JP2008295655A - セグメント表示装置及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な表示品質を維持しながらも低コストで大型化に対応可能であり、また多彩で視覚効果の高い演出表示が可能な遊技機用のセグメント表示装置を提供する。
【解決手段】スロットマシン1などの遊技機に搭載され、セグメントを選択発光させて数字や文字を表示するセグメント表示装置8であって、液晶表示パネル87の表示面87aを覆うように、複数のセグメント透過部832A〜832Gを有するマスクユニット83が配置される。液晶表示パネルがセグメント透過部を透して表示するセグメント画像を多彩、多様に変化させることで、視覚効果の高い情報表示を行うことができる。また、良好な表示品質を維持しながら低コストでセグメントの大型化に対応することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数のセグメントを選択発光させて任意の数字や文字などを表示するセグメント表示装置、及びセグメント表示装置を搭載する遊技機に関する。
一般に、スロットマシンやパチンコ等の遊技機においては、発光ダイオード(以下「LED」と略す)からなる複数のセグメントにより数字や文字を発光表示する「7セグ」と呼ばれるセグメント表示器が表示パネルに設けられている。
従来の7セグ表示器は、図9の斜視図及びその断面図に示されるような構造を有している。すなわち、ケース91内にセグメント90を構成する導光溝92が形成され、その深部においてLEDチップ93がリード線94にダイボンディング及びワイヤボンディングされた後、導光溝92が透光性の樹脂95によりモールドされて形成されている。通常、7セグ表示器は、かかる7個のセグメントが8の字状に配置され、各セグメントを選択発光させることでその組み合わせにより数字や文字などを任意に発光表示することができるようになっている。
かかる汎用製品向けの7セグ表示器は、セグメントを明るく発光させるためにケース91が白系のプラスチック成形品からなり、セグメントの背景に相当する周りの面に黒等の暗色の塗装が施されている。しかし、自動販売機等の案内表示用であれば、このような単色の発光表示のみでも問題は少ないが、遊技機などの華やかな演出が要求されるものに搭載する場合には、アピール性に乏しい等の課題があった。
そこで、例えば特許文献1においては、遊技機用として従来の7セグ表示器の表面に導光板を重ねて設け、導光板の側面から光を導入できるようにしてセグメントを除く背景にあたる面を多色に発光させるようにした、発光表示装置が提案されている。
特開2005−003735号公報
ところで、近年の遊技機においては、セグメントの発光面積の拡大(大型)化への要求が高まってきている。しかしながら、上述したような従来のセグメント表示器では、点光源に近いLEDチップを使用しているために、セグメントの大型化に際しては、その発光性能・品質の確保が困難であるといった技術的な課題があった。また、セグメント内に多数のLEDを配列しなければならない等、コストの面においても課題が残されていた。また、遊技機に新たにセグメント表示器を搭載しようとすると、従前の液晶表示器用の筐体とセグメント表示器用の筐体とを別に用意しなければならず、遊技機メーカにおいては筐体開発に費用がかかるという問題もあった。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、遊技機の筐体等への開発費を削減し、セグメントの発光性能及び表示品質を維持しながら大型化に対応可能なセグメント表示装置を提供することを目的としている。また、本発明は、セグメント表示装置により多彩でアピール性の有る演出効果を高めた遊技機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため請求項1に記載の発明は、複数のセグメントを選択発光させて任意の数字や文字などを表示するセグメント表示装置であって、導光板を介して均一な拡散光を放出する面発光部材と、前記面発光部材の発光面側に密接して配置され、マトリクス状に配設される各カラー画素の光透過率が制御されて前記拡散光を光源とする任意の画像を表示する液晶表示パネル部材と、前記液晶表示パネル部材の表示面側を覆うように配置され、前記画像の一部を透過させることで前記セグメントを表示させるセグメント透過部及び該セグメント透過部を除いて前記表示面を遮光するマスク部とからなるマスク部材と、を備えてなることを特徴とする。
請求項1に記載のセグメント表示装置によれば、セグメント透過部に対向する液晶表示パネル部材の表示領域のうち、表示させようとする数字や文字に対応して選択される表示領域における画像(セグメント画像)を当該セグメント透過部を透して表示する。液晶表示パネル部材の画像を用いてセグメントを表示することで、数字等の情報を多彩で動的に演出表示することができる。また、均一で良好な表示品質を維持しながらセグメント(表示領域)の大型化に比較的低コストで対応することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のセグメント表示装置であって、前記セグメント透過部には、屈折レンズが当該マスク部材に一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載のセグメント表示装置によれば、表示する数字や文字を拡大して見せるような演出表示を行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のセグメント表示装置であって、前記セグメント透過部は、当該マスク部材に形成される開口に屈折レンズが嵌合して形成されることを特徴とする。
請求項3に記載のセグメント表示装置によれば、表示する数字や文字を拡大して見せるような演出表示を行うことができる。また、製造コストを更に抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のセグメント表示装置であって、前記屈折レンズは表示側に凸状に形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載のセグメント表示装置によれば、表示する数字や文字を立体的に拡大して見せるような演出表示を行うことができる。
請求項5に記載の発明は、遊技機であって、請求項1〜4のいずれか1項に記載のセグメント表示装置を搭載していることを特徴とする。
請求項5に記載の遊技機によれば、多彩でアピール性の有る演出効果を備えたセグメント表示装置がゲームを支援し、またゲームに協働することができる。また、遊技機メーカにあっては、既存の液晶表示器用の筐体に従前の液晶表示器またはセグメント表示装置を搭載することができるので、これらの筐体を共通化することができ、開発費用を削減することができる。
上述したように、本発明に係るセグメント表示装置によれば、液晶表示パネル部材の画像を用いてセグメントを表示するため、数字等の情報を多彩で動的に演出表示することができる。また、均一な発光性能と良好な表示品質を維持しながらセグメントの大型化に低コストで対応することができる。また、表示する数字や文字を立体的に拡大して見せるような演出表示をも容易に行うことができる。
また、本発明に係る遊技機によれば、多彩でアピール性の有る演出効果を備えたセグメント表示装置がゲームを支援し、またゲームに協働することができる。
また、遊技機メーカにあっては、既存の液晶表示器用の筐体に従前の液晶表示器またはセグメント表示装置を搭載することができるので、筐体開発の費用を削減することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面を参照しながら説明する。まず、遊技機の実施形態としてスロットマシン1を例に図面を参照して説明する。ここで、図1はスロットマシン1の正面図、図2は前扉3を開放してスロットマシン1の内部構造を表した図である。スロットマシン1は、前面側に開口を有する矩形箱状のキャビネット2と、当該キャビネット2に開閉可能に取り付けられる前扉3とからなる筐体を備えている。通常時においては、前扉3がキャビネット2に対しその開口を閉塞した状態で施錠されている。
まず、図1に主に示したスロットマシン1の前面構造を説明する。図1に示されるように前扉3の前面側には、遊技者に面する化粧板としてのいわゆるフロントマスクが形成されている。フロントマスクの上段部には、本発明に関わる大型のセグメント表示装置8が搭載されている。セグメント表示装置8の詳細については後述する。
また、セグメント表示装置8の周囲には、高輝度のLEDを内蔵し点灯または点滅する光によりゲームを演出する上部ランプ5aや、スピーカを内蔵し楽音や効果音によりゲームを演出する放音部6a、6b、7a、7bとが配設されている。
フロントマスクの中段部には、平坦な樹脂板からなる中パネル9が設けられ、中パネル9の中央に形成された四角形の透明領域である表示窓9aを介して、キャビネット2内部の3個のリール10a、10b、10cが目視される。なお、各リール10a、10b、10cはそれぞれ独立して回転可能であり、それぞれの外周面に描かれた縦3個、横3列の図柄(図示略)が、表示窓9aを介して変動表示されるようになっている。
また、中パネル9を支持する左右の側枠部には、高輝度のLEDを内蔵する演出用のサイドランプ5b、5cが配設されている。
中パネル9の下方には、前方に若干突出する卓状の操作卓が形成されている。この操作卓には、ゲームに賭けるメダルを投入するためのメダル投入部11と、ゲーム開始を指示するベットボタン12と、リール10a、10b、10cの回転開始を指示するスタートレバー13と、各リール10a、10b、10cの回転停止を指示するストップボタン14a、14b、14c等がそれぞれ所定の位置に配設されている。
フロントマスクの下方部には、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるための、例えば登場キャラクターの絵柄(図示略)などが印刷された略四角形のプラスチック板である下パネル15が取り付けられている。
フロントマスクの最下部には、入賞等の際にメダルを払い出すメダル払出口16と、メダル払出口16から払い出されたメダルを貯留するための受け皿4aとが形成された受け皿部材4が取り付けられている。また、受け皿部材4には、ゲームの演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する放音部17a、17bがそれぞれ左右位置に形成されている。
次に、図2を参照して、スロットマシン1の筐体内部の構造を説明する。上述したようにキャビネット2は、矩形の箱体として主に合成木板から形成され、その内部の上部位置には、スロットマシン1の全体を統括制御するマイコンベースの主制御基板21が互いに対向する透明なケース部材に収容されて設けられている。なお、主制御基板21を収容するケース部材は、カシメと呼ばれる特殊な封止手段を介して閉塞され、キャビネット2の背板の内側面に離脱不能に固定されている。
また、キャビネット2内のほぼ中央には、3個のリール10a、10b、10cを軸方向に並設してユニット化したリール装置10が、表示窓9aに対向して所定のフレーム22に固定されている。なお、リール装置10の天板部には、回胴装置基板103(図3参照)が取り付けられ、主制御基板21からの駆動パルス信号を中継し電流増幅して、各リール10a、10b、10cに直結するステッピングモータ101a、101b、101cに出力している(図3参照)。こうして、リール10a、10b、10cの回転及び停止の動作が主制御基板21により制御されることとなる。
リール装置10の下方には、ホッパーユニット23が設置されている。ホッパーユニット23は、複数枚のメダルを貯留可能な概略椀状のホッパー部231と、ホッパー部231の下方に連結する払出機構部232を備えている。払出機構部232の板金ケース内には、ホッパー部231に貯留したメダルを保持する穴が円周に沿って形成された図示しない払出プレートが備えられている。ホッパーユニット23は、払出プレートを回転させることで、保持したメダルをスリット23aから付勢して外部に放出し、これにより受け皿4aにメダルを払い出すようにしている。
また、ホッパーユニット23に隣接して、ホッパー部231から溢れたメダルを貯留するためのオーバーフロータンク24と、スロットマシン1に内蔵される各機器へ所要の電力を配電するための主電源装置25が設置されている。
次に、前扉3は、比較的硬質のプラスチックで一体成形された前面枠301をメインフレームとし、前面枠301の裏面側で上端部及び左右の両端部に、それぞれ補強用の板金部材である横フレーム302と縦フレーム303、304がネジ止め固定されている。
右側の縦フレーム304及びキャビネット2の開口端部にそれぞれ端部が固定されるヒンジ機構(図示略)を介して、前扉3がキャビネット2に対して回動開閉可能に支持されている。
また、左側の縦フレーム303には、施錠機構320が構成されている。施錠機構320は、前扉3をキャビネット2側に閉じると自動的にこれらを施錠する。
前扉3の上部、つまりセグメント表示装置8(図1参照)の裏面側にあたる位置には、画像制御基板81と、当該画像制御基板81の後方にサブ制御基板31とが、それぞれ透明なケース部材に収容されて設けられている。また、前面の放音部6a、6b、7a、7bに対向するスピーカ32、33がそれぞれ所定位置に取り付けられている。
なお、サブ制御基板31は、主制御基板21の制御下で、ゲームの進行に応じて上部ランプ5aやサイドランプ5b、5c等を点灯・点滅させるとともに、スピーカ32、33等に効果音や楽音等を鳴動させる等の光や音によるゲームの演出制御を主に行っている。また、サブ制御基板31は、後述するようにセグメント表示装置8に表示させるセグメント画像のデータを適宜選択して画像制御基板81に対して出力する。
表示窓9aを有する中パネル9(図1参照)を前面に取り付けた中パネルユニット9uの下方部には、スロットマシン1のベットボタン12、スタートレバー13、ストップボタン14a、14b、14c等の操作スイッチ類の出力信号を主制御基板21へ転送する中継基板としての中央表示基板34が配置されている。
中央表示基板34の下方には、前面のメダル投入部11から投入されたメダルの正否を判別して振り分けるメダルセレクタ35が取り付けられている。メダルセレクタ35は、メダル投入部11に投入されたメダルが正規のものであると判定すると、メダルガイド部35a側にメダルを通過させるとともに、光センサである内部のメダルセンサ351がメダルを検出して、主制御基板21へその投入信号を出力する。なお、メダルガイド部35aは、メダルセレクタ35が正規のものと選別したメダルをホッパーユニット23のホッパー部231に案内して貯留させる。
前扉3の裏面側下方部には、前面の下パネル15をユニット化した下パネルユニット15uが取り付けられている。そして、下パネルユニット15uの裏面に、キャンセルシュート35b及び払出シュート36が取り付けられている。
キャンセルシュート35bは、メダルセレクタ35の下方に位置し、メダルセレクタ35が排除し落下させた不適なメダル等をメダル払出口16に案内する。一方、払出シュート36には、ホッパーユニット23のスリット23aと位置整合するメダル受容口36aが開口形成されている。すなわち、ホッパーユニット23は、スリット23aに対向するメダル受容口36aを通して払出シュート36内にメダルを放出し、放出されたメダルが払出シュート36の中空の通路に導かれて前面のメダル払出口16から受け皿4aに払い出されるようになっている。
また、下パネルユニット15uの裏面側には、前面の放音部17a、17bに対向するスピーカ37a、37bが取り付けられている。
次に、スロットマシン1の制御システムを図3のブロック図を参照しながら説明する。スロットマシン1の制御システムは、主制御基板21を中央に、サブ制御基板31と、中央表示基板34と、回胴装置基板103と、電源装置基板251等の電気回路基板が、外部データバス、外部コントロールバスを含む配線ケーブルで相互に接続されている。
主制御基板21は、CPU211と、PROM(Programmable Read Only Memory)212と、RWM(Read/Write Memory)213等を備えたマイコンベースの制御基板であり、PROM212に予め記憶されているメインプログラムに従ってCPU211が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を統括して制御している。なお、CPU211には、上述した半導体メモリの他に、割込コントローラ、外部バスインタフェース、クロックジェネレータ等のチップセットがそれぞれ内部のバスで接続され、これらが1つのICパッケージ内に集約されて主制御基板21に搭載されている。また、RWM213には、図示しないバックアップ電源から駆動電流が供給され、スロットマシン1の主電源装置25が電源オフの状態のときでもその記憶内容が保持されるように構成されている。
また、主制御基板21のCPU211には、乱数発生器215が接続されている。乱数発生器215は、発振素子及び当該発振素子で生成される短周期のパルス信号をカウントするカウンタとを備えてなる回路であり、CPU211は、所定の遊技操作に係るタイミングで乱数発生器215のカウンタが示す値を乱数値として取得し、後述するようにその乱数値に基づいて入賞役及び演出パターン等のテーブル抽選を行っている。
中央表示基板34は、スタートレバー13、ストップボタン14a、14b、14c、ベットボタン12、メダルセレクタ35に内蔵されるメダルセンサ351等の中継基板として機能し、主制御基板21のCPU211は、一定周期(数ミリsec程度)毎に起動するクロック割込において、これらのセンサ・スイッチ類の出力を入力ポートに並列的に読み取っている。
また、主制御基板21は、各リール10a、10b、10cの軸に直結したステッピングモータ101a、101b、101cの制御を回胴装置基板103を介して行っている。すなわち、CPU211は、回転指令信号としてのパルスデータを回胴装置基板103へ出力し、回胴装置基板103が電流増幅した4相の駆動パルス信号を各ステッピングモータ101a、101b、101cに供給することで、各リール10a、10b、10cの回転及び停止の制御をそれぞれ独立して行っている。また、CPU211は、各基準位置センサ102a、102b、102cからの信号を受信する毎に回転位置データをリセットし、これを基準に送出したパルスデータに基づいて正確に各リールの回転位置を把握し制御している。
また、電源装置基板251は、主制御基板21と、主電源装置25及びホッパーユニット23とを中継している。ホッパーユニット23によりメダルを払い出す際にCPU211は、払出モータ232mを駆動してメダルを放出させ、払出センサ232sでカウントした実払出枚数が予定の払出枚数に到達し一致した時、払い出し完了とみなして払出モータ232mの駆動を停止させる。また、メダルの貸し出し操作があったときにも同様の制御が行われ、ホッパーユニット23により所定貸出枚数のメダルがメダル払出口16を介して遊技者に払い出される。
主制御基板21の制御下で動作するサブ制御基板31には、上部ランプ5a及びサイドランプ5b、5c等の光源であるLED、スピーカ32、33、37a、37b及び画像制御基板81等の演出用の機器が接続されている。サブ制御基板31の照明制御部311は、主制御基板21からの演出指令に従ってLEDを点灯または点滅駆動させている。
また、サブ制御基板31には、演出に用いるための楽音等の音源データを記憶する音源データメモリ313と、選択された音源データを復号してシーケンスの音信号に再生するAMMデコーダ(Amusement Music Decoder with Sequencer)からなる音響制御部312とが備えられている。音響制御部312は、主制御基板21からの演出指令に従って、音源データメモリ313から音源データを読み取り音信号に再生して、スピーカ32、33、37a、37bを鳴動駆動させている。
また、サブ制御基板31には、セグメント画像データ生成部314が備えられている。このセグメント画像データ生成部314は、主制御基板21からの制御指令に従って、セグメント表示装置8を構成する液晶表示パネル87に画像を表示させるための画像デジタル信号を画像制御基板81へ出力する。そして、画像制御基板81が、セグメント画像データ生成部314からの画像デジタル信号に基づいてビデオ信号を生成することで、液晶表示パネル87にセグメントに対応する画像(セグメント画像)を表示駆動している。
かかる構成のスロットマシン1は、主制御基板21により全体のゲーム動作が制御される。すなわち、スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの払い出しを完了させた時、または先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この状態において、遊技者がベットボタン12を押圧操作することにより、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームにメダルが賭けられゲームが開始する。このゲーム開始の状態でスタートレバー13が傾倒操作されると、主制御基板21は、リール10a、10b、10cを一斉に回転させると同時に、表示窓9aに設定される有効ラインに引き込み停止制御可能な図柄の組み合せ、すなわち入賞を内部抽選する。
この内部抽選により何れかの入賞を当選したとき、その結果が主制御基板21のRWM213の所定記憶領域に設定される内部当選フラグにセットされる。なお、この内部当選フラグがセットされ入賞が内定している状態を「内部当選状態」という。
次に、主制御基板21は、ストップボタン14a、14b、14cが押圧操作されるに応じて対応するリールを順に停止させる。そして、主制御基板21は、全てのリール10a、10b、10cが停止したのを検知した後、各リールが有効ラインに表示する図柄の組み合せと、上述の内部当選フラグで参照される当選した入賞に係る図柄の組み合せとが一致するか否か判定する。そして、何れかの有効ラインにおいて図柄が一致したとき当該入賞が確定し、配当されるメダルの数だけクレジットが加算される。また、配当された結果、クレジットがその上限を超える場合には、主制御基板21はホッパーユニット23を作動させ、クレジットの上限を超える枚数分のメダルをメダル払出口16より受け皿4aへ払い出している。
このように、スロットマシン1の遊技者は、リール10a、10b、10cを回転・停止させる遊技操作を行って変動表示した図柄が揃わなければ賭けたメダルを失うが、内部当選した組み合せで図柄を揃えることにより入賞が成立し賭けた以上のメダルを獲得し得るので、技量と運によりメダルを増やすという興趣を伴ったゲームを楽しむことができる。
次に、本発明に関わるセグメント表示装置8の構造を詳細に説明する。ここで、図4(a)はセグメント表示装置8を上方から見た場合の図、図4(b)はセグメント表示装置8の正面図である。また、図5はセグメント表示装置8の構成を分解して表した斜視図である。
セグメント表示装置8は、前方F側の前面を発光面とする面発光部材としての導光板ユニット86と、液晶表示パネル87と、光透過性を有するセグメント透過部832A〜832Gが3列に形成されたマスクユニット83とを主に備えて構成される。
導光板ユニット86は、アルミダイカスト等で形成されるベースプレート85に取り付け固定され、駆動制御基板84、冷却ファン88等と伴に板金製のケース部材82内に収容されている。なお、ケース部材82の左右位置には、当該セグメント表示装置8を前扉3の所定位置にネジ止め固定するための取付ブラケット821が突出して形成されている。
導光板ユニット86の発光面に密接するように液晶表示パネル87が設けられ、更に液晶表示パネル87の表示面87aを覆い挟み込むようにしてマスクユニット83がケース部材82の開口部を閉塞して組み付けられている。そして、図4(a)に示されるように、ケース部材82の背後に画像制御基板81が取り付けられる。
図6は、セグメント表示装置8の構成及び作用を説明するために模式的に表した断面図である。なお、図6(a)は、セグメント透過部832Aと832Fの部分を横方向に切断した場合の断面図、図6(a)は、セグメント透過部832Aの部分を縦方向に切断した場合の断面図を示している。
面発光部材としての導光板ユニット86は、透明なガラス板からなる導光板861を本体とし、導光板861の背面側に拡散シート862が貼着されて形成される。導光板861の対向する二方または四方の側面部には冷陰極蛍光管863が設けられており、冷陰極蛍光管863が導光板861に投射した光が拡散シート862にランダムに反射しながら内方に進むことで、発光面から均一な拡散光が放出されるように構成されている。
液晶表示パネル87は、詳細は図示しないが、マトリクス状に配置された複数の透明電極と、各透明電極への電荷の蓄電をスイッチングするスイッチング素子と、各透明電極に何れかの原色が対向するカラーフィルタと、偏光板等が積層してなり、各透明電極間の電界によりその間に充填されている液晶の分子配向を調節することで、各透明電極に対応する画素の光透過率が制御される。これにより、導光板ユニット86を光源とする任意のカラー画像が液晶表示パネル87を透過して表示面87aに表示されるように構成されている。
マスクユニット83は、透明なガラス若しくはプラスチック樹脂からなる保護パネル831に、上述のセグメントを構成するセグメント透過部832A〜832Gが形成されるとともに、セグメント透過部832A〜832Gを除く領域には遮光板833が貼着されてマスク部が形成されている。
すなわち、液晶表示パネル87が表示する画像は、セグメント透過部832A〜832Gを介してのみ前方F側に居る観察者に目視される。したがって、表示させようとする数字や文字に対応するセグメント透過部832A〜832Gに対向する位置にある、液晶表示パネル87の表示領域を適宜選択するとともに、選択した表示領域に画像(これを「セグメント画像」という)を表示させることで、数字等の情報を多彩、多様に演出して表示することができるようになる。また、セグメントを通常よりも大型化しても、液晶表示パネル87により均一で良好な表示品質が維持される。
また、図6に示されるように、マスクユニット83の各セグメント透過部832A〜832Gは、前方Fに若干突出して凸状に形成されるとともに各エッジ832tが例えば斜めにカットされており、これにより屈折レンズが形成されている。これによれば、セグメント表示装置8が表示する数字や文字を立体的にまた拡大して見せるような演出表示を容易に行うことができる。
なお、セグメント透過部832A〜832Gは、保護パネル831の所定箇所に開けた開口であってもよい。また、セグメント透過部832A〜832Gに形成される上述の屈折レンズを、保護パネル831の所定箇所に開けた開口に嵌合して設けるものでもよい。これらの場合には、保護パネル831を予め遮光性の素材で形成できるため、上述の遮光板833が不要となり、製造コストを更に抑えることができる。
次に、スロットマシン1に搭載したセグメント表示装置8による演出表示の事例をいくつか紹介する。図7(a)は、例えば大当たり「777」を告知する演出表示を示す例である。これによれば、単一の発光色だけでなく、例えば「赤7」や「青7」など色を変化させて大当たりの種類を告知することができる。
また、図7(b)は表示する数字の列毎に発光色を変えて演出表示をする例を示し、図7(c)は各セグメントの発光色を動的に、つまり時間の経過に従って変化させるような演出表示する例を示している。このように、セグメントを多彩な発光色で動的に変化させることができ、視覚的な演出効果を高めることができる。
また、図8は、スロットマシン1に備えられる、例えばストップボタン14a、14b、14cの目押し順をアシストするゲーム(一般に「アシストタイム」と呼ばれている)の実行に供してセグメント表示装置8が演出表示する例を示している。すなわち、アシストタイムのモードに突入した当該ゲームにおいて、スロットマシン1の主制御基板21が例えば中、左、右の順でストップボタン14a、14b、14cの押し順を告知する場合、図8(a)〜(c)に示すように、それらの順番を示す数字を対応する列のセグメントに表示させる。
そして、最初のリール10bの停止の準備が整うと、図8(a)に示すように中央の「1」を示すセグメントの発光色を動的に変化させたり点滅等させたりして強調表示し、対応する中央のストップボタン14bの操作を遊技者に促すことができる。また、リール10bが停止し2番目のリール10aの停止の準備が整ったとき、図8(b)に示すように左の「2」を示すセグメントを強調表示することで、対応する左のストップボタン14aの操作を遊技者に促すことができる。同様に、3番目のリール10cの停止の準備が整ったとき、図8(c)に示すように右の「3」を示すセグメントを強調表示して、遊技者に右のストップボタン14cの操作を促すことができる。
このように、セグメント表示装置8を搭載するスロットマシン1において、多彩でアピール性の有る演出効果を備えながらゲームを支援し、またゲームに協働することができる。また、良好な発光性能及び表示品質を維持しながら、従来に比べて大型化に適したセグメント表示装置8を低コストで製造し、提供することができる。
また、スロットマシン1において従来から用いられている液晶表示器用の筐体を使用してセグメント表示装置8を取り付けることができるため、遊技機のメーカでは専用の筐体を新たに設計する必要がなく、開発費用を大幅に削減することができる。
本発明は、スロットマシンに限らず、セグメント表示装置を用いて数字や文字などの情報を演出表示する一般的な遊技機においても広く応用され得る。
本発明の一実施形態によるスロットマシンの正面図である。 図1に示したスロットマシンにおいて前扉を開いた状態で内部構造を表した図である。 図1に示したスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。 本発明の一実施形態によるセグメント表示装置の上面図及び正面図である。 図1に示したセグメント表示装置の分解斜視図である。 図1に示したセグメント表示装置の構成及び作用を説明するために模式的に表した断面図である。 実施形態のスロットマシンに搭載したセグメント表示装置による演出表示の例を示した図である。 実施形態のスロットマシンに搭載したセグメント表示装置による演出表示の別の例を示した図である。 従来のセグメント表示器を表した斜視図及び断面図である。
符号の説明
1 スロットマシン 2 キャビネット
3 前扉 4 受け皿部材
4a 受け皿 5a 上部ランプ
5b、5c サイドランプ 6a 放音部
8 セグメント表示装置 9 中パネル
9a 表示窓 9u 中パネルユニット
10 リール装置 10a、10b、10c リール
11 メダル投入部 12 ベットボタン
13 スタートレバー 14a、14b、14c ストップボタン
15 下パネル 15u 下パネルユニット
16 メダル払出口 17a、17b 放音部
21 主制御基板 22 フレーム
23 ホッパーユニット 23a スリット
24 オーバーフロータンク 25 主電源装置
31 サブ制御基板 32、33 スピーカ
34 中央表示基板 35 メダルセレクタ
35a メダルガイド部 35b キャンセルシュート
36 払出シュート 36a メダル受容口
37a、37b スピーカ 81 画像制御基板
82 ケース部材 83 マスクユニット
84 駆動制御基板 85 ベースプレート
86 導光板ユニット 87 液晶表示パネル
87a 表示面 88 冷却ファン
101a、101b、101c ステッピングモータ
102a、102b、102c 基準位置センサ
103 回胴装置基板 211 CPU
212 PROM 213 RWM
215 乱数発生器 231 ホッパー部
232 払出機構部 232m 払出モータ
232s 払出センサ 251 電源装置基板
301 前面枠 311 照明制御部
312 音響制御部 313 音源データメモリ
314 セグメント画像データ生成部 351 メダルセンサ
821 取付ブラケット 831 保護パネル
832A〜832G セグメント透過部 832t エッジ
833 遮光板 861 導光板
862 拡散シート 863 冷陰極蛍光管

Claims (5)

  1. 複数のセグメントを選択発光させて任意の数字や文字などを表示するセグメント表示装置であって、
    導光板を介して均一な拡散光を放出する面発光部材と、
    前記面発光部材の発光面側に密接して配置され、マトリクス状に配設される各カラー画素の光透過率が制御されて前記拡散光を光源とする任意の画像を表示する液晶表示パネル部材と、
    前記液晶表示パネル部材の表示面側を覆うように配置され、前記画像の一部を透過させることで前記セグメントを表示させるセグメント透過部及び該セグメント透過部を除いて前記表示面を遮光するマスク部とからなるマスク部材と、を備えてなることを特徴とするセグメント表示装置。
  2. 前記セグメント透過部には、屈折レンズが当該マスク部材に一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のセグメント表示装置。
  3. 前記セグメント透過部は、当該マスク部材に形成される開口に屈折レンズが嵌合して形成されることを特徴とする請求項1に記載のセグメント表示装置。
  4. 前記屈折レンズは表示側に凸状に形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のセグメント表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のセグメント表示装置を搭載していることを特徴とする遊技機。
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