JP2869207B2 - スターリング冷凍機 - Google Patents

スターリング冷凍機

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JP2869207B2
JP2869207B2 JP9748591A JP9748591A JP2869207B2 JP 2869207 B2 JP2869207 B2 JP 2869207B2 JP 9748591 A JP9748591 A JP 9748591A JP 9748591 A JP9748591 A JP 9748591A JP 2869207 B2 JP2869207 B2 JP 2869207B2
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compressor
cold finger
heat
stirling refrigerator
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幸雄 宮村
正人 大隅
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスターリングサイクルを
使用して100K以下の極低温を発生させるスターリン
グ冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人が特願平2−402354号で
出願した従来のスターリング冷凍機では、図3に示すよ
うに、シリンダー1の内部にピストン2を往復動自在に
設けることでコンプレッサー部3を形成し、ケーシング
4の内部にディスプレーサ5を往復動自在に設けること
でコールドフィンガー部6を形成し、コンプレッサー部
3とコールドフィンガー部6との間で、作動ガスを往復
移動させることで、コンプレッサー部3の放熱部7から
放熱すると共にコールドフィンガー部6の低温部8を冷
却させている。
【0003】しかしながら前記スターリング冷凍機で
は、前記コンプレッサー部3と前記コールドフィンガー
部6との互いの接続部9を、加工の容易さや強度の点か
ら金属等の熱伝導性の材料で形成しているため、この熱
伝導性材料を通して、前記放熱部7から前記コールドフ
ィンガー部6に圧縮熱が矢印Aで示すように不所望に伝
導し、冷凍効率の低下する欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の欠点を
解消し、冷凍効率の高いスターリング冷凍機を提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダーの
内部にピストンを往復動自在に設けることでコンプレッ
サー部を形成し、ケーシングの内部にディスプレーサを
往復動自在に設けることでコールドフィンガー部を形成
し、前記コンプレッサー部と前記コールドフィンガー部
との間で、作動ガスを往復移動させることで、前記コン
プレッサー部から放熱すると共に前記コールドフィンガ
ー部の低温部を冷却してなるものであって、前記コンプ
レッサー部と前記コールドフィンガー部との互いの接続
部を、セラミックの断熱材で形成したものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、コンプレッサー部の放熱は接
続部の断熱材料で阻止されコールドフィンガー部への悪
影響が防止されるようになり、従って、スターリング冷
凍機の冷凍効率が高まる。
【0007】
【実施例】次に本発明の一実施例について説明する。
【0008】図1において、10はインテグラル型のス
ターリング冷凍機、11はスターリング冷凍機10のコ
ンプレッサー部である。12はコンプレッサー部11の
一部を構成するピストンで、シリンダー13の内部に往
復動自在に設けられている。14はピストンの駆動装置
で、モータ15の回転力をクランク機構16を介してピ
ストン12に伝達する。このコンプレッサー部11は、
シリンダー13の外周壁にフィン状の放熱部17を形成
している。放熱部17の熱は、空冷又は水冷等により冷
凍機外へ排出されるが、その一部は冷凍機内の低温部へ
不所望に伝導される危惧がある。
【0009】18は前記コンプレッサー部11に接続部
19を介して接続したコールドフィンガー部である。2
0はコールドフィンガー部18の一部を構成するディス
プレーサで、円筒状ケーシング21の内部にバネ22で
付勢されて往復動自在に設けられている。23はケーシ
ング21の一側部に形成されたバネ収容室、24はケー
シング21の他側部に形成された膨張室で、その周囲壁
は極低温に冷却される低温部25を構成している。26
はバネ収容室23と膨張室24を互いに連通させる連通
路、27は連通路26に介設した再生器で、その内部に
鉛からなるメッシュ状蓄冷材28を収納している。バネ
収容室23と膨張室24には、ヘリウム、水素等からな
る作動ガスが封入されている。作動ガスはバネ収容室2
3と膨張室24との間で往復移動する際、再生器27の
内部を流通して再生器27に冷熱を蓄積する。
【0010】以上の構成のスターリング冷凍機10の動
作原理をスプリット型のものを代用して説明する。スタ
ーリング冷凍機10では、等温圧縮過程においては図2
(A)→(B)に示すようにピストン12の上昇により作動
ガスが圧縮されその圧縮熱が放熱部17から放熱され、
等積冷却過程においては図2(B)→(C)に示すようにバ
ネ収容室23の作動ガスはディスプレーサ20の下降に
より押し上げられて連通路26から再生器27を通りこ
の再生器27で冷却されながら膨張室24に流入し、そ
の後、等温膨張過程においては図2(C)→(D)に示すよ
うにピストン12の下降により作動ガスが吸引膨張する
ことで冷却作用が生じてコールドフィンガー部18が冷
却し、等積過熱過程においては図2(D)→(A)に示すよ
うにディスプレーサ20の上昇により膨張室24の作動
ガスは押し出されて再生器27に冷熱を与えながらシリ
ンダー13に復帰移動するようになり、斯るスターリン
グサイクルが繰り返されることで、低温部25が100
K以下の極低温に冷却されるようになる。
【0011】而して前記接続部19は断熱材で構成して
ある。接続部19は円盤状に形成し、前記コンプレッサ
ー部11と前記コールドフィンガー部18の間に介設
し、両者間の熱伝導を矢印Bのように小さく抑制すべく
機能する。また接続部19は前記バネ22の支持部を有
しこの支持部の周辺に複数の連通孔29,29を形成し
てある。
【0012】前記接続部19の材料は、具体的には以下
の表に示すように、ガラス質フッ素ジルコニア、Zr
N、ZrO2、SiN等の低熱伝導率のセラミックを使
用している。尚、対比のためにその他の材料の熱伝導率
についても併せて表1に示している。
【0013】
【表1】
【0014】前記スターリング冷凍機では、コンプレッ
サー部11の放熱は接続部19の断熱材料で阻止されコ
ールドフィンガー部18への悪影響が防止されるように
なり、従って、スターリング冷凍機の冷却効率が高ま
る。
【0015】尚、前述の低熱伝導率の接続部に関して
は、図2に示すスプリット型のスターリング冷凍機につ
いては、前掲の表と同一材料の接続管で構成する。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したから、コ
ンプレッサー部からコールドフィンガー部への熱伝導
は、両者間に介設した接続部の断熱材料で阻止され、コ
ールドフィンガー部への熱的悪影響が防止されるように
なり、従って、スターリング冷凍機の冷凍効率を高め得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】本発明の一実施例の各過程の動作説明図であ
る。
【図3】従来例の構成図である。
【符号の説明】
11 コンプレッサー部 12 ピストン 13 シリンダー 18 コールドフィンガー部 19 接続部 20 ディスプレーサ 21 ケーシング 25 低温部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 9/14 520

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダーの内部にピストンを往復動自在
    に設けることでコンプレッサー部を形成し、 ケーシングの内部にディスプレーサを往復動自在に設け
    ることでコールドフィンガー部を形成し、 前記コンプレッサー部と前記コールドフィンガー部との
    間で、作動ガスを往復移動させることで、前記コンプレ
    ッサー部から放熱すると共に前記コールドフィンガー部
    の低温部を冷却してなるものであって、 前記コンプレッサー部と前記コールドフィンガー部との
    互いの接続部を、セラミックの断熱材で形成したことを
    特徴とするスターリング冷凍機。
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JP5093261B2 (ja) 2010-02-22 2012-12-12 株式会社デンソー 同期信号検出装置
CN103267383B (zh) * 2013-04-25 2015-04-01 浙江大学 采用全碳气凝胶回热填料的自由活塞式脉管制冷机

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