JP2008290367A - 押出し機および該押出し機を用いたローラの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】押出し機は、ダイス21aを保持したダイスホルダー21を、ダイス21aから原料組成物が押し出される方向に対して直交する方向に移動可能に支持するクロスヘッド11を有する。さらに、押出し機は、ダイス21aの中心とクロスヘッド11の中心との位置決めを行う調芯機構としての調芯ボルト15を有する。ダイスホルダー21は、ダイスホルダー21が前記直交する方向への移動に伴って移動可能な支持部材24を介してクロスヘッド11に支持されている。
【選択図】図2
Description
図1は本発明の第1の実施形態に係る押出し装置の概略構成を示す図であり、図1(a)はその正面図、図1(b)はその側面図である。
・鋼材
・ステンレス鋼
・アルミニウム
・真鍮
・リン青銅
・ニッケル
・マグネシウム合金、アルミ合金などの合金類
図3は、本発明の第2の実施形態に係る押出し装置におけるクロスヘッド周辺の構成を示す図である。
本実施形態は、潤滑剤25aとして、上述したようなPTFEやPFA、二硫化モリブデン、グラファイト等に代えて、オイルやグリス等の流動性があるものを用いたものである。これらの材料は、押出し機の温調された温度において、せん断変形を加えた場合に自由に変形する。そのため、クロスヘッド枠体とダイス或いはダイスホルダーの間に介在している場合には、シートとシートの間の摩擦係数が大幅に低下し、位置調整のより一層の高精度化が図られる。
図4は、本発明の第3の実施形態に係る押出し装置におけるクロスヘッド周辺の構成を示す図である。
本実施形態における位置調整機構27として、電動シリンダーなどの他に、第1の実施形態と同様の調芯ボルトを用いることもできる。調芯ボルトは電動シリンダーなどよりも小型であるので、押出し機を小型にかつ低コストで構成することができる。また、調芯ボルトは大きな締め付け力を加えることで非常に大きな押圧力を得ることができるため、大型のクロスヘッドの調芯に対応することも可能である。
図6は、本発明の第4の実施形態に係る押出し装置におけるクロスヘッド周辺の構成を示す図である。
図7は、図6に示した第4の実施形態の変形例を示す図である。
原料組成物として、まず、以下の成分を加圧式ニーダーで15分間混練した。
・NBR 100質量部
(商品名「Nipol DN219」:日本ゼオン(株)製)
・カーボンブラック1 16質量部
(商品名「旭HS−500」:旭カーボン製)
・カーボンブラック2 4質量部
(商品名「ケッチェンブラックEC600JD」:ライオン製)
・ステアリン酸亜鉛 1質量部
・酸化亜鉛 5質量部
・液状エポキシ化ポリブタジエン 10質量部
(商品名「アデカザイザーBF−1000」:旭電化工業(株)製)
・炭酸カルシウム 40質量部
(商品名「ナノックス#30」:丸尾カルシウム(株)製)
次に、以下の成分を加えて15分間オープンロールで混練した。
・ジベンゾチアゾリルジスルフィド 1質量部
(商品名「ノクセラーDM−P」:大内新興化学(株)製)
・テトラベンジルチウラムジスルフィド 3質量部
(商品名「パーカシットTBzTD」:フレキシス(株)製)
・硫黄(加硫剤) 1.2質量部
本実施例では、図3に示した構成のクロスヘッドと調芯機構を用いて実施例1と同様にしてローラを製作し、振れ調整回数と振れずれ量の測定を行った。本実施例では、金属シート材25bは幅10mm、厚さ0.1mmのシートリング形状を有し、材質にはSUS304を用いた。また、潤滑材25aとしてはモリブデン入りのグリスを用いた。調芯機構としては、2対の対向した調芯ボルト12を用いた。
本実施例では図4に示した構成のクロスヘッドと調芯機構を用いて実施例1と同様にしてローラを製作し、振れ調整回数と振れずれ量の測定を行った。球状の支持部材24は実施例1と同様のものを用いた。押圧機構26としては油圧シリンダーを用い、位置調整機構27としては電動シリンダー(メカトロシリンダーMCW−0808ABZ−40、タック技研製)を用いた。押圧機構26および位置調整機構27は、図4に示す角度cが90°、角度a,bが135°となるように配置した。
本実施例では図5に示した構成のクロスヘッドと調芯機構を用いて実施例1と同様にしてローラを製作し、振れ調整回数と振れずれ量の測定を行った。支持部材25の潤滑材25a及び金属シート材25bは実施例2と同様のものを用いた。押圧機構26としては油圧シリンダーを用い、位置調整機構27としては電動シリンダー(メカトロシリンダーMCW−0808ABZ−40、タック技研製)を用いた。押圧機構26および位置調整機構27は、角度cが90°、角度a,bが135°となるように配置した。
本実施例では図6に示した構成のクロスヘッドと調芯機構を用いて実施例1と同様にしてローラを製作し、振れ調整回数と振れずれ量の測定を行った。支持部材25の潤滑材25a及び金属シート材25bは実施例2と同様のものを用いた。
本実施例では図7に示した構成のクロスヘッドと調芯機構を用いて実施例1と同様にしてローラを製作し、振れ調整回数と振れずれ量の測定を行った。支持部材25の潤滑材25a及び金属シート材25bは実施例2と同様のものを用いた。押圧機構26としては油圧シリンダーを用い、位置調整機構27としては調芯ボルト15を用いた。調芯ボルト15には減速機28としてハーモニックギア(SHG−14−80−2UH、ハーモニックドライブシステム製)を用い、これをモータ30によって駆動させた。また、偏芯量測定用にセンサー31(キーエンス社製のレーザー外形測定機、LS−5000)を、図7に示す角度d,eがそれぞれ90°となるように配置した。偏芯量測定は、ダイス下面から5cmの位置で行った。なお、押圧機構26に対する位置調整機構27の配置は実施例3と同じとした。
本比較例では、実施例1のクロスヘッドから球状の支持部材24を取り除いたこと以外は実施例1と同様にして振れ調整回数と振れずれ量の測定を行った。
本比較例では、実施例1のクロスヘッドから球状の支持部材24を取り除き、ダイスホルダー21とクロスヘッド11との接触面にグリスを塗布したこと以外は実施例1と同様にして、振れ調整回数と振れずれ量の測定を行った。
[比較例3]
本比較例では、実施例3のクロスヘッドから球状の支持部材24を取り除いたこと以外は実施例3と同様にして振れ調整回数と振れずれ量の測定を行った。
15 調芯ボルト
21 ダイスホルダー
21a ダイス
24,25 支持部材
26 押圧機構
27 位置調整機構
Claims (9)
- ダイスを保持したダイスホルダーを、前記ダイスから原料組成物が押し出される方向に対して直交する方向に移動可能に支持するクロスヘッドと、前記ダイスの中心と前記クロスヘッドの中心との位置決めを行う調芯機構と、を有する押出し機において、
前記ダイスホルダーは、前記ダイスホルダーが前記直交する方向への移動に伴って移動可能な支持部材を介して前記クロスヘッドに支持されていることを特徴とする押出し機。 - 前記支持部材は、前記クロスヘッドの前記ダイスホルダーの下面が対向する面に、前記クロスヘッドの中心軸を囲むように円周方向に形成された溝内に配置された球状の部材である、請求項1に記載の押出し機。
- 前記支持部材は、シート材と潤滑材とが交互に積層されて構成されている、請求項1に記載の押出し機。
- 前記潤滑材は、前記原料組成物の押し出しを行うときに流動性があるものであることを特徴とする、請求項3に記載の押出し機。
- 前記調芯機構は、前記ダイスホルダーを押圧する1つの押圧機構と、該押圧機構によって押圧された前記ダイスホルダーを支持し、かつ前記押圧機構による押圧力に抗して変位可能な2つの位置調整機構とを含んでいる、請求項1から3のいずれか1項に記載の押出し機。
- 前記位置調整機構は前記変位可能なボルトを備えている、請求項5に記載の押出し機。
- 前記ボルトを回転可能に連結された減速機を備えている、請求項6に記載の押出し機。
- 前記減速機を回転駆動させるモータと、前記ダイスの中心と前記クロスヘッドの中心との偏芯量を測定するセンサーとを備えている、請求項7に記載の押出し機。
- 請求項1から8のいずれか1項に記載の押出し機を用いて、前記クロスヘッドの中心に供給した芯金の周囲に前記原料組成物を円筒状に成形することを含む、ローラの製造方法。
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JPS6036120A (ja) * | 1983-08-09 | 1985-02-25 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 自動調心型クロスヘツド |
JP2000351150A (ja) * | 1999-06-11 | 2000-12-19 | Yawaragi Kyodo Kumiai | パリソン成形装置 |
EP1920901A2 (de) * | 2006-11-11 | 2008-05-14 | Harburg-Freundenberger Maschinenbau GmbH | Vorrichtung zur Halterung von Matrizen |
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2007
- 2007-05-25 JP JP2007138945A patent/JP5004666B2/ja active Active
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