JP2008282483A - 光ディスク装置及びその制御方法 - Google Patents

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恭生 大石
Hiromi Takeshita
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Abstract

【課題】本発明は、高倍速再生でも光ディスク上のディフェクトを精度よく検出して倍速制限を行いサーボ外れを修正し情報の読取精度を向上させた光ディスク装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【解決手段】光ディスクの回転速度を制御する駆動手段と、光ディスクの記録面に光ビームの焦点を合わせた状態にするサーボ制御手段と、光ディスクからの反射光を検出する受信センサと、光ディスクからの反射光に基づいてフォーカス誤差信号を生成する生成手段と、受光センサが検出する反射光の光量が第1の所定値以下の場合、光ビームの焦点を合わせた状態にする処理を一旦中断させ、光ビームの焦点を光ディスク記録面に合わせる制御を再度行い、フォーカス誤差信号の振幅が第2の所定値以上の場合、光ディスクの回転倍速を低下させる制御手段を備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、光ディスクに有する局部的な面振れなどを検出してもサーボの安定が可能な光ディスク装置及びその制御方法に関するものである。
近年、パーソナルコンピュータの情報記録再生装置として、また映像や音声の記録再生装置として光ディスクが活用されている。この光ディスクとして、CD、DVDさらにはBlu RAY ディスク(BD)などが開発され、記憶容量の増大化、記録再生速度の高倍速化が進められている。
光ディスクを記録再生する光ディスク装置では、対物レンズと光ディスクの記録面の距離を一定に制御するフォーカスサーボ制御や光ビームのスポットを光ディスクの記録トラックに追従するように制御するトラッキングサーボ制御をすることで記録再生を行っている。
光ディスクの記録再生速度の高倍速化によって光ディスクの回転速度が大きくなるので、それに伴う光ディスクの面振れも増大する。光ディスクに欠陥があったり、光ディスクの局部的な面振れがあると、フォーカスサーボ制御やトラッキングサーボ制御が外れ、リトライ処理を繰り返した後回転速度を下げるか最悪の場合にはリトライ回数制限を越えて再生不能となることがあった。
これを対策するのに、ユーザが光ディスクを挿入したときに行う初回起動処理において光ディスクの半径方向のチルト量を測定する全面チルト学習の処理を利用して、測定する各半径の位置でフォーカスサーボオン、トラッキングサーボオフのときのサーボ残差を測定し、その測定結果に応じてサーボ残差が設定閾値を越えたら再生倍速を制限していた。
また、光ディスクの局所的な面振れと偏心を検出するのにサーボ追従残差から光ディスクの面振れ量や偏心量を算出し、面振れ量、偏心量に応じて再生特性(回転数、線速度、レーザパワー、フォーカスオフセット、トラッキングオフセット、サーボゲインなど)を局所的に変化させる技術があった (例えば、特許文献1)。
特開2003−030875号公報
しかしながら、前者の技術によれば、サーボ残差を測定するポイントが限られるので設定時間の短縮は可能であるが、測定領域外での局部的なフォーカスサーボ残差の検出もれが発生する課題があった。また、トラッキングにおいてはトラッキングサーボをオフとしているので検出できない課題があった。
また、後者の技術によれば光ディスクの任意の位置におけるフォーカスサーボの追従残差を算出してサーボ追従残差から光ディスクの面振れ量を算出し、面振れ量に応じて再生特性(回転数、線速度、レーザパワー、フォーカスオフセット、トラッキングオフセット、サーボゲインなど)を局所的に変化させるものであり、光ディスクの全面に渡ってフォーカスサーボの追従残差を検出するのは、検出時間が増大する課題があった。
本発明は、高倍速再生でも光ディスク上のディフェクトを精度よく検出して倍速制限を行いサーボ外れを修正し情報の読取精度を向上させた光ディスク装置及びその制御方法を提供することである。
かかる問題を解決するため、本発明は、光ディスクの回転速度を制御する駆動手段と、光ディスクの記録面に光ビームの焦点を合わせた状態にするサーボ制御手段と、光ディスクからの反射光を検出する受信センサと、光ディスクからの反射光に基づいてフォーカス誤差信号を生成する生成手段と、受光センサが検出する反射光の光量が第1の所定値以下の場合、光ビームの焦点を合わせた状態にする処理を一旦中断させ、光ビームの焦点を光ディスク記録面に合わせる制御を再度行い、フォーカス誤差信号の振幅が第2の所定値以上の場合、光ディスクの回転倍速を低下させる制御手段とを備えたものである。
本発明は、受光センサが検出する反射光の光量が第1の所定値以下の場合、光ビームの焦点を合わせた状態にする処理を中断して再開させる処理(フォーカスサーボリカバリ処理)をしたとき、フォーカス誤差信号が閾値を超えたら光ディスクの回転倍速を低下させることにより、フォーカス誤差信号レベルが閾値より大きいときはフォーカスサーボ外れが発生しやすいと判断して回転倍速を低下させることができるので、フォーカスサーボが安定した光ディスク装置を提供できるようになる。
請求項1記載の発明は、光ディスクの回転速度を制御する駆動手段と、光ディスクの記録面に光ビームの焦点を合わせた状態にするサーボ制御手段と、光ディスクからの反射光を検出する受信センサと、光ディスクからの反射光に基づいてフォーカス誤差信号を生成する生成手段と、受光センサが検出する反射光の光量が第1の所定値以下の場合、光ビームの焦点を合わせた状態にする処理を一旦中断させ、光ビームの焦点を光ディスク記録面に合わせる制御を再度行い、フォーカス誤差信号の振幅が第2の所定値以上の場合、光ディスクの回転倍速を低下させる制御手段とを備えたものである。
この構成によれば、受光センサが検出する反射光の光量が第1の所定値以下の場合、光ビームの焦点を合わせた状態にする処理を中断して再開させる処理(フォーカスサーボリカバリ処理)をしたとき、フォーカス誤差信号が閾値を超えたら光ディスクの回転倍速を低下させることにより、フォーカス誤差信号レベルが閾値より大きいときはフォーカスサーボ外れが発生しやすいと判断して回転倍速を低下させることができるので、フォーカスサーボが安定した光ディスク装置を提供できるようになる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、フォーカスサーボリカバリの中断回数を計数する計数手段を備え、制御手段は、中断回数が第3の所定値以上の場合、光ビームを光ディスクの内周方向に所定距離移動させるものである。
この構成によれば、フォーカスサーボリカバリの回数が所定値を越えたら光ビームを光ディスクの内周方向に所定距離移動させることにより、光ディスク上に発生するディフェクトによって高倍速で再生するときのフォーカスサーボ外れが発生し情報の読込が失敗する状況になっても、フォーカスサーボ外れが発生する半径位置を避けてよりフォーカスサーボが安定する内周側へ移動してサーボの再引込みを行えるので、さらにフォーカスサーボの安定が図れる光ディスク装置を提供することができるようになる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、光ディスクの内周方向に所定距離移動させる処理の回数を計数する第2の計数手段を備え、制御手段は、第2の計数手段が計数する回数が第4の所定値以上の場合、光ディスクの回転倍速を低下させるものである。
この構成によれば、フォーカスサーボリカバリ処理においてフォーカスサーボリカバリ位置を所定の回数以上内周方向に移動したら回転倍速を制限することにより、内周側への移動が多く発生するときはフォーカスサーボの安定が保てないと判断し回転倍速を制限することができるので、フォーカスサーボ安定が図れる光ディスク装置を提供することができるようになる。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、制御手段は、光ディスクの半径位置に応じて、第2の所定値を可変設定することを特徴とするものである。
この構成によれば、光ディスクの半径位置に応じて回転倍速と最大サーボ残差から閾値を求めることにより、光ディスクの反りの影響や偏心などの光ディスクの半径によって再生条件が異なる光ディスクであってもフォーカスサーボの安定化を図ることができるので、フォーカスサーボが安定した光ディスク装置を提供できるようになる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、制御手段は、光ディスクの半径位置の内周領域に近づく程、第2の所定値を高く可変設定するものである。
この構成によれば、光ディスクの半径位置の内周領域に近づく程、第2の所定値を高く可変設定することにより、光ディスクの内周側CAV記録のように線速が低い内周側ではサーボの復帰が容易な位置ほど閾値を上げられるので、必要以上に回転倍速を制限しないようにすることができるようになる。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、制御手段は、光ディスクの回転倍速を低下させた回数を計数し、この回数が第5の所定値に達した場合、回転倍速の低下を禁止するものである。
この構成によれば、光ディスクの回転倍速を低下させた回数が所定値以下であれば回転倍速の低下を禁止することにより、回転倍速を制限することが少ないときは過度に回転倍速を低く制限しないようにすることができるので、サーボ安定可能なしかも高倍速な光ディスク装置を提供できるようになる。
請求項7記載の発明は、請求項5記載の発明において、制御手段は、光ビームの位置が光ディスクの所定の半径位置より内周側の場合、回転倍速の低下を禁止することを特徴とするものである。
この構成によれば、光ディスクの所定の半径位置より内周側のとき回転倍速の制限を解除することにより、光ディスクの内周側CAV記録のように線速が低い内周側ではサーボの復帰が容易なので回転倍速を解除し、サーボの復帰が難しい外周側では回転倍速の制限を行うようにすることができ、必要以上に倍速の制限をせず、しかもサーボ安定が可能な最高倍速の光ディスク装置を提供できるようになる。
請求項8記載の発明は、光ディスクの回転速度を制御する駆動手段と、光ディスクの所定のトラックに光ビームを合わせた状態にするサーボ制御手段と、光ディスクからの反射光に基づいてトラッキング誤差信号を生成する生成手段と、トラッキング誤差信号によりトラックを横断する本数を計数する手段と、所定のトラックに光ビームを合わせた状態にしたとき、光ビームが前記トラック横断する本数が第6の所定値を越えたらトラックに光ビームを合わせた状態にする処理を一旦中断させ、トラックに光ビームを合わせる状態を再度行い、トラッキング誤差信号の振幅が第7の所定値を越えた場合、光ディスクの回転倍速を低下させるものである。
この構成によれば、トラック横断の本数が閾値を越えたら光ビームのトラックに光ビームを合わせた状態にする処理を中断して再開させる処理(トラッキングサーボリカバリ処理)をしたとき、トラッキング誤差信号が閾値を超えたら光ディスクの回転倍速を低下させることにより、トラッキング誤差信号レベルが閾値より大きいときはトラッキングサーボ外れが発生しやすいと判断して回転倍速を低下させることができるので、トラッキングサーボが安定した光ディスク装置を提供できるようになる。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明において、トラックに光ビームを合わせた状態にする処理を中断して再開させる処理(トラックッキングリカバリ処理)の中断回数を計数する計数手段を備え、制御手段は、中断回数が第8の所定値以上の場合、光ビームを光ディスクの内周方向に所定距離移動させることを特徴とするものである。
この構成によれば、光ディスク上に発生するディフェクトによって高倍速で再生するときのトラッキングサーボ外れが発生し情報の読込が失敗する状況になっても、トラッキングサーボ外れが発生する半径位置を避けてよりトラッキングサーボが安定する内周側へ移動してサーボの再引込みを行えるので、さらにトラッキングサーボ安定が図れる光ディスク装置を提供することができるようになる。
請求項10記載の発明は、請求項8記載の発明において、光ディスクの内周方向に所定距離移動させる処理の回数を計数する第2の計数手段を備え、制御手段は、第2の計数手段が計数する回数が第4の所定値以上の場合、光ディスクの回転倍速を低下させることを特徴とするものである。
この構成によれば、トラッキングサーボリカバリ処理においてトラッキングサーボリカバリ位置を所定の回数以上内周方向に移動したら回転倍速を制限することにより、内周側への移動が多く発生するときはトラッキングサーボの安定が保てないと判断し回転倍速を制限することができるので、トラッキングサーボ安定が図れる光ディスク装置を提供することができるようになる。
請求項11記載の発明は、請求項8記載の発明において、制御手段は、光ディスクの半径位置に応じて、第2の所定値を可変設定することを特徴とするものである。
この構成によれば、光ディスクの半径位置に応じて回転倍速と最大サーボ残差から閾値を求めることができ、光ディスクの反りの影響や偏心などの光ディスクの半径によって再生条件が異なる光ディスクであってもトラッキングサーボの安定化を図ることができるので、トラッキングサーボが安定した光ディスク装置を提供できるようになる。
請求項12記載の発明は、請求項11の発明において、制御手段は、光ディスクの半径位置の内周領域に近づく程、前記第2の所定値を高く可変設定することを特徴とするものである。
この構成によれば、光ディスクの半径位置の内周領域に近づく程、第2の所定値を高く可変設定することにより、光ディスクの内周側CAV記録のように線速が低い内周側ではサーボの復帰が容易な位置ほど閾値を上げられるので、必要以上に回転倍速を制限しないようにすることができるようになる。
請求項13記載の発明は、請求項8記載の発明において、制御手段は、光ディスクの回転倍速を低下させた回数を計数し、この回数が第5の所定値に達した場合、回転倍速の低下を禁止するものである。
この構成によれば、光ディスクの回転倍速を低下させた回数が所定値以下であれば回転倍速の低下を禁止することにより、回転倍速を制限することが少ないときは過度に回転倍速を低く制限しないようにすることができるので、トラッキングサーボ安定可能なしかも高倍速な光ディスク装置を提供できるようになる。
請求項14記載の発明は、請求項12記載の発明において、制御手段は、光ビームの位置が光ディスクの所定の半径位置より内周側の場合、回転倍速の低下を禁止するものである。
この構成によれば、光ディスクの所定の半径位置より内周側のとき回転倍速の制限を解除することにより、光ディスクの内周側CAV記録のように線速が低い内周側ではトラッキングサーボの復帰が容易なので回転倍速を解除し、トラッキングサーボの復帰が難しい外周側では回転倍速の制限を行うようにすることができ、必要以上に倍速の制限をせず、しかもトラッキングサーボ安定が可能な最高倍速の光ディスク装置を提供できるようになる。
請求項15記載の発明は、光ディスクの所定の記録面に光ビームの焦点を合わせた状態にし、光ディスクからの反射光を受光センサで受光し、受光センサが検出する反射光の光量が第1の所定値以下の場合、光ビームの焦点を合わせた状態にする処理を一旦中断させ、光ビームの焦点を合わせる処理を再度行い、フォーカス誤差信号の振幅が第2の所定値以上の場合、光ディスクの回転倍速を低下させるものである。
この方法によれば、光ビームの焦点を合わせた状態にする処理を中断して再開させる処理(フォーカスサーボリカバリ処理)をしたとき、フォーカス誤差信号が閾値を超えたら光ディスクの回転倍速を低下させることにより、フォーカス誤差信号レベルが閾値より大きいときはフォーカスサーボ外れが発生しやすいと判断して回転倍速を低下させることができるので、フォーカスサーボが安定させることができるようになる。
請求項16記載の発明は、請求項15記載の発明において、光ビームの焦点を合わせた状態にする処理の中断回数を計数し、中断回数が第3の所定値以上の場合、光ビームを光ディスクの内周方向に所定距離移動させるものである。
この方法によれば、フォーカスサーボリカバリの回数が所定値を越えたら光ビームを光ディスクの内周方向に所定距離移動させることにより、光ディスク上に発生するディフェクトによって高倍速で再生するときのフォーカスサーボ外れが発生し情報の読込が失敗する状況になっても、フォーカスサーボ外れが発生する半径位置を避けてよりフォーカスサーボが安定する内周側へ移動してサーボの再引込みを行えるので、さらにフォーカスサーボの安定が図れる光ディスク装置を提供することができるようになる。
請求項17記載の発明は、光ディスクの所定のトラックに光ビームを合わせた状態にし、トラックを前記光ビームが横断する本数を計数し、本数が第6の所定値を越えたらトラックに光ビームを合わせた状態にする処理を一旦中断させ、トラックに光ビームを合わせる状態を再度行い、トラッキング誤差信号の振幅が第7の所定値を越えた場合、光ディスクの回転倍速を低下させるものである。
この方法によれば、トラック横断の本数が閾値を越えたら光ビームのトラックに光ビームを合わせた状態にする処理を中断して再開させる処理(トラッキングサーボリカバリ処理)をしたとき、トラッキング誤差信号が閾値を超えたら光ディスクの回転倍速を低下させることにより、トラッキング誤差信号レベルが閾値より大きいときはトラッキングサーボ外れが発生しやすいと判断して回転倍速を低下させることができるので、トラッキングサーボが安定させることができるようになる。
請求項18記載の発明は、請求項17記載の発明において、光ビームをトラックに合わせた状態にする処理の中断回数を計数し、中断回数が第8の所定値以上の場合、光ビームを光ディスクの内周方向に所定距離移動させるものである。
この方法によれば、光ディスク上に発生するディフェクトによって高倍速で再生するときのトラッキングサーボ外れが発生し情報の読込が失敗する状況になっても、トラッキングサーボ外れが発生する半径位置を避けてよりトラッキングサーボが安定する内周側へ移動してサーボの再引込みを行えるので、さらにトラッキングサーボを安定させることができるようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照にしながら説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る光ディスク装置の斜視図であり、図2は、本発明の実施の形態に係る光ディスク装置の外観図で、筐体の天部を除去した図である。
図1及び図2において光ディスク装置1には筐体2及びトレイ3があり図1、図2は筐体2からトレイ3を引き出した状態を示している。
筐体2は天部2aと底部2bから構成されている。トレイ3には光ピックアップモジュール4が設けられている。光ピックアップモジュール4には光学系を構成した光ピックアップ5と光ディスクを回転させるスピンドルモータ4a及び制御回路を構成する回路基板4cが構成されている。
光ピックアップモジュール4に設けられた光ピックアップ5はスピンドルモータ4aに対して近づいたり離れたりし、即ち光ディスクの半径方向に移動する。スピンドルモータ4aには光ディスク装着部4bがあり装着部4bに装着された光ディスクを回転させる。
トレイ3の両側部にはレール部6があり、両側部共にレール7と光ディスク引き出し方向に摺動自在に嵌合している。また、レール7は筐体2の両側部内面に設けられたレールガイド8とも光ディスク引き出し方向に摺動自在に嵌合しており、トレイ3は筐体2に対し挿抜自在である。トレイ3は筐体2から所定の長さだけ引き出されると筐体2に対して係止する。このときトレイ3に設けられた光ディスク装着部4bに光ディスクを装着もしくは取り外すことが可能である。トレイ3には押出部12が設けられており、排出(イジェクト)動作時に押出部12が筐体2を押すことにより、トレイ3は筐体2から飛び出す。
光ディスク装置1は、光ディスクがCD−ROM、CD−R/RWの高速タイプもしくはDVD等に対応しており、データ転送速度が速いもので、20Mbps以上のデータ転送速度を有するものである。
筐体2の底部2bには制御回路を備える回路基板9が設けられており、トレイ3には制御回路を備える回路基板4cが設けられている。回路基板9と回路基板4cとは、フレキシブルプリント基板(FPCとも呼ぶ)10で接続されており、このFPC10によって回路基板9と回路基板4cとの電気的導通が図られる。
電力系としては、スピンドルモータ4aや、光ピックアップモジュール4に設けられ光ピックアップ5を光ディスクの径方向に駆動するフィードモータ(図示せず)への電力供給及び光ピックアップ5に設けられたレーザ(図示せず)への電力供給が有り、信号としては、光ディスクから読み取りまたは光ディスクに書き込むデータの信号や、スピンドルモータ4a、フィードモータ、レーザを制御する信号がある。
図3は、本発明の実施の形態に係る光ディスク装置のブロック図である。
図3において、111はパーソナルコンピュータ、1は光ディスク装置、15はインターフェースケーブル、20はインターフェース、11は光ディスク、4は光ピックアップモジュール、5は光ピックアップ、4aはスピンドルモータ、204はフィードモータ、205はアクチュエータ、31は対物レンズ、207はレーザ発光手段であるレーザ、208は反射光受光手段である受光センサ、209はキャリッジ、211はフロントエンドプロセッサ(FEP)、212は光ディスクコントローラ(ODC)、213はCPU、214はアクチュエータドライバ、215はスピンドルモータドライバ、216はフィードモータドライバ、217はコントローラ部、218はサーボ制御部、220は記憶手段、221はサーボ外れ検出部、222はサーボ残差検出部、223は外部記憶手段である。
パーソナルコンピュータ111と光ディスク装置1はインターフェースケーブル15で接続され、インターフェース20を介して光ディスク11に記録されたデータをパーソナルコンピュータ111に出力したり、パーソナルコンピュータ111のデータを光ディスク11に出力する。
パーソナルコンピュータ111とインターフェース20で接続された光ディスク装置1は、パーソナルコンピュータ111からの制御コマンドたとえばATAPIパケットコマンドに応答し、光ディスク11の情報を読み込んだり、光ディスク11に情報を記録したりする。インターフェース20は、SCSIインターフェースやIDEインターフェース等である。
光ピックアップ手段である光ピックアップモジュール4はレーザ207を有し、光ディスク11に対してデータの記録及び光ディスク11に記録された情報の再生のときにレーザ光を発光して光ディスク11に照射し記録及び再生を行う。また、スピンドルモータ4aは、スピンドルモータドライバ215で駆動されて光ディスク11の回転駆動を行う。
光ピックアップモジュール4はキャリッジ209が備えられ、フィードモータドライバ216によって光ピックアップモジュール4の移動手段であるフィードモータ204を駆動し、光ピックアップモジュール4をスピンドルモータ4aに近づいたり離れたりするように、即ち光ディスク11の半径方向に往復移動させる。
光ディスク11からのレーザ光の反射光は、受光センサ208で受光されてフロントエンドプロセッサ(FEP)211でフォーカス誤差信号(FE)信号やトラッキング誤差信号(TE)信号などが生成される。
光ディスクコントローラ(ODC)212は、FEP211から送られてきたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(図示せず)、A/D変換器で変換されたデジタル信号を一時的に記憶する記憶手段220、A/D変換されたデジタル信号を所定の方法で演算するCPU213を備えている。そして、コントローラ217の指令で各種パラメータの設定やシーケンス制御をフレキシブルに行うことができる。またCPU213は、カウンタ機能を備えており、光ディスク11の回転倍速を低下させた回数を計数したり、光ピックアップ5が光ディスク11の内周方向に所定距離移動する回数を計数したり、その他の処理回数を計数する。計数した回数は、外部記憶手段223に記憶される。
また、ODC212は、光ピックアップ5に搭載されている対物レンズ31をフォーカス/トラッキング方向に移動させる制御、キャリッジ209を光ディスク11の半径方向に移動させるフィード制御、スピンドルモータ4aの回転制御等を行う。
また、ODC212には、FEP211からのFE信号やTE信号等の信号をもとにサーボ外れが発生したかどうかの検出を行うFE/TEサーボ外れ検出部221、FEP211からのFE信号やTE信号の信号等をもとにFE/TEサーボ残差検出部を備えている。
ODC212は光ディスク11の情報を高倍速で再生しているときに、光ディスク11にディフェクト等の外乱によりサーボ外れが発生し光ディスク11の所定のアドレスを探索するシークができなくなって情報の読込ができなくなることを防止するため、リアルタイムに再生倍速の必要性を判断して倍速の設定を行う構成としている。
これにより、ディフェクト等の存在領域に依存することなく、常にサーボが安定可能な最高倍速を提供することができるようになる。
図4は、本発明の実施の形態に係わるフォーカスサーボ外れ検出に関する説明図である。
図4(a)、図4(b)は、対物レンズ31を光ディスク11の遠いところから光ディスク11に近づけていくときのフォーカスエラー信号(FE信号)の波形を示した図である。
図4(b)に示すようにアクチュエータ205の駆動電圧をかけて、対物レンズ31を光ディスク11の遠いところから光ディスク11に近づけていくと、図4(a)に示すように最大値FEmaxまでFE値が大きくなり、最大値FEmaxを越えると、FE値は減少し0点(FO点)を過ぎて最小値FEminまで小さくなり、この最小値FEminを過ぎるとFE値は0値まで大きくなるS字曲線となる。
また、図4(c)は、光ディスク11からの反射光をもとに受光センサ208で受光した光量の総和(AS)の信号を示している。このAS信号は光ディスク11の記録面に焦点があったとき最大値を示しており、このAS信号のピーク位置を検出してサーボ引込みを行い、この位置保持するようにサーボ制御部218で制御する。
このサーボ引込み位置FOでのサーボ引き込み後サーボ制御を行ってAS信号を一定範囲に追従させて、常に対物レンズ31と光ディスク11の距離を維持するようにしている。
サーボ制御を行っているときに光ディスク11にディフェクト等がありサーボが外れると、このサーボ外れに対応してすぐにリカバリができる構成としている。
図4(d)及び図4(e)によってサーボ外れのリカバリに関して説明する。
図4(e)に示すように、AS信号のピーク位置を求めてフォーカス引込みを行いフォーカスサーボ制御をオンし、AS信号レベルを監視してAS信号がピークレベルになるようにフォーカスサーボ制御する。このAS信号を監視し、外乱などの要因によってAS信号が閾値Aより小さくなるとフォーカスサーボ外れが発生したと判断して、一時フォーカスサーボ制御をオフし、再度フォーカスサーボの引込みを行う。このときフォーカスサーボリカバリ(復帰)処理をするのにAS信号のピークによって行う。
フォーカスサーボリカバリに成功すると、今度はFE信号を所定時間監視して、FE信号のピークレベル(サーボ残差)が閾値B1または閾値B2を越えたら後に述べるように光ディスク11の回転倍速を低下させる。または、FE信号の振幅値が所定値B3を超えたら光ディスク11の回転倍速を低下させる。
図5は、本発明の実施の形態に係わるトラッキングサーボ外れ検出に関する説明図である。
光ディスク11に記録された情報を再生するとき、光ディスク11の所定のトラックに追従するようにトラッキングサーボの制御をかける。
このトラッキングサーボ制御がかかっているときに光ディスク11上のディフェクト(面振れ/傷等)や、外的振動(外乱)等によりトラッキングサーボが外れると、トラッキングエラー信号(TE信号)が検出される。
図5(a)に示すようにトラッキングオフの状態からトラキングサーボ引込みを行いサーボオンを行うと、図5(a)に示すようにサーボ目標値に追従するように制御される。
このとき外乱等によってトラッキングサーボが外れると、サーボオフ領域と同等の振幅のTE信号が現れる。このトラッキングサーボが外れたときのTE信号をコンパレータなどで図5(b)に示すパルスにしてこのパルスの数を計数する。カウントした数が所定値を超えるとサーボが外れたとして、一時トラッキングサーボをオフとし、再度トラッキングサーボを引き込んでトラッキングサーボ制御をかけるのトラッキングサーボリカバリ処理を行う。
トラッキングサーボのリカバリ処理を行った後、再度サーボリカバリに成功すると、今度はTE信号を所定時間監視して、トラッキングサーボオンでのTE信号のレベル(サーボ残差)が閾値C1または閾値C2を越えたら後に述べるように光ディスク11の回転倍速を低下させる。または、TE信号の振幅値が所定値C3を超えたら光ディスク11の回転倍速を低下させる。
図6は、本発明の実施の形態に係わるサーボ残差検出に関する説明図である。
図6(a)はサーボ残差検出部222のブロック図、図6(b)はFEP211で生成されたFE/TE信号波形、図6(c)はFE/TE信号モニタ部の信号波形である。
前述のようにサーボリカバリ処理が成功したらサーボ残差検出部222が駆動されサーボ残差が測定される。
図6(a)に示すように、サーボ残差検出の検出命令が発生した時にスイッチAがONされる。スイッチAは、予め設定された測定時間ONされる。入力されたFEPからの信号であるFE信号やTE信号は、予め設定された倍率(ゲイン)設定により、FE残差振幅を設定される。そしてローパスフィルタ(LPF)より、サーボ帯域外の傷やノイズに過反応しないように信号を帯域制限される。
最適化されたTE信号やFE信号はその信号の出力レベルをモニタしながら、FE信号またはTE信号のサーボ残差の最大値及び最小値をスイッチB及びCを切り替えて取得する。以上の動作により、サーボ残差(FEサーボ残差又はTEサーボ残差)の最大値X及びサーボ残差の最小値Yを取得する。
図6(c)に示すように、求めたサーボ残差の最大値がサーボ残差閾値1より大きいとき、または求めたサーボ残差の最小値がサーボ残差閾値2より小さいとき、またはサーボ残差の最大値とサーボ残差の最小値よりサーボ残差の振幅値を加算器で加算して求めたサーボ残差の振幅値とサーボ残差閾値3を越えたら回転倍速の制限を行う。この設定する閾値は、光ディスク11の半径位置に応じて、回転速度と最大残差から閾値を設定するとよい。これにより、サーボリカバリ処理をしたあとで、サーボ残差が閾値より大きいときは、サーボ外れが発生しやすいと判断できるので、回転倍速を低くして、サーボ外れが発生しにくい回転倍速に設定し、サーボの安定が図れる。
次に倍速制限の処理手順について、フローチャートを参照しながら説明する。
図7は、本発明の実施の形態に係わる倍速制御処理手順を示すフローチャートである。
図7において処理が開始されると(S101)、トラッキングサーボまたはフォーカスサーボを監視する信号を取得し(S102)、トラッキングサーボまたはフォーカスサーボを監視する信号が閾値を越えたかどうか判別し(S103)、トラッキングサーボまたはフォーカスサーボを監視する信号が閾値を越えないときは、(S102)に戻る。
トラッキングサーボまたはフォーカスサーボを監視する信号が閾値を越えると、サーボリカバリ(サーボ復帰とも呼ぶ)処理ルーチンを実行し(S104)、サーボ復帰が成功したかどうか判別し(S105)、サーボ復帰に成功しなかったら終了処理を行う(S113)。
サーボ復帰に成功したら(S105)、所定のアドレスを探索するシーク処理を実行し(S106)、シーク処理が成功したか否かを判断し(S107)、シークにエラーがあれば終了処理を行う(S113)。
シーク処理に成功したら、サーボ復帰処理で光ディスク11の内周方向へ移動するトラバース(Trvs)移動が所定回数以上発生したかどうか判別し(S108)、所定回数以上Trvs移動が発生したら倍速制限処理を行う(S111)。所定回数以上Trvs移動が発生しなかったら、Trvs移動がサーボがかかっている状態でのサーボ目標値とトラッキングエラー信号(またはフォーカスサーボ信号)との差分であるサーボ残差値を検出するサーボ残差検出処理ルーチンを実行し(S109)、サーボ残差値が設定値より大きいかどうか判別し(S110)、サーボ残差値が設定値以下であれば処理を終了する(S112)。
サーボ残差値が設定値より大きいときは(S110)、光ディスク11の回転数を下げる倍速制限処理を実行し(S111)、処理を終了する(S112)。
これにより、サーボ外れの発生を低減できることにより、サーボの安定が可能であるので、光ディスク11からのデータの読込に失敗することがない光ディスク装置を提供できるようになる。
図8は、本発明の実施の形態に係わるサーボ復帰処理手順を示すフローチャートである。
図8において、サーボ復帰処理が開始されると(S201)、サーボ外れを起こした光ディスク11の半径位置情報を取得し(S202)、サーボ外れのステータスを確認する(S203)。
サーボ外れを生じたのはフォーカスサーボが外れたかトラッキングサーボが外れたかを判別し(S204)、フォーカスサーボが外れたときはフォーカスサーボをオフにしてフォーカスサーボパラメータを設定し(S205)、トラッキングサーボが外れたときはトラッキングサーボをオフにしてトラキングサーボパラメータを設定する(S206)。
そして外れたサーボのサーボ再引込み処理を行い(S207)、サーボ引込みに成功したら処理を終了する(S215)。
サーボ引込みに成功しなかったら(S208)、サーボ再引込みリトライカウンタを更新し(S209)、サーボ引込みリトライ回数が所定値を越えたかどうかを判別し(S210)、サーボ引込みリトライ回数が所定値を越えたら(S210)、TRVS移動が可能か否かを判断し(S211)、trvs移動が可能であれば光ディスク11の内周側へ所定量(例えば10mm)移動し(S212)。TRVS移動カウンタを更新し(S214)へ戻り処理を続ける。
内周限界位置あり移動できないと判断したら(S211)、移動限界フラグを立てて(S213)、処理を終了する(S215)。
図9は、本発明の実施の形態に係わるサーボ残差検出処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、サーボ残差処理が開始されると(S301)、サーボ外れを起こした光ディスク11の半径位置情報を取得し(S302)、サーボ外れのステータスを確認する(S303)。そしてサーボ外れを生じたのはフォーカスサーボが外れたかトラッキングサーボが外れたかを判別し(S304)、フォーカスサーボ外れのときはフォーカス残差検出用パラメータを設定し(S305)、トラッキングサーボが外れのときはトラッキング残差検出用パラメータを設定する(S306)。
入力されたFEPからの信号であるFE信号やTE信号は、予め設定された倍率(ゲイン)設定により、FE残差振幅、TE残差振幅を設定される(S307)。サーボ帯域外の傷やノイズに過反応しないようにFE信号/TE信号を帯域制限設定し信号をモニタされる(S308)。最適化されたTE信号やFE信号はその信号の出力レベルをモニタしながら、FE信号またはTE信号のサーボ残差の最大値を検出し(S309)、次にサーボ残差の最小値検出する(S310)。検出したサーボ残差の最大値と検出したサーボ残差の最小値からサーボ残差の振幅値を求め(S311)、所定の時間検出したかどうかを判別し(S312)、所定の時間検出していなければ(S308)に戻り処理を続ける。
所定の時間サーボ残差の振幅値を検出したら、サーボ残差の最大値、サーボ残差の最小値、サーボ残差振幅値を格納し(S313)、残差検出処理の処理を終了する(S314)。
図10は、本発明の実施の形態に係わる倍速制限処理手順を示すフローチャートである。
倍速制限処理が開始されると(S401)、倍速制限モードを設定し(S402)、光ディスク11の回転の倍速を一段階制限し(S403)、倍速変更に成功したか否か判別し(S404)、成功したら倍速制限実施カウンタを更新する(S406)。
そして倍速制限カウンタが設定値より少いかどうか判別し(S407)、少なければ倍速制限解除監視を実施し(S408)、処理を終了する(S409)。これにより倍速制限回数が少ないときにのみ倍速制限を解除することができる。
倍速変更に成功しないときは終了処理を行う(S405)。
図11は、本発明の実施の形態に係わるシーク処理手順を示すフローチャートである。
図11において、処理が開始されると(S501)、目標のアドレスを検索(シーク)するシーク処理を行い(S502)、シーク処理に成功したか否かを判別し(S503)、シーク処理に成功しなかったらシークリトライカウンタを更新し(S506)、シークリトライカウンタが設定値より大きいかどうか判別し(S507)、シークリトライカウンタが設定値より大きくなければ(S502)の戻って処理を続ける。シークリトライカウウンタが設定値より大きければ、エラーとして処理を終了する(S505)。
シーク処理に成功したら(S503)、倍速制限解除確認処理を行い(S504)、処理を終了する(S505)。
図12は、本発明の実施の形態に係わる倍速制限解除確認処理を示すフローチャートである。
図12において、倍速制限解除確認処理が開始されると(S601)、倍速制限解除監視中かどうか判別し(S602)、倍速制限解除監視中でなければ処理を終了する(S607)。倍速制限解除監視中であれば、光ディスク11の半径位置を取得し(S603)、半径位置が40mmより内側か否かを判別し(S604)、半径位置が40mmより内側出なければ処理を終了する(S607)。半径位置が40mmより内側であればその半径位置がサーボリカバリ半径位置より所定値(例えば10mm)以上内側かどうか判別し(S605)、所定値以上内側でなければ処理を終了する(S607)。所定値(例えば10mm)以上内側であれば倍速制限を解除する(S606)。
図13は、本発明の実施の形態に係わる倍速制限解除手順の処理を示すフローチャートである。
図13において、倍速制限制御処理が開始されると(S701)、サーボ要因による制限中の倍速を解除し(S702)、倍速を変更し(S703)、処理を終了する(S704)。
本発明にかかる光ディスク装置及びその制御方法は、光ディスクにディフェクトが存在しても、そのディフェクトの存在領域に依存することなく常に安定したサーボを行うことができるので、高倍速で再生する光ディスク装置に有用である。
本発明の実施の形態に係る光ディスク装置の斜視図 本発明の実施の形態に係る光ディスク装置の外観図 本発明の実施の形態に係る光ディスク装置のブロック図 本発明の実施の形態に係わるフォーカスサーボ外れ検出に関する説明図 本発明の実施の形態に係わるトラッキングサーボ外れ検出に関する説明図 本発明の実施の形態に係わるサーボ残差検出に関する説明図 本発明の実施の形態に係わる倍速制御処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態に係わるサーボ復帰処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態に係わるサーボ残差検出処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態に係わる倍速制限処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態に係わるシーク処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態に係わる倍速制限解除確認処理を示すフローチャート 本発明の実施の形態に係わる倍速制限解除手順の処理を示すフローチャート
符号の説明
1 光ディスク装置
2 筐体
3 トレイ
4 光ピックアップモジュール
4a スピンドルモータ
4b 光ディスク装着部
5 光ピックアップ
9 回路基板
10 FPC
11 光ディスク
31 対物レンズ
111 パーソナルコンピュータ
205 フォーカス駆動手段
207 レーザ
208 受光センサ
214 フォーカス制御手段
217 レーザ制御手段
222 サーボ残差検出部
223 フォーカス誤差監視手段

Claims (18)

  1. 光ディスクの回転速度を制御する駆動手段と、
    前記光ディスクの記録面に光ビームの焦点を合わせた状態にするサーボ制御手段と、
    前記光ディスクからの反射光を検出する受信センサと、
    前記光ディスクからの反射光に基づいてフォーカス誤差信号を生成する生成手段と、
    前記受光センサが検出する反射光の光量が第1の所定値以下の場合、前記光ビームの焦点を合わせた状態にする処理を一旦中断させ、前記光ビームの焦点を合わせる処理を再度行い、前記フォーカス誤差信号の振幅が第2の所定値以上の場合、前記光ディスクの回転倍速を低下させる制御手段と、
    を備えた光ディスク装置。
  2. 前記光ビームの焦点を合わせた状態にする処理の中断回数を計数する計数手段を備え、
    前記制御手段は、前記中断回数が第3の所定値以上の場合、前記光ビームを前記光ディスクの内周方向に所定距離移動させることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記光ディスクの内周方向に所定距離移動させる処理の回数を計数する第2の計数手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2の計数手段が計数する回数が第4の所定値以上の場合、前記光ディスクの回転倍速を低下させることを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 前記制御手段は、前記光ディスクの半径位置に応じて、前記第2の所定値を可変設定することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  5. 前記制御手段は、前記光ディスクの半径位置の内周領域に近づく程、前記第2の所定値を高く可変設定することを特徴とする請求項4記載の光ディスク装置。
  6. 前記制御手段は、前記光ディスクの回転倍速を低下させた回数を計数し、この回数が第5の所定値に達した場合、前記回転倍速の低下を禁止することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  7. 前記制御手段は、前記光ビームの位置が前記光ディスクの所定の半径位置より内周側の場合、前記回転倍速の低下を禁止することを特徴とする請求項5記載の光ディスク装置。
  8. 光ディスクの回転速度を制御する駆動手段と、
    前記光ディスクの所定のトラックに光ビーム合わせた状態にするサーボ制御手段と、
    前記光ディスクからの反射光に基づいてトラッキング誤差信号を生成する生成手段と、
    前記トラッキング誤差信号により前記光ビームが前記トラックを横断する本数を計数し、計数値が第6の所定値以上の場合、前記トラックに光ビームを合わせた状態にする処理を一旦中断させ、前記トラックに光ビームを合わせる状態を再度行い、前記トラッキング誤差信号の振幅が第7の所定値を越えた場合、前記光ディスクの回転倍速を低下させる制御手段と、
    を備えた光ディスク装置。
  9. 前記トラックに光ビームを合わせた状態にする処理の中断回数を計数する計数手段を備え、
    前記制御手段は、前記中断回数が第8の所定値以上の場合、前記光ビームを前記光ディスクの内周方向に所定距離移動させることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
  10. 前記光ディスクの内周方向に所定距離移動させる処理の回数を計数する第2の計数手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2の計数手段が計数する回数が第4の所定値以上の場合、前記光ディスクの回転倍速を低下させることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
  11. 前記制御手段は、前記光ディスクの半径位置に応じて、前記第2の所定値を可変設定することを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
  12. 前記制御手段は、前記光ディスクの半径位置の内周領域に近づく程、前記第2の所定値を高く可変設定することを特徴とする請求項11記載の光ディスク装置。
  13. 前記制御手段は、前記光ディスクの回転倍速を低下させた回数を計数し、前記回数が第5の所定値に達した場合、前記回転倍速の低下を禁止することを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
  14. 前記制御手段は、前記光ビームの位置が前記光ディスクの所定の半径位置より内周側の場合、前記回転倍速の低下を禁止することを特徴とする請求項12記載の光ディスク装置。
  15. 光ディスクの所定の記録面に光ビームの焦点を合わせた状態にし、
    光ディスクからの反射光を受光センサで受光し、
    前記受光センサが検出する反射光の光量が第1の所定値以下の場合、前記光ビームの焦点を合わせた状態にする処理を一旦中断させ、前記光ビームの焦点を合わせる処理を再度行い、前記フォーカス誤差信号の振幅が第2の所定値以上の場合、前記光ディスクの回転倍速を低下させることを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  16. 前記光ビームの焦点を合わせた状態にする処理の中断回数を計数し、
    前記中断回数が第3の所定値以上の場合、前記光ビームを前記光ディスクの内周方向に所定距離移動させることを特徴とする請求項15の光ディスク装置の制御方法。
  17. 光ディスクの所定のトラックに光ビームを合わせた状態にし、
    前記トラックを前記光ビームが横断する本数を計数し、
    前記本数が第6の所定値を越えたら前記トラックに光ビームを合わせた状態にする処理を一旦中断させ、前記トラックに光ビームを合わせる状態を再度行い、前記トラッキング誤差信号の振幅が第7の所定値を越えた場合、前記光ディスクの回転倍速を低下させることを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  18. 前記光ビームをトラックに合わせた状態にする処理の中断回数を計数し、
    前記中断回数が第8の所定値以上の場合、前記光ビームを前記光ディスクの内周方向に所定距離移動させることを特徴とする請求項17記載の光ディスク装置の制御方法。
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