JP2008295147A - 固定子の製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】筒状に形成された固定子鉄心10と、導線を巻き回して形成されたコイル20と、を有する固定子を製造するための固定子の製造方法であり、第1工程においては、固定子鉄心10の内周部において軸方向に沿って溝状に形成され且つ周方向に配置された複数のスロット10sへ、コイル20が取り付けられた状態とする。第2工程においては、コイルエンド部20eに対して押圧力を与えるための押圧機構50、及び、固定子鉄心10の少なくともいずれか一方を、押圧機構50と固定子鉄心10とで周方向への相対的な回転速度差が生じるように回転させつつ、押圧機構50によってコイルエンド部20eを軸方向について押圧する。
【選択図】図8
Description
まず、図1を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る固定子の全体構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る固定子の斜視概略図である。
次に、図2、3を用いて固定子鉄心10の構成について説明する。図2は、固定子鉄心10を示す斜視概略図であり、図3は、図2の固定子鉄心の上面概略図である。
次に、図4を用いてコイル20について説明する。図4は、コイル20の斜視概略図である。本実施形態において、コイル20は、固定子鉄心10の外部で予め巻き回して形成され、その後、固定子鉄心10の内部へと取り付けられるものである。
次に、固定子鉄心10へコイル20が取り付けられた状態について、図3、5、6を参照しながら説明する。図5は、固定子鉄心10へコイル20が取り付けられた状態における斜視概略図であり、図6は図5の固定子鉄心10及びコイル20の上面概略図である。
次に、本実施形態に係る固定子1を製造するための固定子の製造装置について、図7、8を用いて説明する。図7は、コイル20が固定子鉄心10のスロットへ取り付けられる状態を示す斜視説明概略図であり、図8は、コイルエンド20e部が圧縮される状態を示す斜視説明概略図である。
固定子組立機構30は、固定子鉄心10のスロット10sへ、コイル20が取り付けられた図5、6の状態とするためのものである。そして、図7に示すように、固定子組立機構30は、把持部30f、アーム部30aを有しており、把持部30fによりコイル20を把持でき、アーム部30aのスライド動作によって、コイル20を軸方向(図の上下方向)に移動できるように構成されている。そして、把持部30fの移動先に固定子鉄心10を配置し、固定子組立機構30のスライド方向と、固定子鉄心10の軸方向とを一致させることで、コイル20を把持して、コイル20を固定子鉄心10の内部へと挿入することが可能となる。その結果、図5、6に示すような、固定子鉄心10のスロット10sへコイル20が取り付けられた状態となる。
押圧機構50は、コイルエンド部20eに対して、固定子鉄心10の軸方向についての押圧力を与えるためのものである。本実施形態において、押圧機構50は、回転押圧部50bを有して構成されている(図8参照)。
回転機構60は、回転押圧部50bを、周方向へ回転させるためのものである。本実施形態において、回転機構60は、固定支持部60aと、軸60bとを有して構成されている。そして、回転機構60の軸60bの一端は、回転押圧部50bに固定接続されており、図示しない他端は、図示しない回転力発生装置(モータ等)に接続されている。そして、回転機構60は、軸60bがその周方向に回転できるように構成されている。
そして、固定子の製造装置2においては、以上のように、固定子鉄心10の軸方向に沿って、固定支持された固定子鉄心10及びコイル20の方向へ回転押圧部50bが移動し(図8の矢印A参照)、且つ、回転押圧部50bが周方向に回転することで(図8の矢印B参照)、押圧機構50が、押圧機構50(回転押圧部50b)と固定子鉄心10(及びコイル20)とで周方向への相対的な回転速度差が生じるように回転しつつ、押圧機構50がコイルエンド部20eを固定子鉄心10の軸方向について押圧する。
次に、本実施形態に係る固定子1を製造するための、固定子の製造方法について説明する。
まず、導線を巻き回してコイル20を形成する(コイル形成工程。図4参照)。
次に、固定子組立機構30を用いて、固定子鉄心10へコイル20を挿入し、固定子鉄心10へコイル20を取り付ける(第1工程。図7参照)。この第1工程により、固定子鉄心10の内周部のスロット10sへコイル20が取り付けられた状態となる(図5、6参照)。
次に、回転機構60(軸60b)を用いて、回転押圧部50bを、固定子鉄心10の周方向へ回転させつつ、押圧機構50(回転押圧部50b)によって、コイルエンド部20eを固定子鉄心10の軸方向について押圧する(第2工程。図8参照)。すなわち、上記のように回転押圧部50b(回転速度:軸60bの回転速度)と、固定子鉄心10(回転速度:(ほぼ)0)とで、周方向への相対的な回転速度差が生じるように、回転押圧部50b(押圧機構50)を回転させつつ、コイルエンド部20eを、固定子鉄心10の軸方向について押圧している。
コイルエンド部20eは渡り線部であるために、コイルエンド部20eの巻線方向が、全体的に周方向に沿ったものとなっている(図6等参照)。そのため、コイルエンド部20eに対して軸方向に押圧力を与えることのみによってコイルエンド部20eを圧縮しようとした場合、回転押圧部50bとコイル20の表面との間の摩擦等によって、コイル20表面(導線20aの表面)に疵等の損傷が生じてしまう。そのため、回転電機を小型化する際に、コイルの健全性を確保することができない。そこで、本実施形態に係る製造方法(製造装置)を用いることで、コイルエンド部20e(20f)の巻線方向にあわせて、押圧機構50(又は固定子鉄心10)を回転させながら、回転押圧部50bによってコイルエンド部20e(20f)を軸方向について押圧することにより、導線間の間隙が減少し、コイルエンド部20e(20f)の軸方向高さが低く(すなわち、固定子の全高が低く)、且つ、コイル表面に疵等の外部損傷が少ない固定子1が得られる。そのため、回転電機を小型化することができ、且つ、コイル表面の健全性が高い固定子1を製造することができる。
次に、上記の実施形態に係る固定子の製造方法及び製造装置の第1変形例について、図9を参照しながら、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明する。図9は第1変形例に係る固定子の製造装置を示す斜視説明概略図である。なお、上記の実施形態と同様の部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、上記の実施形態に係る固定子の製造方法及び製造装置の第2変形例について、図10を参照しながら、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明する。図10は第2変形例に係る固定子の製造装置を示す斜視説明概略図である。なお、上記の実施形態と同様の部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
(第3変形例)
次に、上記の実施形態に係る固定子の製造方法及び製造装置の第2変形例について、図11を参照しながら、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明する。図11は第3変形例に係る固定子の製造装置を示す斜視説明概略図である。なお、上記の実施形態と同様の部分については同一の符号を付してその説明を省略する。上記の実施形態に係る製造工程では、固定子鉄心10は、その軸方向が水平方向となるように配置されているが、本変形例では、固定子鉄心10は、軸方向が鉛直方向となるように配置される。
(第4変形例)
次に、上記の実施形態に係る固定子の製造方法及び製造装置の第4変形例について、図12を参照しながら、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明する。図12は第4変形例に係る固定子の製造装置を示す斜視説明概略図である。なお、上記の実施形態と同様の部分については同一の符号を付してその説明を省略する。上記の実施形態に係る製造工程では、固定子鉄心10は、その軸方向が水平方向となるように配置されているが、本変形例では、固定子鉄心10は、軸方向が鉛直方向となるように配置される。
次に、本発明に係る固定子鉄心の製造方法の第2実施形態について、上記の実施形態及びその変形例と異なる部分を中心に説明する。
まず、巻線機(図示せず)により、筒状の固定子鉄心10(図2参照)の内側へ導線20aを挿入し、固定子鉄心10に形成された複数のスロット10sの内部へ導線20aを配置する。そして、さらに導線20aを巻き回して、固定子鉄心10の内部においてコイル20を形成する(図5参照)。その結果、固定子鉄心10の内周部のスロット10sへコイル20が取り付けられた状態となる(図5、6参照)。本実施形態においては、第1工程は以上のような内容となる。
2、102、202、302、402 固定子の製造装置
10 固定子鉄心
10s スロット
20 コイル
20e、20f コイルエンド部
50、150、250、350、450 押圧機構
60、160、260、360、460 回転機構
Claims (2)
- 筒状に形成された固定子鉄心と、導線を巻き回して形成されたコイルと、を有する固定子の製造方法であって、
前記固定子鉄心の内周部において軸方向に沿って溝状に形成され且つ周方向に配置された複数のスロットへ、前記コイルが取り付けられた状態とする第1工程と、
前記軸方向について前記コイルが前記固定子鉄心から突出した部分であるコイルエンド部に対して押圧力を与えるための押圧機構、及び、前記固定子鉄心の少なくともいずれか一方を、前記押圧機構と前記固定子鉄心とで前記周方向への相対的な回転速度差が生じるように回転させつつ、前記押圧機構によって前記コイルエンド部を前記軸方向について押圧する第2工程と、を有することを特徴とする固定子の製造方法。 - 筒状に形成された固定子鉄心と、導線を巻き回して形成されたコイルと、を有する固定子を製造するための固定子の製造装置であって、
前記固定子鉄心の内周部において軸方向に沿って溝状に形成され且つ周方向に配置された複数のスロットへ、前記コイルが取り付けられた状態とする固定子組立機構と、
前記軸方向について前記コイルが前記固定子鉄心から突出した部分であるコイルエンド部に対して、前記軸方向についての押圧力を与える押圧機構と、
前記押圧機構及び前記固定子鉄心の少なくともいずれか一方を、前記押圧機構と前記固定子鉄心とで前記周方向への相対的な回転速度差が生じるように回転させる回転機構と、を有する固定子の製造装置。
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