JP2008296045A - 根巻きボタン付けミシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ボタンを布地に縫い付け、その後根巻き縫いを施す根巻きボタン付けミシンである。この根巻きボタン付けミシンは、針棒を上下動させる針棒上下機構と、布地を保持する布地保持部と、ボタンを水平状態及び垂直状態に切り換え自在に保持するボタン保持機構と、針棒、布地及びボタンの相対位置を変化させる相対位置変化機構と、針棒上下機構、ボタン保持機構及び相対位置変化機構を制御する制御装置とを備えている。制御装置は、ボタン側で根巻き縫いを完了させるように、針棒上下機構及び相対位置変化機構を制御する。
【選択図】図5
Description
この根巻きボタン付けミシン100には、図10に示すように、布地cを保持するタング101と、ボタンbを保持するボタン保持ユニット102とが設けられている。タング101は、縫い針103の昇降経路に対して、布地cのボタン取付箇所を折り曲げた状態で保持するようになっている。一方、ボタン保持ユニット102には、布地cを保持したタング101を支持する支持板104と、支持板104によって支持されたタング101に対して、ボタンbを水平又は垂直に切り換え自在に把持するボタンチャック105とが設けられている。ボタンチャック105は、ボタンbを把持する一対の把持部106を有しており、この把持部106が回転軸107の駆動に伴って回動することにより、ボタンbを水平又は垂直に切り換えることができるようになっている。
一方、根巻き縫いの完了後においても、糸tの切断は必要であるが、図12(b)に示すように、糸tの先端部が根巻き部分から露出しないように自動的に切断することは困難であるため、根巻きの外見を損なうことになっていた。
また、ボタンbを布地cから安定して浮かすために、1つのボタンbに対して複数回根巻き縫いを行う場合もあるが、全ての根巻き縫いを同ピッチで行ってしまうと、根巻き全体が太くなってしまい、結局根巻きの見栄えが悪くなっていた。
ボタンを水平状態にして、前記ボタンのボタン孔と布地との間に根糸を施すことによって、前記ボタンを前記布地に縫い付け、その後前記ボタンを垂直状態にして、前記根糸に対してジグザグ縫いで根巻き縫いを施す根巻きボタン付けミシンにおいて、
針棒を上下動させる針棒上下機構と、
前記布地を保持する布地保持部と、
前記布地に対して、前記ボタンを水平状態及び垂直状態に切り換え自在に保持するボタン保持機構と、
前記針棒、前記布地及び前記ボタンの相対位置を変化させる相対位置変化機構と、
前記針棒上下機構、前記ボタン保持機構及び前記相対位置変化機構を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記ボタン側で前記根巻き縫いを完了させるように、前記針棒上下機構及び前記相対位置変化機構を制御することを特徴としている。
ボタンを水平状態にして、前記ボタンのボタン孔と布地との間に根糸を施すことによって、前記ボタンを前記布地に縫い付け、その後前記ボタンを垂直状態にして、前記根糸に対してジグザグ縫いで根巻き縫いを施す根巻きボタン付けミシンにおいて、
針棒を上下動させる針棒上下機構と、
前記布地を保持する布地保持部と、
前記布地に対して、前記ボタンを水平状態及び垂直状態に切り換え自在に保持するボタン保持機構と、
前記針棒、前記布地及び前記ボタンの相対位置を変化させる相対位置変化機構と、
前記ボタン付け時における各種条件が入力される入力装置と、
前記入力装置の入力結果に基づいて、前記針棒上下機構、前記ボタン保持機構及び前記相対位置変化機構を制御する制御装置とを備え、
前記各種条件には、前記根巻き縫いの層数が含まれることを特徴としている。
前記各種条件には、前記根巻き縫いの各層のピッチが含まれていることを特徴としている。
前記各種条件には、前記根巻き縫いの各層を複数段階に分割し、その各段階毎のピッチが含まれていることを特徴としている。
前記布地から前記ボタンに向かう気流を、前記根糸に対して与えるエアブローを備えることを特徴としている。
請求項4記載の発明によれば、作業者が意図するピッチで各段階毎の根巻き縫いを行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、すくい縫い後に糸を切断することで生じる布地から伸び出た糸は、その気流によって根糸になびくことになり、前記伸び出た糸を巻き込みやすくすることができる。
つまり、巻き込み縫いにおいては、図5(b)に示すように(1)、(2)、(3)、(4)、(5)の順に縫い針5を下降させて、左根糸T1、右根糸T2及び余分糸T3を巻込糸T4で巻き込む。
また、確実に余分糸T3を巻き込むためには、巻き込み縫い時における針棒6の左右の振り幅を、根巻き縫い時における振り幅よりも大きく設定することが好ましい。
なお、上記した巻き込み縫いでは、布地C近傍とボタンB近傍の2箇所で左根糸T1、右根糸T2及び余分糸T3を巻き込む場合を例示したが、3箇所以上で左根糸T1、右根糸T2及び余分糸T3を巻き込んでもよい。
なお、ボタンB側から根巻き縫いが開始される場合には、層数が偶数であればボタンB側で完了し、奇数であれば布地C側で完了する。したがって、いずれの場合においても、層数を設定すれば、根巻き縫いの完了箇所を布地C側及びボタンB側から選択することができる。
なお、本実施形態では、ボタンアイコン211と布地アイコン212との間隔が予め3段階に分割されているが、作業者の指示に応じて分割数を可変させてもよい。
また、数値表示部241の右下方には、数値表示部241に表示されている数値を、根巻き条件設定画面200に反映させて切り換えるリターンキー244が配置されている。リターンキー244の上方には、数値入力画面240に切り換わる以前の状態に戻すキャンセルキー245が配置されている。
また、層数設定画面250の右下方には、各層キー(無層キー251、1層キー252、2層キー253、3層キー254、4層キー255)によって選択された層数を、根巻き条件設定画面200に反映させて切り換えるリターンキー256が配置されている。リターンキー256の上方には、層数設定画面250に切り換わる以前の状態に戻すキャンセルキー257が配置されている。
作業者は、根巻き条件設定画面200の層数画面切換キー225をタッチして層数設定画面250に切り換える。層数設定画面250が表示されると、作業者は、意図する層数に対応する層キーをタッチしてから、リターンキー256をタッチする。これにより、層数設定画面250から根巻き条件設定画面200に切り換わって各層のピッチ設定が可能な状態となる。
作業者は、ピッチ表示キー216、217、218、高さ表示キー219、220をタッチして、数値入力画面240に切り換え、意図するピッチ及び高さを入力し、第1層の設定が完了すると、切換キー222をタッチして次層の根巻き条件設定画面200に切り換える。これを全ての層に対して行い、根巻き条件の設定を完了する。
例えば、本実施形態では、巻き込み縫いのみによって余分糸T3を巻き込むようになっているが、左根糸T1及び右根糸T2に対して布地CからボタンBに向かう気流を与えるエアブローを、根巻きボタン付けミシン1に設置すれば、エアブローからの気流によって余分糸T3は、左根糸T1及び右根糸T2になびくことになり、余分糸T3の巻き込みを容易に行うことができる。
また、本実施形態では、根巻き縫いがボタンB側で完了するか布地C側で完了するかを、層数を入力することで決定しているが、常に根巻き縫いがボタンB側で完了するようにしてもよい。
また、本実施形態では、巻き込み縫いの回数は変更できない構成を例示したが、入力装置95から巻き込み縫いの回数を入力することで、その回数に対応して巻き込み縫いが施される構成であってもよい。巻き込み縫いの回数が多いほど、布地から伸び出た糸をより確実に根糸に固定することができ、少ないほど巻き込み縫いにかかる時間を短縮することができる。つまり、確実性を重視するかスピードを重視するかで、その都度作業者が最適な回数を入力すれば、その意図した回数で巻き込み縫いを行うことができる。
6 針棒
9 制御装置
10 ボタン調整機構(相対位置変化機構)
12 針棒上下機構
15 針棒揺動機構(相対位置変化機構)
50 ボタン保持機構
70 布地保持機構(相対位置変化機構)
83 布地保持部
95 入力装置
B ボタン
C 布地
T1 左根糸(根糸)
T2 右根糸(根糸)
Claims (5)
- ボタンを水平状態にして、前記ボタンのボタン孔と布地との間に根糸を施すことによって、前記ボタンを前記布地に縫い付け、その後前記ボタンを垂直状態にして、前記根糸に対してジグザグ縫いで根巻き縫いを施す根巻きボタン付けミシンにおいて、
針棒を上下動させる針棒上下機構と、
前記布地を保持する布地保持部と、
前記布地に対して、前記ボタンを水平状態及び垂直状態に切り換え自在に保持するボタン保持機構と、
前記針棒、前記布地及び前記ボタンの相対位置を変化させる相対位置変化機構と、
前記針棒上下機構、前記ボタン保持機構及び前記相対位置変化機構を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記ボタン側で前記根巻き縫いを完了させるように、前記針棒上下機構及び前記相対位置変化機構を制御することを特徴とする根巻きボタン付けミシン。 - ボタンを水平状態にして、前記ボタンのボタン孔と布地との間に根糸を施すことによって、前記ボタンを前記布地に縫い付け、その後前記ボタンを垂直状態にして、前記根糸に対してジグザグ縫いで根巻き縫いを施す根巻きボタン付けミシンにおいて、
針棒を上下動させる針棒上下機構と、
前記布地を保持する布地保持部と、
前記布地に対して、前記ボタンを水平状態及び垂直状態に切り換え自在に保持するボタン保持機構と、
前記針棒、前記布地及び前記ボタンの相対位置を変化させる相対位置変化機構と、
前記ボタン付け時における各種条件が入力される入力装置と、
前記入力装置の入力結果に基づいて、前記針棒上下機構、前記ボタン保持機構及び前記相対位置変化機構を制御する制御装置とを備え、
前記各種条件には、前記根巻き縫いの層数が含まれることを特徴とする根巻きボタン付けミシン。 - 請求項2記載の根巻きボタン付けミシンにおいて、
前記各種条件には、前記根巻き縫いの各層のピッチが含まれていることを特徴とする根巻きボタン付けミシン。 - 請求項3記載の根巻きボタン付けミシンにおいて、
前記各種条件には、前記根巻き縫いの各層を複数段階に分割し、その各段階毎のピッチが含まれていることを特徴とする根巻きボタン付けミシン。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の根巻きボタン付けミシンにおいて、
前記布地から前記ボタンに向かう気流を、前記根糸に対して与えるエアブローを備えることを特徴とする根巻きボタン付けミシン。
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