JP2008289275A - 電源監視回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング素子のドライバの電源を被監視電源として監視する電源監視回路に関し、複数の電源を被監視電源として監視可能とする。
【解決手段】、ハイサイド側とローサイド側とのスイッチング素子(Q1,Q2)対応のドライバGD1,GD2の電源VH1,VLを監視する電源監視回路VPに於いて、被監視電源(VH1)と異なる電源(VL)から抵抗R11を介して充電し、被監視電源(VH1)の電圧低下時にダイオードD10と抵抗R1とを介して、被監視電源側に放電させるコンデンサC11と、このコンデンサC11の端子電圧と基準値とを比較し、被監視電源の電圧低下により、コンデンサC11の放電によって、その端子電圧が基準値より低下した時に警報信号を出力する比較手段(CMP)とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング素子のオン、オフを制御するドライバの電源を監視する電源監視回路に関する。
直流電源に対して電界効果トランジスタ等のスイッチング素子を直列に接続した一つのアームからなるハーフブリッジと、二つ以上のアームからなる単相フルブリッジ、三相フルブリッジ、多相フルブリッジ等の構成が知られており、負荷を直流モータとして正逆転制御を行う場合は、フルブリッジ構成が適用され、又負荷を単相モータとした場合は、ハーフブリッジ又はフルブリッジ構成が適用され、又多相モータとした場合は、多相フルブリッジ構成が適用される。又スイッチング素子として電界効果トランジスタを用いた場合は、その電界効果トランジスタのゲートにゲート電圧を印加してオンとする為のゲートドライバを設ける。
例えば、図8に示す従来例のフルブリッジ構成のスイッチング電源装置に於いて、Q1〜Q4はスイッチング素子としての電界効果トランジスタ、GD1〜GD4はゲートドライバ、C1〜C3はコンデンサ、L1,L2はチョークコイル、R1,R2は抵抗、D1,D2はツェナダイオード、PI1,PI2はホトカプラ、SP1,SP2は電源監視回路、LDはモータ等の負荷、DCVは直流電源、+Vcc,−Vccは直流電源の電圧、VH1,VH2はハイサイド側の電源、VLはローサイド側の電源を示し、ハイサイド側とローサイド側との電源の電圧は、例えば、15Vの同一とすることができる。又ハイサイド側の電源VH1,VH2は、電界効果トランジスタQ1〜Q4のオン、オフに対応して、アース電位に対する電位が変動するから、それぞれ別系統の構成とするものである。又ゲートドライバGD1〜GD4を制御する制御回路は図示を省略している。
ハイサイド側の電界効果トランジスタQ1とローサイド側の電界効果トランジスタQ4とを一方の組とし、又ハイサイド側の電界効果トランジスタQ3とローサイド側の電界効果トランジスタQ2とを他方の組として、図示を省略した制御回路から、ゲートドライバGD1〜GD4を制御し、一方の組と他方の組とを交互にオン、オフすることにより、負荷LDに単相交流電圧を印加することができる。なお、チョークコイルL1,L2とコンデンサC3とはスイッチングにより発生するスイッチング周波数成分を除去するフィルタとして作用するものであり、又直流電源DCVは、交流電圧を整流回路と平滑化回路とにより整流平滑化して直流電圧を供給できる構成が一般的である。
又ツェナダイオードD1,D2と抵抗R1,R2とホトカプラPI1,PI2の発光素子(発光ダイオード)とを直列にして、ゲートドライバGD1,GD3と並列に接続し、ホトカプラPI1,PI2の受光素子(ホトトランジスタ)と電源監視回路SP1,SP2とを直列に接続し、電源監視回路SP1により、ゲートドライバGD1の電源VH1の状態を監視し、電源監視回路SP2により、ゲートドライバGD3の電源VH2の状態を監視する。例えば、ゲートドライバGD1の電源VH1が正常であると、ツェナダイオードD1と抵抗R1とを介してホトカプラPI1の発光素子に電流が流れて発光し、その受光素子を介して電源監視回路SP1に電源VLからの電流が入力されるから、電源監視回路SP1は、ゲートドライバGD1の電源VH1は正常と判定する。この電源VH1の電圧が低下し、ツェナダイオードD1のツェナ電圧以下となると、ホトカプラPI1はオフ状態となり、電源監視回路SP1は、ゲートドライバGD1の電源VH1の異常と判定し、図示を省略した制御回路に電源異常検出信号を入力し、各ゲートドライバGD1〜GD4の駆動制御を停止する。又電源監視回路SP2による電源VH2の監視についても同様の動作を行うものである。
又フルブリッジ接続のハイサイド側のMOSトランジスタのオン抵抗を低減する為に、ゲートに印加するゲート電圧を昇圧して印加する第1の昇圧回路と、この第1の昇圧回路の電源電圧を監視し、電源電圧が低い時に、第1の昇圧回路に電源電圧を入力する為の保護用MOSトランジスタのゲートに印加するゲート電圧を、その保護用MOSトランジスタのオン抵抗を低減する為に昇圧する第2の昇圧回路と、電源電圧を監視して、電源電圧が高い時は、第2の昇圧回路の動作を停止させ、電源電圧が低い時は、第2の昇圧回路を動作させる電源電圧監視回路とを備えたスイッチング回路が提案されている(例えば、特許文献1参照)。又直流モータの正逆転制御及び速度制御を行うフルブリッジ接続のMOSトランジスタのハイサイド側のMOSトランジスタのゲートに、ゲート電圧を印加する為の昇圧回路と、直流モータに印加される電圧を監視して障害検出を行う手段も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−84055号公報 特開2000−125586号公報
従来のハーフブリッジ接続、フルブリッジ接続、多相フルブリッジ接続のハイサイド側のゲートドライバの電源は、ローサイド側のスイッチング素子がオンとなった時とオフとなった時とに於ける接地電位に対する電位が変化するから、ハイサイド側のゲートドライバの電源はそれぞれ独立的に設けられている。従って、図8に示すように、ハイサイド側のゲートドライバGD1,GD3の電源VH1,VH2対応に電源監視回路SP1,SP2を設けなければならないもので、多相フルブリッジ接続構成の場合は、多数の電源監視回路を設ける必要があるから、コストアップとなる問題があった。
本発明は、前述の従来の問題点を解決することを目的とし、比較的簡単な構成により、複数の電源に対しても1個の電源監視回路により監視を可能とするものである。
本発明の電源監視回路は、ハイサイド側とローサイド側とのスイッチング素子対応のドライバの電源を監視する電源監視回路に於いて、被監視電源と異なる電源から抵抗を介して充電し、被監視電源の電圧低下時にダイオードと抵抗とを介して、被監視電源側に放電させるコンデンサと、このコンデンサの端子電圧と基準値とを比較して、端子電圧が基準値より低下した時に警報信号を出力する比較手段とを備えている。
又前記コンデンサに第1の抵抗を介して充電する充電用の電源に、第2の抵抗を介して接続して、被監視電源の正常時にオン状態、電圧低下時にオフ状態として警報信号を出力する比較手段を構成するシャントレギュレータと、コンデンサの端子電圧を分圧してシャントレギュレータのリファレンスに入力する第3の抵抗とを含む構成を備えることができる。
又前記ハイサイド側とローサイド側とのスイッチング素子対応のハイサイド側ドライバ用のハイサイド側電源とローサイド側ドライバ用のローサイド側電源との前記ハイサイド側電源に、放電用の抵抗とダイオードとを介して前記コンデンサに接続し、ローサイド側電源に充電用の抵抗を介して前記コンデンサに接続した構成を備えることができる。
又複数のハイサイド側と複数のローサイド側とのスイッチング素子対応のハイサイド側電源とローサイド側電源との複数の前記ハイサイド側電源に、それぞれ放電用の抵抗とダイオードとを介して前記コンデンサに接続し、複数の前記ローサイド側電源を共通に前記コンデンサの充電用の電源とした構成を備えることができる。
ハイサイド側の電源とローサイド側の電源とを被監視電源として同一の電源監視回路により監視することが可能であり、又複数のハイサイド側の電源をそれぞれ被監視電源として、同一の電源監視回路により監視することも可能であり、更に、複数のハイサイド側電源と複数のローサイド側電源とをそれぞれ被監視電源として監視することができ、経済的に被監視電源の電圧低下となる異常状態を検出することが可能である。
本発明の電源監視回路は、図1を参照して説明すると、ハイサイド側とローサイド側とのスイッチング素子(Q1,Q2)対応のドライバGD1,GD2の電源VH1,VLを監視する電源監視回路VPに於いて、被監視電源(VH1)と異なる電源(VL)から抵抗R11を介して充電し、被監視電源の電圧低下時にダイオードD10と抵抗R1とを介して、被監視電源側に放電させるコンデンサC11と、このコンデンサC11の端子電圧と基準値とを比較して、端子電圧が基準値より低下した時に警報信号を出力する比較手段(CMP)とを備えている。
図1は、本発明の実施例1の要部説明図であり、ハーフブリッジ接続の場合を示し、Q1,Q2はスイッチング素子としての電界効果トランジスタ、GD1,GD2はゲートドライバ、D10はダイオード、VPは電源監視回路、DCVは直流電源、+Vcc,−Vccは直流電源の電圧、VH1はハイサイド側の電源、VLはローサイド側の電源、R1,R11〜R13は抵抗、C1,C2,C11はコンデンサ、CMPは比較回路、Vrefは基準電圧、ALMは警報信号を示す。なお、単相交流電圧を供給する負荷及びゲートドライバGD1,GD2を制御する制御回路は図示を省略している。
電源監視回路VPは、抵抗R11〜R13とコンデンサC11と比較回路CMPとを主要部とし、抵抗R11〜R13の直列回路に電源VLの電圧を印加し、抵抗R12,R13に対して並列にコンデンサC11を接続し、このコンデンサC11を、電源VLの電圧により抵抗R11を介して充電する構成とし、コンデンサC11の充電電圧が、被監視電源のハイサイド側電源VH1の電圧低下時に、ハイサイド側電源VH1方向に放電するように抵抗R1とダイオードD10とを介して、抵抗R11,R12の接続点とハイサイド側電源VH1とを接続する。又コンデンサC11の端子電圧を抵抗R12,R13により分圧して、比較回路CMPにより基準電圧Vrefと比較する構成とする。なお、ダイオードD10は、ハイサイド側電源VH1が正常な場合、逆極性の電圧が印加される極性とし、コンデンサC11に対して充電抵抗となる抵抗R11より、放電抵抗となる抵抗R1を小さい値とする。即ち、充電時定数に比較して放電時定数を小さくする。
被監視電源のハイサイド側電源VH1が正常な場合は、ハイサイド側の電界効果トランジスタQ1がオン、ローサイド側の電界効果トランジスタQ2がオフの時、及びハイサイド側の電界効果トランジスタQ1がオフ、ローサイド側の電界効果トランジスタQ2がオンの時の何れの状態に於いても、電源VH1の電位は、抵抗R11,R12の接続点の電位より高い状態となり、ダイオードD10には逆極性の電圧が印加される状態となるから、電源監視回路VPは、このダイオードD10によってハイサイド側電源VH1から切り離された状態となる。又コンデンサC11の端子電圧と基準値とを比較する比較手段としての比較回路CMPは、コンデンサC11の充電電圧を抵抗R12,R13により分圧した抵抗R13の両端の電圧と基準電圧とを比較する場合を示し、ハイサイド側電源VH1が正常の場合、コンデンサC11は、抵抗R11,R12,R13の直列回路の抵抗R12,R13の両端の電圧に充電された状態となり、抵抗R12,R13により分圧された抵抗R13の両端の電圧と予め設定した基準電圧Vrefとを比較回路CMPにより比較し、基準電圧より高い場合には警報信号ALMは出力されない。
ハイサイド側電源VH1の異常により電圧が低下すると、ハイサイド側の電界効果トランジスタQ1がオン、ローサイド側の電界効果トランジスタQ2がオフの時は、ハイサイド側電源VH1の電位は、少なくとも直流電源DCVの電圧+Vcc以上となるが、ハイサイド側の電界効果トランジスタQ1がオフ、ローサイド側の電界効果トランジスタQ2がオンの時は、ハイサイド側電源VH1の電位は、ローサイド側の電位−Vccに対するものとなり、正常な場合に比較して低くなって、コンデンサC11の端子電圧より低下すると、ダイオードD10には順方向の電圧が印加されることになり、コンデンサC11から抵抗R1とダイオードD10とを介してハイサイド側電源VH1に放電電流を流すことになる。この場合、コンデンサC11の放電時定数が充電時定数より小さい値の場合、放電電流によってコンデンサC11の端子電圧は低下し、抵抗R12,R13により分圧された抵抗R13の両端の電圧も低下して、基準電圧以下となると、比較回路CMPから警報信号ALMを送出する。この警報信号ALMは、図示を省略した制御回路等に送出することにより、ゲートドライバGD1,GD2の制御を停止する。
又電源監視回路VPの電源VLの電圧が低下した場合は、コンデンサC11の端子電圧もそれに伴って低下し、抵抗R13の両端の電圧も低下するから、比較回路CMPから警報信号ALMを送出することになる。従って、この電源監視回路VPの電源VLと、ローサイド側のゲートドライバGD2の電源VLとを共通とすることにより、電源監視回路VPは、ハイサイド側電源VH1と、ローサイド側電源VLとの両方を被監視電源として監視することができる。なお、電源監視回路VPの比較回路CMPは、原理的には、抵抗R12,R13により分圧した電圧を基準電圧と比較する構成ではなく、コンデンサC11の端子電圧(抵抗R12,R13の直列回路の両端の電圧)と基準電圧とを比較する構成とすることも可能である。又警報信号ALMの論理レベルは、図示を省略した制御回路の構成に対応して、ローレベル又はハイレベルに選定することができる。又電源監視回路VPは、ダイオードD10と抵抗R1とを含めた構成とするも可能である。
図2は、本発明の実施例2の要部説明図であり、図1と同一符号は同一名称部分を示し、R14は抵抗、M11はシャントレギュレータを示す。この実施例2の電源監視回路VPのシャントレギュレータM11は、前述の実施例1の比較回路CMPの機能と同様に、コンデンサC11の端子電圧が低下した時に、オフとなって、ハイレベルの警報信号ALMを出力し、電源VH1,VLが正常な場合は、シャントレギュレータM11が、抵抗R11,R12による分圧電圧でオン状態となり、ローレベルのノーマル状態を示すものとなる。この実施例2に於いても、シャントレギュレータM11のリファレンスに入力する電圧を、シャントレギュレータM11の特性に対応して、抵抗R12,R13により分圧することなく、コンデンサC11の端子電圧とすることができる。又ハイサイド側電源VH1とローサイド側電源VLとを被監視電源として監視することも可能である。
図3は、本発明の実施例3の要部説明図であり、図1及び図2の同一符号は同一名称部分を示し、PCはホトカプラを示す。なお、図1及び図2に於ける電界効果トランジスタQ1,Q2は、スイッチ構成として示し、それと並列のダイオードは、電界効果トランジスタの寄生ダイオードを示す。なお、ダイオードD10と抵抗R1とを電源監視回路VPの構成に含ませることができる。又コンデンサC11に対する充電用の抵抗R11の値よりも、放電用としての抵抗R1の値を小さくする。又図示を省略した負荷に対して、電界効果トランジスタQ1がオン、電界効果トランジスタQ2がオフの時、出力電流が矢印方向に流れ、反対に、電界効果トランジスタQ1がオフ、電界効果トランジスタQ2がオンの時、出力電流が矢印の反対方向に流れる場合について説明する。
又電源監視回路VPは、図2に於けるシャントレギュレータM11と直列にホトカプラPCを設けた構成を有し、ハイサイド側電源VH1及びローサイド側電源VLを被監視電源とし、それらの両方が正常な場合は、コンデンサC11に電源VLの電圧により、抵抗R11を介して充電電流i1が流れるが、ハイサイド側電源VH1の電圧低下の場合は、コンデンサC11から抵抗R1とダイオードD10とを介して放電電流i2が流れる。又電源VH1,VLが正常な場合は、シャントレギュレータM11に抵抗R14を介して電流が流れ、ホトカプラPCはオン状態となり、警報信号ALMはローレベルとなり、正常状態を示すが、電圧低下の異常状態の場合は、シャントレギュレータM11はオフ状態となるから、ホトカプラPCもオフ状態となり、ハイレベルの警報信号ALMが図示を省略した制御回路等に入力され、ゲートドライバGD1,GD2の制御が停止される。以下図示のように、各部の電圧v1〜v5と警報信号(アラーム信号)ALMとについて、電界効果トランジスタQ1,Q2のオン、オフ動作と、電源VH1,VLの電圧正常時と電圧低下時とについて、図4、図5及び図6を参照して説明する。
図4は、ハイサイド側の電界効果トランジスタQ1がオンの時に、矢印方向に出力電流が流れる場合の各部の電圧v1〜v4と警報信号ALMとを、電界効果トランジスタQ1,Q2のオン、オフに従った電源VH1正常時の状態(1),(2),(3)と、これらの状態(1),(2),(3)に対応する電源VH1の電圧低下時の状態(1x),(2x),(3x)とを示す。状態(1)及び状態(1x)は、Q1−ON,Q2−OFFとして示すように、ハイサイド側の電界効果トランジスタQ1がオン、ローサイド側の電界効果トランジスタQ2がオフ、状態(2)及び状態(2x)は、ハイサイド側とローサイド側との電界効果トランジスタQ1,Q2がオフ、状態(3)及び状態(3x)は、Q1−OFF,Q2−ONとして示すように、ハイサイド側の電界効果トランジスタQ1がオフ、ローサイド側の電界効果トランジスタQ2がオンの場合を示し、それぞれの状態に於ける各部の電圧関係を示す。
状態(1)に於いては、ハイサイド側電界効果トランジスタQ1オン、ローサイド側電界効果トランジスタQ2オフであるから、電界効果トランジスタQ1,Q2の接続点の接地電位GNDに対する電圧v1は、直流電源DCVの電圧Vccとなる。又ハイサイド側電源VH1の電圧によるゲートドライバGD1の両端の電圧v2は、所定の値に維持されている。又ゲートドライバGD1の電源VH1側の接地電位GND(0V)に対する電圧v3は、v1+v2となる。又電源監視回路VPのコンデンサC11の両端の電圧v4は、ローサイド側電源VLの電圧v5により抵抗R11を介して充電電流i1により充電され、一定の正常レベルに維持される。又警報信号ALMは、ホトカプラPCがオン状態となるから、ローレベルでノーマル状態を示している。
又状態(2)に於いては、電界効果トランジスタQ1,Q2がオフであるから、電界効果トランジスタQ2の寄生ダイオードにより、電圧v1は接地電位GND(0V)となり、又電圧v3は、電圧v2と略等しくなる。又電圧v2,v4及び警報信号ALMは前の状態を継続する。又状態(3)に於いては、電界効果トランジスタQ1オフ、電界効果トランジスタQ2オンであるから、状態(2)と同一の電圧v1〜v4及び警報信号ALMの状態を継続する。
ハイサイド側電源VH1の電圧v2が低下しはじめた状態(3x)に於いて、v3<v4となると、ダイオードD10に順方向の電圧が印加されるので、コンデンサC11から抵抗R1とダイオードD10とを介して放電電流i2が流れる。この時、抵抗R11を介して電源VLからコンデンサC11の充電電流i1が流れているが、放電時定数を小さく設定しておくことにより、コンデンサC11の端子電圧v4が低下し、シャントレギュレータM11の閾値以下となると、ホトカプラPCはオフ状態となり、警報信号ALMはハイレベルのアラーム状態となる。
次の状態(2x)に於いても同様の状態が継続し、次の状態(1x)に於いては、電圧v3が直流電源DCVの電圧Vccの分だけ上昇することにより、コンデンサC11の放電電流i2がながれなくなると共に、ローサイド側電源VLの電圧v5による充電電流i1により、電圧v4が上昇し、一時的にシャントレギュレータM11がオンとなり、ホトカプラPCがオフとなって、警報信号ALMがローレベルとなるが、次の状態(2x)に於いて、電界効果トランジスタQ1がオフとなるから、再度コンデンサC11の放電電流i2により電圧v4が低下して、シャントレギュレータM11はオフ、それによりホトカプラPCはオフとなって、警報信号ALMはハイレベルのアラーム状態となる。警報信号ALMがハイレベルとなることにより、ゲートドライバGD1,GD2の制御を停止すれば、電源VH1の電圧低下開始後の状態(2x),(1x)は発生しないから、一旦ハイレベルとなった警報信号ALMがローレベルとなることはない。
図5は、図3の出力電流と反対方向に図示を省略した負荷から流れる場合について示すもので、ハイサイド側の電界効果トランジスタQ1オフ、ローサイド側の電界効果トランジスタQ2オンの時、この電界効果トランジスタQ2を介して負荷からの電流が流れ、反対にハイサイド側とローサイド側との電界効果トランジスタQ1,Q2がオフの時、ハイサイド側の電界効果トランジスタQ1の寄生ダイオードを介して、負荷からの電流が流れ、又ハイサイド側の電界効果トランジスタQ1オン、ローサイド側の電界効果トランジスタQ2オフの時、電界効果トランジスタQ1を介した負荷からの電流が流れる条件の場合に於いて、電界効果トランジスタQ1,Q2のオン、オフに従った状態(1)〜(3)及び状態(1x)〜(3x)に於ける各部の電圧v1〜v4と警報信号ALMとの変化を示す。
ハイサイド側電源VH1が正常な場合、出力電流が図3に示す場合と反対方向に流れることにより、ハイサイド側の電界効果トランジスタQ1がオフ、ローサイド側の電界効果トランジスタQ2がオン(Q1−OFF,Q2−ON)の状態(1)に於いては、ローサイド側の電界効果トランジスタQ2がオンであるから、電圧v1は接地電位GND(0V)となる。又電圧v3は、ハイサイド側電源VH1の電圧v2となる。又コンデンサC11の端子電圧v4は正常レベルを維持する。従って、警報信号ALMはノーマル状態を示すローレベルとなる。
又状態(2)に於いては、電界効果トランジスタQ1,Q2がオフであり、電界効果トランジスタQ1の寄生ダイオードにより電圧v1は直流電源DCVの電圧Vcc、電圧v3はv2+Vccとなる。又状態(3)に於いては、電界効果トランジスタQ1オン、電界効果トランジスタQ2オフ(Q1−ON,Q2−OFF)により、状態(2)の電圧状態を継続し、ハイサイド側電源VH1が正常な場合、即ち、電圧v4が一定の場合、警報信号ALMはローレベルのノーマル状態を継続する。
このハイサイド側電源VH1の電圧が低下しはじめた時の状態(3x)に於いては、電圧v3が低下しても、コンデンサC11の端子電圧v4より低下しないと、ダイオードD10には順方向の電圧が印加されないので、コンデンサC11からの放電電流i2は流れない。従って、電圧v4の低下とならない。次の状態(2x)に於いても同様な状態が継続し、次の状態(1x)に於いて、電界効果トランジスタQ2がオンとなることにより、電圧v3は、電圧v2の低下に対応して低下し、コンデンサC11の端子電圧v4より低下すると、ダイオードD10を介してコンデンサC11の放電電流i2が流れて、端子電圧v4は低下する。この端子電圧v4が閾値以下に低下すると、シャントレギュレータM11はオフとなり、ホトカプラPCもオフとなって、警報信号ALMはハイレベルのアラーム状態となる。前述のように、出力電流が何れの方向であっても、ハイサイド側電源VH1の電圧低下を検出することが可能となる。
図6は、ローサイド側電源VLの電圧v5が低下した場合の動作説明図であり、その電圧v5とコンデンサC11の端子電圧v4と警報信号ALMとについて示す。電源VLが正常な場合は、電圧v5、v4は一定の状態を維持し、シャントレギュレータM11はオン状態となり、それに従ってホトカプラPCもオン状態を継続するから、警報信号ALMはローレベルのノーマル状態を継続する。ローサイド側電源VLの電圧が低下し、コンデンサC11の端子電圧v4の充電電流i1の減少により、その端子電圧v4が低下し、閾値以下となると、シャントレギュレータM11はオフとなり、ホトカプラPCもオフとなって、警報信号ALMはハイレベルのアラーム状態となる。前述のように、電圧監視回路VPにより、ハイサイド側電源VH1とローサイド側電源VLとの電圧を監視し、低下時には警報信号ALMを送出することができる。
図7は、本発明の実施例4の要部説明図であり、多相フルブリッジ構成のスイッチング電源装置に於ける駆動電源を共通的に監視する電源監視回路を示し、前述の各実施例に於ける符号と同一符号は同一名称部分を示すもので、VH1,VH2,VH3,・・・はハイサイド側電源、VL1,VL2,VL3,・・・はローサイド側電源、Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6,・・・はスイッチング素子としての電界効果トランジスタ、GD1,GD2,GD3,GD4,GD5,GD6,・・・はゲートドライバ、R1,R2,R3,・・・は抵抗、D10,D11,D12,・・・はダイオードを示す。又電源監視回路VPは、図2に示す実施例の電源監視回路と同一構成の場合を示す。
電源監視回路VPは、電源VLの電圧により、コンデンサC11が抵抗R11を介して充電され、抵抗R12,R13による分圧電圧がシャントレギュレータM11のリファレンスに印加され、シャントレギュレータM11はオン状態となり、ノーマル状態を示すローレベルの警報信号ALMとなる。なお、この場合のコンデンサC11の端子電圧は、ハイサイド側電源VH1,VH2,VH3,・・・の電圧より低くなるように設定されるもので、それによって、ダイオードD10,D11,D12,・・・は逆極性の電圧が印加され、電源監視回路VPは、各電源VH1,VH2,VH3,・・・から切り離された状態となる。
ハイサイド側電源VH1,VH2,VH3,・・・の何れか1個又は複数の電源の電圧が低下して、コンデンサC11の端子電圧より低下すると、ダイオードを介してコンデンサC11から放電電流が流れて、コンデンサC11の端子電圧も低下し、シャントレギュレータM11はオフとなる。それにより、警報信号ALMはハイレベルのアラーム状態を示すものとなり、図示を省略した制御回路は、ゲートドライバの制御を停止する。即ち、複数のハイサイド側電源をそれぞれ被監視電源として、1個の電源監視回路VPによって監視することができる。又ローサイド側電源VL1,VL2,VL3,・・・は、電位が変動しないから、共通化することも可能であり、その場合、電源監視回路VPの電源VLと共通化することにより、ローサイド側電源を被監視電源として、監視することも可能となる。
本発明の実施例1の要部説明図である。 本発明の実施例2の要部説明図である。 本発明の実施例3の要部説明図である。 本発明の実施例3の動作説明図である。 本発明の実施例3の動作説明図である。 本発明の実施例3の動作説明図である。 本発明の実施例4の要部説明図である。 従来例の説明図である。
符号の説明
Q1,Q2 電界効果トランジスタ
GD1,GD2 ゲートドライバ
C1〜C3,C11 コンデンサ
L1,L2 チョークコイル
R1,R11〜R14 抵抗
D10 ダイオード
VP 電源監視回路
DCV 直流電源
VH1 ハイサイド側電源
VL ローサイド側電源
CMP 比較回路
M11 シャントレギュレータ

Claims (4)

  1. ハイサイド側とローサイド側とのスイッチング素子対応のドライバの電源を監視する電源監視回路に於いて、
    被監視電源と異なる電源から抵抗を介して充電し、前記被監視電源の電圧低下時にダイオードと抵抗とを介して前記被監視電源側に放電させるコンデンサと、該コンデンサの端子電圧と基準値とを比較して前記端子電圧が前記基準値より低下した時に警報信号を出力する比較手段と
    を備えたことを特徴とする電源監視回路。
  2. 前記コンデンサに第1の抵抗を介して充電する充電用の電源に、第2の抵抗を介して接続して前記被監視電源の正常時にオン状態、電圧低下時にオフ状態として警報信号を出力する前記比較手段を構成するシャントレギュレータと、前記コンデンサの端子電圧を分圧して前記シャントレギュレータのリファレンスに入力する第3の抵抗とを含む構成を有することを特徴とする請求項1記載の電源監視回路。
  3. 前記ハイサイド側とローサイド側とのスイッチング素子対応のハイサイド側ドライバ用のハイサイド側電源とローサイド側ドライバ用のローサイド側電源との前記ハイサイド側電源に放電用の抵抗とダイオードとを介して前記コンデンサに接続し、前記ローサイド側電源に充電用の抵抗を介して前記コンデンサに接続した構成を有することを特徴とする請求項1又は2記載の電源監視回路。
  4. 複数のハイサイド側と複数のローサイド側とのスイッチング素子対応のハイサイド側電源とローサイド側電源との複数の前記ハイサイド側電源に、それぞれ放電用の抵抗とダイオードとを介して前記コンデンサに接続し、複数の前記ローサイド側電源を共通に前記コンデンサの充電用の電源とした構成を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の電源監視回路。
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