JP2001176187A - 光ディスクドライブ方法及び装置 - Google Patents

光ディスクドライブ方法及び装置

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JP2001176187A
JP2001176187A JP35190099A JP35190099A JP2001176187A JP 2001176187 A JP2001176187 A JP 2001176187A JP 35190099 A JP35190099 A JP 35190099A JP 35190099 A JP35190099 A JP 35190099A JP 2001176187 A JP2001176187 A JP 2001176187A
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signal
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Yuichi Shigematsu
友一 重松
Kazumi Sugiyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リトライ処理に係る経過時間をできるだけ短縮
するようにする。 【解決手段】光ディスクのデータをピックアップを介し
て読み出す際に、リードエラーが発生した場合、当該デ
ータを再度読み込むリトライ手段を有し、前記リトライ
手段として上記光ディスクの回転数を下げる機能を有す
る光ディスクドライブ装置において、上記リードエラー
が生じた場合に、フォーカスエラー(FE)信号のサン
プリングを行い(ステップA17−A19),FE信号
の値(異常、又は所定範囲内)に応じて回転数を複数の
回転数の中から選択的に設定し、特殊回転数に設定した
その回転数の状態においてリトライを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスクから
データを読み取る際に、データエラーが大量に発生する
と読取り条件を変更してリトライを行う機能を備えた光
ディスクドライブ方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクドライブ装置は、CD−RO
M,CD−R(Recordable),CD-RW(Re-Writable),
DVD−ROM,DVD−RAMなどの光ディスクから
データを読み取り、ホストコンピュータへデータを転送
する装置である。
【0003】光ディスクドライブ装置が転送するデータ
が音声データ等のようなデータである場合、データに多
少の誤りがあっても、再生音の品位が低下する程度であ
り、再生機器に対するダメージはさほどではない。しか
しながら、プログラム等のデータを転送する場合には、
完全に復元されたエラーの無いデータでなければコンピ
ュータの予期せぬ停止や誤動作を招く危険性がある。
【0004】このような不具合を解決するために、通
常、光ディスクドライブ装置はエラー訂正情報を元に、
破壊されたデータを訂正する機能を有する。CD−RO
Mのエラー訂正方式には、ECC(Error Correction
Code)と呼ばれるエラー訂正処理方式があり、この方
式を採用した回路が用いられる。ここで、光ディスクド
ライブ装置は、エラー訂正を行ってもエラーを完全に訂
正することができなかった場合、そのデータを再度読み
込むためのリトライ機能を有する。
【0005】上記エラー訂正やリトライ処理を引き起こ
す低品位ディスクには、さまざまな種類のものがある。
光ディスクが低品位になる原因としては、傷、指紋の付
着、ディスクの編芯、重心の偏り、面ぶれなどがあり、
これらの要因は、ドライブのフォーカス系に影響を与え
たり、トラッキング系に影響を与えたり、またその両
方、その他の機能に影響を与える。それ故、それぞれの
低品位原因に対して、ドライブ装置がデータを読み込め
ない場合がある。
【0006】図8は、従来の光ディスクドライブ装置の
リード処理部の動作をフローチャートで示している。
【0007】リードコマンドを受け取ると、アクセスす
る目的アドレスを設定する(ステップS1,S2,S
3)。目的のアドレスのサーチを実行開始する(ステッ
プS4)。目的アドレスの数フレーム前に達したかどう
かを判定する(ステップS5)。
【0008】目的アドレスの数フレーム前に達するとレ
イテンシを開始し(ステップS6)、目的アドレスに達
したら(ステップS7)、リード(読み込み)を実行す
る(ステップS8)。
【0009】目的アドレスに達していない場合には、目
的アドレスを超えたかどうかを確認し(ステップS
9)、超えていない場合には、目的アドレスに達したか
どうかの判定に戻り、目的アドレスを超えた場合には、
1トラックキックを実行し(ステップA10)、再度目
的アドレスに達したかどうかの判定に戻る。
【0010】リードを実行(ステップS8)した後は、
エラー訂正処理を行うが、エラーが所定値以上発生(ス
テップS11)していればリトライに移る。エラーが所
定値内であればエラー訂正処理が行われ、リート正常と
して終了する。
【0011】リトライ回数をインクリメントし(ステッ
プS12)、リトライ回数が限界数発生したかどうかを
判定する(ステップS13)。限界数に達していれば、
リードエラーで終了(ステップS14)する。しかし、
限界数に達していない場合には、予め取り決めたX回の
リトライが行われたかどうかの判定が行われる(ステッ
プS15)。
【0012】X回のリトライが行われていない場合に
は、再度ステップS4に戻り、X回のリトライが行われ
ている場合には、ディスクの回転数を下げて(ステップ
S16)、ステップS4に戻る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ディスクドラ
イブ装置において、複数の再生速度を持つ装置の場合、
現在の再生速度で再生できなかった場合で、かつ下位の
再生速度を持つ場合は、リトライ回数により再生速度を
下げてリトライ処理を行う。
【0014】上記のように再生速度を落としてからのリ
トライ処理に際しては、1)再生速度を下げてからPL
L(フェーズドロックループ)のロック状態になった時
点でリトライを開始する、2)再生速度を下げてから一
定時間経過の後、リトライを開始する、の2通りのいず
れかで行っている。
【0015】上記のリトライ処理を行うと、いずれの場
合もリトライを行うまでの時間経過が必ず必要である。
この経過時間は、特に転送速度が早い機器においては、
比較的大きなロス時間となる。特にステップS16にお
いて、回転数を下げる度合いは、一定値であり、このス
テップS16を複数回通過する場合は、かなりな経過時
間を要する。
【0016】そこでこの発明は、リトライ処理に係る経
過時間をできるだけ短縮することができる光ディスクド
ライブ方法及び装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、光ディスクのデータを読み出す際に
エラーが発生した場合、当該データを再度読み込むリト
ライ機能を有し、リトライ手段として回転数を下げる機
能を有する光ディスクドライブ方法において、リードエ
ラーが生じた場合にフォーカスエラー信号をサンプリン
グしてその結果に基づき設定する回転数の制御の程度を
選択できるようにしたものである。
【0018】上記の手段により、フォーカスエラー信号
の様子をみることにより、何回も位相ロックループの安
定時間を待ったり、一定時間が経過するまで待つより
も、早い時期にデータの確実な読取りを完了することが
あり、全体としてリトライ処理に係る時間を短縮できる
ことになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0020】図1(A)はこの発明の光ディスクドライ
ブ装置の基本構成を示し、図1(B)は、光ディスクド
ライブ装置とホストコンピュータの接続状態を示す図で
ある。ホストコンピュータ11は、外部機器との接続を
行うためのインターフェース12を有し、このインター
フェース12を介して光ディスクドライブ装置21のイ
ンターフェース22に接続されている。
【0021】ホストコンピュータ11は、インターフェ
ースを通じて光ディスクドライブ装置21にコマンドを
送り、ドライブ装置21はそのコマンドに応答して、イ
ンターフェースを介してホストコンピュータ11にデー
タを転送したり、データを受け取ってディスクに書き込
みを行ったりする。
【0022】光ディスクドライブ装置21は、ディスク
モータ31により光ディスク32を回転駆動することが
できる。光ディスク32には、光ピックアップ33から
のレーザ光が照射され、光学的な情報の読取り、あるい
は情報の書き込みが行われる。光ピックアップ33で読
み取られた信号は、信号増幅回路34に導かれ、信号増
幅され、その結果の信号は、信号処理回路35に入力さ
れる。信号処理回路35においては、再生信号に対する
復調処理や分離処理、などが行われる。またデータ信号
を処理するためのクロック再生なども行われる。
【0023】信号処理回路35においては、更に、フォ
ーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、モータド
ライブ信号などが生成される。モータドライブ信号は、
モータドライブ回路36に供給され、ディスクモータ3
1を回転駆動する。またフォーカスエラー信号、トラッ
キングエラー信号は、ピックアップドライブ回路37に
入力され、このピックアップドライブ回路37からの制
御信号で、フォーカス制御、トラッキング制御が行われ
る。
【0024】信号処理回路35で再生されたデータは、
インターフェース制御回路38を介してホストインター
フェース22に送られる。39は、制御用CPUであり
光ディスクドライブ装置21全体の制御を行っている。
【0025】図2には、上記の光ディスクドライブ装置
21が行うリトライ動作を含むデータ読み出し動作時の
動作フローチャートを示す。
【0026】この実施の形態は、特にフォーカスエラー
に着目しているために、特にディスクの面が凹凸になっ
ているような場合に有効に機能する。
【0027】ホストコンピュータから例えばリードコマ
ンドを受け取ると、アクセスする目的アドレスを設定す
る(ステップA1,A2,A3)。目的のアドレスのサ
ーチを実行開始する(ステップA4)。目的アドレスの
数フレーム前に達したかどうかを判定する(ステップA
5)。
【0028】目的アドレスの数フレーム前に達するとレ
イテンシを開始し(ステップA6)、目的アドレスに達
したら(ステップA7)、リード(読み込み)を実行す
る(ステップA8)。
【0029】目的アドレスに達していない場合には、目
的アドレスを超えたかどうかを確認し(ステップA
9)、超えていない場合には、目的アドレスに達したか
どうかの判定に戻り、目的アドレスを超えた場合には、
1トラックキックを実行し(ステップA10)、再度目
的アドレスに達したかどうかの判定に戻る。
【0030】リードを実行(ステップA8)した後は、
エラー訂正処理を行うが、エラーが所定値以上発生(ス
テップA11)していればリトライに移る(図3)。エ
ラーが所定値内であればエラー訂正処理が行われ、リー
ド正常として終了する。
【0031】リトライ回数をインクリメントし(ステッ
プA12)、リトライ回数が限界数発生したかどうかを
判定する(ステップA13)。限界数に達していれば、
リードエラーで終了(ステップA14)する。しかし、
限界数に達していない場合には、予め取り決めたX回の
リトライが行われたかどうかの判定が行われる(ステッ
プA15)。なおリトライ回数(リトライ時間長)の設
定はこれに限らず、タイマーなどで時間カウントで設定
していもよい。
【0032】X回のリトライが行われていない場合に
は、再度ステップA4に戻り、X回のリトライが行われ
ている場合には、フォーカスエラー信号のサンプリング
を行う(ステップA17、A18,A19)。なおフォ
ーカスエラー信号のサンプリングを行うときは、フォー
カスサーボを固定(フリーズ)状態にして、フォーカス
エラー信号をサンプリングする。
【0033】サンプリングが終了すると(ステップA1
9)、フォーカスエラー信号が異常値を示しているかど
うかを判定する(ステップA20)。フォーカスエラー
信号が異常値を示している場合には、この異常値が収束
するであろう特殊回転数にディスクの回転を下げること
になる。これは制御用CPU39を通じてモータドライ
ブ回路36の制御信号を可変し、ディスクモータ31を
制御することで達成される。この制御により特殊回転に
達したら、再度ステップA4に戻り、サーチ動作に移
る。
【0034】ステップA20において、フォーカスエラ
ー信号が異常値でない場合には、回転数をある程度下げ
る。この程度は、特殊回転数と同じ場合も有り得る。こ
の場合のリトライは、従来の場合と同様でありモータの
回転数をモニターしない状態で、位相ロックループのロ
ックレンジに入って読み出し可能な時点、あるいは回転
数を下げてから一定時間経過の後に、サーチを開始す
る。
【0035】上記ようにリトライ処理を行うが、リトラ
イ回数が限界に達したらステップA13の判断のもとに
リードエラーとして終了する。
【0036】上記したようにX回目のリトライを行った
後、フォーカスエラー信号の異常を判定し、ディスクの
回転を特殊回転数に下げ、その回転数が特殊回転数に達
したかどうかを判断し、再度リトライ処理を行うように
している。フォーカスエラー信号が異常値でない場合に
は、最小限の回転数制御を行い、リトライ処理を実行し
ている。つまり、従来は、単純に回転数を段階的に下げ
て、各回転数設定ごとにロック状態になるかどうかを判
定している。そしてロック状態になったときにリトライ
を実行している。
【0037】これに対して、本発明では、フォーカスエ
ラー信号の状態を、状況判定要素として加えている。そ
して、もしフォーカスエラー信号が異常値であれば、一
挙に回転数を特殊回転数に下げて正常値が得られるであ
ろう回転数にし、リトライを行っている。また、フォー
カスエラー信号が異常値でない場合には、回転数を1段
階(予め設定している)を下げて、例えばモータの回転
検出パルスと所定周波数のクロックとの位相ロック状態
を監視し、位相ロック状態になったときに読み込みを実
行している。
【0038】この結果、フォーカスエラー信号が異常値
でない場合には、1回の回転数制御で読み込みを良好に
行うことができ、また、フォーカスエラー信号が異常値
の場合も特殊回転数に一挙に制御するので、最小回数の
回転数制御により読み込みを良好に行うことができる。
【0039】この発明は、上記の実施の形態に限定され
るものではない。上記の実施の形態では、ステップA1
5において、X回目のリトライが行われた後、フォーカ
スエラー信号のサンプリングを行った。しかし、これに
限定されるものではなく、トラッキングエラー信号を監
視してもよい。
【0040】図4はこの発明の他の実施の形態である。
図4において、図2、図3と同一部分については同一符
号を付している。図4のステップA8より以前のステッ
プは、図2と同じである。
【0041】図4の実施の形態は、特にトラッキングエ
ラーに着目している。このために特にディスクに編芯ぶ
れが生じたような場合に有効である。
【0042】図4において、リードを実行(ステップA
8)した後は、エラー訂正処理を行うが、エラーが所定
値以上発生(ステップB11)していればリトライに移
る。エラーが所定値内であればエラー訂正処理が行わ
れ、リード正常として終了する。
【0043】リトライ回数をインクリメントし(ステッ
プB12)、リトライ回数が限界数発生したかどうかを
判定する(ステップB13)。限界数に達していれば、
リードエラーで終了(ステップB14)する。しかし、
限界数に達していない場合には、予め取り決めたX回の
リトライが行われたかどうかの判定が行われる(ステッ
プB15)。
【0044】X回のリトライが行われていない場合に
は、再度ステップA4に戻り、X回のリトライが行われ
ている場合には、トラッキングエラー信号のサンプリン
グを行う(ステップB17、B18,B19)。なおト
ラッキングエラー信号のサンプリングを行うときは、ト
ラッキングサーボを固定(フリーズ)状態にして、トラ
ッキングエラー信号をサンプリングする。
【0045】サンプリングが終了すると(ステップB1
9)、トラッキングエラー信号が異常値を示しているか
どうかを判定する(ステップB20)。トラッキングエ
ラー信号が異常値を示している場合には、この異常値が
収束するであろう特殊回転数にディスクの回転を下げる
ことになる。これは、先の実施の形態と同様に、制御用
CPU39を通じてモータドライブ回路36の制御信号
を可変し、ディスクモータ31を制御することで達成さ
れる。この制御により特殊回転に達したら、再度ステッ
プA4に戻り、サーチ動作に移る。
【0046】ステップB20において、フォーカスエラ
ー信号が異常値でない場合には、回転数をある程度下げ
る。この程度は、特殊回転数と同じ場合も有り得る。こ
の場合のリトライは、従来の場合と同様でありモータの
回転数をモニターしない状態で、位相ロックループのロ
ックレンジに入って読み出し可能な時点、あるいは回転
数を下げてから一定時間経過の後に、サーチを開始す
る。
【0047】上記の実施の形態においても、先の図2、
図3で説明した実施の形態と同様な効果を得ることがで
きる。
【0048】図5はこの発明のさらに他の実施の形態を
示すフローチャートである。
【0049】この実施の形態においても、ステップA8
より以前のステップは、図2と同じである。
【0050】図5において、リードを実行(ステップA
8)した後は、エラー訂正処理を行うが、エラーが所定
値以上発生(ステップC11)していればリトライに移
る。エラーが所定値内であればエラー訂正処理が行わ
れ、リード正常として終了する。
【0051】リトライ回数をインクリメントし(ステッ
プC12)、リトライ回数が限界数発生したかどうかを
判定する(ステップC13)。限界数に達していれば、
リードエラーで終了(ステップC14)する。しかし、
限界数に達していない場合には、予め取り決めたX回の
リトライが行われたかどうかの判定が行われる(ステッ
プC15)。
【0052】X回のリトライが行われていない場合に
は、再度ステップA4に戻り、X回のリトライが行われ
ている場合には、フォーカスエラー信号及びトラッキン
グエラー信号のサンプリングを行う(ステップC17、
C18,C19)。なおフォーカスエラー信号及びトラ
ッキングエラー信号のサンプリングを行うときは、フォ
ーカスサーボ及びトラッキングサーボを固定(フリー
ズ)状態にして、フォーカスエラー信号及びトラッキン
グエラー信号をサンプリングする。
【0053】サンプリングが終了すると(ステップB1
9)、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信
号が異常値を示しているかどうかを判定する(ステップ
C20)。
【0054】フォーカスエラー信号及びトラッキングエ
ラー信号が異常値を示している場合には、この異常値が
収束するであろう特殊回転数#1にディスクの回転を下
げることになる(ステップC21)。これは、先の実施
の形態と同様に、制御用CPU39を通じてモータドラ
イブ回路36の制御信号を可変し、ディスクモータ31
を制御することで達成される。この制御により特殊回転
に達したら(ステップC26)、再度ステップA4に戻
り、サーチ動作に移る。
【0055】ステップC20において、何れか一方(フ
ォーカスエラー信号又はトラッキングエラー信号)が、
異常でない場合には、ステップC22に移行する。
【0056】ステップC22において、フォーカスエラ
ー信号のみが異常でトラッキングエラー信号が正常であ
った場合には、特殊回転数#2に設定し、この回転数に
なったらステップA4に戻りリトライを実行する。
【0057】ステップC22においてその条件が当ては
まらない場合には、ステップC23に移行する。ステッ
プC23において、フォーカスエラー信号が正常でトラ
ッキングエラー信号のみが異常であった場合には、特殊
回転数#3に設定し、この回転数になったらステップA
4に戻りリトライを実行する。
【0058】ステップC24において、その条件が当て
はまらない場合には、ステップC28に移行し、回転数
を所定回転数さげてステップA4に戻りリトライを実行
する。この場合には、回転数を1段階(予め設定してい
る)を下げて、位相ロック状態を監視し、位相ロック状
態になったときに読み込みを実行している。
【0059】上記の実施の形態においても、先の図2、
図3で説明した実施の形態と同様な効果を得ることがで
きる。
【0060】この発明は上記の実施の形態に限定される
ものではない。図6、図7はこの発明のさらに他の実施
の形態を示している。
【0061】ホストコンピュータから例えばリードコマ
ンドを受け取ると、アクセスする目的アドレスを設定す
る(ステップD1,D2,D3)。目的のアドレスのサ
ーチを実行開始する(ステップD4)。目的アドレスの
数フレーム前に達したかどうかを判定する(ステップD
5)。目的アドレスの数フレーム前に達するとレイテン
シを開始し(ステップD6)。
【0062】次にフォーカスエラー信号及びトラッキン
グエラー信号のサンプリングを開始し、サンプリングが
予め設定した量収集されたかどうかを判定する(ステッ
プD8,D9,D10)。
【0063】次に、ステップD10の次には、フォーカ
スエラー信号、トラッキングエラー信号の両方が異常か
どうかを判定する(ステップD11)。両方とも異常で
あればステップD12に移行し、特殊回転数#1に設定
し、ステップD21に移行する。ステップD21では、
目標回転(設定した特殊回転)数に安定したかどうかを
判定し、安定したら再サーチを実行する(ステップD2
2)。再サーチにおいて目的のアドレスの数フレーム前
に達したら(ステップD23),レイテンシを開始(ス
テップD24)する。そして、目的アドレスに達したと
判定されると読み込みが実行される(ステップD17,
D18)。
【0064】目的アドレスに達していない場合には、目
的アドレスを超えたかどうかを確認し(ステップD2
5)、超えていない場合には、目的アドレスに達したか
どうかの判定に戻り、目的アドレスを超えた場合には、
1トラックキックを実行し(ステップD26)、再度目
的アドレスに達したかどうかの判定に戻る。
【0065】ステップD18において、リードを実行し
た後は、エラー訂正処理を行うが、エラーが所定値以上
発生(ステップD11)していればリトライに移る。エ
ラーが所定値内であればエラー訂正処理が行われ、リー
ド正常として終了する。
【0066】リトライに移行すると、リトライ回数をイ
ンクリメントし(ステップD27)、リトライ回数が限
界数発生したかどうかを判定する(ステップD28)。
限界数に達していれば、リードエラーで終了(ステップ
D29)する。しかし、限界数に達していない場合に
は、ステップD4に戻り、再度サーチを実行する。
【0067】先のステップD11において、フォーカス
エラー信号及びトラッキングエラー信号が異常の場合に
は、ステップD13に移行する。ステップD13におい
ては、フォーカスエラー信号のみが異常でトラッキング
エラー信号が正常な範囲かどうかを判定する。この条件
であれば、特殊回転数#2に設定し、ステップD21に
移行する。このステップD21以降は、先の説明と同じ
である。
【0068】ステップD13において、その条件が異な
る場合には、ステップD15に移行して、トラッキング
エラー信号のみ異常、フォーカスエラー信号は正常な範
囲であるかどうかを判定する。この条件であれば、ステ
ップD16に移行して、特殊回転数#3に設定し、ステ
ップD21に移行する。
【0069】ステップD15における条件が異なる場合
には、ステップD17に移行する。このステップD17
以後の説明は、先に説明した通りである。
【0070】上記したようにこの発明では、少し倍速を
下げる(設定した回転数)だけでデータ再生できる場合
と、確実に倍速(特殊回転数)を下げないとデータを再
生できない場合とを分けている。その場合分けの判定要
素として、フォーカスエラー信号及び又はトラッキング
エラー信号とを利用している。つまりエラー信号が所定
の範囲内であるのか、これを超えた異常値を示している
かにより、回転数の程度を選定している。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
リトライ処理に係る経過時間をできるだけ短縮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るディスクドライブ装置及びホス
トコンピュータとの係わりを示す図。
【図2】この発明の一実施の形態における動作フローを
示す図。
【図3】図2の動作フローの続きを示す図。
【図4】この発明の他の実施の形態の動作フローを示す
図。
【図5】この発明のさらに他の実施の形態の動作フロー
を示す図。
【図6】この発明のさらにまた他の実施の形態の動作フ
ローを示す図。
【図7】図6の動作フローの続きを示す図。
【図8】従来のディスクドライブ装置の動作を説明する
ために示した図。
【符号の説明】
31…ディスクモータ、32…ディスク、33…ピック
アップ、34…信号増幅器、35…信号処理回路、36
…モータドライブ回路、37…ピックアップドライブ回
路、38…インターフェース制御回路38、39…制御
用CPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G11B 7/09 G11B 7/09 A Fターム(参考) 5D090 AA01 BB02 CC04 EE13 FF42 HH03 JJ03 5D109 KB33 KC01 KD13 5D118 AA16 BA01 BB01 BD02 BF02 CA08 CD02 CD03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクのデータをピックアップを介
    して読み出す際に、リードエラーが発生した場合、当該
    データを再度読み込むリトライを行い、このリトライの
    ときには上記光ディスクの回転数を下げて行う光ディス
    クドライブ方法において、 上記リードエラーが生じた場合に、上記ピックアップの
    出力信号を用いて作成されるエラー信号であって、上記
    ピックアップの姿勢を制御するためのフィードバック信
    号を作成する要素である上記エラー信号をサンプリング
    し、 上記エラー信号をサンプリングした値に応じて、上記回
    転数を複数の回転数の中から選択的に設定するようにし
    たことを特徴とする光ディスクドライブ方法。
  2. 【請求項2】 上記エラー信号は、フォーカスエラー信
    号及び又はトラッキングエラー信号であることを特徴と
    する請求項1記載の光ディスクドライブ方法。
  3. 【請求項3】 上記エラー信号の値が所定の範囲内にあ
    る場合には、上記回転速度を制御する制御ループが位相
    ロック状態となったときに、上記リトライを実行するこ
    とを特徴とする請求項1記載の光ディスクドライブ方
    法。
  4. 【請求項4】 光ディスクのデータをピックアップを介
    して読み出す際に、リードエラーが発生した場合、当該
    データを再度読み込むリトライ手段を有し、前記リトラ
    イ手段として上記光ディスクの回転数を下げる機能を有
    する光ディスクドライブ装置において、 上記リードエラーが生じた場合に、上記ピックアップの
    出力信号を用いて作成されるエラー信号であって、上記
    ピックアップの姿勢を制御するためのフィードバック信
    号を作成する要素である上記エラー信号をサンプリング
    するサンプリング手段と、 上記エラー信号のサンプリング値に応じて、上記回転数
    を複数の回転数の中から選択的に設定する制御手段とを
    有したことを特徴とする光ディスクドライブ装置。
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