JP2008290615A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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宏暢 高橋
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将宏 前田
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Abstract

【課題】制御基板とコネクタとを分離した場合に、簡易な構成で両者を容易に仮固定して組立時間を短縮することができる電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】コラムアシスト式の電動パワーステアリング装置であって、減速ギヤボックスに、前記電動モータを装着するモータ装着部及び当該電動モータを駆動制御する制御ユニット19を装着するユニット装着部が並設され、前記制御ユニット19は、少なくとも指令値を演算する処理装置を実装した制御基板19Aと、前記電動モータ用のスイッチング素子を実装したパワー基板19Bと、リレー、ノイズ対策部品等を実装したモジュール部品19Cと、外部と電気的に接続するコネクタ19Eとで構成され、前記コネクタ19Eは前記制御基板に仮保持する仮保持部47を備えている。
【選択図】図9

Description

本発明は、操舵トルクが伝達されるステアリングシャフトを内装するステアリングコラムと、前記ステアリングシャフトに減速ギヤボックス内の減速機構を介して操舵補助力を伝達する電動モータとを備えたコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置に関する。
従来の電動パワーステアリング装置としては、例えばラック軸が摺動自在に収容あるいは装着されるラックケース又はステアリングギヤボックスの一部にモータが収容され、前記モータを駆動制御する制御基板が収容されるハウジングがラックケース又はステアリングギヤボックスに形成され、ハウジングの開口に対向する底部に形成された取付ボスに前記開口から挿入された制御基板が当接されると、モータからハウジング内に突設されたモータ側接続端子に制御基板に設けられた基板接続端子が互いに接触して電気的に接続される電動パワーステアリング装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。ここで、外部からの電力供給や信号の入出力のためのコネクタは、ステアリングギヤボックスの近傍で飛び石などが当たらないようにハウジングの上面カバーにステアリングギヤボックスの入力軸と平行に突出形成され、コネクタ接続を上方から行うように構成されている。
特開2005−329866号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、モータ制御回路の回路基板に制御回路、モータ駆動回路、リレー、コンデンサ、コイル等の電気部品が全て搭載されているので、発熱の多いモータ駆動回路の駆動回路素子をヒートシンクに固定してギヤハウジングに放熱するようにしなければならず、放熱のためのヒートシンクが必要となり、部品点数が増加するという未解決の課題がある。
この未解決の課題を解決するために、マイクロコンピュータ等の制御回路を搭載する制御基板と、モータ駆動回路のスイッチング素子等を搭載するパワー基板と、リレーやノイズ対策部品が搭載されたモジュール部品とを個別に設け、パワー基板を減速ギヤボックスに直接固定し、このパワー基板の上方に所定間隔を空けて制御基板を配設し、この制御基板にパワー基板及びモジュール部品を電気的に接続することが考えられている。
この構成とする場合には、パワー基板を熱容量の大きい減速ギヤボックスに固定することにより、大きな放熱効果を得ることができるものであるが、制御基板に直接外部との電源や信号の入出力を行うためのコネクタを取付ける場合には問題ないが、制御基板とコネクタとを分離した場合には、制御基板とコネクタとの電気的接続を行う場合に、他のパワー基板やモジュール部品との電気的接続も同時に行う必要があり、接続するリード端子数が増加することにより、各リード端子をスルーホール等の挿通孔に挿通することが困難であり、制御ユニットの組立てに要する時間が長くなるという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、制御基板とコネクタとを分離した場合に、簡易な構成で両者を容易に仮固定して組立時間を短縮することができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る電動パワーステアリング装置は、操舵トルクが伝達されるステアリングシャフトを内装するステアリングコラムと、前記ステアリングシャフトに減速ギヤボックス内の減速機構を介して操舵補助力を伝達する電動モータとを備えたコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置であって、
前記減速ギヤボックスに、前記電動モータを装着するモータ装着部及び当該電動モータを駆動制御する制御ユニットを装着するユニット装着部が並設され、前記制御ユニットは、少なくとも指令値を演算する処理装置を実装した制御基板と、前記電動モータ用のスイッチング素子を実装したパワー基板と、リレー、ノイズ対策部品等を実装したモジュール部品と、外部と電気的に接続するコネクタとで構成され、前記コネクタは前記制御基板に仮保持する仮保持部を備えていることを特徴としている。
また、請求項2に係る電動パワーステアリング装置は、請求項1に係る発明において、前記仮保持部はスナップフィット形状を有する係合部を有することを特徴としている。
さらに、請求項3に係る電動パワーステアリング装置は、請求項1又は2に係る発明において、前記コネクタはそのリード端子を前記制御基板の挿通孔に挿通した状態で、当該制御基板に前記仮保持部によって仮保持され、当該コネクタを前記減速ギヤボックスに固定した後に、前記リード端子を半田付けすることにより前記コネクタを前記制御基板に固定保持したことを特徴としている。
さらにまた、請求項4に係る電動パワーステアリング装置は、請求項1乃至3の何れか1つに係る発明において、前記制御ユニットは、パワー基板及び前記制御基板が所定間隔を保ってその順に積層され、前記モジュール部品の電気的接続部が前記制御基板及びパワー基板間に位置するように3層構造とされていることを特徴としている。
本発明によれば、制御ユニットを制御基板、パワー基板、モジュール部品及びコネクタとで構成し、コネクタに前記制御基板に仮保持する仮保持部を設けたので、仮保持部によってコネクタを制御基板に仮保持させることができ、制御基板とコネクタとが分離されている場合でも、両者を一体として扱うことができ、制御ユニットの組立作業を容易に行うことができるという効果が得られる。
ここで、仮保持部をスナップフィット形状を有する係合部とすることにより、この係合部を制御基板の挿通孔に一方の面側から挿通して他方の面に突出させるだけで、制御基板にコネクタを仮保持することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す斜視図、図2は減速ギヤボックスに電動モータ及び制御ユニットを装着した状態の斜視図、図3は減速ギヤボックスの一部を拡大して示す縦断面図、図4は分解斜視図、図5は電動モータを示す斜視図、図6は電動モータのバスバー構造を示す正面図、図7は減速ギヤボックスの正面側から見た斜視図、図8は減速ギヤボックスの背面側から見た斜視図、図9は制御ユニットの分解斜視図、図10はモジュール部品を図9とは反対側から見た斜視図、図11はコネクタを示す斜視図、図12は制御ユニットを減速ギヤボックスに装着した状態の断面図を示す模式図、図13は制御ユニットの減速機構サイズ変更時の断面を表す模式図である。
図1において、1はコラム型の電動パワーステアリング装置であり、ステアリングホイール(図示せず)に連結されたステアリングシャフト2を回転自在に内装するステアリングコラム3に、減速ギヤボックス4が連結され、この減速ギヤボックス4に、軸方向がステアリングコラム3の軸方向と直交する方向に延長されたブラシ付きモータで構成される電動モータ5が配設されている。
ここで、ステアリングコラム3は、減速ギヤボックス4との連結部にコラプス時の衝撃エネルギーを吸収して所定のコラプスストロークを確保する内管3a及び外管3bの2重管構造となっている。そして、ステアリングコラム3の外管3b及び減速ギヤボックス4がアッパ取付ブラケット6及びロア取付ブラケット7によって車体側に取付けられている。
ロア取付ブラケット7は、車体側部材(図示せず)に取付けられる取付板部7aと、この取付板部7aの下面に所定間隔を保って平行に延長する一対の支持板部7bとで形成されている。そして、支持板部7bの先端が、減速ギヤボックス4の下端側即ち車体前方側に配設したカバー4aに一体形成された支持部4bに枢軸7cを介して回動自在に連結されている。
また、アッパ取付ブラケット6は、車体側部材(図示せず)に取付けられる取付板部6aと、この取付板部6aに一体に形成された方形枠状支持部6bと、この方形枠状支持部6bに形成されたステアリングコラム3の外管3bを支持するチルト機構6cとを備えている。
ここで、取付板部6aは、車体側部材(図示せず)に取付けられる左右一対のカプセル6dと、これらカプセル6dに樹脂インジェクション6eによって固定された摺動板部6fとで構成され、衝突時にステアリングコラム3に車体前方に移動させる衝撃力が作用することにより、カプセル6dに対して摺動板部6fが車体前方に摺動して樹脂インジェクション6eが剪断され、その剪断荷重がコラプス開始荷重となるように構成されている。
また、チルト機構6cのチルトレバー6gを回動させることにより、支持状態を解除することにより、ステアリングコラム3をロア取付ブラケット7の枢軸7cを中心として上下にチルト位置調整可能とされている。
さらに、ステアリングシャフト2は、図3に示すように、右端がステアリングホイール(図示せず)に連結される入力軸2aと、この入力軸2aの左端にトーションバー2bを介して連結されたトーションバー2bを覆う出力軸2cとで構成されている。
さらにまた、減速ギヤボックス4は、図3、図4、図7及び図8に示すように、高熱伝導性を有する材料例えばアルミニューム、アルミニューム合金、マグネシウム及びマグネシウム合金の何れか1つを例えばダイキャスト成型することにより形成されている。この減速ギヤボックス4は、電動モータ5の出力軸に連接されたウォーム11を収納するウォーム収納部12と、このウォーム収納部12の下側にその中心軸と直交する中心軸を有しウォーム11に噛合するウォームホイール13を収納するウォームホイール収納部14と、このウォームホイール収納部14の後方側に一体に同軸的に連結されたトルクセンサ15を収納するトルクセンサ収納部16と、ウォーム収納部12の開放端面に形成された電動モータ5を取付けるモータ装着部17と、トルクセンサ収納部16の後端面に形成されたステアリングコラム3の前端部を外嵌するコラム取付部18と、ウォーム収納部12とウォームホイール収納部14の一部に跨がってウォームホイール収納部14及びトルクセンサ収納部16の中心軸線と直交する平面内に形成された制御ユニット19を装着する制御ユニット装着部20とを備えている。
そして、減速ギヤボックス4が、コラム取付部18にステアリングコラム3を外嵌し、ステアリングコラム3の端面をトルクセンサ収納部16の端面に当接させた状態でステアリングコラム3に固定されている。
ここで、トルクセンサ15は、図3に示すように、ステアリングシャフト2の入力軸2a及び出力軸2c間の捩じれ状態を磁気的に検出してステアリングシャフトに伝達された操舵トルクを一対の検出コイル15a及び15bで検出するように構成され、これら一対の検出コイル15a及び15bの巻き始め及び巻き終わりに夫々ステアリングコラム3の中心軸と直交する方向に平行に外部に突出する外部接続端子15c,15d及び15e,15fが接続され、これら外部接続端子15c〜15fの突出部が中央部でステアリングコラム3の中心軸と平行に折り曲げられてL字状に形成されている。
また、電動モータ5は、図5に示すように、その一方の減速ギヤボックス4に取付ける取付フランジ5bに近い位置における制御ユニット装着部20に装着された制御ユニット19に近接対向する位置に、内蔵するブラシに配電する後述するバスバー5i及び5jと一体に形成されたモータ側接続部としての接続端子5c及び5dが電動モータ5の軸心方向に対して例えば45°の傾斜角で取付フランジ5bの端面から前方に向けて傾斜延長されている。これら接続端子5c及び5dの先端部は円弧状に形成されていると共に、先端部側に固定ねじを挿通する長孔5eが穿設されている。
ここで、接続端子5c及び5dの夫々は、図6に示すように、底部中央にアーマチュア挿通孔を有する合成樹脂製のブラシ支持体5f内に互いに絶縁されて配設されて、2組のブラシ5g,5hに個別に接続された円弧状のバスバー5i及び5jの互いに対向する一端に一体に形成されている。
そして、電動モータ5がその取付フランジ5bを減速ギヤボックス4のモータ装着部17に、その出力軸を、ウォーム11を装着したウォーム軸11aにスプライン結合又はセレーション結合すると共に、接続端子5c及び5dを車体後方に延長させて取付けられている。
さらに、減速ギヤボックス4に形成された制御ユニット装着部20は、図7及び図8を参照して明らかなように、ウォーム収納部12とその下側のウォームホイール収納部14の上部側とに跨がって形成されたウォーム収納部12の軸方向を長辺とする長方形状の平坦取付面20aと、この平坦取付面20aのトルクセンサ収納部16とは反対側の側縁に沿って穿設された後述するモジュール部品を格納するモジュール部品格納部20bとで構成されている。
そして、図8に示すように、平坦取付面20aのトルクセンサ収納部16側の側縁に側壁20cが形成されていると共に、この側壁20cの左端側に側壁20cと協働して後述するパワー基板19Bを位置決めする位置決め部20dが形成されている。また、側壁20cの両端部内側に後述する制御基板19Aを支持する支持片20eが形成されていると共に、側壁とは反対側の左隅部及び左右方向中央部に夫々後述するモジュール部品19Cを支持する支持片20fが形成されている。さらに、平坦取付面20aの左端縁の前後端部から左方に突出されて後述するコネクタ19Eを支持するコネクタ支持片20gが形成されている。
制御ユニット19は、図4及び図9に示すように、制御基板19Aと、パワー基板19Bと、モジュール部品19Cと、モータ端子台19Dと、コネクタ19Eと、カバー19Fとで構成されている。
制御基板19Aは、トルクセンサ15からのトルク検出値や図示しない車速センサからの車速検出値に基づいて操舵補助電流指令値を算出し、この操舵補助電流指令値と電動モータ5に出力するモータ電流の検出値とに基づいて電流フィードバック制御を行ってパワー基板19Bのパルス幅変調回路への電圧指令値を算出することにより、電動モータ5で発生させる操舵補助力を制御するマイクロコントロールユニット(MCU)やその周辺機器を実装していると共に、パワー基板19Bに形成された後述する3組のリード端子24a〜24cを挿通する3組の挿通孔21a〜21cと、モジュール部品19Cに形成された3組のリード端子34a〜34cを挿通する3組の挿通孔22a〜22cと、トルクセンサ15の外部接続端子15c〜15fが挿通されるスルーホール23a〜23dとが形成されている。
また、パワー基板19Bは、電動モータ5を駆動制御する電界効果トランジスタ等のパワースイッチング素子で構成されるHブリッジ回路やこのHブリッジ回路のパワースイッチング素子を駆動するパルス幅変調回路等のディスクリート部品を実装し、平坦取付面20aに例えば放熱グリースを介して直接固定する熱伝導率の高い金属製基板で構成されており、制御基板19Aと電気的に接続される3組のリード端子24a〜24cが上方に突出されている。ここで、リード端子24a〜24cは、図9に示すように、熱膨張などによって制御基板19Aとパワー基板19Bとの相対位置変化が生じた場合の応力を緩和できるように途中に折り曲げ部25が形成されている。
さらに、モジュール部品19Cは、図9及び図10に示すように、平面から見て略長方形状を有する合成樹脂材でモールド成形されたベース基板33を有し、このベース基板33の上面側に制御基板19Aと電気的に接続される3組のリード端子34aと34b及び34cとが右端縁と下端縁に沿って上方に突出されている。また、モジュール部品19Cの裏面側には、図9に示すように、コンデンサ35、電源用やフェールセーフ用などのリレー36,37、ノイズ対策用のコイル38及びコンデンサ39,40等のモータ電流の大小や車両レイアウト制約により、形状やサイズが変化する部品群を集約化して装着保持されている。
さらに、3組のリード端子34aと34b及び34cは、図10に示すように、熱膨張などによって制御基板19Aとモジュール部品19Cとの相対位置変化が生じた場合の応力を緩和できるように途中に折り曲げ部34dが形成されている。
さらにまた、ベース基板33の左右方向の端部における対角線上に取付部33a及び33bが形成され、且つベース基板33の上面における上下方向の中央部における図9で左側位置に制御基板19Aを支持する位置決めピン33cを有する支持部33dが形成されている。
ここで、ベース基板33の取付部33a及び33bとこれら取付部33a及び33b間をベース基板の取付部33a側の側縁を通って連結する連結部33eとこの連結部33eの左右方向の中央位置に設けられた減速ギヤボックス4の制御ユニット装着部20に取付ける取付部33fとが一体のバスバーで構成されている。このため、バスバーが電気的に減速ギヤボックス4に接続されてノイズ電流還流用アースとして作用させることができると共に、ベース基板33の剛性を高めることができる。
また、ベース基板33の取付部33a及び33bに対応する図9で下面側に減速ギヤボックス4のモジュール部品格納部20bに挿入されて位置決めを行う位置決めピン33g及び33hが突出形成されている。
さらにまた、モータ端子台19Dは、図4に示すように、合成樹脂材でモールド成形されてモータ装着部17に形成された端子台取付部17aに取付けられる取付部41aと、この取付部41aの上部に形成された傾斜面を有する端子板保持部41bと、この端子板保持部41bに形成された電動モータ5の接続端子5c及び5dと面接触する傾斜端子板41c及び41dと、これら傾斜端子板41c及び41dに個別に接続されて、制御基板19Aに電気的に接続されるリード端子41e及び41fとを備えている。
なおさらに、コネクタ19Eは、図9及び図11に示すように、合成樹脂材でモールド成形されて構成され、電源コネクタ部42と外部のネットワークと接続する信号コネクタ部43とを有するケース体44を有し、このケース体44の左右端部に取付フランジ部44aが形成されている。ケース体44の背面には、各コネクタ部42及び43の制御基板19Aに電気的に接続されるパワーリード端子45及び信号リード端子46が背面側から所定距離だけ突出させてから上方に折り曲げられてL字状に形成され、これらパワーリード端子45及び信号リード端子46間にコネクタ19Eを制御基板19Aに一時的に保持するスナップフィット形状を有する仮保持部としての仮保持用突起47が形成されている。
この仮保持用突起47は、図9で特に明らかなように、コネクタ19Eの背面側から所定距離突出する支持部47aと、この支持部47aの先端に形成された側面から見てU字状の可撓性を有する係合部47bとから構成され、係合部47bを構成する一対の垂直板部47c及び47dの先端部における外側面に上端から下方に行くに従い徐々に肉厚となり、下端面が水平面とされた傾斜板部47eが形成されている。
そして、コネクタ19Eのパワーリード端子45及び信号リード端子46を制御基板19Aに形成した挿通孔48a及び48bに挿通すると共に、仮保持用突起47の係合部47bを制御基板19Aに形成した挿通孔48cに挿通して傾斜板部47eの下端面が制御基板19Aの上面に係合するようにすることにより、コネクタ19Eを制御基板19Aに仮固定することができる。
そして、制御ユニット19を組み立てるには、先ず、制御ユニット装着部20の平坦取付面20aに放熱グリースを塗布した上で、パワー基板19Bを、リード端子24a側の隅部を位置決め部20dに当接させて位置決めし、この状態で、ねじ留めなどによって平坦取付面に固定する。
次いで、リレー、コンデンサ等を下面に装着したモジュール部品19Cを、その下面のリレー、コンデンサ等の部品が制御ユニット装着部20に形成したモジュール部品格納部20bに格納されるようにしてベース基板33を支持片20f上にねじ留めなどによって固定する。
次いで、モータ端子台19Dをモータ装着部17に形成した端子台取付部17aに載置し、モジュール部品19Cの取付部33bと共にねじ留め等によって共締めする。次いで、制御基板19Aにコネクタ19Eをそのリード端子45,46を制御基板19Aの挿通孔48a,48bに挿通してから仮保持用突起47を挿通孔48cに挿通して仮留めし、この制御基板19Aをパワー基板19Bのリード端子24a〜24cを挿通孔21a〜21cに挿通すると共に、モジュール部品19Cのリード端子34a〜34cを挿通孔22a〜22cに挿通し、さらにモジュール部品19Cのベース基板33に形成した支持部33dの位置決めピン33cを挿通孔33iに挿通させて、ねじ留めなどによって固定する。次いで、コネクタ19Eを、その取付フランジ部44aを制御ユニット装着部20のコネクタ支持片20gに載置してからねじ留めなどによってコネクタ支持片20gに固定する。
以上の取付工程を終了することにより、図2に示すように、制御基板19A、パワー基板19B及びモジュール部品19Cを個別に減速ギヤボックス4の制御ユニット装着部20に装着することができ、この状態で、制御基板19Aの上面側で各リード端子を半田付けしてから図4に示すカバー19Fを制御ユニット装着部20にねじ留めなどによって固定することにより、制御ユニット19が構成され、この制御ユニット19が減速ギヤボックス4へ装着される。
そして、制御ユニット19の減速ギヤボックス4への装着が完了してから電動モータ5を減速ギヤボックス4のモータ装着部17に装着する。このとき、電動モータ5の出力軸と減速ギヤボックス4のウォーム軸11aとをスプライン結合又はセレーション結合させるので、電動モータ5を回転させながらスプライン結合又はセレーション結合を浅く行って、浅いスプライン結合又はセレーション結合が完了すると、電動モータの取付フランジ5bを減速ギヤボックス4におけるモータ装着部17のフランジ部17bに対向させるように位置合わせをしてから電動モータ5を減速ギヤボックス4にインロー結合させる。このようにすると、電動モータ5の外部接続端子5c及び5dが制御ユニット19におけるモータ端子台19Dに形成した端子板41c及び41dと面接触することになり、この状態で電動モータ5の外部接続端子5c及び5dのモータ端子台19Dとは反対側からビス留めすることにより、電動モータ5の外部接続端子5c及び5dとモータ端子台19Dの端子板41c及び41dとの電気的接続を行うことができる。これと同時にモータ側取付フランジ5bをモータ装着部17のフランジ部17bにボルト締めすることにより、電動モータ5を減速ギヤボックス4に装着することができる。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
先ず、電動パワーステアリング装置1を組み立てるには、減速ギヤボックス4のトルクセンサ収納部16内に、トルクセンサ15をその外部接続端子15c〜15fの先端が制御ユニット装着部20における側壁20cの左右方向中央部に形成された開口20hを通じて、平坦取付面20aと平行に車体後方に延長するように固定配置する。
次いで、減速ギヤボックス4の制御ユニット装着部20に制御ユニット19を組付けながら装着する。この制御ユニット19の組付けは、前述したように、先ず、パワー基板19Bを平坦取付面20aに放熱グリースを介してねじ留めなどによって固定し、次いでモジュール部品19Cをリレー、コンデンサ等の部品を装着した状態で、これらをモジュール部品格納部20bに格納しながらベース基板33をその取付部30a及び33fを支持片20f上に載置して、これらをねじ留めなどによって固定する。次いで、モータ端子台19Dをモータ装着部17の端子台取付部17aにモジュール部品19Cの取付部33bと共にねじ留めなどによって共締めして固定する。
そして、制御基板19Aにコネクタ19Eを仮固定する。この仮固定は、コネクタ19Eのケース体44の背面に形成された仮保持用突起47の係合部47bを制御基板19Aに形成した挿通孔48c内に垂直板部47c及び47dを内側に撓ませながら挿通すると同時にリード端子45及び46を制御基板19Aに形成した挿通孔48a及び48bに挿通させて、コネクタ19Eを係合部47bの傾斜板部47eの下端面が制御基板19Aの上面に係合するまで押し込むことにより、垂直板部47c及び47dが弾性によって元の垂直状態に復帰し、垂直板部47c及び47dの下面が制御基板19Aの上面に対向することにより、仮保持用突起47の挿通孔48cからの抜け出しが阻止されて、コネクタ19Eが制御基板19Aに仮保持される。
そして、コネクタ19Eを仮保持した制御基板19Aを、先ず、スルーホール23a〜23dにトルクセンサ15の外部接続端子15c〜15fを挿通させてから、パワー基板19Bのリード端子24a〜24cを挿通孔21a〜21cに挿通し、モジュール部品19Cのリード端子34a〜34cを挿通孔22a〜22cに挿通し、モータ端子台19Dのリード端子41e及び41fを挿通孔41g及び41hに挿通し、これらと同時にモジュール部品19Cの位置決めピン33cを挿通孔33iに挿通させることにより、位置決めして制御ユニット装着部20の支持片20e上に載置してねじ留めなどによって固定する。次いで、コネクタ19Eをコネクタ支持片20gにねじ留めなどによって固定する。
この状態では、図2に示すように、制御ユニット19を構成する制御基板19A、パワー基板19B、モジュール部品19C、モータ端子台19D及びコネクタ19Eが減速ギヤボックス4の制御ユニット装着部20に装着された状態となり、この状態で、制御基板19Aの上面から突出している各リード端子を半田付けすることにより、制御基板19Aとパワー基板19B、モジュール部品19C、モータ端子台19D及びコネクタ19Eとが電気的に接続されると共に、制御基板19Aとコネクタ19Eとが一体に固定される。
そして、半田付けが終了した時点で、制御基板19Aを覆うようにカバー19Fを制御ユニット装着部20に装着してねじ留めなどによって固定することにより、制御ユニット19の組付けと制御ユニット装着部20への装着とが同時に完了する。
このように上記実施形態によると、制御基板19Aにコネクタ19Eを、仮保持用突起47を挿通孔48cに挿通すると同時にリード端子45及び46を制御基板19Aの挿通孔48a及び48bに挿通して、仮保持用突起47によってコネクタ19Eを制御基板19Aに仮保持することができ、このコネクタ19Eの仮保持をパワー基板19B及びモジュール部品19Cのリード端子の制御基板19Aへの挿通とは別個に行うことができるので、制御基板19Aとコネクタ19Eとの接続を容易に行うことができる。
しかも、その後に制御基板19Aとパワー基板19B及びモジュール部品19Cのリード端子の挿通を行うので、一度に挿通するリード端子数をコネクタ19Eのリード端子数分だけ減少させることができ、挿通作業を容易に行うことができる。
また、制御基板19Aにコネクタ19Eを仮保持した状態で、制御基板19Aを制御ユニット装着部20に装着してからコネクタ19Eをコネクタ支持片20gに固定するので、コネクタ19Eの固定時に制御基板19Aに応力が残らず、しかもコネクタ19Eに対する外部接続コネクタの脱着時の機械的強度を確保することができると共に、外部接続コネクタの脱着時に応力が制御基板19Aに掛かることを防止することができる。
次いで、減速ギヤボックス4にステアリングシャフト2、ステアリングコラム3、ウォーム11及びウォームホイール13等を装着してから最後に電動モータ5を減速ギヤボックス4のモータ装着部17に取付ける。
この電動モータ5の装着は、先ず、電動モータ5の出力軸と減速ギヤボックス4のウォーム収納部12に収納されたウォーム11を取付けたウォーム軸11aとを両者の端面を当接させた状態で電動モータ5を円周方向に回転させながら浅くスプライン結合又はセレーション結合する。この浅いスプライン結合又はセレーション結合が完了すると、再度電動モータ5を円周方向に回転させて取付フランジ5bをモータ装着部17のフランジ部17bに対向させると共に、接続端子5c及び5dをモータ端子台19Dの端子板41c及び41dに対向させた状態で、電動モータ5を減速ギヤボックス4に押し込んでインロー結合させる。
この状態となると、接続端子5c及び5dがモータ端子台19Dの端子板41c及び41dに面接触するので、この状態でネジ回し等の工具で接続端子5c及び5dと端子板41c及び41dとをねじ留めすると共に、端子台19Dを覆うように図4に示すカバー19Gを装着する。このとき、接続端子5c及び5d並びに端子板41c及び41dが図2に示すように電動モータ5の軸心方向に対して左上がりに傾斜しているので、ネジ回し等の工具を容易に挿入させることができ、ねじ留めを容易に行うことができる。
しかも、接続端子5c及び5d並びに端子板41c及び41dが電動モータ5の軸心方向に対して右上がりに傾斜していることにより、接続端子5c及び5d並びに端子板41c及び41dに必要な接触面積を確保してもモータ端子台19Dの高さを低くすることができ、接続端子5c,5d及びモータ端子台19Dが必要以上に突出することを確実に防止することができるので、レイアウトの自由度を向上させることができる。
また、接続端子5c及び5dを端子板41c及び41dに面接触させて最短距離で強固に取付けることができるので、接続端子5c,5d及び端子板41c,41d間をモータハーネスを介することなく電気的に直接接続することができると共に、トルクセンサ15の外部接続端子15c〜15fと制御基板19Aのスルーホール23a〜23dとをセンサハーネスを介することなく電気的に直接接続することができる。このため、制御ユニット19と電動モータ5及びトルクセンサ15との間の電気的接続長さを最小として、配線抵抗を最小とすることができ、電力損失を抑制することができると共に、電気ノイズが乗ることも低減することができる。
また、電動モータ5及び制御ユニット19間にモータハーネスを設ける必要がないので、モータハーネスから放射されるノイズが少なくなり、ラジオノイズに対する影響を軽減させることができる。
また、制御ユニット19を大まかには制御基板19A、パワー基板19B及びモジュール部品19Cで構成し、これらの配置関係が図12に示すように、減速ギヤボックス4の制御ユニット装着部20における平坦取付面20aにパワー基板19Bが取付けられ、このパワー基板19Bの上方に所定間隔を空けて制御基板19Aが平行に積層され、これらパワー基板19B及び制御基板19Aがステアリングコラム3の軸方向から見て1つの投影面領域内に収まるように配置されている。
さらに、モジュール部品19Cがパワー基板19Bの図12で見て左側に並設されて、水平方向のパワー基板19B及び制御基板19Aと垂直方向のモジュール部品19CとでL字状に構成され、モジュール部品19Cのリード端子34a〜34cがパワー基板19B及び制御基板19A間に位置するように上下方向でパワー基板19B、モジュール部品19Cのリード端子34a〜34c及び制御基板19Aの3層構造とされている。
このため、パワー基板19B及び制御基板19A間の間隔を必要最小限とすることができ、制御ユニット19におけるステアリングコラム3の軸方向の厚みを抑制することができると共に、減速ギヤボックス4に内装するウォーム11及びウォームホイール13のサイズを大きく変更するために、図13に示すように、減速ギヤボックス4の制御ユニット装着部20に形成するモジュール部品格納部20bの位置を外側にずらして側壁20cからの距離を図12に示すL1からL2に増加する必要が生じたときには、モジュール部品19Cのリード端子34a〜34cの折り曲げ部の長さをモジュール部品格納部20bのずれ量に応じた長さに対応した長さに変更するだけで、容易に対応することができ、汎用性を向上させることができる。
しかも、これら制御基板19A、パワー基板19B及びモジュール部品19Cの夫々を個別に減速ギヤボックス4の制御ユニット装着部20に取付けるので、減速ギヤボックスの平坦取付面20a、モジュール部品格納部20b及び側壁20cが制御ユニット19の構成部品として兼用されているので、制御ユニット19の部品点数を低減させることができると共に、制御ユニット19の組付けと制御ユニット装着部20への装着とが同時に行うことができ、組付工数を減少させることができる。
また、制御基板19A、パワー基板19B及びモジュール部品19Cの電気的接続を、全て制御基板19Aを経由して半田付けで行うことができ、制御基板19Aとパワー基板19B及びモジュール部品19C及びトルクセンサ15との半田付けを1つの面でのみ行うことができ、組み立て作業を簡素化することができる。
また、制御ユニット19を構成する発熱を伴うパワー基板19Bがアルミニューム、アルミニューム合金、マグネシウム及びマグネシウム合金の何れか1つで形成された減速ギヤボックス4の制御ユニット装着部20における平坦取付面20aに放熱グリースを介して直接接触されるので、パワー基板19Bの発熱を熱容量の大きいヒートマスとなる減速ギヤボックス4に放散することができ、パワー基板19Bが過熱状態となることを確実に防止することができる。
さらに、減速ギヤボックス4のトルクセンサ収納部16の上部に制御ユニット19を配置することにより、減速ギヤボックス4全体の軸方向長さを短縮して小型化を図ることができる。
この状態で、アッパ取付ブラケット6及びロア取付ブラケット7を車体側部材に取付けてから制御ユニット19におけるコネクタ19Eの電源コネクタ部42及び信号コネクタ部43に夫々バッテリ及びアースポイントに接続された外部接続コネクタ及びCANなどのネットワークの接続コネクタを装着することにより、電動パワーステアリング装置1の組付けを完了する。
このとき、アッパ取付ブラケット6では、図1に示すように、取付板部6aを構成するカプセル6dに摺動板部6fが樹脂インジェクション6eによって固定されている。
この電動パワーステアリング装置1の組付けが完了すると、アッパ取付ブラケット6のチルトレバー6gを回動させることにより、チルトロック状態を解除し、この状態でステアリングコラム3をロア取付ブラケットの7の枢軸7cを中心として回動させることにより、チルト位置を調整することができる。
そして、車両の図示しないイグニッションスイッチをオン状態として制御基板19A、パワー基板19B及びモジュール部品19Cにバッテリから電力を供給すると、マイクロコントロールユニット(MCU)によって操舵補助制御処理が実行されて、トルクセンサ15及び図示しない車速センサの検出値に基づいて操舵補助電流指令値が算出される。この操舵補助電流指令値とモータ電流検出部で検出したモータ電流とに基づいて電流フィードバック処理を実行して、電圧指令値を算出する。この電圧指令値をパワー基板19Bのゲート駆動回路に供給してHブリッジ回路を制御することにより、電動モータ5にモータ駆動電流が流れて電動モータ5を正転又は逆転方向に必要とする操舵補助力を発生するように駆動する。
このため、電動モータ5からステアリングホイールの操舵トルクに応じた操舵補助力が発生され、この操舵補助力がウォーム11及びウォームホイール13を介してステアリングシャフトの出力に伝達されることにより、ステアリングホイールを軽い操舵力で操舵することができる。
この状態で、コラプス発生時に図示しないステアリングホイールに乗員が接触して、ステアリングコラム3を前方に摺動させる衝撃力が作用すると、アッパ取付ブラケット6のカプセル6dと摺動板部6fとの間の樹脂インジェクション6eが剪断されることにより、ステアリングコラム3の取付フランジ3c側で内管3aに対して外管3bが衝撃力を吸収しつつ摺動して収縮ストッパとしてのトルクセンサ収納部16に当接することにより必要なコラプスストロークを確保してステアリングコラム3が収縮する。
なお、上記実施形態においては、制御基板19Aにコネクタ19Eを仮保持してから制御基板19Aを制御ユニット装着部20に装着する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、制御基板19Aを制御ユニット装着部20に装着した後にコネクタ19Eを制御基板19Aに仮保持させるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、電動モータ5に接続端子5c及び5dを設け、制御ユニット19にモータ端子台19Dを設ける場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電動モータ5に端子台を設け、制御ユニット19に接続端子を設けるようにしてもよく、さらには電動モータ5のモータ側接続部及び制御ユニット19のユニット側接続部の双方を同一角度又は異なる角度の接続端子とすることもできる。この場合には両接続端子を半田付け、溶接、リベット、ねじ及びナット等の任意の固着手段で固着すればよい。
さらに、上記実施形態においては、トルクセンサ15の外部接続端子15c〜15fをL字状に形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、外部接続端子15c〜15fを直線状とし、制御基板19Aに形成した接続ランドに沿わせて半田付けやヒュージングなどで電気的に接続するようにしたり、外部接続端子をクリップ端子として制御基板19Aに挟着したりするようにしてもよい。
さらにまた、上記実施形態においては、減速ギヤボックス4の制御ユニット装着部20の平坦取付面20aがステアリングコラム3の中心軸と直交する平面である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、第1の平坦取付面20aをステアリングコラム3の中心軸に対して直交する面に対して傾斜する面とするようにしてもよい。
なおさらに、上記実施形態においては、減速機構としてウォームギヤを適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、傘歯車、平歯車等の任意の歯車を組み合わせた減速機構やベルト式等の任意の構成の減速機構を適用することができる。
また、上記実施形態においては、トルクセンサ15としてコイル方式のトルクセンサを適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、トーションバー2bの捩れ角を検出するトルクセンサを適用することもできる。
さらに、上記実施形態においては、電動モータ5としてブラシモータを適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ブラシレスモータを適用するようにしてもよく、この場合には、外部接続端子5c及び5dを各相の励磁コイルの給電側に接続すると共に、パワー基板19Bにブラシレスモータを駆動する例えば電界効果トランジスタ(FET)を有するインバータ回路及びインバータ回路の電界効果トランジスタのゲートをパルス幅変調信号で駆動するゲート駆動回路とを実装すればよい。
本発明による電動パワーステアリング装置の一実施形態を示す斜視図である。 減速ギヤボックスに電動モータ及び制御ユニットを装着した状態の斜視図である。 減速ギヤボックスの一部を拡大して示す縦断面図である。 減速ギヤボックスの分解斜視図である。 電動モータを示す斜視図である。 図電動モータのバスバー構造を示す正面図である。 減速ギヤボックスの正面側から見た斜視図である。 減速ギヤボックスの背面側から見た斜視図である。 制御ユニットの分解斜視図である。 モジュール部品を図9とは反対側から見た斜視図である。 コネクタを示す斜視図である。 制御ユニットの断面を表す模式図である。 制御ユニットの減速機構サイズ変更時の断面を表す模式図である。
符号の説明
1…電動パワーステアリング装置、2…ステアリングシャフト、3…ステアリングコラム、4…減速ギヤボックス、5…電動モータ、5c,5d…接続端子、5i,5j…バスバー、6…アッパ取付ブラケット、7…ロア取付ブラケット、11…ウォーム、11a…ウォーム軸、12…ウォーム収納部、13…ウォームホイール、14…ウォームホイール収納部、15…トルクセンサ、16…トルクセンサ収納部、17…モータ装着部、18…コラム取付部、19…制御ユニット、19A…制御基板、19B…パワー基板、19C…モジュール部品、19D…モータ端子台、19E…コネクタ、19F,19G…カバー、20…制御ユニット装着部、20a…平坦取付面、20b…モジュール部品格納部、20c…側壁、45…パワーリード端子、46…信号リード端子、47…仮保持用突起、47a…支持部、47b…係合部、47c,47d…垂直板部、47e…傾斜板部、48c…挿通孔

Claims (4)

  1. 操舵トルクが伝達されるステアリングシャフトを内装するステアリングコラムと、前記ステアリングシャフトに減速ギヤボックス内の減速機構を介して操舵補助力を伝達する電動モータとを備えたコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置であって、
    前記減速ギヤボックスに、前記電動モータを装着するモータ装着部及び当該電動モータを駆動制御する制御ユニットを装着するユニット装着部が並設され、前記制御ユニットは、少なくとも指令値を演算する処理装置を実装した制御基板と、前記電動モータ用のスイッチング素子を実装したパワー基板と、リレー、ノイズ対策部品等を実装したモジュール部品と、外部と電気的に接続するコネクタとで構成され、前記コネクタは前記制御基板に仮保持する仮保持部を備えていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記仮保持部はスナップフィット形状を有する係合部を有することを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記コネクタはそのリード端子を前記制御基板の挿通孔に挿通した状態で、当該制御基板に前記仮保持部によって仮保持され、当該コネクタを前記減速ギヤボックスに固定した後に、前記リード端子を半田付けすることにより前記コネクタを前記制御基板に固定保持したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記制御ユニットは、パワー基板及び前記制御基板が所定間隔を保ってその順に積層され、前記モジュール部品の電気的接続部が前記制御基板及びパワー基板間に位置するように3層構造とされていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
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