JP2008285956A - 運搬装置及びこれを用いた折板屋根材の施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 例えば折板屋根材などの長尺屋根材を安定して運搬することができる運搬装置を提供すること。
【解決手段】 運搬装置本体部4と、運搬装置本体部4を支持するための基台部6と、運搬装置本体部4に回転自在に支持された回転軸8と、回転軸8に取り付けられ、支持アーム部10及び操作アーム部12を有する揺動部14と、支持アーム部10に設けられ、長尺屋根材を保持するための保持部18と、運搬装置本体部4を基台部6に対して相対的に前後方向にスライド移動させるためのスライド移動機構20と、を備える。支持アーム部10は回転軸8より前方に延び、また操作アーム部12は回転軸8より後方に延びており、運搬装置本体部4は、スライド移動機構20によって前側に位置する第1の位置と後側に位置する第2の位置との間をスライド移動自在に構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば折板屋根材などの長尺屋根材を運搬するための運搬装置及びこれを用いた折板屋根材の施工方法に関する。
従来より、例えば工場や倉庫、体育館などの屋根に葺かれる屋根材として長尺状の折板屋根材が広く使用されており、この折板屋根材を施工する際には、折板屋根材を運搬するための運搬装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。この運搬装置は、基台部と、基台部に回転自在に支持された回転軸と、回転軸に取り付けられ、支持アーム部及び操作アーム部を有する揺動部と、揺動部の支持アーム部に設けられ、折板屋根材を保持するための保持部と、を備えている。揺動部の支持アーム部は回転軸より前方に延び、またその操作アーム部は回転軸より後方に延びている。また、基台部の下端部には移動用ローラが回転自在に取り付けられており、この移動用ローラは、タイトフレームに設置された折板屋根材上に載置した誘導プレートに移動自在に支持される。
折板屋根材を運搬するときには、成型機により成型された折板屋根材をタイトフレームに設置された折板屋根材上に複数段積み重ねておき、この積み重ねられた複数の折板屋根材の長手方向に所定の間隔を置いて運搬装置を複数配設する。この運搬装置の保持部に最上段の折板屋根材を保持させ、操作アーム部を押し下げると、揺動部が後方に揺動されて折板屋根材が持ち上げられる。かかる状態にて操作アーム部を把持して前方に押すことにより、基台部が誘導プレート上を移動され、このようにして折板屋根材が運搬される。
実開平4−82130号公報
しかしながら、上述のような従来の運搬装置では、次のような問題がある。折板屋根材の重量は例えば数百kg程度であるので、折板屋根材を保持部に保持してこれを持ち上げると、運搬装置全体の重心が前方へ移動され、それ故に、運搬装置が前方に転倒するおそれがある。また、このように転倒するのを防止するためには、作業員等が操作アーム部を把持してこれを押し下げた状態に保持することにより、運搬装置全体のバランスを取りながら折板屋根材を運搬しなければならず、折板屋根材の施工を容易に行うことができないという問題がある。
本発明の目的は、例えば折板屋根材などの長尺屋根材を安定して運搬することができる運搬装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、折板屋根材の施工を容易に行うことができる折板屋根材の施工方法を提供することである。
本発明の請求項1に記載の運搬装置では、長尺屋根材を運搬するために用いる運搬装置であって、
運搬装置本体部と、前記運搬装置本体部を支持するための基台部と、前記運搬装置本体部に回転自在に支持された回転軸と、前記回転軸に取り付けられ、支持アーム部及び操作アーム部を有する揺動部と、前記支持アーム部に設けられ、前記長尺屋根材を保持するための保持部と、前記運搬装置本体部を前記基台部に対して相対的に前後方向にスライド移動させるためのスライド移動機構と、を備え、前記揺動部の前記支持アーム部は前記回転軸より前方に延び、またその前記操作アーム部は前記回転軸より後方に延びており、前記運搬装置本体部は、前記スライド移動機構によって前側に位置する第1の位置と後側に位置する第2の位置との間をスライド移動自在に構成されており、
前記長尺屋根材を運搬するときには、前記保持部により前記長尺屋根材が保持され、前記操作アーム部を押し下げて前記揺動部を後方に揺動させることにより前記長尺屋根材が持ち上げられ、かかる状態にて前記運搬装置本体部は前記基台部に対して相対的に後方にスライド移動されて前記第1の位置から前記第2の位置に位置付けられ、また運搬した前記長尺屋根材を降ろすときには、前記運搬装置本体部は前記基台部に対して相対的に前方にスライド移動されて前記第2の位置から前記第1の位置に位置付けられ、前記操作アーム部を持ち上げて前記揺動部を前方に揺動させることにより前記長尺屋根材を下降させ、かかる状態にて前記保持部による前記長尺屋根材の保持が解除されることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の運搬装置では、前記揺動部に関連して、前記揺動部を所定の揺動位置にロック保持するための揺動ロック機構が設けられていることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項3に記載の運搬装置では、前記運搬装置本体部は前記基台部に対して着脱自在に構成され、また前記運搬装置本体部の下側には前記長尺屋根材を載置するための載置部が配設され、前記載置部は前記基台部の上端部に回転自在に支持されており、前記運搬装置本体部を前記基台部より取り外すと、前記載置部が外部に露出されることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の運搬装置では、前記運搬装置本体部に関連して、前記運搬装置本体部を前記基台部に対して相対的に実質上水平方向に回転させるための回転機構が設けられていることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項5に記載の運搬装置では、前記基台部は、前記運搬装置本体部が支持される支持部と、前記支持部の下方に配設された接地部と、前記支持部と前記接地部とを相互に接続する接続部と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の運搬装置では、前記スライド移動機構に関連して、前記運搬装置本体部を前記第2の位置にロック保持するためのスライドロック機構が設けられていることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項7に記載の運搬装置では、前記保持部は、前記長尺屋根材を保持する保持状態と、前記長尺屋根材の保持を解除する解除状態とに保持され、前記保持部に関連して、前記保持部を前記保持状態にロック保持するための保持ロック機構及び/又は前記保持部を前記解除状態にロック保持するための解除ロック機構が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載の折板屋根材の施工方法では、長尺状の折板屋根材を成型するための成型機と、前記成型機により成型した前記折板屋根材をその長手方向に送るための送り装置と、前記送り装置により送られた前記折板屋根材を運搬するための運搬装置と、を用いて前記折板屋根材を施工する折板屋根材の施工方法であって、
前記運搬装置は、運搬装置本体部と、前記運搬装置本体部を支持するための基台部と、前記運搬装置本体部に回転自在に支持された回転軸と、前記回転軸に取り付けられ、支持アーム部及び操作アーム部を有する揺動部と、前記支持アーム部に設けられ、前記折板屋根材を保持するための保持部と、前記運搬装置本体部を前記基台部に対して相対的に前後方向にスライド移動させるためのスライド移動機構と、を備え、前記揺動部の前記支持アーム部は前記回転軸より前方に延び、またその前記操作アーム部は前記回転軸より後方に延びており、前記運搬装置本体部は、前記スライド移動機構によって前側に位置する第1の位置と後側に位置する第2の位置との間をスライド移動自在に構成され、また前記送り装置は、前記折板屋根材の上面に装着される送り装置本体部と、前記送り装置本体部に回転自在に支持された案内ローラと、を備え、
前記成型機により前記折板屋根材を成型するときには、タイトフレームに設置された前記折板屋根材の上面に前記送り装置本体部を装着し、前記成型機により成型された前記折板屋根材を前記案内ローラにより案内しながらその長手方向に送り、
また成型した前記折板屋根材を運搬するときには、前記送り装置により送られた前記折板屋根材を前記保持部に保持し、前記操作アーム部を押し下げて前記折板屋根材を持ち上げ、かかる状態にて前記運搬装置本体部を前記基台部に対して相対的に後方にスライド移動させて前記第1の位置から前記第2の位置に位置付け、前記基台部を前記タイトフレームに設置された前記折板屋根材上を移動させることを特徴とする折板屋根材の施工方法。。
本発明の請求項1に記載の運搬装置によれば、長尺屋根材を運搬するときには、長尺屋根材を保持部に保持させた状態で、運搬装置本体部が基台部に対して相対的に後方にスライド移動されて第1の位置から第2の位置に位置付けられるので、運搬装置全体の重心が運搬装置のほぼ中央部に位置され、これにより運搬装置が前方に転倒するのを防止することができ、長尺屋根材を安定して運搬することができる。また、運搬した長尺屋根材を降ろすときには、運搬装置本体部が基台部に対して相対的に前方にスライド移動されて第2の位置から第1の位置に位置付けられるので、降ろした長尺屋根材が基台部などにぶつかるのを防止することができ、長尺屋根材を容易に降ろすことができる。
また、本発明の請求項2に記載の運搬装置によれば、揺動部を所定の揺動位置にロック保持するための揺動ロック機構が設けられているので、長尺屋根材を運搬する際に、操作アーム部を押し下げて長尺屋根材を持ち上げた状態にロック保持させることができ、長尺屋根材を容易に運搬することができる。
さらに、本発明の請求項3に記載の運搬装置によれば、載置部は基台部の上端部に回転自在に支持され、運搬装置本体部を基台部より取り外すとこの載置部が外部に露出されるので、長尺屋根材を載置部に載置した状態で基台部を移動させることにより、長尺屋根材を台車で運搬するが如く容易に運搬することができる。また、かかる状態で載置部を回転させることにより、長尺屋根材を運搬する際の長尺屋根材の水平方向の向きを調節することができ、それ故に、長尺屋根材が施工される屋根上に例えば煙突などの障害物が存在する場合であっても、この障害物を回避しながら長尺屋根材を運搬することができる。
また、本発明の請求項4に記載の運搬装置によれば、運搬装置本体部を基台部に対して相対的に実質上水平方向に回転させるための回転機構が設けられているので、運搬した長尺屋根材を降ろす際に、この回転機構によって運搬装置本体部を基台部に対して相対的に適宜回転させることにより、保持部に保持された長尺屋根材の水平角度を調節することができ、長尺屋根材を所定の位置に精度良く降ろすことができる。
さらに、本発明の請求項5に記載の運搬装置によれば、基台部は、運搬装置本体部が支持される支持部と、支持部の下方に配設された接地部と、支持部と接地部とを相互に接続する接続部と、を備えているので、長尺屋根材を保持部に保持して持ち上げた際に、長尺屋根材の屋根からの高さを高く設定することができる。従って、長尺屋根材が施工される屋根上に例えば煙突などの障害物が存在する場合であっても、長尺屋根材を運搬する際に、長尺屋根材がこの障害物にぶつかるのを防止することができる。
また、本発明の請求項6に記載の運搬装置によれば、運搬装置本体部を第2の位置にロック保持するためのスライドロック機構が設けられているので、長尺屋根材を運搬する際に、運搬装置本体部の基台部に対する前方へのスライド移動が阻止され、これにより運搬装置全体の重心が運搬装置のほぼ中央部に位置された状態に保持することができる。
さらに、本発明の請求項7に記載の運搬装置によれば、保持部を保持状態にロック保持するための保持ロック機構が設けられているので、長尺屋根材を運搬する際に長尺屋根材が保持部から落下するのを防止することができる。また、保持部を解除状態にロック保持するための解除ロック機構が設けられているので、運搬した長尺屋根材を降ろした際に、保持部による長尺屋根材の保持を確実に解除することができる。
また、本発明の請求項8に記載の折板屋根材の施工方法によれば、成型機により折板屋根材を成型するときには、タイトフレームに設置された折板屋根材の上面に送り装置本体部を装着し、成型機により成型された折板屋根材を案内ローラにより案内しながらその長手方向に送るので、成型した折板屋根材を所定の位置に容易に位置付けることができる。また、成型した折板屋根材を運搬するときには、送り装置により送られた折板屋根材を保持部に保持し、操作アーム部を押し下げて折板屋根材を持ち上げ、かかる状態にて運搬装置本体部を基台部に対して相対的に後方にスライド移動させて第1の位置から第2の位置に位置付けるので、運搬装置全体の重心が運搬装置のほぼ中央部に位置され、これにより運搬装置が前方に転倒するのを防止することができる。従って、折板屋根材を安定して運搬することができ、折板屋根材の施工を容易に行うことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う運搬装置及びこれを用いた折板屋根材の施工方法の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態による運搬装置を示す概略斜視図であり、図2は、図1の運搬装置の回転機構及びその周辺の構成を示す概略斜視図であり、図3は、図1の保持部を保持状態に保持した状態を示す概略斜視図であり、図4は、図1の保持部を解除状態に保持した状態を示す概略斜視図であり、図5は、成型された折板屋根材が送り装置により送られる状態を示す概略図であり、図6は、図5中のA−A線による送り装置により折板屋根材が送られる状態を示す概略断面図であり、図7は、図1の運搬装置の保持部に折板屋根材を保持させた状態を示す概略図であり、図8は、図1の運搬装置により折板屋根材を運搬する状態を示す概略図であり、図9は、図1の運搬装置の載置部に折板屋根材を載置して運搬する状態を示す概略斜視図である。
図1〜図4を参照して、図示の運搬装置2は、運搬装置本体部4と、運搬装置本体部4を支持するための基台部6と、運搬装置本体部4に回転自在に支持された回転軸8と、回転軸8に取り付けられ、支持アーム部10及び操作アーム部12を有する揺動部14と、支持アーム部10に設けられ、長尺状の折板屋根材16(長尺屋根材を構成する)を保持するための保持部18と、運搬装置本体部4を基台部6に対して相対的に前後方向にスライド移動させるためのスライド移動機構20と、を備えている。以下、これら各構成要素について詳細に説明する。
運搬装置本体部4は、ベースプレート22と、ベースプレート22の上面に取り付けられた一対の支持ブラケット24と、を有している。一対の支持ブラケット24は相互に対向して配設され、これら一対の支持ブラケット24には回転軸8が回転自在に支持されている。この回転軸8には略V字状に延びる揺動部14が取り付けられており、この揺動部14は、回転軸8から前方(図1において右方)に延びる支持アーム部10と、回転軸8から後方(図1において左方)に延びる操作アーム部12と、を有している。支持アーム部10の先端部には保持部18(後述する)が設けられ、また操作アーム部12の先端部には把持部26が設けられている。この揺動部14は、回転軸8を中心として前後方向に揺動自在に構成されている。また、ベースプレート22には、支持軸部28(後述する)を中心として円弧状に延びるガイド孔30が設けられている。
この揺動部14に関連して、揺動部14を所定の揺動位置にロック保持するための揺動ロック機構32が設けられており、この揺動ロック機構32は、支持アーム部10と操作アーム部12との接続部に設けられた略扇形状の歯車34と、一対の支持ブラケット24に回転自在に取り付けられた係止爪36と、から構成されている。この係止爪36は、その先端部が歯車34に係止される係止位置(図8参照)と、その先端部が歯車34から離脱される解除位置(図7参照)との間を自在に揺動され、ばね部材(図示せず)により解除位置から係止位置に向けて弾性的に付勢されている。係止爪36が係止位置に位置付けられると、揺動部14が所定の揺動位置にロック保持されて揺動部14の前後方向の揺動が阻止され、また係止爪36が解除位置に位置付けられると、揺動部14の前後方向の揺動が許容される。なお、この係止爪36には、操作アーム部12の把持部26から延びる第1操作用ワイヤ(図示せず)の一端部が取り付けられており、この第1操作用ワイヤの他端部を引っ張ることにより、係止爪36がばね部材の弾性力に抗して揺動されて係止位置から解除位置に位置付けられる。
保持部18は、略水平方向に延びる支持軸部38と、この支持軸部38と支持アーム部10の先端部39とを相互に連結するための連結枠部40と、支持軸部38の両端部にそれぞれ揺動自在に取り付けられた一対の保持アーム部42と、一対の保持アーム部42を相互に揺動自在に連結するための一対のリンク機構44と、一対の保持アーム部42の各々の先端部に設けられた保持爪部46と、を有している。一方のリンク機構44には上下に延びるガイドレール48が設けられており、このガイドレール48には、支持軸部38の一端部が移動自在に装着されている。この保持部18は、折板屋根材16を保持する保持状態(図3参照)と、折板屋根材16の保持を解除する解除状態(図4参照)とに保持される。保持状態においては、支持軸部38の一端部がガイドレール48の上端部に位置付けられ、一対の保持アーム部42が相互に近接する方向に揺動され、これにより一対の保持爪部46によって折板屋根材16が保持される(図7及び図8参照)。また解除状態においては、支持軸部38の一端部がガイドレール48の下端部に位置付けられ、一対の保持アーム部42が相互に離隔する方向に揺動され、これにより一対の保持爪部46による折板屋根材16の保持が解除される。
また、この保持部18には、保持部18を保持状態にロック保持するための保持ロック機構50と、保持部18を解除状態にロック保持するための解除ロック機構52とが設けられている。保持ロック機構50は、連結枠部40の一端部に設けられた貫通孔54と、この貫通孔54に着脱自在に挿入されるロック用ピン56と、から構成されている。保持状態において、ロック用ピン56が貫通孔54に挿入されると、ロック用ピン56の一端部がガイドレール48の上端部に当接され、これにより支持軸部38の一端部のガイドレール48に対する相対的移動が阻止され、保持部18が保持状態にロック保持される。また、解除ロック機構52は、一対のリンク機構44の下端部に取り付けられた取付プレート58と、この取付プレート58に揺動自在に取り付けられたロック用爪60と、から構成されている。解除状態において、このロック用爪60は、支持軸部38に係止される係止位置(図4において実線で示す)と、支持軸部38から離脱される解除位置(図4において一点鎖線で示す)との間を揺動自在に構成されている。ロック用爪60が係止位置に位置付けられると、支持軸部38の一端部のガイドレール48に対する相対的移動が阻止され、これにより保持部18が解除状態にロック保持される。
スライド移動機構20は、ボックス状のスライドレール62と、このスライドレール62にスライド移動自在に装着された可動部材64と、を備えている。可動部材64の下端部には複数の移動用ローラ66が前後方向に所定の間隔を置いて回転自在に設けられ、これら複数の移動用ローラ66はそれぞれスライドレール62の内底部に移動自在に支持されている。また、可動部材64の上面には、ベースプレート22を回転自在に支持するための支持軸部28と、ベースプレート22のガイド孔30に移動自在に受け入れられるガイド用突部68とが設けられている。これら支持軸部28、ガイド用突部68及びガイド孔30によって回転機構70が構成され、この回転機構70によって、ベースプレート22を可動部材64に対して、即ち、運搬装置本体部4を基台部6に対して相対的に実質上水平方向に回転させることができる。
可動部材64がスライドレール62に対して相対的に前方にスライド移動され、最も前側に配設された移動用ローラ66がスライドレール62の前側端部72に当接されると、運搬装置本体部4は前側に位置する第1の位置に位置付けられる(図7参照)。また、可動部材64がスライドレール62に対して相対的に後方にスライド移動され、最も後側に配設された移動用ローラ66がスライドレール62の後側端部74に当接されると、運搬装置本体部4は後側に位置する第2の位置に位置付けられる(図8参照)。
このスライド移動機構20に関連して、運搬装置本体部4を第2の位置にロック保持するためのスライドロック機構76が設けられている。このスライドロック機構76は、回転軸8の両端部に揺動自在に取り付けられたスライドロック用アーム78から構成されている。このスライドロック用アーム78は、スライドレール62の後側端部74に当接されるスライドロック位置と、スライドレール62の上端部に当接されるスライドロック解除位置との間を揺動自在に構成されている。スライドロック用アーム78がスライドロック位置に位置付けられると、運搬装置本体部4の基台部6に対する前方へのスライド移動が阻止され、運搬装置本体部4が第2の位置にロック保持される。またスライドロック用アーム78がスライドロック解除位置に位置付けられると、運搬装置本体部4の基台部6に対する前方へのスライド移動が許容される。なお、このスライドロック用アーム78には、操作アーム部12の把持部26から延びる第2操作用ワイヤ(図示せず)の一端部が取り付けられており、この第2操作用ワイヤの他端部を引っ張ることにより、スライドロック用アーム78がスライドロック位置からスライドロック解除位置に位置付けられる。
基台部6は、運搬装置本体部4が支持される支持部80と、支持部80の下方に配設された接地部82と、支持部80と接地部82とを相互に接続する接続部84と、を備えている。支持部80は、矩形状の枠状部材86と、この枠状部材86の上端部に着脱自在に取り付けられた複数の支持部材88と、から構成されており、スライドレール62は、複数の支持部材88を介して枠状部材86に支持されている。また、枠状部材86の上端部には、プレート状の載置部90が回転自在に取り付けられており、この載置部90は、複数の支持用ローラ(図示せず)によって下方より支持されている。複数の支持部材88が枠状部材86より取り外される、即ち、運搬装置本体部4が基台部6より取り外されると、この載置部90が外部に露出される(図9参照)。また、枠状部材86の後端部、一側端部及び他側端部にはそれぞれ一対の取付筒部92が取り付けられており、この一対の取付筒部92にはそれぞれハンドル部材94の下端部が着脱自在に取り付けられる。接地部82は、例えば硬質プラスチック樹脂などから形成された一対の棒状部材96から構成されている。接続部84は複数設けられ、各接続部84はそれぞれ枠状部材86の下端部より下方に延びており、各接続部84の下端部には棒状部材96が取り付けられている。
次に、図5〜図9をも参照して、例えば工場や倉庫、体育館などの屋根98に対して折板屋根材16を施工する方法について説明すると、次の通りである。この折板屋根材16の施工方法においては、上述した運搬装置2に加えて、折板屋根材16を成型するための成型機100と、成型機100により成型された折板屋根材16をその長手方向に送るための送り装置102とが用いられる。
成型機100は、鉄板コイル104にロール状に巻回された長尺状の鉄板を所要の通りにして折板屋根材16に成型する。送り装置102は、折板屋根材16の上面に着脱自在に装着される送り装置本体部106と、送り装置本体部106の中央部に回転自在に支持された第1案内ローラ108と、送り装置本体部106の両端部に回転自在に支持された一対の第2案内ローラ110と、を備えている(図6参照)。送り装置本体部106は、折板屋根材16及びタイトフレーム112の断面形状に対応して凹状に構成され、その両端部は外方且つ下方に折り曲げられている。
まず、折板屋根材16を成型する際には、母屋114の上端部に隣接して鉄板コイル104及び成型機100を設置し、タイトフレーム112に設置された折板屋根材16上に送り装置102の送り装置本体部106を所定の間隔を置いて複数設置する(図5参照)。鉄板コイル104に巻回された長尺状の鉄板が成型機100により折板屋根材16に成型されて成型機100より送り出されると、この折板屋根材16は送り装置102の第1案内ローラ108及び一対の第2案内ローラ110により案内されながらその長手方向に送られる。このように送られた折板屋根材16は、タイトフレーム112に設置された折板屋根材16上に送り装置102を介して配設される。次に、この送られた折板屋根材16の長手方向に所定の間隔を置いて運搬装置2を複数配設し、この運搬装置2を用いて折板屋根材16を次のようにして運搬する。
把持部26を把持してこれを前方に押すことにより、運搬装置本体部4を基台部6に対して相対的に前方にスライド移動させて第1の位置に位置付ける。また、第1操作用ワイヤを引っ張ることにより係止爪36を解除位置に位置付け、かかる状態で把持部26を把持して操作アーム部12を持ち上げると、揺動部14が前方に揺動されることにより保持部18が折板屋根材16上に下降される。このように保持部18が下降され、一対のリンク機構44の各下端部が折板屋根材16上に当接されると、支持軸部38の一端部がガイドレール48に沿って下降されてガイドレール48の下端部に位置付けられ、一対の保持アーム部42が相互に離隔する方向に揺動される。かかる状態で把持部26を把持して操作アーム部12を押し下げると、支持軸部38の一端部がガイドレール48に沿って上昇されてガイドレール48の上端部に位置付けられ、一対の保持アーム部42が相互に近接する方向に揺動され、これにより一対の保持爪部46が折板屋根材16の両側縁部に係止されて保持部18が保持状態となる(図7参照)。更に操作アーム部12を押し下げると、揺動部14が後方に揺動されることにより保持部18に保持された折板屋根材16が持ち上げられる。かかる状態において、揺動ロック機構32の係止爪36が解除位置から係止位置に位置付けられることにより、揺動部14が所定の揺動位置にロック保持されるので、折板屋根材16が持ち上げられた状態にロック保持される。また、ロック用ピン56を貫通孔54に挿入することにより、保持部18が保持状態にロック保持される。
このように折板屋根材16を保持部18に保持した状態で、把持部26を把持してこれを後方に引くことにより、運搬装置本体部4を基台部6に対して後方にスライド移動させて第1の位置から第2の位置に位置付ける(図8参照)。このように運搬装置本体部4が第2の位置に位置付けられると、スライドロック用アーム78が揺動されてスライドロック位置に位置付けられ、運搬装置本体部4が第2の位置にロック保持される。かかる状態において、把持部26を把持してこれを前方に押すと、基台部6の接地部82がタイトフレーム112に設置された折板屋根材16上を滑りながら移動され、このようにして折板屋根材16が運搬される。
本実施形態の運搬装置2では、折板屋根材16を運搬する際に、運搬装置全体4の重心が運搬装置2のほぼ中央部に位置されるので、運搬装置2が前方に転倒されるのが防止され、折板屋根材16を安定して運搬することができる。従って、折板屋根材16を容易に施工することができる。また、保持ロック機構50によって保持部18を保持状態にロック保持することにより、折板屋根材16の運搬中に折板屋根材16が保持部18より落下するのが防止され、安全性を高めることができる。
また、基台部6は上述のように構成されているので、折板屋根材16を保持部18に保持して持ち上げた際に、折板屋根材16の屋根98からの高さを高く設定することができる。従って、折板屋根材16が施工される屋根98上に例えば煙突などの障害物(図示せず)が存在する場合であっても、折板屋根材16を運搬する際に、折板屋根材16がこの障害物にぶつかるのを防止することができる。
運搬した折板屋根材16を降ろすときには、第2操作用ワイヤを引っ張ることによりスライドロック用アーム78を揺動させてスライドロック解除位置に位置付け、把持部26を把持してこれを前方に押すことにより運搬装置本体部4を基台部6に対して前方にスライド移動させて第2の位置から第1の位置に位置付ける。その後に、第1操作用ワイヤを引っ張ることにより係止爪36を係止位置から解除位置に位置付け、把持部26を把持しながら操作アーム部12を持ち上げて折板屋根材16をタイトフレーム112上に下降させて設置する。ロック用ピン56を貫通孔54より取り外し、更に操作アーム部12を持ち上げると、支持軸部38の一端部がガイドレール48に沿って下降されてガイドレール48の下端部に位置付けられ、一対の保持アーム部42が相互に離隔する方向に揺動され、これにより一対の保持爪部46による折板屋根材16の保持が解除されて保持部18が解除状態となる。この解除状態において、ロック用爪60を係止位置に位置付けると、支持軸部38の一端部のガイドレール48に対する相対的移動が阻止され、それ故に、操作アーム部12を押し下げて保持部18を上昇させた際に、一対の保持アーム部42が相互に近接する方向に揺動されるのが阻止され、保持部18による折板屋根材16の保持を確実に解除することができる。
なお、上述のように折板屋根材16を降ろす際に、折板屋根材16の水平角度が設置すべきタイトフレーム112に対して偏倚している場合には、回転機構70により運搬装置本体部4を基台部6に対して実質上水平方向に回転させることにより、保持部18に保持した折板屋根材16の水平角度を調節することができ、折板屋根材16をタイトフレーム112に精度良く設置することができる。
また、屋根98上に例えば煙突などの比較的大きな障害物(図示せず)が存在する場合には、運転装置本体部4を基台部6から取り外して載置部90を外部に露出させ、枠状部材86の後端部に設けられた一対の取付筒部92にハンドル部材94を着脱自在に取り付ける。この載置部90に運搬すべき折板屋根材16を載置し、ハンドル部材94を把持して基台部6を前方に押して移動させることにより、折板屋根材16を台車で運搬するが如く運搬することができる(図9参照)。折板屋根材16の進行方向に障害物が存在する場合には、載置部90を基台部6に対して相対的に回転させることにより、折板屋根材16の水平方向の向きを調節することができ、これにより屋根98上の障害物を回避しながら折板屋根材16を運搬することができる。また、このように折板屋根材16の水平方向の向きを調節した際に、枠状部材86の後端部に取り付けられたハンドル部材94が邪魔になるときには、このハンドル部材94を取り外して枠状部材86の一側端部(又は他側端部)に設けられた一対の取付筒部92に取り付けることができる。
以上、本発明に従う運搬装置及びこれを用いた折板屋根材の施工方法の一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、上記実施形態では、保持部18を保持状態にロック保持するための保持ロック機構50及び保持部18を解除状態にロック保持するための解除ロック機構52の双方を設けるように構成したが、これらのうちいずれか一方のみを設けるように構成してもよい。
また例えば、成型機100により成型された折板屋根材16を送り装置102により送る際には、この折板屋根材16をガイドするためのガイド装置(図示せず)を折板屋根材16の先端部に着脱自在に装着するようにしてもよい。このガイド装置は、折板屋根材16の先端部が着脱自在に装着されるガイド装置本体と、ガイド装置本体を支持するための車輪と、ガイド装置本体に設けられた把持部と、を備えている。送られた折板屋根材16の先端部が送り装置102に近付いたときには、把持部を把持して折板屋根材16の先端部を持ち上げることにより、折板屋根材16の先端部が送り装置102にぶつかるのを防止することができる。
本発明の一実施形態による運搬装置を示す概略斜視図である。 図1の運搬装置の回転機構及びその周辺の構成を示す概略斜視図である。 図1の保持部を保持状態に保持した状態を示す概略斜視図である。 図1の保持部を解除状態に保持した状態を示す概略斜視図である。 成型された折板屋根材が送り装置により送られる状態を示す概略図である。 図5中のA−A線による送り装置により折板屋根材が送られる状態を示す概略断面図である。 図1の運搬装置の保持部に折板屋根材を保持させた状態を示す概略図である。 図1の運搬装置により折板屋根材を運搬する状態を示す概略図である。 図1の運搬装置の載置部に折板屋根材を載置して運搬する状態を示す概略斜視図である。
符号の説明
2 運搬装置
4 運搬装置本体部
6 基台部
8 回転軸
10 支持アーム部
12 操作アーム部
14 揺動部
16 折板屋根材
18 保持部
20 スライド移動機構
32 揺動ロック機構
50 保持ロック機構
52 解除ロック機構
70 回転機構
76 スライドロック機構
80 支持部
82 接地部
84 接続部
90 載置部
100 成型機
102 送り装置
106 送り装置本体部
108 第1案内ローラ
110 第2案内ローラ
112 タイトフレーム

Claims (8)

  1. 長尺屋根材を運搬するために用いる運搬装置であって、
    運搬装置本体部と、前記運搬装置本体部を支持するための基台部と、前記運搬装置本体部に回転自在に支持された回転軸と、前記回転軸に取り付けられ、支持アーム部及び操作アーム部を有する揺動部と、前記支持アーム部に設けられ、前記長尺屋根材を保持するための保持部と、前記運搬装置本体部を前記基台部に対して相対的に前後方向にスライド移動させるためのスライド移動機構と、を備え、前記揺動部の前記支持アーム部は前記回転軸より前方に延び、またその前記操作アーム部は前記回転軸より後方に延びており、前記運搬装置本体部は、前記スライド移動機構によって前側に位置する第1の位置と後側に位置する第2の位置との間をスライド移動自在に構成されており、
    前記長尺屋根材を運搬するときには、前記保持部により前記長尺屋根材が保持され、前記操作アーム部を押し下げて前記揺動部を後方に揺動させることにより前記長尺屋根材が持ち上げられ、かかる状態にて前記運搬装置本体部は前記基台部に対して相対的に後方にスライド移動されて前記第1の位置から前記第2の位置に位置付けられ、また運搬した前記長尺屋根材を降ろすときには、前記運搬装置本体部は前記基台部に対して相対的に前方にスライド移動されて前記第2の位置から前記第1の位置に位置付けられ、前記操作アーム部を持ち上げて前記揺動部を前方に揺動させることにより前記長尺屋根材を下降させ、かかる状態にて前記保持部による前記長尺屋根材の保持が解除されることを特徴とする運搬装置。
  2. 前記揺動部に関連して、前記揺動部を所定の揺動位置にロック保持するための揺動ロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の運搬装置。
  3. 前記運搬装置本体部は前記基台部に対して着脱自在に構成され、また前記運搬装置本体部の下側には前記長尺屋根材を載置するための載置部が配設され、前記載置部は前記基台部の上端部に回転自在に支持されており、前記運搬装置本体部を前記基台部より取り外すと、前記載置部が外部に露出されることを特徴とする請求項1又は2に記載の運搬装置。
  4. 前記運搬装置本体部に関連して、前記運搬装置本体部を前記基台部に対して相対的に実質上水平方向に回転させるための回転機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の運搬装置。
  5. 前記基台部は、前記運搬装置本体部が支持される支持部と、前記支持部の下方に配設された接地部と、前記支持部と前記接地部とを相互に接続する接続部と、を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の運搬装置。
  6. 前記スライド移動機構に関連して、前記運搬装置本体部を前記第2の位置にロック保持するためのスライドロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の運搬装置。
  7. 前記保持部は、前記長尺屋根材を保持する保持状態と、前記長尺屋根材の保持を解除する解除状態とに保持され、前記保持部に関連して、前記保持部を前記保持状態にロック保持するための保持ロック機構及び/又は前記保持部を前記解除状態にロック保持するための解除ロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の運搬装置。
  8. 長尺状の折板屋根材を成型するための成型機と、前記成型機により成型した前記折板屋根材をその長手方向に送るための送り装置と、前記送り装置により送られた前記折板屋根材を運搬するための運搬装置と、を用いて前記折板屋根材を施工する折板屋根材の施工方法であって、
    前記運搬装置は、運搬装置本体部と、前記運搬装置本体部を支持するための基台部と、前記運搬装置本体部に回転自在に支持された回転軸と、前記回転軸に取り付けられ、支持アーム部及び操作アーム部を有する揺動部と、前記支持アーム部に設けられ、前記折板屋根材を保持するための保持部と、前記運搬装置本体部を前記基台部に対して相対的に前後方向にスライド移動させるためのスライド移動機構と、を備え、前記揺動部の前記支持アーム部は前記回転軸より前方に延び、またその前記操作アーム部は前記回転軸より後方に延びており、前記運搬装置本体部は、前記スライド移動機構によって前側に位置する第1の位置と後側に位置する第2の位置との間をスライド移動自在に構成され、また前記送り装置は、前記折板屋根材の上面に装着される送り装置本体部と、前記送り装置本体部に回転自在に支持された案内ローラと、を備え、
    前記成型機により前記折板屋根材を成型するときには、タイトフレームに設置された前記折板屋根材の上面に前記送り装置本体部を装着し、前記成型機により成型された前記折板屋根材を前記案内ローラにより案内しながらその長手方向に送り、
    また成型した前記折板屋根材を運搬するときには、前記送り装置により送られた前記折板屋根材を前記保持部に保持し、前記操作アーム部を押し下げて前記折板屋根材を持ち上げ、かかる状態にて前記運搬装置本体部を前記基台部に対して相対的に後方にスライド移動させて前記第1の位置から前記第2の位置に位置付け、前記基台部を前記タイトフレームに設置された前記折板屋根材上を移動させることを特徴とする折板屋根材の施工方法。
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