JP2006120376A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、反応ガスのショートカットを確実に阻止することができ、所望の発電性能を確保することを可能にする。
【解決手段】発電セル10は、電解質膜・電極構造体12を構成するアノード側電極26の外方に位置して固体高分子電解質膜24に直接接触するアノード側シール部材42と、前記電解質膜・電極構造体12の外方に位置するカソード側シール部材48とを備える。アノード側シール部材42とカソード側シール部材48との間に間隙50が形成され、前記アノード側シール部材42には、前記間隙50側に突出する第1リブ部52が一体成形される一方、前記カソード側シール部材48には、前記間隙50に突出し、且つ前記第1リブ部52と千鳥状に配設される第2リブ部54が一体成形される。
【選択図】図5

Description

本発明は、電解質膜の両側に第1電極と該第1電極よりも大きな表面積を有する第2電極とを配設した電解質膜・電極構造体を備え、前記電解質膜・電極構造体を第1及び第2セパレータ間に配設する燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を対設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
この燃料電池において、アノード側電極には、燃料ガス、例えば、主に水素を含有するガス(以下、水素含有ガスともいう)が供給される一方、カソード側電極には、酸化剤ガス、例えば、主に酸素を含有するガスあるいは空気(以下、酸素含有ガスともいう)が供給されている。アノード側電極に供給された燃料ガスは、電極触媒上で水素がイオン化され、電解質膜を介してカソード側電極側へと移動する。その間に生じた電子は外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。
上記の発電セルでは、燃料ガス及び酸化剤ガスを気密に保持するために、種々のシール構造が採用されている。例えば、特許文献1には、電解質膜・電極構造体とセパレータとのシール性を向上させることが可能な燃料電池が開示されている。
この燃料電池は、図8に示すように、電解質膜・電極構造体1が第1及び第2セパレータ2a、2bにより挟持された発電セルを備えている。電解質膜・電極構造体1は、固体高分子電解質膜3と、この固体高分子電解質膜3を挟持するアノード側電極4a及びカソード側電極4bとを備えており、前記アノード側電極4aが前記カソード側電極4bよりも大きな表面積に設定されている。すなわち、電解質膜・電極構造体1は、いわゆる、段差MEAを構成している。
第2セパレータ2bの内面側には、カソード側電極4bを囲むようにして固体高分子電解質膜3に密接する第1シール5aが取り付けられている。さらに、第1及び第2セパレータ2a、2b間には、第1シール5aを囲むようにして第2シール5bが取り付けられている。
特開2002−25587号公報(図7)
ところで、上記の特許文献1では、第1及び第2シール5a、5b間に形成される隙間6に、反応ガスが洩れてしまい、この反応ガスが反応ガス流路(図示せず)に沿って流れずにカソード側電極4bの外周部分を通過してしまうおそれがある。いわゆる、ショートカットの発生である。これにより、反応ガスを電極反応面に確実に供給することができず、良好な発電性能が維持されないという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な構成で、反応ガスの洩れを確実に阻止することができ、所望の発電性能を確保することが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質膜の両側に第1電極と該第1電極よりも大きな表面積を有する第2電極とを配設した電解質膜・電極構造体を備え、前記電解質膜・電極構造体が第1及び第2セパレータ間に配設される燃料電池である。
第1セパレータには、第1電極の外方に位置して電解質膜・電極構造体に接触する第1シール部材が設けられるとともに、第2セパレータには、前記電解質膜・電極構造体の外方に位置して前記第1セパレータに接触する第2シール部材が設けられ、前記第1シール部材と前記第2シール部材とには、互いに千鳥状に配設される第1リブ部と第2リブ部とが一体的に形成されている。
また、第1シール部材又は第2シール部材には、第2リブ部又は第1リブ部に対向する第3リブ部が一体的に形成されることが好ましい。これにより、第1シール部材と第2シール部材との間隙を可及的に狭小にすることができ、ショートカットの発生を一層確実に阻止することが可能になる。
本発明によれば、第1及び第2シール部材には、互いに千鳥状に配設される第1及び第2リブ部が一体的に形成されるため、前記第1及び第2シール部材間の隙間を通って反応ガスがショートカットすることを有効に阻止することができる。これにより、発電に利用されない反応ガスを良好に削減することが可能になり、簡単な構成で、効率的且つ経済的な発電が確実に遂行される。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池を構成する発電セル10の要部分解斜視説明図であり、図2は、前記発電セル10の、図1中、II−II線断面説明図であり、図3は、前記発電セル10の、図1中、III−III線断面図である。
図1に示すように、発電セル10は、電解質膜・電極構造体12をアノード側金属セパレータ(第1セパレータ)14とカソード側金属セパレータ(第2セパレータ)16とで挟持して構成される。アノード側金属セパレータ14及びカソード側金属セパレータ16は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成されている。
発電セル10の長辺方向(図1中、矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔18aと、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔20bとが設けられる。
発電セル10の長辺方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔20aと、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔18bとが設けられる。
発電セル10の上端縁部には、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔22a、22aが設けられるとともに、前記発電セル10の下端縁部には、冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔22b、22bが設けられる。
電解質膜・電極構造体12は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜24と、前記固体高分子電解質膜24を挟持するアノード側電極(第1電極)26及びカソード側電極(第2電極)28とを備える。アノード側電極26は、カソード側電極28よりも小さな表面積を有している(図1〜図3参照)。
アノード側電極26及びカソード側電極28は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜24の両面に形成される。
アノード側金属セパレータ14の電解質膜・電極構造体12に向かう面14aには、燃料ガス入口連通孔20aと燃料ガス出口連通孔20bとに連通する燃料ガス流路30が形成される。この燃料ガス流路30は、例えば、矢印B方向に延在する複数の溝部により構成される。
図4に示すように、アノード側金属セパレータ14の面14bには、冷却媒体入口連通孔22aと冷却媒体出口連通孔22bとに連通する冷却媒体流路32が形成される。この冷却媒体流路32は、矢印C方向に延在する複数の溝部により構成される。
図1に示すように、カソード側金属セパレータ16の電解質膜・電極構造体12に向かう面16aには、矢印B方向に延在する複数の溝部からなる酸化剤ガス流路34が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路34は、酸化剤ガス入口連通孔18aと酸化剤ガス出口連通孔18bとに連通する。
図1及び図4に示すように、アノード側金属セパレータ14の面14a、14bには、このアノード側金属セパレータ14の外周端縁部を周回して、第1弾性シール40が一体化される。第1弾性シール40には、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材が用いられる。
第1弾性シール40は、アノード側金属セパレータ14の面14aに一体化されるアノード側シール部材(第1シール部材)42と、面14bに一体化される冷却媒体側シール部材44とを備える。アノード側シール部材42及び冷却媒体側シール部材44は、先端先細り形状、台形状又は蒲鉾形状等、種々の断面形状が選択可能である。アノード側金属セパレータ14には、燃料ガス入口連通孔20a及び燃料ガス出口連通孔20bに近接して複数の供給孔部45a及び排出孔部45bが貫通形成される。
図2、図3及び図5に示すように、アノード側シール部材42は、電解質膜・電極構造体12を構成するアノード側電極26の外方に位置して固体高分子電解質膜24に直接接触する。冷却媒体側シール部材44は、図4に示すように、冷却媒体入口連通孔22aと冷却媒体出口連通孔22bとを冷却媒体流路32に連通するとともに、前記冷却媒体流路32から酸化剤ガス入口連通孔18a、燃料ガス出口連通孔20b、燃料ガス入口連通孔20a及び酸化剤ガス出口連通孔18bを遮蔽する。
図1に示すように、カソード側金属セパレータ16の面16a、16bには、このカソード側金属セパレータ16の外周端縁部を周回して、第2弾性シール46が一体化される。第2弾性シール46は、カソード側金属セパレータ16の面16aに一体化されるカソード側シール部材(第2シール部材)48を備える。このカソード側シール部材48は、アノード側シール部材42と同様に構成される。
図1〜図3に示すように、カソード側シール部材48は、電解質膜・電極構造体12の外方に位置してアノード側金属セパレータ14の面14aに直接接触とともに、酸化剤ガス入口連通孔18a及び酸化剤ガス出口連通孔18bを酸化剤ガス流路34に連通する。
図5に示すように、発電セル10では、電解質膜・電極構造体12をアノード側金属セパレータ14とカソード側金属セパレータ16とにより挟持する際、アノード側シール部材42とカソード側シール部材48との間には、酸化剤ガス入口連通孔18aと酸化剤ガス出口連通孔18bとに連通する間隙50が形成される。
アノード側シール部材42には、カソード側シール部材48に向かって該カソード側シール部材48に干渉しない位置まで突出する複数の第1リブ部52が一体成形される(図3及び図5参照)。カソード側シール部材48には、アノード側シール部材42に向い且つ電解質膜・電極構造体12の外周部に干渉しない位置まで延在する複数の第2リブ部54が一体成形される(図2及び図5参照)。
実際上、圧縮公差や組立公差によって、カソード側シール部材48が第1リブ部52により倒されたり、第2リブ部54が電解質膜・電極構造体12により倒されたりすることを阻止するために、それぞれ隙間を設ける必要がある。そして、上記「干渉しない位置まで突出する」及び「干渉しない位置まで延在する」とは、この隙間を設けることをいう。
第1リブ部52と第2リブ部54とは、互いに千鳥状に配設される。アノード側シール部材42には、第2リブ部54に対向し且つ該第2リブ部54に向かって突出する複数の第3リブ部56が一体成形される(図2及び図5参照)。
このように構成される発電セル10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔18aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔20aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔22aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔18aからカソード側金属セパレータ16の酸化剤ガス流路34に導入され、矢印B方向に移動して電解質膜・電極構造体12のカソード側電極28に供給される。一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔20aから供給孔部45aを通ってアノード側金属セパレータ14の燃料ガス流路30に導入される。燃料ガスは、燃料ガス流路30に沿って矢印B方向に移動し、電解質膜・電極構造体12のアノード側電極26に供給される。
従って、各電解質膜・電極構造体12では、カソード側電極28に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極26に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、カソード側電極28に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔18bに沿って矢印A方向に排出される。同様に、アノード側電極26に供給されて消費された燃料ガスは、排出孔部45bを通り燃料ガス出口連通孔20bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体入口連通孔22aに供給された冷却媒体は、アノード側金属セパレータ14の冷却媒体流路32に導入された後、矢印C方向に流通する(図4参照)。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体12を冷却した後、冷却媒体出口連通孔22bから排出される(図1参照)。
この場合、第1の実施形態では、図2、図3及び図5に示すように、電解質膜・電極構造体12の固体高分子電解質膜24に直接接触するアノード側シール部材42と、前記電解質膜・電極構造体12の外方を周回してアノード側金属セパレータ14に直接接触するカソード側シール部材48とを設けている。そして、アノード側シール部材42とカソード側シール部材48とには、互いに千鳥状に配設される第1リブ部52と第2リブ部54とが一体的に形成されている。
このため、アノード側シール部材42とカソード側シール部材48との間隙50には、第1リブ部52と第2リブ部54とが千鳥状に突出している。従って、酸化剤ガスや燃料ガス等の反応ガスが、間隙50を通ってショートカットすることを有効に阻止することができる。これにより、発電に利用されない反応ガスを良好に削減することが可能になり、簡単な構成で、経済的且つ効率的な発電が確実に遂行されるという効果が得られる。
また、第1の実施形態では、アノード側シール部材42には、カソード側シール部材48の第2リブ部54に対向して第3リブ部56が一体成形されている。従って、第2及び第3リブ部54、56間を可及的に狭小にすることができ、反応ガスのショートカットの発生を一層確実に阻止することが可能になる。
なお、第1の実施形態では、アノード側シール部材42に第1及び第3リブ部52、56を設ける一方、カソード側シール部材48に第2リブ部54を設けているが、これに限定されるものではない。例えば、カソード側シール部材48に第1及び第3リブ部52、56を設ける一方、アノード側シール部材42に第2リブ部54を設けてもよい。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池を構成する発電セル60の要部拡大説明図である。なお、第1の実施形態に係る発電セル10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
発電セル60は、アノード側シール部材(第1シール部材)62と、カソード側シール部材(第2シール部材)64とを備える。アノード側シール部材62とカソード側シール部材64との間には、間隙66が設けられ、前記アノード側シール部材62には、前記間隙66に突出して略L字状に屈曲する第1リブ部68が複数一体成形される。カソード側シール部材64には、間隙66に突出し略L字状に屈曲する第2リブ部69が複数一体成形される。第1リブ部68と第2リブ部69とは、互いの先端部が近接する方向に延在しており、間隙66内には、迷路状に複雑に屈曲する仕切部位が構成されている。
このように構成される第2の実施形態では、間隙66内に複雑に屈曲するの仕切部位が用いられている。これにより、間隙66を介して反応ガスにショートカットが惹起されることを確実に阻止することができる等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池を構成する発電セル70の要部分解断面図である。
発電セル70は、アノード側シール部材72及びカソード側シール部材74を備えるとともに、前記アノード側シール部材72には、第1リブ部76が一体成形される一方、前記カソード側シール部材74には、第2リブ部78が一体成形される。第1リブ部76と第2リブ部78とは、互いに対向して配設され、前記第1リブ部76と前記第2リブ部78とは、それぞれのテーパ面76a、76bで部分的に接触する。
従って、第3の実施形態では、アノード側金属セパレータ14とカソード側金属セパレータ16とにより電解質膜・電極構造体12を挟持して発電セル70が組み付けられる際、第1リブ部76と第2リブ部78とは、テーパ面76a、76bで部分的に接触する。これにより、反応ガスのショートカットを確実に阻止することができるとともに、アノード側シール部材72とカソード側シール部材74とには、必要以上の接触圧力が発生することがなく、変形や不要な応力の発生を良好に防止することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池を構成する発電セルの要部分解斜視説明図である。 前記発電セルの、図1中、II−II線断面説明図である。 前記発電セルの、図1中、III−III線断面説明図である。 前記発電セルを構成するアノード側金属セパレータの正面説明図である。 前記発電セルを構成するアノード側シール部材とカソード側シール部材の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池を構成する発電セルの要部拡大説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池を構成する発電セルの要部分解断面図である。 特許文献1に開示されたシール構造の説明図である。
符号の説明
10、60、70…発電セル 12…電解質膜・電極構造体
14…アノード側金属セパレータ 16…カソード側金属セパレータ
18a…酸化剤ガス入口連通孔 18b…酸化剤ガス出口連通孔
20a…燃料ガス入口連通孔 20b…燃料ガス出口連通孔
22a…冷却媒体入口連通孔 22b…冷却媒体出口連通孔
24…固体高分子電解質膜 26…アノード側電極
28…カソード側電極 30…燃料ガス流路
32…冷却媒体流路 34…酸化剤ガス流路
40、46…弾性シール 42、62、72…アノード側シール部材
44…冷却媒体側シール部材 48、64、74…カソード側シール部材
50、66…間隙
52、54、56、68、69、76、78…リブ部

Claims (2)

  1. 電解質膜の両側に第1電極と該第1電極よりも大きな表面積を有する第2電極とを配設した電解質膜・電極構造体を備え、前記電解質膜・電極構造体が第1及び第2セパレータ間に配設される燃料電池であって、
    前記第1セパレータには、前記第1電極の外方に位置して前記電解質膜・電極構造体に接触する第1シール部材が設けられるとともに、
    前記第2セパレータには、前記電解質膜・電極構造体の外方に位置して前記第1セパレータに接触する第2シール部材が設けられ、
    前記第1シール部材と前記第2シール部材とには、互いに千鳥状に配設される第1リブ部と第2リブ部とが一体的に形成されることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記第1シール部材又は前記第2シール部材には、前記第2リブ部又は前記第1リブ部に対向する第3リブ部が一体的に形成されることを特徴とする燃料電池。

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