JPH11237130A - 冷凍機システムの冷却装置 - Google Patents

冷凍機システムの冷却装置

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JPH11237130A
JPH11237130A JP4025698A JP4025698A JPH11237130A JP H11237130 A JPH11237130 A JP H11237130A JP 4025698 A JP4025698 A JP 4025698A JP 4025698 A JP4025698 A JP 4025698A JP H11237130 A JPH11237130 A JP H11237130A
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heat
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heat pipe
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Kiyoo Naiki
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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    • F25B2309/001Gas cycle refrigeration machines with a linear configuration or a linear motor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/14Compression machines, plants or systems characterised by the cycle used 
    • F25B2309/1412Pulse-tube cycles characterised by heat exchanger details
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F25B9/14Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the cycle used, e.g. Stirling cycle
    • F25B9/145Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the cycle used, e.g. Stirling cycle pulse-tube cycle

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍機の発熱部を密閉筺体内に収納した冷凍
機システムを効果的に冷却する。 【解決手段】 密閉筺体31は、スターリング冷凍機3
2の発熱源である圧縮機33および放熱フィン36とヒ
ートパイプ38の入熱部39とが挿入されて密閉されて
いる。ヒートパイプ38は、密閉筺体31内の空気の熱
を、入熱部39から取り込んで密閉筺体31外の放熱部
40に搬送する。水冷コイル41は、放熱部40で放出
された熱を除去する。その結果、スターリング冷凍機3
2に耐錆処理を施す必要はない。また、密閉筺体31に
は開口部がないので、騒音の漏れや雨滴の侵入等を完全
に防止できる。また、密閉筺体31をアルミや銅やステ
ンレス等で形成することによって、スターリング冷凍機
32の圧縮機モータの永久磁石からの磁気の漏れをシー
ルドできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スターリング冷
凍機やパルスチューブ冷凍機等の小型冷凍機を用いた冷
凍機システムを冷却する冷凍機システムの冷却装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、雰囲気温度を極低温度に冷却する
小型冷凍機としてスターリング冷凍機やパルスチューブ
冷凍機等がある。このような小型冷凍機は、冷媒ガスを
圧縮する圧縮部とこの圧縮部からの高圧冷媒ガスを膨張
させる膨張部とを組み合わせた構造を有している。
【0003】以下、上記スターリング冷凍機について簡
単に説明する。図3は、上記スターリング冷凍機の概略
断面図である。圧縮機1は、膨張機11の作動室17に
連結される冷媒ガスの吐出孔20の軸を含む面を境界と
して、略対称な構造を有している。
【0004】上記圧縮機1は、密閉円筒状のケーシング
2の中に、このケーシング2の内周面に沿った外周面を
有する円筒3aと軸孔4を有する円筒3bとを軸方向中央
部で連結した二重円筒状のシリンダ3を収納している。
そして、シリンダ3の軸孔4の一端側には、一端に円板
7が取り付けられたピストン5が挿通されている。同様
に、軸孔4の他端側には、一端に円板7'が取り付けら
れたピストン5'が挿通されている。そして、両ピスト
ン5,5'のヘッド間で圧縮室6を形成している。
【0005】上記円板7,7'夫々の外周縁からシリンダ
3の両円筒3a,3b間に延びる円筒8,8'の外周面には
コイル9,9'が形成されている。このコイル9,9'は、
シリンダ3の円筒3bにおける外周面の両端部に設けら
れた磁石10,10'と共に、リニアモータを構成してい
る。そして、このリニアモータによって駆動されて、両
ピストン5,5'はバネ31,31'によって補助されて同
期して往復動する。
【0006】膨張機11は、外周に放熱フィン13を有
するシリンダ12内にメッシュ状の蓄冷材を内蔵したデ
ィスプレーサ14を封入し、環状のシール材15でディ
スプレーサ14とシリンダ12とをシールしている。こ
うして、シリンダ12内はディスプレーサ14およびシ
ール材15によって先端側の膨張室16と基端側の作動
室17とに仕切られている。上記作動室17は、連結管
19を介して圧縮機1の圧縮室6に連通している。ま
た、ディスプレーサ14の基端側は、バネ18によって
シリンダ12の基端側と連結されて、通常、ディスプレ
ーサ14は中立位置に在る。
【0007】上記構成のスターリング冷凍機は次のよう
に動作する。上記圧縮機1のピストン5,5'が軸孔4内
を軸方向中央側に移動して圧縮室6内の冷媒ガスが圧縮
されると、膨張機11の作動室17内の圧力が高くな
る。そうすると、上記作動室17と膨張室16とに圧力
差が生じ、この圧力差がバネ18の弾性力を越えるとデ
ィスプレーサ14がシリンダ12の先端側に移動する。
【0008】こうして、上記ディスプレーサ14がシリ
ンダ12の先端に行き着くと、作動室17内の高圧冷媒
ガスはディスプレーサ14内の蓄冷材によって冷却され
ながら膨張室16側に流れ、やがて作動室17と膨張室
16とは同圧となる。そうすると、上記ディスプレーサ
14は、バネ18の収縮力によってシリンダ12の基端
側に移動して中立位置に戻る。
【0009】次に、上記圧縮機1のピストン5,5'の夫
々が上記一端側または上記他端側に移動して圧縮室6内
の圧力が低下すると、作動室17内の圧力が膨張室16
の圧力よりも低下して両室16,17に圧力差が生ず
る。そして、この圧力差がバネ18の弾性力を越える
と、ディスプレーサ14がシリンダ12の基端側に移動
する。その結果、膨張室16内の冷媒ガスが断熱膨張し
て温度が低下する。こうして冷却された冷媒ガスは、デ
ィスプレーサ14内の蓄冷材に冷熱を与えながら作動室
17に流れて、作動室17と膨張室16とが同圧とな
る。そして、ディスプレーサ14は、バネの伸長力によ
ってシリンダ12の先端側に移動して中立位置に戻る。
こうして、1冷凍サイクルが終了する。
【0010】上述のように、上記圧縮機1からの膨張機
11への高圧ガス冷媒の供給・吸気によってシリンダ1
2内をディスプレーサ14が往復し、膨張室16内で高
圧冷媒ガスが断熱膨張して膨張室16の先端部が極低温
に冷却される。その場合、圧縮機1および作動室17内
においては、冷媒ガスの圧縮・供給が繰り返して行われ
るために、圧縮機1および作動室17は圧縮熱で高温と
なる。また、圧縮機1は、コイル9,9'に通電する電流
で発生したジュール熱によってさらに高温となる。した
がって、上記スターリング冷凍機やパルスチューブ冷凍
機等の小型冷凍機と駆動電源等を筺体に組み込んだ冷凍
機システムにおいて、上記小型冷凍機自体の冷却が必要
となる。
【0011】従来、上述のような冷凍機システムの小型
冷凍機を冷却する場合には、上記筺体内に電動ファンや
水冷コイルを設置して、強制空冷や水冷による冷却が一
般的に行われている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の冷凍機システムの冷却装置においては、以下のよう
な問題がある。すなわち、上述のように上記筺体内に電
動ファンや水冷コイルを設置する必要があり、冷凍機シ
ステム全体の寸法が大きくなるために設置場所が限定さ
れるという問題がある。また、上記強制空冷の場合に
は、上記筺体内の暖気を冷凍機システム外に排出する一
方、冷気を取り入れるために、上記筺体に開口部を設け
る必要がある。そのために、内部に設置されている小型
冷凍機や電動ファンからの騒音の漏れ、圧縮機モータに
使用されている永久磁石からの磁気の漏れ、外部からの
雨滴の侵入等を防止できないという問題がある。ここ
で、上述のような小型冷凍機を用いた冷凍機システム
は、通常携帯電話の中継基地やセンサカメラのセンサや
電子部品の冷却に使用される。したがって、電磁気の影
響を極力嫌うのである。また、上記水冷の場合には、上
記小型冷凍機に、冷却水に対する耐錆処理を施す必要が
生ずるという問題がある。
【0013】そこで、この発明の目的は、冷凍機の発熱
部を密閉筺体内に収納した冷凍機システムを効果的に冷
却できる冷凍機システムの冷却装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明の冷凍機システムの冷却装置
は、冷凍機の放熱部および圧縮機と,ヒートパイプの入
熱部とが挿入されると共に,密閉された密閉筺体を備え
て、上記ヒートパイプの放熱部を上記密閉筺体の外に配
置したことを特徴としている。
【0015】上記構成によれば、上記冷凍機の圧縮機等
の発熱部から発生した熱が、ヒートパイプによって密閉
筺体外に搬出されて放出されて、上記密閉筺体に空気循
環用の開口を設けることなく上記冷凍機が冷却される。
こうして、上記冷凍機からの騒音が密閉筺体から漏れる
こと、雨や雪等の水分および砂等の外塵が外から侵入す
ることが防止される。
【0016】また、上記密閉筺体内には電動ファンや水
冷コイルを収納する必要がないために冷凍機システムが
小型になり、冷凍機システムの設置場所に寸法制限がな
くなる。また、上記冷凍機の放熱部が上記冷凍機システ
ム外の離れた箇所となるために、上記放熱部の冷却手段
の選択枝が多くなり、より冷却性の高い冷却手段の使用
が可能となる。また、上記密閉筺体をアルミやステンレ
ス等の電磁気のシールド性の高い材料で形成することに
よって、上記冷凍機の圧縮機モータからの磁気がシール
ドされる。
【0017】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の冷凍機システムの冷却装置において、上記密
閉筺体内にファンを配置して、上記密閉筺体内の空気を
上記ヒートパイプの入熱部に向けて循環させることを特
徴としている。
【0018】上記構成によれば、上記密閉筺体内に空気
の循環が発生して上記冷凍機に対する冷却温度むらが無
くなり、上記冷凍機が一様に冷却される。また、上記密
閉筺体内に温度むらが無くなることによって、上記密閉
筺体内での上記ヒートパイプの入熱部の設置箇所の限定
がなくなる。
【0019】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明の冷凍機システムの冷却装置において、上記ヒ
ートパイプの入熱部は、上記冷凍機に接触していること
を特徴としている。
【0020】上記構成によれば、上記冷凍機の発熱部か
ら発生した熱を吸熱するヒートパイプの入熱部が上記冷
凍機に接触しているので、上記冷凍機の熱が効率よく上
記密閉筺体外に搬出される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。この発明の冷凍機システムの
冷却装置においては、熱伝導体としてのヒートパイプを
用いて冷凍機システム内の熱を上記冷凍機システム外に
搬出するものである。
【0022】上記ヒートパイプとは、一端側に入熱部を
有する一方、他端側に放熱部を有して、上記入熱部と放
熱部との間を水等の作動液を循環させる循環経路を内部
に有するものである。上記入熱部においては、熱源から
の熱によって上記作動液が蒸発し、高温高圧の蒸気とな
って容積が増加する。一方、上記放熱部においては、熱
を放出して凝縮し、低温低圧の作動液となって容積が縮
小する。そして、容積が増加した上記入熱部の蒸気は容
積が縮小する上記放熱部に向かって経路内を流れ、上記
放熱部で凝縮されて発生した上記作動液は上記入熱部に
自然に戻るのである。こうして、上記循環路内を作動液
が蒸発と凝縮とを繰り返しながら循環することによっ
て、上記熱源からの熱を外部に搬出するのである。
【0023】図1は、第1実施の形態の冷凍機システム
の冷却装置における概略構成図である。図1において、
31は密閉筺体であり、スターリング冷凍機32および
ヒートパイプ38が挿入されて密閉されている。尚、密
閉筺体31は、アルミや銅やステンレス等で形成されて
電磁気的にシールド可能になっている。スターリング冷
凍機32は、膨張機34の外周に設けられたフランジ3
5で密閉筺体31に取り付けられて、発熱源である圧縮
機33および膨張機34の放熱フィン36が密閉筺体3
1内に挿入されている。また、ヒートパイプ38は、そ
の入熱部39側が密閉筺体31内に挿入されている。
【0024】上記密閉筺体31内には、ヒートパイプ3
8を挟んで圧縮機33と対峙して電動ファン37が設置
されている。こうして、密閉筺体31内に空気の循環を
起こさせて、スターリング冷凍機32に対する冷却温度
むらを無くして一様に冷却するのである。また、密閉筺
体31内に温度むらが無くなることによって、ヒートパ
イプ38の入熱部39の密閉筺体31内での位置を必ず
しも圧縮機33の近傍にする必要もなくなる。
【0025】上記構成において、上記密閉筺体31内の
空気の熱がヒートパイプ38の入熱部39に取り込ま
れ、放熱部40に搬送される。そして、放熱部40から
放出された熱は、水冷コイル41によって除去される。
その場合、ヒートパイプ38は入熱部39と放熱部40
との間が断熱状態であるからその長さは特に制限される
ものではなく、放熱部40を密閉筺体31外の密閉筺体
31から遠く離れた位置に設置させることができる。し
たがって、水冷コイル41に対する種々の制約が無くな
り、水冷コイル41の巻回数を多くしたり、冷却水の冷
却手段を付設したりすることによって、冷却性を向上で
きるのである。
【0026】上述のように、本実施の形態においては、
スターリング冷凍機32の発熱源である圧縮機33及び
膨張機34の放熱フィン36と、ヒートパイプ38の入
熱部39とを、密閉筺体31内に封入する。そして、密
閉筺体31内の空気の熱を、ピートパイプ38で密閉筺
体31外の放熱部40に搬送して水冷コイル41で除去
するようにしている。したがって、本実施の形態におい
ては、密閉筺体31内を水冷コイルで冷却する場合のよ
うにスターリング冷凍機32に耐錆処理を施す必要はな
い。また、密閉筺体31には開口部がないので、内部に
設置されている圧縮機33や電動ファン37からの騒音
の漏れや、外部からの雨滴の侵入等を完全に防止でき
る。また、密閉筺体31は、アルミや銅やステンレス等
で形成されている。したがって、スターリング冷凍機3
2の圧縮機モータに使用されている永久磁石からの磁気
の漏れをシールドすることができる。
【0027】図2は、第2実施の形態の冷凍機システム
の冷却装置における概略構成図である。本実施の形態に
おいては、第1実施の形態と同様に、アルミや銅やステ
ンレス等で形成されて電磁気的にシールド可能な密閉筺
体51内に、スターリング冷凍機52の圧縮機53及び
放熱フィン55とヒートパイプ56の入熱部57側とが
挿入されて、密閉されている。そして、密閉筺体51内
には、ヒートパイプ56を挟んで圧縮機53と対峙して
電動ファン59が設置されている。こうして、密閉筺体
51内に空気の循環を起こさせて、スターリング冷凍機
52を一様に冷却し、ヒートパイプ56の入熱部57の
設置位置に自由度を持たせるのである。
【0028】上記構成において、上記密閉筺体51内の
空気の熱がヒートパイプ56の入熱部57に取り込ま
れ、密閉筺体51外の放熱部58に搬送されて放出され
る。その場合、ヒートパイプ56の放熱部58を密閉筺
体51外の密閉筺体51から遠く離れた位置に設置させ
ることができる。したがって、放熱部58に対する冷却
手段に自由度を持たせることができ、電動ファンによる
強制空冷も可能となる。
【0029】上述のように、本実施の形態においては、
スターリング冷凍機52の発熱源である圧縮機53及び
膨張機54の放熱フィン55と、ヒートパイプ56の入
熱部57とを、密閉筺体51内に封入する。そして、密
閉筺体51内の空気の熱を、ピートパイプ56で密閉筺
体51外に搬送して放熱部58で放出するようにしてい
る。したがって、本実施の形態においては、密閉筺体5
1には開口部がないので、内部に設置されている圧縮機
53や電動ファン59からの騒音の漏れや、外部からの
雨滴の侵入等を完全に防止できる。また、上記密閉筺体
51はアルミや銅やステンレス等で形成されている。し
たがって、スターリング冷凍機52の圧縮機モータに使
用されている永久磁石からの磁気の漏れをシールドする
ことができる。
【0030】尚、上記各実施の形態においては、上記密
閉筺体31,51内に電動ファン37,59を設置してス
ターリング冷凍機32,52を一様に冷却するようにし
ている。しかしながら、ヒートパイプ38,56の入熱
部39,57をスターリング冷凍機32,52に接触(あ
るいは、スターリング冷凍機32,52の近傍に位置)さ
せると共に、放熱部40,58の放熱量を高めることに
よって、電動ファン37,59を除去しても構わない。
こうすれば、冷凍機システムの寸法を小さくすることが
でき、設置場所の制約を少なくすることができる。
【0031】また、上記各実施の形態においては、冷凍
機システムの冷却装置をスターリング冷凍機を用いた冷
凍機システムに適用した場合を例に説明しているが、こ
の発明はこれに限定されるものではなく、例えばパルス
チューブ冷凍機等の他の小型冷凍機を用いた冷凍機シス
テムに適用することも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1にか
かる発明の冷凍機システムの冷却装置は、冷凍機の放熱
部および圧縮機とヒートパイプの入熱部とを密閉筺体に
挿入してこの密閉筺体を密閉し、上記ヒートパイプの放
熱部を上記密閉筺体の外に配置したので、上記冷凍機の
圧縮機等の発熱部から発生した熱を上記ヒートパイプに
よって密閉筺体外に搬出されて放出できる。したがっ
て、上記密閉筺体に空気循環用の開口を設ける必要がな
く、上記冷凍機からの騒音が外部に漏れること、雨や雪
等の水分および砂等の外塵が外から侵入することを防止
できる。
【0033】さらに、上記密閉筺体内には電動ファンや
水冷コイルを収納する必要がないので冷凍機システムを
小型にでき、冷凍機システムの設置場所に対する寸法制
限をなくすことができる。さらに、上記冷凍機の放熱部
を上記冷凍機システム外の離れた箇所にできるので、上
記放熱部の冷却手段の選択枝が多くなり、より冷却性の
高い冷却手段を使用できる。さらに、上記密閉筺体をア
ルミやステンレス等の電磁気のシールド性の高い材料で
形成することによって、上記冷凍機の圧縮機モータから
の電磁気をシールドできる。すなわち、この発明によれ
は、携帯電話の中継基地やセンサカメラのセンサや電子
部品の冷却装置として最適な冷凍機システムを提供でき
るのである。
【0034】また、請求項2に係る発明の冷凍機システ
ムの冷却装置は、上記密閉筺体内にファンを配置して、
上記密閉筺体内の空気を上記ヒートパイプの入熱部に向
けて循環させるので、上記密閉筺体内に空気の循環が発
生して上記冷凍機に対する冷却温度むらがなくなる。し
たがって、上記冷凍機を一様に冷却できる。さらに、上
記密閉筺体内に温度むらがなくなるので、上記密閉筺体
内での上記ヒートパイプの入熱部の設置箇所の限定をな
くすことができる。
【0035】また、請求項3に係る発明の冷凍機システ
ムの冷却装置における上記ヒートパイプの入熱部は、上
記冷凍機に接触しているので、上記冷凍機の熱を効率よ
く上記密閉筺体外に搬出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の冷凍機システムの冷却装置における
概略構成図である。
【図2】図1とは異なる冷凍機システムの冷却装置にお
ける概略構成図である。
【図3】スターリング冷凍機の構造を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
31,51…密閉筺体、 32,52…スタ
ーリング冷凍機、33,53…圧縮機、
34,54…膨張機、36,55…放熱フィン、
37,59…電動ファン、38,56…ヒートパイ
プ、 39,57…入熱部、40,58…放熱
部、 41…水冷コイル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍機(32)の放熱部(36)および圧縮
    機(33)と、ヒートパイプ(38)の入熱部(39)とが挿
    入されると共に、密閉された密閉筺体(31)を備えて、 上記ヒートパイプ(38)の放熱部(40)を上記密閉筺体
    (31)の外に配置したことを特徴とする冷凍機システム
    の冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の冷凍機システムの冷却
    装置において、 上記密閉筺体(31)内にファン(37)を配置して、上記
    密閉筺体(31)内の空気を上記ヒートパイプ(38)の入
    熱部(39)に向けて循環させることを特徴とする冷凍機
    システムの冷却装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の冷凍機システムの冷却
    装置において、 上記ヒートパイプ(38)の入熱部(39)は、上記冷凍機
    (32)に接触していることを特徴とする冷凍機システム
    の冷却装置。
JP4025698A 1998-02-23 1998-02-23 冷凍機システムの冷却装置 Pending JPH11237130A (ja)

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