JP2008280251A - 多層錠及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】多層錠の層間剥離を防止し、速放性と持続性を兼ね備えた多層錠及びその製造方法を提供する。
【解決手段】平均粒子径が10〜60μm、緩め見掛密度が0.2〜0.4g/ml、ヒドロキシプロポキシル基置換度が5〜16質量%である低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む少なくとも一層を備えてなる多層錠を提供する。本発明の好ましい実施形態の一つとして、さらに、20℃における2質量%水溶液の粘度が100MPa・s以上であるヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む少なくとも一層を備えてなる多層錠を提供する。
【選択図】なし
【解決手段】平均粒子径が10〜60μm、緩め見掛密度が0.2〜0.4g/ml、ヒドロキシプロポキシル基置換度が5〜16質量%である低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む少なくとも一層を備えてなる多層錠を提供する。本発明の好ましい実施形態の一つとして、さらに、20℃における2質量%水溶液の粘度が100MPa・s以上であるヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む少なくとも一層を備えてなる多層錠を提供する。
【選択図】なし
Description
本発明は、医薬品又は食品分野等において用いられる多層錠及びその製造方法に関するものである。
多層錠は、数種類の処方成分が段階的に圧縮成型され、同一の錠剤内に収められた錠剤をいい、下記に示すような利点がある。
配合禁忌を起こす可能性のある薬物を個々の層に配置することで、錠剤内での配合変化を阻止することができる。
更に、配合禁忌となる2種以上の薬物の配合変化が容易に発生する場合には、配合変化を起こさない成分の層を間に介して、その両側に配合変化を発生する薬物を配置することで配合変化を阻止することができる。
各層を識別しやすいように別々の着色を施すことができる。
各層に含まれる成分の内容や配合を適宜設定することにより、即効性、持続性をコントロールできる。
配合禁忌を起こす可能性のある薬物を個々の層に配置することで、錠剤内での配合変化を阻止することができる。
更に、配合禁忌となる2種以上の薬物の配合変化が容易に発生する場合には、配合変化を起こさない成分の層を間に介して、その両側に配合変化を発生する薬物を配置することで配合変化を阻止することができる。
各層を識別しやすいように別々の着色を施すことができる。
各層に含まれる成分の内容や配合を適宜設定することにより、即効性、持続性をコントロールできる。
一方で、単一の粉体を圧縮成形する通常の打錠に対して、各粉体を多段階に圧縮成形する多層錠の製造においては、層間剥離が発生し易いという問題がある。
この問題を解決する方法として、特許文献1では、比表面積を増大した乳糖を用いることにより、成形性を向上させることが記載されている。
特許文献2では、互いに接する層を形成する粉粒体の平均粒子径の比率を1:2から1:50にすることにより、層間剥離を抑制することが記載されている。
特許文献3では、ある特定の見掛密度を有する微結晶セルロースを使用することにより、層間剥離を抑制することが記載されている。
特開平5−163138号公報
特開2000−336027号公報
特開2003−144528号公報
この問題を解決する方法として、特許文献1では、比表面積を増大した乳糖を用いることにより、成形性を向上させることが記載されている。
特許文献2では、互いに接する層を形成する粉粒体の平均粒子径の比率を1:2から1:50にすることにより、層間剥離を抑制することが記載されている。
特許文献3では、ある特定の見掛密度を有する微結晶セルロースを使用することにより、層間剥離を抑制することが記載されている。
しかし、本発明者らは、特許文献1〜3に開示された方法には、以下の問題があることを見出している。
特許文献1の方法では、乳糖のみを結合剤とした場合スティッキング等の打錠障害が発生し易い。 また、崩壊時間が延長して目的の薬物溶出性を示さない場合がある。
特許文献2の方法では、それぞれの層を形成する顆粒について、それぞれ粒度を調整することが必要となり簡便さに欠ける。
特許文献3では、微結晶セルロースを用いる場合には添加量が多くなること、崩壊性が不十分である微結晶セルロースを使用した場合、崩壊が遅くなって溶出後半で薬物が最後まで溶出されず、目的の薬物溶出性を示さない場合がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、多層錠の層間剥離を防止し、速放性と持続性を兼ね備えた多層錠及びその製造方法を提供するものである。
特許文献1の方法では、乳糖のみを結合剤とした場合スティッキング等の打錠障害が発生し易い。 また、崩壊時間が延長して目的の薬物溶出性を示さない場合がある。
特許文献2の方法では、それぞれの層を形成する顆粒について、それぞれ粒度を調整することが必要となり簡便さに欠ける。
特許文献3では、微結晶セルロースを用いる場合には添加量が多くなること、崩壊性が不十分である微結晶セルロースを使用した場合、崩壊が遅くなって溶出後半で薬物が最後まで溶出されず、目的の薬物溶出性を示さない場合がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、多層錠の層間剥離を防止し、速放性と持続性を兼ね備えた多層錠及びその製造方法を提供するものである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を行なった結果、多層錠において特定の物性を有する低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含むことにより、層間剥離が無く、速放性に優れた多層錠が得られることを見出し、本発明をなすに至ったものである。また、本発明の好ましい実施形態の一つとして、多層錠の少なくとも一層が特定の物性を有する低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含み、残りの少なくとも一層がヒドロキシプロピルメチルセルロースを含むことにより、層間剥離が無く、速放性及び徐放性を兼ね備えた多層錠も得られる。
具体的には、平均粒子径が10〜60μm、緩め見掛密度が0.2〜0.4g/ml、ヒドロキシプロポキシル基置換度が5〜16質量%である低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む少なくとも一層を備えてなる多層錠を提供する。本発明の好ましい実施形態の一つとして、さらに、20℃における2質量%水溶液の粘度が100MPa・s以上であるヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む少なくとも一層を備えてなる多層錠を提供する。
また、本発明は、平均粒子径が10〜60μm、緩め見掛密度が0.2〜0.4g/ml、ヒドロキシプロポキシル基置換度が5〜16質量%である低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む粉体を打錠する工程と、上記工程に先立って又は上記工程後に、20℃における2質量%水溶液の粘度が100MPa・s以上であるヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む粉体を打錠する工程とを含んでなる多層錠の製造方法を提供する。本発明の好ましい実施形態の一つでは、上記少なくとも二つの打錠工程において、先に行う工程の打錠圧が、その後に行う工程の打錠圧よりも低くなる。
具体的には、平均粒子径が10〜60μm、緩め見掛密度が0.2〜0.4g/ml、ヒドロキシプロポキシル基置換度が5〜16質量%である低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む少なくとも一層を備えてなる多層錠を提供する。本発明の好ましい実施形態の一つとして、さらに、20℃における2質量%水溶液の粘度が100MPa・s以上であるヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む少なくとも一層を備えてなる多層錠を提供する。
また、本発明は、平均粒子径が10〜60μm、緩め見掛密度が0.2〜0.4g/ml、ヒドロキシプロポキシル基置換度が5〜16質量%である低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む粉体を打錠する工程と、上記工程に先立って又は上記工程後に、20℃における2質量%水溶液の粘度が100MPa・s以上であるヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む粉体を打錠する工程とを含んでなる多層錠の製造方法を提供する。本発明の好ましい実施形態の一つでは、上記少なくとも二つの打錠工程において、先に行う工程の打錠圧が、その後に行う工程の打錠圧よりも低くなる。
本発明によれば、層間剥離が無く、速放性、徐放性を有する多層錠が得られる。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明における低置換度ヒドロキシプロピルセルロースは、水不溶性ポリマーで吸水して膨潤する特性を有する。この特性から医薬品、健康食品等の崩壊剤として汎用されている。具体的にはグルコース環の水酸基の一部がヒドロキシプロポキシル基で5〜16質量%、好ましくは10〜14質量%置換されたものである。ヒドロキシプロポキシル基が5質量%未満だと吸水後の膨潤性が低く目的の崩壊性を示さず、結合性も低下する恐れがある。16質量%を超えると膨潤性は高くなり結合性は向上するが、水溶性が強くなって目的の崩壊性を示さない上に、成型された錠剤の崩壊時間が長くなる恐れがある。なお、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースのヒドロキシプロポキシル基置換度の測定は、第15改正日本薬局方に記載されている方法に従って行なう。
本発明における低置換度ヒドロキシプロピルセルロースは、水不溶性ポリマーで吸水して膨潤する特性を有する。この特性から医薬品、健康食品等の崩壊剤として汎用されている。具体的にはグルコース環の水酸基の一部がヒドロキシプロポキシル基で5〜16質量%、好ましくは10〜14質量%置換されたものである。ヒドロキシプロポキシル基が5質量%未満だと吸水後の膨潤性が低く目的の崩壊性を示さず、結合性も低下する恐れがある。16質量%を超えると膨潤性は高くなり結合性は向上するが、水溶性が強くなって目的の崩壊性を示さない上に、成型された錠剤の崩壊時間が長くなる恐れがある。なお、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースのヒドロキシプロポキシル基置換度の測定は、第15改正日本薬局方に記載されている方法に従って行なう。
本発明の低置換度ヒドロキシプロピルセルロースの平均粒子径は、10〜60μm、より好ましくは20〜55μm、更に好ましくは10〜40μmである。平均粒子径が10μm未満では吸水膨潤性の低下による崩壊性の低下が懸念され、60μmを超えると比表面積の低下により、互いに接する層間の結合力が低下し、層間剥離が発生しやすくなる恐れがある。なお、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースの平均粒子径は、レーザー回折法を用いて測定することができ、例えばSympatec社のHellos&Rodosシステムが挙げられる。
また、本発明の低置換度ヒドロキシプロピルセルロースの緩め見掛密度は0.2〜0.4g/mlである。 0.2g/ml未満では嵩高くなり流動性が低下するため打錠時に定量供給できなくなる恐れがある。 一方、0.4 g/mlを超えると低置換度ヒドロキシプロピルセルロースの結合性に重要な働きをする繊維状粒子が少なくなり、互いに接する層間の結合力が低下し、層間剥離が発生しやすくなる恐れがある。緩め見掛密度の測定は、直径5.03cm、高さ5.03cm(容積100ml)の円筒容器(材質:ステンレス)へ試料をJISの22メッシュ(710μm)のふるいを通して、上方23cmから均一に供給し、上面をすり切って秤量することによって行なうことができる。
多層錠中の少なくとも一層に含まれる低置換度ヒドロキシプロピルセルロースの含有量は、少なくとも一つの層につき、好ましくは1〜20質量%、更に好ましくは2〜10質量%である。 1質量%未満では目的の錠剤硬度及び崩壊性を有する多層錠を得ることができない恐れがある。一方、20質量%を超えると成形性、崩壊性に顕著な向上がみられず、錠剤径が大きくなる恐れがある。
更に本発明では、徐放性を付与する目的で、多層錠の少なくとも1層にヒドロキシプロピルメチルセルロースを使用することが好ましい。 本発明に用いるヒドロキシプロピルメチルセルロースは、グルコース環の水酸基の一部がメトキシル基で22〜29質量%及びヒドロキシプロポキシル基で8〜12質量%置換されたものであり、水溶性を示す。 薬物との混合物を圧縮成形したものは、水和後、速やかにゲル層を形成することにより、薬物はそのゲル層を通過して溶出されるため薬物溶出を徐放化できる。メトキシ基が上記範囲外の場合水溶性を示さなくなる恐れがあり、ヒドロキシプロポキシル基が8質量%未満では水和速度が低下して、ゲル層が形成できない恐れがあり、12質量%を超えても水和速度の顕著な上昇はみられない。
本発明に用いるヒドロキシプロピルメチルセルロースとしては、20℃における2質量%水溶液の粘度が100mPa・s以上のものが好ましい。粘度が100mPa・s未満では目的の徐放性を示さない恐れがある。上限は特にないが、20℃における2質量%水溶液粘度が100,000mPa・s程度ものが好ましい。粘度がこれを超えた高粘度品を使用しても徐放効果に顕著な効果はみられない。
なお、粘度の値は、B型粘度計を用いた測定結果による。
なお、粘度の値は、B型粘度計を用いた測定結果による。
本発明に用いるヒドロキシプロピルメチルセルロースの平均粒子径は、好ましくは40〜80μm、より好ましくは40〜60μmである。粒子径の小さい方が、比表面積が増大し、圧縮成形性は向上し、水和速度も速くなる傾向があるが、40μm未満では顕著な効果の向上がみられない恐れがある。一方、80μmを超えると圧縮成形性が低下し、水和速度も低下するため目的の徐放性を示さなくなる恐れがある。なお、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの平均粒子径はレーザー回折法を用いて測定することができる。
多層錠中のヒドロキシプロピルメチルセルロースの含有量は、少なくとも一つの層につき、好ましくは20〜60質量%である。 20質量%未満では水和後、ゲル層を形成できずに徐放性を示さなくなる恐れがある。 一方、60質量%を超えると薬物溶出速度が低下しすぎて、所定の薬物放出量が得られなくなる恐れがある。
本発明によれば、活性成分として薬物を含むことができる。
本発明に用いることができる薬物としては、特に限定されず、中枢神経系薬物、循環器系薬物、呼吸器系薬物、消化器系薬物、抗生物質及び化学療法剤、代謝系薬物、ビタミン系薬物等が挙げられる。
中枢神経系薬物としては、ジアゼパム、イデベノン、アスピリン、イブプロフェン、パラセタモール、ナプロキセン、ビロキシカム、ジクロフェナック、インドメタシン、スリンダック、ロラゼバム、ニトラゼパム、フェニトイン、アセトアミノフェン、エテンザミド、ケトプロフェン等が挙げられる。
循環器系薬物としては、モルシドミン、ビンポセチン、プロプラノロール、メチルドパ、フロセミド、トリアムテレン、ニフェジビン、アテノロール、スピロノラクトン、トプロロール、ビンドロール、カプトプリル、硝酸イソソルビト等が挙げられる。
呼吸器系薬物としては、アムレキサノクス、デキストロメトルファン、テオフィリン、プソイドエフェドリン、サルブタモール、グアイフェネシン等が挙げられる。
消化器系薬物としては、2−[{3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−ピリジル}メチルスルフィニル]ベンズイミダゾール及び5−メトキシ−2−[(4−メトキシ−3,5−ジメチル−2−ピリジル)メチルスルフィニル]ベンズイミダゾール等の抗潰瘍作用を有するベンズイミダゾール系薬物、シメチジン、ラニチジン、パンクレアチン、ビサコジル、5−アミノサリチル酸等が挙げられる。
抗生物質及び化学療法剤としては、セファレキシン、セファクロール、セフラジン、アモキシシリン、ピバンビシリン、ハカンピシリン、ジクロキサシリン、エリスロマイシン、エリスロマイシンステアレート、リンコマイシン、トキシサイクリン、トリメトプリム/スルファメトキサゾール等が挙げられる。
代謝系薬物としては、セラベプターゼ、塩化リゾチーム、アデノシントリフォスフェート、グリベンクラミド、塩化カリウム等が挙げられる。
ビタミン系薬物としては、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC等が挙げられる。
本発明に用いることができる薬物としては、特に限定されず、中枢神経系薬物、循環器系薬物、呼吸器系薬物、消化器系薬物、抗生物質及び化学療法剤、代謝系薬物、ビタミン系薬物等が挙げられる。
中枢神経系薬物としては、ジアゼパム、イデベノン、アスピリン、イブプロフェン、パラセタモール、ナプロキセン、ビロキシカム、ジクロフェナック、インドメタシン、スリンダック、ロラゼバム、ニトラゼパム、フェニトイン、アセトアミノフェン、エテンザミド、ケトプロフェン等が挙げられる。
循環器系薬物としては、モルシドミン、ビンポセチン、プロプラノロール、メチルドパ、フロセミド、トリアムテレン、ニフェジビン、アテノロール、スピロノラクトン、トプロロール、ビンドロール、カプトプリル、硝酸イソソルビト等が挙げられる。
呼吸器系薬物としては、アムレキサノクス、デキストロメトルファン、テオフィリン、プソイドエフェドリン、サルブタモール、グアイフェネシン等が挙げられる。
消化器系薬物としては、2−[{3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−ピリジル}メチルスルフィニル]ベンズイミダゾール及び5−メトキシ−2−[(4−メトキシ−3,5−ジメチル−2−ピリジル)メチルスルフィニル]ベンズイミダゾール等の抗潰瘍作用を有するベンズイミダゾール系薬物、シメチジン、ラニチジン、パンクレアチン、ビサコジル、5−アミノサリチル酸等が挙げられる。
抗生物質及び化学療法剤としては、セファレキシン、セファクロール、セフラジン、アモキシシリン、ピバンビシリン、ハカンピシリン、ジクロキサシリン、エリスロマイシン、エリスロマイシンステアレート、リンコマイシン、トキシサイクリン、トリメトプリム/スルファメトキサゾール等が挙げられる。
代謝系薬物としては、セラベプターゼ、塩化リゾチーム、アデノシントリフォスフェート、グリベンクラミド、塩化カリウム等が挙げられる。
ビタミン系薬物としては、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC等が挙げられる。
本発明によれば、活性成分として、薬物に限らず、ミネラル類、ハーブ類等を用いることができる。
ミネラル類としては、2000年厚生省より第6次改訂日本人の栄養所要量として発表された12種のミネラル(カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、セレン、クロム、マンガン、銅、モリブデン、カリウム、リン、ヨウ素)が挙げられる。 このようなミネラル類は有機無機ミネラルであっても、無機ミネラルであってもよい。
有機ミネラルとしては、亜鉛酵母、マグネシウム酵母、鉄酵母、セレン酵母のようなミネラルが酵母の菌体内に取り込まれているミネラルや、ヘモグロビンを酵素処理した後、限外濾過もしくは等電点沈殿を行い乾燥して得られるヘム鉄等が挙げられる。また、亜鉛や銅等の金属がタンパクの構成成分であるアミノ酸もしくは有機化合物とミネラルが化学的に結合したものでも良い。
無機ミネラルとしては、ドロマイト、卵殻カルシウム、サンゴカルシウム、ウニ殻カルシウム、石化海藻カルシウム、真珠カルシウム、牛骨カルシウム、魚骨粉カルシウム、魚鱗片カルシウム、ミルクカルシウム等の食品で使用可能な市販品の天然カルシウム及び天然マグネシウムが挙げられる。
ミネラル類としては、2000年厚生省より第6次改訂日本人の栄養所要量として発表された12種のミネラル(カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、セレン、クロム、マンガン、銅、モリブデン、カリウム、リン、ヨウ素)が挙げられる。 このようなミネラル類は有機無機ミネラルであっても、無機ミネラルであってもよい。
有機ミネラルとしては、亜鉛酵母、マグネシウム酵母、鉄酵母、セレン酵母のようなミネラルが酵母の菌体内に取り込まれているミネラルや、ヘモグロビンを酵素処理した後、限外濾過もしくは等電点沈殿を行い乾燥して得られるヘム鉄等が挙げられる。また、亜鉛や銅等の金属がタンパクの構成成分であるアミノ酸もしくは有機化合物とミネラルが化学的に結合したものでも良い。
無機ミネラルとしては、ドロマイト、卵殻カルシウム、サンゴカルシウム、ウニ殻カルシウム、石化海藻カルシウム、真珠カルシウム、牛骨カルシウム、魚骨粉カルシウム、魚鱗片カルシウム、ミルクカルシウム等の食品で使用可能な市販品の天然カルシウム及び天然マグネシウムが挙げられる。
ハーブ類としては、マリアアザミエキス、ウコンエキス、桑の葉エキス、ゲムネマシルベスタエキス、イチョウ葉エキス、エゾウコギエキス、ブルーベリエキス、セントジョーンズワートエキス、ノコギリヤシ果実エキス、カボチャ種子エキス、甜茶エキス、シソ種子エキス、シソ葉エキス、ルイボス茶エキス、ハトムギエキス、エキナセアエキス、メリロートエキス、プエラリアミリフィカ末、チェストツリーエキス、ザクロ種子エキス、ガルシニアエキス、シトラスアウランチウムエキス、クローブエキス、センテラアジアチカエキス、ブドウ種子エキス、赤ワインエキス、ミレットエキス、ホーステイルエキス、アガリスク茸エキス、マイタケエキス、ニンニクエキス、キダチアロエエキス、プロポリスエキス等が挙げられる。 これらを含むハーブ類は、果実、種子、葉等の粉砕物又は果実、種子、葉等からエタノール水溶液等からの抽出物を分離濃縮し必要に応じて賦形剤等の添加剤を配合して乾燥することによって得られるものが挙げられる。
その他の活性成分として、植物ステロール、紅麹粉末、大豆、大豆胚軸、大豆発酵物、大豆胚軸発酵物、レッドクローバー、葛、大豆抽出物、大豆胚軸抽出物、大豆発酵抽出物、大豆胚軸発酵抽出物、レッドクローバー抽出物、葛抽出物、グルコサミン、コンドロイチン硫酸含有ムコ多糖タンパク、コラーゲンペプチド、分岐鎖アミノ酸、キトサン、シルクペプチド、イノシトール、プロテイン、ビフィズス菌末、乳酸菌末、ビール酵母、クロレラ、スピルリナ、ローヤルゼリー粉末等が挙げられる。
本発明の組成物は、 活性成分の他に、 通常用いられる結合剤、 賦形剤、 崩壊剤、 滑沢剤等の不活性成分を通常用いられる添加量で配合することができる。
結合剤としては、特に限定されないが、D−マンニトール、コーンスターチ等が挙げられる。
賦形剤としては、特に限定されないが、ラクトース等が挙げられる。
崩壊剤としては、特に限定されないが、カルメロースカルシウム等が挙げられる。
滑沢剤としては、特に限定されないが、ステアリン酸マグネシウム、タルク等が挙げられる。
結合剤としては、特に限定されないが、D−マンニトール、コーンスターチ等が挙げられる。
賦形剤としては、特に限定されないが、ラクトース等が挙げられる。
崩壊剤としては、特に限定されないが、カルメロースカルシウム等が挙げられる。
滑沢剤としては、特に限定されないが、ステアリン酸マグネシウム、タルク等が挙げられる。
多層錠には、配合禁忌となる2種以上の活性成分を個々の層に配置することが出来る。 加えて、各層を識別しやすいように、ビタミンB2に代表される着色成分を配合して、層毎に別の色を配色することが可能である。
本発明の多層錠は、例として上述した活性成分を含む活性成分を用いて、各層に異なる活性成分が配合されていても、各層に同じ活性成分が配合されていても良い。 また、一つの層に2種類以上の活性成分を配合してもよく、更に、活性成分を配合しない層を設けたり、別の目的を有する層を設けて三層以上の多層錠としても良い。 なお、その形状及び質量に左右されることはなく、これらは一般的な製造法に準じて製造することが出来る。 また、それらの層を打錠する順序は任意である。
多層錠を製造する装置としては、市販の多層錠用の打錠機が使用できる。例えば、畑鉄工所社製LSシリーズ、菊水製作所社製NEWGシリーズ、Manesty社製 FlexiTabシリーズ等が利用できる。
本発明の多層錠の製造方法として、例えば速放性と徐放性を兼ね備えた2層錠を製造する場合、速放層には薬物と低置換度ヒドロキシプロピルセルロースとを好ましくはその他の賦形剤、結合剤、崩壊剤等と均一に混合後、滑沢剤を適量混合して1層目用の打錠用ホッパーに充填する。徐放層には、薬物とヒドロキシプロピルメチルセルロースとを好ましくは他の賦形剤、結合剤、崩壊剤等と均一に混合後、滑沢剤を適量混合して2層目用の打錠用ホッパーに充填する。まず、1層目用の粉体を臼に充填し、下杵が下降後、上杵により粉体を圧縮する。 上杵が上昇し、そこに2層目の粉体を充填し、再度、上杵で圧縮する。 その後、錠剤が排出されることにより、多層錠を製造できる。
このように、粉体を直接混合後、打錠する直接打錠法で製造するか、上述の滑沢剤を除いた粉体を造粒後、滑沢剤と混合して打錠する湿式造粒打錠法又は乾式造粒打錠法何れの方法を用いても良い。湿式造粒としては流動層造粒、湿式撹拌造粒等が挙げられ、乾式造粒とは粉体を圧密後、破砕して顆粒状にする方法である。
このように、粉体を直接混合後、打錠する直接打錠法で製造するか、上述の滑沢剤を除いた粉体を造粒後、滑沢剤と混合して打錠する湿式造粒打錠法又は乾式造粒打錠法何れの方法を用いても良い。湿式造粒としては流動層造粒、湿式撹拌造粒等が挙げられ、乾式造粒とは粉体を圧密後、破砕して顆粒状にする方法である。
打錠の圧縮圧は特に限定されないが、1層目の打錠は2層目打錠と比較して低いことが好ましい。1層目の打錠圧が高すぎると層間剥離が発生し易くなる。 1層目の打錠圧としては、10〜50MPaが好ましい。 10MPa未満では1層目の粉体が均一に充填されず、層間の境界線が乱れる場合があったり、錠剤硬度が不足する場合がある。 一方、50MPaを超えると層間剥離が発生する場合がある。2層目の打錠圧は、50〜200 MPaが好ましい。50MPa未満では錠剤硬度が不足する場合があり、200MPaを超えると層間剥離が発生する場合がある。
錠剤の大きさは自由に選択できるが、錠剤径としては6〜12mm程度、錠剤質量としては一錠あたり70〜700mgが好ましい。多層錠の各層の含有量は、25〜75質量%である。
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれらのみに限定させるものではない。
実施例1
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)100g、造粒乳糖(DilactoseS、フロイント産業社製)900g、リボフラビン10gを混合後、ステアリン酸マグネシウム5gを添加して再度混合して打錠用粉体Aを得た。
粉体Aと同じ低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)100g、アセトアミノフェン100g、造粒乳糖(DilactoseS、フロイント産業社製)800gを混合後、ステアリン酸マグネシウム5gを添加して再度混合して打錠用粉体Bを得た。
次に、多層錠用連続打錠機(FlexiTab、Manesty社製)にて、1層目として打錠用粉体A、2層目として打錠用粉体Bを用いて以下の打錠条件で打錠を行い、二層錠を得た。
錠剤質量:1層目は200mg、2層目は200mg、合計1錠あたり400mg
錠剤サイズ: 直径10mmの平型
打錠圧:1層目は25MPa、2層目は250MPa
打錠速度:10錠/分
第15改正日本薬局方に基づく打錠後の錠剤硬度、下記式を用いる第15改正日本薬局方摩損度試験を行った後の層間剥離した錠剤の発生率、及び第15改正日本薬局方の崩壊試験法による、水を試験液とする崩壊時間を求めた。
層間剥離錠剤発生率(%)=(層間剥離錠剤数/試験錠剤数)×100
結果を表1に示す。
実施例1
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)100g、造粒乳糖(DilactoseS、フロイント産業社製)900g、リボフラビン10gを混合後、ステアリン酸マグネシウム5gを添加して再度混合して打錠用粉体Aを得た。
粉体Aと同じ低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)100g、アセトアミノフェン100g、造粒乳糖(DilactoseS、フロイント産業社製)800gを混合後、ステアリン酸マグネシウム5gを添加して再度混合して打錠用粉体Bを得た。
次に、多層錠用連続打錠機(FlexiTab、Manesty社製)にて、1層目として打錠用粉体A、2層目として打錠用粉体Bを用いて以下の打錠条件で打錠を行い、二層錠を得た。
錠剤質量:1層目は200mg、2層目は200mg、合計1錠あたり400mg
錠剤サイズ: 直径10mmの平型
打錠圧:1層目は25MPa、2層目は250MPa
打錠速度:10錠/分
第15改正日本薬局方に基づく打錠後の錠剤硬度、下記式を用いる第15改正日本薬局方摩損度試験を行った後の層間剥離した錠剤の発生率、及び第15改正日本薬局方の崩壊試験法による、水を試験液とする崩壊時間を求めた。
層間剥離錠剤発生率(%)=(層間剥離錠剤数/試験錠剤数)×100
結果を表1に示す。
実施例2
実施例1の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:45μm、緩め見掛密度:0.38g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
実施例1の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:45μm、緩め見掛密度:0.38g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
実施例3
実施例1の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.7質量%、平均粒子径:55μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
実施例1の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.7質量%、平均粒子径:55μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
実施例4
実施例1の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:8.0質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
実施例1の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:8.0質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
実施例5
実施例1の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:8.0質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.21g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
実施例1の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:8.0質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.21g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
実施例6
実施例1の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:5.2質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.23g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
実施例1の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:5.2質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.23g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
実施例7
実施例1の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:15.7質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.36g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
実施例1の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:15.7質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.36g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
比較例1
実施例1の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:65μm、緩め見掛密度:0.47g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
実施例1の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:65μm、緩め見掛密度:0.47g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
比較例2
実施例1の低置換度ヒドロキシプロピルセルロースの代わりに、微結晶セルロース(平均粒子径:50μm、緩め見掛密度0.21g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
実施例1の低置換度ヒドロキシプロピルセルロースの代わりに、微結晶セルロース(平均粒子径:50μm、緩め見掛密度0.21g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
実施例1〜7は比較例と比較して高い錠剤硬度を示し、多層錠での問題であった層間剥離が発生しない錠剤であった。また、微結晶セルロースを用いた比較例2と比較して、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを用いた実施例は優れた崩壊性を示した。
実施例8(二層錠aの作製)
ヒドロキシプロピルメチルセルロース(20℃で2質量%水溶液の粘度:4000mPa・s、メトキシル基:23.1質量%、ヒドロキシプロポキシル基:9.5質量%、平均粒子径:60μm)2kg、アセトアミノフェン500g、造粒乳糖(DilactoseSフロイント産業社製)2.5kg、二酸化ケイ素(Aerogel 200)12.5 gをよく混合し、ステアリン酸マグネシウム25gを添加し、再度混合して打錠用粉体Cを得た。
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)500g、アセトアミノフェン 500g、造粒乳糖(DilactoseSフロイント産業社製)4kg、リボフラビン50g、二酸化ケイ素(Aerogel 200)12.5gをよく混合し、ステアリン酸マグネシウム25gを添加し、再度混合して打錠用粉体Dを得た。
次に、多層錠用連続打錠機(FlexiTab、Manesty社製)にて、1層目として打錠用粉体Cを用い、2層目として打錠用粉体Dを用いて以下の打錠条件で打錠を行い二層錠Uを得た。
錠剤質量:1層目は200mg、2層目は200mg、合計1錠あたり400mg
錠剤サイズ: 直径10mmの平型
打錠圧: 1層目は25MPa、2層目は150MPa
打錠速度:10錠/分
第15改正日本薬局方に基づく打錠後の錠剤硬度、下記式を用いる第15改正日本薬局方摩損度試験を行った後の層間剥離した錠剤の発生率、及び第15改正日本薬局方の溶出試験(パドル法50回転、試験液:水)による溶出率を実施例1〜7と同様に求めた。
層間剥離錠剤発生率(%)=(層間剥離錠剤数/試験錠剤数)×100
結果を表2及び図1に示す。
ヒドロキシプロピルメチルセルロース(20℃で2質量%水溶液の粘度:4000mPa・s、メトキシル基:23.1質量%、ヒドロキシプロポキシル基:9.5質量%、平均粒子径:60μm)2kg、アセトアミノフェン500g、造粒乳糖(DilactoseSフロイント産業社製)2.5kg、二酸化ケイ素(Aerogel 200)12.5 gをよく混合し、ステアリン酸マグネシウム25gを添加し、再度混合して打錠用粉体Cを得た。
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)500g、アセトアミノフェン 500g、造粒乳糖(DilactoseSフロイント産業社製)4kg、リボフラビン50g、二酸化ケイ素(Aerogel 200)12.5gをよく混合し、ステアリン酸マグネシウム25gを添加し、再度混合して打錠用粉体Dを得た。
次に、多層錠用連続打錠機(FlexiTab、Manesty社製)にて、1層目として打錠用粉体Cを用い、2層目として打錠用粉体Dを用いて以下の打錠条件で打錠を行い二層錠Uを得た。
錠剤質量:1層目は200mg、2層目は200mg、合計1錠あたり400mg
錠剤サイズ: 直径10mmの平型
打錠圧: 1層目は25MPa、2層目は150MPa
打錠速度:10錠/分
第15改正日本薬局方に基づく打錠後の錠剤硬度、下記式を用いる第15改正日本薬局方摩損度試験を行った後の層間剥離した錠剤の発生率、及び第15改正日本薬局方の溶出試験(パドル法50回転、試験液:水)による溶出率を実施例1〜7と同様に求めた。
層間剥離錠剤発生率(%)=(層間剥離錠剤数/試験錠剤数)×100
結果を表2及び図1に示す。
実施例9(二層錠bの作製)
実施例8の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.3質量%、平均粒子径:35μm、緩め見掛密度:0.35g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表2及び図1に示す。
実施例8の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.8質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.32g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.3質量%、平均粒子径:35μm、緩め見掛密度:0.35g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表2及び図1に示す。
実施例10(二層錠cの作製)
実施例8の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:14.0質量%、平均粒子径:35μm、緩め見掛密度:0.35g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.3質量%、平均粒子径:35μm、緩め見掛密度:0.35g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表2及び図1に示す。
実施例8の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:14.0質量%、平均粒子径:35μm、緩め見掛密度:0.35g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:10.3質量%、平均粒子径:35μm、緩め見掛密度:0.35g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表2及び図1に示す。
実施例11(二層錠dの作製)
実施例8の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:14.0質量%、平均粒子径:35μm、緩め見掛密度:0.35g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:5.2質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.23g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表2及び図1に示す。
実施例8の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:14.0質量%、平均粒子径:35μm、緩め見掛密度:0.35g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:5.2質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.23g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表2及び図1に示す。
実施例12(二層錠eの作製)
実施例8の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:14.0質量%、平均粒子径:35μm、緩め見掛密度:0.35g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:15.7質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.36g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表2及び図1に示す。
実施例8の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:14.0質量%、平均粒子径:35μm、緩め見掛密度:0.35g/ml)の代わりに、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(ヒドロキシプロポキシル置換度:15.7質量%、平均粒子径:20μm、緩め見掛密度:0.36g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表2及び図1に示す。
実施例13(二層錠fの作製)
実施例8の打錠用粉体Dを1層目とし、打錠用粉体Cを2層目とした以外は、実施例1と同様に行なった結果を表2及び図1に示す。
実施例8の打錠用粉体Dを1層目とし、打錠用粉体Cを2層目とした以外は、実施例1と同様に行なった結果を表2及び図1に示す。
実施例14(二層錠gの作製)
ヒドロキシプロピルメチルセルロース(20℃で2質量%水溶液粘度:100000mPa・s、メトキシル基:23.0質量%、ヒドロキシプロポキシル基:9.8質量%、平均粒子径:62μm)を用いた以外は、打錠用粉体Cと同様して打錠用粉体Eを調製した。打錠用粉体Eを1層目とし、打錠用粉体Dを2層目とした以外は、実施例1と同様に行なった結果を表2及び図1に示す。
ヒドロキシプロピルメチルセルロース(20℃で2質量%水溶液粘度:100000mPa・s、メトキシル基:23.0質量%、ヒドロキシプロポキシル基:9.8質量%、平均粒子径:62μm)を用いた以外は、打錠用粉体Cと同様して打錠用粉体Eを調製した。打錠用粉体Eを1層目とし、打錠用粉体Dを2層目とした以外は、実施例1と同様に行なった結果を表2及び図1に示す。
比較例3(二層錠hの作製)
実施例5の低置換度ヒドロキシプロピルセルロースの代わりに、微結晶セルロース(平均粒子径: 50μm、緩め見掛密度0.21g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
実施例5の低置換度ヒドロキシプロピルセルロースの代わりに、微結晶セルロース(平均粒子径: 50μm、緩め見掛密度0.21g/ml)を用いた以外は、実施例1と同様に行なった結果を表1に示す。
実施例8〜14は、比較例3に比べて層間剥離の発生が抑えられている。加えて、二層錠に用いる粉体の打錠順序による層間剥離発生率への影響がないことも確認できた(実施例13)。 更に、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースは、微結晶セルロースよりも二層錠において速放性に優れていることが明らかになった。 加えて、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの水溶液粘度により、層間剥離発生率には影響がなく、また、徐放特性のコントロールが容易にできることが判った。
Claims (4)
- 平均粒子径が10〜60μm、緩め見掛密度が0.2〜0.4g/ml、ヒドロキシプロポキシル基置換度が5〜16質量%である低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む少なくとも一層を備えてなる多層錠。
- さらに、20℃における2質量%水溶液の粘度が100MPa・s以上であるヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む少なくとも一層を備えてなる請求項1に記載の多層錠。
- 平均粒子径が10〜60μm、緩め見掛密度が0.2〜0.4g/ml、ヒドロキシプロポキシル基置換度が5〜16質量%である低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む粉体を打錠する工程と、
上記工程に先立って又は上記工程後に、20℃における2質量%水溶液の粘度が100MPa・s以上であるヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む粉体を打錠する工程と
を少なくとも含んでなる多層錠の製造方法。 - 上記少なくとも二つの打錠工程において、先に行う工程の打錠圧が、その後に行う工程の打錠圧よりも低い請求項3に記載の多層錠の製造方法。
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