JPH06269685A - 素子冷却加熱試験装置 - Google Patents

素子冷却加熱試験装置

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Publication number
JPH06269685A
JPH06269685A JP6382993A JP6382993A JPH06269685A JP H06269685 A JPH06269685 A JP H06269685A JP 6382993 A JP6382993 A JP 6382993A JP 6382993 A JP6382993 A JP 6382993A JP H06269685 A JPH06269685 A JP H06269685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
cooling
cooling means
refrigerant
sample stage
Prior art date
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Pending
Application number
JP6382993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroya Taniguchi
口 裕 哉 谷
Koichi Nakayama
山 宏 一 中
Hisakatsu Hirozawa
沢 寿 勝 広
Kaoru Masuda
田 薫 増
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEKUNORO KOGYO KK
Aisin Corp
Original Assignee
TEKUNORO KOGYO KK
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by TEKUNORO KOGYO KK, Aisin Seiki Co Ltd filed Critical TEKUNORO KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒータの冷却速度を速くすると共に試料の加
熱速度を速くすること。 【構成】 一面に試料ステージ12が形成された冷却手
段11と、冷却手段11の内部に試料ステージ12と平
行に位置するように配置された板状ヒータ18とを備
え、ヒータ18と冷却手段11の内面との間に冷媒を流
すための極小巾のクリアランス21を形成し、好ましく
は、ヒータ18に複数の貫通孔18aを形成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、素子冷却加熱試験装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4を参照して従来の素子冷却加熱試験
装置について説明する。
【0003】図4に示す素子冷却加熱試験装置70にお
いて、極低温冷凍機71のコールドヘッド72の図示上
面には、第1冷却手段73が熱的に結合され、この第1
冷却手段73内には、冷却水等の第1冷媒を流すための
通路74が形成されている。
【0004】第1冷却手段73の図示上面には、第2冷
却手段75が熱的に結合され、この第2冷却手段75内
には、前記第1冷媒よりも低温の第2冷媒(例えば、液
体窒素)を流すための環状通路76,通路77,冷媒溜
78が形成されている。
【0005】第2冷却手段75の図示上面には、加熱手
段79が熱的に結合され、この加熱手段79の図示上面
には、試料ステージ80が形成されている。加熱手段7
9には、前記第2冷媒を流すためのスパイラル状の溝8
1が形成され、この溝81の図示上底には、ニクロム
線,タンタル線,モリブデン等の線状ヒータ82が密着
するように配置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した装
置においては、ヒータ82がスパイラル状の溝81に密
着するように配置されているので、ヒータ82の密着部
はスパイラル状の溝81を流れる第2冷媒と接触しな
い。その結果、ヒータ81の冷却速度が遅くなる。
【0007】又、線状のヒータ82を使用しているの
で、ヒータ82の熱容量が小さく、試料ステージ80へ
の伝熱量も少なくなる。従って、試料の加熱速度が遅く
なる。
【0008】故に、本発明は、ヒータの冷却速度を速く
すると共に試料の加熱速度を速くすることを、その技術
的課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために請求項1の発明において講じた技術的手段(第
1の技術的手段)は、一面に試料ステージが形成された
冷却手段と、冷却手段の内部に試料ステージと平行に位
置するように配置された板状ヒータとを備え、ヒータと
冷却手段の内面との間に冷媒を流すための極小巾のクリ
アランスを形成したことである。
【0010】上記技術的課題を解決するために請求項2
の発明において講じた技術的手段(第2の技術的手段)
は、上記第1の技術的手段に加えて、ヒータに複数の貫
通孔を形成したことである。
【0011】
【作用】上記第1の技術的手段によれば、ヒータと冷却
手段の内面との間に冷媒を流すための極小巾のクリアラ
ンスを形成したので、ヒータは冷却手段とは接触せず、
ヒータ全面は、クリアランスを流れる冷媒により冷却さ
れる。その結果、ヒータの冷却速度が速くなる。
【0012】又、板状ヒータは、従来技術における線状
ヒータと比較して熱容量が大きくなる。そこで、冷却手
段内に試料ステージと平行に位置するように板状ヒータ
を配置したので、従来技術と比較してヒータの伝熱量が
大きくなり、加熱速度が速くなる。
【0013】上記第2の技術的手段によれば、ヒータに
複数の貫通孔を形成したので、この貫通孔を介して冷媒
が流れ、より一層ヒータの冷却速度が速くなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0015】図1は、本実施例に係る素子冷却加熱試験
装置の断面図である。
【0016】図1に示す素子冷却加熱試験装置10にお
いて、冷却手段11の図示上面には、試料(図示せず)
を載置するための試料ステージ12が形成されている。
冷却手段11の内部には、隔壁13が一体的に形成さ
れ、第1冷媒室14と第2冷媒室15とを区画形成して
いる。尚、冷却手段11は真空容器内に配設されるのが
一般的である。
【0017】冷却手段11の下面には、冷媒供給管16
が溶接等により固定され、この冷媒供給管16を介して
第1冷媒室15に液体ヘリウム等の冷媒を供給されるよ
うになっている。第1冷媒室15は連通路17を介して
第2冷媒室15に連通している。
【0018】第2冷媒室15内には、板状ヒータ18が
試料ステージ12と平行に位置するように配置されてい
る。このヒータ18は、炭素繊維強化複合材からなり、
その厚さは1.5mm〜2.0mm以下である。ヒータ
18の図示右端にはコネクタ19が接続され、このコネ
クタ19を介してヒータ18に電力が供給されるように
なっている。尚、コネクタ19は、冷却手段11の下面
に溶接等により固定された絶縁体パイプ20の内部を介
して外部に延在している。
【0019】ヒータ18と冷却手段11の内面及び隔壁
の上面(請求項1における冷却手段の内面に相当)との
間には、極小巾のクリアランス21が形成され、このク
リアランス21は連通路17を介して第1冷媒室14に
連通している。従って、ヒータ18の全表面が冷媒と接
触するようになっている。
【0020】図2に示されるように、ヒータ18には、
断面長方形状の貫通孔18aが複数形成され、これらの
貫通孔18aはクリアランス21に連通している。又、
図3に示されるように、ヒータ18に断面円形状の貫通
孔18bを複数形成してもよい。尚、貫通孔の形状は図
2,図3に示されるものに限定されることはなく、どん
な形状でも良い。
【0021】冷却手段11の内面には溝22が形成さ
れ、第2冷媒室15に向かって開口している。又、冷却
手段11の下面及び隔壁13には、排出管23が溶接等
により固定され、この排出管22は溝22に連通してい
る。
【0022】尚、冷却手段11の下面には、固定部材2
4が熱的に結合されている。この固定部材24の下面に
極低温冷凍機(例えば、逆スターリング冷凍機,ギホー
ドマクマホン冷凍機,パルス管冷凍機等)のコールドヘ
ッド(図示せず)を熱的に結合してもよい。
【0023】上記の如く構成された素子冷却加熱試験装
置10の作動について説明する。
【0024】まず、試料ステージ12上に載置した試料
を加熱する際には、ヒータ18に通電される。その結
果、ヒータ18からの熱は、周囲に分散して冷却手段1
1及び隔壁13を介して加熱ステージ12に伝達され
る。ここで、ヒータ18は板状であり且つ試料ステージ
12と平行に配置されているので、試料ステージ12全
面が均一に加熱されて試料全体が均一に加熱される。
又、試料ステージ12への伝熱量が確保され、試料の加
熱速度を速くできる。尚、試料ステージ12の温度は、
温度センサ(図示せず)等により常時検出され、その検
出信号に基づいてヒータ18への通電量が制御されるこ
とで、試料が所望の温度に加熱される。
【0025】次に、試料を冷却する際には、ヒータ18
へ通電を停止し、冷媒が冷媒供給管16から導入され
る。冷媒は第1冷媒室14,連通路17を介してクリア
ランス21及び貫通孔18aに供給され、ヒータ18及
び試料ステージ12が冷却される。その結果、試料及び
ヒータ18が冷媒の温度(液体窒素の場合、略77K)
まで冷却される。ここで、ヒータ18全面は、冷媒と接
触しているので、ヒータ18の冷却速度を速くできる。
又、ヒータ18に複数の貫通孔18aが形成されている
ので、貫通孔18aに冷媒が流れてヒータ18の冷却速
度をより一層速くできる。尚、冷媒の液面が冷媒排出管
23より高くなると、冷媒が冷媒排出管23を介して外
部に排出される。
【0026】尚、試料を冷媒の温度よりも低温に冷却し
たい場合においては、極低温冷凍機を運転させてコール
ドヘッドに発生する冷凍能力(数K〜十数K)により固
定部材24及び冷却手段11を介して試料ステージ12
が冷却されて試料が 数K〜十数Kまで冷却される。
【0027】本実施例においては、ヒータ18が炭素繊
維強化複合材からなるので、加工性に優れ、カッターナ
イフ,ハサミ等により容易に加工できる。その結果、貫
通孔がどんな形状でも加工可能である。又、ヒータ18
を数秒間に1000℃まで昇温させることが可能になる
と共に、最大温度2500℃まで昇温させることが可能
になる。
【0028】又、冷却手段11内にヒータ18を配置し
たので、冷却手段と加熱手段とが分離した従来技術と比
較して装置全体が簡単な構成になる。
【0029】更に、板状ヒータ18を用いているので、
線状ヒータを配置するためのスパイラル状の溝を形成す
る必要がなくなり、この溝を加工する手間を省くことが
できる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以下の如く効果を有する。
【0031】ヒータの冷却速度が速くなる。又、試料の
加熱速度が速くなり、加熱時間を短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る素子冷却加熱試験装置の断面図
である。
【図2】図1におけるヒータの平面図である。
【図3】ヒータの変形例の平面図である。
【図4】従来技術に係る素子冷却加熱試験装置の断面図
である。
【符号の説明】
10 素子冷却加熱試験装置 11 冷却手段 12 試料ステージ 18 板状ヒータ 18a,18b 貫通孔 21 クリアランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広 沢 寿 勝 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 増 田 薫 東京都文京区本郷1−10−13 テクノロ工 業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に試料ステージが形成された冷却手
    段と、 前記冷却手段の内部に前記試料ステージと平行に位置す
    るように配置された板状ヒータとを備え、 前記ヒータと前記冷却手段の内面との間には、冷媒を流
    すための極小巾のクリアランスが形成されていることを
    特徴とする素子冷却加熱試験装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒータには、複数の貫通孔が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の素子冷却加熱
    試験装置。
JP6382993A 1993-03-23 1993-03-23 素子冷却加熱試験装置 Pending JPH06269685A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6382993A JPH06269685A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 素子冷却加熱試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6382993A JPH06269685A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 素子冷却加熱試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06269685A true JPH06269685A (ja) 1994-09-27

Family

ID=13240643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6382993A Pending JPH06269685A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 素子冷却加熱試験装置

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JP (1) JPH06269685A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008292411A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Espec Corp 試験装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008292411A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Espec Corp 試験装置

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