JP2008286490A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱室の左右側面に棚部を着脱可能に取り付けることのできる加熱調理器を提供する。
【解決手段】セラミック板5とこのセラミック板5を嵌合させる枠体7の凹部7aに高さ方向にそれぞれ対向して設けられた貫通穴8、9と、セラミック板5にそれぞれ接する背面に貫通穴8、9を貫通して凹部7aの外側面にそれぞれ係止する係止部10を有し、調理物載置用の調理皿を支持するための棚部6とを備え、この棚部6は、係止部10によって枠体7の左右側面に着脱可能に、かつ貫通穴8を覆うように取り付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、オーブンレンジや電気オ−ブン等の加熱調理器に関するものである。
加熱調理器は、内部に前面開口の加熱室が設けられ、その左右側面に調理物を載置するための調理皿を支持する棚部が複数段設けられている。この棚部に調理皿を係止させた場合、加熱室が上側と下側とに2分割される(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−308312号公報
しかしながら、従来の加熱調理器では、棚部が左右側面に固定あるいはその側面と一体に形成されており、そのため、調理によって左右側面が汚れた場合、突出した棚部によって清掃がしづらく手間がかかっていた。また、加熱室内の断熱効果を上げるために、左右側面にセラミック板を設けた加熱調理器があるが、そのセラミック板に棚部が固定されているため、前記の如く清掃がしづらく手間がかかり、また、セラミック板がネジやシリコン接着剤等で固定されているため、その分、部品点数が多くなっていた。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたもので、加熱室の左右側面に棚部を着脱可能に取り付けることのできる加熱調理器を得ることを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、調理器本体と、この調理器本体内に設けられ調理物を収納して調理するための加熱室と、この加熱室内の調理物を加熱する加熱手段と、加熱室の左右側面に高さ方向にそれぞれ対向して設けられた貫通穴と、加熱室の左右側面にそれぞれ接する背面に貫通穴を貫通してその左右側面にそれぞれ係止する係止部を有し、調理物載置用の調理皿を支持するための棚部とを備え、この棚部は、係止部によって加熱室の左右側面に、かつ貫通穴を覆うように着脱可能に取り付けられている。
本発明に係る加熱調理器は、加熱室の左右側面に設けられた貫通穴に対応して同じ形状の貫通穴を有するセラミック板を備え、棚部は、係止部によって、そのセラミック板を介して加熱室の左右側面に着脱可能に取り付けられている。
本発明においては、加熱室の左右側面に高さ方向にそれぞれ対向して設けられた貫通穴と、加熱室の左右側面にそれぞれ接する背面に貫通穴を貫通してその左右側面にそれぞれ着脱可能に係止する係止部を有する棚部とを備えたので、その棚部を安定して加熱室の左右側面にそれぞれ固定でき、加熱室内が汚れた場合には棚部を外すことができ、このため、棚部と加熱室内の清掃性が向上する。
また、本発明においては、加熱室の左右側面に設けられた貫通穴に対応して同じ形状の貫通穴を有するセラミック板を備え、棚部が係止部によって、セラミック板を介して加熱室の左右側面に着脱可能に取り付けらているので、ネジやシリコン接着剤等の部品点数が低減され、セラミック板や棚部、加熱室内の清掃が容易になる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の外観を示す斜視図、図2は加熱調理器の加熱室を示す正面断面図および加熱室のA−A側面図である。
図1において、加熱調理器本体1の正面には、各種メニューに応じて配列されたキースイッチおよび表示部を有する操作部2と、回動自在に取り付けられたドア3とが備えられている。その内部は、前面が開口された加熱室4となっている。この加熱室4の左右側面には、後述するセラミック板5が設けられ、各セラミック板5の表面には、高さ方向に配列された2段の棚部6が設けられている。この棚部6は、調理物載置用の調理皿を支持するためのものである。
前記の加熱室4は、図2(a)に示すように天面、奥面、底面および左右側面が金属製(ステンレス板等)で形成された枠体7と、前記ドア3とで構成されている。その枠体7の上方あるいは下方に調理物を加熱するためのヒータ(図示せず)が設置され、また、マイクロ波を加熱室4内に供給するマグネトロン(図示せず)が設けられている。枠体7の左右側面には、外方に突き出た凹部7aが形成され、その側面には、例えば高さ方向に並べられた2つの貫通穴9が設けられている、この貫通穴9は、枠体7の奥面方向(加熱室4の奥行き方向)に延びて形成された長方形状の穴になっている(図2(b)参照)。
セラミック板5は、素材として、ムライト、コーディライト系セラミックで、酸化ケイ素(SiO2 )、酸化アルミニウム(Al23)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化ジルコニウム(ZrO2 )等を主成分とするセラミックで構成されている。なお、セラミック板5の素材として、陶器、天然石、結晶化ガラス等でも良い。このセラミック板5は、枠体7の左右側面に設けられた凹部7aに着脱可能に嵌合できるように形成され、凹部7aの側面に設けられた上下2つの貫通穴9に対応して同じ形状の貫通穴8が設けられている。なお、セラミック板5に代えてマイクロ波吸収発熱体を用いても良い。
前述した棚部6は、例えば、耐熱性が高く割れ等に対して強度があり、摺動性の高いPPS材(ポリフェニレンサルファイド)が使用され、図1に示すように、例えば側面がほぼ直角三角形で、枠体7の奥面方向に延びて形成されている。セラミック板5に接触する背面には、その面から突出して調理皿の支持面の反対方向に直角に折れ曲がってなる係止部10が一体に形成されている。棚部6にPPS材を使用することで、調理皿設置時の衝撃による破損防止や、調理皿の摺動性が向上する。
棚部6を加熱室4の枠体7の左右側面に取り付ける場合は、まず、一方の凹部7aにセラミック板5を嵌合させる。次に、棚部6に形成された係止部10をセラミック板5の上段側の貫通穴8に対向させて挿入し、さらに凹部7aの貫通穴9を貫通させ、その状態から棚部6を下方に摺動させる。この時、係止部10がセラミック板5と凹部7aの側面を跨って凹部7aの側面に係止される。そして、前記と同じ要領で下段側の貫通穴8、9に別の棚部6の係止部10を貫通させて係止させることで、上下2段の棚部6がセラミック板5を介して凹部7aの側面に着脱可能に取り付けられる。
枠体7のもう一方の側面に棚部6を取り付ける場合も前述した要領で行うことにより、上下2段の棚部6がセラミック板5を介して凹部7aの側面に着脱可能に取り付けられる。各セラミック板5がそれぞれ2本の棚部6で装着された場合、セラミック板5に設けられた上下2つの貫通穴8は、それぞれ棚部6の背面によって覆われる。棚部6の取り外しは、それぞれの棚部6を上方に摺動させて加熱室4内の方へ引くことで可能になる。この場合、枠体7の凹部7aに嵌合されているセラミック板5を外すことができる。
以上のように実施の形態1によれば、棚部6の背面に係止部10を形成し、セラミック板5および枠体7の凹部7aにその係止部10を貫通させる貫通穴8、9をそれぞれ設けたので、棚部6とセラミック板5を加熱室4の枠体7の左右側面に着脱可能に装着できるようになり、このため、セラミック板5を固定するネジやシリコン接着剤等が不要になって部品点数を低減でき、セラミック板5と棚部6が調理によって汚れた場合には、枠体7の左右側面から取り外して洗うことができ、加熱室4内の清掃性を向上させることができる。
また、係止部10が棚部6の長手方向に亘って形成されているので、棚部6を安定した状態で固定できる。さらに、棚部6を取り付けた場合、セラミック板5の貫通穴8が棚部6の背面によって塞がれるので、調理時の加熱温度が低下するということがない。
実施の形態1では、枠体7の左右側面に凹部7aを形成し、この凹部7aにセラミック板5を設けた加熱調理器について説明をしたが、枠体7の左右側面を凹部7aのない構成とし、その側面に棚部6を着脱可能に取り付けるようにしても良い。この場合、棚部6の背面と係止部の直角に折れ曲がった部分との間隔は、加熱室4の側面の板厚が嵌入する寸法となる。
実施の形態2.
図3は実施の形態2に係る加熱調理器の棚部の係止部および枠体の側面の貫通穴を示すと共に棚部の取付手順を示す図である。図中の(a)は棚部の係止部を貫通穴に貫通させたときの状態を示す図であり、(b)は棚部を枠体に固定したときの状態を示す図である。なお、図1および図2で説明した実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
棚部6は、実施の形態1と同様に、側面がほぼ直角三角形で、枠体7の奥面方向(加熱室4の奥行き方向)に延びて形成され、背面に形成された2つの係止部11によって、枠体7の左右側面に高さ方向に2段ずつ着脱可能に取り付けられている。各棚部6の係止部11は、背面から突出して形成された基部11aと、この基部11aの片側の側面から棚部6の長手方向に直角に折れ曲がって形成された係止片11bとからなっている。この係止片11bの厚みは、基部11aより薄く形成されている。
枠体7の左右側面には、棚部6の係止部11に対応して上下に2つずつの貫通穴12が設けられている。この貫通穴12は、枠体7の奧面方向に係止部11の基部11aと係止片11bの寸法より長く形成され、図に向かって左側のほぼ半分が右側の穴より枠体7の底面方向に大きく開けられている。これは、係止部11の基部11aを嵌合させるためであり、棚部6が長手方向に動かないようにしている。
棚部6を加熱室4の枠体7の左右側面に取り付ける場合、まず、棚部6に形成された2つの係止部11を枠体7の一方の側面に設けられた上段側の2つの貫通穴12に対向させてそれぞれ挿入し(図3(a)参照)、次いで、棚部6を係止片11b側に摺動させ、係止部11の基部11aがそれぞれ貫通穴2の側面に当たったときに棚部6を下方に摺動させて、各基部11aをそれぞれの貫通穴12に形成された窪みに嵌合させ、その棚部6を枠体7の側面に固定させる(図3(b)参照)。そして、同一面の下段側への取り付けと、もう一方の側面への取り付けを、前記と同じ要領で行うことで、加熱室4内に2段の棚部6が設けられた状態となる。この時の各貫通穴12は、棚部6の背面によって覆われる。棚部6の取り外しは、前述した要領の逆の手順で可能になる。
以上のように実施の形態2によれば、基部11aと係止片11bとでなる係止部11を棚部6の背面に形成し、枠体7の側面にその係止部11を貫通させる貫通穴12を設けたので、棚部6を加熱室4の枠体7の左右側面に着脱可能に装着できるようになり、このため、加熱室4内が調理によって汚れた場合には、棚部6を取り外して洗うことができる上に、加熱室4内の清掃が容易になるという効果がある。
また、棚部6を2カ所で固定する上に、係止部11の基部11aを貫通穴12に形成された窪みに嵌合させるようにしているので、棚部6のぐらつきがなく安定して固定できる。さらに、棚部6を取り付けた場合、枠体7の左右側面の貫通穴12が棚部6の背面によって塞がれるので、加熱室4内の加熱温度が低下するということがない。
なお、実施の形態2では、棚部6を枠体7の左右側面に直に取り付けるようにしたが、実施の形態1で述べたように、棚部6をセラミック板5を介して枠体7の側面に着脱可能に取り付けるようにしても良い。
実施の形態3.
図4および図5は実施の形態3に係る加熱調理器の棚部の係止部および枠体の側面の貫通穴を示すと共に棚部の取付手順を示す図である。図4(a)は棚部の係止部を貫通穴に貫通させたときの状態を示す図であり、図4(b)および図5(a)は途中経過の状態を示す図であり、図5(b)は棚部を枠体に固定したときの状態を示す図である。なお、図1および図2で説明した実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
棚部6は、実施の形態1と同様に、側面がほぼ直角三角形で、枠体7の奥面方向(加熱室4の奥行き方向)に延びて形成されている。この棚部6は、長さが実施の形態1、2の棚部6と比べ短く形成され、背面に形成された係止部21によって、枠体7の左右側面に高さ方向に2段で、かつ各段毎に2つずつ着脱可能に取り付けられている。各棚部6の係止部21は、背面の上部から突出して形成された基部21aと、この基部21aから棚部6の長手方向と直交する方向に直角に折れ曲がって延びて形成された係止片21bとでなっている。
加熱室4の枠体7の左右側面には、棚部6の数に対応して上下に2つずつの貫通穴22が設けられている。この貫通穴22は、枠体7の奧面方向に係止片21bの寸法より長く形成され、図に向かって左側の一端は基部21aが回動可能に開けられ、右側の他端は係止部21の基部21aを嵌合させるために枠体7の底面方向に延びている。これにより、棚部6が長手方向に動かないようになっている。
棚部6を加熱室4の枠体7の左右側面に取り付ける場合、まず、図4(a)に示すように棚部6を枠体7の高さ方向に立てて係止部21を枠体7の一方の側面に設けられた上段左側の貫通穴22に対向させて挿入し、次いで、その棚部6を枠体7に向かって左側に90°回し(同図(b)参照)、この状態で、図5(a)に示すように棚部6を枠体7の奧面方向に摺動させ、係止部21の基部21aが貫通穴22の側面に当たったときに棚部6を下方に摺動させて、係止部21の基部21aを貫通穴12の他端に嵌合させ(同図(b)参照)、棚部6を枠体7の側面に固定させる。そして、同一面の上段右側と下段側の2カ所、およびもう一方の側面側の4カ所に同じ要領で棚部6を取り付けることで、加熱室4内に2段の棚部6が設けられた状態となる。この時の各貫通穴22は、棚部6の背面によって覆われる。棚部6の取り外しは、前述した要領の逆の手順で可能になる。
以上のように実施の形態3によれば、基部21aと係止片21bとでなる係止部21を棚部6の背面に形成し、枠体7の側面にその係止部21を貫通させる貫通穴22を設けたので、棚部6を加熱室4の枠体7の左右側面に着脱可能に装着できるようになり、このため、加熱室4内が調理によって汚れた場合には、棚部6を取り外して洗うことができる上に、加熱室4内の清掃が容易になるという効果がある。
また、棚部6の背面に形成された係止部21の基部21aを貫通穴12の他端に嵌合させるようにしているので、棚部6のぐらつきがなく安定して固定できる。さらに、棚部6を取り付けた場合、セラミック板5の貫通穴8が棚部6の背面によって塞がれるので、加熱室4内の加熱温度が低下するということがない。
また、係止部21の基部21aを棚部6の上部側から突出して形成し、さらに、係止片21bを長くしているので、その棚部6を枠体7の側面に取り付けた場合、棚部6と基部21aとの連結部分にかかるせん断力が小さくなり、棚部6の強度が向上する。
なお、実施の形態3では、棚部6を枠体7の左右側面に直に取り付けるようにしたが、実施の形態1で述べたように、棚部6をセラミック板5を介して枠体7の側面に着脱可能に取り付けるようにしても良い。
実施の形態4.
図6は実施の形態4に係る加熱調理器の棚部の構成を示す図である。なお、図1および図2で説明した実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
棚部6は、実施の形態1と同様に、側面がほぼ直角三角形で、枠体7の奥面方向(加熱室4の奥行き方向)に延びて形成され、その背面に形成された1つの係止部31によって、枠体7の左右側面に高さ方向に2段ずつ着脱可能に取り付けられている。その係止部31は、背面から突出して調理皿の支持面の反対方向に直角に折れ曲がってなっている。また、この棚部6の背面の周縁部には、耐熱性を有するシールド材33が固着されている。
加熱室4の枠体7の左右側面には、棚部6の数に対応して上下に1つずつの貫通穴32が設けられている。この貫通穴32に棚部6の係止部31が貫通して枠体7の側面の外側に係止された場合、その貫通穴32は、前述したシールド材33によって密閉される。
以上のように実施の形態4によれば、棚部6の背面に係止部31を形成すると共に周縁部にシールド材33を設け、枠体7の側面にその係止部31を貫通させる貫通穴32を設けたので、棚部6を加熱室4の枠体7の左右側面に密閉状態で着脱可能に装着できるようになり、このため、調理時の加熱室内の加熱温度が保たれ、加熱室4内が調理によって汚れた場合には、棚部6を取り外して洗うことができる上に、加熱室4内の清掃が容易になるという効果がある。また、係止部31が棚部6の長手方向に亘って形成されているので、棚部6を安定した状態で固定できる。
なお、実施の形態4では、棚部6を枠体7の左右側面に直に取り付けるようにしたが、実施の形態1で述べたように、棚部6をセラミック板5を介して枠体7の側面に着脱可能に取り付けるようにしても良い。
実施の形態5.
図7は実施の形態5の加熱調理器における貫通穴の断面および棚部の取付断面図である。なお、図1、2および図6で説明した実施の形態1、4と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
実施の形態5は、図7(a)に示すように、枠体7の左右側面の外側面に貫通穴32を開閉可能に板バネ41を設けたものである。棚部6を枠体7の左右側面に取り付けた際、係止部31によって板バネ41が上部の固着部分を支点として外方に開く(同図(b)参照)。この時、貫通穴32は、棚部6の背面によって覆われる。また、棚部6を取り外した場合は、板バネ41が自己の弾性によって貫通穴32を塞ぐ。
このように、棚部6を枠体7の左右側面から取り外した場合、左右側面に設けられた貫通穴32が板バネ41によって閉じられるので、棚部6がない状態での調理時の加熱温度の低下を抑えることが可能になる。また、棚部6が取り付けられている場合、棚部6の背面が貫通穴32を塞いでいるので、調理時の加熱温度が低下するということがない。さらに、棚部6を枠体7の左右側面に着脱可能に取り付けることができるので、加熱室4内が調理によって汚れた場合には、棚部6を取り外して洗うことができる上に、加熱室4内の清掃が容易になるという効果がある。
なお、実施の形態5では、棚部6を枠体7の左右側面に直に取り付けるようにしたが、実施の形態1で述べたように、棚部6をセラミック板5を介して枠体7の側面に着脱可能に取り付けるようにしても良い。
実施の形態6.
図8は実施の形態6の加熱調理器における棚部の取付断面図である。なお、図1および図2で説明した実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
図中に示す係止部51は、棚部6の背面の上部から突出して形成され、先端部の外観が丸味を帯びていて上下に分割されている。この係止部51は、耐熱性と弾性を有している。枠体7の左右側面に設けられた貫通穴52は、実施の形態1〜5で述べた貫通穴より小さく、正方形あるいは円形の穴となっている。
棚部6の係止部51がその貫通穴52を通り抜けるとき、先端部が挿入方向に延び、貫通穴52を通過した際には、自己の弾性により丸味の帯びた状態に復帰して、棚部を枠体7の側面に固定する。この場合、貫通穴52が棚部6の背面によって塞がられる。また、棚部6を加熱室4内の方へ引いた場合、係止部51の先端部が先と同じ方向に延び、貫通穴62から抜けた際に前記と同様に元の形状に復帰する。
実施の形態6においては、棚部6が取り付けられているとき、棚部6の背面が貫通穴32を塞いでいるので、調理時の加熱温度が低下するということがない。また、棚部6を枠体7の左右側面に着脱可能に取り付けることができるので、加熱室4内が調理によって汚れた場合には、棚部6を取り外して洗うことができる上に、加熱室4内の清掃が容易になるという効果がある。
なお、実施の形態6では、棚部6を枠体7の左右側面に直に取り付けるようにしたが、実施の形態1で述べたように、棚部6をセラミック板5を介して枠体7の側面に着脱可能に取り付けるようにしても良い。
なお、前述した実施の形態1〜6では、棚部6がPPS材でなっていることを述べたが、図10に示すように棚部6の調理皿の支持面に金属製の板を取り付けるようにしても良い。このようにした場合、調理皿のこすりによる傷を軽減させることができる。
また、実施の形態4では、棚部6の背面にリング状のシールド材を設けたことを述べたが、実施の形態1〜3および5、6に示す棚部6にシールド材を用いてもよい。
また、実施の形態5では、枠体7の左右側面に設けられた貫通穴32を外側から板バネ41で覆うようにしたが、その板バネ41を実施の形態1〜4および6に用いてもよい。
また、前述した実施の形態1では、棚部6をセラミック板5を介して取り付けるようにし、実施の形態2〜6では、棚部6を枠体7の左右側面に直接取り付けるようにしたが、枠体7の左右側面に設けられた貫通穴に対応して同じ形状の貫通穴を有するシート板(図示せず)を着脱可能に貼り付けるようにしても良い。加熱室4内が調理によって汚れた場合には、棚部6を取り外してから、シート板を取り替える。このシート板の存在によって、加熱室内の清掃が不要になる。
本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の外観を示す斜視図である。 加熱調理器の加熱室を示す正面断面図および加熱室のA−A側面図である。 実施の形態2に係る加熱調理器の棚部の係止部および枠体の側面の貫通穴を示すと共に棚部の取付手順を示す図である。 実施の形態3に係る加熱調理器の棚部の係止部および枠体の側面の貫通穴を示すと共に棚部の取付手順を示す図である。 図4に続く図である。 実施の形態4に係る加熱調理器の棚部の構成を示す図である。 実施の形態5の加熱調理器における貫通穴の断面および棚部の取付断面図である。 実施の形態6の加熱調理器における棚部の取付断面図である。 他の例を示す棚部の取付断面図である。
符号の説明
1 加熱調理器本体、2 操作部、3 ドア、4 加熱室、5 セラミック板、
6 棚部、7 枠体、7a 凹部、8,9 貫通穴 10,11 係止部、11a 基部、11b 係止片、12 貫通穴、21 係止部、21a 基部、21b 係止片、
22 貫通穴、31 係止部、32 貫通穴、33 シールド材、41 板バネ、
51 係止部、52 貫通穴。

Claims (11)

  1. 調理器本体と、
    この調理器本体内に設けられ、調理物を収納して調理するための加熱室と、
    この加熱室内の調理物を加熱する加熱手段と、
    前記加熱室の左右側面に高さ方向にそれぞれ対向して設けられた貫通穴と、
    前記加熱室の左右側面にそれぞれ接する背面に前記貫通穴を貫通してその左右側面にそれぞれ係止する係止部を有し、調理物載置用の調理皿を支持するための棚部とを備え、
    前記棚部は、前記係止部によって前記加熱室の左右側面に着脱可能に、かつ前記貫通穴を覆うように取り付けられていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記貫通穴に対応して同じ形状の貫通穴を有する板状部品を備え、
    前記棚部は、前記係止部によって、前記板状部品を介して前記加熱室の左右側面に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記板状部品は、セラミック板あるいはマイクロ波吸収発熱体であることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  4. 前記係止部は、前記棚部の背面から突出して調理皿の支持面の反対方向に直角に折れ曲がってなり、
    前記棚部を取り付ける際、前記係止部を前記貫通穴に貫通させた後に、前記加熱室の底面側に下げることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の加熱調理器。
  5. 前記係止部は、前記棚部の背面から突出して形成された基部と、この基部から棚部の長手方向に直角に折れ曲がって形成された係止片とからなり、
    前記貫通穴は、前記加熱室の左右側面にそれぞれ奥行き方向に延びて形成され、そのほぼ半分の片側が加熱室の底面側に延びて形成され、
    前記棚部を取り付ける際、前記係止部を前記貫通穴に貫通させて前記加熱室の奥行き方向に移動させた後、底面側に下げて前記係止部の基部を嵌合させることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の加熱調理器。
  6. 前記係止部は、前記棚部の背面の上部側から突出して形成された基部と、この基部から棚部の長手方向と直交する方向に直角に折れ曲がって延びて形成された係止片とからなり、
    前記貫通穴は、前記加熱室の奥行き方向に延びて形成され、一端が前記基部を回動可能に貫通させる大きさに形成され、他端が前記加熱室の底面側に直角に延びて形成され、
    前記棚部を取り付ける際、前記棚部を前記加熱室の高さ方向に立てた状態で前記係止部を前記貫通穴に貫通させ、その棚部を一方向に90°回転させた後に前記加熱室の奥行き方向に移動させ、しかる後に底面側に下げて前記係止部の基部を嵌合させることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の加熱調理器。
  7. 前記係止部は、棚部の背面の上部から突出して形成され、先端部の外観が丸味を帯びていて上下に弾性を有して分割されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の加熱調理器。
  8. 前記棚部の背面の周縁部にシールド材が固着されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の加熱調理器。
  9. 前記加熱室の左右側面の外側の面に前記貫通穴を開閉可能に設けられた板バネを備えていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の加熱調理器。
  10. 前記加熱室の左右側面に着脱可能に貼り付けられ、前記貫通穴に対応して同じ形状の貫通穴を有するシート板を備えていることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の加熱調理器。
  11. 前記棚部は、耐熱性を有し硬質樹脂が使用されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の加熱調理器。
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