JP2008291516A - シールドトンネルによる地下水の流動阻害を防止する構造、覆工体及びシールドトンネル - Google Patents
シールドトンネルによる地下水の流動阻害を防止する構造、覆工体及びシールドトンネル Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】地下水の流動阻害を防止する構造1は、シールドトンネル3の内周部に敷設された覆工体5と、この覆工体5を貫通するように設けられた開口部7と、開口部7内に設けられ、該開口部7に挿脱可能な通水手段9と、通水手段9の固液分離体19を洗浄するための洗浄装置11とを備える。通水手段9は、開口部7内に、通水手段9の内周面が裏込め材13よりも突出するようにボルト・ナット15にて取り付けられている。
【選択図】図4
Description
本発明による地下水の流動阻害を防止する構造によれば、通水手段が覆工体及び裏込め材を貫通するように設置されているので、通水手段を介して地下水をシールドトンネル内に取水又はシールドトンネル内から地盤へ放水することができる。
本発明による地下水の流動阻害を防止する構造によれば、通水手段は取水部、放水部、通水管とから構成されるので、それぞれを小型化することができ、シールドトンネル内での設置が容易となる。
本発明による地下水の流動阻害を防止する構造によれば、取水部及び放水部は開口部内に挿入して設置されるので、取水部及び放水部が所望の長さだけ覆工体から突出するように覆工体に取り付けることが可能となる。
本発明による地下水の流動阻害を防止する構造によれば、土砂等を含まない地下水のみを取水し、所定の場所へ通水することが可能となる。
本発明による地下水の流動阻害を防止する構造によれば、取水部及び放水部が目詰まりしても洗浄し、洗浄後の泥水を排水することが可能となる。
本発明による地下水の流動阻害を防止する構造によれば、通水管を洗浄管として兼用するので材料費を削減できる。
本発明による地下水の流動阻害を防止する構造によれば、固液分離体は多孔板とスクリーンとを備えるので、地盤の土圧を支持しつつ、地下水のみを通過させることが可能となる。
本発明による地下水の流動阻害を防止する構造によれば、多孔板の孔径は、排水管の径よりも小さいので、取水部及び放水部を洗浄する際に、取水部及び放水部内に溜まった土砂等を排水管より排出することが可能である。
3 シールドトンネル 5 覆工体(=鋼製セグメント)
7 開口部 9 通水手段
9Ua、9Ub、9Uc 取水部 9La、9Lb、9Lc 放水部
10 ジャッキ 11 洗浄装置
12 治具 13 裏込め材
15 ボルト・ナット 17 地盤
19 固液分離体 21 スクリーン保護用多孔板
23 固液分離スクリーン 25 コア部
27 空隙 29 孔
31 通水兼洗浄管 33 排水管
34 排水管用バルブ 35 貯留槽
37 ポンプ 39 送水管用バルブ
41 送水管 43 マッドケーキ層
51 流動阻害を防止する構造 53 洗浄装置
55 水槽 57 通水管
59 覆工体(=RCセグメント)
Claims (10)
- シールドトンネルによる地下水の流動阻害を防止する構造であって、
前記シールドトンネルの内周に敷設された覆工体と該覆工体を囲うように充填される裏込め材とを貫通するように設置され、前記シールドトンネルよりも上流側の地下水を取水して前記シールドトンネルよりも下流側に放水するための通水手段を備えることを特徴とする地下水の流動阻害を防止する構造。 - 前記通水手段は、
前記シールドトンネルよりも上流側の地下水を取水するための取水部と、
前記取水部で取水した地下水を前記シールドトンネルよりも下流側に放水するための放水部と、
前記取水部で取水した地下水を前記放水部に通水するための通水管とを備えることを特徴とする請求項1に記載の地下水の流動阻害を防止する構造。 - 前記取水部及び前記放水部は、前記覆工体を貫通するように設けられた開口部内に挿入されていることを特徴とする請求項2に記載の地下水の流動阻害を防止する構造。
- 前記取水部及び前記放水部は、
地盤内の土砂を捕捉し、水を通過させる固液分離体を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の地下水の流動阻害を防止する構造。 - 前記取水部及び前記放水部は、
前記取水部及び前記放水部を洗浄する水を前記取水部及び前記放水部へ送水するための洗浄管と、
洗浄後の水を前記取水部及び前記放水部より排出するための排水管とを更に備えることを特徴とする請求項4に記載の地下水の流動阻害を防止する構造。 - 前記通水管が、前記取水部及び前記放水部を洗浄する水を前記取水部及び前記放水部へ送水するための洗浄管として兼用されることを特徴とする請求項2に記載の地下水の流動阻害を防止する構造。
- 前記固液分離体は、
地盤の土圧を支持しつつ、地下水を通すための孔を有する多孔板と、
前記多孔板を通過した土砂等を含む地下水の土砂等を捕捉して地下水のみを通すスクリーンとから構成されることを特徴とする請求項4に記載の地下水の流動阻害を防止する構造。 - 前記多孔板の孔径は、前記取水部及び前記放水部の洗浄後の水を排出するための排水管の径よりも小さいことを特徴とする請求項7に記載の地下水の流動阻害を防止する構造。
- シールドトンネル内に敷設される覆工体であって、
前記覆工体を貫通するように開口された開口部と、
前記開口部内に挿入され、前記シールドトンネルよりも上流側の地下水を取水して前記シールドトンネルよりも下流側に放水するための通水手段とを備えることを特徴とする覆工体。 - シールドトンネル内に敷設された覆工体と、該覆工体と前記シールドトンネルの内周との間に充填された裏込め材とから構成されるシールドトンネルであって、
前記覆工体及び前記裏込め材を貫通するように設置され、前記シールドトンネルよりも上流側の地下水を取水して前記シールドトンネルよりも下流側に放水するための通水手段を備えることを特徴とするシールドトンネル。
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JP2009180019A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Daiho Constr Co Ltd | 透水セグメントおよびこの透水セグメントを用いたトンネル |
Citations (2)
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JPH10280888A (ja) * | 1997-04-08 | 1998-10-20 | Kajima Corp | シールドトンネル |
JPH10317897A (ja) * | 1997-05-22 | 1998-12-02 | Sato Kogyo Co Ltd | 地下水の流動阻害防止構造、およびそのためのセグメントピース並びにセグメントリング |
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2007
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