JP2008296785A - エアバッグ装置及びエアバッグの折畳方法 - Google Patents

エアバッグ装置及びエアバッグの折畳方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エアバッグを好ましい特性で展開し、乗員の下肢部を安定して支持する。
【解決手段】車室4のパネル5に設けたエアバッグ装置2のケース体21から、乗員の下肢部Aに対向してエアバッグ1を膨張展開する。エアバッグ1は、ロール状に折り畳みさらに両側から折り返した集積部64と、この集積部64の上側に沿った上部折畳部61と、集積部64の下側に沿った下部折畳部62とを備える。上部折畳部61と下部折畳部62とは、インフレータ22を配置したガス導入部に直接に連通する。インフレータ22からガスを供給すると、上部折畳部61及び下部折畳部62が迅速に展開して集積部64をケース体21から押し出す。次いで、集積部61が両側方向に広がり、さらに、ロール状に折り畳んだ部分が展開する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、自動車の座席に着席した乗員の膝に対向して膨張展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置及びエアバッグの折畳方法に関する。
従来、自動車の座席に着座した乗員の膝などに対向してエアバッグを展開する膝保護用エアバッグ装置であるいわゆるニーエアバッグ装置が知られている。このニーエアバッグ装置は、例えば、インストルメントパネルの、運転席前方のステアリングホイールの下方、あるいは、助手席前方のグローブボックスの下方などに配置され、ケース体の内側に、袋状のエアバッグを長手方向及び幅方向に小さく折り畳んで収納している。そして、制御装置が車両の前方衝突などの衝撃を検出した際に、エアバッグにインフレータからガスを供給し、エアバッグをケース体から突出させ、さらにインストルメントパネルと乗員の膝部との間に膨張展開させて、乗員を保護するようになっている。
このように、エアバッグは、突出方向のみならず幅方向に小さく折り畳む必要があり、例えば、先端側からロール状に巻回した後、両側方向にから折り返し、ケース体の幅寸法に合わせる構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−170801号公報 (第6頁、図1、図7)
上記従来のように、乗員の膝などに対向してエアバッグを展開するエアバッグ装置については、狭い幅寸法のケース体にエアバッグを折り畳んで収納するため、好ましい特性で膨張展開できるようにエアバッグを折り畳む構成が求められている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、乗員の下肢部に対向して膨張展開するエアバッグ装置について、好ましい特性でエアバッグを展開できるエアバッグ装置及びエアバッグの折畳方法を提供することを目的とする。
請求項1記載のエアバッグ装置は、乗員の下肢部に対向して室内部に膨張展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置であって、折り畳まれた前記エアバッグを収納するエアバッグ収納部及びこのエアバッグ収納部と前記室内部とを連通する開口部を備えた容器部と、第1の基布部及びこの第1の基布部に対向する第2の基布部を外殻とする袋状をなし、基端側に位置し前記容器部のエアバッグ収納部内に取り付けられる基部及びこの基部から先端側に連続し前記開口部より幅寸法が大きく内側にガスが導入されて前記室内部に膨張展開する保護部を備えるとともに、前記保護部を前記基部側に集積するとともに前記開口部の幅寸法と同等の幅寸法に集積して折り畳まれた第1の折畳部、及びこの第1の折畳部よりも基端側の部分を前記第1の基布部と第2の基布部とを互いに離反させそれぞれ集積された前記第1の折畳部の外周部の反対側に沿わせて折り畳まれた第2の折畳部を備えて前記エアバッグ収納部に収納されたエアバッグと、前記エアバッグの基部の内側にガスを供給するインフレータとを具備するものである。
そして、この構成では、エアバッグは、第1の折畳部及び第2の折畳部を有した状態で、折り畳んで容器部に収納される。インフレータが動作してエアバッグの基部にガスを供給すると、まず、第2の折畳部が膨張展開して、第1の折畳部を開口部を介して容器部から室内部に押し出す。次いで、第1の折畳部は幅方向に拡大するとともに、乗員側に膨張展開する。第2の折畳部は、エアバッグの外殻を構成する第1の基布部と第2の基布部とを互いに離反させそれぞれ集積し、第1の折畳部の外周部の反対側に沿わせて折り畳んだため、第2の折畳部が迅速に展開して第1の折畳部を移動させ、第1の折畳部が幅方向及び乗員側に迅速に膨張展開し、乗員の下肢部を保護する好ましい特性が実現される。
請求項2記載のエアバッグ装置は、請求項1記載のエアバッグ装置において、エアバッグの第1の折畳部は、乗員側の先端部から上向きにロール状に折り畳まれて集積された後に両側部が中央側に折り重ねられて開口部の幅寸法より小さい幅寸法に集積されて構成され、前記エアバッグの第2の折畳部は、前記第1の折畳部の上下側に沿って配置されるとともに、前記エアバッグは、ガスが供給される位置より基端側の部分を折り返した案内展開部を備えるものである。
そして、この構成では、インフレータからエアバッグにガスが供給された際に、第2の折畳部は、第1の折畳部を上下から挟むように展開し、第1の折畳部の展開挙動を安定させる。また、収容部の内側で案内展開部が展開して、収容部の隙間を埋めて、第1の折畳部の展開挙動を安定させる。そして、第1の折畳部は、収容部から押し出されると、まず、両側方向に広がり、次いで、上向きにロール状に折り畳んだ部分がほどけるようにして、安定した挙動で乗員の下肢部に沿って展開し、乗員の下肢部を保護する好ましい特性が実現される。
請求項3記載のエアバッグ装置は、請求項2記載のエアバッグ装置において、エアバッグの第2の折畳部は、第1の折畳部の両側に沿って配置されたものである。
そして、この構成では、第1の折畳部は、第2の折畳部に上下両側の四方を囲まれて案内され、展開挙動が安定する。
請求項4記載のエアバッグ装置は、請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置において、車両の座席に着席した乗員の膝を含む下肢部に対向して設置され、容器部は、前記座席に対向して設けられた室内部の表面パネルに形成された開口部と、前記表面パネルから凹陥して設けられたエアバッグ収納部とを備えたものである。
そして、この構成では、エアバッグが、狭い空間の容器部から広く迅速に安定して膨張展開し、車両の座席に着席した乗員の下肢部の保護に適したエアバッグ装置が提供される。
請求項5記載のエアバッグの折畳方法は、第1の基布部及びこの第1の基布部に対向する第2の基布部を外殻として有する袋状をなし、基端側に位置する基部及びこの基部の先端側に連続しかつ両側方向の幅寸法が大きく室内部に膨張展開する保護部を備え、乗員の下肢部に対向して前記室内部に展開するエアバッグの折畳方法であって、前記保護部を、前記基部側に集積するとともに両側方向から集積して折り畳み第1の折畳部を形成する第1の折畳工程と、前記基部を、前記第1の基布部と第2の基布部とを互いに離反させ前記第1の折畳部の上側及び下側に沿って包むように折り畳み第2の折畳部を形成する第2の折畳工程とを具備するものである。
そして、この構成では、エアバッグは、第1の折畳部及び第2の折畳部を有した状態で、折り畳んで収納される。エアバッグの基部にガスを供給すると、まず、第2の折畳部が膨張展開して、第1の折畳部を室内部に押し出す。次いで、第1の折畳部は幅方向に拡大するとともに、乗員側に膨張展開する。第2の折畳部は、エアバッグの外殻を構成する第1の基布部と第2の基布部とを互いに離反させそれぞれ集積し、第1の折畳部の外周部の上下側に沿わせて折り畳んだため、第2の折畳部が迅速に展開して第1の折畳部を移動させ、第1の折畳部が幅方向及び乗員側に迅速に膨張展開し、乗員の下肢部を保護する好ましい特性が実現される。
請求項6記載のエアバッグの折畳方法は、請求項5記載のエアバッグの折畳方法において、第1の折畳工程は、エアバッグを乗員側の先端部から上向きにロール状に折り畳んで集積した後に両側部を中央側に折り重ねて開口部の幅寸法より小さい幅寸法に集積して第1の折畳部を構成し、第2の折畳工程は、第1の基布部を前記第1の折畳部の上側に沿って配置し、第2の基布部を前記第1の折畳部の下側に沿って配置するとともに、両側に位置する基布部を前記第1の折畳部の両側部に沿って配置して第2の折畳部を構成し、さらに、ガスが供給される位置より基端側の部分を先端側に折り返し前記第1の折畳部の下側に沿って配置して案内展開部を構成する第3の折畳工程を備えるものである。
そして、この構成では、エアバッグにガスが供給された際に、第2の折畳部は、第1の折畳部を上下両側から囲むようにして展開し、第1の折畳部の展開挙動を安定させる。また、案内展開部が他の膨張展開する部分の下側に展開して支え、第1の折畳部の展開挙動を安定させる。そして、第1の折畳部は、車内側に押し出されると、まず、両側方向に広がり、次いで、上向きにロール状に折り畳んだ部分がほどけるようにして、安定した挙動で乗員の下肢部に沿って展開し、乗員の下肢部を保護する好ましい特性が実現される。
本発明によれば、第2の折畳部が第1の折畳部を移動させ、この第1の折畳部が両側方向に広がるとともに乗員側展開し、乗員の下肢部を保護する好ましい特性を実現できる。
以下、本発明のエアバッグ装置及びエアバッグの折畳方法の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図11において、1はエアバッグで、このエアバッグ1を備えたエアバッグ装置2は、被取付部材としての車両である自動車の車体の室内部としての車室4に面した取付面部としてのパネル5に配置されている。そして、このエアバッグ装置2は、ニーエアバッグ装置すなわち膝保護用エアバッグ装置とも呼ばれるもので、前面衝突などの衝撃を受けた際に、図1及び図3に示すように、乗員の足元すなわち膝A1を含む下肢部Aに対向して展開し、乗員の膝A1を含む下肢部Aを拘束して乗員を保護するようになっている。なお、以下、前後方向などの方向は、車体の直進方向を基準とし、すなわち、図1に示すように、車両の前方(矢印F方向)がエアバッグ1の基端側となり、車両の後方(矢印B方向)がエアバッグ1の先端側及び乗員側となり、また、車両を基準として上方U及び下方Dを説明する。さらに、車両の左右方向である幅方向が、図5に示すように、エアバッグ1の両側方向すなわち左右方向である幅方向(矢印W方向)となる。
そして、この車体は、車室4内に乗員が着座可能な両側一対の座席を備えているとともに、これら座席の前方には、フロントガラスとインストルメントパネル12とが配置されている。さらに、このインストルメントパネル12の下方の下部あるいは中段部には、インストルメントパネル12を構成するダッシュパネルなどとも呼ばれるパネル5が配置され、このパネル5に、各座席に対向して、エアバッグ装置2が取り付けられている。また、図示しない一方の座席は、運転席であり、インストルメントパネル12とパネル5との間には、ステアリングホイールが配置されている。また他方の座席は、助手席であり、インストルメントパネル12とパネル5との間には、グローブボックスなどが配置されている。なお、上記のエアバッグ装置2の他に、この車室4には、ステアリングホイール、インストルメントパネル12、座席の側部、ルーフサイドレールなどに、図示しないエアバッグ装置が備えられている。
そして、エアバッグ装置2は、容器部としてのケース体21と、このケース体21に取り付けられるインフレータ22、リテーナ24、エアバッグ1、及びカバー体26などを備えている。そして、ケース体21は、ハウジングなどとも呼ばれるもので、後面を開口部21aとした略箱状をなす本体部21bを備え、この本体部21bの内側が、エアバッグ収納部28となっている。また、この開口部21aは、両側方向を長手方向とする矩形状で、かつ、若干下方に向かって傾斜されている。また、本体部21bの前面には、複数の取付孔21cが形成されている。そして、本体部21bの上下の面の外側には、カバー体26を係止する取付片部であるカバー体取付部21dが一体あるいは別体に形成されている。また、この本体部21bの上面には、ブラケット21eが取り付けられ、このブラケット21eの上端部が、ボルト21f及びナット21gなどの取付具を用いて、車体の取付部材29に固定されている。
また、インフレータ22は、略円柱状をなすインフレータ本体部22aを備え、このインフレータ本体部22aの一端部近傍にガス噴射部が設けられているとともに、他端部に接続部が設けられている。そして、このインフレータ22は、接続部に接続される図4に示すハーネス22bを介して制御装置に接続され、このハーネス22bを介して制御装置から供給される起動信号に基づき、ガス噴射部からガスを噴射する。また、リテーナ24は、略筒状をなす金属製のリテーナ本体24aと、このリテーナ本体24aに溶接などして固定された一対の取付ボルト24bとを備えており、これら取付ボルト24bに螺合するナット24cにより、リテーナ24がケース体21に取り付けられている。また、リテーナ本体24aには、ガスが通過するガス通孔が形成されている。
さらに、カバー体26は、リッドなどとも呼ばれるもので、例えば合成樹脂にて一体に形成され、表板部26aと、この表板部26aの裏面側すなわち前面側から前側に突設された取付板部26bとを備えている。そして、表板部26aには、他の部分より脆弱な破断部であるテアライン26cが例えば略H字状などに形成されている。また、取付板部26bは各筒状あるいは平板状などをなし、本実施の形態では上下に位置する平板状をなしている。そして、これら取付板部26bには、カバー体取付部21dに対応して、角孔状の取付受部26dが複数形成されている。さらに、表板部26aの裏面には、図4に示すように、上下の端部の近傍に位置して、複数の係止片部26eが突設されている。そこで、カバー体26の取付板部26bをケース体21の本体部21bの外側に嵌合し、カバー体取付部21dに取付受部26dを係合した状態で、表板部26aが開口部21aを覆うようにして、ケース体21にカバー体26が取り付けられている。さらに、エアバッグ装置2を車体に取り付けた状態で、カバー体26の係止片部26eが車体側のパネル5の裏面に係止され、位置決めされるようになっている。
また、エアバッグ1は、1枚の基布を縫い合わせあるいは複数枚の基布を縫い合わせて袋状に形成され、所定の形状に折り畳まれてケース体21のエアバッグ収納部28に収納されている。そして、本実施の形態では、エアバッグ1は、図5ないし図7などに示すように、袋状の外殻を構成するエアバッグ本体部30と、このエアバッグ本体部30の内側に配置される隔壁部としての第1の隔壁31及び第2の隔壁32と、エアバッグ本体部30の内側に配置される第1の補強布34及び第2の補強布35とを互いに縫い合わせて構成されている。
そして、エアバッグ本体部30は、所定の形状に切断した1枚の基布を幅方向Wに沿った上端部及び後端部となる先端部36の折り線で折り返して、外殻となる第1の基布部としての上側基布部30a及び第2の基布部としての下側基布部30bを構成し、これら基布部30a,30bの両側部を側部縫合線37,37で縫い合わせ、先端部36と反対側の前端側の基端部38に開口を設け、この基端部38近傍を上側に折り返した状態で、内部を気室39とした袋状に構成されている。また、このエアバッグ本体部30は、基端部38側が最も幅寸法が小さく、先端部36に向かって幅寸法が大きくなるように構成されている。すなわち、エアバッグ本体部30は、基端部38を含みこの基端部38の近傍に、両側方向には折り畳まずにエアバッグ収納部28に収納可能な基部41が形成され、この基部41の先端側に、エアバッグ収納部28すなわち開口部21aより幅寸法が大きく、両側方向に折り畳むことによりエアバッグ収納部28に収納可能な保護部42が形成されている。
また、第1の隔壁31及び第2の隔壁32は、それぞれ帯状の基布で構成され、第1の隔壁31の先端部36側に第2の隔壁32が配置されている。そして、これら第1の隔壁31及び第2の隔壁32により、エアバッグ本体部30の内部の気室39が、基部側チャンバー44、中間チャンバー45、及び先端部側チャンバー46の3個の気室に区画されている。そして、第1の隔壁31及び第2の隔壁32は、エアバッグ本体部30の少なくとも気室39の幅方向Wの全長を区画する長さ寸法を有し、長手方向に沿った両側縁をそれぞれ縫合線47でエアバッグ本体部30の上下の基布部30a,30bに略気密に縫い合わせて接合されているとともに、長手方向の両端部は側部縫合線37で略気密に縫い合わせて接合されている。また、各隔壁31,32には、それぞれ所定の間隔で、ガスが流通可能な通気部としての流通部48が形成されている。そして、各流通部48は、例えば所定の直径寸法の円孔状に形成されている。すなわち、これら隔壁31,32により区画形成された3個のチャンバー44,45,46については、互いに隣接するチャンバー44,45,46は各隔壁31,32で両側方向すなわち幅方向Wの全幅にわたって区画され、流通部48のみで連通するように構成されている。また、エアバッグ1が展開した状態では、中間チャンバー45の体積は、他のチャンバー44,46の体積よりも小さくなるように設定されている。また、基部41は、基部側チャンバー44に構成され、この基部側チャンバー44の基部41に、インフレータ22が配置されるガス導入部が設定されている。
さらに、第1及び第2の補強布34,35は、防炎布などとも呼ばれるもので、ガス導入部などについて、エアバッグ本体部30を構成する基布の内側面に重ねて縫合されている。そして、第1の補強布34は、1枚あるいは複数枚の基布を重ねて構成され、インフレータ22が配置されるガス導入部の部分に、上側基布部30aの内面に沿って配置され、両側方向に延びる縫合線51で上側基布部30aに取り付けられている。また、第2の補強布35は、ガス導入部から基端部38にかけて、下側基布部30bの内面に沿って配置され、両側方向に延びる縫合線52で下側基布部30bに取り付けられている。
また、エアバッグ1のガス導入部の部分には、このエアバッグ本体部30を構成する基布部30a,30b及び補強布34,35を貫通して、円孔状の取付孔54,55が複数形成されている。そして、基端部38から離間した側の取付孔54は、上側基布部30aのみに形成され、基端部38側の取付孔55は、上下側の基布部30a,30bを貫通して形成されている。
次に、このエアバッグ1の折畳工程及びエアバッグ装置2の組み立て工程を説明する。
まず、エアバッグ1、インフレータ22、及びリテーナ24などを組み合わせて、組立体を構成する。この工程は、まず、インフレータ22をリテーナ24のリテーナ本体24aの内側に挿入して固定する。そして、インフレータ22を取り付けたリテーナ24を、基端部38の開口からエアバッグ1の内側のガス導入部に挿入し、リテーナ24の取付ボルト24bを一方の取付孔54から引き出す。そして、エアバッグ1の基端部38近傍を折り返し、リテーナ24の取付ボルト24bを他方の取付孔55から引き出す。
次いで、平面化工程として、図7に示すように、エアバッグ1を平面状に広げて形を整えた平板状態とする。
次いで、この平板状態から、第2の折畳工程の一部として、図8及び図9に示すように、エアバッグ1の基部41の、インフレータ22を配置した部分と第1の隔壁31との間の部分について、上側基布部30aと下側基布部30bとを互いに離間させ、すなわち、上側基布部30aを上側につまみ上げるように平板状に折り、第2の折畳部を構成する上部折畳部61を形成するとともに、下側基布部30bを下方に向かって平板状に折り第2の折畳部を構成する下部折畳部62を形成する。すなわち、これら上部折畳部61及び下部折畳部62は、ガスが供給されるガス導入部に直接に連通した状態となる。
次いで、第1の折畳工程の一部として、エアバッグ1の保護部42を乗員側の先端部36から基端部38側すなわち基部41側に集積する。本実施の形態では、エアバッグ1の上側基布部30aと下側基布部30bとを重ねた状態で、先端部36を上向きに、すなわち、先端部36が上側から基端部38側を向くように、上部折畳部61及び下部折畳部62の部分までロール状に折り畳み、第1の折畳部としての集積部64を形成する。
次いで、第2の折畳工程の一部として、図10に示すように、ロール状に折り畳んだ集積部64の上側に、上部折畳部61を沿わせるとともに、集積部64の下側に、下部折畳部62を沿わせ、集積部64を上下の折畳部61,62でくわえるようにいわばアリゲータ状に折り畳む。
次いで、第1の折畳工程の一部として、図11に示すように、両側方向に長いロール状に折り畳んだ集積部64を、両側から幅方向の中央側に折り返すことにより集積し、ケース体21のエアバッグ収納部28に収納可能な幅寸法の集積部64を構成する。
さらに、本実施の形態では、第2の折畳工程の一部として、集積部64は、エアバッグ収納部28に収納可能な幅寸法よりさらに小さい幅寸法に折り畳み、保護部42の集積部64の上側及び下側を基部41の上部折畳部61及び下部折畳部62で包むように沿わせるのみならず、集積部64の両側部にも、基部41の部分すなわち上下の折畳部61,62の両側方向の端部の部分を沿わせ、いわば、保護部42の集積部64の上下両側に、基部41の折畳部61,62を沿わせて、エアバッグ1の展開方向である乗員側を除いて、保護部42を基部41で包み込むようにする。
さらに、本実施の形態では、第3の折畳工程として、インフレータ22からガスが供給されるガス導入部より基端部38側の部分を、下側から先端側に折り返し、集積部64及び下部折畳部62の下側に沿って配置し、案内展開部66を構成する。
そして、必要に応じてエアバッグ1に図示しないラッピングを被せ、図11に示すように、エアバッグ1を所定の形状に折り畳んだ状態で保持し組立体を構成する。
次いで、この組立体を、開口部21aを介してケース体21に挿入し、ケース体21の取付孔21cにリテーナ24の取付ボルト24bを貫通させ、ケース体21の外側から取付ボルト24bにナット24cを螺合して、組立体すなわちエアバッグ1、インフレータ22、及びリテーナ24などをケース体21に固定する。次いで、表板部26aが開口部21aすなわちエアバッグ1を覆うようにして、ケース体21にカバー体26を取り付けることにより、エアバッグ装置2が構成される。
そして、ケース体21のブラケット21eを、ボルト21f及びナット21gなどの取付具を用いて車体の取付部材29に固定し、カバー体26の表板部26aがパネル5と面一になるようにエアバッグ装置2を車体に取り付けるとともに、インフレータ22に接続したハーネス22bを制御手段に電気的に連結し、図1に示すように、エアバッグ装置2が車体に設置される。
次に、このエアバッグ装置2の動作を説明する。
図1に示す状態から、制御装置が自動車の正面衝突などの衝撃を検出すると、この制御装置はハーネス22bを通じて起動信号である電力を供給し、インフレータ22を作動させる。そして、インフレータ22からエアバッグ1内にガスが供給されると、エアバッグ1は、ケース体21の内側で膨張し、まず、ラッピングを破断し、ついで、カバー体26をテアライン26cで破断して、エアバッグ1をケース体21から車室4に膨張展開させる。より詳細には、まず、インフレータ22から供給されるガスは、リテーナ24のリテーナ本体24aで拡散されつつ、エアバッグ1の基部41のガス供給部に供給される。すると、まず、エアバッグ1の基部41が膨張展開を開始するが、特に、このガス供給部に直接的に連通し、かつ、ガスの流路が直線的、すなわちロールや蛇腹となっていない、上部折畳部61、下部折畳部62、及び案内展開部66に迅速にガスが供給され、これら上部折畳部61、下部折畳部62、及び案内展開部66が展開する。そして、図2に示すように、これら上部折畳部61、下部折畳部62、及び案内展開部66の展開により、集積部64は、所定の方向すなわち乗員側に、安定して押し出される。この後、集積部64は、両側から折り返した部分が復帰方向に変形して幅方向に拡大するとともに、ロール状に折り畳んだ部分にガスが供給されて、乗員側に、より詳細には乗員の下肢部Aに沿って後側上方に膨張展開し、下肢部Aを膝A1の部分を含んで覆い、乗員の下方への滑り込みを防止して保護する。また、集積部64は、第1の隔壁31及び第2の隔壁32により区画されているため、まず、他の部分より下側に位置する基部側チャンバー44が展開し、次いで、基部側チャンバー44の上側に位置して中間チャンバー45が展開し、さらに、他の部分より上側に位置して先端部側チャンバー46が展開する。そして、先端部側チャンバー46の部分が、慣性で前方に移動してくる乗員の膝A1に対向して膨張展開し、乗員の膝A1を拘束して保護するとともに、結果的に乗員の腰部の移動を抑制して、乗員の車体に対する相対的な移動を効果的に抑制し、パネル5や車室4に進入してくる床面などに直接当接することなどを抑制して保護する。そして、エアバッグ1は、最終的に、図3に示す形状に膨張展開する。
このように、本実施の形態によれば、乗員の膝A1を含む下肢部A保護可能なエアバッグ装置2について、集積部64のガス導入部側から上下側に沿って上部折畳部61及び下部折畳部62を配置したため、インフレータ22が動作すると、これら上部折畳部61及び下部折畳部62が迅速に膨張展開することにより、これら上部折畳部61及び下部折畳部62で案内して、集積部64を安定してケース体21のエアバッグ収納部28から開口部21aを介して車室4に押し出すことができる。そこで、車室4において、集積部64を幅方向に拡大するとともに、乗員側に、ここでは乗員に沿って円滑かつ迅速に膨張展開させ、乗員の下肢部を保護する好ましい特性を実現できる。すなわち、上部折畳部61及び下部折畳部62は、エアバッグ1の外殻を構成する上側基布部30aと下側基布部30bとを互いに離反させそれぞれ扁平に集積し、集積部64の外周部の反対側すなわち上下に沿わせて折り畳んだため、ガス導入部からガスが直接的に供給され、これら上部折畳部61及び下部折畳部62を迅速に展開できる。
また、本実施の形態では、集積部64の上下のみならず両側の部分も基部41を折り畳んだ部分で囲むようにしたため、上下左右の四方について安定して集積部64を案内できる。
さらに、本実施の形態では、インフレータ22からガスが供給されるガス導入部より基端部38側の部分を、下側から先端側に折り返し、集積部64及び下部折畳部62の下側に沿って配置して、案内展開部66としたため、この案内展開部66が迅速に展開し、いわば長く折り返した部分が突っ張るようにして、ケース体21のエアバッグ収納部28の隙間を埋めて、展開する集積部64などを支持し、集積部64を安定して展開させることができる。
また、集積部64は、乗員側の先端部36から上向きにロール状に折り畳まれて集積された後に両側部が中央側に折り重ねられて開口部21aの幅寸法より小さい幅寸法に集積したため、エアバッグ収納部28から押し出されると、まず、両側方向に広がり、次いで、上向きにロール状に折り畳んだ部分がほどけるようにして、安定した挙動で乗員の下肢部Aに沿って展開し、乗員の下肢部Aを保護する好ましい特性を実現できる。
さらに、この集積部64は、各隔壁31,32により3個のチャンバー44,45,46に区画したため、各チャンバー44,45,46を順次膨張展開させる挙動を実現できる。
また、エアバッグ1の折り畳み方法により、展開特性を向上できるため、エアバッグ1あるいはエアバッグ装置2の構成を複雑にする必要がなく、エアバッグ装置2の製造コストを低減できる。
このようにして、エアバッグ1が、低い位置に設けられた狭い空間のエアバッグ収納部28から広く迅速に安定して膨張展開し、車両の座席に着席した乗員の下肢部Aを保護し、乗員の下方への滑り込み、いわゆるサブマリン現象を防止できるという好ましい特性のエアバッグ装置2を提供できる。
なお、上記の実施の形態では、第1の折畳部をロール状に集積した集積部64とし、第2の折畳部は集積部64の上下に沿った上部折畳部61及び下部折畳部62及び両側に沿った構成としたが、この構成に限られるものではない。例えば、エアバッグ装置2を備える高さ位置によっては、第1の折畳部は、蛇腹状の折畳部、先端側から単に押圧して集積した折畳部、複数のロール部、あるいはこれらの組み合わせなどとすることができる。
また、第2の折畳部を構成する上下の折畳部61,62は、図1に示すように、第1の折畳部としての集積部64の全体とケース体21の上下の壁部との間の上下の空間に沿って、集積部64の先端側すなわち開口部21a側に位置を揃えて形成する他、例えば、図12に示すように、上下の折畳部61,62を長く延設し、カバー体26の表板部26aの裏面側に沿って、集積部64の開口部21a側を横切るように、すなわち集積部64の開口部21a側をほぼ覆うように、すなわち、上下の折畳部61,62が互いに接触するか僅かに離間するように、上下の折畳部61,62を略L字状に延設してもよい。
さらに、例えば、図13に示すように、上下の折畳部61,62は、集積部64の上下側の全体に沿う長さL1よりも短く、集積部64の上下側の約半分を覆う長さ寸法L2で形成し、集積部64の背面側すなわちインフレータ22側を覆うように形成しても良い。
また、第2の折畳部は、集積部64の両側に設けずに上下のみに配置することもできる。
本発明は、車両に備えられるエアバッグ装置の他、車両以外の移動体に備えて乗員を保護することもできる。
本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を示す車体に取り付けた状態の断面の説明図である。 同上エアバッグ装置のエアバッグの展開過程を示す説明図である。 同上エアバッグ装置のエアバッグの展開した状態を示す説明図である。 同上エアバッグ装置の分解状態の説明図である。 同上エアバッグ装置の一部を切り欠いた状態の一部の斜視図である。 同上エアバッグ装置の図7のI−I断面相当位置の説明図である。 同上エアバッグ装置のエアバッグの折畳工程を示す斜視図である。 同上エアバッグ装置のエアバッグの折畳工程を示す断面図である。 同上エアバッグ装置のエアバッグの折畳工程を示す斜視図である。 同上エアバッグ装置のエアバッグの折畳工程を示す斜視図である。 同上エアバッグ装置のエアバッグの折畳工程を示す斜視図である。 本発明のエアバッグ装置の他の実施の形態を示す車体に取り付けた状態の断面の説明図である。 本発明のエアバッグ装置のさらに他の実施の形態を示す車体に取り付けた状態の断面の説明図である。
符号の説明
1 エアバッグ
2 エアバッグ装置
4 室内部としての車室
21 容器部としてのケース体
21a 開口部
22 インフレータ
28 エアバッグ収納部
30a 第1の基布部としての上側基布部
30b 第2の基布部としての下側基布部
41 基部
42 保護部
61 第2の折畳部を構成する上部折畳部
62 第2の折畳部を構成する下部折畳部
64 第1の折畳部としての集積部
66 案内展開部
A 下肢部
A1 膝

Claims (6)

  1. 乗員の下肢部に対向して室内部に膨張展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置であって、
    折り畳まれた前記エアバッグを収納するエアバッグ収納部及びこのエアバッグ収納部と前記室内部とを連通する開口部を備えた容器部と、
    第1の基布部及びこの第1の基布部に対向する第2の基布部を外殻とする袋状をなし、基端側に位置し前記容器部のエアバッグ収納部内に取り付けられる基部及びこの基部から先端側に連続し前記開口部より幅寸法が大きく内側にガスが導入されて前記室内部に膨張展開する保護部を備えるとともに、前記保護部を前記基部側に集積するとともに前記開口部の幅寸法と同等の幅寸法に集積して折り畳まれた第1の折畳部、及びこの第1の折畳部よりも基端側の部分を前記第1の基布部と第2の基布部とを互いに離反させそれぞれ集積された前記第1の折畳部の外周部の反対側に沿わせて折り畳まれた第2の折畳部を備えて前記エアバッグ収納部に収納されたエアバッグと、
    前記エアバッグの基部の内側にガスを供給するインフレータとを具備する
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. エアバッグの第1の折畳部は、乗員側の先端部から上向きにロール状に折り畳まれて集積された後に両側部が中央側に折り重ねられて開口部の幅寸法より小さい幅寸法に集積されて構成され、
    前記エアバッグの第2の折畳部は、前記第1の折畳部の上下側に沿って配置されるとともに、
    前記エアバッグは、ガスが供給される位置より基端側の部分を折り返した案内展開部を備える
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置。
  3. エアバッグの第2の折畳部は、第1の折畳部の両側に沿って配置された
    ことを特徴とする請求項2記載のエアバッグ装置。
  4. 車両の座席に着席した乗員の膝を含む下肢部に対向して設置され、
    容器部は、前記座席に対向して設けられた室内部の表面パネルに形成された開口部と、前記表面パネルから凹陥して設けられたエアバッグ収納部とを備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置。
  5. 第1の基布部及びこの第1の基布部に対向する第2の基布部を外殻として有する袋状をなし、基端側に位置する基部及びこの基部の先端側に連続しかつ両側方向の幅寸法が大きく室内部に膨張展開する保護部を備え、乗員の下肢部に対向して前記室内部に展開するエアバッグの折畳方法であって、
    前記保護部を、前記基部側に集積するとともに両側方向から集積して折り畳み第1の折畳部を形成する第1の折畳工程と、
    前記基部を、前記第1の基布部と第2の基布部とを互いに離反させ前記第1の折畳部の上側及び下側に沿って包むように折り畳み第2の折畳部を形成する第2の折畳工程とを具備する
    ことを特徴とするエアバッグの折畳方法。
  6. 第1の折畳工程は、エアバッグを乗員側の先端部から上向きにロール状に折り畳んで集積した後に両側部を中央側に折り重ねて開口部の幅寸法より小さい幅寸法に集積して第1の折畳部を構成し、
    第2の折畳工程は、第1の基布部を前記第1の折畳部の上側に沿って配置し、第2の基布部を前記第1の折畳部の下側に沿って配置するとともに、両側に位置する基布部を前記第1の折畳部の両側部に沿って配置して第2の折畳部を構成し、
    さらに、ガスが供給される位置より基端側の部分を先端側に折り返し前記第1の折畳部の下側に沿って配置して案内展開部を構成する第3の折畳工程を備える
    ことを特徴とする請求項5記載のエアバッグの折畳方法。
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