JP2008286255A - ガスホルダー - Google Patents
ガスホルダー Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008286255A JP2008286255A JP2007129940A JP2007129940A JP2008286255A JP 2008286255 A JP2008286255 A JP 2008286255A JP 2007129940 A JP2007129940 A JP 2007129940A JP 2007129940 A JP2007129940 A JP 2007129940A JP 2008286255 A JP2008286255 A JP 2008286255A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- gas holder
- holder body
- side wall
- piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Blast Furnaces (AREA)
Abstract
【課題】密閉構造のガスホルダー本体と、ガスホルダー本体内を下部のガス室と上部の大気室とに仕切る昇降可能なピストンと、ピストン周縁に設けられ、ガスホルダー本体の側壁に押付けられてガスホルダー本体との間をシールするシール材を備え、かつシール材のガスホルダー本体側壁への摺動を滑らかにするための潤滑油を貯蔵したシール装置と、ガスをガスホルダー本体のガス室に吹き出し、或いは該ガス室のガスを排出させる出口管と入口管を有するガスホルダーにおいて、ガスが吹き付けられるガスホルダー本体の側壁にガスに含まれる粉塵が付着することによって生ずるシール材の偏摩耗を防止する。
【解決手段】入口管４にフード１２を取付け、ガスが入口管４からピストン中央部に吹付けられるようにしてガスホルダー本体１の側壁への粉塵の付着を平均化する。
【選択図】図３
【解決手段】入口管４にフード１２を取付け、ガスが入口管４からピストン中央部に吹付けられるようにしてガスホルダー本体１の側壁への粉塵の付着を平均化する。
【選択図】図３
Description
本発明は、製鉄所や化学工場等の可燃ガス発生プラントで発生する可燃ガスなどのガス消費プラントに送給する経路に設けられる可変容量式のガスホルダーに関する。
可燃ガス発生プラントの一つに製鉄所の高炉がある。高炉で副生ガスとして発生する一酸化炭素を含む可燃ガスの高炉ガスは、ガス消費プラント、例えば自家発電所に送給されて発電用として消費されるが、余剰分は一旦ガス消費プラントの送給経路に設けられたガスホルダーに貯蔵される。そして高炉からガス消費プラントへの供給量に不足を生ずるときには、不足分がガスホルダーよりガス消費プラントに供給されるようにしている。
図1は、ガスホルダーの１例の概略構造を示すもので、密閉構造をなすガスホルダー本体１と、ガスホルダー本体１内で下部のガスと上部の大気を仕切り、ガス圧によって昇降する可撓性材からなるピストン２と、ピストン２の周縁とガスホルダー本体１の側壁内面との間をシールするシール装置３と、ガスホルダー本体下部に差込まれ、ガスの入口管４と出口管５よりなり、シール装置３は、図２に示すようにピストン２周縁に保持され、ガスホルダー本体１の側壁１ａ内面に押付けられるゴム製のシール材６を有すると共に、潤滑油７が貯蔵され、この潤滑油７によってガスホルダー本体１の側壁内面に沿ったシール材の摺動が滑らかに行われるようにしている。図中、８はピストン周縁のバランス材９に取付けられ、シール材６をガスホルダー本体１の側壁１ａに押付ける押付機構である。この種のシール装置が下記特許文献１に開示されている。
特開２００１−２１９９９１号
図１に示すガスホルダーにおいて、ガスホルダー本体内には、入口管４からガス発生プラントで発生したガスが矢印の水平向きに吐出されるようになっている。そのため高炉ガスのように固形分の粉塵が混入したガスでは、ガスと共に粉塵が入口管４と対向するガスホルダー本体１の側壁に吹付けられるようになるが、側壁内面には潤滑油の油膜が形成されているため、粉塵が油膜に付着し、この付着が入口管４と対向する側に偏在するようになり、その結果、ピストン２の昇降が繰返されるにつれ、シール装置のシール材６が偏磨耗するようになる。
本発明は、上述するシール装置のシール材の偏磨耗を防止することができるガスホルダーを提供することを目的とする。
本発明は、密閉構造のガスホルダー本体と、該ガスホルダー本体内を上下に仕切る昇降可能なピストンと、ピストン周縁に設けられ、ガスホルダー本体の側壁に押付けられてガスホルダー本体との間をシールするシール材を備え、かつシール材のガスホルダー本体側壁の摺動を滑らかにするための潤滑油を貯蔵したシール装置と、ガスをガスホルダー本体内に吹き出す入口管とガスホルダー本体内のガスを排出させる出口管とを有するガスホルダーにおいて、入口管はガスの吹き出しがピストン、好ましくはピストン中央部に向けて行われるように構成されることを特徴とする。
本発明によると、粉塵を含むガスがピストン、好ましくはピストン中央部に向けて吹き出されることによりガスホルダー本体の側壁への粉塵の付着が平均化され、シール材の磨耗も平均化されて偏磨耗が防止される。そしてその結果、シール材の取替え等、シール装置の改修の頻度が少なくてすみ、シール装置の耐用が向上する。
図３は、本発明に係わるガスホルダー１１を示すもので、図中、図１に示すガスホルダーと同一構造部分には同一符号を付してある。
ガスホルダー１１は密閉構造のガスホルダー本体１と、ガスホルダー本体１内を下部のガス室１ｃと上部の大気室１ｂに上下に仕切る昇降可能な可撓性材からなるピストン２と、ピストン周縁に設けられ、ガスホルダー本体１の側壁との間をシールするシール装置３と、ガスホルダー本体１の下部に差込まれ、高炉からの高炉ガスをガス室１ｃに出入りさせる入口管４と出口管５を有し、シール装置３には図２に示されるように、ガスホルダー本体１の側壁内面にバランス材９に取着の押付機構８によって押付けられるゴム製のシール材を有すると共に、該シール材６がガスホルダー本体１の側壁を滑らかに摺動するようにするための潤滑油７が貯蔵されている。
入口管４は、その端部に高炉ガスをピストン２の中央部に向けて図の矢印方向に吹き出すフード１２を取付けている。
１・・ガスホルダー本体
２・・ピストン
３・・シール装置
４・・入口管
５・・出口管
６・・シール材
７・・潤滑油
８・・押付機構
９・・バランス材
１１・・ガスホルダー
１２・・フード
２・・ピストン
３・・シール装置
４・・入口管
５・・出口管
６・・シール材
７・・潤滑油
８・・押付機構
９・・バランス材
１１・・ガスホルダー
１２・・フード
Claims (1)
- 密閉構造のガスホルダー本体と、該ガスホルダー本体内を上下に仕切る昇降可能なピストンと、ピストン周縁に設けられ、ガスホルダー本体の側壁に押付けられてガスホルダー本体との間をシールするシール材を備え、かつシール材のガスホルダー本体側壁の摺動を滑らかにするための潤滑油を貯蔵したシール装置と、ガスをガスホルダー本体内に吹き出す入口管と、ガスホルダー本体内のガスを排出させる出口管とを有するガスホルダーにおいて、入口管はガスの吹き出しがピストンに向けて行われるように構成されることを特徴とするガスホルダー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007129940A JP2008286255A (ja) | 2007-05-16 | 2007-05-16 | ガスホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007129940A JP2008286255A (ja) | 2007-05-16 | 2007-05-16 | ガスホルダー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008286255A true JP2008286255A (ja) | 2008-11-27 |
Family
ID=40146168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007129940A Withdrawn JP2008286255A (ja) | 2007-05-16 | 2007-05-16 | ガスホルダー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008286255A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010196787A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Nippon Steel Corp | シール油劣化防止方法及びガスホルダー装置 |
| JP2010196786A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Nippon Steel Corp | ガスホルダーの運転方法及びガスホルダー装置 |
| CN102679141A (zh) * | 2012-05-23 | 2012-09-19 | 首钢京唐钢铁联合有限责任公司 | 一种带导流装置的转炉煤气柜入口结构 |
| KR101212008B1 (ko) | 2012-05-25 | 2012-12-13 | 진명환경산업 주식회사 | 이동 포스트를 포함하는 가스 홀더 |
| CN103672384A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-03-26 | 中冶赛迪工程技术股份有限公司 | 一种重叠式橡胶膜密封煤气柜 |
| CN104061430A (zh) * | 2014-07-08 | 2014-09-24 | 北京京诚泽宇能源环保工程技术有限公司 | 煤气柜进出气装置 |
| JP2016033406A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | Ｊｆｅスチール株式会社 | ガスホルダーへのガス流入方法及びガスホルダー |
| CN105546321A (zh) * | 2016-01-18 | 2016-05-04 | 中冶赛迪工程技术股份有限公司 | 一种干式煤气柜活塞上积液排除装置 |
-
2007
- 2007-05-16 JP JP2007129940A patent/JP2008286255A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010196787A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Nippon Steel Corp | シール油劣化防止方法及びガスホルダー装置 |
| JP2010196786A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Nippon Steel Corp | ガスホルダーの運転方法及びガスホルダー装置 |
| CN102679141A (zh) * | 2012-05-23 | 2012-09-19 | 首钢京唐钢铁联合有限责任公司 | 一种带导流装置的转炉煤气柜入口结构 |
| KR101212008B1 (ko) | 2012-05-25 | 2012-12-13 | 진명환경산업 주식회사 | 이동 포스트를 포함하는 가스 홀더 |
| CN103672384A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-03-26 | 中冶赛迪工程技术股份有限公司 | 一种重叠式橡胶膜密封煤气柜 |
| CN104061430A (zh) * | 2014-07-08 | 2014-09-24 | 北京京诚泽宇能源环保工程技术有限公司 | 煤气柜进出气装置 |
| CN104061430B (zh) * | 2014-07-08 | 2016-04-06 | 北京京诚泽宇能源环保工程技术有限公司 | 煤气柜进出气装置 |
| JP2016033406A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | Ｊｆｅスチール株式会社 | ガスホルダーへのガス流入方法及びガスホルダー |
| CN105546321A (zh) * | 2016-01-18 | 2016-05-04 | 中冶赛迪工程技术股份有限公司 | 一种干式煤气柜活塞上积液排除装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2008286255A (ja) | ガスホルダー | |
| KR101473517B1 (ko) | 밀봉 장치 | |
| US9522291B2 (en) | Fire extinguishing apparatus | |
| CN110139920A (zh) | 包括自动灰处理器的热分解气化炉 | |
| RU2014106618A (ru) | Устройство смены роликов для печей | |
| CA2578631A1 (en) | Container with venting closure assembly | |
| TW200735726A (en) | Plasma gun and plasma gun film forming apparatus provided with the same | |
| EA019688B1 (ru) | Уплотнительное устройство | |
| BR8406349A (pt) | Corpo de construcao permeavel a gases de material refratario | |
| JP2010196787A (ja) | シール油劣化防止方法及びガスホルダー装置 | |
| CN102721280A (zh) | 烧结机风箱微负压点火装置 | |
| JP2006275307A (ja) | 排ガスの処理装置 | |
| JP5114802B2 (ja) | ガスホルダーの運転方法及びガスホルダー装置 | |
| CN105090529B (zh) | 一种阀门结构及独立气密封双层卸灰阀 | |
| RU196519U1 (ru) | Уплотнение кожуха ванны рудовосстановительной печи с вращающейся ванной | |
| US5241560A (en) | Crucible induction furnace provided with a preventive measure against low melting point metals | |
| KR20020002359A (ko) | 가압송풍후드의 시일장치 및 시일방법 | |
| JP7147618B2 (ja) | ガスホルダー | |
| CN204939386U (zh) | 一种用于连续式干馏炉装料系统的物料缓存仓 | |
| JP5205883B2 (ja) | 転炉底吹きガスの分配装置 | |
| JP2014206297A (ja) | 排ガスの処理装置 | |
| JP6156281B2 (ja) | ガスホルダーへのガス流入方法及びガスホルダー | |
| RU114461U1 (ru) | Установка для переработки твердых углеродсодержащих материалов в топливный газ | |
| US4376602A (en) | Method and equipment for removing packing coke from baking chambers for carbon bodies | |
| CN101713016A (zh) | 用于真空处理系统的喷枪导管 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20100803 |