JP2008293696A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料ガス連通孔からセパレータの外部に燃料ガスが漏れ出ることを確実に阻止することを可能にする。
【解決手段】燃料電池10は、電解質膜・電極構造体12を第1セパレータ14及び第2セパレータ16で挟持する。燃料電池10の長辺方向の上端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス供給連通孔18aと燃料ガス供給連通孔20aとが設けられる。燃料ガス供給連通孔20aは、酸化剤ガス供給連通孔18aの内方に配置されるとともに、前記酸化剤ガス供給連通孔18aは、前記燃料ガス供給連通孔20aの外方を略コの字状に周回する。燃料ガス供給連通孔20aは、燃料ガスシール部46b、48e等により周回されており、前記燃料ガスシール部46b、48e等から漏れた燃料ガスは、酸化剤ガス供給連通孔18aに排出されるため、燃料電池10の外部に漏れ出すことを阻止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解質の両側に一対の電極を配設した電解質・電極構造体と、前記電解質・電極構造体を挟持する一対のセパレータとを備え、燃料ガス、酸化剤ガス及び冷却媒体をセパレータ面方向に流す燃料ガス流路、酸化剤ガス流路及び冷却媒体流路と、前記燃料ガス、前記酸化剤ガス及び前記冷却媒体を積層方向に流通させる燃料ガス連通孔、酸化剤ガス連通孔及び冷却媒体連通孔とが形成される燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数(例えば、数十〜数百)の発電セルを積層することにより、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
上記の燃料電池には、セパレータの面内に、アノード側電極に対向して燃料ガスを流すための燃料ガス流路と、カソード側電極に対向して酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス流路とが設けられている。さらに、セパレータの周縁部には、前記セパレータの積層方向に貫通して、燃料ガス流路に連通する燃料ガス入口連通孔及び燃料ガス出口連通孔と、酸化剤ガス流路に連通する酸化剤ガス入口連通孔及び酸化剤ガス出口連通孔とが形成されている。また、セパレータ間には、電解質膜・電極構造体を冷却するための冷却媒体流路が設けられるとともに、前記セパレータの積層方向に貫通して、前記冷却媒体流路に連通する冷却媒体入口連通孔及び冷却媒体出口連通孔が形成されている。
この場合、燃料ガス、酸化剤ガス及び冷却媒体は、所望のシール性を維持する必要がある。このため、通常、セパレータには、シール部材が一体又は別体に設けられている。例えば、特許文献1に開示されている燃料電池は、図10に示すように、セパレータ1を備えている。
このセパレータ1には、燃料ガス入口マニホールド2aと燃料ガス出口マニホールド2bとが上下の一方の対角位置に対応して設けられるとともに、酸化剤ガス入口マニホールド3aと酸化剤ガス出口マニホールド3bとが、同様に、上下の他方の対角位置に対応して設けられている。燃料ガス側セパレータ1の左右には、冷却水入口マニホールド4aと冷却水出口マニホールド4bとが設けられている。
マニホールド1の酸化剤ガス側の面には、図示しないが、酸化剤ガス入口マニホールド3aと酸化剤ガス出口マニホールド3bとを連通する蛇行形状の酸化剤ガス流路溝が形成されている。一方、セパレータ1の冷却水側の面には、冷却水入口マニホールド4aと冷却水出口マニホールド4bとを連通する蛇行形状の冷却水流路溝5が形成されている。
セパレータ1の冷却水側の面には、ガスケットライン6が形成されるとともに、このガスケットライン6にガスケット7が配設されている。ガスケット7は、冷却水入口マニホールド4a及び冷却水出口マニホールド4bを冷却水流路溝5に連通するとともに、燃料ガス入口マニホールド2a、燃料ガス出口マニホールド2b、酸化剤ガス入口マニホールド3a及び酸化剤ガス出口マニホールド3bをシールする機能を有している。
特開2005−174875号公報
しかしながら、上記の特許文献1では、特に、燃料ガス入口マニホールド2a及び燃料ガス出口マニホールド2bが、ガスケット7を構成するシール部分7aにより遮蔽されているだけである。このため、燃料ガス入口マニホールド2a及び燃料ガス出口マニホールド2bを流れる燃料ガスが、シール部分7aを越えてセパレータ1の外部に漏れるという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、燃料ガス連通孔のシール部分からセパレータの外部に燃料ガスが漏れることを確実に阻止することが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両側に一対の電極を配設した電解質・電極構造体と、前記電解質・電極構造体を挟持する一対のセパレータとを備え、燃料ガス、酸化剤ガス及び冷却媒体をセパレータ面方向に流す燃料ガス流路、酸化剤ガス流路及び冷却媒体流路と、前記燃料ガス、前記酸化剤ガス及び前記冷却媒体を積層方向に流通させる燃料ガス連通孔、酸化剤ガス連通孔及び冷却媒体連通孔とが形成される燃料電池に関するものである。
そして、セパレータには、燃料ガス連通孔を周回する燃料ガス連通孔用シール部材が設けられるとともに、前記燃料ガス連通孔用シール部材の外方には、前記燃料ガス連通孔を略コの字状に周回して少なくとも酸化剤ガス連通孔又は冷却媒体連通孔のいずれかが配設されている。
また、セパレータは、矩形状を有するとともに、前記セパレータの互いに対向する一対の側部には、燃料ガス連通孔と、前記燃料ガス連通孔の外方に配置され、前記燃料ガス連通孔を略コの字状に周回する酸化剤ガス連通孔とが設けられる一方、前記セパレータの互いに対向する他の一対の側部には、冷却媒体連通孔が設けられることが好ましい。
さらに、セパレータは、矩形状を有するとともに、前記セパレータの互いに対向する一対の側部には、燃料ガス連通孔と、前記燃料ガス連通孔の外方に配置され、それぞれ略L字状を有し全体として前記燃料ガス連通孔を略コの字状に周回する酸化剤ガス連通孔及び冷却媒体連通孔とが設けられることが好ましい。
本発明によれば、燃料ガス連通孔を流れる燃料ガスが、燃料ガス連通孔用シール部材から漏れた際に、この燃料ガスは、前記燃料ガス連通孔を略コの字状に周回する酸化剤ガス連通孔及び/又は冷却媒体連通孔に排出される。このため、燃料ガス連通孔から漏れた燃料ガスが、セパレータの外部に漏れ出ることを確実に阻止することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池10の要部分解概略斜視図であり、図2は、前記燃料電池10の、図1中、II−II線断面図である。
燃料電池10は、電解質膜・電極構造体12と、前記電解質膜・電極構造体12を挟持する第1セパレータ(カソード側セパレータ)14及び第2セパレータ(アノード側セパレータ)16とを有する。第1セパレータ14及び第2セパレータ16は、例えば、カーボンセパレータで構成されている。なお、第1セパレータ14及び第2セパレータ16は、金属セパレータにより構成してもよい。
第1セパレータ14及び第2セパレータ16は、縦長形状を有するとともに、長辺が重力方向(矢印C方向)に向かい且つ短辺が水平方向(矢印B方向)に向かうように構成される。
燃料電池10の長辺方向の上端縁部(側部)には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔18aと、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔20aとが設けられる。酸化剤ガス供給連通孔18aは、略コの字状を有するとともに、燃料ガス供給連通孔20aは、前記酸化剤ガス供給連通孔18aの内方に配置される。換言すると、酸化剤ガス供給連通孔18aは、燃料ガス供給連通孔20aの外方を略コの字状に周回する。
燃料電池10の長辺方向の下端縁部(側部)には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔20bと、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔18bとが設けられる。酸化剤ガス排出連通孔18bは、略コの字状を有するとともに、燃料ガス排出連通孔20bの外方を略コの字状に周回する。
燃料電池10の短辺方向(矢印B方向)の一端縁部(側部)には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔22aが設けられるとともに、前記燃料電池10の短辺方向の他端縁部(側部)には、前記冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔22bが設けられる。
電解質膜・電極構造体12は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜24と、前記固体高分子電解質膜24を挟持するカソード側電極26及びアノード側電極28とを備える。電解質膜・電極構造体12は、後述する酸化剤ガス流路30及び燃料ガス流路32の形状に対応して多角形状、例えば、8角形状に設定される。
カソード側電極26及びアノード側電極28は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布して形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜24の両面に形成される。
第1セパレータ14の電解質膜・電極構造体12に向かう面14aには、酸化剤ガス供給連通孔18aと酸化剤ガス排出連通孔18bとを連通し、鉛直方向(矢印C方向)に延在する酸化剤ガス流路30が形成される。酸化剤ガス流路30の上端(上流)及び下端(下流)には、略三角形状の入口バッファ部32a及び出口バッファ部32bが設けられる。入口バッファ部32aの両傾斜部位の近傍には、複数の入口孔部34aが形成されるとともに、出口バッファ部32bの両傾斜部位の近傍には、複数の出口孔部34bが形成される。
第2セパレータ16の電解質膜・電極構造体12に向かう面16aには、図1及び図3に示すように、燃料ガス供給連通孔20aと燃料ガス排出連通孔20bとを連通する燃料ガス流路36が形成される。燃料ガス流路36の上端(上流)及び下端(下流)には、略三角形状の入口バッファ部38a及び出口バッファ部38bが設けられる。入口バッファ部38aと燃料ガス供給連通孔20aとの間には、複数の入口孔部40aが形成されるとともに、出口バッファ部32bと燃料ガス排出連通孔20bとの間には、複数の出口孔部40bが形成される。
第2セパレータ16の面16bと、第1セパレータ14の面14bとの間には、冷却媒体供給連通孔22aと冷却媒体排出連通孔22bとに連通する冷却媒体流路42が形成される(図1及び図4参照)。
第1セパレータ14の面14a、14bには、第1シール部材46が個別に(又は一体に)設けられる。第2セパレータ16の面16a、16bには、第2シール部材48が個別に(又は一体に)設けられる。第1及び第2シール部材46、48としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材が用いられる。
図1に示すように、第1シール部材46は、面14a側の外周縁部を周回するとともに、冷却媒体供給連通孔22a及び冷却媒体排出連通孔22bを周回する外側シール部46aと、燃料ガス供給連通孔20a及び燃料ガス排出連通孔20bを周回する燃料ガス連通孔用シール部材である燃料ガスシール部46bと、酸化剤ガス流路30、入口バッファ部32a、出口バッファ部32b、入口孔部34a及び出口孔部34bを周回する流路シール部46cとを有する。
図4に示すように、第1シール部材46は、面14b側の外周縁部を周回する外側シール部46dと、燃料ガス供給連通孔20a及び燃料ガス排出連通孔20bを周回する燃料ガスシール部46eと、冷却媒体流路42を冷却媒体供給連通孔22a及び冷却媒体排出連通孔22bに連通して周回する流路シール部46fとを有する。
図3に示すように、第2シール部材48は、面16a側の外周縁部を周回するとともに、冷却媒体供給連通孔22a及び冷却媒体排出連通孔22bを周回する外側シール部48aと、燃料ガス供給連通孔20a及び燃料ガス排出連通孔20bを周回する燃料ガスシール部48bと、燃料ガス流路36、入口バッファ部38a、出口バッファ部38b、入口孔部40a及び出口孔部40bを周回する流路シール部48cとを有する。
図1に示すように、第2シール部材48は、面16b側の外周縁部を周回する外側シール部48dと、燃料ガス供給連通孔20aと入口孔部40a及び燃料ガス排出連通孔20bと出口孔部40bとをそれぞれ周回する燃料ガスシール部48eと、冷却媒体流路42を冷却媒体供給連通孔22a及び冷却媒体排出連通孔22bに連通してこれらを周回する流路シール部48fとを有する。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、燃料電池10では、酸化剤ガス供給連通孔18aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給連通孔20aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体供給連通孔22aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。
酸化剤ガス供給連通孔18aに供給された酸化剤ガスは、図4に示すように、第1セパレータ14の面14b側で複数の入口孔部34aを通って面14a側に移動する。酸化剤ガスは、図1に示すように、入口孔部34aから入口バッファ部32aに導入された後、酸化剤ガス流路30に供給される。この酸化剤ガスは、電解質膜・電極構造体12のカソード側電極26に沿って鉛直下方向に移動する。
一方、燃料ガスは、図2に示すように、燃料ガス供給連通孔20aから第2セパレータ16の複数の入口孔部40aを通って面16a側に移動し、入口バッファ部38aから燃料ガス流路36に導入される。この燃料ガスは、電解質膜・電極構造体12のアノード側電極28に沿って鉛直下方向に移動する。
上記のように、各電解質膜・電極構造体12では、カソード側電極26に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極28に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極26に供給されて消費された酸化剤ガスは、複数の出口孔部34bを通って面14b側に移動し、酸化剤ガス排出連通孔18bに排出される(図1及び図4参照)。同様に、アノード側電極28に供給されて消費された燃料ガスは、複数の出口孔部40bを通って面16b側に移動した後、燃料ガス排出連通孔20bに排出される(図1及び図3参照)。
また、冷却媒体は、図1に示すように、冷却媒体供給連通孔22aから第1及び第2セパレータ14、16間の冷却媒体流路42に導入される。冷却媒体は、矢印B方向(水平方向)に沿って流動し、電解質膜・電極構造体12を冷却した後、冷却媒体排出連通孔22bに排出される。
この場合、第1の実施形態では、例えば、図3に示すように、第2セパレータ16の面16aには、燃料ガス供給連通孔20a及び燃料ガス排出連通孔20bを周回する燃料ガスシール部48bが設けられるとともに、前記燃料ガスシール部48bの外方には、前記燃料ガス供給連通孔20a及び前記燃料ガス排出連通孔20bを略コの字状に周回する酸化剤ガス供給連通孔18a及び酸化剤ガス排出連通孔18bが配設される。
このため、燃料ガス供給連通孔20a及び燃料ガス排出連通孔20bを流れる燃料ガスが燃料ガスシール部48bから漏れた際に、この漏れた燃料ガスは、燃料ガスシール部48bを略コの字状に周回している酸化剤ガス供給連通孔18a及び酸化剤ガス排出連通孔18bに良好に排出される。
これにより、燃料ガス供給連通孔20a及び燃料ガス排出連通孔20bから漏れた燃料ガスが、第1セパレータ14の外部、すなわち、燃料電池10の外部に漏れ出ることを確実に阻止することができるという効果が得られる。
また、第1セパレータ14の面14a側及び14b側の他、第2セパレータ16の面16b側においても、上記の面16a側と同様に、燃料ガス供給連通孔20a及び燃料ガス排出連通孔20bから燃料電池10の外部に燃料ガスが漏れ出ることを確実に阻止することが可能になる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池60の要部分解概略斜視図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池60は、第1セパレータ14、第1電解質膜・電極構造体12a、中間セパレータ62、第2電解質膜・電極構造体12b及び第2セパレータ16を有し、これらが矢印A方向に積層される。
中間セパレータ62は、第1電解質膜・電極構造体12aに向かう面62aに燃料ガス流路36が形成される(図6参照)。中間セパレータ62の第2電解質膜・電極構造体12bに対向する面62bには、酸化剤ガス流路30が形成される(図5参照)。中間セパレータ62には、燃料ガスを積層方向に通過させるための複数の入口孔部40a及び出口孔部40bと、酸化剤ガスを積層方向に通過させるための複数の入口孔部34a及び出口孔部34bとが形成される。中間セパレータ62の面62a、62bには、第3シール部材64が設けられる。
図6に示すように、第3シール部材64は、面62a側の外周端縁部を周回するとともに、冷却媒体供給連通孔22a及び冷却媒体排出連通孔22bを周回する外側シール部64aと、燃料ガス供給連通孔20a及び燃料ガス排出連通孔20bを周回する燃料ガスシール部64bと、燃料ガス流路36、入口バッファ部38a、出口バッファ部38b、入口孔部40a及び出口孔部40bを周回する流路シール部64cとを有する。
図5に示すように、第3シール部材64は、面62b側の外周端縁部を周回し、且つ冷却媒体供給連通孔22a及び冷却媒体排出連通孔22bを周回する外側シール部64dと、燃料ガス供給連通孔20a及び燃料ガス排出連通孔20bを周回する燃料ガスシール部64eと、酸化剤ガス流路30、入口バッファ部32a、出口バッファ部32b、入口孔部34a及び出口孔部34bを周回する流路シール部64fとを有する。
このように構成される第2の実施形態では、第1セパレータ14、第2セパレータ16及び中間セパレータ62において、燃料ガス供給連通孔20aや燃料ガス排出連通孔20bから燃料ガスが漏れると、この漏れた燃料ガスは、前記燃料ガス供給連通孔20a及び前記燃料ガス排出連通孔20bを略コの字状に周回する酸化剤ガス供給連通孔18a及び酸化剤ガス排出連通孔18bに排出される。
これにより、燃料ガスが燃料電池60の外部に漏れ出ることを確実に阻止することができる等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池80の要部分解概略斜視図である。 燃料電池80は、電解質膜・電極構造体12を第1セパレータ82及び第2セパレータ84で挟持して構成される。
燃料電池80の長辺方向の上端縁部には、燃料ガス供給連通孔20aの外方に位置して、それぞれ略L字状を有する酸化剤ガス供給連通孔18a及び冷却媒体供給連通孔22aが設けられる。酸化剤ガス供給連通孔18a及び冷却媒体供給連通孔22aは、全体として燃料ガス供給連通孔20aの外方を略コの字状に周回して配置される。
燃料電池80の長辺方向の下端縁部には、燃料ガス排出連通孔20bの外方に位置し、それぞれ略L字状を有する酸化剤ガス排出連通孔18b及び冷却媒体排出連通孔22bが設けられる。酸化剤ガス排出連通孔18b及び冷却媒体排出連通孔22bは、全体として燃料ガス排出連通孔20bの外方を略コの字状に周回して配置される。
第1セパレータ82の面82a、82bには、第1シール部材86が設けられるとともに、第2セパレータ84の面84a、84bには、第2シール部材88が設けられる。
第1シール部材86は、面82a側の外周部を周回する外側シール部86aと、燃料ガス供給連通孔20a及び燃料ガス排出連通孔20bを周回する燃料ガスシール部86bと、酸化剤ガス流路30、入口バッファ部32a、出口バッファ部32b、入口孔部34a及び出口孔部34bを周回する流路シール部86cとを有する。
図8に示すように、第1シール部材86は、面82b側の外周縁部を周回する外側シール部86dと、燃料ガス供給連通孔20a及び燃料ガス排出連通孔20bを周回する燃料ガスシール部86eと、冷却媒体流路42と冷却媒体供給連通孔22a及び冷却媒体排出連通孔22bを連通してこれらを周回する流路シール部86fとを有する。
図9に示すように、第2シール部材88は、面84a側の外周縁部を周回する外側シール部88aと、燃料ガス供給連通孔20a及び燃料ガス排出連通孔20bを周回する燃料ガスシール部88bと、燃料ガス流路36、入口バッファ部38a、出口バッファ部38b、入口孔部40a及び出口孔部40bを周回する流路シール部88cとを有する。
図7に示すように、第2シール部材88は、面84b側の外周縁部を周回する外側シール部88dと、燃料ガス供給連通孔20a及び入口孔部40aと燃料ガス排出連通孔20b及び出口孔部40bとをそれぞれ周回する燃料ガスシール部88eと、冷却媒体流路42を冷却媒体供給連通孔22a及び冷却媒体排出連通孔22bに連通してこれらを周回する流路シール部88fとを有する。
このように構成される燃料電池80では、燃料ガス供給連通孔20aの内方にそれぞれ略L字状を有する酸化剤ガス供給連通孔18a及び冷却媒体供給連通孔22aが配置されている。すなわち、酸化剤ガス供給連通孔18a及び冷却媒体供給連通孔22aは、全体として燃料ガス供給連通孔20aを略コの字状に周回して配置されている。このため、燃料ガス供給連通孔20aから燃料ガスシール部86eを越えて燃料ガスの漏れが発生しても、この漏れた燃料ガスは、酸化剤ガス供給連通孔18a及び/又は冷却媒体供給連通孔22aに排出される。
一方、燃料ガス排出連通孔20b側も同様に、略L字状を有する酸化剤ガス排出連通孔18b及び冷却媒体排出連通孔22bは、全体として前記燃料ガス排出連通孔20bを略コの字状に周回して配置されている。従って、燃料ガス排出連通孔20bから燃料ガスシール部86eを通って燃料ガスの漏れが発生しても、この漏れた燃料ガスは、酸化剤ガス排出連通孔18b及び/又は冷却媒体排出連通孔22bに排出される。
これにより、燃料ガス供給連通孔20a及び燃料ガス排出連通孔20bから漏れた燃料ガスは、燃料電池80の外部に漏れ出すことがなく、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池の要部分解概略斜視図である。 前記燃料電池の、図1中、II−II線断面図である。 前記燃料電池を構成する第1セパレータの一方の面の説明図である。 前記第1セパレータの他方の面の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池の要部分解概略斜視図である。 前記燃料電池を構成する中間セパレータの正面説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池の要部分解概略斜視図である。 前記燃料電池を構成する第1セパレータの正面説明図である。 前記燃料電池を構成する第2セパレータの正面説明図である。 特許文献1に係る燃料電池の説明図である。
符号の説明
10、60、80…燃料電池 12…電解質膜・電極構造体
14、16、82、84…セパレータ 18a…酸化剤ガス供給連通孔
18b…酸化剤ガス排出連通孔 20a…燃料ガス供給連通孔
20b…燃料ガス排出連通孔 22a…冷却媒体供給連通孔
22b…冷却媒体排出連通孔 24…固体高分子電解質膜
26…カソード側電極 28…アノード側電極
30…酸化剤ガス流路 32a、38a…入口バッファ部
32b、38b…出口バッファ部 34a、40a…入口孔部
34b、40b…出口孔部 36…燃料ガス流路
42…冷却媒体流路
46、48、64、86、88…シール部材
46a、46d、48a、48d、64a、64d、86a、86d、88a、88d…外側シール部
46b、46e、48b、48e、64b、64e、86b、86e、88b、88e…燃料ガスシール部
46c、46f、48c、48f、64c、64f、86c、86f、88c、88f…流路シール部
62…中間セパレータ

Claims (3)

  1. 電解質の両側に一対の電極を配設した電解質・電極構造体と、前記電解質・電極構造体を挟持する一対のセパレータとを備え、燃料ガス、酸化剤ガス及び冷却媒体をセパレータ面方向に流す燃料ガス流路、酸化剤ガス流路及び冷却媒体流路と、前記燃料ガス、前記酸化剤ガス及び前記冷却媒体を積層方向に流通させる燃料ガス連通孔、酸化剤ガス連通孔及び冷却媒体連通孔とが形成される燃料電池であって、
    前記セパレータには、前記燃料ガス連通孔を周回する燃料ガス連通孔用シール部材が設けられるとともに、
    前記燃料ガス連通孔用シール部材の外方には、前記燃料ガス連通孔を略コの字状に周回して少なくとも前記酸化剤ガス連通孔又は前記冷却媒体連通孔のいずれかが配設されることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記セパレータは、矩形状を有するとともに、
    前記セパレータの互いに対向する一対の側部には、前記燃料ガス連通孔と、
    前記燃料ガス連通孔の外方に配置され、前記燃料ガス連通孔を略コの字状に周回する前記酸化剤ガス連通孔と、
    が設けられる一方、
    前記セパレータの互いに対向する他の一対の側部には、前記冷却媒体連通孔が設けられることを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項1記載の燃料電池において、前記セパレータは、矩形状を有するとともに、
    前記セパレータの互いに対向する一対の側部には、前記燃料ガス連通孔と、
    前記燃料ガス連通孔の外方に配置され、それぞれ略L字状を有し全体として前記燃料ガス連通孔を略コの字状に周回する前記酸化剤ガス連通孔及び前記冷却媒体連通孔と、
    が設けられることを特徴とする燃料電池。
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