JP2008288141A - プラズマディスプレイパネル、およびプラズマディスプレイパネルの製造方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル、およびプラズマディスプレイパネルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】誘電体層および隔壁を適切に形成できるPDPの製造方法を提供すること。
【解決手段】PDP1の誘電体層32を第1誘電体層32Aと、第1誘電体層32A上に形成された第2誘電体層32Bとで構成している。第2誘電体層32Bの形成に用いる誘電体ペーストのガラス転移点を封着排気温度よりも低い温度に設定し、かつ、軟化点を封着排気温度よりも高い温度に設定している。このため、封着排気時において、第2誘電体層32Bを断面略台形形状が維持される程度に軟化させて、隔壁23の頂部に接触する状態で固着させることができる。誘電体層32上全体に保護層が形成されている場合でも、第1誘電体層32Aの軟化抑制により保護層にクラックが生じることがなく、第2誘電体層32Bが流動して放電セルの電圧に影響を与えることがなく、誘電体層32と隔壁23を密着性を確保した状態で適切に形成できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネル、およびプラズマディスプレイパネルの製造方法に関する。
従来、プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:PDP)は、放電空間を介して互いに対向配置された一対の平面ガラス基板である前面基板および背面基板を備えており、背面基板の内面上に井桁状などの隔壁を設けて前記放電空間を複数個の放電セルに区画し、これら複数個の放電セル内で選択的に放電発光させることにより画像表示を実施する。このようなPDPにおける誘電体層と隔壁との当接精度を向上させる構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のものは、誘電体層の軟化点温度を封着温度および/または排気温度に対して±60℃以内に設定して、封着工程および/または排気工程において行われるPDPへの加熱により誘電体層を軟化させる。このように誘電体層を軟化させることにより、前面板と背面板とを対向させて貼り合わせた際、隔壁と誘電体層とが強く当接する部分が発生する場合においても、隔壁を軟化した誘電体層へ埋没させて、隔壁および誘電体層に対する「欠け」や「クラック」などの派生を抑制する構成が採られている。
特開2004−95322号公報
しかしながら、上記特許文献1のような構成では、誘電体層および隔壁の密着性を確保できるが、誘電体層の軟化点温度が封着/排気工程の温度よりも低くなると、誘電体層上に形成されているMgOからなる保護層にクラックなどの不具合が発生してしまうおそれがある。
本発明は、上記のような問題に鑑みて、誘電体層および隔壁を適切に形成可能なプラズマディスプレイパネル、およびプラズマディスプレイパネルの製造方法を提供することを1つの目的とする。
請求項1に記載の発明は、電極を覆う誘電体層を備える第1基板と、この第1基板と放電空間を介して対向配置されかつ前記放電空間を区画する縦壁と横壁とを有する隔壁を備える第2基板と、を有するプラズマディスプレイパネルであって、前記誘電体層は、第1誘電体層と、前記電極の少なくとも一部に対向して第1誘電体層上に形成された第2誘電体層と、を備え、前記第2誘電体層のガラス転移点が、封着排気時の温度よりも低い温度に設定され、かつ、前記第2誘電体層の軟化点が、封着排気時の温度よりも高い温度に設定されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネルである。
請求項4に記載の発明は、電極を覆う第1誘電体層と前記電極の少なくとも一部に対向して前記第1誘電体層上に形成された第2誘電体層とを備える第1基板と、この第1基板と放電空間を介して対向配置されかつ前記放電空間を区画する縦壁と横壁とを有する隔壁を備える第2基板と、を有するプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、前記第2誘電体層のガラス転移点が、封着排気時の温度よりも低い温度に設定され、かつ、前記第2誘電体層の軟化点が、封着排気時の温度よりも高い温度に設定されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法である。
以下、本発明の一実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るPDPの内部構造の概略を示す平面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。
〔プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:PDP)の構成〕
図1〜図3において、1はPDPであり、このPDP1はプラズマ放電による発光を利用して画像を表示する装置である。このPDP1は、放電空間H(図2参照)を介して対向配置された第2基板としての背面基板2および第1基板としての前面基板3を備えている。
背面基板2は、例えばガラス板材にて略長方形状に形成されている。この背面基板2の一面には、アドレス電極21と、アドレス電極保護層22と、隔壁23と、蛍光体層(24R,24G,24B)となどがそれぞれ設けられている。
アドレス電極21は、例えばAl(アルミニウム)などの導電性材料にて、図2に示すように、背面基板2の長手方向(行方向)に直交する方向(列方向)に略沿う直線状に形成され、行方向で所定の間隔をおいて複数本配設されている。
アドレス電極保護層22は、例えば誘電体ペーストなどにて形成され、図2および図3に示すように、アドレス電極21を被覆する状態で、背面基板2の略全面に亘り設けられている。このアドレス電極保護層22は、パネル駆動時において、放電によるアドレス電極21の損耗を防止するとともに、駆動に必要な電荷を蓄積する誘電体層として機能する。
隔壁23は、図1〜図3に示すように、例えばアドレス電極保護層22と同一成分の誘電体ペーストにて、アドレス電極保護層22上に設けられ放電空間Hを複数個の放電セル231に区画する井桁状に形成されている。具体的には、隔壁23は、背面基板2の列方向に略沿う直線状の複数の縦壁23Aと、行方向に略沿う直線状の複数の横壁23Bとにて、井桁状に形成されている。
蛍光体層(24R,24G,24B)は、図1および図2に示すように、複数の放電セル231内部にそれぞれ順に充填された赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の蛍光体ペースト層である。これら蛍光体層(24R,24G,24B)は、それぞれの放電セル231で放電発光した際の紫外光により励起され、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の可視光を発光するようになっている。
前面基板3は、PDP1の表示面を構成し、背面基板2と同様に、例えばガラス板材にて略長方形状に形成されている。この前面基板3の一面には、図1〜図3に示すように、電極としての表示電極対31と、誘電体層32となどがそれぞれ設けられている。
表示電極対31は、複数対の透明電極31Aと、これら透明電極31Aに積層する一対のバス電極31Bとを備えて構成されている。
透明電極31Aは、例えばITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電膜で、上記行方向に略沿う直線状に形成され、列方向に所定の間隔をおいて複数本配設されている。また、透明電極31Aは、各放電セル231に対応して、放電ギャップGを介して対向する状態で一対ずつ設けられている。
バス電極31Bは、例えばAg(銀)などの導電性材料にて、それぞれ上記行方向に略沿う直線状に形成されている。そして、バス電極31Bは、透明電極31Aよりも小さい幅寸法を有し、透明電極31A上における幅方向略中央よりも横壁23Bに近い位置に形成されている。
誘電体層32は、図2および図3に示すように、第1誘電体層32Aと、第2誘電体層32Bとを備えている。
第1誘電体層32Aは、例えば誘電体ペーストなどにて形成され、透明電極31Aおよびバス電極31Bを被覆する状態で設けられている。
第2誘電体層32Bは、バス電極31Bと略等しい線状に形成され、第1誘電体層32A上におけるバス電極31Bに対向する位置に設けられている。具体的には、第2誘電体層32Bは、第1誘電体層32A側の幅寸法がバス電極31Bの幅寸法と略等しく、かつ、第1誘電体層32Aから離れるにしたがって幅寸法が小さくなるような断面略台形形状に形成され、バス電極31Bに積層する状態で設けられている。つまり、第2誘電体層32Bは、表示電極対31の少なくとも一部に対向する状態で設けられている。さらに、第2誘電体層32Bは、図3に示すように、縦壁23Aの頂部に接する状態で固着されている。
そして、第2誘電体層32Bの形成に用いる誘電体ペーストは、ガラス転移点が後述する封着工程および排気工程における温度よりも低い温度に設定され、かつ、軟化点が封着工程および排気工程の温度よりも高い温度に設定されている。
〔PDPの製造方法〕
次に、上述した構成のPDP1の製造方法について説明する。図4は、PDPの製造方法を示すフロー図である。
本実施形態において、PDP1の製造は、図4に示すように、前面基板製造工程S110と、背面基板製造工程S120と、重ね合わせ工程S130と、封着工程S140と、排気工程S150(減圧工程)と、ガス導入工程S160とを実施することにより行う。
前面基板製造工程S110では、上述した構成の前面基板3を製造する。すなわち、十分に洗浄したガラス基板の内面側に、例えば、透明電極材料層を形成して、フォトリソグラフィ法などにより透明電極31Aをパターン形成する。そして、透明電極31A上にスクリーン印刷法などにより導電性ペーストのパターンを積層形成し、これを焼成してバス電極31Bを形成する。さらに、第1誘電体層32Aを形成するための誘電体ペーストを、ダイコータなどにより透明電極31Aおよびバス電極31Bを被覆する状態に設ける。この後、第2誘電体層32Bを形成するための誘電体ペーストを、スクリーン印刷法によりバス電極31Bに対向する位置に、断面略台形の線状に設ける。そして、これらを焼成して、第1誘電体層32Aおよび第2誘電体層32Bからなる誘電体層32を形成する。
背面基板製造工程S120では、上述した構成の背面基板2を製造する。すなわち、十分に洗浄したガラス基板の内面側に、例えば、Al膜を形成して、フォトリソグラフィ法によりアドレス電極21をパターン形成する。そして、このアドレス電極21上に誘電体ペーストを塗布して、この誘電体ペーストを成形・焼成することにより、アドレス電極保護層22および隔壁23を形成する。この後、放電セル231内部にスクリーン印刷法などにより赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の蛍光体ペーストを塗布し、これを焼成して蛍光体層(24R,24G,24B)を形成する。
そして、このようにして製造した背面基板2には、例えば低融点ガラス粉末にアクリルなどの樹脂とターピネオールなどの溶剤で混練したペーストを用いて、図示しないシールフリットをアドレス電極保護層22の周縁に略沿う状態に設けておく。
重ね合わせ工程S130では、上記の前面基板製造工程S110にて製造した前面基板3と、上記の背面基板製造工程S120にて製造した背面基板2とを、所定の位置関係で重ね合わせる。
封着工程S140では、重ね合わせ工程S130にて重ね合わされた前面基板3と背面基板2とを、シールフリット中の低融点ガラスが溶解する温度以上の所定の温度、具体的には450℃以上の温度まで加熱し、所定時間この温度を維持させて、低融点ガラスを軟化溶融させる。この後、低融点ガラスが凝固する温度まで降温させて、前面基板3および背面基板2間の内部空間を封止する。これにより、前面基板3および背面基板2間には、放電空間Hを含んだ密封空間が形成される。
排気工程S150では、封着工程S140後に前面基板3と背面基板2をシールフリットが凝固する温度まで降温して、図示しないチップ管を介して、封着工程S140にて形成した密封空間内部の気体を真空ポンプなどにより、真空排気しながら再度450℃以上の温度まで昇温する。これにより、各種構造物中に含まれた樹脂や溶剤などのガス成分が密封空間内部から排出されるとともに、密封空間内の圧力が密封空間外の圧力よりも低い減圧状態となる。
ここで、第2誘電体層32Bの形成に用いる誘電体ペーストのガラス転移点を、封着工程S140および排気工程S150における温度よりも低い温度に設定し、かつ、軟化点を封着工程S140および排気工程S150の温度よりも高い温度に設定している。これにより、第2誘電体層32Bは、封着排気時に、断面略台形の形状が維持される程度に軟化して、縦壁23Aの頂部に接触する状態で固着される。また、排気時には減圧状態となるため、第2誘電体層32Bおよび縦壁23Aは、互いに近づく方向へ押し付けられ、より高い密着度で固着される。
ガス導入工程S160では、通常の室温程度まで降温した後、図示しないチップ管を介して、上記した空間内部に放電ガスを導入し、この空間内部が、例えば6.7×104Pa(500Torr)程度となる状態に圧力調整する。そして、チップ管の先端を加熱してチップ管を溶融させ、チップ管自体を封止する。
以上で、PDP1が完成する。
〔実施形態の作用効果〕
以上の構成の一実施形態によれば、以下の作用効果が期待できる。
(1)誘電体層32を第1誘電体層32Aと、表示電極対31の少なくとも一部に対向して第1誘電体層32A上に形成された第2誘電体層32Bとで構成している。そして、第2誘電体層32Bの形成に用いる誘電体ペーストのガラス転移点を、封着工程S140および排気工程S150における温度よりも低い温度に設定し、かつ、軟化点を封着工程S140および排気工程S150の温度よりも高い温度に設定している。
このため、封着排気時において、第2誘電体層32Bを、断面略台形の形状が維持される程度に軟化させて、隔壁23の頂部に接触する状態で固着させることができる。図示しないが、誘電体層32上全体に保護層が形成されている場合でも、下地層である第1誘電体層32Aの軟化が抑制されているため、保護層に対してクラックなどの不具合が生じることがなく、かつ、第2誘電体層32Bが流動して放電セル231の電圧や発光特性に影響を与えることはなく、誘電体層32および隔壁23を、密着性を確保した状態で適切に形成できる。
(2)表示電極対31を、透明電極31Aと、バス電極31Bとで構成している。そして、第2誘電体層32Bを、少なくともバス電極31Bに対向する位置に形成している。
このため、誘電体層32におけるバス電極31B上の部分の膜厚を他の部分と比べて厚くすることができるので、背面基板2および前面基板3の間に適正な隙間を確保でき、適正な駆動マージンを確保できる。さらに、バス電極31B上の誘電体層32の膜厚を従来と略等しく形成すれば、従来と同様の耐圧を確保でき、ブレークダウンを回避できる。また、誘電体層32における放電ギャップGに対応する部分の膜厚を従来よりも薄くできるので、放電電圧を低下させることができる。
(3)第2誘電体層32Bの幅寸法をバス電極31Bの幅寸法と略等しくして、第2誘電体層32Bをバス電極31Bに積層する状態で設けている。
このため、第2誘電体層32Bを形成するための誘電体ペーストの使用量を最小限に抑えることができ、製造コストを低減できる。
(4)PDP1を製造する際に、減圧状態となる排気工程S150にて、第2誘電体層32Bを縦壁23Aの頂部に固着させている。
このため、第2誘電体層32Bおよび縦壁23Aを互いに近づく方向へ押し付けつつ固着できるので、両者の密着度をより高めることができる。したがって、PDP1のパネル強度や聴感ノイズをさらに改善することができる。
〔他の実施形態〕
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、図5および図6に示すような構成としてもよい。
この図5および図6に示す構成では、誘電体層42を第1誘電体層32Aと、幅寸法が透明電極31Aの幅寸法と略等しい第2誘電体層42Bとで構成し、この第2誘電体層42Bを透明電極31Aに積層する状態で設けている。
このような構成にしても、上記実施形態の(1)〜(2)、(4)と同様の作用効果を奏することができる。
また、第2誘電体層42Bを透明電極31Aの幅寸法に略等しく形成した場合には、誘電体層32の厚みによって放電電流を抑制し、発光効率を向上させることが可能であり、かつ、放電ギャップGの誘電体層32を薄くすることができるため、放電電圧を低下させることができる。
そして、表示電極対31を横壁23Bと対向する位置に設けてもよい。
さらに、表示電極対31を透明電極31Aのみで構成し、この透明電極31Aに対向する位置に第2誘電体層32Bを設けてもよい。
また、減圧状態となる排気工程S150において第2誘電体層32Bを縦壁23Aに固着させたが、この排気工程S150の前工程である封着工程S140において、大気圧状態で第2誘電体層32Bを縦壁23Aに固着させてもよい。
第2誘電体層32Bの形成に、フォトリソグラフィ法を用いてもよい。具体的には、第1誘電体層32A上に第2誘電体層32Bを形成するための材料層を形成し、前面基板3における背面基板2と対向しない面側から露光して、バス電極31Bをフォトマスクとして機能させて、第2誘電体層32Bを形成してもよい。
〔実施形態の作用効果〕
上記したように、誘電体層32を第1誘電体層32Aと、バス電極31Bに対向して第1誘電体層32A上に形成された第2誘電体層32Bとで構成している。そして、第2誘電体層32Bの形成に用いる誘電体ペーストのガラス転移点を、封着工程S140および排気工程S150における温度よりも低い温度に設定し、かつ、軟化点を封着工程S140および排気工程S150の温度よりも高い温度に設定している。
このため、封着排気時において、第2誘電体層32Bを、断面略台形の形状が維持される程度に軟化させて、隔壁23の頂部に接触する状態で固着させることができる。図示しないが、誘電体層32上全体に保護層が形成されている場合でも、下地層である第1誘電体層32Aの軟化が抑制されているため、保護層に対してクラックなどの不具合が生じることがなく、かつ、第2誘電体層32Bが流動して放電セル231の電圧や発光特性に影響を与えることはなく、誘電体層32および隔壁23を、密着性を確保した状態で適切に形成できる。
本発明の一実施形態に係るPDPの内部構造の概略を示す平面図である。 前記実施形態のPDPにおける図1のII−II線に沿った断面図である。 前記実施形態のPDPにおける図1のIII−III線に沿った断面図である。 前記実施形態におけるPDPの製造方法を示すフロー図である。 本発明の他の実施形態に係るPDPにおける図1のII−II線に沿った断面図である。 前記他の実施形態のPDPにおける図1のIII−III線に沿った断面図である。
符号の説明
1…PDP(プラズマディスプレイパネル)
2…第2基板としての背面基板
3…第1基板としての前面基板
23…隔壁
23A…縦壁
23B…横壁
31…電極としての表示電極対
31A…透明電極
31B…バス電極
32,42…誘電体層
32A…第1誘電体層
32B,42B…第2誘電体層
H…放電空間
S150…排気工程(減圧工程)

Claims (5)

  1. 電極を覆う誘電体層を備える第1基板と、この第1基板と放電空間を介して対向配置されかつ前記放電空間を区画する縦壁と横壁とを有する隔壁を備える第2基板と、を有するプラズマディスプレイパネルであって、
    前記誘電体層は、第1誘電体層と、前記電極の少なくとも一部に対向して第1誘電体層上に形成された第2誘電体層と、を備え、
    前記第2誘電体層のガラス転移点が、封着排気時の温度よりも低い温度に設定され、かつ、前記第2誘電体層の軟化点が、封着排気時の温度よりも高い温度に設定されている
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
    前記電極は、前記横壁と対向しない位置に配置され、
    前記第2誘電体層は、前記縦壁と対向する部分において前記縦壁の頂部に接している
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  3. 請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
    前記電極は、透明電極と、この透明電極上に形成されたバス電極と、で構成され、
    前記第2誘電体層は、少なくとも前記バス電極に対向する前記第1誘電体層上に形成されている
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  4. 電極を覆う第1誘電体層と前記電極の少なくとも一部に対向して前記第1誘電体層上に形成された第2誘電体層とを備える第1基板と、この第1基板と放電空間を介して対向配置されかつ前記放電空間を区画する縦壁と横壁とを有する隔壁を備える第2基板と、を有するプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、
    前記第2誘電体層のガラス転移点が、封着排気時の温度よりも低い温度に設定され、かつ、前記第2誘電体層の軟化点が、封着排気時の温度よりも高い温度に設定されている
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  5. 請求項4に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
    前記封着排気は、パネル内の圧力がパネル外の圧力よりも低くなる減圧工程を含み、
    この減圧工程において、前記第2誘電体層を軟化させて隔壁の頂部に固着させる
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
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