JP2008292411A - 試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スターリング冷凍機を使用した試験装置を改良し、高温状態から低温状態に変化させる際に異音や振動が生じることのない試験装置の開発を課題とする。
【解決手段】試験槽2の内部に載置台6、冷却チューブ(補助冷却装置)7及び加熱板8が設置されている。載置台6は、背面側にシリンダー装入筒部11が設けられている。載置台6が高温状態であって、載置台の温度を低下すべくスターリング冷凍機3の運転を開始する際に、冷却チューブ(補助冷却装置)7を起動し、スターリング冷凍機3の冷却能力を補助する。載置台6の温度が室温に近い状況まで下がったことを条件として補助冷却装置7を停止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子部品その他の被試験物を所定の環境下に置いて試験を行う試験装置に関するものであり、特に被試験物の温度を昇降させて耐久性等を試験する温度サイクル試験装置として好適なものである。
電子部品や工業材料の耐久性を試験する試験装置として温度サイクル試験装置が知られている。
温度サイクル試験装置は、激しく温度変化する環境を人工的に作り、被試験物をこの環境下において熱ストレスを与え、被試験物の変化を観察するものである。
温度サイクル試験装置は、前記した様に高温の環境と低温の環境を作るものであるから低温を得るための冷凍機を備えている。通常の温度サイクル試験装置が搭載する冷凍機は、例えば特許文献1に開示された様な相変化する冷媒を使用したものである。
すなわち温度サイクル試験装置で採用される冷凍機は、圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器を備え、冷媒を圧縮機で圧縮し、凝縮器で放熱して液化し、膨張弁から放出した後に蒸発器内で気化させて冷熱を得るものである。
特許文献1に開示された温度サイクル試験装置は、断熱材で覆われた試験槽を有し、この試験槽内の温度を冷凍機やヒータで調整するものである。すなわち特許文献1に開示された温度サイクル試験装置では、冷凍機等で温度調節した空気を試験槽内に通風し、試験槽内の環境温度を変化させる。
これに対して特許文献2には、スターリング冷凍機を採用した温度サイクル試験装置が開示されている。
特許文献2に開示された温度サイクル試験装置では、クランク−コネクティングロッド方式を採用したスターリング冷凍機が使用されている。
特開2007−81022号公報 特開2002−147767号公報
ところで、近年、電子機器の小型化が著しい。そのため近年では、非常に小さな電子部品を被試験物として試験を行う必要がある。
ところが、例えば特許文献1に開示された様な試験槽内の温度を調節する形式の試験装置では、試験槽内に冷風や温風が通風されるため、試験槽内の空気が移動する。そのため被試験物たる電子部品が飛散したり、その衝撃で破損してしまうことがある。
また特許文献1に開示された試験装置は、通常の冷凍サイクルを採用した冷凍機を使用するため、振動が大きく、その振動によって電子部品が動く場合がある。
さらには特許文献1に開示された試験装置は、通常の冷凍サイクルを採用した冷凍機を使用するため、冷凍機の外形形状が大きいという不満がある。すなわち被試験物たる電子機器は、1mm四方以下という様な非常に小さいものである場合も少なくない。これに対して冷凍機は、前記した様に少なくとも圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器を備える必要があり、小型化には限界がある。そのため被試験物の大きさに比べて試験装置があまりにも大きく、違和感をおぼえるものであった。
これに対して特許文献2に開示された温度サイクル試験装置は、スターリング冷凍機を採用しており、振動が少なく電子部品の温度サイクル試験を行うのに適している。また冷凍機の小型化も可能であるため、全体形状の小型化も可能である。
しかしながら、特許文献2に開示された温度サイクル試験装置は、被試験物を高温状態から低温状態に変化させる際に、異音や振動が生じる場合があり、甚だしい場合には冷凍機が停止してしまって試験の続行が不能となる場合がある。
特許文献2に開示された温度サイクル試験装置は、クランク−コネクティングロッド方式を採用したスターリング冷凍機を採用しているが、フリーピストン形のスターリング冷凍機を使用しても同様の現象が起こる。すなわち本発明者らは、フリーピストン形のスターリング冷凍機を搭載した試験装置を試作して実験を行ったが同様の問題点があった。
フリーピストン形のスターリング冷凍機を搭載した温度サイクル試験装置においても、被試験物を高温状態から低温状態に変化させる際に、異音や振動が生じる場合があり、甚だしい場合には冷凍機が停止してしまって試験の続行が不能となる場合があった。
異音や振動が生じる原因は不明であるが、過負荷又はディスプレーサの移動タイミングがずれるためであろうと予想される。
すなわちスターリング冷凍機は、冷熱発生部と高熱発生部に温度差を設けると、自身がエンジンとして動作する性質を持つ。そのため被試験物を高温状態から低温状態に変化させる際には、スターリング冷凍機自身がエンジンとして動作し得る状況にあり、ピストンがエンジンとして動作する方向と反対方向に強制的に動作させるために異音や振動が生じるのではないかと予想される。
またフリーピストン形のスターリング冷凍機を採用する場合には、パワーピストンとディスプレーサが適切な位相差を維持することができなくなり、異音や振動が生じるのではないかと予想される。
そこで本発明は、スターリング冷凍機を使用した試験装置を改良し、高温状態から低温状態に変化させる際に異音や振動が生じることのない試験装置の開発を課題とするものである。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、被試験物の温度を昇降させて所定の試験を行う試験装置において、内部に充填された気体を膨張させて冷熱を得る膨張シリンダーを備えたスターリング冷凍機と、被試験物を載置する載置台と、補助冷却装置とを備え、載置台は前記膨張シリンダと直接的或いは他の部材を介して接し、前記補助冷却装置は載置台又は前記膨張シリンダを冷却することが可能であることを特徴とする試験装置である。
本発明の試験装置は、補助冷却装置を備え、この補助冷却装置で載置台又は前記膨張シリンダを冷却する。そのため膨張シリンダが冷まされ、スターリング冷凍機が正常に動作し得る状況となる。
請求項2に記載の発明は、補助冷却装置は送風機又はポンプを有することを特徴とする請求項1に記載の試験装置である。
請求項3に記載の発明は、載置台又は膨張シリンダーの温度が一定の条件となっている状況から載置台の温度を低下させる際に補助冷却装置を動作させることを特徴とする請求項1又は2に記載の試験装置である。
また請求項4に記載の発明は、載置台又は膨張シリンダーの温度と、スターリング冷凍機の放熱部の温度を比較し、両者の温度差が所定の条件を満足している状況から載置台の温度を低下させる際に補助冷却装置を動作させることを特徴とする請求項1又は2に記載の試験装置である。
請求項3,4に記載の試験装置では、異音や振動が発生し得る状況の時のみに補助冷却装置を動作させることができる。
請求項5に記載の発明は、ヒータを備え、ヒータによって被試験物を加熱することができることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の試験装置である。
本発明の試験装置では、被試験物の加熱にヒータを使用する。そのためスターリング冷凍機に掛かる負担が軽減される。
すなわちスターリング冷凍機はモータの回転方向を逆転する等の方法によって昇温部位と温度低下部位とを入れ換えることができる。そのためスターリング冷凍機単独で被試験物の温度を高温から低温にいたるまで変化させることもできる。しかしながらスターリング冷凍機単独で被試験物の温度を高温から低温にいたるまで変化させると、スターリング冷凍機に掛かる負担が大きすぎ、至る所に不具合が生じる。例えばスターリング冷凍機のハウジングが高温に耐えられず、変形してしまうという様な不具合が生じる。
そこで本発明では、被試験物を昇温する際にはヒータを使用することとした。
本発明の試験装置では、補助冷却装置で載置台又は前記膨張シリンダを冷却するので、スターリング冷凍機を常に正常に動作させることができ、所望の試験を長時間に渡って続けることができる。
以下さらに本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態の温度サイクル試験装置の概念図である。図2は、図1の温度サイクル試験装置の試験槽の断面図である。図3は、載置台及び補助冷却装置の斜視図である。
本実施形態の温度サイクル試験装置1は、試験槽2とスターリング冷凍機3及び制御装置5によって構成されている。
試験槽2は、公知の恒温恒湿槽と同様に断熱性を有する壁面で囲まれた空間であり、その内部に載置台6、冷却チューブ(補助冷却装置)7及び加熱板8が設置されている。
載置台6は、熱伝導性に優れた素材によって作られたものであり、図3の様な円板状の載置部10を備え、その背面側にシリンダー装入筒部11が設けられている。
シリンダー装入筒部11には、後記する様にスターリング冷凍機3の膨張シリンダー26が挿入されている。
載置台6には冷却側温度センサー12が設けられている。
冷却チューブ(補助冷却装置)7は、載置台6のシリンダー装入筒部11の周囲を取り巻く位置に設けられている。また試験槽2の外部にポンプ9が設置されており、冷却チューブ7とポンプ9との間で循環流路が形成されている。
そしてポンプ9によって冷却チューブ7に冷却水が循環され、載置台6のシリンダー装入筒部11を冷却することができる。
加熱板8は、図2の様に電気ヒータ13が内蔵された板であり、図示しないクランプ装置を備え、被試験物45を挟んで載置台6に押しつけられる。
加熱板8には加熱側温度センサー16が設けられており、加熱板8の温度は温度センサー16によって検知される。
他に被試験物の温度を検知するセンサー(図示せず)が設けられている。
スターリング冷凍機3は、フリーピストン形のスターリング冷凍機であり、シリンダー18と、デイスプレーサ20及びパワーピストン21によって構成されている。
シリンダー18は、熱伝導性に優れた素材によって作られたものであり、密閉状態であって内部にヘリウム等の液化しにくいガスが充填されている。
デイスプレーサ20は、シリンダー18内に摺動可能に挿入されている。デイスプレーサ20は、内部に蓄冷器23が内蔵されており、デイスプレーサ20の前後は内部の蓄冷器23を介して通気可能である。
パワーピストン21は、その周囲に設けられた電磁石22によって図面上下方向に移動する。すなわちパワーピストン21はリニアモータであり、それ自体が軸方向に移動する。
本実施形態では、シリンダー18の先端側が膨張シリンダー26として機能し、シリンダー18の基端側が放熱部27として機能する。放熱部27には放熱側温度センサー30が設けられている。
スターリング冷凍機3の、シリンダー18の先端部(膨張シリンダー26)は、試験槽2内にあり、載置台6のシリンダー装入筒部11に挿入されている。シリンダー18の先端部(膨張シリンダー)の周壁は、シリンダー装入筒部11の内壁に直接的に接している。ただし本発明はこの構成に限定されるものではなく、両者の間に熱伝導性に優れた部材が介在されていてもよい。
制御装置5は、図1の様に試験条件を設定する設定部を備えている。また前記した各温度センサーの信号は、制御装置5に入力される。すなわち加熱板8に設けられた加熱側温度センサー16の信号は、信号T1として入力部1に入力され、被試験物45の温度は信号T2として入力部2に入力され、冷却側温度センサー12の温度は信号T3として入力部3に入力される。
また放熱側温度センサー30の温度は信号T4として入力部4に入力される。
制御装置5は、駆動部を有し、駆動部の信号によって電気ヒータ13とポンプ9が制御される。
さらに制御装置5の駆動部からの信号によって電磁石22が駆動され、パワーピストン21が軸方向に往復運動する。
その結果、膨張シリンダー26に冷熱が発生する。
膨張シリンダー26に冷熱が発生する原理を簡単に説明すると次の通りである。
図4は、スターリング冷凍機3が駆動する際におけるシリンダー18内の様子を示す断面図である。
スターリング冷凍機3は、前記した様にディスプレーサ20、パワーピストン21、蓄冷器23及びこれらを囲むシリンダー18より構成されている。なお本実施形態では、蓄冷器23はディスプレーサ20の内部に収納された構造になっているが、圧縮空間31と膨張空間32を導通させる位置であればシリンダ−18の外部に設置しても良い。
スターリング冷凍機3を起動すると制御装置5の信号によって電磁石22が駆動され、パワーピストン21が軸方向に往復運動する。またこれに連れてディスプレーサ20もシリンダー18を軸方向に往復運動する。
すなわち図4、aの状態からスターリング冷凍機3を起動すると電磁石の作用によって、同図bの様にパワーピストン21がシリンダー内で容積を縮める方向(図中上方)に移動し内部のガスを圧縮する。このとき発生する圧縮熱は水あるいは空気等の媒体を用いシリンダー18の外部に排出される。したがって、圧縮は等温的に行なわれることになる。
続いて同図cの様にディスプレーサ20のみが下方に移動し、ガスは蓄冷器23を通り圧縮空間31から膨張空間(膨張シリンダー側)32に移動する。この工程は、等容行程である。
そして続いて同図dの様にディスプレーサ20とパワーピストン21の両者が下方に移動する。その結果、膨張シリンダー26内のガスは膨張し、温度が低下することになる。熱力学的サイクル上はこの変化は等温変化であり一定の熱負荷を外部からかけることにより実現することができるが、これが冷却能力に相当する。
続いて同図eの様にディスプレーサ20が上方に移動し、前記したb〜cの工程とは逆にガスは蓄冷器23を通り、膨張空間32から圧縮空間31に移動する。このとき、未だ冷却能力を有するガスは、蓄冷器23を冷却し圧縮空間31に移動することになる。
なおこの行程は等容行程である。
このようなサイクルを繰り返すことにより膨張シリンダー26の周囲が温度低下し、この冷熱によって載置台6が冷却される。
次に本実施形態の温度サイクル試験装置1の機能を電子部品を試験する際の手順に沿って説明する。図5は、本実施形態の温度サイクル試験装置の動作状況を示すタイミングチャートである。
本実施形態の温度サイクル試験装置で電子部品等の温度サイクル試験を行う場合は、その準備段階として、被試験物45を載置台6上に乗せ、被試験物45を載置台6と加熱板8の間で挟む。そして図示しないクランプ装置によって加熱板8を載置台6に固定する。なお被試験物45は、載置台6及び加熱板8に直接接触させても良いが、図2の様に熱伝導性に優れたシート44を両者の間に介在させることが推奨される。シート44には、例えばカーボングラファイトシートが利用できる。
そして制御装置5の設定部に温度サイクル試験の試験条件を入力する。
試験条件は、例えば図5の「条件設定」の様に、常温状態に一定時間保ち、その後、時刻a〜bの間に温度を所定の低温まで低下させ、この状態をb〜cの間維持する。
続いて時刻cdeの間に、所定の高温となる様に昇温する。
さらにこの高温状態を時刻e〜fの間維持させ、その後、fghの時間を掛けて所定の低温まで温度降下させる。以後、b〜hの温度サイクルを繰り返させる。
準備が完了すれば実験を開始する。
実験が開始され、時刻aに至ると、冷凍機が駆動し、被試験物を温度低下させる。具体的にはスターリング冷凍機3を起動してパワーピストン21を軸方向に往復運動させ、図4の工程a〜eを繰り返し、膨張シリンダー26の温度を低下させて載置台6を冷却し、この冷熱によって載置台6上の被試験物45を冷却する。
載置台6の温度は、冷却側温度センサー12によって監視され、スターリング冷凍機3にフィードバックされる。
そして時間が経過して、時刻bに至り、載置台6の温度が所定の温度まで低下したら、この状態をb〜cの間維持する。この間、前記した様に冷却側温度センサー12によって載置台6の温度が監視され、スターリング冷凍機3の運転状況を微調整する。
時刻cを経過し、被試験物45を昇温すべき時刻になると、電気ヒータ13に電力を供給する。このとき、スターリング冷凍機3は依然として運転を継続させる。
そして電気ヒータ13によって載置台6の温度が上昇し、載置台6の温度が室温近傍になると共に時刻がdに至ると、スターリング冷凍機3の運転を停止し、電気ヒータ13だけに電力を供給する。
そして載置台6の温度が所定の高温となり、時刻eに至ると、載置台6の温度が所定の高温を維持する様に電気ヒータ13を比例制御する。
そして高温状態を時刻e〜fの間維持させた後、f〜hまでの時間を掛けて所定の低温まで温度降下させるが、本実施形態では、この時にポンプ9を駆動して冷却チューブ7に冷却水を循環させる。すなわち載置台6が高温状態であって、載置台6の温度を低下すべくスターリング冷凍機3の運転を開始する際に、補助冷却装置(ポンプ9)7を起動し、スターリング冷凍機3の冷却能力を補助する。より端的には、補助冷却装置7によってスターリング冷凍機3の膨張シリンダ26を冷却し、スターリング冷凍機3を正常に運転できる状態を維持する。
補助冷却装置7は、所定の条件を満足する状況となるまで駆動を続ける。本実施形態では、載置台6の温度が室温に近い状況まで下がり、且つ所定の時刻gに至ったことを条件として補助冷却装置7を停止する(ポンプ9を停止する)。もちろん載置台6の温度が低下したことだけを条件として補助冷却装置7を停止してもよく、時間経過だけを条件として補助冷却装置7を停止してもよい。
補助冷却装置7を停止した後もスターリング冷凍機3の運転を続け、載置台6の温度を所定の温度まで低下させる。
本実施形態では、補助冷却装置7によってスターリング冷凍機3の膨張シリンダ26が冷却されるので、スターリング冷凍機3から異音が生じたり振動が発生することはない。
上記した実施形態において、補助冷却装置7の運転を開始するための条件は、載置台6が一定温度以上の高温状態であって、載置台6の温度を低下すべくスターリング冷凍機3の運転を開始することであるが、これに加えて、またはこの条件に代えて、載置台6側の温度と、スターリング冷凍機3の放熱側の温度を比較し、両者が一定の条件を満たした場合に補助冷却装置7の運転を開始してもよい。
すなわち本実施形態では、スターリング冷凍機3の放熱部27に放熱側温度センサー30が設けられており、放熱側の温度が制御装置5に入力されている。
ここで載置台6側の温度をTcとし、放熱側の温度をThとした時、例えば載置台6側の温度Tcが放熱側の温度Thよりも高くなった場合(Tc>Th)であって、載置台6の温度を低下させる必要がある場合に補助冷却装置7を運転する。あるいは両者の差が一定の範囲内である場合に補助冷却装置7を運転することも推奨される。
逆に補助冷却装置7の運転を停止する場合は、例えば載置台6側の温度Tcが放熱側の温度をThよりも低く(Tc<Th)、両者の差異が一定の温度(例えば30度C以上))になった場合に補助冷却装置7の運転を停止する。
また上記した実施形態では、補助冷却装置7とスターリング冷凍機3を同時に起動したが、補助冷却装置7だけを先に起動し、載置台6の温度がある程度まで低下した後にスターリング冷凍機3を起動してもよい。
上記した実施形態では、補助冷却装置7として水冷方式を採用したが、送風機を採用した空冷方式の補助冷却装置を採用することもできる。例えば試験槽2の中に送風機を配置し、送風機の送風を載置台6にあてて冷却する。
また上記した実施形態では、補助冷却装置7たる冷却チューブを、載置台6に接触させることによって間接的にスターリング冷凍機3の膨張シリンダー26を冷却したが、空冷または水冷によって膨張シリンダー26を直接冷却してもよい。
本発明の実施形態の温度サイクル試験装置の概念図である。 図1の温度サイクル試験装置の試験槽の断面図である。 載置台及び補助冷却装置の斜視図である。 スターリング冷凍機3が駆動する際におけるシリンダー18内の様子を示す断面図である。 本実施形態の温度サイクル試験装置の動作状況を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 温度サイクル試験装置
2 試験槽
3 スターリング冷凍機
6 載置台
7 冷却チューブ(補助冷却装置)
8 加熱板
9 ポンプ
11 シリンダー装入筒部
12 冷却側温度センサー
13 電気ヒータ
16 加熱側温度センサー
26 膨張シリンダー
27 放熱部
30 放熱側温度センサー

Claims (5)

  1. 被試験物の温度を昇降させて所定の試験を行う試験装置において、内部に充填された気体を膨張させて冷熱を得る膨張シリンダーを備えたスターリング冷凍機と、被試験物を載置する載置台と、補助冷却装置とを備え、載置台は前記膨張シリンダと直接的或いは他の部材を介して接し、前記補助冷却装置は載置台又は前記膨張シリンダを冷却することが可能であることを特徴とする試験装置。
  2. 補助冷却装置は送風機又はポンプを有することを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
  3. 載置台又は膨張シリンダーの温度が一定の条件となっている状況から載置台の温度を低下させる際に補助冷却装置を動作させることを特徴とする請求項1又は2に記載の試験装置。
  4. 載置台又は膨張シリンダーの温度と、スターリング冷凍機の放熱部の温度を比較し、両者の温度差が所定の条件を満足している状況から載置台の温度を低下させる際に補助冷却装置を動作させることを特徴とする請求項1又は2に記載の試験装置。
  5. ヒータを備え、ヒータによって被試験物を加熱することができることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の試験装置。
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