JP2008281337A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型、小出力の吸引装置でエアーフィルターの吸引清掃と換気ができる空気調和機を提供する。
【解決手段】エアーフィルター1の上流側表面に沿って移動可能な吸引ノズル3と、吸引ノズル3に連結された吸引装置6とを備え、吸引ノズル3は、塵埃吸引用の吸引孔21と、吸引孔21の開口面積を変える吸引孔開閉板(図示せず)を有するもので、吸引孔開閉板で前記吸引孔21の一部だけ開口させて、吸引ノズル3を移動させながら吸引することで、強い吸引力を確保しながら、吸引風量が低下することで、小さな動力の吸引装置でエアフィルター1の吸引清掃を行うことができ、吸引孔21を全開させて吸引することで、通風抵抗が大幅に低減し、風量が増加するので部屋の空気の換気にも利用できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィルターの清掃を自動的に行う空気調和機に関するものである。
従来の空気調和機では、熱交換器の前面に、空気調和機の本体内部へ埃が侵入することを防ぐためのエアフィルターが設けられており、このエアフィルターは付着した塵埃を手や外部の電気掃除機などで清掃できるように、空気調和機本体に着脱自在に設けられていた。このようなエアフィルターは頻繁なメンテナンスが必要となるだけでなく、メンテナンスが行われるまでの間にはエアフィルターが徐々に目詰まりしていき、その結果、熱交換器を通過する風量が低下して空調能力が低下して消費電力の増大につながることとなる。
このため、エアフィルターのメンテナンスの手間を低減する目的で、駆動軸に張架したベルト状のエアフィルターと、前記エアフィルターの表面に接する回転ブラシを設け、前記駆動軸を回転させてエアフィルターを移動させながら、その表面に堆積した塵埃を回転ブラシを回転させて掻きとるようにした空気調和機がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−74521号公報
しかしながら、上記のブラシでエアフィルターに付着した塵埃を掻きとる空気調和機では、ブラシとエアフィルターがお互いにこすられるためブラシに塵埃が絡みついたり、ブラシが摩耗もしくは変形して集塵性能が低下するなどの問題があった。また、ブラシがエアフィルターの全幅に渡って設けられるため、ブラシを回転させるのに高トルクを要し、そのためブラシの駆動手段が大きなものになり、その収納スペースの確保のために空気調和機本体が大型化するという問題があった。
こうした観点から、エアフィルターを自動清掃する方法としては、エアフィルターに付着した塵埃を吸引ノズルにて吸引し、吸引された塵埃を集塵装置に集塵もしくは室外へ排出するのが好ましい。
しかし、この方法において、エアフィルター全面を清掃するために吸引ノズルにエアフィルター全長に相当する長いスリット状の吸引孔を設けて、吸引孔よりエアフィルターに付着した塵埃を吸引清掃するのが良いが、吸引孔全域から吸引しようとした場合には吸引風量が多くなるため吸引装置の出力が非常に大きくなり、電力を消費するだけでなく空気調和機本体内部への吸引装置の内蔵が困難となる課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、小出力・小型の吸引装置でエアフィルターの吸引清掃ができると共に、換気機能も備えた空気調和機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機は、熱交換器と、前記熱交換器に流入する空気に含まれる塵埃を捕集するエアフィルターと、前記エアーフィルターの上流に設けられ塵埃を吸引する吸引ノズルと、前記吸引ノズルに連結された吸引装置と、前記吸引装置の排気側に接続され屋外と連通する排気ダクトと、前記吸引装置が停止している状態の時に前記排気ダクトから吸引ノズルに向けて屋外からの風が逆流するのを防止す
る開閉板とを備えたもので、前記開閉板を全閉することで、吸引装置の待機時に吸引ノズル側に空気の逆流が発生することを防止することができる。
本発明の空気調和機は、極めて小型かつ小出力の吸引装置でエアフィルターに付着した塵埃を自動的に吸引清掃してメンテナンスの手間を大幅に軽減するとともに、吸引ノズルを利用して換気を行い、室内の空気を常に清浄に維持することができるものである。さらに、吸引装置の待機時に空気の逆流防止の効果を有する。
第1の発明は、熱交換器と、前記熱交換器に流入する空気に含まれる塵埃を捕集するエアフィルターと、前記エアーフィルターの上流に設けられ塵埃を吸引する吸引ノズルと、前記吸引ノズルに連結された吸引装置と、前記吸引装置の排気側に接続され屋外と連通する排気ダクトと、前記吸引装置が停止している状態の時に前記排気ダクトから吸引ノズルに向けて屋外からの風が逆流するのを防止する開閉板とを備えたもので、前記開閉板を全閉することで、吸引装置の待機時に吸引ノズル側に空気の逆流が発生することを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和機のエアフィルターの取り付け部を示す斜視図である。
図において、1は、熱交換器(図示せず)に流入する空気に含まれる塵埃を捕集するエアフィルターで、フィルター枠1aと、フィルター網1bから構成され、そのエアフィルター1の上流側表面に沿って移動可能な吸引ノズル3が設けられている。吸引ノズル3はフィルター枠1aの上下端に設置されたガイドレール4で支持され、エアフィルター1の表面と極めて狭い間隙を保って円滑に左右に移動することができる。
また、吸引ノズル3のエアフィルター1側の面には、2〜3mmの幅のスリット状の吸引孔21が設けてあり、エアフィルター1上に付着した塵埃はこの吸引孔21より吸引される。さらに、吸引ノズル3には吸引ダクト5の一端が連結され、吸引ダクト5の他端は、吸引風を生成する電動送風機(図示せず)を内蔵した吸引装置6に連結されている。吸引ダクト5は吸引ノズル3の左右の移動に差し支えないように可撓性に優れた蛇腹ホースなどからなり、折り曲げ可能に形成されている。
さらに、吸引装置6の排気側は、室外と連通する排気ダクト7に接続されている。吸引ノズル3により吸引されたエアフィルター1の塵埃は吸引ダクト5、吸引装置6、排気ダクト7を経由して室外へ排出される。
図2は、前記吸引ノズル3の内部構造を示す概略透視図である。なお、吸引ノズル3は、図1に示されるように、エアフィルター1に沿って折れ曲がった構造をとるが、説明を容易にする為に、図2においては吸引ノズル3を真直に伸ばした状態で記載している。吸引ノズル3にはエアフィルター1に付着した塵埃を吸引するスリット状の吸引孔21が設けられており、この吸引孔21は吸引孔A21a、吸引孔B21b、吸引孔C21c、吸引孔D21dに4分割されている。
吸引ノズル3内には、各々の吸引孔A〜D(21a〜21d)に対応して設けられると
共に水平方向に往復移動して前記吸引孔A〜D(21a〜21d)を開閉する吸引孔開閉板22a〜22dが設けられている。
図2は、吸引孔A〜D(21a〜21d)のうち、吸引口A21aのみを開として、他の吸引孔B〜D(21b〜21d)が閉じられている状態を示している。この状態で吸引装置6を運転して吸引を行った場合、吸引される風の流れは図中の白矢印のようになり、吸引孔A21aのみで吸引されることとなる。図3は吸引孔B21bのみを開として、他の吸引孔A、C、D(21a、21c、21d)は閉じられ、吸引孔B21bのみで吸引されることとなる。同様にして吸引孔C21c、吸引孔D21dを順次開の状態がつくれる。
次に、上記構成の吸引ノズル3にてエアフィルター1の全面を吸引清掃を行う際の具体的動作について説明する。
まず、図2に示すように、吸引孔開閉板22aを右方に移動させて吸引孔A21aのみを開き、吸引装置6を運転しながら吸引ノズル3をガイドレール4に沿って往復移動させることで、吸引口A21aに対応するエアフィルター1の(1)の範囲で全幅に渡って吸引清掃が行なわれる。次に、図3に示すように、吸引孔開閉板22aを左方に移動させて、吸引孔A21aを閉じると共に、吸引孔開閉板22bを右方に移動させて、吸引孔B21bを開き、吸引装置6を運転しながら吸引ノズル3をガイドレール4に沿って往復移動させて、吸引口B21bに対応するエアフィルター1の(2)の範囲で全幅に渡って吸引清掃を行う。同様にして順番に、吸引孔B21bを閉じて吸引孔C21cを開き、吸引孔C21cを閉じて吸引孔D21dを開いて、吸引運転を行うことにより、エアフィルター1の(3)、(4)の範囲を吸引清掃し、エアフィルター1の全面の吸引清掃を終える。
このようにすることで、各吸引孔を通過する風量は、全吸引孔で吸引した場合(吸引孔A〜D(21a〜21d)を全て開で運転した場合)の1/4に減少するが、吸引開口面積が絞られることになるので、各吸引孔A〜D(21a〜21d)での風速は必要風速を確保でき、十分な吸引力が得られる。
ここで、全吸引孔A〜D(21a〜21d)を全て開き、必要風速にて同時吸引する場合の必要動力と、吸引孔A〜D(21a〜21d)を1つづつ開いて吸引した場合のそれと比較すると、(必要動力は風量の3乗に比例するので)必要動力は1/64まで低減できることになる。このように吸引装置6に必要とされる動力は極めて小さいもので済ますことができ、その分吸引装置6の小型化が図れるものである。
また、吸引孔A〜D(21a〜21d)を全て開けて全体の開口面積を広げると、その部分での風速が落ちることにより通風抵抗を大幅に低減することができるので、吸引装置6の出力は同じでも風量は大きく増加する(当然吸引力は大幅に低下しているので、この状態では吸引清掃はしない)。これを利用して、部屋の換気に必要な風量を吸引ノズル3から流すことが可能となり、吸引ノズル3を利用して空気調和機に換気のモードを持たせることができる。
さらに、吸引装置6が停止している状態(待機状態)の時、屋外に強風が吹くと屋外に連通している排気ダクト7から吸引ノズル3へ向けて風が逆流し、吸引ノズル3内部に付着した塵埃が噴出すことがあるが、この場合は吸引孔A〜D(21a〜21d)を全て閉じることでこうした逆流を防止できる。
このように本実施の形態によれば、吸引装置6の小型化が図れるだけでなく、吸引ノズル3に換気機能を付加したり、逆流防止の機能を持たせることも可能となる。
また、本実施の形態に示すように、吸引孔開閉板22a〜22dを吸引ノズル3内に内蔵し、なおかつ吸引孔A〜D(21a〜21d)に対し水平方向に往復移動させる構成により、吸引ノズル3を薄く構成することが可能であり、空気調和機本体が大きくなることを極力抑制することも可能となる。加えて、図1に示されるように、吸引ノズル3がL字状に曲がっていても問題なく構成することができ、吸引ノズル3の設計に自由度を持たせることができる。
図4は本実施の形態における吸引ノズル3の内部構造を示す概略斜視図である(分かり易くするため吸引孔C21c、吸引孔D21dを代表して示す)。
この図では、吸引孔C21cは閉、吸引孔D21dは開の状態にある。(吸引孔A〜Dにも同様の機構を設ける)。吸引孔開閉板22a〜22dのそれぞれに、吸引孔A〜D(21a〜21d)のそれぞれを閉じる方向に付勢する1対のバネ41と、前記バネ41の付勢力に抗して引っ張るためのワイヤー42を設け、吸引孔開閉板22a〜22dはバネ41の力によって通常は閉の位置に固定されている(図中では、吸引孔C21cの状態)。
各吸引孔開閉板22a〜22dを開にする時は、ワイヤー42をバネ41の力に抗して引っ張ることで行う(図中吸引孔D21dの状態)。ワイヤー42を引っ張る方法としてはモーター(図示せず)で巻き上げたり、ワイヤー42にアクチュエータ・ワイヤー(ワイヤーに通電することでワイヤーが収縮し、引っ張る作用を得る)を用いる方法などがある。 この方法によれば、駆動力伝達に細いワイヤー42を用いることで、吸引ノズル3を薄く構成することができ、吸引ノズル3の付加により空気調和機本体が大きくなることを抑制することができる。
また、吸引ノズル3が真直(フラット)な仕様においては、図5に示すように、各吸引孔開閉板22a〜22dの一端を中心に各吸引孔A−D(21aから21d)に対し水平方向に回転させる機構にしても良い。こうした構成をとることで、より簡易な構成となり、コストを抑えることが可能になるとともに、塵埃の流通路の障害物も減るので通風抵抗を低減させることが可能となる。
上述のバネ41とワイヤー42を用いた吸引孔開閉板22a〜22dの駆動方法の他にも、図6に示すように、各吸引孔開閉板22a〜22dに鋸状歯61を設け、この鋸状歯61にかみ合わせた歯車62をモーター63で駆動することで吸引孔開閉板22を駆動するようにしたり、図7に示すように、各吸引孔開閉板22a〜22dにねじ溝を切った立て板71(図中には表れていないが、内部にねじ溝を切ってある)を設け、この立て板71のねじ溝にかみ合う回転シャフト72を貫通し、回転シャフト72をモーター73にて駆動するようにしても良い(図5〜図7においても図4同様に吸引孔C、Dを代表して示している)。これらの方法によれば、吸引孔開閉板22a〜22dの開閉動作を強い力で確実に行え、吸引孔21a〜21dの開閉動作不良により、吸引清掃性能が低下することを防止することができる。あるいは、特に図示しないが、電磁石やサーボモーターを用いて各吸引孔開閉板22a〜22dを駆動する方法なども容易に考えられのはいうまでもない。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2における空気調和機の吸引ノズル3の部分斜視図である。なお、上記実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
上記実施の形態1においては、吸引孔開閉板22a〜22dの動作は、いずれも吸引孔
A−D(21aから21d)に対し水平方向に往復移動、もしくは回転させるようにした。これに対し、本実施の形態では、各吸引孔開閉板22a〜22dをバネ41で各吸引孔A−D(21a〜21d)を閉じる方向に付勢するとともに、ワイヤー42で吸引孔開閉板22a〜22dを各吸引孔A−D(21a〜21d)に対し垂直方向に往復(図中では、上下に移動)させて、各吸引孔A−D(21a〜21d)を開閉するようにしたものである。
あるいは、図9に示すように、各吸引孔開閉板22a〜22dの一側(図中では左側)を回動自在に支持し、さらに、ねじり型のバネ42で各吸引孔A−D(21a〜21d)を閉じる方向に付勢し、ワイヤー42で、前記バネ42の付勢力に抗して各吸引孔開閉板22a〜22dを回動させて、各吸引孔A−D(21a〜21d)を開閉するようにしても良い。
図8、図9に示した形態では、いずれも、各吸引孔開閉板22a〜22dの開閉駆動にバネとワイヤーを用いているが、実施の形態1の図6、図7にて説明した鋸状歯や回転シャフトを用いる方法、さらには電磁石を用いた方法も応用できるのは容易である。
上記構成によれば、各吸引孔開閉板22a〜22dを、各吸引孔A−D(21a〜21d)に対し垂直方向の動きにすることにより、水平動作させる場合に比して各吸引孔開閉板22a〜22dの往復動作分のスペースが不要になり、吸引ノズル3の横幅を小さく形成でき、吸引ノズル3によって空気調和機の熱交換器を通る流通風量が妨害されて風量低下を招くことを抑制することができ、吸引ノズル3の内蔵と、空気調和機の性能を両立させることが可能となる。
(実施の形態3)
図10は、本発明の実施の形態3における空気調和機の吸引ノズル3の断面図(図8のE−E断面図)である。なお、上記実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
各吸引孔開閉板22a〜22dで各吸引孔A−D(21a〜21d)を閉じる時には、完全にシールされるのが好ましい。もし、吸引孔A−D(21a〜21d)に異物が付着していて、閉じた時に吸引孔開閉板22a〜22dが若干でも浮いた状態となると、そこから吸引漏れが発生し、吸引清掃用に吸引孔A−D(21a〜21d)のひとつが開いている時に、その部分での吸引力が大きく低下してしまうこととなる。
本実施の形態は、上記のような吸引漏れが発生しないようにするもので、図10に示すように、 各吸引孔開閉板22a〜22dの各吸引孔A−D(21a〜21d)の周縁と接する部分に弾性材料からなるシール材91を貼付したものである。
以上の構成により、図10(a)に示すように、吸引孔A−D(21a〜21d)に異物が付着していても、図10(b)に示されるように、吸引孔開閉板22a〜22dで閉じた時にシール材91が弾性をもって変形することで隙間を塞ぎ、吸引漏れを防止し、開となっている吸引孔で充分な吸引性能を確保することが可能となる。
(実施の形態4)
図11は、本発明の実施の形態4における空気調和機の吸引ノズル3の概略透視図である。なお、上記実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
上記実施の形態1において説明したように、吸引孔A−D(21a〜21d)の全てを
開とすることで部屋の換気に必要な風量を吸引ノズル3から流すことが可能となる。この場合、換気風量をより増大させるには、各吸引孔A−D(21a〜21d)での風速を出来るだけ低減したほうが良いので、各吸引孔A−D(21a〜21d)の幅を大きくし開口面積を広げた方がよい。しかしながら、その開口面積を単に大きくしてしまうと、今度は吸引清掃を行う場合の風速が低下してしまい、清掃性能が低下してしまう。そこで本実施の形態では、吸引清掃時と換気時で、吸引孔A−D(21a〜21d)の各開口面積を調整できるようにしたものである。
図11において、各吸引孔A−D(21a〜21d)の全開口幅は広めに、例えば10mmに形成されている。そしてエアフイルター1の吸引清掃時には、図11(a)に示すように、例えば吸引孔開閉板22bで吸引孔B21bを3mmのみ開けるようにする(他の吸引孔A、C、D(21a、21c、21d)を開ける時も同様に行なう)。こうすることにより、吸引風量を絞り込み、風速を上昇させて吸引性能を上げることができる。
次に、吸引孔A−D(21a〜21d)の全部を開けて行なう換気の時は、各吸引孔A−D(21a〜21d)を幅10mmまで全開することにより、大きく吸引風速を低下させることになる。これにより、通風抵抗は大幅に低減し、吸引装置6の出力を上げることなく、大きな換気風量を得ることができる。また、風速が低下することにより、吸引孔A−D(21a〜21d)で発生する笛音も低下し、長時間使用する換気モードには好ましいものとすることができる。このように、吸引清掃性能と換気性能を両立させることが可能となる。
なお、上記実施の形態では、吸引ノズル3の具体的な移動機構について触れなかったが、たとえば、吸引ノズル3を一方向に付勢する弾性体と、前記弾性体の付勢力に抗する方向に引き出されたワイヤー又は紐をそれぞれ吸引ノズル3に連結し、そのワイヤー又は紐を駆動モーターで巻き上げたり、緩めたりする事で、吸引ノズル3を左右に移動させるようにすれば良い。或いは、ガイドレール4の一方を長尺のボルトで形成し、吸引ノズル3側に前記ボルトにねじ嵌合するナットを取り付け、前記ボルトを駆動モータで正転、反転させて、吸引ノズル3を左右に移動させるようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、内蔵された極めて小型かつ小出力の吸引装置でエアフィルターに付着した塵埃を自動的に吸引清掃することができるとともに、吸引装置の待機時に空気の逆流を防止することができるので、空気調和機以外にもエアフィルターを有する各種送風機器、空気清浄機器、電源装置などにも適用できるものである。
本発明の実施の形態1における空気調和機のエアフィルターの取り付け部の斜視図 同空気調和機の吸引ノズルの内部を示す概略透視図 同吸引ノズルの内部を示す概略透視図 同吸引ノズルの内部構成を示す部分概略斜視図 他の例を示す吸引ノズルの内部構成を示す部分概略斜視図 さらに他の例を示す吸引ノズルの内部構成を示す部分概略斜視図 さらに他の例を示す吸引ノズルの内部構成を示す部分概略斜視図 本発明の実施の形態2における空気調和機の吸引ノズルの内部構成を示す部分概略斜視図 他の例を示す吸引ノズルの内部構成を示す部分概略斜視図 (a)本発明の実施の形態3における空気調和機の吸引ノズルの断面図、(b)同吸引ノズルの断面図 (a)本発明の実施の形態4における空気調和機の吸引ノズルの内部構成を示す概略透視図、(b)同吸引ノズルの動作をを示す概略透視図
符号の説明
1 エアーフィルター
3 吸引ノズル
6 吸引装置
21 吸引孔
22 吸引孔開閉板
41 バネ
42 ワイヤー
61 鋸状歯
91 シール材

Claims (1)

  1. 熱交換器と、前記熱交換器に流入する空気に含まれる塵埃を捕集するエアフィルターと、前記エアーフィルターの上流に設けられ塵埃を吸引する吸引ノズルと、前記吸引ノズルに連結された吸引装置と、前記吸引装置の排気側に接続され屋外と連通する排気ダクトと、前記吸引装置が停止している状態の時に前記排気ダクトから吸引ノズルに向けて屋外からの風が逆流するのを防止する開閉板とを備えたことを特徴とする空気調和機。
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