JP2008294514A - 高周波受信装置と、これを用いた電子機器 - Google Patents

高周波受信装置と、これを用いた電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、受信状態においてイメージ妨害を補正することを目的としたものである。
【解決手段】そして本発明は、この目的を達成するために、イメージ・リジェクション・ミキサにおいて、混合器44、混合器45に対し、受信チャンネルにおいてイメージ妨害を発生させる周波数より予め定められた周波数だけずらした周波数の信号である検査信号を入力する。そして混合器44、混合器45で検査信号が周波数変換された変換信号、もしくはこれらの変換信号が合成器50で合成された合成信号のいずれか一方を検出手段54で検出し、移相器46(あるいは移相器48)または振幅調整手段49のうちの少なくともいずれかは、この検出手段54で検知された変換信号同士のレベル差もしくは位相差あるいは前記合成信号のレベルに基づいて制御されるものである。これにより受信中においても補正ができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、イメージ・リジェクション・ミキサを用いた高周波受信装置とこれを用いた電子機器に関するものである。
以下、従来の高周波受信装置について図面を用いて説明する。図3は従来の高周波受信装置1の回路ブロック図である。図3において、従来の高周波受信装置1はいわゆるイメージ・リジェクション・ミキサ形式を用いた受信装置であり、入力端子1aには、アンテナで受信した約90MHzから約900MHzまでのアナログ変調された高周波信号が供給される。
合成器3の一方の入力には、入力端子1aに供給された高周波信号が供給されるとともに、他方の入力には検査信号を発生する検査信号発生器4が接続される。この検査信号発生器4は、受信するチャンネルにおいてイメージ妨害を発生させる周波数の検査信号を発生させる。
この合成器3の出力は混合器5aの一方の入力と混合器5bの一方の入力とに接続される。ここで、混合器5a、混合器5bの他方の入力には移相器6aの出力が接続され、移相器6aから混合器5a、混合器5bに対し、互いに位相が90度異なる信号が供給される。なおこの移相器6aは、制御端子に供給される信号に応じて移相量が変化するものである。この移相器6aの入力には、局部発振器7で発振した信号が供給される。なお、本実施の形態における混合器5a、混合器5bは希望チャンネルの高周波信号を57MHzの中間周波数(以降IF周波数という)の信号へと変換する。
利得制御増幅器8(振幅調整手段の一例として用いた)は、混合器5bの出力に接続される。この利得制御増幅器8は、利得制御端子に供給される電圧に応じて増幅利得が制御されるものである。そして、混合器5aの出力には移相器6bが接続される。なおこの移相器6bは混合器5aから出力された信号の位相を90度遅らせるものである。
合成器9の一方の入力には移相器6bの出力が供給されるとともに、他方の入力には利得制御増幅器8の出力が供給され、合成器9はこれらの信号を合成して出力する。合成器9の出力信号は、バンドパスフィルタ10を介して出力端子1bより出力される。なおこのバンドパスフィルタ10の中心周波数はIF周波数(57MHz)と同じであり、通過帯域が6MHzである。
また、バンドパスフィルタ10の出力は、検波器11にも接続されている。制御回路12は検波器11と移相器6aとの間に挿入され、またこの制御回路12の出力は利得制御増幅器8へも接続されている。
次にこのように構成された従来の高周波受信装置1において、受信チャンネルにおけるイメージ妨害の校正について説明する。この校正は放送を受信しない状態で行われ、イメージ妨害を抑圧するために各回路の設定を行うものである(以下校正モードと言う)。
この校正モードにおいて、検査信号発生器4は受信チャンネルにおいてイメージ妨害となる周波数の検査信号を発生し、混合器5aと混合器5bとへ供給する。するとこの検査信号はIF周波数へ変換される。このとき混合器5aと混合器5bとから出力される検査信号の位相は互いに90度異なって出力される。そして混合器5aの出力は移相器6bによってさらに位相が90度変化する。これにより合成器9へ入力される検査信号の変換信号の位相は互いに180度異なることとなる。そして合成器9によってこれらの検査信号が合成される。
ここで移相器6bと利得制御増幅器8から出力される信号のレベルが同じで、かつ位相がちょうど180度異なっていれば、検査信号は完全にキャンセルされることとなる。しかしながら、これら移相器6bと利得制御増幅器8との出力信号のレベルが異なったり、互いの信号の位相が180度でないような場合、検査信号はキャンセルされなくなる。つまり、このような状態においては、イメージ妨害の改善度合いが悪くなってしまうこととなる。
そこで、この校正モードでは、合成器9で合成された検査信号のレベルを検波器11で検出し、制御回路12が移相器6aの移相量や利得制御増幅器8での利得を調整し、合成器9から出力される検査信号のレベルを小さくするようにするものである。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平11−251947号公報
ここで従来の高周波受信装置では、混合器5a、混合器5bで変換された後の検査信号の周波数はIF周波数となるので、希望チャンネルを受信状態においてイメージ妨害の校正を行うと、この検査信号自体がイメージ妨害を発生させてしまう。したがって、この校正モードは希望チャンネルを受信しない状態で行われる。
しかしながら従来の高周波受信装置は、希望チャンネルを受信しない状態において補正するので、移相器6aや移相器6bの移相量や、混合器5a、混合器5bから出力される信号レベルや、利得制御増幅器8の利得の温度変動によって、イメージ信号を十分にキャンセルできず、イメージ妨害の抑圧量が小さくなるという問題を有していた。
そこで本発明は、この問題を解決したもので、受信動作状態においてもイメージ妨害の抑圧量の補正を可能とし、イメージ妨害が発生しにくい高周波受信装置を提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明の高周波受信装置における検査信号は、受信チャンネルにおいてイメージ妨害を発生させる周波数より予め定められた周波数だけずらした周波数の信号とし、この検査信号が第1と第2の混合器によって変換された変換信号、もしくはこれらの変換信号が合成器で合成された合成信号のいずれか一方を検知する検出手段を設け、前記第1の移相手段と前記第2の移相手段および振幅調整手段のうちの少なくともいずれかひとつは前記検出手段で検知された前記変換信号同士のレベル差もしくは位相差あるいは前記合成信号のレベルに基づいて制御されるものである。これにより、所期の目的を達成できる。
以上のように本発明によれば、高周波信号が入力される入力端子と、一方の入力には前記高周波信号が入力されると共に、他方の入力には局部発振器の出力が供給される第1と第2の混合器と、第1と第2の混合器の出力が供給される合成器と、この合成器の出力が供給された第1の出力端子と、前記合成器と少なくとも前記第1と第2の混合器のいずれか一方との間に挿入された第1の移相手段と、前記第1と第2の混合器とに供給する信号の位相を互いに90度異ならせるために、少なくとも前記第1と第2の混合器のいずれか一方と前記局部発振器との間に挿入された第2の移相手段と、前記第1と第2の混合器における一方の入力へ検査信号を供給する検査信号入力端子と、前記合成器のいずれか一方の入力へ供給される信号の振幅を調整するための振幅調整手段とを備え、前記検査信号は受信チャンネルにおいてイメージ妨害を発生させる周波数より予め定められた周波数だけずらした周波数の信号とし、この検査信号が前記第1と第2の混合器によって変換された変換信号、もしくはこれらの変換信号が前記合成器で合成された合成信号のいずれか一方を検知する検出手段を設け、前記第1の移相手段と前記第2の移相手段および前記振幅調整手段のうちの少なくともいずれかひとつは前記検出手段で検知された前記変換信号同士のレベル差もしくは位相差あるいは前記合成信号のレベルに基づいて制御される高周波受信装置であり、これにより混合器で変換された後の検査信号の周波数はIF周波数より予め定められた周波数だけずれた周波数となるので、希望チャンネルを受信状態において検査信号を検出することができる。したがって、受信動作状態においてもイメージ抑圧量の補正が可能となり、温度などの変動に対してイメージ妨害が発生し難くでき、安定した受信品質を得ることができる。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態における高周波受信装置31について図面を用いて説明する。図1は、本実施の形態における携帯型受信機32の回路ブロック図である。図1において携帯型受信機32は、テレビ放送波(高周波信号の一例として用いた)が入力されるアンテナ(図示せず)と、テレビ放送波が供給される高周波受信装置31と、この高周波受信装置31のアナログ放送用出力端子31bが接続されたAGC回路33と、このAGC回路33の出力と高周波受信装置31のデジタル放送用出力端子31cとの出力が接続された信号処理回路34と、この信号処理回路34の出力が接続されたスピーカ35および表示装置36と、高周波受信装置31に対して受信するチャンネルを指定するチャンネル入力手段37とを含んでいる。
なお、アンテナには約90MHzから900MHzまでのテレビ放送波が入力されるものである。そしてそのテレビ放送波には、デジタル変調されたテレビ放送波のチャンネルと、アナログ変調されたテレビ放送波のチャンネルとが混在している。
また、AGC回路33には、アナログ放送用出力端子31bと信号処理回路34との間に挿入された利得制御増幅器33aと、この利得制御増幅器33aの出力が供給された利得制御器33bとを含んでいる。なお利得制御増幅器33aは利得制御端子に供給される電圧に応じて利得が変化するものであり、この利得制御端子へ利得制御器33bの出力が供給される。ここで、利得制御器33bには、利得制御増幅器33aから出力された信号のレベルを検出する検波器を含み、この検波器で検出された信号レベルに応じて利得制御増幅器33aの利得を制御する。これによりこのAGC回路33では、入力されたテレビ放送波が予め定められたレベルより小さい場合には入力信号が最大利得で増幅され、逆に大きい場合には利得制御増幅器33aから出力される出力レベルが一定となるように制御される。
次に、高周波受信装置31について詳細に説明する。入力端子31aに入力されたテレビ放送波は、AGC回路41へ供給される。このAGC回路41には、テレビ放送波を増幅する利得制御増幅器41aと、この利得制御増幅器41aの出力と利得制御増幅器41aの利得制御端子との間に挿入された利得制御器41bとを含んでいる。この利得制御器41bには利得制御増幅器41aからの出力レベルを検出する検波器を含み、この検出された利得制御増幅器41aの出力信号のレベルに応じて利得制御増幅器41aの利得が制御される。これによりこのAGC回路41では、入力されたテレビ放送波が予め定められたレベルより小さい場合には入力信号が最大利得で増幅され、逆に大きい場合には利得制御増幅器41aから出力される出力レベルが一定となるように制御される。
合成器42の一方の入力端子42aにはAGC回路41の出力が接続され、他方の入力端子42b(検査信号入力端子の一例として用いた)には、検査信号発生器43が接続され、入力端子42aから入力されたテレビ放送波と入力端子42bから入力された検査信号とを合成して出力するものである。
合成器42の出力は混合器44の一方の入力と、混合器45の一方の入力とに供給される。そしてこれら混合器44と混合器45の他方の入力には、移相器46(移相手段の一例として用いた)の出力が接続される。そしてこの移相器46は、局部発振器47で発振された信号が入力され、混合器44と混合器45に対し互いに位相が90度異なる信号を出力する。これにより混合器44と混合器45では、入力されたテレビ放送波を中間周波数信号(以下IF信号という)へと変換する。なお本実施の形態において、IF信号の周波数(以下IF周波数という)は約4MHzとしている。
移相器46は、混合器44側へ供給する信号の位相より90度遅れた位相を有した信号を混合器45側へ出力する。なお移相器46は移相量制御端子に供給される電圧に応じて移相量が変化する。そして、混合器44の出力は移相器48(移相手段の一例として用いた)へ供給される。この移相器48では、混合器44から出力された信号の位相を90度送らせる。一方混合器45の出力は利得制御増幅器49(振幅調整手段の一例として用いた)へ供給される。この利得制御増幅器49は、利得制御端子49aに供給される電圧に応じて利得が制御されるものである。
本実施の形態における移相器48はCRのポリフェイズフィルタによって構成され、移相量が固定である。従って構成が容易であり、容易に集積回路化することが可能となり、小型の高周波受信装置31を実現できる。
合成器50の一方の入力には移相器48の出力が供給され、他方の入力には利得制御増幅器49の出力が供給され、移相器48と利得制御増幅器49から出力された信号を合成する。そしてこれら混合器44、混合器45、移相器46、局部発振器47、移相器48および合成器50によって、いわゆるイメージ・リジェクション・ミキサが構成されている。
この構成により、混合器44と混合器45では、検査信号発生器43で発生した検査信号と局部発振器47の出力信号とを混合して周波数変換がなされる。このとき混合器44と混合器45とは、検査信号が周波数変換された変換信号を出力する。この変換信号は互いにほぼ90度の位相差を有している。そして混合器44から出力された変換信号は、移相器48によって位相を90度変化させられる。これによりIF周波数信号同士は同じ位相となり、一方変換信号同士はほぼ180度の位相差を持つこととなる。そして合成器50は、この移相器48と利得制御増幅器49とから入力された変換信号を合成し、合成信号を出力する。そしてこのような構成において、移相器46や移相器48での移相量が等しく、かつ変換信号同士の振幅が等しい場合、変換信号同士が打ち消し合うので、合成信号のレベルは小さくなる。またこの状態においては、イメージを発生する信号同士もキャンセルされることとなる。
合成器50の出力は、切り替えスイッチ51の共通端子に接続される。切り替えスイッチ51の一方の端子にはローパスフィルタ52が接続され、他方の端子にはローパスフィルタ53が接続される。ここで、ローパスフィルタ52はアナログ放送受信用のフィルタであり、ローパスフィルタ53に比べてリップルが小さくかつ、良好な群遅延特性を有するフィルタである。一方ローパスフィルタ53はデジタル放送受信用のフィルタである。なお本実施の形態においてローパスフィルタ52、ローパスフィルタ53は、コンデンサと抵抗、トランジスタ等によって構成されたアクティヴフィルタを用いている。
さらに合成器50の出力は検出手段54へも供給される。本実施の形態における検出手段54は、合成器50の出力信号の中から変換信号のレベルを検出する。そのために本実施の形態において、検出手段54には、合成器50の出力が供給されるバンドパスフィルタ54aと、このバンドパスフィルタ54aの出力が接続された検波器54bとを含んでいる。ここで、バンドパスフィルタ54aは、変換信号の周波数のみを通過させる通過帯域を有したものであり、一方ローパスフィルタ52、ローパスフィルタ53はIF周波数の信号を通過させるが、変換信号の周波数は抑圧させるものである。
そしてこの検波器54bではバンドパスフィルタ54aを通過した変換信号の信号レベルが検出され、制御回路56へ出力される。また制御回路56には、利得制御器41b、利得制御器33b、信号処理回路34、チャンネル入力手段37の出力が接続される。ここで、信号処理回路34からは、ビット誤り率のデータが出力される。一方制御回路56の出力は、移相器46の移相量制御端子と、利得制御増幅器49の利得制御端子とに接続される。
本実施の形態における検出手段54は、合成器50から出力された合成信号を検出したが、これは混合器44と混合器45から出力される変換信号同士を比較することによって検出することもできる。この場合、検出手段54では変換信号同士の位相と、振幅とを比較し、制御回路56が検出された位相差に応じて移相器46の移相量を調整し、振幅差に応じて利得制御増幅器49の利得を調整する。なお、移相器48と利得制御増幅器49とから出力された変換信号同士を比較すると、さらに検出精度が良好となり、イメージ妨害をさらに良好に抑圧できる。本実施の形態では、移相器48は移相量が固定であるが、移相量が可変の移相器を用いれば、この移相器48の移相量を調整することによって補正することもできる。
ここで検査信号発生器43の詳細を説明する。検査信号発生器43には、固定発振器43aと、この固定発振器の出力が一方の入力へ接続されると共に、他方の入力には局部発振器47の出力が接続された混合器43bと、この混合器43bと入力端子42bとの間に設けられた利得制御増幅器43cとを含んでいる。ここで、利得制御増幅器43cの利得制御端子には、制御回路56の出力が接続されている。
なお検査信号発生器43と制御回路56との間には駆動回路57が設けられ、この駆動回路57は制御回路56の制御信号に応じて検査信号発生器43に供給する電源をオン・オフする。
次に本実施の形態における高周波受信装置31のイメージ抑圧動作について説明する。イメージ妨害を発生させる信号は、局部発振器47の周波数に対して、受信チャンネルの周波数の反対側でIF周波数分だけ離れた周波数の信号となる。つまりあるチャンネルを受信時において、イメージ妨害を発生させる信号の周波数fiは、(数1)のように示される。
Figure 2008294514
ここで、fdは受信チャンネルの周波数であり、foscが局部発振器47の周波数である。
そして入力信号の中にfiの周波数を有する信号がある場合、混合器44あるいは混合器45では、これらのfd、fiの周波数の信号が共にIF周波数へ変換されることとなるので、いわゆるイメージ妨害を発生させる原因となる。
そこで、本発明における高周波受信装置31では、このイメージ妨害を発生させる周波数の信号をキャンセルするために混合器としてイメージ・リジェクション・ミキサを用いている。このイメージ・リジェクション・ミキサでは、混合器44あるいは混合器45で変換されたfdとfiとの周波数は同じであるが、位相が180度異なっていることを利用し、移相器46、移相器48を用いて、合成器50の入力されるfi同士の位相が互いに180度異なった位相となるようにすることで、イメージ妨害を発生させる信号をキャンセルする。
ところが、このようなイメージ・リジェクション・ミキサにおいて、移相器48と混合器45から出力されるfi同士を完全にキャンセルするためには、fi同士の信号のレベルが同じで、かつ位相がちょうど反転されていることが必要である。しかしながら、移相器46や移相器48での移相量の初期ばらつきや温度による移相量の変動、あるいは混合器44や混合器45の温度によるレベル変動などによって移相器48と混合器45とから出力されるfiの信号のレベルに差が生じることや、位相が180度からずれることが発生する。
そこで本実施の形態では、混合器45と合成器50との間に利得制御増幅器49を挿入し、この利得制御増幅器49の利得を調整することによって、混合器45側から合成器50へ入力されるfiの信号レベルを調整できる。また、移相器46は移相量制御端子46aに供給される電圧に応じて入力された信号の移相量を可変させることができるものを用いる。これによって、混合器44と混合器45とへ供給する信号位相を変化させて、移相器48と混合器45とから出力されるfiの信号の位相差を調整できる。
では次にこの利得制御増幅器49や移相器46を制御し、受信中にイメージ妨害を抑圧する動作について詳細に説明する。本実施の形態において検査信号発生器43は、受信チャンネルにおいてイメージ妨害を発生する周波数から予め定められた周波数だけ離した周波数の信号を出力する。この検査信号の周波数ftは、(数2)のように示される。
Figure 2008294514
なお、このときftは検査信号発生器43から出力される信号の周波数であり、Δfはイメージ妨害を発生する周波数から離す周波数(以下オフセット周波数という)である。
そして検査信号は混合器44、混合器45で局部発振器47の信号と混合される。これにより検査信号は、IF周波数よりΔfだけずれた周波数の信号(以下変換信号という)へと変換されることとなる。このとき検査信号は、混合器44と混合器45によって、fiの信号と同様に互いに位相が90度異なった変換信号へと変換される。これは、検査信号の周波数は局部発振器47の発振周波数に対して、受信希望チャンネルの周波数の反対側にあるために、fiの信号と同様の挙動を示すこととなる。つまり合成器50に入力されるfiの信号に対して、互いにレベルが同一で、かつ位相差が180度となりfi同士で完全にキャンセルできる状態の場合には、変換信号もキャンセルされることとなる。従って、合成器50の出力におけるfiの信号と変換信号との間には、相関を有することとなる。
なお、ローパスフィルタ52とローパスフィルタ53のカットオフ周波数は、IF中心周波数よりほぼ3MHz高い周波数とし、変換信号の周波数はローパスフィルタ52、ローパスフィルタ53のカットオフ周波数より高い周波数としておく。このようにすることにより、IF周波数の信号は、ローパスフィルタ52あるいはローパスフィルタ53を介して出力端子31b、あるいは31cへ出力される。一方、IF周波数よりΔf離れた周波数の信号である変換検査信号は、ローパスフィルタ52やローパスフィルタ53を通過しないので、検査信号による妨害は発生し難くなる。
一方、バンドパスフィルタ54aの通過特性は、変換信号の周波数が通過帯域であり、IF周波数が減衰域となるようにしているので、検波器54bにはIF信号は供給されず、変換信号のみが供給されることとなる。つまり受信状態においても検波器54bでは合成器50で合成された変換信号のレベルのみを検出することができる。従って制御回路56は受信状態においても変換信号のレベル変化を検出することができる。従って、受信状態においてもイメージを最良に抑圧量の補正を行うことができる。
そして制御回路56は、この検波器54bで検出された変換信号のレベルに応じて、利得制御増幅器49や移相器46を制御する。そしてこれにより検波器54bで検出される変換信号のレベルが最小となるように位相やレベルの調整を行う。
ここでfiの信号と変換信号とに対して、移相器46での移相量がほぼ同じであるように、Δfの値を設定することが重要である。これは、fiと変換信号との位相との間の相関性が小さくなると、制御が難しくなるためである。さらに変換信号がローパスフィルタ52やローパスフィルタ53において確実に減衰するように、Δfの値を設定することも重要である。これは、検査信号自身による妨害を発生させ難くするためである。そのために本実施の形態におけるΔfは6MHzとしている。
では次に検査信号発生器43について説明する。検査信号発生器43は、固定発振器43aが一方の入力に接続されると共に、他方の入力には局部発振器47の入力が接続された混合器43bと、この混合器43bと合成器42の入力端子42bとの間に挿入された利得制御増幅器43cとを含んでいる。
このような構成とすることで、固定発振器43aの発振周波数fmixは(数3)に示すように、受信チャンネルによらず一定とできる。従って、回路構成を簡素化することができるので、小型な高周波受信装置31を実現できる。なお、ここでIF周波数は、f(if)としている。
Figure 2008294514
ここで検査信号はできるだけレベルが大きい方が、合成器50から出力される合成信号が変化しやすくなるので、検査信号のレベルが大きい方が精度良く検出できることとなる。しかしながら、検査信号のレベルは受信信号のレベルよりも小さくしておくことが重要である。これは、検査信号が受信信号よりも大きなレベルであると、検査信号自体が妨害を発生させ易くなるためである。
ところが受信信号のレベルは、放送局からの距離により変化し、放送局から遠くなればそのレベルは小さくなる。そこで、本実施の形態では、混合器43bと入力端子42bとの間に利得制御増幅器43cを設け、この利得を制御することにより、検査信号のレベルを調整する。そのために本実施の形態では、AGC回路33の利得制御器33bや、AGC回路41の利得制御器41bの出力が制御回路56へ入力されている。これにより制御回路56は、利得制御器33bや利得制御器41bに含まれた検波器で検出したレベルに応じ、利得制御増幅器43cの利得を制御する。これにより、検査信号のレベルを受信信号のレベルより小さくなるように制御することができるので、受信信号のレベルによらず検査信号による妨害が発生し難くなる。
具体的には、利得制御器33bで検出された信号レベルが小さい場合には、受信するチャンネルの信号のレベルが小さいと判定し、利得制御増幅器43cの利得が小さくなる方向へと制御する。そして本実施の形態では利得制御器41bによる検出も行っているので、妨害などがあっても精度よく希望信号のレベルを検出することができる。したがって、この検査信号はこの検出されたレベルに対応して適したレベルとなるように制御されるので、この検査信号がフィルタ52、フィルタ53を通過し難くなる。
次に本実施の形態における高周波受信装置31を用いて、放送を受信する場合について説明する。まず操作者が入力キーなどを操作することで、制御回路56には、チャンネル入力手段37より受信希望のチャンネル情報が入力される。この情報が入力された制御回路56は、局部発振器47に対しチャンネル情報に対応した規定の発振周波数信号を発生させるとともに、駆動回路57に対して検査信号発生器43を動作させる旨の信号を出力する。さらに、切り替えスイッチ51をローパスフィルタ52側へ接続する。加えて、AGC回路33や信号処理回路34のアナログ放送の処理回路部分を動作させ、デジタル放送の受信に必要な回路は電源をオフとしておく。このようにすることにより、チャンネル入力手段37よりチャンネルが入力されたときに、イメージを発生させる信号の抑圧量の補正が行われることとなるので、イメージ妨害が発生し難くできる。
そして例えば、信号処理回路34では、信号処理回路34においてビデオ信号が再生されたことを検出した場合に受信信号がアナログ放送であると判定し、スピーカ35や表示装置36へ信号を出力する。これにより、アナログ放送である場合には、受信中継続してイメージ妨害を発生させる信号の抑圧量補正が行えるので、温度変化などが発生してもイメージ妨害を抑圧できる。
ここで、チャンネル入力手段37よりチャンネルが入力されたときに、切り替えスイッチ51をローパスフィルタ52側へ接続するが、これはアナログ放送であるかどうかの判定を先に行わせるためである。これは、デジタル放送であるかどうかの判定のためには、復調処理において各種のガードインターバル値やモードの設定を行わなければならず、デジタル放送であることの特定には時間がかかるためである。一方アナログ放送のビデオ信号検波の時間は短時間であるので、チャンネル入力手段37から入力があった場合には、最初にアナログ放送であるかどうかの判定を行うことで、視聴者の待ち時間を短縮できる。
一方信号処理回路34が、信号処理回路34においてビデオ信号を検出しなかった場合、信号処理回路34は受信信号がデジタル放送であると判定し、その旨の信号を制御回路56へ出力する。そしてこの場合に制御回路56は、切り替えスイッチ51をローパスフィルタ53側へ接続させるとともに、デジタル放送を処理するための回路をオンとさせる。
これによりデジタル放送に対してもチャンネル切り替え時には、イメージ妨害を発生する信号の抑圧量補正が行われることとなる。従って、デジタル放送に対してもイメージ妨害が発生し難くできる。
ここで、デジタル放送はイメージ妨害に対して強い耐性を有した放送であるので、イメージ・リジェクション・ミキサ形式を用いるだけでもイメージ妨害は発生し難い。従って本実施の形態においてデジタル放送に対しては、チャンネルが切り替えられた時に一度補正を行うだけで、受信中には補正を行わないようにしている。つまり、放送がアナログ放送ではないと判定された場合に、制御回路56は駆動回路57に検査信号発生器43をオフする旨の信号を出力する。加えて、アナログ放送を受信のための処理回路についても電源をオフにさせる。これにより、デジタル放送において、省電力化を図ることが可能となるので、バッテリで長時間駆動させることが可能となる。
なお信号処理回路34ではデジタル放送である場合には、受信信号のビット誤り率を算出している。そして信号処理回路34は、ビット誤り率が予め定められた値以上となった場合に、制御回路56に対してその旨の信号を出力している。
この信号を受け取った制御回路56は、検査信号発生器43を駆動させて、イメージ妨害の補正を行う。そして検波器54bで検出された変換信号のレベルが最も小さくなったところで、検査信号発生器43をオフとする。このようにすることにより、デジタル放送に対しても受信中のイメージ妨害を改善することができる。なお、本実施の形態においては、ビット誤り率が0.0002より大きくなった場合に、検査信号発生器43をオンとしている。
本実施の形態では移相器46の移相量を調整したが、これは移相器48に変えて移相量を可変可能な移相器を用いてもよい。ここで、移相量やレベルの調整は混合器44、混合器45のいずれの混合器で行ってもよい。また移相量やレベルの調整を両方の混合器に対して行ってもよい。この場合、位相やレベルを調整できる範囲を大きくでき、イメージをさらに抑圧できる。
さらに、本実施の形態ではハートレー方式の混合器としたが、これは、ウィーバ方式による混合器の構成としても良い。この場合、移相器48は使用せず、混合器44と合成器50との間および、混合器45と利得制御増幅器49との間にも混合器が設けられる。つまり後ろの混合器が本実施の形態における移相器48の働きをする。そしてこれら後ろの混合器のそれぞれに対しては、局部発振器47とは異なった周波数を発振する局部発振器から、互いに90度位相の異なった信号が供給される。これにより、変換信号の周波数がさらに変換されるとともに、位相が90度変化することとなる。なおこの場合、混合器44、混合器45では一旦周波数を下げ、その後の混合器で高い周波数へと変換する。そしてこのような場合には、制御回路56の出力は後ろの混合器と発振器との間に設けられる移相器へ供給され、制御回路56からの制御信号によってその移相量が調整されることとなる。
(実施の形態2)
以下に本実施の形態における高周波受信装置71を用いた据え置き型のテレビ72(電子機器の一例として用いた)について図面を用いて説明する。図2は、本実施の形態におけるテレビ72の回路ブロック図である。図2において、図1と同じものは同じ番号を用いて、その説明は簡略化している。
本実施の形態は実施の形態1に対して、制御回路56にメモリ73が接続されている点と、チャンネル入力手段37と制御回路56との間にCPU74が挿入される点である。なおメモリ73はこのCPU74とも接続されている。そしてさらに、制御回路56は放送がデジタル放送であると判定した場合でも駆動回路57を駆動させた状態のままとしておく点である。
これは、据え置きのテレビ72は実施の形態1の携帯型受信機32とは異なり、一般的に大画面でありその画像には高い品質を要求される。一方、テレビ72は据え置き型であり、一般に家庭用コンセントより電源が供給されるので、携帯型受信機32ほど消費電力を小さくする必要性はないためである。このようにすることによって、受信中は常時イメージ妨害の補正が行われることとなるので、デジタル放送を受信する場合においても、温度変化などに対してイメージ妨害の少ないテレビ72を実現できることとなる。もちろん、アナログ放送に対しては実施の形態1と同様に受信中は常時補正が行われている。
次に本実施の形態においてメモリ73には、各チャンネルにおける受信条件をデータとして格納される。つまりチャンネル入力手段37から受信希望チャンネルが入力されると、CPU74がメモリ73から受信チャンネルに対応した各種設定データを読み込み、制御回路56へと出力する。このデータを受け取った制御回路56は、受信チャンネルに適したように各所の制御を行う。
具体的には、利得制御増幅器43c、移相器46、局部発振器47、利得制御増幅器49、切り替えスイッチ51である。そしてさらにAGC回路33やAGC回路41のAGC電圧設定も行っている。このようにすることにより、チャンネル切り替え時に、テレビ72を素早く最適な条件に設定することができる。
ここで、メモリ73への各チャンネルに対するデータの格納は、いわゆるチャンネルサーチモードにおいて行われる。そのためにCPU74は、チャンネル入力手段37よりチャンネルサーチを要求する旨の信号が入力されると、1チャンネルづつチャンネルを変更してチャンネルデータを制御回路56へ送出する。そして制御回路56は指定されたチャンネルにおいて最適な受信条件となるように各所を制御し、その場合の設定値をデータとしてメモリ73へ格納する。そしてこの格納が完了すると、CPU74から次のチャンネルのチャンネルデータが送出されることで、順次受信チャンネルに対応して設定値がデータとしてメモリ73へ格納されることとなる。
本発明にかかる高周波受信装置は、受信動作中にイメージ抑圧量の補正が可能という効果を有し、テレビ放送を受信する電子機器等に用いると有用である。
本発明の実施の形態1における高周波受信装置の回路ブロック図 本発明の実施の形態2における高周波受信装置の回路ブロック図 従来の高周波受信装置の回路ブロック図
符号の説明
31a 入力端子
31b アナログ放送用出力端子
42b 検査信号入力端子
44 混合器
45 混合器
46 移相器
47 局部発振器
48 移相器
49 利得制御増幅器
50 合成器
52 ローパスフィルタ
54 検出手段
54a バンドパスフィルタ
54b 検波器

Claims (11)

  1. 高周波信号が入力される入力端子と、一方の入力には前記高周波信号が入力されると共に、他方の入力には局部発振器の出力が供給される第1と第2の混合器と、第1と第2の混合器の出力が供給される合成器と、この合成器の出力が供給された第1の出力端子と、前記合成器と少なくとも前記第1と第2の混合器のいずれか一方との間に挿入された第1の移相手段と、前記第1と第2の混合器とに供給する信号の位相を互いに90度異ならせるために、少なくとも前記第1と第2の混合器のいずれか一方と前記局部発振器との間に挿入された第2の移相手段と、前記第1と第2の混合器における一方の入力へ検査信号を供給する検査信号入力端子と、前記合成器のいずれか一方の入力へ供給される信号の振幅を調整するための振幅調整手段とを備え、前記検査信号は受信チャンネルにおいてイメージ妨害を発生させる周波数より予め定められた周波数だけずらした周波数の信号とし、この検査信号が前記第1と第2の混合器によって変換された変換信号、もしくはこれらの変換信号が前記合成器で合成された合成信号のいずれか一方を検知する検出手段を設け、前記第1の移相手段と前記第2の移相手段および前記振幅調整手段のうちの少なくともいずれかひとつは前記検出手段で検知された前記変換信号同士のレベル差もしくは位相差あるいは前記合成信号のレベルに基づいて制御される高周波受信装置。
  2. 入力端子と第1と第2の混合器との間に挿入された同調フィルタと、この同調フィルタから出力された信号のレベルを検出する検波器を設け、検査信号は利得可変増幅器を介して検査信号入力端子へ供給され、前記利得可変増幅器は前記検波器で検出された前記高周波信号のレベルに比例して利得が大きくなる方向へと制御される請求項1に記載の高周波受信装置。
  3. 第1の出力端子から出力された信号のレベルを検出する第1の検波器を設け、検査信号は利得可変増幅器を介して検査信号入力端子へ供給され、前記利得可変増幅器の利得は前記第1の検波器で検出された信号のレベルに比例して変化させる請求項1に記載の高周波受信装置。
  4. 入力端子に入力された高周波信号のレベルを検出する第2の検波器を設け、前記利得可変増幅器の利得は第1と第2の検波器で検出された信号レベルに応じて制御される請求項3に記載の高周波受信装置。
  5. 合成器と第1の出力端子との間に挿入されるとともに、変換信号の通過を阻止する第1のフィルタと、前記合成器と検出手段との間に挿入されるとともに変換信号を通過させる第2のフィルタとを有した請求項1に記載の高周波受信装置。
  6. 高周波信号にはデジタル放送とアナログ放送のチャンネルとを含み、合成器の出力が接続された第3のフィルタと、この第3のフィルタの出力が供給された第2の出力端子と、前記合成器の出力を第1のフィルタと前記第3のフィルタのいずれか一方へ選択的に供給させる切り替え手段とを設け、この切り替え手段は、受信チャンネルが前記アナログ放送であるか前記デジタル放送のチャンネルであるかに応じて切り替えられる請求項1に記載の高周波受信装置。
  7. 検査信号入力端子へ検査信号を供給する検査信号発生器を設け、受信した信号がデジタル放送である場合には検査信号発生器を休止させる請求項1に記載の高周波受信装置。
  8. 検査信号入力端子へ検査信号を供給する検査信号発生器を設け、制御回路は受信した信号がアナログ放送である場合に検査信号発生器を動作させる請求項1に記載の高周波受信装置。
  9. 検査信号入力端子へ検査信号を供給する検査信号発生器を設け、この検査信号発生器には、局部発振器と前記検査信号入力端子との間に挿入され、前記局部発振器の出力が一方の入力に接続された第3の混合器と、この第3の混合器の他方の入力に接続された固定発振器とを含み、前記固定発振器では検査信号の周波数と局部発振器の発振周波数との差の周波数を発振させる請求項1に記載の高周波受信装置。
  10. アナログ放送とデジタル放送とのチャンネルとが混在した高周波信号を受信する電子機器において、請求項1に記載の高周波受信装置と、検出手段とチャンネル入力手段との出力が接続されるとともに少なくとも第1の移相手段と第2の移相手段と振幅調整手段のいずれかへ制御信号を出力する制御回路と、第1と第2の出力端子が接続された信号処理回路とを設け、この信号処理回路の出力を前記制御回路へ接続し、前記制御回路は局部発振器の発振周波数と検査信号の周波数とを共に前記チャンネル入力手段から入力されたチャンネルに対応する周波数へと変更するとともに、検出手段の出力信号に応じて少なくとも第1の移相手段と第2の移相手段と振幅調整手段のいずれかへ制御信号を出力してイメージ妨害抑圧量の補正を行い、前記制御回路が少なくとも前記補正が完了したと判定した場合、もしくは前記信号処理回路から受信した放送がデジタル放送である旨の信号が入力された場合のいずれかの場合に、前記補正を停止させる電子機器。
  11. 制御回路は、補正が完了したと判定すると共に、信号処理回路から受信した放送がデジタル放送である旨の信号が入力された場合に、前記補正を停止させる請求項10に記載の電子機器。
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