JP2008286727A - 温度センサの製造方法及び温度センサ - Google Patents

温度センサの製造方法及び温度センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2008286727A
JP2008286727A JP2007133886A JP2007133886A JP2008286727A JP 2008286727 A JP2008286727 A JP 2008286727A JP 2007133886 A JP2007133886 A JP 2007133886A JP 2007133886 A JP2007133886 A JP 2007133886A JP 2008286727 A JP2008286727 A JP 2008286727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective cap
temperature sensor
temperature
manufacturing
sensor element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007133886A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4996336B2 (ja
Inventor
Satoru Fujiwara
覚 藤原
Yasutaka Maeda
保隆 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd, Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP2007133886A priority Critical patent/JP4996336B2/ja
Publication of JP2008286727A publication Critical patent/JP2008286727A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4996336B2 publication Critical patent/JP4996336B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Abstract

【課題】センサ素子の位置ずれ及びガス溜まりの発生をそれぞれ抑制し、且つ、成形タクトの短い温度センサの製造方法及び温度センサを提供する。
【解決手段】温度センサの製造方法は、センサ素子及びセンサ素子に電気的に接続された一対のリード線を有する温度検知部材を準備するステップと、有底の筒状に形成され且つ壁部に切り欠きが設けられた保護キャップを準備するステップと、センサ素子が保護キャップの底面に対向するように、温度検知部材を保護キャップの内部に収容するステップと、温度検知部材及び保護キャップを収容するキャビティ領域を有する成形型を準備するステップと、保護キャップ及び保護キャップの内部に収容された温度検知部材を、成形型のキャビティ領域に収容して保持するステップと、成形型のキャビティ領域に樹脂を注入して射出成形を行うことによりコネクタを形成するステップと、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、温度センサの製造方法及び温度センサに関する。
従来、外部と電気的に接続するためのコネクタとサーミスタ等の温度検知部材とを備えた温度センサが研究・開発されている。
このような温度センサとして、例えば、特許文献1には、サーミスタ素子を収納したキャップを一体成形により一体とし、外部にサーミスタ素子に一端が接続されたリード線の他端が取り出されてなる一体成形体に設けられたカラー取付孔に、外周面にローレット加工部が設けられたカラーを一体成形体の冷却収縮作用を利用して圧入固定してなる温度センサが開示されている。そして、これによれば、比較的高温の状態や振動の激しい状態で使用される自動車用の温度センサとして、著しい品質向上を図ることができる、と記載されている。
また、特許文献2には、コネクタ部と温度検出部とがケーシングにより一体化された温度検出センサにおいて、ケーシングは、温度検出センサ本体の取り付け方向が異なるように設定された複数の取り付け係止部を有することを特徴とする温度検出センサが開示されている。そして、これによれば、汎用性の高い温度検出センサを提供することができる、と記載されている。
さらに、特許文献3には、温度感知素子と、温度感知素子をインサート成形するとともに、温度感知素子周囲の成形樹脂の厚さを成形金型の成形時に於ける後退量で調整した樹脂ケースと、を具備した温度検出センサの構造が開示されている。そして、これによれば、少い工程で温度感知素子をケース内に封止し、成形後にピンの抜け跡を残さず、温度感知素子の熱応答性を種々に設定できるようにすることができる、と記載されている。
また、特許文献4には、検出した温度信号を電気信号に変換するとともに第1電極および第2電極を有する検出素子と、一方の側に第1電極および第2電極と電気的に接触可能であって検出素子を保持する第1保持部および第2保持部を有し、他方の側に第1保持部および第2保持部にそれぞれ独立して電気的に接続される第1出力取出部と第2出力取出部とを有する第1ターミナルおよび第2ターミナルと、検出素子と第1保持部および第2保持部を内部にインサートし、第1出力取出部と第2出力取出部を外部に露出する樹脂ケースとを備え、検出素子と第1ターミナルおよび第2ターミナルとを樹脂ケース内にインサート成形したことを特徴とする温度検出装置が開示されている。そして、これによれば、感度を良好にしかつ電気的接続の信頼性を向上した温度検出装置を提供することができる、と記載されている。
特開平3−108624号公報 特開平7−27622号公報 特開平6−129915号公報 特開平8−159881号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に係る温度センサは、成形樹脂圧によってセンサ素子が外部へ露出することを防止するために樹脂成型時に保護キャップを用いているが、保護キャップが大きい場合は、センサ素子の位置ずれによる応答性のばらつきが生じる。また、保護キャップが細い場合は、キャップ内へのガス溜まりによる応答性のばらつきが生じる。
また、上記特許文献3及び4に係る温度センサは、センサ素子又はリード線を金型で保持して製造しているが、この場合、金型の構造が複雑になり、コストアップの原因となる。また、スライドコアの動作時間が加わるため成形時間が長くなるという問題も生じている。
本発明は、斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、センサ素子の位置ずれ及びガス溜まりの発生をそれぞれ抑制し、且つ、成形タクトの短い温度センサの製造方法及び温度センサを提供することである。
本発明に係る温度センサの製造方法は、センサ素子及びセンサ素子に電気的に接続された一対のリード線を有する温度検知部材を準備するステップと、有底の筒状に形成され且つ壁部に切り欠きが設けられた保護キャップを準備するステップと、センサ素子が保護キャップの底面に対向するように、温度検知部材を保護キャップの内部に収容するステップと、温度検知部材及び保護キャップを収容するキャビティ領域を有する成形型を準備するステップと、保護キャップ及び保護キャップの内部に収容された温度検知部材を、成形型のキャビティ領域に収容して保持するステップと、成形型のキャビティ領域に樹脂を注入して射出成形を行うことによりコネクタを形成するステップと、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る温度センサの製造方法は、保護キャップ及びコネクタをそれぞれ同じ樹脂材料で形成してもよい。
さらに、本発明に係る温度センサの製造方法は、保護キャップの切り欠きが複数形成されていてもよい。
また、本発明に係る温度センサの製造方法は、保護キャップの切り欠きが、保護キャップの壁部の互いに対向する位置にそれぞれ形成されていてもよい。
さらに、本発明に係る温度センサの製造方法は、温度検知部材を保護キャップの内部に収容するステップで、保護キャップを、その切り欠き非形成領域が一対のリード線に対応するように配置してもよい。
また、本発明に係る温度センサの製造方法は、温度検知部材を保護キャップの内部に収容するステップで、保護キャップを、その内面がセンサ素子及び一対のリード線にそれぞれ接するように配置してもよい。
さらに、本発明に係る温度センサの製造方法は、射出成形を行うことによりコネクタを形成するステップで、保護キャップの切り欠き非形成領域側から成形型のキャビティ領域へ樹脂を注入してもよい。
本発明に係る温度センサは、センサ素子及びセンサ素子に電気的に接続された一対のリード線を有する温度検知部材と、有底の筒状に形成され且つ壁部に切り欠きが設けられると共に、センサ素子が底面に対向するように温度検知部材を内部に収容する保護キャップと、温度検知部材及び温度検知部材を内部に収容する保護キャップをそれぞれ覆うように設けられたコネクタと、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る温度センサは、保護キャップ及びコネクタが、それぞれ同じ樹脂材料で形成されていてもよい。
さらに、本発明に係る温度センサは、保護キャップの切り欠きが複数形成されていてもよい。
また、本発明に係る温度センサは、保護キャップの切り欠きが、保護キャップの壁部の互いに対向する位置にそれぞれ形成されていてもよい。
さらに、本発明に係る温度センサは、保護キャップが、その切り欠き非形成領域が一対のリード線に対応するように配置されていてもよい。
また、本発明に係る温度センサは、保護キャップが、その内面がセンサ素子及び一対のリード線にそれぞれ接するように配置されていてもよい。
本発明によれば、センサ素子の位置ずれ及びガス溜まりの発生をそれぞれ抑制し、且つ、成形タクトの短い温度センサの製造方法及び温度センサを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施形態)
(温度センサの構成)
図1は、本実施形態の温度センサ10を示す斜視図であり、図2は、図1のI−I線における断面図であり、図3は、図1のII−II線における断面図である。
温度センサ10は、温度検知部材11、保護キャップ12及びコネクタ13で構成されている。
温度検知部材11は、例えば、温度上昇に伴い抵抗値が減少するサーミスタとなっており、水、油又は空気等の温度を検知するセンサ素子14、センサ素子14に電気的に接続された一対のリード線15及び一対のリード線15にそれぞれ電気的に接続された外部接続端子16を備えている。
センサ素子14は、例えば、マンガン、ニッケル、コバルト等から形成されており、いわゆるスピネル構造の結晶粒が集まった多結晶体となっている。センサ素子14は、その周囲を覆うコネクタ13の樹脂(後述する)から受ける応力を緩和するために、エポキシ系樹脂やガラス材料等でコーティングされている。
リード線15は、例えばCu又はCuNi等で構成される導線をテフロン(登録商標)で被覆して形成されている。リード線15は、その一端がセンサ素子14に電気的に接続されており、他端が外部接続端子16に電気的に接続されている。外部接続端子16は、リード線15の端部で且つリード線15と段違いとなるように接続されている。
図4は、本実施形態に係る保護キャップ12の平面図である。図5は、本実施形態に係る保護キャップ12の側面図である。保護キャップ12は、有底の筒状に形成され且つ壁部19に切り欠き21が設けられると共に、センサ素子14が底面22に対向するように温度検知部材11を内部に収容している。保護キャップ12の開口端17は、温度検知部材11のリード線15と段違いとなるように接続された外部接続端子16がどちら側に収容されているかを容易に認識するための目印となるように、一部のみ残して、それ以外が幅広に形成されている。また、この幅広の開口端17は、後述の成形型20に良好に係合する役割も有している。
切り欠き21は、保護キャップ12の壁部19に2箇所形成されている。2箇所の切り欠き21は、保護キャップ12の壁部19の互いに対向する位置にそれぞれ形成されている。このため、後述の樹脂注入によるコネクタ13の射出成形時に保護キャップ12内にガスが溜まることをより良好に抑制することができる。
尚、切り欠き21は、保護キャップ12の壁部19に2つだけでなくそれ以上形成されていてもよいし、1つだけ形成されていてもよい。
保護キャップ12は、壁部19の上記切り欠き21が形成されていない領域(切り欠き非形成領域25)が、温度検知部材11の一対のリード線15に対応するように配置されている。より具体的には、保護キャップ12の切り欠き21は、リード線15のない領域に対向し、保護キャップ12の切り欠き非形成領域25は、一対のリード線15に対向するように配置されている。このため、後述の樹脂注入によるコネクタ13の射出成形時に、射出された樹脂の圧力がリード線15に直接加わることを保護キャップ12の切り欠き非形成領域25で防ぐことができる。したがって、射出樹脂圧によるリード線15の変形等を良好に抑制することができる。
また、保護キャップ12は、その内面がセンサ素子14及び一対のリード線15にそれぞれ接するように配置されている。このため、保護キャップ12を必要最小限の大きさに形成することができる。したがって、温度センサ10をコンパクトに形成することができる。さらに、保護キャップ12がリード線15に接していることにより、射出された樹脂の圧力がリード線15に直接加わることをより良好に防ぐことができる。
コネクタ13は、温度検知部材11及び温度検知部材11を内部に収容する保護キャップ12をそれぞれ覆うように設けられている。コネクタ13は、温度検知部材11及び保護キャップ12をそれぞれ覆うことで温度センサ10の外形を形成すると共に、温度検知部材11及び保護キャップ12の隙間に充填された樹脂と一体形成されている。コネクタ13は、保護キャップ12を構成する樹脂材料と同じ樹脂材料で構成されている。このため、コネクタ13とコネクタ13内に収容される保護キャップ12との接合性が良好となる。
これらの樹脂材料はどのようなものであってもよいが、例えばポリブチルテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアセタール(POM)等を好適に用いることができる。
コネクタ13は、それぞれ一体に形成された、温度測定対象側に設けられる温度検知部26、及び、外部接続端子16の接続対象側に設けられる接続部27で構成されている。
コネクタ13の温度検知部26は、温度検知部材11及び温度検知部材11を内部に収容する保護キャップ12をそれぞれ収容している。コネクタ13の温度検知部26の先端からは、温度検知部材11のセンサ素子14の所定部分が突出している。コネクタ13の温度検知部26の外表面には、スライド固定用の突起28が一体形成されている。
コネクタ13の接続部27は、略円筒状に形成されている。コネクタ13の接続部27の内部において、温度検知部26から突出する温度検知部材11のリード線15に接続された外部接続端子16が露出している。
コネクタ13の接続部27には、ケーブル端子が挿入されて外部接続端子16と電気的に接続される。このケーブル端子に電気的に接続された電子制御装置等にて、センサ素子14の抵抗値の変化に基づいて測定対象の温度を演算する。
また、コネクタ13の温度検知部26には、スライド固定用の突起28が一体形成されている。
上述の突起28を、例えば、自動車の車体等の取付箇所の切込などにスライドさせて係合させることにより、特別なクリップなどを使用することなく、温度センサ10を着脱自在且つ安定的に取り付けることができる。
(温度センサ10の製造方法)
次に、本実施形態に係る温度センサ10の製造方法を説明する。
まず、センサ素子14及びセンサ素子14に電気的に接続された一対のリード線15を有する温度検知部材11を準備する。
次に、一対のリード線15のそれぞれに、外部接続端子16をはんだ付け等で電気的に接続する。
次に、保護キャップ12を準備し、センサ素子14が保護キャップ12の底面に対向するように、温度検知部材11を保護キャップ12の内部に収容する。このとき、保護キャップ12を、その切り欠き非形成領域25が一対のリード線15に対応するように、且つ、その内面がセンサ素子14及び一対のリード線15にそれぞれ接するように配置する。
次に、温度検知部材11及び保護キャップ12を収容するキャビティ領域(33及び35)を有する成形型20を準備する。成形型20は、図6に示すように、互いに組み合わせて用いられる、温度センサ10の温度検知部26を成形する第1成形型31、及び、温度センサ10の接続部27を成形する第2成形型32で構成されている。
第1成形型31は、コネクタ13の一部の外形を構成するキャビティ領域33と、保護キャップ12の先端を嵌め込んで固定するための凹部34が形成されている。
第2成形型32は、コネクタ13の一部の外形を構成するキャビティ領域35と、保護キャップ12の開口端17に係合させて固定するための係合部36と、外部接続端子16を嵌め込んで固定するための端子挿入孔37が形成されている。
また、第2成形型32の内面の壁部であって、収容する保護キャップ12の切り欠き非形成領域25に対応する部位に、樹脂射出口が形成されている。このため、樹脂注入によるコネクタ13の射出成形時に、射出された樹脂の圧力がリード線15に直接加わることを保護キャップ12の切り欠き非形成領域25で防ぐことができる。したがって、射出樹脂圧によるリード線15の変形等を良好に抑制することができる。
このような構成の第1及び第2成形型31,32を組み合わせることで、成形型20のキャビティ領域(33及び35)に保護キャップ12及び保護キャップ12の内部に収容された温度検知部材11を収容して保持する。このように、成形型20によって温度検知部材11の保護キャップ12を押圧し、リード線15及びセンサ素子14を射出成形時の樹脂圧から保護するため、リード線15の変形やセンサ素子14の位置ずれを抑制することができる。したがって、温度センサ10の熱応答性のばらつきを良好に抑制することができる。また、センサ素子14の変形、断線、破損等を抑制するために成形速度を遅くする必要がなく、低コストで温度センサ10を製造することができる。
次に、成形型20のキャビティ領域(33及び35)に樹脂射出口から樹脂を注入して射出成形を行う。射出された樹脂は、キャビティ領域(33及び35)内に密に行き渡り、成形型20の外形を形成するとともに、保護キャップ12と温度検知部材11との隙間に充填される。このとき、保護キャップ12の壁部19に切り欠き21が設けられているため、成形時のガスが保護キャップ12内に溜まることを良好に抑制することができる。
また、コネクタ13の外表面の樹脂射出口対応部位には、射出痕が形成される。
以上により、コネクタ13が完成する。
(作用効果)
次に作用効果について説明する。
本発明の実施形態に係る温度センサ10の製造方法は、センサ素子14及びセンサ素子14に電気的に接続された一対のリード線15を有する温度検知部材11を準備するステップと、有底の筒状に形成され且つ壁部19に切り欠き21が設けられた保護キャップ12を準備するステップと、センサ素子14が保護キャップ12の底面に対向するように、温度検知部材11を保護キャップ12の内部に収容するステップと、温度検知部材11及び保護キャップ12を収容するキャビティ領域(33及び35)を有する成形型20を準備するステップと、保護キャップ12及び保護キャップ12の内部に収容された温度検知部材11を、成形型20のキャビティ領域(33及び35)に収容して保持するステップと、成形型20のキャビティ領域(33及び35)に樹脂を注入して射出成形を行うことによりコネクタ13を形成するステップと、を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、成形型20によって温度検知部材11の保護キャップ12を押圧し、リード線15及びセンサ素子14を射出成形時の樹脂圧から保護するため、リード線15の変形やセンサ素子14の位置ずれを抑制することができる。したがって、温度センサ10の熱応答性のばらつきを良好に抑制することができる。また、センサ素子14の変形、断線、破損等を抑制するために成形速度を遅くする必要がなく、低コストで温度センサ10を製造することができる。さらに、保護キャップ12の壁部19に切り欠き21が設けられているため、成形時のガスが保護キャップ12内に溜まることを良好に抑制することができる。
以上説明したように、本発明は、温度センサの製造方法及び温度センサに関する。
本発明の実施形態の温度センサ10を示す斜視図である。 図1のI−I線における断面図である。 図1のII−II線における断面図である。 本発明の実施形態に係る保護キャップ12の平面図である。 本発明の実施形態に係る保護キャップ12の側面図である。 本発明の実施形態に係る温度センサ10を収容して保持する成形型20の断面図である。
符号の説明
10 温度センサ
11 温度検知部材
12 保護キャップ
13 コネクタ
14 センサ素子
15 リード線
16 外部接続端子
17 開口端
19 壁部
20 成形型
22 底面
25 切り欠き非形成領域
26 温度検知部
27 接続部
28 突起
31 第1成形型
32 第2成形型
33,35 キャビティ領域
34 凹部
36 係合部
37 端子挿入孔

Claims (13)

  1. センサ素子及び該センサ素子に電気的に接続された一対のリード線を有する温度検知部材を準備するステップと、
    有底の筒状に形成され且つ壁部に切り欠きが設けられた保護キャップを準備するステップと、
    上記センサ素子が該保護キャップの底面に対向するように、上記温度検知部材を上記保護キャップの内部に収容するステップと、
    上記温度検知部材及び上記保護キャップを収容するキャビティ領域を有する成形型を準備するステップと、
    上記保護キャップ及び該保護キャップの内部に収容された温度検知部材を、上記成形型のキャビティ領域に収容して保持するステップと、
    上記成形型のキャビティ領域に樹脂を注入して射出成形を行うことによりコネクタを形成するステップと、
    を備えた温度センサの製造方法。
  2. 請求項1に記載された温度センサの製造方法において、
    上記保護キャップ及び上記コネクタをそれぞれ同じ樹脂材料で形成する温度センサの製造方法。
  3. 請求項1に記載された温度センサの製造方法において、
    上記保護キャップの切り欠きが複数形成されている温度センサの製造方法。
  4. 請求項3に記載された温度センサの製造方法において、
    上記保護キャップの切り欠きは、該保護キャップの壁部の互いに対向する位置にそれぞれ形成されている温度センサの製造方法。
  5. 請求項1に記載された温度センサの製造方法において、
    上記温度検知部材を上記保護キャップの内部に収容するステップで、該保護キャップを、その切り欠き非形成領域が上記一対のリード線に対応するように配置する温度センサの製造方法。
  6. 請求項1に記載された温度センサの製造方法において、
    上記温度検知部材を上記保護キャップの内部に収容するステップで、該保護キャップを、その内面が上記センサ素子及び一対のリード線にそれぞれ接するように配置する温度センサの製造方法。
  7. 請求項1に記載された温度センサの製造方法において、
    上記射出成形を行うことによりコネクタを形成するステップで、上記保護キャップの切り欠き非形成領域側から上記成形型のキャビティ領域へ上記樹脂を注入する温度センサの製造方法。
  8. センサ素子及び該センサ素子に電気的に接続された一対のリード線を有する温度検知部材と、
    有底の筒状に形成され且つ壁部に切り欠きが設けられると共に、上記センサ素子が底面に対向するように上記温度検知部材を内部に収容する保護キャップと、
    上記温度検知部材及び該温度検知部材を内部に収容する保護キャップをそれぞれ覆うように設けられたコネクタと、
    を備えた温度センサ。
  9. 請求項8に記載された温度センサにおいて、
    上記保護キャップ及び上記コネクタは、それぞれ同じ樹脂材料で形成されている温度センサ。
  10. 請求項8に記載された温度センサにおいて、
    上記保護キャップの切り欠きが複数形成されている温度センサ。
  11. 請求項10に記載された温度センサにおいて、
    上記保護キャップの切り欠きは、該保護キャップの壁部の互いに対向する位置にそれぞれ形成されている温度センサ。
  12. 請求項8に記載された温度センサにおいて、
    上記保護キャップは、その切り欠き非形成領域が上記一対のリード線に対応するように配置されている温度センサ。
  13. 請求項8に記載された温度センサにおいて、
    上記保護キャップは、その内面が上記センサ素子及び一対のリード線にそれぞれ接するように配置されている温度センサ。
JP2007133886A 2007-05-21 2007-05-21 温度センサの製造方法 Expired - Fee Related JP4996336B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007133886A JP4996336B2 (ja) 2007-05-21 2007-05-21 温度センサの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007133886A JP4996336B2 (ja) 2007-05-21 2007-05-21 温度センサの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008286727A true JP2008286727A (ja) 2008-11-27
JP4996336B2 JP4996336B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=40146575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007133886A Expired - Fee Related JP4996336B2 (ja) 2007-05-21 2007-05-21 温度センサの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4996336B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011007385A1 (ja) * 2009-07-14 2011-01-20 三菱電機株式会社 車両状態検出装置および製造方法
CN105719782A (zh) * 2014-12-19 2016-06-29 Tdk株式会社 热敏电阻
CN113865728A (zh) * 2017-02-09 2021-12-31 株式会社芝浦电子 温度传感器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6345518A (ja) * 1986-08-13 1988-02-26 Toyota Motor Corp 温度センサ
JPH07324985A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Nippondenso Co Ltd 温度検出センサ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6345518A (ja) * 1986-08-13 1988-02-26 Toyota Motor Corp 温度センサ
JPH07324985A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Nippondenso Co Ltd 温度検出センサ

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011007385A1 (ja) * 2009-07-14 2011-01-20 三菱電機株式会社 車両状態検出装置および製造方法
CN102470805A (zh) * 2009-07-14 2012-05-23 三菱电机株式会社 车辆状态检测装置及制造方法
JP5208276B2 (ja) * 2009-07-14 2013-06-12 三菱電機株式会社 車両状態検出装置および製造方法
US8796572B2 (en) 2009-07-14 2014-08-05 Mitsubishi Electric Corporation Vehicle condition detection device and method for manufacturing the same
CN105719782A (zh) * 2014-12-19 2016-06-29 Tdk株式会社 热敏电阻
JP2016119353A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 Tdk株式会社 サーミスタ
CN105719782B (zh) * 2014-12-19 2018-06-05 Tdk株式会社 热敏电阻
US10054492B2 (en) 2014-12-19 2018-08-21 Tdk Corporation Thermistor including a thermistor element and a case housing the thermistor
CN113865728A (zh) * 2017-02-09 2021-12-31 株式会社芝浦电子 温度传感器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4996336B2 (ja) 2012-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100810937B1 (ko) 온도 센서
EP1980830B1 (en) Pressure sensor device including temperature sensor contained in common housing
US7028568B2 (en) Sensor having resin mold casing and method of manufacturing the same
US7641388B2 (en) Temperature sensor and method of manufacturing the same
CN109073477B (zh) 温度检测装置
AU775608B2 (en) Pressure sensor module
US20080287008A1 (en) Electronic device having molded resin case, and molding tool and method of manufacturing the same
CN108414030B (zh) 一种温度-压力一体式传感器
JP5756015B2 (ja) 温度センサ、その製造方法及び取り付け方法
US20120306484A1 (en) Magnetic detection apparatus
EP1975572B1 (en) Sensor apparatus
KR0156778B1 (ko) 온도측정장치에 있어서의 온도측정센서 소자
JP2003234203A (ja) 温度センサの製造方法
JP2006329668A (ja) 検出装置及びその製造方法
JP2009047532A (ja) 圧力センサ
JPH07151561A (ja) コネクタ一体型センサおよびその製造方法
JP2008108615A (ja) コネクタ一体型センサ及びその製造方法
JP4996336B2 (ja) 温度センサの製造方法
US6860635B2 (en) Sensor and housing with adjustable spacing element
JP2006250763A (ja) 温度センサ
JP5280753B2 (ja) 温度センサ及びその製造方法
US20180274964A1 (en) Physical quantity sensor subassembly and physical quantity measuring device
US10809144B2 (en) Physical quantity sensor and method for manufacturing same
CN217505016U (zh) 一种热敏电阻式温度传感器
JP3554205B2 (ja) 温度センサ及び該温度センサの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120417

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120511

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4996336

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees