JP2008295568A - 貼付材 - Google Patents

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Abstract

【課題】手、指先のような曲面の曲りが大きく、屈曲したりする部分にも、その曲面に倣って変形することができ、貼付後にはキャリアシートを容易に取り除くことができるようにする。
【解決手段】柔軟伸縮性で厚さが約10〜50μmの薄いプラスチック製の基材シート1の一面に粘着剤層2を形成する。基材シート1の他面には上記基材シート1より柔軟伸縮性の低いプラスチック製のキャリアシート3を仮着する。上記粘着剤層の一部を接着力が小さな軽剥離タイプの剥離シート41で覆い、該粘着剤層の他部を接着力が大きな重剥離タイプの剥離シート42で覆って貼付材5とする。
軽剥離タイプの剥離シート41を剥がして患部に貼り、重剥離タイプの剥離シート42を剥がして残りの部分を貼る。重剥離タイプの剥離シート42側のキャリアシートから剥がすと、キャリアシートを確実、容易に剥がすことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は貼付材、特に手、指先などの曲面の曲りが大きく、屈曲したりする部分などにも貼付して使い易い貼付材に関する。
美容師は、洗髪、パーマ処理その他の作業において常時、水、湯、洗剤、薬品などを使用しているし、カット処理を行うこともあって、ひどく手荒れするし、擦り傷、切り傷を負うことも多く、こうした職業病とも言える障害から、手指を保護することが求められている。
この場合、手袋を嵌めて作業をすることが考えられるが、作業を円滑に行うことができないと共に、お客も肌触りが悪いこともあって、実際には使用することができない。
そこで、伸縮性のある粘着テープを手や指先に貼付して、水、湯、洗剤、薬品などの侵入を防ぎ、擦り傷や切り傷から手指を守ることが行われており、こうした粘着テープによれば、お客に手袋の如き違和感を生じさせることなく、上記したサロンワークを適切に行うことができる。
こうした粘着テープは、手指に確実に貼付し、貼っても目立たず、違和感無く使用することができるように、薄くて柔軟性に富んだものが使用されるが、こうしたものは、そのまま手指に貼付することは難しいので、キャリアシート(補助シート)を基材側に貼付しておいて、貼り付け作業を容易にする必要がある。
皮膚被覆用材において、被覆フイルムの一面に台紙シート(補助シート)を仮着し、被覆フイルムの他面に設けた粘着剤層を剥離紙で覆ったもので、先ず剥離紙を剥がし、台紙シートが付いた状態にしておいて患部に貼付し易くし、貼付後に台紙シートを取り除くようにしたものは知られている。(特許文献1)
従来、こうした台紙シート(キャリアシート)を設ける場合、患部に貼付材を貼り付けた後で剥がし易くするために、普通、キャリアシートには基材シートに比べて充分に剛性が高く、硬いものが使用されている。
しかしながら、キャリアシートを基材シートに比べて充分に剛性が高く、硬いものを使用した場合には、腹部、腰部、腕、脚のような比較的凹凸の少ない部分に貼付するには余り不都合は無いが、手、指先のような曲面の曲りが大きく、屈曲したりする部分に貼付する場合には、キャリアシートが硬い為に、手指に密着した状態に貼付することができなくなる。
そこで、キャリアシートに余り剛性の高くないものを使用すれば、手指の曲面に倣って変形することができるので、屈曲したりする部分にも容易に密着した状態に貼付することができるようになる。
しかし、キャリアシートにこうした余り剛性の高くないものを使用した場合には、剥離紙を剥がした後の基材シートとキャリアシートの馴染みが良すぎて、仮着されているキャリアシートを基材シートから剥がすのが難しく、容易に剥がせないことが多くて、貼付けた基材シートまでも剥がしてしまうこともある。
実用新案出願公開昭61−111419号
そこで、本発明は、手、指先のような曲面の曲りが大きく、屈曲したりする部分にも、その曲面に倣って充分に変形することができ、屈曲したりする部分にも容易に密着した状態に貼付することができると共に、貼付後にはキャリアシートを容易に剥がして取り除くことができるようにしようとするものである。
本発明者は、上記課題を解決するために種々研究、試験などを続けた結果、薄くて柔軟性に富んだ基材シートに仮着した余り剛性の高くないキャリアシートが剥がれ易いか、剥がれ難いかを左右する要因として、基材シートの粘着剤層を覆っている剥離シートの粘着剤層に対する接着力の大小(強弱)が関係していることが判った。
すなわち、剥離シートの粘着剤層に対する接着力が強い場合には、剥離シートを剥がした後で、キャリアシートを基材シートから剥がし易くなり、剥離シートの粘着剤層に対する接着力が弱い場合には、剥離シートを剥がした後で、キャリアシートを基材シートから剥がし難くなることが判った。
このように、剥離シートの粘着剤層に対する接着力が大きい場合には、キャリアシートの柔らかさのために粘着剤層から剥離シートがやや剥がし難くなるが、基材シートに仮着されたキャリアシートは剥がし易くなる。一方、剥離シートの粘着剤層に対する接着力が小さい場合には、粘着剤層から剥離シートが剥がし易くなるが、基材シートに仮着されたキャリアシートはやや剥がし難くなるのである。
そこで、本発明は、上記の知見に基づいて、粘着剤層に対する接着力が小さな軽剥離タイプの剥離シートと、接着力が大きな重剥離タイプの剥離シートを併用するようにしたものであって、柔軟伸縮性で厚さが約10〜50μmの薄いプラスチック製の基材シートの一面に粘着剤層を形成し、基材シートの他面に上記基材シートより柔軟伸縮性の低いプラスチック製のキャリアシートを仮着し、上記粘着剤層の一部を接着力が小さな軽剥離タイプの剥離シートで覆い、該粘着剤層の他部を接着力が大きな重剥離タイプの剥離シートで覆って貼付材とするものである。
また、この貼付材における、上記基材シートの50%引張応力とキャリアシートの50%引張応力の比率を1:2〜5.5とし、基材シートの50%引張応力を少なくとも3.3MPaとし、キャリアシートの50%引張応力を18MPa以下であるようにするものである。
更に、上記基材シートの粘着剤層と軽剥離タイプの剥離シートとの間の接着力と、重剥離タイプの剥離シートとの間の接着力の比率を1:2〜30とし、粘着剤層と軽剥離タイプの剥離シートの間の接着力を少なくとも0.05N/10mmとし、粘着剤層と重剥離タイプの剥離シートとの間の接着力を3.0N/10mm以下であるようにするものである。
そして、更に、上記粘着剤層と軽剥離タイプの剥離シートの間の接着力と、上記基材シートとキャリアシートの間の接着力の比率を1:3〜10:1の範囲内にあるようにし、基材シートとキャリアシートの間の接着力が0.3N/10mm以下であるようにするものである。
本発明は、上記の如く構成されているので、剥離シートを剥がすことによって、手、指先のような曲面の曲りが大きく、屈曲したりする部分にも、その曲面に倣って充分に変形させることができるから、こうした曲面、屈曲する部分にも容易に密着した状態に貼付することができる。そして、重剥離タイプの剥離シートを剥がした部分では、軽剥離タイプの剥離シートを剥がした部分よりもキャリアシートが基材シートから剥がれ易くなっているので、重剥離タイプの剥離シートを剥がした部分の基材シート側からキャリアシートを摘まんで剥がすようにすれば、柔らかなキャリアシートも容易に剥がすことができる。
基材シート1は、柔軟性、伸縮性があり、厚さが約10〜50μm程度の薄いプラスチックシートで形成するとよく、通常、ポリウレタンシートを好適に用いることができるが、適宜、こうした性質を有する他のプラスチックシートも用いることができる。
この基材シート1の一面には粘着剤層2を形成しており、その粘着剤としては、天然ゴム系、合成ゴム系、アクリル系、シリコーン系、ポリビニルアルコール系、ポリアミド系など各種の接着剤を使用することができるが、アクリル系粘着剤を使用すれば皮膚に対する刺激が少ないものを比較的経済的に得ることができる。
上記基材シート1の粘着剤層2とは反対の面には、キャリアシート3が仮着してある。このキャリアシート3は、上記基材シート1よりは柔軟性、伸縮性が低いけれども、なお柔軟性と伸縮性を有するプラスチックシートで形成されており、通常、低密度ポリエチレンを好適に用いることができるが、他のプラスチックシートも適宜使用することができる。
上記基材シート1とキャリアシート3の柔軟性、伸縮性について、上記基材シート1の50%引張応力と上記キャリアシート3の50%引張応力を比較すると、その比率を約1:2〜5.5、好ましくは約1:2〜4とするとよく、また、上記基材シート1の50%引張応力を約3.3MPa以上とし、上記キャリアシート3の50%引張応力を約18MPa以下であるようにするとよい。
この50%引張応力は、JIS Z 0237に基づいて測定したときの数値である。
上記基材シート1の粘着剤層2の上は、剥離シート4で覆っているが、この粘着剤層2の一部を粘着剤層との接着力が小さな軽剥離タイプの剥離シート41で覆い、この粘着剤層の他の部分は粘着剤層との接着力が大きな重剥離タイプの剥離シート42で覆っている。
上記基材シート1の粘着剤層2と軽剥離タイプの剥離シート41との間の接着力と、重剥離タイプの剥離シート42との間の接着力を比較すると、その比率を約1:2〜30、好ましくは約1:3〜15にするのがよい。そして、粘着剤層2と軽剥離タイプの剥離シート41の間の接着力は約0.05N/10mm以上とし、粘着剤層2と重剥離タイプの剥離シート42との間の接着力は約3.0N/10mm以下であるようにするとよい。
また、こうして得られた貼付材5において、上記した粘着剤層2と軽剥離タイプの剥離シート41の間の接着力と、上記基材シート1とキャリアシート3の間の接着力についてもバランスを取るのが好ましく、その比率を1:3〜10:1、好ましくは約1:2〜7:1の範囲内にするとよい。そして、基材シートとキャリアシートとの接着力は0.3N/10mm以下であるようにするのが好ましい。
上記粘着剤層2と剥離シート4との接着力は、250mm×10mmの貼付材5を取り、キャリアシート3を除去して現われた基材シート1の表面に両面テープを貼り、この両面テープによってSUS板に貼付し、2kgの荷重ロールで1往復圧着して20分間放置した後に、引張り試験機にて300mm/minの速度で剥離シート4の180度剥離を行い、荷重値を読み取ったものである。
また、上記基材シート1とキャリアシート3の間の接着力は、貼付材5から剥離シート4を除去して粘着剤層2でSUS板に貼付し、他は上記と同様にして、キャリアシート3の180度剥離を行って得たものである。
図示する貼付材5は、手・指先に貼り付け易いように救急絆創膏型に形成したもので、キャリアシート3の一端には外方に突出する摘み片31を形成しており、キャリアシート3を剥がす際に剥がし易いようにしている。
キャリアシート3に摘み片31を設けた場合には、摘み片31側の基材シート1の粘着剤層2を重剥離タイプの剥離シート42で覆い、反対側の他の部分を軽剥離タイプの剥離シート41で覆うようにするとよい。
そして、図示のものでは重剥離タイプの剥離シート42を、貼付材5の長さの中間部分で折曲げ片44とし、軽剥離タイプの剥離シート41がこの重剥離タイプの剥離シート42の折曲げ片44の上に延びる重なり部43を設けるようにしている。
こうした貼付材5は、通常、小袋に収納してガス殺菌をすると良いことが多い。
これを使用する場合、重なり部43を摘まんで軽剥離タイプの剥離シート41を剥がして行くと、剥離シート41は粘着剤層2との間の接着力が小さいので、基材シート1とキャリアシート3との間の仮着(接着)状態に殆ど影響を与えることなく、軽く、スムーズに剥がし取ることができるので、露出した粘着剤層2を手、指先のような患部に貼り付けるようにする。
次に、折曲げ片44を摘まんで重剥離タイプの剥離シート42を剥がして行くと、この剥離シート42は粘着剤層2との間の接着力が大きいので、基材シート1とキャリアシート3との間の仮着(接着)状態に影響を与え、この部分の基材シート1とキャリアシート3が完全に剥がれてしまうようなことはないけれども、両者間の接着状態を弱めるように作用するようになる。
こうして2種類の剥離シート41、42を剥ぎ取った後の貼付材5は、全体が柔軟性、伸縮性を有しているので、手、指先のような曲面が小さく、屈曲したりする部分にも、その曲面に沿って充分に変形させながら、容易に密着した状態に貼付することができる。こうして貼付した後で、上記摘み片31を摘まんで引張ると、重剥離タイプの剥離シート42が貼られていた部分の基材シート1とキャリアシート3の間の接着状態が弱められているので、柔らかなキャリアシート3であっても基材シート1から容易に剥がすことができるようになる。
このキャリアシート3を剥がして行くと、軽剥離タイプの剥離シート41が貼られていた部分に至って、基材シート1とキャリアシート3の間の接着状態が今迄よりも強くなるけれども、既に基材シート1の粘着剤層2が患部に貼付されているので、支障なくキャリアシート3の全体を剥し取ることができる。
また、指のような棒状部分においては、先ず、重剥離タイプの剥離シート42を剥離して、露出した粘着剤層2を指の所望の箇所に貼り付け、キャリアシート3の重剥離タイプの剥離シート42側を剥がしておき、次に、軽剥離タイプの剥離シート41を剥がして、露出した粘着剤層を、キャリアシートの剥がされた基材シートの上に重なるように貼り付けて行き、軽剥離タイプの剥離シート41側に残っているキャリアシートを順次剥がしながら貼り終えると、キャリアシートを巻きこむことなく、貼付材を指などに巻き貼り状に貼付することが容易にできる。
こうしてキャリアシート3を剥ぎ取った後で、更に基材シート1の貼り付け状態を確実にすれば、柔らかく柔軟性があって手、指先などの動きを規制することなくこれを充分に保護することができる。
この貼付材5は、上記したものの他、方形、三角形、楕円形、長方形、多角形その他の患部に応じた適宜の形状及び大きさに形成することができ、また、各種の用途に広く用いることができる。
下記の材料を使用して実施例及び比較例の貼付材を作成した。
基材シート:厚さ約25μmのエステル系ポリウレタンフィルム(50%引張応力が4.8Mpaである)
粘着剤層:厚さ約25μmのアクリル系粘着剤
キャリアシート:厚さ約80μmの低密度ポリエチレンフィルム(50%引張応力が15.1Mpaである)
剥離シート:シリコーンの種類及び塗布量を変えたポリラミ上質紙
(特性値の測定)
実施例及び比較例の貼付材が有している特性値を測定した。
粘着剤層と軽剥離タイプの剥離シートの接着力、及び粘着剤層と重剥離タイプの剥離シートの接着力は、上記した方法によって測定した。
キャリアシートと基材シートの接着力も、上記した方法によって測定した。
測定結果は表1に示すとおりである。
測定値の単位は、いずれも(N/10mm)である。
(軽剥離タイプの剥離シートの剥がし易さの評価試験)
実施例及び比較例の貼付材の軽剥離タイプの剥離シートを剥して、剥がし易さ、剥がし難さを評価した。評価の基準は下記によった。
○:容易に剥がせる。
×:剥がし難い。
試験結果は表1に示すとおりである。
(重剥離タイプの剥離シートの剥がし易さの評価試験)
実施例及び比較例の貼付材の重剥離タイプの剥離シートを剥して、剥がし易さ、剥がし難さを評価した。評価の基準は下記によった。
○:容易に剥がせる。
×:剥がし難い。
試験結果は表1に示すとおりである。
(キャリアシートの剥がし易さの評価試験)
実施例及び比較例の貼付材を指先に貼付して、最後にキャリアシートを剥がす際の剥がし易さ、剥がし難さを評価した。評価の基準は下記によった。
○:容易に剥がせる。
△:少し剥がし難い。
×:剥がし難い。
試験結果は表1に示すとおりである。
(考察)
実施例1、2のものは、軽剥離タイプの剥離シートと重剥離タイプの剥離シートの何れも容易に剥がすことができ、またキャリアシートを容易に剥がすことができて、良好な結果が得られている。
一方、比較例1〜6のものは、いずれも粘着剤層と軽剥離タイプの剥離シートの接着力と、粘着剤層と重剥離タイプの剥離シートの接着力とのバランスが悪く、使い勝手が悪い。
比較例1、4のものは、粘着剤層に対する軽剥離タイプの剥離シートと重剥離タイプの剥離シートとの接着力の差が大き過ぎたり、あるいは重剥離タイプの剥離シートと粘着剤層との接着力が強いことで重剥離タイプの剥離シートが剥がし難くて、貼付材としては使い難いものとなっている。比較例2のものは基材シートとキャリアシートとの接着力が強いため、基材シートからキャリアシートを上手に剥がすことができなくなっている。
比較例3のものは、粘着剤層に対する軽剥離タイプの剥離シートの接着力及び重剥離タイプの剥離シートの接着力が、いずれも実施例1の軽剥離タイプの剥離シートの接着力と同等程度しかないので、剥離シートは両方とも容易に剥がせたが、キャリアシートは良好に剥がすことができない。
比較例5のものは、粘着剤層に対する軽剥離タイプの剥離シートの接着力及び重剥離タイプの剥離シートの接着力が、いずれも実施例2の重剥離タイプの剥離シートの接着力と同等程度であるので、キャリアシートは剥がせるが、軽剥離タイプの剥離シートが剥がし難かった。
比較例6のものは、軽剥離タイプの剥離シートと粘着剤層との接着力が小さく、極わずかな力でも容易に軽剥離タイプの剥離シートが剥がれ落ちてしまい、使い難かった。
Figure 2008295568
本発明の実施例を示す斜視図である。 図1の断面図である。
符号の説明
1:基材シート
2:粘着剤層
3:キャリアシート
31:摘み片
4:剥離シート
41:軽剥離タイプの剥離シート
42:重剥離タイプの剥離シート
43:重なり部
44:折曲げ部
5:貼付材

Claims (7)

  1. 柔軟伸縮性で厚さが10〜50μmのプラスチック製の基材シートの一面に粘着剤層を形成し、その他面に上記基材シートより柔軟伸縮性の低いプラスチック製のキャリアシートを仮着し、上記粘着剤層の一部を接着力が小さな軽剥離タイプの剥離シートで覆い、該粘着剤層の他部を接着力が大きな重剥離タイプの剥離シートで覆ったことを特徴とする貼付材。
  2. 上記基材シートの50%引張応力とキャリアシートの50%引張応力の比率が1:2〜5.5であり、基材シートの50%引張応力が少なくとも3.3MPaであり、キャリアシートの50%引張応力が18MPa以下である請求項1に記載の貼付材。
  3. 上記基材シートの粘着剤層と軽剥離タイプの剥離シートとの間の接着力と、重剥離タイプの剥離シートとの間の接着力の比率が1:2〜30であり、粘着剤層と軽剥離タイプの剥離シートの間の接着力が少なくとも0.05N/10mmであり、粘着剤層と重剥離タイプの剥離シートとの間の接着力が3.0N/10mm以下である請求項1または2に記載の貼付材。
  4. 上記粘着剤層と軽剥離タイプの剥離シートの間の接着力と、上記基材シートとキャリアシートの間の接着力の比率は1:3〜10:1であり、基材シートとキャリアシートの間の接着力が0.3N/10mm以下である請求項3に記載の貼付材。
  5. 上記キャリアシートの一端には、基材シートから突出する摘み片を形成している請求項1〜4のいずれかに記載の貼付材。
  6. 上記重剥離タイプの剥離シートが上記摘み片のある側の粘着剤層を覆い、軽剥離タイプの剥離シートが他の粘着剤層を覆っている請求項5に記載の貼付材。
  7. 上記基材シートがポリウレタンシートで形成され、粘着剤層がアクリル系粘着剤で形成され、上記キャリアシートがポリエチレンシートで形成され、上記剥離シートが剥離剤を塗布した剥離紙で形成されている請求項1〜6のいずれかに記載の貼付材。
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