調整のために付加的に0.1質量%加えられる。好ましくは、0.5〜5質量%の範囲にある。
しかしながら、本発明のガラスのある実施態様では、タンタル酸化物を含めないことができる。その他の点について、タンタル酸化物を定性的に選択すると、本発明において少量のNbを適用することができ、過剰にすると、ガラスの結晶化を増加させる傾向を導く。さらに、両成分は、Nbに対し、光学ガラスのブルースペクトルエッジにおいて固有の吸収を有さず、高屈折率成分、好ましくはZrOやTaの所定量を分布させると、多量のNbを有するガラスと比較し、改良された透過率を有するガラスを生じる。加えて、ZrO、および特にTaは、Nbに対し、ガラスの顕著なショートフリント特性を導く波長従属屈折率製造(run)(分散)を支持する。
成分Nb,ZrOやTaの結晶化種の形成特性のため、組成物に存在する量の合計は、45質量%、好ましくは42質量%を超過すべきではない。
TiOは屈折率を増加させ、結晶化種の形成特性をも有するが、同時に、ブルースペクトルエッジにおいて透過率を損なう。このように、本発明のガラスの好適な実施態様は、この成分(TiOを含まない)を含まない。
本発明のガラスの特殊な実施態様は、しかしながら、TiOを0.1〜2質量%、好ましくは0.5質量%まで、さらに好ましくは0.45質量%まで含む。長期間放射ダメージ、すなわち、ソラリゼーションに対してガラスを安定化させるために、TiOの添加が求められる。
NaOは、8〜15質量%、好ましくは、少なくとも9.5質量%及び/又は14質量%まで加えられる、というのは、好適な分散特性、すなわち、ショートフリント特性を調整するためである。しかしながら、8質量%未満では、好適な効果を生じないであろう。
Oと組み合わせたNaO(5質量%まで、好ましくは3質量%まで)は、光学ポジション、と同様に、ネアネットシェイプのホットモールドに味方する温度粘度プロファイルの柔軟な微細チューニングに役立つ。しかしながら、組成物中に存在するアルカリ金属であるNaOやKOの量の合計は、本発明のガラスの好適な実施態様にしたがって、18質量%、好ましくは15質量%を超えるべきではない。18質量%を超えると、低屈折率及び/又は「ロングな」ガラスの方向において、認められない強い影響を導き、同様に、イオン移動性を増加させることによって、本発明のガラスの結晶化傾向を増加させる。さらに、KO含量は、5質量%までに限定される、というのは、NaOに対し、分散特性に否定的な影響を与えるからである。
加えて、相対的に少量のアルカリ金属酸化物として、フラックス溶融剤として作用する特性を有するNaOは、例えば、イオン交換能のような目的従属非標準調整用に予め決められ、そのイオン交換能は、AgOが添加されない、または少量だけ添加される場合に重要である。
銀酸化物は、ガラス中に5質量%まで、さらに好ましくは3質量%まで存在し得る。
同様に、Alは、任意に存在し得る;ここで、7質量%まで、好ましくは5質量%まで、さらに好ましくは3質量%まで可能であり、それは、粘度温度プロファイルにおいて若干の変化を与える。
本発明のガラスは、好適な実施態様にしたがって、その成分としてLiOを含まず、特に本発明のガラスにおいて必須のB量と組み合わせ、耐火性材料に向かう溶融物への攻撃性を増加させる。このことは、順に、耐火性材料をガラス中に顕著に加えることを導き、さらに、ユニットの耐久性を悪化させる。白金が耐火性材料として用いられている限り、このことは、ブルースペクトルエッジにおいて透過率のロスを導き、同様に、セラミック材料が用いられる場合には、溶融中に同様に、一次及び/又は二次ホットモールドステップ間の結晶化傾向を増大させる、というのは、異質の結晶化種だからである。
本発明のガラスは、アルカリ土類金属MgO,CaO,SrO,BaO,及びZnOからなる群より選ばれた少なくとも一つの成分MOを含み、それらの成分の合計が、組成物の17質量%まで、好ましくは12質量%まで含み得、粘度温度プロファイルを微調整することができる。成分の各々は、CaOを除き、本発明のガラス中に5質量%まで存在することができる。
本発明のその他の実施態様は、MgO,SrO及び/又はBaOを含まない。
CaOは、本発明のガラス内に、少なくとも0.1質量%、好ましくは0.5質量%、さらに好ましくは1質量%、及び/又は、7質量%まで、好ましくは5質量%まで、さらに好ましくは4質量%まで存在する。好ましくは、1〜4質量%の範囲にある。
ZnOは、任意に加えられるが、好ましくは少なくとも0.1質量%、さらに好ましくは少なくとも1質量%、及び/又は、5質量%まで、好ましくは、4質量%まで存在することが望ましい、というのは、本発明のガラスを結晶化に対して安定化させることができるからである。好ましくは、1〜4質量%の範囲にある。
アルカリ土類金属の割合のための上限を超えると、粘度温度プロファイル(あまりにもショートなガラス)に対する好ましくない強いフィードバックに続き、屈折率が著しく減少し、アッベ数が増加し、このように、好適な光学ポジションから離れていく。加えて、MgOとSrOは、成分であって、その原料は高性能オプチィクスに必要な性能を有するものを購入することが困難であり、その他のアルカリ土類金属酸化物よりもよりコストに敏感である。成分MOのその他のメンバーを放棄すること、すなわち、成分CaOまたはZnOの一つに注目することは、粘度温度プロファイルの変化性を制限する、それは、指示下限をアンダーカットすることは負の衝撃を有するからである。
加えて、CaOの適用は必須である、というのは、CaOは、好適な分散特性(ショートフリント)に対し強い正の影響を有するからである。一方、BaOは、この方向において、著しく弱く作用するが、ZnOは、ショートフリント特性に反する。このように、これらの二つの成分量は、それらの上限に限定される。
光学ポジションの達成領域内の特殊な点の柔軟な調整のため、本発明のガラスは、さらにグループ、P,Y,Gd,Yb,WOまたはFの酸化物を5質量%まで含み得る。F,P,Y,Gd,Yb及びWOの累積量が約5質量%を超過すると、(Y,Gd,Yb又はWOによる)透過率を損なうことに続き、(Y,Gd又はYbによる)失透に向かう傾向が増大し、及び/又は、バッチ調製や溶融において(F又はPによる)取り扱い性や安全性の問題を導く。
本発明のガラスは、光学的な割合のLaを含む(7質量%まで、好ましくは5質量%まで、さらに好ましくは3質量%まで)。ランタン酸化物は、ニオブ酸化物に対し、分散を低下させ、ショートフリント特性の達成に寄与する。しかしながら、それは、ブルースペクトル範囲において固有の吸収を有するので、La含有ガラスの透明エッジ(50%透過率の波長)を著しく長波長側にシフトさせる。さらに、ランタン酸化物は、光学ガラスの結晶化傾向を増加させる。したがって、その割合は、特にその他の高屈折率成分に加え、指示上限を超えない(合計[Ta,ZrO,Nb,La]、好ましくは45質量%まで、好ましくは42質量%まで)、一方、好適な実施態様は、Laさえ含まない。
これらの理由に基づき、本発明のガラスは、好ましくはBiを含まないことが望ましい、これは、付加的にガラス内に著しい着色化を導くものである、というのは、溶融中のレドックス状態に敏感だからである。かかるガラスのプロセス自由範囲は、極めて狭いので、古典的な光学ガラスに対し非経済的である。
光学ガラスとしての本発明のガラスは、レーザ活性成分のように、着色及び/又は光学的な活性を有さないことが好ましい。
本発明のその他の実施態様にしたがって、すなわち、ガラスが光学フィルターまたは固体状態レーザ用の基礎ガラスとして用いられる限り、ガラスは、レーザ活性成分のように、着色及び/又は光学的な活性成分を5質量%まで含み得る、一方、これらの量は、100質量%をすでに構成するその他の成分に加える(その他の成分の割合を相対的にシフトさせる結果となる)。
本発明の実施態様によれば、本発明のガラスは、上記成分からなることが好ましく、好ましくは上記成分を少なくとも90質量%、好ましくは少なくとも95質量%の範囲含むことが望ましい。
本発明の別の実施態様によれば、本発明のガラスは、上記で指示されないその他の成分を含まないことが好ましい、すなわち、かかる実施態様によれば、ガラスは、上記の成分を本質的に含むことが好ましい。「成分xを含まない」の用語の定義については、上記を参照のこと。
本発明のガラスは、通常の清澄剤を少量含み得る。好ましくは、組成物に添加される清澄剤の合計は、2.0質量%まで、さらに1.0質量%までが好ましく、ここで、それらの量は、組成物の100質量%を構成するその他の成分に加えられる。本発明のガラス内の清澄剤として、少なくとも次の成分の一つを存在させることができる(ガラス組成物の残部に加えられた質量%):
Sb 0−1 及び/又は
SnO 0−1 及び/又は
SO 2− 0−1 及び/又は
NaCl 0−1 及び/又は
As 0−1 及び/又は
0−1。
好ましくは、次の範囲である:
Sb 0−1 及び/又は
SnO 0−1 及び/又は
SO 2− 0−1 及び/又は
NaCl 0−1 及び/又は
0−1。
本発明のガラスの全ては、良好な化学的な耐性や結晶化に対する安定性を示す。それらば、さらに、良好な溶融性、及びネアネットシェイプの柔軟な加工性、減少したプロセス費用による低い製造コスト、良好なイオン交換特性、ソラリゼーションに対する良好な安定性、同様に、環境への適用によってそれ自身区別ができる。
本発明のガラスは、640℃と同じまたはそれより低いガラス転移温度Tgを有し、結晶化に耐性を有し、容易に加工される。
本発明のガラスは、約7K/hの冷却速度で冷却された測定試料において、−2510−4までの負の変則の相対的な部分分散を示す。
本発明のガラスは、−1010−7/K未満の熱膨張係数を示す。したがって、さらなる加工および結合(joining)技術において、熱テンションに関連する問題が避けられる。
本発明のガラスは、3.4g/cmと同じまたはそれより低い特殊な密度を示す。このように、これらのガラスから得られた光学エレメント及び/又は成分は、移動性/可動性の部材に容易に使用される、というのは、それらは、類似の鉛含有ガラスと比較して相対的に低い不活性のかたまり(mass)だからである。
本発明のガラスによって、光学ポジション、粘度温度プロファイル及び加工温度のかかる調整は達成され、高い特殊な、ネアネットシェイプのホットモールドでも敏感な高い精度の装置でも可能である。加えて、結晶化安定性や粘度温度プロファイルの相関は実現され、ガラスのプレスまたは再プレスまたはイオン交換プロセスのような熱プロセスは、即座に可能である。
本発明は、さらに、本発明のガラスであって、イメージイング、センサー、マイクロスコピー、医療技術、デジタルプロジェクション、遠距離隔通信、オプティカルコミュニケーションエンジニアリング/情報の通信、自動センサーにおけるオプティクス/イルミネーション、ホトリソグラフィー、ステッパー、エキマレーザ、ウエファー、コンピューターチップ、同様に半導体およびエレクトロデバイス、例えば、回路またはチップなどの分野の用途に関する。
さらに、本発明は、本発明のガラスを含む光学エレメントに関する。光学エレメントは、特に、レンズ、プリズム、光を誘導する棒(light leading rods)、配列(array)、光学ファイバー(optical fiber)、勾配成分またはグラジェント成分(gradient component)、光学ウインドー(optical windows)及びコンパクトコンポーネントでありえる。本発明の用語「光学エレメント」は、同様に、例えば、ゴブ(gobs)、精密なゴブなどのような光学エレメントなどのプリホームを含む。
さらに、本発明は、次のステップを含む光学エレメントの製造方法に関する:本発明の光学ガラスの精密なプレス(precise pressing)。
その上、本発明は、光学成分または部材の製造用のかかる光学エレメントの用途に関する、ここで、光学成分または部材は、例えば、センサー、マイクロスコピー、医療技術、デジタルプロジェクション、遠距離通信、オプティカルコミュニケーションエンジニアリング/情報の通信、自動センサーにおけるオプティクス/イルミネーション、ホトリソグラフィー、ステッパー、エキマレーザ、ウエファー、コンピューターチップ、同様に半導体およびエレクトロデバイス、例えば、回路またはチップなどの分野において使用できるように設計されている。
さらに、本発明は、前記光学エレメントを含む光学部材または光学成分に関し、イメージイング、センサー、マイクロスコピー、医療技術、デジタルプロジェクション、遠距離通信、オプティカルコミュニケーションエンジニアリング/情報の通信、自動センサーにおけるオプティクス/イルミネーション、ホトリソグラフィー、ステッパー、エキマレーザ、ウエファー、コンピューターチップ、同様に半導体およびエレクトロデバイス、例えば、回路またはチップなどの分野において使用できるように設計されている。
表1及び2は、好適な組成物範囲の12の実施例を示す。これらの実施例で記載されたガラスは、次のように製造された:
酸化物用の原料、好ましくは対応する炭酸塩質量、例えば、Sbのような1またはそれ以上の清澄剤を加え、十分に撹拌した。そのバッチを、不連続運転溶融ユニットで1250℃において溶融し、その後、清澄化し(1350℃)、そして均質化した。ガラスは、約900℃のキャスト温度でキャストでき、所定の形状に加工できる。大容量連続運転溶融ユニットにおいて、温度は少なくとも100K低下させることができ、そして原料は、ネアネットシェイプのホットモールドプレス、例えば、精密なプレスにおいて加工することができる。
100kgの計算されたガラスの溶融例:
Figure 2008297198
得られたガラスの特性は、実施例1として表2に示される。ここで記載された測定結果に続き、ガラスは、AR=1.0及びSR=1.0で特徴付けられる優れた化学耐性を発揮する。
溶融実施例(質量%)
Figure 2008297198
溶融実施例(質量%)
Figure 2008297198

Claims (21)

  1. 次の組成を含むことを特徴とする光学ガラス(酸化物を基準とする質量%):
    SiO 30〜45
    8〜12
    NaO 8〜15
    CaO 0.1〜7
    ZnO 0〜5
    ZrO 10〜20
    Nb 12〜24
    Ta 0〜9
    AgO 0〜5。
  2. Al及び/又はGeOが付加的に5質量%まで存在し、これらの成分の合計、同様に単一の成分の上限値は5質量%を超えないことを特徴とする請求項1記載の光学ガラス。
  3. 前記ガラスは、18質量%までのNaOおよびKOからなる群より選ばれた少なくとも1種を含み、ここで、組成物中に存在するNaOの最大量が15質量%であり、組成物中に存在するKOの最大量が5質量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の光学ガラス。
  4. 前記CaOの含有量は、0.5〜5質量%の範囲にある請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  5. 前記ZnOの含有量は、0.5〜5質量%の範囲にある請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  6. 前記ガラスは、MgO,CaO、SrO,BaO,及びZnOからなる群より選ばれた少なくとも1種を17質量%まで含み、ここで、各成分であるMgO,SrO,BaOまたはZnOは5質量%まで存在し、CaOは7質量%まで存在することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  7. 前記ガラスは、7質量%までのLaを含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  8. 前記ZrOの含有量は、12〜19質量%の範囲にある請求項1〜7のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  9. 前記Nbの含有量は、13〜20質量%の範囲にある請求項1〜8のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  10. 前記Taの含有量は、0.1〜7質量%の範囲にある請求項1〜9のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  11. 前記ガラスは、La,ZrO,Nb,及びTaからなる群より選ばれた少なくとも1種の成分を積算量で45質量%まで含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  12. 前記AgOの含有量は、5質量%までの範囲にある請求項1〜11のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  13. 前記ガラスは、F,P,Y,Gd,Yb及びWOからなる群より選ばれた少なくとも1種の成分を積算量で5質量%まで含むことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  14. 次の組成を含むことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の光学ガラス(酸化物を基準とする質量%):
    SiO 30〜45
    8〜12
    Al+GeO 0〜5
    NaO 8〜15
    O 0〜5
    ΣMO(Na,K) 0〜18
    CaO 0.1〜7
    ZnO 0〜5
    MgO,SrO,BaOの各々 0〜5
    ΣMO(Mg,Ca,Sr,Ba,Zn) 0〜17
    La 0〜7
    ZrO 10〜20
    Nb 12〜24
    Ta 0〜9
    Σ酸化物(La,Nb,Ta,Zr) 0〜45
    Σ酸化物(Y,Gd,Yb,W,P)+F 0〜5
    AgO 0〜5。
  15. 前記ガラスは、清澄剤として次の成分の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1〜14に記載の光学ガラス(単位は質量%):
    Sb 0−1 及び/又は
    SnO 0−1 及び/又は
    NaCl 0−1 及び/又は
    SO 2− 0−1 及び/又は
    0−1。
  16. 前記ガラスは、1.60〜1.72の範囲の屈折率nd及び/又は32〜45の範囲のアッベ数vdを有することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  17. レンズ、プリズム、光誘導棒、アレイ、オプティカルファイバー、勾配成分または光学ウインドーである光学エレメントの製造のための、請求項1〜16のいずれか1つのガラスの使用。
  18. 請求項1〜16のいずれか1項に記載のガラスを精密にプレスすることを特徴とすることを光学エレメントの製造方法。
  19. 請求項1〜16のいずれか1項に記載のガラスを含むことを特徴とするレンズ、プリズム、光誘導棒、アレイ、オプティカルファイバー、勾配成分及び光学ウインドーからなる群から選ばれた少なくとも1種の光学エレメント。
  20. 請求項18及び/又は19の光学エレメントの少なくとも1つを含む、イメージイング、センサー、マイクロスコピー、医療技術、デジタルプロジェクション、遠距離通信、オプティカルコミュニケーションエンジニアリング/情報の通信、自動センサーにおけるオプティクス/イルミネーション、ホトリソグラフィー、ステッパー、エキマレーザ、ウエファー、コンピューターチップ及び/又は半導体、およびエレクトロデバイス用の光学部材または光学成分。
  21. イメージイング、センサー、マイクロスコピー、医療技術、デジタルプロジェクション、遠距離通信、オプティカルコミュニケーションエンジニアリング/情報の通信、自動センサーにおけるオプティクス/イルミネーション、ホトリソグラフィー、ステッパー、エキマレーザ、ウエファー、コンピューターチップ及び/又は半導体、およびエレクトロデバイス用の光学部材または光学成分を生産するための請求項18及び/又は19の光学エレメントの使用。
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