JP2008296402A - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インキの粘度に関わらず、排版動作における版胴からのマスタ剥離や搬送時のマスタ搬送が良好な孔版印刷装置を提供する。
【解決手段】インキが供給される版胴8の外周に巻かれた製版済みマスタ26を剥離搬送するローラ部材45を有する排版搬送手段40と、搬送された製版済みマスタ26を貯容する排版ボックス42を有する排版部5を備えた孔版印刷装置1は、インキの種類を検出するインキ種別検出手段83と、インキ種別検出手段83によるインキ検出結果に基づき、版胴8の回転周速度V1に対するローラ部材45の回転周速度を高くなるように制御する制御手段100を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、排版部を有する孔版印刷装置に関し、特に、排版部のローラ回転周速度と版胴回転周速度の制御に関する。
孔版印刷装置は、印刷ランニングコストが低く、高速に印刷できるため、多部数の印刷物を得るために広く利用されている。このような特徴をもつ孔版印刷装置は、使用したいときに誰でも簡単に操作できるようにと、空気中では通常硬化しないインキが採用されていて、版胴を使用の都度に清掃したりする手間がかからない。このような孔版インキは一例として印刷用紙に浸透させ擬似的に乾燥する方法のため、印刷直後に画像面を手などでこすれば簡単に汚れてしまう。これは、従来から孔版印刷装置が抱えている問題であり、いまだ効果的な対策がない状況である。
印刷物の乾燥方法として、紫外線照射装置を有し、インキに紫外線硬化型インキを用いて孔版印刷を行う孔版印刷装置が特許文献1で提案されている。
特許文献2では、孔版印刷装置の排版装置において、版胴の外周に巻かれた製版済みマスタを剥離搬送する排版搬送手段の搬送ローラの回転周速度を版胴の回転周速度よりも若干速く設定し、版胴との間でマスタへ所定の張力を付与する構成が開示されている。
実公平4−35188号公報 特開2005−153474号公報
特許文献1において、孔版印刷装置は紫外線硬化型インキのみ使用可能な紫外線硬化型専用孔版印刷装置であり、非紫外線硬化型インキによる印刷を行う場合には、別途、非紫外線硬化型インキ用の孔版印刷装置が必要となり、使用したいときに簡単に印刷することができず、操作や作業が面倒である。
一般に版胴に巻かれた製版済みマスタには、インキの付着部分と先端部と後端部に未着部分があり、インキの付着部分のみが版胴の周面に貼りついた状態となっている。このため、特許文献2のように排版搬送手段の搬送ローラの回転周速度を版胴の回転周速度より速く設定すると、排版搬送手段と版胴との間ではマスタが所定の張力を維持されている。
しかし、版胴とマスタ密着度合いは、インキの違いや印刷後の放置時間、使用環境温度の違いにより異なるので、この張力の維持が出来ない場合がある。
すなわち、紫外線硬化型インキは、非紫外線硬化型インキよりもその粘度が高いので、版胴の周面に貼り付く力が強く、排版搬送手段と版胴との間でマスタへの所定の張力が得られず、マスタが版胴に貼り付いたままとなってしまい、マスタ搬送不良が発生してしまう。
孔版印刷装置では、印刷終了後は、版胴に巻かれたマスタがそのまま放置されるので、印刷時に比べてマスタと版胴との密着が増し、次回の印刷開始時の排版動作時にマスタ搬送不良が発生してしまう可能性がある。
孔版印刷装置を使用する環境が高温の場合、あるいは装置の稼動により発生する熱により装置内温度が高くなると、インキの粘度が高くなり、版胴に巻かれたマスタの密着が強く、マスタ搬送不良が発生してしまう可能性がある。
また、紫外線硬化型インキ使用時のマスタ搬送不良を考慮して、版胴回転周速度に対して排版搬送手段のローラ回転周速をより速く設定することも想定されるが、この場合には、非紫外線硬化型インキを使用すると、マスタへの張力が強くなり過ぎてしまい、マスタの破れなどの別な不具合が発生してしまう可能性がある。
本発明は、インキの粘度に関わらず、排版動作における版胴からのマスタ剥離や搬送時のマスタ搬送不良を防止可能な孔版印刷装置を提供することを、その目的とする。
上述した目的を達成するために、請求項1の発明は、インキが供給される版胴外周に巻かれた製版済みマスタを剥離搬送するローラ部材を有する排版搬送手段と、搬送された製版済みマスタを貯容する排版ボックスを有する排版部とを備えた孔版印刷装置において、インキの種類を検出するインキ種別検出手段と、インキ種別検出手段によるインキ検出結果に基づき、版胴の回転周速度に対するローラ部材の回転周速度を変更するように制御する制御手段とを有することを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1記載の孔版印刷装置において、制御手段は、インキ種別検出手段によるインキ検出結果が紫外線硬化型インキの場合、版胴の回転周速度に対してローラ部材の回転周速度を上回るにように制御することを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2記載の孔版印刷装置において、紫外線硬化型インキを検知した場合のローラ部材の回転周速度が、インキ種別検出手段によるインキ検出結果が非紫外線硬化型インキの場合のローラ部材の回転周速度よりも早く設定されていることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3記載の孔版印刷装置において、非紫外線硬化型インキの場合のローラ部材の回転周速度が、版胴の回転周速度よりも早く設定されていることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1ないし4の何れかに記載の孔版印刷装置において、装置の停止時間を計測する計測手段を有し、制御手段は、装置の始動時に計測手段による計測結果が基準時間以上経過している場合には、版胴の回転周速度に対してローラ部材の回転周速度を、インキ種別検出手段の検出結果に基づく制御時よりも上回るにように制御することを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項5記載の孔版印刷装置において、基準時間を変更する変更手段を有することを特徴としている。
請求項7の発明は、請求項1ないし4の何れかに記載の孔版印刷装置において、孔版印刷装置内に使用環境温度を検出する温度検知手段を有し、制御手段は、温度検知手段による検出結果が基準温度以上の場合には、版胴の回転周速度に対してローラ部材の回転周速度を、インキ種別検出手段の検出結果に基づく制御時よりも上回るにように制御することを特徴としている。
請求項8の発明は、請求項7記載の孔版印刷装置において、基準温度を変更する変更手段を有することを特徴としている。
請求項9の発明は、インキが供給される版胴外周に巻かれた製版済みマスタを剥離搬送するローラ部材を有する排版搬送手段と、搬送された製版済みマスタを貯容する排版ボックスを有する排版部とを備えた孔版印刷装置において、装置の停止時間を計測する計測手段と、装置の始動時に、計測手段による計測結果が基準時間以上経過している場合には、版胴の回転周速度に対してローラ部材の回転周速度を上回るにように制御する制御手段とを有することを特徴としている。
請求項10の発明は、インキが供給される版胴外周に巻かれた製版済みマスタを剥離搬送するローラ部材を有する排版搬送手段と、搬送された製版済みマスタを貯容する排版ボックスを有する排版部とを備えた孔版印刷装置において、孔版印刷装置内に使用環境温度を検出する温度検知手段と、温度検知手段による検出結果が基準温度以上の場合には、版胴の回転周速度に対してローラ部材の回転周速度を上回るにように制御する制御手段とを有することを特徴としている。
本発明によれば、版胴の回転周速度に対するローラ部材の回転周速度が、インキ種別検出手段によるインキ検出結果に基づき変更されるので、インキの種類に応じて異なるインキの粘度に対応させて版胴とローラ部材間でのマスタへの張力を調整でき、搬送不良を防止することができる。
本発明によれば、インキ種別検出手段によるインキ検出結果が紫外線硬化型インキの場合、版胴の回転周速度に対してローラ部材が回転周速度を上回るにように制御されるので、粘度の高い紫外線硬化型インキに対応させて版胴とローラ部材間でのマスタへの張力を調整でき、搬送不良を防止することができる。
本発明によれば、紫外線硬化型インキを検知した場合のローラ部材の回転周速度が、インキ種別検出手段によるインキ検出結果が非紫外線硬化型インキの場合のローラ部材の回転周速度よりも早く設定したので、紫外線硬化型インキと非紫外線硬化型インキに対応させて版胴とローラ部材間でのマスタへの張力を調整でき、搬送不良を防止することができる。
本発明によれば、装置の始動時に、計測手段による停止時間の計測結果が基準時間以上経過している場合には、版胴の回転周速度に対してローラ部材の回転周速度をインキ種別検出手段による制御時よりも上回るにように制御するので、版胴とローラ部材間でのマスタへの張力をより細かく調整でき、搬送不良を防止することができる。
本発明によれば、温度検知手段による検出結果が基準温度以上の場合には、版胴の回転周速度に対してローラ部材の回転周速度を、インキ種別検出手段の検出結果に基づく制御時よりも上回るにように制御するので、版胴とローラ部材間でのマスタへの張力をより細かく調整でき、搬送不良を防止することができる。
本発明によれば、基準時間を変更する変更手段や基準温度を変更する変更手段を有するので、インキ種別検出手段、計測手段、温度検出手段による検出誤差や、インキや温度の状態応じてより細かく版胴とローラ部材間でのマスタへの張力を調整でき、一層の搬送不良を防止することができる。
本発明によれば、装置の始動時に、計測手段による停止時間の計測結果が基準時間以上経過している場合には、版胴の回転周速度に対してローラ部材の回転周速度を上回るにように制御するので、版胴とローラ部材間でのマスタへの張力を調整でき、搬送不良を防止することができる。
本発明によれば、温度検知手段による検出結果が基準温度以上の場合には、版胴の回転周速度に対してローラ部材の回転周速度を上回るように制御するので、版胴とローラ部材間でのマスタへの張力をより調整でき、搬送不良を防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。まず孔版印刷装置の全体構成と基本的な動作について説明し、その後、制御形態について説明する。
図1に示す孔版印刷装置1は、紫外線硬化型インキおよび非紫外線硬化型インキのいずれかを用いても印刷可能な孔版印刷装置である。孔版印刷装置1は、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7及び制御手段100を備えている。
印刷装置本体の中央に配置された印刷部2は、版胴8、インキ供給手段9、プレスローラ等の印圧手段10(以下「プレスローラ10」と記す)を有している。孔版印刷装置としては、印圧手段として周知の圧胴を用いるタイプのものであってもよい。版胴8はインキ供給パイプを兼ねた支軸11に回転自在に支持された図示しない一対のフランジの外周面に多孔性支持板8aを巻装して構成されており、版胴駆動手段となる駆動モータM1によって図1の矢印方向Aに回転駆動されている。支軸11はその先端部を印刷装置本体の図示しない側板に支持されており、その表面にはインキ供給手段にインキを供給するための複数の小さな孔が穿設されている。図示しない各フランジは軸受を介して支軸11に回転自在に支持されている。版胴8は、印刷装置本体に対して着脱自在となるように図3に示すようなドラムユニット80として構成されている。本形態において、孔版印刷装置1は紫外線硬化型インキ用のドラムユニットと、非紫外線硬化型インキ用のドラムユニットが、それぞれ着脱装置とされている。
ステンレスの薄板等で形成される多孔性支持板は、多数の関孔が穿設された開孔部と非開孔部を有しており、開孔部の周方向長さはA3サイズの用紙Pに対して印刷を行なうことが可能な長さに形成されている。非開孔部には版胴8の一母線と平行な平面を有するステージ部12が配置されており、ステージ部12の上面にはマスタの先端を係止する開閉自在なクランパ13が配置されている。多孔性支持板の外側には、ポリエステルあるいはステンレスの細線等からなる図示しないメッシュスクリーンが1〜3層程度巻装されている。
版胴8の内部にあって支軸11の下方に位置する部品には、インキローラ14及びドクタローラ15等を有するインキ供給手段9が配置されている。インキローラは、図示しない各フランジの支軸11上に固着された図示しない一対の側板間にその支軸11を回転自在に支持されており、駆動モータM1からの回転力をギヤやベルト等の回転力伝達手段によって伝達されて版胴8と同方向に回転する。ドクタローラ15は、その外周面とインキローラ14の外周面との間に僅かな隙間が生じる位置において側板問に回転自在に支持されており、駆動モータM1からの回転力を図示しない回転力伝達手段によって伝達されてインキローラ14とは反対の方向に回転する。インキローラ14とドクタローラ15との近接部において、支軸11より供給されたインキによって楔状のインキ溜まり15aが形成される。
版胴8の下方にはプレスローラ10が配置されている。プレスローラ10は、図示しない一対のプレスローラアーム間に回転自在に支持されており、各プレスローラアームは図示しない揺動手段によって一体的かつ揺動自在に支持されている。図示しない揺動手段の近傍には、プレスローラ10を版胴8の外周面より離間した状態で保持する図示しない係止手段が配置されている。
印刷部2の右上方には製版部3が配置されている。製版部3は、マスタ貯容手段20、プラテンローラ21、サーマルヘッド22、切断手段23、マスタ搬送ローラ対24,25等を有している。マスタ貯容手段20は、熱可塑性樹脂フイルムと多孔性支持体とを貼り合わせたマスタ26をロール状に巻成したマスタロール27の芯部27aを回転自在かつ着脱自在に支持する。
マスタ貯容手段20よりもマスタ搬送方向下流側には、プラテンローラ21及びサーマルヘッド22が配置されている。プラテンローラ21は印刷装置本体の図示しない側板に回転自在に支持されており、図示しないステッピングモータによって回転駆動されている。多数の発熱素子を有するサーマルヘッド22は印刷装置本体の図示しない側板に取付けられており、図示しない付勢手段の付勢力によってプラテンローラ21に圧接されている。サーマルヘッド22は、マスタ26の熱可塑性樹脂フイルム面に接触しつつ発熱素子を選択的に発熱させ、マスタ26に対して熱溶融穿孔製版を行なう。
切断手段23は、プラテンローラ21及びサーマルヘッド22よりもマスタ搬送方向下流側に配置されている。固定刃23aと可動刃23bとからなる切断手段23は、印刷装置本体の側板に固定された固定刃に対して可動刃が回動移動する周知の構成とである。
切断手段のマスタ搬送方向下流側には各マスタ搬送ローラ対及びガイド板28が配置されている。各マスタ搬送ローラ対は、図示しない駆動手段によって同期して回転駆動される駆動ローラ24a,25aと、図示しない付勢手段によって各駆動ローラに圧接された従動ローラ24b,25bとから構成されている。ガイド板28は図示しない側板に固定されており、各マスタ搬送ローラ対によって搬送されるマスタ26をガイドし、マスタ26の先端を版胴8の外周面へと案内する。
製版部3の下方には給紙部4が配置されている。給紙部4は、給紙トレイ30、給紙ローラ31、分離ローラ32、分離パッド33、レジストローラ対34等を有している。給紙トレイ30の上方には、表面にそれぞれ高摩擦抵抗部材を有する給紙ローラ31、分離ローラ32、分離パット33が配置されている。
給紙ローラ31及び分離ローラ32は、給紙トレイ上の用紙Pと所定の圧力で圧接しギヤやベルト等の図示しない駆動力伝達手段を介して、共通のステッピングモータによって、互いに同期して回転駆動される。分離パット33は所定の圧力で分離ローラ32に圧接されている。分離ローラ32は給紙ローラ31と同方向に間欠回転可能に配置されている。レジストローラ対34は、分離ローラ32及び分離パット33よりも用紙搬送方向下流側に配置されている。駆動ローラ34aと従動ローラ34bとからなるレジストローラ対34は、駆動モータM1からの回転駆動力を図示しないギヤやカム等の駆動伝達手段で伝達されることにより、駆動ローラが版胴の回転と同期した所定のタイミングで回転し、この駆動ローラに圧接された従動ローラ34aによって用紙Pを印刷部2に向けて給送する。
印刷部2の左上方には排版部5が配置されている。排版部5は、図2に示すように、排版搬送手段40、排版ボックス42、圧縮板43等を有する。排版搬送手段40は、剥離ローラ44とローラ部材となる排版搬送ローラ対45等を有している。ニトリルゴムあるいはシリコンゴム等の高摩擦抵抗を有する部材からなる。車輪形状の剥離ローラ44は、支軸44aにその中心部を固定しており、マスタ幅方向に複数個配設されている。支軸44aは駆動手段となるステッピングモータM2によって剥離ローラ44が図2において時計回り方向(矢印方向B)に回転するように回転駆動される。排版搬送ローラ対45は、駆動ローラ対45aと従動ローラ対45bを有し、それぞれ対をなしてマスタ幅方向に複数個配設されている。各駆動ローラは支軸45Cに、各従動ローラは支軸45dに固定され、先の剥離ローラ44の回転駆動を図示しないギヤによる伝達手段により、図2の矢印方向Cに一体的に回転する。駆動ローラ対45aの支軸45cには図示しない付勢手段が取り付けられていて、各従動ローラ対45bはそれぞれに対応した駆動ローラ対45aに圧接されている。
内部に使用済みマスタ26aを貯容する排版ボックス42は、印刷装置本体に対して着脱自在に設けられている。排版搬送手段40によって運ばれた使用済みマスタ26aを排版ボックス42の内部に押し込む圧縮板43は、図示しない回転手段によって回転自在に支持されている。
排版部5の下方には排紙部6が配置されている。排紙部6は、剥離爪50、排紙搬送部材51、排紙トレイ52等を有している。版胴8の外周面より印刷済みの用紙Pを剥離する剥離爪50は、支軸50aによって印刷装置本体の側板に揺動自在に支持されており、図示しない爪揺動手段によって、その先端が版胴8の外周面に近傍する位置と、その先端が版胴8の回転によって移動するクランパ等の障害物と干渉しない位置とに選択的に揺動される。
排紙搬送部材51は、駆動ローラ53、従動ローラ54、無端ベルト55、吸着ファン56等を有している。駆動ローラ53は図示しないユニット側板に回転自在に支持されており、図示しない駆動手段で回転駆動される。従動ローラ54も同側板に回転自在に支持されている。駆動ローラ53と従動ローラ54には、複数の開孔を有する複数の無端ベルト55が掛け渡されている。駆動ローラ53、従動ローラ54及び無端ベルト55の下方には吸着ファン56が配置されている。排紙搬送部材51は、吸着ファン56の吸引力によって無端ベルト上に用紙Pを図の矢印方向に搬送する。
排紙搬送部材51によって搬送される印刷済みの用紙Pを、その上面に積載する排紙トレイ52は、用紙幅方向に移動自在な一対のサイドフェンス57と用紙搬送方向に移動自在な1つのエンドフェンス58とを有している。一対のサイドフェンス57には、排紙トレイ52内のエアーを抜くために、窓57aが複数形成されている。
印刷装置本体の上部には画像読取部7が配置されている。画像読取部7は、原稿60を積載する原稿受け台61、原稿を載置するコンタクトガラス62、原稿を搬送する原稿ローラ対63及び原稿搬送ローラ64、搬送される原稿をガイドするガイド板65,66、原稿をコンタクトガラス62に沿って搬送する複数の原稿搬送ベルト67、読み取られた原稿を積載する原稿トレイ68、コンタクトガラス62を除く上記各部材を支持しコンタクトガラス62に対して接離自在に設けられた圧板69、原稿画像を走査して読み取るための反射ミラー70,71及び蛍光灯72、走査された画像を収束するレンズ73、収束された画像を処理するCCD等の画像センサ74等を有している。
上記構成中、原稿受け台、原稿搬送ローラ対上記構成中、原稿受け台、原稿搬送ローラ対、原稿搬送ローラ、各ガイド板、原稿搬送ベルト、原稿トレイによって自動分離搬送装置75が、また、コンタクトガラス、各反射ミラー、蛍光灯、レンズ、画像センサによって原稿読取手段がそれぞれ構成されている。
複数の原稿搬送ベルトの間であってコンタクトガラス62の下方に位置する部位には、搬送される原稿あるいはコンタクトガラス62上に載置された原稿60のサイズを検出する複数の原稿サイズ検出センサ77が配置されている。反射型センサである原稿検出センサは、コンタクトガラス62上に置ける反射量の違いにより原稿のサイズを検出する。原稿受け台61の下方には、原稿受け台上に残存している原稿を検知する原稿有無検知センサ78が配設されている。原稿有無検知センサ78は、原稿受け台61上に原稿がなくなったときに制御手段100に向けて信号を出力する。
図3に示すように、印刷装置本体に装着されるドラムユニットには、インキパックが装着されたか否かを検出するインキパック検出センサ82と、インクが紫外線硬化型インキであるか非紫外線硬化型インキであるかを識別するためインキ種別検出手段となるインキ種別検出センサ83が設けられている。インキパック検出手段82及びインキ種別検出センサ83はプッシュスイッチである。
図4に示すように、制御手段100には、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7の各駆動源と、版胴8を回転駆動する駆動モータM1と排版搬送ローラ対45を回転駆動するステッピングモータM2と、操作パネル88と、インキパック検出センサ82及びインキ種別検出センサ83が電気的に接続されている。
制御手段100は、記憶手段となるROM101とRAM102、中央演算処理部となるCPU103を備えた周知のコンピュータであって、操作パネル88、インキパック検出センサ82、インキ種別検出センサ83から入力される各種情報とROM101に予め記憶された製版から印刷に至る各プログラムに基づいて各部の動作を制御する。
特に本形態において、制御手段100は、装着されているドラムユニットが非紫外線硬化型インキを用いたタイプの場合には、排版動作時に版胴8の回転周速度よりも排版搬送ローラ対45の回転周速度が僅かに速くなる(上回る)ようにステッピングモータM2の作動を制御するとともに、装着されているドラムユニットが紫外線硬化型インキを用いたタイプの場合には、排版搬送ローラ対45の回転周速度が版胴8の回転周速度よりも速くなる(上回る)ように駆動モータM2の作動を制御する。
すなわち、版胴の回転周速度をV1、非紫外線硬化型インキの場合の排版搬送ローラ対45の回転周速度をV2、紫外線硬化型インキの場合の排版搬送ローラ対45の回転周速度をV3としたとき、制御手段100のROM101には、その速度関係がV1<V2<V3となるようにステッピングモータM2の作動を制御するプログラムが記憶されている。本形態においては、排版搬送ローラ対45の回転周速度は、初期設定において回転周速度V2に設定されている。
このような構成の孔版印刷装置の基本動作について説明する。
オペレータにより図1に示す画像読取部7に原稿60がセットされ、操作パネル88に設けられた図示しない製版スタートキーが押下されると、画像読取部7において原稿60の読取動作が行なわれる。排版部5においては、版胴8の外周面上から使用済みのマスタ26を剥離する排版動作が行われる。排版動作において、版胴8は、マスタ26の先端部が剥離ローラ44と対応する位置である排版位置に達するまで駆動モータM1の作動により回転する。版胴8が排版位置まで達すると回転が停止し、クランパ13がほぼ180度開放される。
その後、ステッピングモータM2が作動すると、図5(a)に示すように、その作動により回転する剥離ローラ44により、マスタ26は版胴外周面上からすくい上げられる。剥離ローラ44によってすくい上げられたマスタ26は、排版搬送ローラ対45へ送られ、ステッピングモータM2の作動により矢印方向Cに回転する排版搬送ローラ対45により排版ボックス42内へ搬送される。また、図示しない排版センサによってマスタ先端が検知されると、版胴8が回転を再開する。
このとき、排版搬送ローラ対45の回転周速度は、版胴8の回転周速度V1を上回る回転周速度V2となるようにステッピングモータM2の回転速度が制御される。このため、版胴8の回転、及び排版搬送ローラ対45の回転により、版胴8と排版搬送ローラ対45の間のマスタ26は張力を持った状態で、版胴外周面上から剥離され、排版ボックス42内に搬送され、この後、圧縮板43が回転されることで圧縮される。
孔版印刷装置では、排版動作と平行して給版動作が行われる。給版動作では、プラテンローラ21及びマスタ搬送ローラ対24,25が回転駆動され、マスタロール27からマスタ26が引き出される。引き出されたマスタ26は、サーマルヘッド22の各発熱素子が画像メモリに格納された画像データ信号に基づいて発熱することでその熱可塑性樹脂フイルム面を過熱穿孔され、製版画像が形成される。
マスタ26はサーマルヘッド22により製版されつつプラテンローラ21及び各マスタ搬送ローラ対24,25によって搬送され、各ガイド板に案内されて開放されたクランパ13へと送られる。そして、プラテンローラ21の駆動に用いている図示しないステッピングモータのステップ数によりマスタ26の先端がクランパ13に狭持される所定位置まで到達したと判断されると、図示しない開閉手段が作動してクランパ13が閉じられ、版胴8の外周面に製版されたマスタ26の先端が保持される。
その後、駆動モータM1が駆動され、版胴8がマスタ26の製版搬送速度と同じ周速度で図1の時計回り方向に回転駆動され、マスタ26の版胴8への巻装動作が行なわれる。そして、図示しないステッピングモータのステップ数により1版分の製版が完了したと判断されると、プラテンローラ21及び各マスタ搬送ローラ対24,25の回転が停止すると共に可動刃23bが回転移動してマスタが切断される。切断されたマスタ26は版胴8の回転によって製版部3から引き出され、全てのマスタ26が版胴8上に巻装されると版胴8はホームポジションまで回転して停止し、巻装動作が完了する。
巻装動作が完了すると、版胴8が低速で図1において時計回り方向に回転駆動されると共に、給紙部2より1枚の用紙Pが分離給送される。分離ローラ32及び分離パッド33により分離給紙された用紙Pは、その先端をレジストローラ対34のニップ部に当接させた状態で一時停止される。一時停止させられた用紙Pは、版胴8上に巻装された製版済みのマスタ26の画像領域先端部がプレスローラ10と対応する位置に達する所定のタイミングで駆動ローラ34aが回転駆動することにより、版胴8とプレスローラ10との間に向けて給送される。
駆動ローラ34aの回転とほぼ同時に図示しない揺動手段が作動してプレスローラ10がその外周面を版胴8の外周面に圧接させ、レジストローラ対34によって給送された用紙Pが版胴8に巻装されたマスタ26に押圧される。この押圧動作によりプレスローラ10と用紙Pとマスタ26が圧接し、インキローラ14によって版胴8の内周面に供給されたインキが版胴8の開孔部より滲出し、多孔性支持板、図示しないメッシュスクリーン、及びマスタの多孔性支持体に充填された後にマスタの穿孔部を介して用紙Pに転写され、いわゆる版付けが行なわれる。
版付けにより画像を転写された用紙Pは、剥離爪50によって版胴8の外周面より剥離されて下方へと落下し、排紙搬送部材51上へと送られる。排紙搬送部材51へと送られた用紙Pは、吸引ファン56の吸引力によって無端ベルト55の上面に引き付けられつつ図1において用紙搬送方向下流側となる左方へと搬送される。排紙搬送部材51でU字形状に形成された用紙Pは、排紙トレイ52上に排出され、一対のサイドフェンス57にガイドされながら、用紙先端がエンフェンス58に衝突し、その後、下方に用紙自重にて落下し、エンドフェンス58、各サイドフェンス57にガイドされながら整然と積載される。
用紙落下の際、用紙下方には、微小のエアーが存在するが、このエアーは各サイトフェンス57に形成された窓57aから排紙トレイ外側に抜けるため、用紙Pは排出されてきた時のU字形状を維持したまま下方へ落下することができる。その後、版胴8が再びホームポジションまで回転して停止し、版付け動作を終えて孔版印刷装置は印刷待機状態となる。
版付け動作完了後、各種印刷条件が設定された後、操作パネル88に設けられている図示しない試し刷りキーがオペレータによって押下されることにより、上記のような印刷動作により1枚印刷される。
試し刷りによって画像位置や画像濃度等が決定されると、これらの印刷条件及び印刷枚数が設定された後に、操作パネル88に設けられた図示しない印刷スタートキーがオペレータによって押下されると、上記のような印刷動作により設定印刷枚数が印刷される。また、操作パネル88に連続キーが設けられている場合、このキーを押下し、諸条件を設定した後に、製版キーが押下されると、版付け終了後、連続して印刷動作となる。
本形態において、ドラムユニット80は、図3に示すようにインキが収納されたインキパック81を備えている。このインキパック81はドラムユニット80に着脱自在であって、収納されているインキの種類に応じてその形状が異なっている。すなわち紫外線硬化型インキのインキパックと非紫外線硬化型インキのインキパックとは、その形状が異なるように形成されている。本形態において、紫外線硬化型インキが収納されたインキパックには切欠部84があり、非紫外線硬化型インキ(例えばエマルジョンインキ)が収納されたインキパックには切欠部84がないものとする。切欠部84は、インキパック81をドラムユニット80に装着した際に、インキ種別検出センサ83と対面する位置に形成されている。インキ種別検出センサ83は切欠部84のあるインキパックが装着されたときはオフで、切欠部84のないインキパックが装着されると押されてオンするように構成されている。インキパック検出手段82は、ドラムユニット80にインキパック81が装着されると押されてオンで、インキパック81が装着されていない場合にはオフ状態となるように構成されている。
(第1の制御形態)
この形態は、インキの種類に応じて版胴8の回転周速度V1に対する排版搬送ローラ対45の回転周速度を変更するものである。
図6に示すフローチャートを用いて、この制御内容を説明する。制御手段100では、図6のステップS1においてドラムユニット80に対するインキパック81の装着の有無がインキパック検出センサ82からの出力によって判断する。インキパック検出センサ82が押されてオンすると、インキパック81が装着されているものとしてステップS2に進み、インキの種別がインキ種別検出センサ83からの出力で判断する。
非紫外線硬化型インキのインキパックには切欠部84がないので、このインキパックが装着されている場合にはインキ種別検出センサ83がオンしてステップS3に進む。ステップS3で製版スターキーが押下されると、上述したように排版動作から版付けまでの一連の動作を実行し、排版動作の中で、ステップS4において排版搬送ローラ対45の回転周速度が、版胴8の回転周速度V1を上回る回転周速度V2となるようにステッピングモータM2の回転速度が制御する。
一方、紫外線硬化型インキのインキパックには切欠部84があるので、このインキパックが装着されている場合、ステップS2ではインキ種別検出センサ83はオフ状態のままなのでステップS5に進む。ステップS5で製版スターキーが押下されると、上述したように排版動作から版付けまでの一連の動作が実行し、排版動作の中で、ステップS6に示すように排版搬送ローラ対45の回転周速度が、版胴8の回転周速度V1を上回る回転周速度V3となるようにステッピングモータM2の回転速度を制御し、非紫外線硬化型インキのインキパックの装着時よりもさらに早い回転周速度V3とする。すなわち、ここではステッピングモータM2に対するパルスを非紫外線硬化型インキのインキパック装着時と変更して排版搬送ローラ対45の回転周速度をV2→V3へと高める。
このため、粘度が高い紫外線硬化型インキの場合、排版搬送ローラ対45の回転周速度がV2のままであると、図5(b)に示すように、版胴8の外周面にマスタ26が貼り付く力が強く、排版搬送ローラ対45と版胴8との間でマスタへの所定の張力が得られず、マスタ26が版胴8に貼り付いたままとなってしまい、マスタ搬送不良が発生してしまう。
しかし、本形態のように、紫外線硬化型インキを用いる場合、排版搬送ローラ対45の通常の回転周速度V2を、これよりも高速の回転周速度V3へと変更するので、版胴8の外周面にマスタ26が貼り付く力が強い場合でも、排版搬送ローラ対45と版胴8との間でマスタ26への張力が増大補正される。このため図5(a)に示すように、剥離ローラ44により版胴外周面上からすくい上げられたマスタ26が、張り付いたまま剥離ローラ44を通過することなく、矢印方向Cに回転する排版搬送ローラ対45により排版ボックス42内へ搬送されるので、搬送不良を防止することができる。
(第2の制御形態)
本形態は、図7に示すように、装置の停止時間を計測する計測手段となるタイマー84を有し、制御手段100Aが、装置の始動時となる製版開始時に、タイマー84による計測結果である計測時間Tが、予めROM101に設定された基準時間T1を経過している場合には、版胴8の回転周速度V1に対して排版搬送ローラ対45の回転周速度をインキ種別検出センサ83の検出結果に基づく制御時の排版搬送ローラ対45の回転周速度V3を上回る回転周速度V4となるように変更するものである。本形態において、制御手段100Aには、制御手段100に接続された構成部材の他に、タイマー84と、タイマー84の計測結果を記憶する記憶部85が電気的に接続されている。
図8に示すフローチャートを用いて、本形態の制御内容を説明する。制御手段100Aは図8のステップS11でインキパック81の装着の有無をインキパック検出センサ82からの出力によって判断し、インキパック検出センサ82が押されてオンすると、ステップS12に進みインキの種別をインキ種別検出センサ83からの出力で判断する。インキ種別検出センサ83がオンしている場合には、非紫外線硬化型インキのインキパックが装着されているものとしてステップS13に進む。
ステップS13で製版スターキーが押下されると、ステップS14に進んで記憶部85に記憶されたタイマー84による計測時間Tが基準時間T1を超えているか否かを判断する。計測時間Tが基準時間T1を超えていない場合には、放置によるインキの粘度変化は許容範囲と見做し、上述したように排版動作から版付けまでの一連の動作を実行し、排版動作の中で、ステップS15において排版搬送ローラ対45の回転周速度が、版胴8の回転周速度V1を上回る回転周速度V2となるようにステッピングモータM2の回転速度を制御する。
計測時間Tが基準時間T1を超えている場合には、放置によるインキの粘度変化が許容範囲を超えたと見做し、ステップS16に進んで排版動作時に、排版搬送ローラ対45の回転周速度が版胴8の回転周速度V1を上回る回転周速度V3となるように、ステッピングモータM2に対するパルスを非紫外線硬化型インキのインキパック装着時に対して変更し、ステッピングモータM2の回転速度を制御して排版搬送ローラ対45の回転周速度をV2→V3へと高める。
一方、ステップS12においてインキ種別検出センサ83がオフ状態の場合、非紫外線硬化型インキのインキパックが装着されていると判断してステップS17に進み、製版スターキーが押下されていると、ステップS18に進んで記憶部85に記憶されたタイマー84による計測時間Tが基準時間T1を超えているか否かを判断する。計測時間Tが基準時間T1を超えていない場合には、放置によるインキの粘度変化は許容範囲であるが、紫外線硬化型のインキであるのでステップS16に進み、排版動作の中で排版搬送ローラ対45の回転周速度が、版胴8の回転周速度V1を上回る回転周速度V3となるようにステッピングモータM2の回転速度を制御する。
ステップS18において、計測時間Tが基準時間T1を超えている場合には、放置によるインキの粘度変化が許容範囲を超え、さらに紫外線硬化型のインキであるので、ステップS19に進んでステッピングモータM2に対するパルスを変更してステッピングモータM2の回転速度を制御し、排版搬送ローラ対45の回転周速度をV3→V4へと高める。
非紫外線硬化型インキの場合でも放置時間が経ちインキの粘度が高くなった場合には、排版搬送ローラ対45の回転周速度がV2のままであると、図5(b)に示すように、版胴8の外周面にマスタ26が貼り付く力が強く、排版搬送ローラ対45と版胴8との間でマスタ26への所定の張力が得られず、マスタ26が版胴8に貼り付いたままとなってしまい、マスタ搬送不良が発生してしまう。
しかし、本形態のように、非紫外線硬化型インキを用いる場合、放置時間となる計測時間Tが一定期間となる基準時間T1を経過すると、排版搬送ローラ対45の回転周速度V2を、これよりも高速の回転周速度V3へと変更するので、版胴8の外周面にマスタ26が貼り付く力が強い場合でも、排版搬送ローラ対45と版胴8との間でマスタ26への張力が増大補正される。このため図5(a)に示すように、剥離ローラ44により版胴外周面上からすくい上げられたマスタ26が、張り付いたまま剥離ローラ44を通過することなく、矢印方向Cに回転する排版搬送ローラ対45により排版ボックス42内へ搬送されるので、搬送不良を防止することができる。
また、紫外線硬化型インキを用いる場合で、さらに放置時間が一定期間経過している場合、排版搬送ローラ対45の回転周速度V2をインキ種類に応じて補正した回転周速度V3を上回る回転周速度V4に増速補正するので、図5(a)に示すように、剥離ローラ44により版胴外周面上からすくい上げられたマスタ26が、張り付いたまま剥離ローラ44を通過することなく、矢印方向Cに回転する排版搬送ローラ対45により排版ボックス42内へ搬送されるので、搬送不良を防止することができる。
本形態は、インキの粘度が装置停止時間(放置時間)により変動するので1つの基準時間T1を設定し、タイマー84による計測時間Tと比較して、その結果に応じて排版搬送ローラ対45の回転周速度を変更したが、インキの粘度の変動は放置時間によるものだけではなく、使用によるインキ劣化や製品誤差なども要因となる。そこで、基準時間T1を変更する変更手段90を操作パネル88に設けて制御手段100Aと電気的に接続し、基準時間T1を任意に変更可能にしてもよい。すなわち、変更手段90を操作すると、ROM101に記憶されている基本時間T1を増減するようにすることで、インキの状態応じてより細かく版胴8と排版搬送ローラ対45間でのマスタへの張力を調整でき、搬送不良をより防止することができる。
(第3の制御形態)
本形態は、図9に示すように、印刷装置本体内の使用環境温度を検出する温度検知手段となる温度センサ86を有し、制御手段100Bが、温度センサ86の検出結果となる検出温度tpがROM101に記憶された基準温度tp1以上の場合には、版胴8の回転周速度V1に対して排版搬送ローラ対45の回転周速度を、インキ種別検出センサ83の検出結果に基づく制御時よりも上回るにように変更するものである。本形態において、制御手段100Bには、制御手段100に接続された構成部材の他に温度センサ86が電気的に接続されている。
図10に示すフローチャートを用いて、この制御内容を説明する。制御手段100Bは図10のステップS21でインキパック81の装着の有無をインキパック検出センサ82からの出力によって判断し、インキパック検出センサ82が押されてオンすると、ステップS22に進みインキの種別をインキ種別検出センサ83からの出力で判断する。インキ種別検出センサ83がオンしている場合には、非紫外線硬化型インキのインキパックが装着されているものとしてステップS23に進む。
ステップS23では温度センサ86による検出温度tpが基準温度tp1を超えているか否かを判断する。検出温度tpが基準温度tp1を超えていない場合には、温度上昇によるインキの粘度変化は許容範囲と見做し、ステップS24において製版スタートキーが押下されると、ステップS25において排版動作から版付けまでの一連の動を実行し、排版動作の中で、排版搬送ローラ対45の回転周速度が、版胴8の回転周速度V1を上回る回転周速度V2となるようにステッピングモータM2の回転速度を制御する。
ステップS23で検出温度tpが基準温度tp1を超えている場合には、温度上昇によるインキの粘度変化が許容範囲を超えたと見做し、ステップS26に進んで製版スタートキーが押下されると、ステップS27において、排版動作時に排版搬送ローラ対45の回転周速度が版胴8の回転周速度V1を上回る回転周速度V3となるように、ステッピングモータM2に対するパルスを非紫外線硬化型インキのインキパック装着時に対して変更してステッピングモータM2の回転速度を制御し、排版搬送ローラ対45の回転周速度をV2→V3へと高める。
一方、ステップS22においてインキ種別検出センサ83がオフ状態の場合、紫外線硬化型インキのインキパックが装着されていると判断してステップS28に進む。ステップS28では検出温度tpが基準温度tp1を超えているか否かを判断し、超えていない場合には、温度上昇によるインキの粘度変化は許容範囲内であるとして、ステップS26に進んで製版スタートキーが押下されると、ステップS27に進んで排版動作時に排版搬送ローラ対45の回転周速度が版胴8の回転周速度V1を上回る回転周速度V3となるように、ステッピングモータM2に対するパルスを紫外線硬化型インキのインキパック装着時に対して変更してステッピングモータM2の回転速度を制御し、排版搬送ローラ対45の回転周速度をV2→V3へと高める。
ステップS28で検出温度tpが基準温度tp1を超えていて、ステップS29において製版スタートキーが押下されていると、ステップS30に進んで、排版動作時にステッピングモータM2に対するパルスを変更してステッピングモータM2の回転速度を制御し、排版搬送ローラ対45の回転周速度をV3→V4へと高める。
つまり、非紫外線硬化型インキの場合でも検知温度tpが基準温度tp1を超えてインキの粘度が高くなった場合には、排版搬送ローラ対45の回転周速度がV2のままであると、図5(b)に示すように、版胴8の外周面にマスタ26が貼り付く力が強く、排版搬送ローラ対45と版胴8との間でマスタへの所定の張力が得られず、マスタ26が版胴8に貼り付いたままとなってしまい、マスタ搬送不良が発生してしまう。
しかし、本形態のように、非紫外線硬化型インキを用いる場合、検知温度tpが基準温度tp1を超えると、排版搬送ローラ対45の回転周速度V2を、これよりも速度の高い回転周速度V3へと変更するので、版胴8の外周面にマスタ26が貼り付く力が強い場合でも、排版搬送ローラ対45と版胴8との間でマスタへの張力が増大補正される。このため図5(a)に示すように、剥離ローラ44により版胴外周面上からすくい上げられたマスタ26が、張り付いたまま剥離ローラ44を通過することなく、矢印方向Cに回転する排版搬送ローラ対45により排版ボックス42内へ搬送されるので、搬送不良を防止することができる。
また、紫外線硬化型インキを用いる場合で、さらに検知温度tpが基準温度tp1を超えると、排版搬送ローラ対45の回転周速度V2をインキ種類に応じて補正した回転周速度V3を上回る回転周速度V4に増速補正するので、図5(a)に示すように、剥離ローラ44により版胴外周面上からすくい上げられたマスタ26が、張り付いたまま剥離ローラ44を通過することなく、矢印方向Cに回転する排版搬送ローラ対45により排版ボックス42内へ搬送されるので、搬送不良を防止することができる。
本形態は、インキの粘度が装置内の温度により変動するので1つの基準温度tp1を設定し、温度センサ86による検知温度tpと比較して、その結果に応じて排版搬送ローラ対45の回転周速度を変更したが、インキの粘度の変動は温度帯によっても異なる。そこで、基準温度tp1を変更する変更手段91を操作パネル88に設けて制御手段100Bと電気的に接続し、基準温度tp1を任意に変更可能にしてもよい。すなわち、変更手段91を操作すると、ROM101に記憶されている基準温度tp1を増減するようにすることで、インキの状態応じてより細かく版胴8と排版搬送ローラ対45間でのマスタへの張力を調整でき、搬送不良をより防止することができる。
(第4の制御形態)
本形態は、図11に示すように、装置の停止時間を計測する計測手段となるタイマー184と、装置の始動時となる製版開始時に、タイマー184による計測結果である計測時間Tが、予めROM101に設定された基準時間T2を経過している場合には、版胴8の回転周速度V1に対して排版搬送ローラ対45の回転周速度を上回る回転周速度V3となるように変更する制御手段100Cを有するものである。本形態において、制御手段100Cには、制御手段100に接続された構成部材の他に、タイマー184と、タイマー184の計測結果を記憶する記憶部185が電気的に接続されている。第2の制御形態とは、インキの種類による排版搬送ローラ対45の回転周速度の変更がない点で異なる。
図12に示すフローチャートを用いて、本形態の制御内容を説明する。制御手段100Cは図12のステップS31で製版スターキーが押下されると、ステップS32に進んで記憶部185に記憶されたタイマー184による計測時間Tが基準時間T2を超えているか否かを判断する。計測時間Tが基準時間T2を超えていない場合には、放置によるインキの粘度変化は許容範囲と見做し、ステップS33に進んで上述したように排版動作から版付けまでの一連の動作を実行し、排版動作の中で、排版搬送ローラ対45の回転周速度が、版胴8の回転周速度V1を上回る回転周速度V2(初期設定速度)となるようにステッピングモータM2の回転速度を制御する。
ステップS32において計測時間Tが基準時間T2を超えている場合には、放置によるインキの粘度変化が許容範囲を超えたと見做し、ステップS34に進み、排版動作時に排版搬送ローラ対45の回転周速度が版胴8の回転周速度V1を上回る回転周速度V3となるように、ステッピングモータM2に対するパルスを変更し、ステッピングモータM2の回転速度を制御して排版搬送ローラ対45の回転周速度をV2→V3へと高める。
このように放置時間が経ちインキの粘度が高くなった場合には、排版搬送ローラ対45の回転周速度がV2のままであると、図5(b)に示すように、版胴8の外周面にマスタ26が貼り付く力が強く、排版搬送ローラ対45と版胴8との間でマスタ26への所定の張力が得られず、マスタ26が版胴8に貼り付いたままとなってしまい、マスタ搬送不良が発生してしまう。
しかし、本形態のように、放置時間となる計測時間Tが一定期間となる基準時間T2を経過すると、排版搬送ローラ対45の回転周速度V2を、これよりも高速の回転周速度V3へと変更するので、版胴8の外周面にマスタ26が貼り付く力が強い場合でも、排版搬送ローラ対45と版胴8との間でマスタ26への張力が増大補正される。このため図5(a)に示すように、剥離ローラ44により版胴外周面上からすくい上げられたマスタ26が、張り付いたまま剥離ローラ44を通過することなく、矢印方向Cに回転する排版搬送ローラ対45により排版ボックス42内へ搬送されるので、搬送不良を防止することができる。
(第5の制御形態)
本形態は、図13に示すように、印刷装置本体内の使用環境温度を検出する温度検知手段となる温度センサ186を有し、制御手段100Dが、温度センサ186の検出結果となる検出温度tpがROM101に記憶された基準温度tp2以上の場合には、版胴8の回転周速度V1に対して排版搬送ローラ対45の回転周速度を上回るにように変更するものである。本形態において、制御手段100Dには、制御手段100に接続された構成部材の他に温度センサ186が電気的に接続されている。
図14に示すフローチャートを用いて、本形態の制御内容を説明する。制御手段100Dは図14のステップS41で温度センサ186による検出温度tpが基準温度tp2を超えているか否かを判断する。検出温度tpが基準温度tp2を超えていない場合には、温度上昇によるインキの粘度変化は許容範囲と見做し、ステップS42において製版スタートキーが押下されると、ステップS43において排版動作から版付けまでの一連の動を実行し、排版動作の中で、排版搬送ローラ対45の回転周速度が、版胴8の回転周速度V1を上回る回転周速度V2となるようにステッピングモータM2の回転速度を制御する。
ステップS41で検出温度tpが基準温度tp2を超えている場合には、温度上昇によるインキの粘度変化が許容範囲を超えたと見做し、ステップS44において製版スタートキーが押下されると、ステップS45において排版動作から版付けまでの排版動作時に、排版搬送ローラ対45の回転周速度が版胴8の回転周速度V1を上回る回転周速度V3となるように、ステッピングモータM2に対するパルスを変更してステッピングモータM2の回転速度を制御し、排版搬送ローラ対45の回転周速度をV2→V3へと高める。
このように、検知温度tpが基準温度tp2を超えてインキの粘度が高くなった場合には、排版搬送ローラ対45の回転周速度がV2のままであると、図5(b)に示すように、版胴8の外周面にマスタ26が貼り付く力が強く、排版搬送ローラ対45と版胴8との間でマスタへの所定の張力が得られず、マスタ26が版胴8に貼り付いたままとなってしまい、マスタ搬送不良が発生してしまう。
しかし、本形態のように、検知温度tpが基準温度tp2を超えると、排版搬送ローラ対45の回転周速度V2を、これよりも速度の高い回転周速度V3へと変更するので、版胴8の外周面にマスタ26が貼り付く力が強い場合でも、排版搬送ローラ対45と版胴8との間でマスタへの張力が増大補正される。このため図5(a)に示すように、剥離ローラ44により版胴外周面上からすくい上げられたマスタ26が、張り付いたまま剥離ローラ44を通過することなく、矢印方向Cに回転する排版搬送ローラ対45により排版ボックス42内へ搬送されるので、搬送不良を防止することができる。
第2,第4の制御形態において、基準時間T1,T2は同一の温度、例えば24時間としてもよいが、異なる時間としてもよい。例えばインキの種類をパラメータとしても考慮して排版搬送ローラ対45の回転周速度を変更する第2の制御形態においては、基準時間T1を24時間と長くしてもよいが、タイマー184による計測結果のみをパラメータとして排版搬送ローラ対45の回転周速度を変更する第4の制御形態においては放置時間がもろにインキの粘度変化に影響を与えるため、基準時間T2を例えば12時間と短く設定するのがインキの粘度変化に対する放置時間の影響が出難くなるので好ましい。
第3,第5の制御形態において、基準温度tp1,tp2は同一の時間、例えば25℃としてもよいが、異なる温度としてもよい。例えばインキの種類をパラメータとしても考慮して排版搬送ローラ対45の回転周速度を変更する第3の制御形態においては、基準温度tp1を25℃と高くてもよいが、温度センサ186による計測温度のみをパラメータとして排版搬送ローラ対45の回転周速度を変更する第5の制御形態においては温度条件がもろにインキの粘度変化に影響を与えるため、基準温度tp2を例えば20℃と低く設定するのがインキの粘度変化に対する環境温度の影響が出難くなるので好ましい。
本発明を適用した孔版印刷装置の一形態を示す概略平面図である。 図1に示す孔版印刷装置に装着されている排版部の一形態を示す拡大図である。 印刷装置本体に着脱可能なドラムユニットとインキ種別検知手段の構成を示す部分拡大斜視図である。 第1の制御形態に係る制御系のブロック図である。 (a)は排版部における正常な排版状態を示す動作図、(b)は排版部における排版不良状態を示す動作図である。 第1の制御形態における排版部のローラ部材に対する回転制御のフローチャートである。 第2の制御形態に係る制御系のブロック図である。 第2の制御形態における排版部のローラ部材に対する回転制御のフローチャートである。 第3の制御形態に係る制御系のブロック図である。 第3の制御形態における排版部のローラ部材に対する回転制御のフローチャートである。 第4の制御形態に係る制御系のブロック図である。 第4の制御形態における排版部のローラ部材に対する回転制御のフローチャートである。 第5の制御形態に係る制御系のブロック図である。 第5の制御形態における排版部のローラ部材に対する回転制御のフローチャートである。
符号の説明
1 孔版印刷装置
5 排版部
8 版胴
26 製版済みマスタ
40 排版搬送手段
42 排版ボックス
45 ローラ部材
83 インキ種別検出手段
84,184 計測手段
86,186 温度検知手段
90,91 変更手段
V1 版胴の回転周速度
V2〜V4 ローラ部材の回転周速度
100,100(A〜D) 制御手段
T 計測時間(計測結果)
T1,T2 基準時間
tp 検出温度(検出結果)
tp1,tp2 基準温度

Claims (10)

  1. インキが供給される版胴外周に巻かれた製版済みマスタを剥離搬送するローラ部材を有する排版搬送手段と、搬送された製版済みマスタを貯容する排版ボックスを有する排版部とを備えた孔版印刷装置において、
    前記インキの種類を検出するインキ種別検出手段と、
    前記インキ種別検出手段によるインキ検出結果に基づき、前記版胴の回転周速度に対する前記ローラ部材の回転周速度を変更するように制御する制御手段とを有することを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 請求項1記載の孔版印刷装置において、
    前記制御手段は、前記インキ種別検出手段によるインキ検出結果が紫外線硬化型インキの場合、前記版胴の回転周速度に対して前記ローラ部材の回転周速度を上回るにように制御することを特徴とする孔版印刷装置。
  3. 請求項2記載の孔版印刷装置において、
    前記紫外線硬化型インキを検知した場合の前記ローラ部材の回転周速度は、前記インキ種別検出手段によるインキ検出結果が非紫外線硬化型インキの場合の前記ローラ部材の回転周速度よりも早く設定されていることを特徴とする孔版印刷装置。
  4. 請求項3記載の孔版印刷装置において、
    前記非紫外線硬化型インキの場合の前記ローラ部材の回転周速度は、前記版胴の回転周速度よりも早く設定されていることを特徴とする孔版印刷装置。
  5. 請求項1ないし4の何れかに記載の孔版印刷装置において、
    装置の停止時間を計測する計測手段を有し、
    前記制御手段は、前記装置の始動時に、前記計測手段による計測結果が基準時間以上経過している場合には、前記版胴の回転周速度に対して前記ローラ部材の回転周速度を前記インキ種別検出手段の検出結果に基づく制御時よりも上回るにように制御することを特徴とする孔版印刷装置。
  6. 請求項5記載の孔版印刷装置において、
    前記基準時間を変更する変更手段を有することを特徴とする孔版印刷装置。
  7. 請求項1ないし4の何れかに記載の孔版印刷装置において、
    孔版印刷装置内に使用環境温度を検出する温度検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記温度検知手段による検出結果が基準温度以上の場合には、前記版胴の回転周速度に対して前記ローラ部材の回転周速度を、前記インキ種別検出手段の検出結果に基づく制御時よりも上回るにように制御することを特徴とする孔版印刷装置。
  8. 請求項7記載の孔版印刷装置において、
    前記基準温度を変更する変更手段を有することを特徴とする孔版印刷装置。
  9. インキが供給される版胴外周に巻かれた製版済みマスタを剥離搬送するローラ部材を有する排版搬送手段と、搬送された製版済みマスタを貯容する排版ボックスを有する排版部とを備えた孔版印刷装置において、
    装置の停止時間を計測する計測手段と、
    前記装置の始動時に、前記計測手段による計測結果が基準時間以上経過している場合には、前記版胴の回転周速度に対して前記ローラ部材の回転周速度を上回るにように制御する制御手段とを有することを特徴とする孔版印刷装置。
  10. インキが供給される版胴外周に巻かれた製版済みマスタを剥離搬送するローラ部材を有する排版搬送手段と、搬送された製版済みマスタを貯容する排版ボックスを有する排版部とを備えた孔版印刷装置において、
    孔版印刷装置内に使用環境温度を検出する温度検知手段と、
    前記温度検知手段による検出結果が基準温度以上の場合には、前記版胴の回転周速度に対して前記ローラ部材の回転周速度を上回るにように制御する制御手段とを有することを特徴とする孔版印刷装置。
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