JP2008291445A - ブラインド用スラット - Google Patents

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Abstract

【課題】スラット本体の側縁より突出してラダーコードに接触する部分のめくれ上がりを防止する。
【解決手段】ブラインド用スラットは、幅方向に湾曲した細長い長尺板材からなるスラット本体31と、スラット本体の幅より広い幅を有しスラット本体の湾曲凸面を覆う表布32aと、湾曲凹面を覆って幅方向両側部がスラット本体の側縁より突出した表布の両側部に結着された裏布32bとを備える。ラダーコード14に支持される部分のスラット本体に幅方向両側部がスラット本体の側縁より突出する補強材33が接着され、表布及び裏布32bの幅方向両側部は補強材33の側部を介して互いに結着される。結着は縫着により行われ、補強材33のスラット本体の側縁より突出する長さが表布又は裏布がスラット本体の側縁よりその幅方向で突出する長さと略同一であることが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のスラットを上下に間隔を隔てて水平に支持し、これらのスラットを昇降することにより開閉し、かつ、スラットをその水平軸線の周りに回動することによって遮光の調節を行なう型式のブラインドに使用されるスラットに関するものである。
従来、いわゆる横型ブラインドは、幅の狭い薄板状の板材からなる複数のスラットを、ヘッドボックスから垂下したラダーコードで遮光状態の調節のために回転可能にかつ上下に所定の間隔を保って吊持させるとともに、昇降コードによってスラットを上方に畳み上げた状態から窓の全面を覆うように降ろした状態に操作できるように設けている。このブラインドに使用されるスラットは、一般に10数mm〜50mm程度の幅寸法で、長さは1m程度以上の細長く薄い例えばアルミニウム製の板材により形成される。そしてこの種のブラインド用のスラットは、自重による撓みを生じないようその幅方向が湾曲して形成され、その機械的強度を向上させている。そして、そのスラットには、上記昇降コードを組み付けるために、少なくとも長尺方向に離間した2か所の位置に貫通する孔が設けられる。
このようなブラインドは、古くから事務室などの窓用調光具として使用されており、近時においてはインテリアとしての性格も重視され、また個人的、家庭的なレベルでも次第にその需要が増進する傾向にある。ここで、家庭における使用を考えた場合には、金属製のスラットは定型的にきれいに整っているという印象を与える反面、事務的で冷たい感じを与えるとともに、スラットの鋭がったエッジによって指を傷つけるという不具合も有していた。
このような不具合を解消するものとして、図7に示すように、アルミニウム等の金属製の長尺板状のスラット本体3を布地製カバー4で被包して成るブラインド用スラット2が開発されている。このカバー4の布地は、天然繊維、再生繊維、合成繊維等から成る織布、不織布より成り、このカバー4はスラット本体3の幅より広い幅を有しスラット本体3の湾曲凸面を覆う表布4aと、スラット本体3の幅より広い幅を有しそのスラット本体3の湾曲凹面を覆う裏布4bとを備える。そして、裏布4bの幅方向における両側部は、スラット本体3の側縁より突出した表布4aの両側部に接着や融着のような手段により結着してカバー4を形成させている。そして、スラット本体3をこのカバー4で被覆した後にその裏布4bをスラット本体3の湾曲凹面に接着や融着、その他の適宜の手段で更に結着し、カバー4がスラット本体3に対して移動することを防止している。また、近年ではその保温性を向上させるためにそのカバー4のスラット本体3の湾曲凸面を覆う表布4aに膨らみを持たせてみたり、その表布4aにプリーツやランダムな凹凸を設けたものが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開平7−4156号公報(明細書[0010]、図1) 特開平6−346672号公報(明細書[0015]、図1)
しかし、上記従来のブラインド用スラットでは、このカバー4が比較的柔軟性に富む天然繊維、再生繊維、合成繊維等から成る織布、又は不織布から作られるので、スラット本体3の側縁より突出した表布4a及び裏布4bを互いに結着しても、そのスラット本体3の側縁より突出するカバー4の側部もまた比較的柔軟なものとなる。このため、このスラット2をラダーコード6に上下に所定の間隔をあけて吊持させると、スラット本体3が変形しなくても、そのスラット本体3を被覆しそのスラット本体3の側縁より突出したカバー4の側部がラダーコード6に接触し、そのラダーコード6に追従してその部分がめくれあがり、その外観上の見栄えを悪化させる不具合があった。
本発明の目的は、スラット本体の側縁より突出してラダーコードに接触する部分のめくれ上がりを防止し得るブラインド用スラットを提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1に示すように、幅方向に湾曲した細長い長尺板材からなるスラット本体31と、スラット本体31の幅より広い幅を有しスラット本体31の湾曲凸面を覆う表布32aと、スラット本体31の幅より広い幅を有しスラット本体31の湾曲凹面を覆って幅方向両側部がスラット本体31の側縁より突出した表布32aの両側部に結着された裏布32bとを備え、ブラインドのラダーコード14に上下に所定の間隔をあけて支持されるブラインド用スラットの改良である。
その特徴ある構成は、ラダーコード14に支持される部分のスラット本体31の湾曲凸面又は湾曲凹面に幅方向両側部がスラット本体31の側縁より突出する補強材33が接着され、表布32a及び裏布32bの幅方向両側部はスラット本体31の側縁より突出した補強材33の側部を介して互いに結着されたところにある。
この請求項1に記載されたブラインド用スラットでは、ラダーコード14に支持される部分のスラット本体31に補強材33を接着し、その補強材33の幅方向両側部をスラット本体31の側縁より突出させて表布32a及び裏布32bとともに結着するので、そのスラット本体31の側縁より突出する表布32a及び裏布32bの剛性をこの補強材33により高めることができる。このため、このスラットをラダーコード14に上下に所定の間隔をあけて吊持させて、スラット本体31の側縁より突出した表布32a及び裏布32bをラダーコード14に接触させたとしても、そのスラット本体31の側縁より突出した表布32a及び裏布32bのラダーコード14に接触する部分が、そのラダーコード14に追従してめくれあがるようなことはなく、この部分がめくりあがることにより外観上の見栄えが悪化するような事態を回避することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、表布32a及び裏布32bの幅方向両側部の結着が縫着により行われたことを特徴とする。
従来では、裏布の幅方向における両側部をスラット本体の側縁より突出した表布の両側部に接着や融着のような手段により結着しており、補強材33の幅方向両側部を表布32a及び裏布32bとともに従来と同様に接着又は融着させると、表布32a、裏布32b及び補強材33の三層からなる側部を有効に結着することが困難となる。この請求項2に係る発明では、表布32a及び裏布32bの幅方向両側部の結着を縫着により行うので、表布32a、裏布32b及び補強材33の三層からなる側部を一回の縫着により有効に結着することができる。このため、補強材33の側部を介して表布32a及び裏布32bの幅方向両側部における結着作業を、従来の接着や融着に比較して比較的容易にすることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、補強材33のスラット本体31の側縁より突出する長さが表布又は裏布がスラット本体31の側縁よりその幅方向で突出する長さと略同一であることを特徴とする。
この請求項3に記載されたブラインド用スラットでは、スラット本体31の側縁より突出する表布32a及び裏布32bの側部における全ての部分の剛性を補強材33により高めることができ、表布32a及び裏布32bの側縁にまで補強材33が至らない場合におけるその側縁におけるめくれあがりを有効に回避することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3いずれか1項に係る発明であって、補強材33が樹脂又は金属からなるシート層と、シート層に積層された粘着材層を有し、補強材33の接着が粘着材層を介して行われることを特徴とする。
この請求項4に記載されたブラインド用スラットでは、補強材33の接着が粘着材層を介して行われるので、その接着作業を比較的容易に行うことができる。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4いずれか1項に係る発明であって、更に図4に示すように、全幅がスラット本体31のダブル幅より広い帯状体35をその幅方向の中央を折り目として長手方向に二つ折りにしながらスラット本体31を挟み、帯状体35のスラット本体31の湾曲凸面に重合する部分により表布32aが形成され、帯状体35のスラット本体31の湾曲凹面に重合する部分により裏布32bが形成されたことを特徴とする。
この請求項5に記載されたブラインド用スラットでは、帯状物35を二つ折りにしながらスラット本体31を挟み、スラット本体31の湾曲凸面及び湾曲凹面に重合する部分により表布32a及び裏布32bを形成するので、別に独立して表布32a及び裏布32bをそれぞれ裁断して得る場合に比較してその手間を減少させることができ、より安価なブラインド用スラットを得ることができる。
本発明のブラインド用スラットでは、ラダーコードに支持される部分のスラット本体の湾曲凸面又は湾曲凹面に幅方向両側部がスラット本体の側縁より突出する補強材を接着し、表布及び裏布の幅方向両側部をスラット本体の側縁より突出した補強材の側部を介して互いに結着するので、そのスラット本体の側縁より突出する表布及び裏布の剛性をこの補強材により高めることができる。このため、このスラットをラダーコードに上下に所定の間隔をあけて吊持させて、スラット本体の側縁より突出した表布及び裏布をラダーコードに接触させたとしても、そのスラット本体の側縁より突出した表布及び裏布のラダーコードに接触する部分が、そのラダーコードに追従してめくれあがるようなことはない。
この場合、表布及び裏布の幅方向両側部の結着を縫着により行えば、従来の接着や融着に比較して、その結着作業を比較的容易にすることができる。また、補強材のスラット本体の側縁より突出する長さを、表布又は裏布がスラット本体の側縁よりその幅方向で突出する長さと略同一とすれば、スラット本体の側縁より突出する表布及び裏布の側部の全ての部分の剛性を補強材により高めることができる。そして、補強材の接着を粘着材層を介して行うようにすれば、その接着作業を比較的容易に行うことができる。更に、帯状物を二つ折りにしながらスラット本体を挟み、スラット本体の湾曲凸面及び湾曲凹面に重合する部分により表布及び裏布を形成するようにすれば、別に独立して表布及び裏布をそれぞれ裁断して得る場合に比較してその手間を減少させることができ、より安価なブラインド用スラットを得ることができる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図6に示すように、いわゆる横型ブラインド10は、図示しないブラケットにより窓の上枠に沿って設けられたヘッドボックス11を備える。ヘッドボックス11の内部には、昇降コード12が巻き付けられているドラム(図示せず)が軸着したシャフト13が長尺方向に沿設され、またラダーコード14の上端が巻かれたチルトドラム15が軸着されたチルトシャフト16が同様に沿設される。上記昇降コード12はヘッドボックス11の端部近傍に設けられたストッパ部17から外部に延出され、コード止め18を介して補助コード19に連結されている。21はヘッドボックス11の端部近傍のチルター22から外部に延出された回転操作棒である。昇降コード12の下端にはボトムレール23が組み付けられ、このボトムレール23とヘッドボックス11の間に、ラダーコード14により上下に一定間隔を保って複数の本発明におけるスラット30が支持される。
図1〜図3に示すように、本発明のスラット30は、長尺板状のスラット本体31と、これを被包する長尺袋状のカバー32を備える。スラット本体31は、幅方向の中央が上側に膨出するよう幅方向に湾曲した細長い長尺板材からなり、このスラット本体31は例えばアルミニウム製の薄板で形成される。一方、カバー32は、スラット本体31の上側である湾曲凸面を覆う表布32aと、スラット本体31の下側である湾曲凹面を覆う裏布32bとを備える。表布32aと裏布32bはそれぞれスラット本体31の幅より広い幅を有し、スラット本体31の側縁より突出した表布32a及び裏布32bの幅方向両側部は互いに結着されてカバー32が構成される。
この実施の形態における表布32a及び裏布32bの幅方向両側部の結着は縫着により行われる。即ち、表布32aと裏布32bを備えるカバー32は、その表布32aをスラット本体31の湾曲凸面に密着させ、その裏布32bをスラット本体31の湾曲凹面に密着させた状態で、その表布32a及び裏布32bの幅方向両側部をスラット本体31の側縁近傍において互いに縫着することにより作られる。ここで、図3における符号34は、表布32a及び裏布32bの幅方向両側部を縫着するために用いられた糸を示す。そして、このスラット30には、昇降コード12(図6)を挿通させる挿通孔30aが、スラット本体31及びカバー32を貫通するように形成される。
本発明のブラインド用スラット30の特徴ある構成は、ラダーコード14に支持される部分のスラット本体31の湾曲凸面又は湾曲凹面に幅方向両側部がスラット本体31の側縁より突出する補強材33が接着されたところにある。図示しないが、この補強材33は、薄くても比較的剛性のある樹脂であるポリエステル又はアルミニウムなどの金属又はそれらの積層材からなるシート層と、そのシート層に積層された粘着材層を有し、補強材33のスラット本体31への接着はこの粘着材層を介して行われる。この実施の形態では、スラット本体31の湾曲凹面に補強材33が接着された場合を示すけれども、この補強材33は、スラット本体31の湾曲凸面に接着しても良く、スラット本体31の湾曲凸面及び湾曲凹面の双方に接着しても良い。そして、表布32a及び裏布32bの幅方向両側部はスラット本体31の側縁より突出した補強材33の側部を介して縫着される。
この実施の形態におけるカバー32は、全幅がスラット本体31の幅の2倍であるダブル幅より広い幅を有する帯状体をその幅方向の中央を折り目として長手方向に二つ折りにすることにより作られる。この帯状体を用いた具体的な製造手順を図4に示す。即ち、帯状体35はその端部からその幅方向の中央を折り目として長手方向に二つ折りにされ、その二つ折りされた端部によりスラット本体31を挟む。そして、スラット本体31の湾曲凸面に帯状体35の折り曲げられた上側を重合させ、スラット本体31の湾曲凹面に帯状体35の折り曲げられた下側を重合させる。このようにして、帯状体35のスラット本体31の湾曲凸面に重合する部分により表布32aが形成され、帯状体35のスラット本体31の湾曲凹面に重合する部分により裏布32bが形成される。
図2に示すように、表布32a及び裏布32bの各幅W2はスラット本体31の幅W1より8〜12mm広いことが好ましい。このため、スラット本体31のダブル幅より広い幅を有する帯状体35の幅はスラット本体31の幅より16〜24mm広いことが好ましい。そして、この表布32a及び裏布32bを構成することになる帯状体35としては、天然繊維、再生繊維、合成繊維等から成る織布、又は不織布より作られることが好ましい。
また、スラット本体31には、予め補強材33が所定の場所に接着される。補強材33のスラット本体31の側縁より突出する長さは、表布32a又は裏布32bがスラット本体31の側縁よりその幅方向で突出する長さと略同一であることが好ましい。このため、この補強材33の幅も表布32a及び裏布32bの各幅W2と同一であることが好ましく、この補強材33の幅もスラット本体31の幅W1より6〜10mm広いことが好ましい。また、スラット本体31の長手方向における補強材33の長さLはラダーコード14の縦紐14a(図1)の幅以上になるように形成される。ここで、ラダーコード14の縦紐14aが図1に示すようなテープ状のものであれば、補強材33の長さLはそのテープ状の縦紐14aの幅の0.8〜1.2倍広く形成されることが好ましい。一方、図示しないが、ラダーコード14の縦紐14aが断面が略円形のいわゆる紐状のものであれば、補強材33の長さLはその縦紐14aの幅である断面直径の10〜20倍広く形成されることが好ましい。
図4に戻って、帯状体35の二つ折りにされてスラット本体31を挟んだ端部は縫合用ガイド37に至る。図5に示すように、縫合用ガイド37は、スラット本体31の湾曲凸面に表布32aを密着させる上型37aと、スラット本体31の湾曲凹面に裏布32bを密着させる下型37bとを有し、スラット本体31の側縁近傍の上型37aに、表布32a及び裏布32bの幅方向両側部を互いに縫着するミシン針38を通過させるミシン孔37cが形成される。そして二つ折りにされてスラット本体31を挟んだ帯状体35は縫合用ガイド37の内部を通過する際に、その帯状体35における表布32a及び裏布32bの幅方向両側部がスラット本体31の側縁近傍において互いに縫着される。これによりスラット本体31と、そのスラット本体31の湾曲凸面を覆う表布32aと、スラット本体31の湾曲凹面を覆う裏布32bとを備え、表布32a及び裏布32bの幅方向両側部がスラット本体31の側縁より突出した補強材33の側部を介して互いに結着された本発明のブラインド用スラット30が得られる。なお、昇降コード12(図6)を挿通させる挿通孔30a(図1〜図3)は、その後スラット本体31、カバー32及び補強材33を一体として打ち抜くことにより形成される。
このように構成されたブラインド用スラット30では、ラダーコード14に支持される部分のスラット本体31に補強材33を接着し、その補強材33の幅方向両側部をスラット本体31の側縁より突出させて表布32a及び裏布32bとともに結着するので、そのスラット本体31の側縁より突出する表布32a及び裏布32bの剛性をこの補強材33により高めることができる。このため、図1に示すように、このスラットをラダーコード14に上下に所定の間隔をあけて吊持させて、スラット本体31の側縁より突出した表布32a及び裏布32bをラダーコード14に接触させたとしても、そのスラット本体31の側縁より突出した表布32a及び裏布32bのラダーコード14に接触する部分が、そのラダーコード14に追従してめくれあがるようなことはなく、この部分がめくりあがることにより外観上の見栄えが悪化するような事態を回避することができる。
また、その補強材33の幅方向両側部を表布32a及び裏布32bとともに結着するけれども、この結着を従来と同様に接着又は融着させると、表布32a、裏布32b及び補強材33の三層からなる側部を有効に結着することが困難となる。本発明では、表布32a及び裏布32bの幅方向両側部の結着を縫着により行うので、表布32a、裏布32b及び補強材33の三層からなる側部を一回の縫着により有効に結着することができる。このため、本発明のブラインド用スラットでは、補強材33の側部を介して表布32a及び裏布32bの幅方向両側部における結着作業を、従来の接着や融着に比較して比較的容易にすることができる。
また、補強材33のスラット本体31の側縁より突出する長さが表布又は裏布がスラット本体31の側縁よりその幅方向で突出する長さと略同一であるので、スラット本体31の側縁より突出する表布32a及び裏布32bの側部における全ての部分の剛性を補強材33により高めることができ、表布32a及び裏布32bの側縁にまで補強材33が至らない場合におけるその側縁におけるめくれあがりを有効に回避することができる。そして、補強材33の接着を粘着材層を介して行うので、その接着作業を比較的容易に行うことができる。
更に、この実施の形態では、全幅がスラット本体31のダブル幅より広い帯状体35をその幅方向の中央を折り目として長手方向に二つ折りにしながらスラット本体31を挟み、スラット本体31の湾曲凸面及び湾曲凹面に重合する部分により表布32a及び裏布32bを形成するので、別に独立して表布32a及び裏布32bをそれぞれ裁断して得る場合に比較してその手間を減少させることができ、より安価なブラインド用スラットを得ることができる。
本発明実施形態のスラットがラダーコードの吊持された状態を示す図6のD部拡大斜視図である。 そのブラインド用スラットの斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 帯状体を二つ折りにしながらスラット本体を挟む状態を示す斜視図である。 図4のC−C線断面図である。 そのスラットを有するブラインドの斜視図である。 従来のスラットがラダーコードの吊持された状態を示す図1に対応する拡大斜視図である。
符号の説明
14 ラダーコード
30 ブラインド用スラット
31 スラット本体
32a 表布
32b 裏布
33 補強材
35 帯状体

Claims (5)

  1. 幅方向に湾曲した細長い長尺板材からなるスラット本体(31)と、前記スラット本体(31)の幅より広い幅を有し前記スラット本体(31)の湾曲凸面を覆う表布(32a)と、前記スラット本体(31)の幅より広い幅を有し前記スラット本体(31)の湾曲凹面を覆って幅方向両側部が前記スラット本体(31)の側縁より突出した前記表布(32a)の両側部に結着された裏布(32b)とを備え、ブラインドのラダーコード(14)に上下に所定の間隔をあけて支持されるブラインド用スラットにおいて、
    前記ラダーコード(14)に支持される部分の前記スラット本体(31)の湾曲凸面又は湾曲凹面に幅方向両側部が前記スラット本体(31)の側縁より突出する補強材(33)が接着され、
    前記表布(32a)及び前記裏布(32b)の幅方向両側部は前記スラット本体(31)の側縁より突出した前記補強材(33)の側部を介して互いに結着された
    ことを特徴とするブラインド用スラット。
  2. 表布(32a)及び裏布(32b)の幅方向両側部の結着が縫着により行われた請求項1記載のブラインド用スラット。
  3. 補強材(33)のスラット本体(31)の側縁より突出する長さが表布(32a)又は裏布(32b)がスラット本体(31)の側縁よりその幅方向で突出する長さと略同一である請求項1又は2記載のブラインド用スラット。
  4. 補強材(33)が樹脂又は金属からなるシート層と、前記シート層に積層された粘着材層を有し、前記補強材(33)の接着が前記粘着材層を介して行われる請求項1ないし3いずれか1項に記載のブラインド用スラット。
  5. 全幅がスラット本体(31)のダブル幅より広い帯状体(35)をその幅方向の中央を折り目として長手方向に二つ折りにしながら前記スラット本体(31)を挟み、前記帯状体(35)の前記スラット本体(31)の湾曲凸面に重合する部分により表布(32a)が形成され、前記帯状体(35)の前記スラット本体(31)の湾曲凹面に重合する部分により裏布(32b)が形成された請求項1ないし4いずれか1項に記載のブラインド用スラット。
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